大塚国際美術館への旅 その1 今回の旅の構想と事前準備

日本全体がお盆シーズンを迎える中、国内JR普通列車乗り放題の「青春18きっぷ」を利用して旅行を計画してみました。車は駐車料金が安く、更に連泊をしても大丈夫な駅の近くにある駐車場に置き、そこからはJRを中心に公共交通機関を利用しての旅を考えました。

そんな中、ふとひらめいたのが本物が一つもないのに大人の入場料が3,000円を超える、ちょっと知らない人から見ると考えられないような美術館を話の種に見に行こうと思いました。その美術館こそ表題の「大塚国際美術館」で、徳島県鳴門市の鳴門公園の近くにあります。その名前にピンと来る方もいるかも知れませんが、あの大塚製薬が出資して、国内外にも例がない美術館として知る人ぞ知る存在ではないかと思います。

詳しい美術館の内容については名称でネット検索していただければだいたいの事がわかるかと思いますが陶板にデジタルデータ化した名画を焼き付けることで、オリジナルと同サイズの「コピー」を作り、それを驚くべき方法で展示しています。展示品の数だけではなく、その展示の仕方は壁画の描かれた建物をそのまま作ってしまうほどスケールが大きく、普通は現地へ行かないと見られない有名な西洋絵画の名作が多数あります。さらに世界の中でもここだけでしょうが、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」については、修復前と修復後の絵が1フロアの両サイドに展示されており、修復されることで何が出てきたのか、実際の絵のコピーを見ながらじっくりと見比べることができるようになっています。

実際に行かれた方の感想などを見ていると、全ての展示をじっくり見るためには少なくとも4時間くらいは見ておかないととても全てを見られないということでした。そうなると、新幹線と比べて現地へ行くのに時間がかかる18切符の旅では、旅の目的そのものを美術館を見ることを優先させないとだめだろうと思いました。

実は今回のプランを考えるにあたり、暦の関係から日程を最初に決めたのですが、それが何ということか8月11日出発、鳴門入りおよび帰宅までが12日というもので、ある意味最悪の日程と言えるかも知れません。というのも、この12日から徳島県の各地で「阿波踊り」が大々的に始まるのです。つまり、11日に徳島県内で宿を取ろうとしても、まず無理だという事が最初からわかっていたわけです。

ちなみに、大塚国際美術館の開館時間は午前9時半からで、お盆休みであることを考えるとできる限り開館時間からすぐに入って荷物を預けたり、人が来ないうちに人気がありそうな名画を先に見てしまいたいとも思っていました。そんな中で出てきたアイデアが、神戸から数多く出ている徳島行きの高速バスだったのです。

大塚国際美術館に直接行ける高速バスは一日のうち上下一本しかないのですが、帰りの美術館発というのが14時55分というようになっていて、そこから逆算すると当日の午前10時前後に鳴門に到着できれば何とか4時間以上の見学時間をキープできます。バスの時刻表を調べてみると、神戸三ノ宮を午前8時過ぎに出るバスに乗れば鳴門に10時前に着けることがわかりました。

これがおよそ出発日の1ヶ月前の話なのですが、その時点で神戸のホテルで探したところ三ノ宮周辺で安いところはありませんでしたがJR神戸駅周辺で安いホテルを見付け、とにかくそのホテルを押さえた上で、神戸から鳴門までの高速バスのチケットも何とかホテルが埋まっている状態でも空きがあり、その時に確保しました。高速バスによってはコンビニでチケットを発券できる所もあります。帰りのバスは楽天トラベルからの予約のみで明細をプリントアウトして持って行く必要がありましたが、行きのバスについてはチケットが発券できました。

この時点で神戸までは青春18切符で行けるので、後で18切符を購入し、美術館の入場チケットもコンビニで発券して揃えれば後は全くのノープランでも何とか旅行の形になって行って来られます。そういう意味では用意したホテルにたどり着き、翌日にバスで鳴門まで移動、帰りに無事にバスに乗ることさえできれば、行きの行程および神戸で何をするかということも一切行き当たりばったりで行けるということになります。

その分帰りはただ帰って来るだけなのが大変な所はありますが、帰るのがかなり遅くなっても翌日と翌々日は休みなので、のんびりとテレビでオリンピックでも楽しんでいればいいという事で、1泊2日という短い旅ながらそこそこの達成感は出そうです。

というわけで、先日行ってきたばかりの旅についてこれから報告をしつつ、机上の思惑だけではわからなかった事などについても書いていきながら、もし同じような旅を考えている方の参考になればと思いますので、これからしばしお付き合い下さい。

※大塚国際美術館への旅について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 今回の旅の構想と事前準備
その2 お湯の用意について途中下車して食べた水まんじゅう
その3 彦根城に登る前にしておきたいこと
その4 神戸に着いて確認したこと
その5 美術館最寄りの高速バス停は?
その6 美術館を見るのにかかる時間は4時間?
その7 大塚国際美術館の食事・お土産ガイド
その8 帰途に着くまでと残念だったこと


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