月別アーカイブ: 2020年11月

キャッシュレス時代でもまだ必要な「硬貨」の使い方について

今回のエントリーは、それこそ時代の流れとともに不必要になるかも知れませんが、2020年時点ではまだ必要な部分が残っていて、それは日常生活の中でも、さらに旅行先でもあれば便利度が変わってくると思うので、自分の経験とともに紹介してみたいと思います。

前回のエントリーでは自転車の部品交換のために時間を合わせて近くにある自転車屋さんに行ったのですが、部品交換のために1時間前後待たされることがわかっていたので、自転車屋さんに行く前に、そのお店からほど近いショッピングモールを訪れました。そのお店では水道水を濾過したお水のサービスを行なっていて、毎日の飲料水および料理用として汲みに行くのですが、ボトルだけを先にショッピングモールに持って行き、ボトルを店内にある買物客のために設置されたコインロッカーに収納しました。

多くのショッピングモールでは、コインロッカー(今回利用した店舗では普通のコインロッカーだけでなく冷蔵保存ができるロッカーも設置されていました)が設置されていると思いますが、その多くは100円とか500円とかの硬貨が必要になるものの、利用後にはコインが返却されるタイプの(当日利用限定ですが)ものが結構あります。

過去において、私が出掛けた旅先では那覇にあるイオンモールで、荷物を抱えたままショッピングモールをウロウロすることなく、無料で荷物をコインロッカーに預けた状態で帰りの空港に行く直前のお土産を、ショッピングモールの食品売場で空港価格より安く購入することができました。その事を思い出して、まずは水用のポリタンクをロッカーに入れ、いったんショッピングモールから自転車屋さんに行きます。自転車を預けてから改めてショッピングモールに戻り、給水および買い物をして、水と買い物袋をまたロッカーに預けます。こうすると何回も自転車屋さんとショッピングモールを往復する手間はかかるものの、重い荷物を持ったまま移動しなくても済むというわけです。最終的には歩いて自転車屋さんへ行って部品交換が完了した自転車を受け取り、その足でショッピングモールに戻ってロッカーの中から荷物を出してそのまま自転車で帰りました。

ただこれも、使おうと思った時にロッカーが全部塞がっていたら駄目なので、その時の状況によって便利に使えるかどうかは変わってきます。どちらにしても、手元に細かいお金(この場合は100円玉)がなければスムーズに利用することができなくなります。

旅行先ということでは、日帰り入浴を行なっている温浴施設のロッカー(下駄箱を含む)で硬貨が返却されるタイプのロッカーが入っているので、現在キャッシュレス化という風になってはいるものの、財布の中には10円・50円・100円・500円の硬貨を揃えて入れておくと、いちいち両替する手間を省けるので、まだ何かと便利であることは間違いありません。

ただ、今後はこうしたロッカーの利用についてもスマホのQRコードやおサイフケータイ機能を使って利用できる方向に進んで行くのではないかと思っています。最近見掛けた飲み物の自販機では、自販機とスマホをBluetoothでつなげてLinePayで飲み物が買えるような仕組みのものがありましたが、逆にそうなると各種アプリがサクサクと動くスマホを持って行くか行かないかで旅先でもその便利度が変わってくるということも出てくるかも知れません。まあ個人的には出掛けた先でスマホを使ったさまざまな無人サービスが始まったら積極的に使ってみて、その使い勝手を試してみたいとは思います。

スマホを使った無料ロッカーのサービスがいつ始まるのかはわかりませんが、まだ実現していないものについてはすぐにどうなるものでもないということも確かでしょう。というわけで、財布を硬貨で膨らませたくない方でも、いざという時にすぐに使えるように最低限の硬貨は用意して旅の仕度をするのがまだ必要になるのではないでしょうか。


自転車のリコールがようやく完了

現在使っているブリジストンの自転車について、自転車の鍵のハンドルロック「一発二錠」(ハンドルロック(前錠)と後輪錠(サークロック)を組み合わせた錠前システムで、一つの鍵でダブルロックされるシステム)が採用されていて、便利に使っています。このシステムが搭載された古い自転車の場合、ロック状態を表示するケースが破損すると、ケースの破損が原因で誤作動する恐れのある設計になっているという連絡を受けて、メーカーに直接連絡していたのですが、ようやく無料点検および部品交換の用意ができたという連絡が入りました。

連絡はメーカーからではなく、修理を希望した自転車店から直接入りました。その電話で、いつなら大丈夫なのかという話をして、こちらの予定も合わせて日曜日の午前中にということで話がまとまり、昨日出掛けてきました。

そこで、改めてお店の人から詳しく話を聞いたのですが、私の自転車の場合、ケースの破損は全くないので、そのままでもロックが誤作動したり、前輪がハンドルロックする心配はないのですが、それでも部品交換は必要とのことです。今回新しく交換するロックシステムは、たとえロック状態を表示するケースが破損しまったとしても、ロックする回路とは別になった設計に改まっているので(今回のリコール対象外になっている自転車も同じだそうです)、同じようにケースが破損しても走っていて急にロックが掛かって大きな事故につながる可能性は少なくなるということです。

ちなみに、部品交換には約1時間くらいかかるということで、自転車をお店にあずけて約1時間その辺をブラブラしましたが、なかなか何のお店もないところで過ごす一時間というのは大変です。スマホを見ながら何とかやり過ごしましたが、もう少し修理中の時間のことを考えてスケジュールを決めれば良かったかなと思いましたね。

自動車の場合はリコールでの部品交換はディーラーで行なわれるので、ディーラー内のロビーで飲み物でもいただきながらゆっくりしていればいいのですが、自転車屋さんの場合はそうもいかないので、これからリコールによる部品交換をお願いする方は、近くに暇をつぶすお店や施設があるとか、自宅から比較的近く、いったん歩いて帰宅しても大丈夫そうな場所にあるお店を希望した方がいいでしょう(お店はネット連絡の場合、自宅近くから地図で探すことができます)。

それこそ小一時間で電話連絡をもらい、自転車を取りに行ってきましたが、そこでは一応こちらの住所氏名および署名をする書類に記入し、先ほど説明を受けた内容が記載されているメーカー発行の書類をいただきました。新しいロック状態を表示するケースが破損するような事があったとしてもロック機能自体に影響はないものの、部品が壊れるほどのショックを受けたことには変わりないので、近くの自転車店で点検をする必要があることも書類には書かれていました。

また、自転車のロックに関する全ての部品を交換したため、今まで使っていた自転車の鍵も新しくなりました。新しい鍵は予備も含めて3つですが、いつもつかっていない予備の鍵として今まで用意していたスペアは、とっとと処分しておかないと間違って使おうとしてもロック解除はされないのですから、よほどの鍵マニアでなければとっておかないほうが良いでしょう(^^)。

私の場合、元々ロックシステムはスムーズに動いていたので、そこまでの変化は感じませんが、以前のシステムでは走行中に「ハンドルロック」と「後輪ロック」が急に起きる可能性もあったので、自転車に乗っていての怪我の危険性は減ったと思われます。たまにしか乗らない自転車であっても、リコール対象であればできるうちに部品交換をした方が良いですし、もし人に譲るような場合の事を考えても対応は早めにやっておくことをおすすめします。


1日で完成し撤去も簡単な「インスタントハウス」とは?

たまたまテレビを付けていて、面白そうな居住空間を作っている方に取材した番組を見ました。名古屋工業大学の北川啓介教授が開発した「インスタントハウス」という、ちょっと名前を聞いただけだとキャンプにも使えるのか? と思ってしまいますが、そういうものではないものの一日で完成させることができ、きっちりと断熱されているので、災害時の仮設住宅用としてはベストな選択ではないかと思います。

直接のリンクはここでは貼りませんが、「インスタントハウス」という言葉で検索をかければその内容は見られると思います。施工の方法は、まずペグがさせる土のあるスペースか、ビスが打てる床のフロアの上に風船をふくらませるようにインスタントハウス本体を設置し、風船の中からウレタンの断熱材を吹き付けます。これが膨張して乾くと、中がクーラーボックスのような状態になり、外からの冷気(冬)や直射日光(夏)をシャットアウトし、一年中快適な居住空間がそれだけで完成します。

窓やドアはウレタンと外側のポリエステルを切って作ればいいので、本当に数時間で家が完成し、学校の体育館やテントなどで寒さや暑さにストレスを溜めることもなくなるということです。実際にこのインスタントハウスを設置したキャンプ場もあるようで、いわゆる「グランピング」をうたう施設になるようですが、少なくともそこでホテル並みの居住空間を提供できるならばなかなか将来に期待が持てるというものです。

ちなみに、気になる価格は直径430cm・高さ410cmのワンフロア、15平米のサイズ(ドア1枚・窓5枚・換気口2口)のインスタントハウスが、税別1,480,000円で建てられるそうです。ただ、基本的に車が入れないような場所はNGで、場所によって出張費用が上乗せされる場合がありそうです。しかし、さすがにこうした家を個人で建てる人は少ないだろうと思います。それこそグランピング事業を展開する業者がテントでは快適な居住空間を確保できないような時期のために設置するとか、あとは災害時にすぐ安全に過ごせる家が必要な人のために行政が用意するような場合が主でしょう。

ちなみに、その形状と軽さから、風への耐性は風速17m程度だということで、例えば倉庫代わりに利用されることが多い大型のテントの中に複数設置するような事をすれば、個別の家から外に出ても雨に濡れる心配はありませんし、断熱効果も上がるのではないかと思います。この方法はすぐ建てられるという事だけでなく、現場を復旧したい場合にすぐに原状回復ができそうなのが良いですね。

個人的には、そこまで大きなものでなくても良いので、それこそ組み立て式のクーラーボックスのように発泡ウレタンの板を組み合わせて持って行けるようなインスタントハウスを、軽トラの荷台に固定するような形で組み立てるキットがあれば、家を出る時から組み立てて行ってもいいでしょうし、必要に応じて仕舞うなどできるものがあると、キャンピングカーの概念が変わってしまいそうな気がして、そのために車を乗用車から軽トラに変えてしまおうと思ってしまうかも知れません(^^;)。


才能や技術はあってもそれだけでは駄目なケース

昨日(2020年11月5日)フジテレビ系列で放送されたテレビバラエティ「アウトデラックス」を見ていたら、少し前にSNSで話題になったという人の追加取材を行なっていて大変興味深く見ました。真っ白のスニーカーに自分が好きで食べたいと思ったお菓子やインスタント食品のパッケージを絵の具で描いていき、そのクオリティの高さが世間からの注目を集めたというのは少し前に朝のワイドショーで見たのですが、その方は現状では有名にはなってもなかなか収入には結びつかないと嘆いていたのです。

もともとその方がスニーカーにペイントしようと思ったのは、それまで飲食業界にいたのが、今年のコロナで仕事ができなくなり、何もやることがなくなった(現在は無職だそう)ということで描き出したということでした。多くのテレビ局が取材に来るくらいのクオリティの高い技術を持っているなら、その才能を生かしてその後のメインの仕事にはしないまでも、次の仕事の見付かるまでのつなぎとしてイラストの技術を生かす方向で頑張って欲しいものですが、アウトデラックスではその方の自己認識では、絶望的なくらい営業力がないということだそうで(^^;)、この番組を見た優しい方々が、この才能を生かせるような仕事を与えてくれることを切に祈ります。

その方の場合は、具体的に金銭の発生するようなところにまで手を出していなかったのですが、この人と同じように技術はあっても自分の作ったものを売ることに対して、不器用としか思えないような人がネット販売を自分だけでやろうとすると、もしたちの悪いクレーマーにあたってしまったら相当消耗するかも知れないなと思います。というのも、私自身がそんな相手からとある品物を買うことになってしまったのです。

それは直接の取引ではなく、一芸(技術)のある人が手作りの品物を出品する人たちをまとめたサービスが有り、たまたま自分の欲しいスマホアクセサリを安く作ってくれる人をそのサイトで発見したので、先に料金を決済し(物は数千円くらいです)、到着を待っていたら、元々特定の機種用のアクセサリーであることを表示して売っているにも関わらず、調べればわかりそうな本体の大きさやマイク・スピーカーの位置をいきなり聞いてきました。

まあ、早く作ってもらうにはすぐに返事をした方がいいだろうとこちらで実測した数値をメールし、しばらく待っていたら、またメールが来て、今度は品物の一部加工について外注している部分が先方にお願いしたらできないということになったので、別の製品を送るようにするか、加工自体を無しにする代わりに品物を割引するかというお伺いでした。

これも、注文したこちらとしては何も悪いことをしていないので、無理でも何とかしてくれと思ったのですが、全く注文したものと違うものを送られても困るので、一部加工を省略して製作してもらい、最終的に一部返金ということをお願いしました。

ようやく取引は終了かと思ったところ、もう一波乱ありました(^^;)。品物は送るが、おまけ(スマホアクセサリーとは全く関係ないもの)を付けて送るので、それが気に入ったら値引きは無しにして欲しいという連絡が入ったのでした。恐らく、その方はそれなりに技術もある職人なのでしょうが、自分の技術に自信を持っているあまり、買い主である私のような人の考えることについて無知すぎるようなスキルのまま、ネット販売に手を出したんだろうなという感じがします。

品物自体は、問題の加工部分がなくても普通にお店で買うより安く、値引き云々がなくても恐らく満足できるだろうと思うので、こちらからクレームなどは相手に入れないようにしようと思いますが、これがネットを介して取引をすることの難しさといいますか、なかなかこんな天真爛漫な人とお金を取り引きするのは疲れてしまいます(^^;)。

ただ、人によってはこうした数々の連絡事項についてかなり強烈なクレームを付けてくることもいると思います。少なくとも、自分が出品した製品については(これはフリマアプリやネットオークションでも言えると思いますが)、商品内容はきちんと説明するのはもちろんとしても、自分が原因のトラブルが起きた場合、商品代金以上の補償をする必要はありませんが、基本的にはまず買い主の意向を聞いて、自分で良いと思ったからと余分なことはせず、あくまでビジネスライクに事を進めるべきだと思います。

もし自分でできない場合は、信頼できる家族や友人にお願いするしかありませんが、それなりにお金が発生する場合にはその友人に騙されるかも知れないので、営業力はなくても人を見抜く力は持っていないと、ネットビジネスを滞りなく行なう事も結構難しいのではないかと思いますね。最初に書いたスニーカーにイラストを描く方も、誰とパートナーシップを結ぶかによってその後の運命が変わるような気がしてしまいます(^^;)。他人事ではありますが、ちょっと気になります。


車中泊の場所選びは慎重にするべき理由

前回書いた、スマホ・パソコンからの車中泊場所のネット予約が普及して欲しいと思うことには、実は最近頻発している殺伐としたニュースも関係することがあるので、前回の続きにはなりますが、その事について書かせていただきたいと思います。

まず、どんな方でも車中泊の旅をするというのは日常生活の全てではないと思われます(日本一周などで常に移動しながら旅をしている方でも、一周してしまえば戻る自宅があることがほとんどでしょう)。特に今の時期というのは、積極的に外出することは自粛される傾向にあると思うので、外出すると言っても近所に買い物に行くぐらいの範囲に限定されている方も多いでしょう。そんな中、毎日同じ所を往復するようになると、普段の風景というものに馴染んでしまい、もしその中に何か違和感を持つような事が起きれば、不安になることも出てくるのではないでしょうか。

ここでは主に車の事について話題にしているので、普段停まっていない県外ナンバーの車が長時間駐車しているのを見た場合、県外から人が来ているのでは? という不安感だけでなく、この車の持ち主は何の目的でこの場所に長時間車を停めているのか? という風にも考えてしまいます。

それでも、街中や都市部では県外ナンバーの車が停まっていてもそこまで目立つわけではありませんが、私など新型コロナウィルスの騒動前には人が来ない山の中で車中泊を行なったこともありますが、たまたま地元の人が通るような場所で車中泊を今の時期にした場合、逆に自分の車が「何の目的でこんな所に?」という感じに思われてしまうかも知れません。

今の感染症による不況の状況が関係あるのかはわかりませんが、全国で農産物や家畜の窃盗事件がニュースで報道されています。例年と比べてこの類の事件が増えているかどうかというのは、あくまでテレビ局のスタッフがそうしたニュースをチョイスしただけかも知れないので、テレビで報道したから増えたとも言い切れないのですが、全国のニュースでこのような事件が多く報道されると、まだ何も被害を受けていないような所でも今以上に「よそ者」の出没に気を配るようになっていくと思われます。

当然ながら車中泊をする事自体はそこまで非難されるような事はないと思うのですが、車中泊する場所を決める際は、できるだけ不審車両と誤解されるような場所は避け、人もめったに来ないような所まで範囲を広げて探すことも考えましょう。もし車中泊場所を決めようとしている中で地元の方に会った場合、むしろこちらから積極的に話し掛けて、地元の人に迷惑のかからない駐車場所について聞いてみるというのもいいかも知れません。そこでの反応で、あまり良い反応がなかった場合にはその場から離れることもその後のトラブルを避けるためには必要かと思いますし、後から気まずい想いをしたくない場合には、キャンプ場の利用も考えるべきでしょう。

コロナの恐怖が去った後も、ここまでの社会状況には変わる部分と変わらない部分が出てくると思います。その際、今までの車中泊についての常識も変わってくることも考えられます。とにかく、日本国内の場合安全に車中泊のできる場所というのは、どこも誰かの持ち物であることには変わりはないので、車中泊の場所決めについては今後、今までよりも慎重に行なうことに越したことはないでしょう。


スマートフォンからの宿泊予約が進化すれば車中泊も変わる?

ここのところ、一時期のように買い物に行くのも自粛するような生活から、普通に買い物をして自炊するような生活にシフトしていたので、あまりお店からのテイクアウトを使うことも無くなっていたのですが、先日は知り合いが自宅に遊びに来たため、お得なお弁当のサービスを続けているお店からのテイクアウトを試みました。

5月のゴールデンウィークの頃には電話による注文のみで、しかも電話注文できる時間も限られているということで、電話しても話し中になっているとそのまま待っても注文できない状況になってしまったことも過去にはあったのですが、今回同じ番号に電話したところ、電話がなかなかつながらず、さらに何回も試みたところなぜかファクシミリの発信音がするところに転送になってしまい、これは電話での注文は難しくなってしまったのかと諦めようとしたのですが、改めてお店のホームページで注文方法が変わったのかを調べてみることにしました。

そうしたら、いつの間にか、お店独自のサービスではなさそうなネットでの予約注文の仕組みが利用できるようになっていまして、スマホから注文日時、注文の品および個数を入力すると出来上がりのおおよその時間の最短が表示されるようになっていて、注文が確定されると「注文受付」→「注文確定」の順にメールが届くようになっていました。さらに、品物が用意できた時にまたメールが来るシステムになっていたので、お店の方では何がしかの手数料を払うにしても、ネット上で注文を確認してそのまま端末の操作のみでテイクアウトのための注文及び連絡を代行してくれるようになっているので、電話を放ったらかしにしていても大丈夫だったということがわかりました。

テイクアウトサービスを利用する側としても、おそらく仕込みで忙しいだろう時間帯に電話で注文をするのに気を遣ったり、口頭での注文になるので注文品とその個数が違っているようなトラブルも起こりにくいので、こうしたシステムがあるなら、電話するよりもスマホから注文した方が便利かなと思えます。

これは、今回のような全国的な感染症の影響で、やむを得ずというところもあるかと思うのですが、逆にこうしたシステムが完備していれば、例えば最初からテイクアウトするつもりはなくても、予約サイトから注文ができれば買い物帰りに注文したお弁当を受け取って家で食べるという選択肢も結構出てきます。さらに言うと、旅先であっても専用アプリからだとチェーン店の一番近いお店を探し、そしてカーナビアプリと連動させると現在地からお店への到着時間も読めますので、受け取る時間設定も不慣れな場所であったとしても問題なく受け取って食べることができるので、こうした状況がさらに便利になるように期待したいところです。

車での旅ということでは、このテイクアウトと同じような予約の方法が、もし全国にあまたあるキャンプ場でも使えたら、かなり便利になるのではないかと思います。というのも、私の場合道の駅や高速道路のサービスエリアで仮眠を取るために車中泊をするような場合、本当なら食事は自炊して、朝ものんびりしたいような場合はその部分を我慢するしかないのですが、もし車中泊用にキャンプ場の駐車スペースと炊事場を利用できるようなプランが存在し、当日でもクレジットカード決済のようにチェックイン不要のような予約システムが全国に広がれば、個人的には理想的な車中泊場所として全国のキャンプ場を使えるようになるのですが。

キャンプ場での車中泊には、事前に車のナンバープレートを登録して個人宅の駐車スペースを提供するようなサービスもありますので、そのサービスが進化して当日でも開いていれば予約してすぐに利用できるようになってくれれば、それこそその日の駐車場所が確保できた時点で食材を買い込んでキャンプ場に入り、食事はキャンプ場の調理場で作って食べて翌朝もキャンプ用のバーナーでお湯を沸かしてコーヒーをいただくような事もできるのではないかと思います。

キャンプ場としては、テントサイトを使ってもらってこそのキャンプ場だということはあるのかも知れませんが、駐車場にテーブルと椅子を出してくつろげるくらいのスペースを車中泊者用に確保してもらい、さらにそのサイトがスマホから24時間予約化ということになると、根本的に車中泊のプランも変わり、利用者が増えるのではないかと思います。最近では車内で十分にリラックスできるような低価格のキャンピングカーを持っているものの、なかなか安全に車中泊できる場所がないということで車中泊場所を選ぶのに苦労する方もいるのではないかと思います。現在でもネット上から車中泊スペースを予約できるサイトは見付けることができましたが、これはサイトの問題ではないのかも知れませんが、圧倒的に数が少ない(RVパークは除く)ことと、予約の期限も前日までということで、突発的に出発してその日の宿泊場所を確保するようなニーズにはまだ対応できていませんので、今後の状況の変化に期待したいですね。


三井住友銀行のコンビニATM手数料改定が意図するところ

三井住友銀行は、来年(2021年)4月5日からコンビニの現金自動預払機(ATM)の手数料を改定すると発表しました。これは、近い将来に支店を整理する中で、専用のATMが無くても全国のコンビニからお金を引き出すケースを想定してのところだろうと思います。
具体的に何がどうなるかと言うと、

・毎月25、26日の8:45~18:00の手数料は無料(現在は110円)
・毎月25、26日の上記時間以外の手数料は110円(現在は220円)
・毎月25、26日以外の平日8:45~18:00の手数料は220円(現在は110円)
・毎月25、26日の上記時間以外の手数料は330円(現在は220円)

つまり、多くの企業や官庁が給料日となる24日の翌日と翌々日のみ手数料を下げ、残りの日はコンビニから出金する場合には全て値上げになるということになります。何も考えず出金のために手数料を払っている方もそれなりにいるとは思いますが、利益でもポイントでも手数料分をゲットするのは大変です。今では100円あればコンビニコーヒーが飲め、330円あればファーストフードの朝食くらいなら満足に食べられるようになっている今、この改定は一体どんな意図があるのだろうという感じがします。

私自身は、三井住友銀行のような都市銀行の利用というのは、銀行振込による通販や、ネットオークションを利用していた時に、同じ銀行からの振り込み料金が安くなるということで、大手都市銀行の口座をもっていた方がトータルの出費を抑えられることもあって作ってはみたものの、支店が地域の限られた場所にしかないということで、お金を入れたり出したりするにも手間がかかるばかりで地方都市での使い勝手は良くないということを感じていました。

今後、銀行の支店は減っていく事は間違いありません。そうするとATMも減るため、特に元から都市銀行の支店がない地域において、そうした不自由な状況を変える一つの方法として、給料の全てあるいは、一ヶ月に必要な現金をまとめてコンビニから出金し、残りの日々はキャッシュレス決済で過ごすという新たなライフスタイルの提案ととれなくもありません。

ただ、これだと給料日直後だけしか出金手数料が0円にならず、取引実績に応じて出金手数料や他行への振り込み手数料が0円になるネット系の銀行とどうしても比べてしまいます。今回の三井住友銀行の場合は、急に現金は欲しいものの近くに専用のATMが無い場合には必ず出金する場合の手数料がかかってしまいます。いくらキャッシュレス時代の到来がすでに一部で来ているとは言え、突発的な出金をしたい場合には困る場合も出てきます。

現実的な対応策として、給与振込口座や各種決済口座を三井住友銀行にしている場合は、月に2回ある手数料無料日に、ある程度の現金を別のATM利用が便利な銀行に現金を移すような事も必要になってくるかも知れません。特に旅行先でキャッシュレス決済が使えず、現金が必要になった場合、夜間や休日でも出金手数料が回数限定で無料になる銀行もありますので(一定の取引実績が必要な場合が多いので、よく内容を確認した上で利用されることをおすすめします)、キャッシュレス決済を使いこなすだけでなく、複数のキャッシュカードを使い分ける事が、無駄に手数料を払い続けずに賢くお財布を管理する方法として今後は注目されるようになってくるのではないでしょうか。


空気の乾燥する時期に注意したいこと

一昨日、近所のレストランの調理場から出火し、テレビニュースでも報道される火事になりました。お店は静岡県内のチェーン店ですが全国的にも有名な炭焼きハンバーグで有名な「さわやか」だと聞いて改めてびっくりしたのですが、調理場の油にでも引火したのかどうなのか、今後の原因調査が待たれます。

ただどちらにしても、きちんと調理マニュアルを守っていれば火事にまで大事になることはないと思うのですが、ちょっとした油断というのは空気が乾燥するこれからの時期にはもしかしたら取り返しのつかない事になるかも知れませんのでご注意を。

この、ちょっとした油断という点で言うと、先だって知り合いの方で家庭用の火災報知器を鳴らしてしまったという人がいたので、その事例についてもここで紹介させていただきます。

その方は、お昼の食事に冷凍餃子を焼こうとして、餃子をフライパンに乗せ、普通に焼き始めたのですが、ちょっと目を離した隙にフライパンの中の餃子はもうもうと煙を発生させていて、換気扇は回していたものの一気に部屋の中は煙が充満し、たまたま家庭用の火災報知器が「煙検知式」のものだったため、けたたましい音で「火事です」というアナウンスにその方は我に帰り、急いでコンロの火と火災報知器を止めたそうです(^^;)。

実際、火事ではなく餃子を焦がしただけだったそうですが、「熱検知式」の火災報知器だったら鳴ることはなかったものの、さらに長い時間餃子を焦がす中で発火してしまうことも考えられなくはないので、その時には「煙検知式」の火災報知器を選んでおいて良かったのではないかと思えた一件でした。

ただ、これだと七輪でサンマを焼くような調理はできないことになってしまいますが、大量の煙はたとえ火事とは何も関係ないとしても隣人に火事の不安を与えますし、さらにその後の話を聞くと、取り替えたばかりの換気扇フィルターが一気に油まみれになってしまって、やはりフィルターを付けておくことの大切さがわかったと言っていました。換気扇フィルターもメーカーの純正品は高いですが、サイズによっては100円ショップでも購入することができますので、今回の事に限らず、自宅でも何かしてしまった場合に備えて換気扇やガスコンロ回りの汚れ対策はやっておいた方がいいと、火事の危険以外にも聞いて色々ためになった事例ではありました。

IH調理機を使っているから大丈夫だという方もいるかも知れませんが、揚げ物をするような場合、天ぷら油から発火したり、温度が高くなった大量の天かすから出火するような事もある(これはおもに家庭では関係ないかも知れませんが)ようなケースはあります。今回の事例の場合は火ではなく大量の煙が出たということなので、同じことはIH調理機でも起こる可能性はあるでしょう。集合住宅で報知機を鳴らしてしまったら、やはり隣人との関係がギクシャクするでしょうし、実際に火事になったら単に金銭的な補償では済まないような状況になってしまうかも知れません。これからの時期は、火の取扱いには十分に気を付けましょう。

また、車の旅をしている中で火を使うのは主にキャンプ場を中心にされる方がほとんどだと思いますが、焚き火や火器使用が禁止されているところで調理などをして山火事を起こしてしまうような事にならないように、出掛けた先のローカルルールを含めてその取り決めを守ることが、旅先でのトラブルを未然に防ぐ事につながることを覚えておきましょう。


災害に備えるためにも食事はお米中心に

新米の季節になり、おいしくお米を食べられる季節になってきました。最近では糖質の摂取を嫌うことで、炭水化物を摂らない食生活をなさっている方もいるかも知れませんが、個人的には主食としての「お米」があり、そこから様々なおかずのバリエーションを考えつつ、栄養面についても考えた食事を低コストで楽しくできればと思っています。

私自身、パン食も嫌いではないのですが、やはりお米は日本国内で生産され自給できる食べ物なので、農家の方々にこれからも作っていただけるように常にお米はストックしています。パンと比べると、そのままでは食べられないし炊くまで時間がかかることから、買ってきたらすぐに食べられ、コスト的にも安いと言われる食パン中心の食生活の方がいいという方もいるでしょう。今回は、お米を食べるために置いておくことでの危機管理的なメリットについて考えてみましょう。

このブログでは過去にも数年間保存の効く、災害対策用の缶詰に入った食品をまとめて紹介したことがありましたが、こうした非常用食料を災害が起こった直後に求めても、なかなか入手しにくいというのが正直なところでしょう。基本的には普段利用しているスーパーの営業が中止されている期間を何とか乗り切るだけの食料の調達について考えた時、少しの非常用食料だけだと、かなり多めを用意しなければならないとともに、ずっと災害が起きない状況で無駄にしてしまう可能性も併せ持ちます。

さらに、災害時には電気・ガス・水道などのライフラインが寸断される可能性もあるので、冷凍食品を大量に買っていても、長期間食べ続けるのは不可能です。お菓子やパン類についても同じで、これらは非常用というよりも普段の生活の中ですぐに消費できる量を確保しておき、停電ですぐに食べられる食事として数食分くらい用意する程度がせいぜいだろうと思います。

その後、何をもってお腹を満たすかということを考えた場合、お米のストックさえある程度の量があれば、おかずが何もなくても調味料だけでもお腹は満たせますし、おかずになる缶詰各種のストックがあれば、さらに状況は良くなります。問題は、生米をかじるのが嫌な場合(^^;)、どうやって炊くかということですが、やはり災害用としてはカセットコンロとカセットガスについてはある程度備蓄しておくことで、ご飯は炊けます。

鍋をガスにかけて(当然蓋は必要です)ご飯を炊く方法については、事前に調べてプリントアウトしておくことも立派な災害対策ですので、鍋でご飯を炊くのに不安な方は事前に用意しておきましょう。ちなみに、私が参考にしたのは以下のサイトになりますので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

・しんのすけのドタバタキャンプ「ご飯の炊き方」
https://sinnosukedayon.naturum.ne.jp/e18025.html

お米の場合はガスの他に水も必要ですが、これもペットボトルに入った水のストックをしておくか、スーパーなどで集客用にサービスしているお水のストックを日頃からしておくことは必要になります。もちろん、避難所へ出向いてお弁当や菓子パンなどの支援を受けることもできるかも知れませんが、その場合は受け身の食事となり、配給が来るまで待たなければなりません。

私の場合は、キャンプ用品で食事を作るための食器や鍋類、さらにカセットコンロよりも小さくて持ち運びやすい小型コンロはバックパックに入れてまとめてあるので、いざという時には旅にも非常時にも持ち出しできます。旅の途中で地方の銘柄米を買って現地のキャンプ場で炊いて食べるなんてことも可能ですし、そこでのお米がおいしかったら自宅用に買って帰れば、何よりのお土産になります。備蓄も効き、どんなおかずとも合うという特徴を生かし、できるだけ自宅でのお米のストックは切らさないようにしつつ、いざという時に自然と備えられる生活を続けるよう心掛けています。


Type-CからHDMIに変換するケーブルを買う前に調べておきたいこと

テレビを見なくなった人が増えているという状況の中で、過去には違法に動画をアップロードする事例が多くあったことから、現在は民放やNHKというテレビ局が「見逃し配信」のサービスを行なうようになっています。

私はこのサービスのおかげで、AmazonのFireStickというスティック型のハードを使い、そのハードの中に「TVer」のようなアプリをインストールすることによって大型テレビでネット配信のテレビ番組を見ることができるようになっています。これはこれで嬉しいのですが、全ての番組を配信してくれるわけではなく、現在は民放でも日本テレビでプライムタイムの番組から同時配信や見逃し配信を行なってはいるものの、番組の出演者によっては「都合により配信できません」という事になることもあり完全ではありません。

同様に民放に先立って同時配信をスタートさせたNHKにおいても、番組によって同時配信できない番組があるだけでなく、残念ながら専用の「NHK+」というアプリはFireStick用には用意されていません。この辺はテレビの画面で配信される番組を見せたくない(つまり同時配信や見逃し配信は画面の小さいスマホ限定で見せる仕様にする?)というNHKの意向なのかも知れませんが、通常のテレビ番組のように民放の見逃し配信を見ていると、NHKの番組だって大画面で見たくなるというものです。

この問題を解決すゆための方法としてはこれもスティック型のハードであるGoogleのChromecastを使って無線でスマホの画面をテレビに映し出すという方法がありますが、設定もいらず追加投資を安くすることができる方法として、今のテレビには必ず付いているHDMIケーブルを使うことにし今回購入したのがUSB Type-CとHDMIメスのアダプターなのです。

現在私の持っている充電用端子がUSB Type-Cのスマホは、ファーウェイのP30LiteとOPPOのRenoAなのですが、せっかく購入したもののテレビから伸ばしたHDMIオスのケーブルとこのアダプターを繋いでも全く信号をテレビに伝えることができませんでした(;_;)。

料金的には千円くらいのものなのでそこまでショックはありませんが、それならChromecastを買っておいた方が良かったと考えるとちょっと引きずってしまいますね。なぜ使えないのかと言いますと、私の持っているスマホでは映像を出力する「DP altモード」が搭載されていないのでした。

この辺はきちんと調べすに購入した私が悪いのですが、今のところ同じType-C端子を持っているスマホでもハイエンドのグレードのものでないとこのアダプタは使えないようです。まあ、今後スマホを購入する時にはこのアダプタが使えるようなものを選ぶように心掛けたいですが、過去にはスマホにキーボードをつなげても対応してない場合には使えないトラップとかもありましたし、単に物理的に繋がるから先走って購入に走るというのは危険だということを改めて学ぶことになりました。千円前後といってもちりもつもれば無駄金が増えるだけですし、今後は慎重に調べてからここで報告するようにしたいと思います。