大塚国際美術館への旅 その6 美術館を見るのにかかる時間は4時間?

大塚国際美術館全景

ここまでかなり長い前フリでしたが、ようやく大塚国際美術館にやってきました。正面には世界各国の国旗が並び、多くの国の作品を展示していることがわかります。

建物は山の下にあるので、入口から入ってチケットを見せたら延々と続く長いエスカレーターがあります。ここを登った所にあるのが、建物としては地下3階にあたる場所になります。入口左にはコインロッカーがあって、大・小のコインロッカーが使えるようになっていますが、美術館のコインロッカーらしく100円を入れても使用後にはお金が戻ってくるタイプのものになっています。利用者が多い時期にはコインロッカーがどこも開いていない可能性もありますので、早めに来るというのはやはりセオリーのようです。とりあえず持って来た荷物を貴重品を除いて全て収め、手ぶらで回ることにしました。

音声ガイドのiPod touch

また、美術館には館内の案内図というのもあるのですが、500円の有料になりますが絵の解説や館内の案内まで行なってくれる音声ガイドが他の美術館で用意されているようなものだけでなく、iPod touchの形でも提供されています(レンタル料は普通の音声ガイドでも料金は同じです)。館内に「音声ガイド」とある絵について番号を入力すると、接続してあるヘッドフォンからガイドが流れたり、絵のある場所を教えてくれたりと便利です。

さらに、ずっとガイドを利用しているとかなり電池を食うのか電池消耗の警告が出る場合がありますが、その際には地下3階のミュージアムショップの一角にある音声ガイド貸出場所において、いつでも充電済みの新しいiPod touchに交換してもらえるようになっています。

このように電池切れを起こすまで音声ガイドが使われる背景には、あまりに展示している品数とスケールが大きいため、1~2時間では全ての展示物を見ることすらできないというこの美術館に特有の状況があるのです。西洋美術が古代からずっと現代に至るまで(さすがに現代美術は数が多すぎて網羅するわけにはいきませんが)、地下3階から地上2階まで展示されており、展示物を見ないで通るだけでもかなりの距離を歩かなければなりません。

ミケランジェロの天井画

展示物が全てコピーであるということは紹介しましたが、デジタルデータ化したものを陶板に焼き付け、大きい絵については複数枚の陶板を組み合わせることによって実物大にこだわって展示しています。その際たるものが、入口正面にあるあのミケランジェロが天井画を描いたシスティーナ礼拝堂を完全再現したスペースでしょう。本物の礼拝堂と同じように椅子もあり、単なるコピーであることを超える感動を見る人に与えてくれます。

「最後の晩餐」の部屋

さらに、面白い試みとしては、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」について、この美術館では2点の「最後の晩餐」を一つの部屋の壁越しに向かい合うようにして展示しています。本物の「最後の晩餐」は1つのみの作品ですが、最近になって大規模な修復が行なわれました。その結果、修復前には見られなかったものが新たに出てきたりして、その解釈も変わってきたところもあります。この美術館では、「最後の晩餐」を修復前・修復後に分けてその両方を比較しながら鑑賞できるようにしているのです。

美術館の見どころとしては、ここではとても書き切れないくらいの名画のコピーが展示されているので、それらをいちいち挙げていっても本当にきりがありません。最初に書いた、全ての展示を見終えるのに最低でも4時間かかるというのも当然だと思える程の広さなのです。ちなみに、今回の予定では午前10時前に美術館に入って、帰りは美術館前からJR神戸駅行きの高速バスが出ていて、そのバスを予約したのですが、出発時刻が午後2時55分となっていました。今回は予定よりも少し早く着いたので、まるまる5時間を美術館で過ごすことになったのです。

ただ、美術館は絵画を鑑賞するだけでなく、様々な他の施設もあります。それだけの長い時間居続けても飽きない工夫があることにはびっくりしましたが、その内容については次のエントリーで紹介します。

※大塚国際美術館への旅について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 今回の旅の構想と事前準備
その2 お湯の用意について途中下車して食べた水まんじゅう
その3 彦根城に登る前にしておきたいこと
その4 神戸に着いて確認したこと
その5 美術館最寄りの高速バス停は?
その6 美術館を見るのにかかる時間は4時間?
その7 大塚国際美術館の食事・お土産ガイド
その8 帰途に着くまでと残念だったこと


スポンサーリンク

コメントを残す