自宅に居ながらにして見えるかも知れない「国際宇宙ステーション」

ここのところの新型コロナウィルス感染者の増え方というのは、色々思うところはありますが、とりあえずは不要不急の外出をしないことが一番の対策であろうと思います。ただ、そんな状況がこれからいつ終わるかわからないわけですから、なかなか生活するのも大変だろうと思います。テレビとインターネットだけではストレスがたまるという方のために、自宅にいながらにして体験できるのが空を見上げることではないでしょうか。

たまたま先日、野口聡一氏が長期滞在している国際宇宙ステーションが日本からかなりの好条件で見えるという情報を仕入れ、自宅の窓から南西方向を見てみました。

国際宇宙ステーションは、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設です。1周約90分というスピードで地球の周りを回っているのですが、太陽が沈んだ頃に日本上空を通過する時には肉眼でも十分に見ることができます。

といっても、宇宙ステーションと肉眼で認識できるくらいの大きさ(飛行機のように)見えるわけではありません。太陽からの光の当たり具合によって違うのですが、夜に出ると出てくる星のように見えるのですが、その星が相当な速さで動いているように見えるのです。

これは、私自身過去に経験したことですが、たまたま星だと思って見た光の点が動くのを見付け、しばらくその動きに注目して見ていたら、いつの間にかすっと消えてしまい、その様子を見ていた友だちとともに「あれは絶対UFOに違いない」と言ったことがありました(^^;)。元々「UFO」という言葉は「未確認飛行物体」のことなので、自分がその正体を知らずに飛行する現象を見たら「UFO」という認識はあながち間違いではないのですが、恐らく私が当時見たのは人工衛星だったと思います。国際宇宙ステーションも人工衛星と同じように見えますが、人が長期滞在できるほど大きいですし、他の人工衛星と比べるとかなり見やすいので、事前の軌道から計算された「日本からの見え方予報」を事前に入手しておき、その事を知らない人や子供と一緒に見ると、かなりびっくりされるのではないかと思います。

性格が悪い方は、事前にインターネットで国際宇宙ステーションが見られる方向と時間をしっかりと調べておき、あたかも宇宙人と交信しているような感じでベランダや外に出て、自分がUFOを呼んだと相手に信じこませるような演技を行なって見せることも可能でしょう(^^;)。宇宙ステーションの場合は、暗い空を求めて山の中に移動しなくても、自宅からでも十分に見えるだけの手軽さがあるので、そのようにして普段はあまり見ることのない夜の星空を家族で楽しみ、改めてコロナ後には自宅とは見え方の違う、天の川の見える星空を見比べるということもできるでしょう。

国際宇宙ステーションの見え方情報は、インターネットで「国際宇宙ステーション お住まいの都市名」で検索するとJAXAのページがヒットします。天気の具合にもよりますが、本日および明日は夕方から夜に見やすいということですので、まだ国際宇宙ステーションを見たことがない方は、ぜひ自宅から見えるかどうか試してみてはいかがでしょうか。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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