車中泊のための道具考」カテゴリーアーカイブ

車中泊をするためには必ず使うものから、あったら便利なものまで様々なグッズについて紹介していきます。

車中泊にも災害時にも大切な湯煎をしないでレトルトを温められる「レトルト亭」

ポータブル電源を購入した当初は、ラインナップのうち一番容量が少なく、さらに最大出力も少ないものを購入したので、いざという時にはテレビやエアコン、電子レンジのような家電が使えないということで、基本スマホの充電やパソコンを使うくらいのものだと思いながらいたのですが、ポータブル電源の進化だけでなく、少ない電力で動く家電も色々なものが出てきていて、特に200~300Wで動くもので面白いものがあると「これらは車中泊でも災害時でも使えるのでは?」と思えるようになりました。

食事といえば常に食べていれば自然と備蓄食料になる「お米」を災害時やお出掛けの際にも調理できるように、少ないワット数で動く「炊飯器」が便利です。私が探した時期には、パナソニックのミニクッカー(消費電力約200W)くらいしか選択肢はありませんでしたが、最近は電気メスティンと呼ばれる長方形の炊飯器で、二段になっていて上部でおかずの調理も可能なものなどそそられます。

お湯を沸かすものも、電気ポットや電気ケトルなどが豊富にありますが、多めの電力が必要になるものが専用品としては多いですね。そんな中で私は約260Wで動き、プレートの大きさに合うキャンプ用のクッカーを乗せると時間はかかるものの湯沸かしだけでなく様々な調理も可能な「ちょこっと家電」を先日購入しました。これだけでも主食のごはんとおかずの調理を出力300Wが出るポータブル電源があれば、一回の調理で何とか使える目処が立ちました。当初はIH調理器やホットプレートの出力を抑えながら使うことも考えたのですが、いざという時にはいかにしてポータブル電源の容量をソーラーパネルからの充電で確保するかという方が大事なので、ポータブル電源で使う家電についても、容量200Wh台、出力300W台くらいのもので今のところ十分ではないかと思っています。

そんな中、たまたまテレビを見ていたら、車中泊で車の中で調理をしたり、本格的に水を使えないような災害時に活躍してくれそうな「ある事」に特化した出力200Wの家電紹介を見てすぐに注文してしまいました。それが表題の「レトルト亭」という家電です。名前の通り、主にアルミでパウチされたレトルト食品をお湯を使わずに温められるというものです。

最近は湯煎の手間を無くすため、プラスチック製のレトルトで、電子レンジに箱に入れたままかけられる製品もありますが、昔ながらのアルミ製のものは当然電子レンジには直接かけられません。その場合は先に袋を開けて別の容器に移して調理することになるのですが、それだと特にカレーのようなものの場合、こびりつく汚れが付いてしまって水がないような場合には結構大変です。いざという時には水を使わずにレトルトを直接温められる家電というのは画期的で、日常使いにも使えます。その際に節約できる水の量はわずかですが、温めるための電気はポータブル電源から供給すれば、電気だけでなくガスの節約にもつながります。

製品の口コミでは、プラスチック製のレトルトの場合、温め過ぎると袋が破けてしまう可能性があるとのことでしたが、炊きたてのごはんにカレーをかけるなら、そこまで熱くしなくても良いので、普段から常温でストックしているお米とレトルトカレーのセットを非常食として用意するだけでなく、少量の水(お米を炊くのに必要な分)だけで熱々のカレーにしていただくことができるようになります。

今後も、少容量少出力のポータブル電源と相性の良い様々な家電を探しつつ、いざという時には複数のポータブル電源だけでもあらかたの事ができるようにその方法を考えながら徐々に少ない電力で使える家電を増やしていこうと思っています。


一つの趣味を長年楽しむためには長持ちする良い道具を揃える方がお得になる

今年の夏のあまりの暑さに、一時期は冷蔵庫で冷やした麦茶を中心に、あとは糖分を取り過ぎないため、味のない炭酸水を用意して、それを各種シロップやお酢など、自分の好みで割って飲んでいました。

しかし、朝夕めっきりと涼しくなってきたこともあり、アイスではない温かいコーヒーをこの時期には飲みたくなるものです。コーヒー関連の道具に関しては、このブログで色々と紹介してきましたが、それらの品々は現在も普通に使っていて、豆さえ買ってくればいつでも美味しいコーヒーが飲める状況に満足しています。

最近の買い物は、時間が経つとバージョンアップの関係で使いものにならなくなる可能性が高いパソコンやスマホ、電池が消耗すればこれもまた粗大ごみになってしまう各種電子機器のハードなどありますが、以前、安かったからと買った電動コーヒーミルは、本体内蔵の電池をUSB充電するタイプなので、便利なようでも意外と耐用年数が少なくなるのではないかという感じがします。

現在、私の場合は手で挽く金属刃の小型コーヒーミルを使い、一回使うたびに簡単に掃除をしているので、今のところ目立った劣化はなく、めでたく2シーズン目に入りました。家でコーヒーを淹れる場合、豆か粉かで迷う方もいるかも知れませんが、毎日飲むのであれば購入する際にまとめて粉に挽いてもらうのもいいかと思いますが、そこまで毎日飲まないのであれば、飲む都度自分の手で挽くようにコーヒーミルを買った上でコーヒーは豆で買う方が良いでしょう。

さらに、コーヒーを抽出する場合にはお湯を細く出せるドリップケトルを持っていた方が良いでしょうし、コーヒーサーバーについても専用のものがあった方が良いと思います。私の場合は家の中だけではなく外に持って行って豆から淹れることもあるので、ガラス製のサーバーではなく、プラスチック樹脂製のものにしています。これだと家の中で誤って落として割ってしまうこともなく、長持ちします。

最初は、それこそ100円ショップで売っているものを使ってコーヒーを淹れていたものの、今改めて考えると、それほど高いものでなくても良いので、一つ一つの道具を自分の使い方(外でも使いたいならなおさら)でじっくり選ぶというのも楽しいですし、自分こだわりの道具になることで、めんどくさがることなくコーヒーを淹れられるようになりました。最低限、一人で飲むのだったら以下に書いた「コーヒーミル」「ハイブリッド茶こし」「ドリップケトル」があれば良く、二人以上の分を淹れるには、それに加えてコーヒーサーバーとドリッパーがあれば十分でしょう。トータルコストは1万円強ぐらいですが、一気に買わなくても徐々に揃えていけば、パソコン・スマホのハードのように新しいものを新たに買う必要はなくなります。

今や日本製品が全てナンバーワンでないという事実を受け取めることも大事では?

一人用のコーヒーを淹れるためのグッズは約2千円でそれなりに揃う?

実のところ、今でもコーヒーより日本茶を飲むことが多いのですが、それでもたまには気分を変えてコーヒーをいただきたくなることもあります。その際、いつでもこうした道具を出してきて美味しいコーヒーをいただけるというのは、それなりに評価の定まったものを回り道をしながらではありますが選んできたことに改めて良かったと思っています。

肝心のコーヒー豆については、毎日飲むならいわゆる業務用の安いものでも良いでしょうし、たまにしか飲まないから、自分でお気に入りの豆を買ってきて、時間を掛けていただくような事でも良いでしょう。喫茶店に行って飲むことは簡単ですが、色々なお店による味の違いについて試行錯誤するというのも良いと思います。

今年も本格的なコーヒーの季節をこれから迎えると思いますので、ネットに色々出ているレクチャーを参考にしながら、自分なりのコーヒーセットを作ってみるのも面白いと思います。


ポータブル電源を使うようになるまでは購入候補にも上がらなかった暖房器具

皆さんは暖房器具と言われて何を連想するでしょうか。エアコンを使っている場合はそれほど意識することはないでしょうが、冷房と違って暖房器具というのは様々な種類があります。

エアコンを電気代を上げないために使わないように昨年は考えていて、基本は電気代はエアコンほど高くならない電気こたつを使いながら、人が来て部屋全体を暖めたかったり、朝起きる時にすぐ回りを暖めて起きやすくするために昨年は小型の石油ストーブを購入しました。昨年はかなり限定的に石油ストーブを使ったので、それほど灯油の消費もなかったのですが、先日中東でまた大きな戦争が起こったことを考えると、ガソリンや灯油の価格もさらに上がり、ひいては安くなってきた電気代にも影響が出るのでは? と思い、慌てる前に一つ新しい暖房器具を購入しました。

それが、写真にある昔からある石英管による電気ストーブ(山善/あしもとあったかストーブDS-F041)だったのです。この電気ストーブというのは、小さいけれどもかなりの電気を消費するというのが昔からの印象でした。学生時代に利用していた下宿では石油ファンヒーターは利用可だったものの高く、安価な石油ストーブは禁止になっていて、代わりに電気ストーブを使っている人が少なくありませんでした。ちなみに電気代は部屋別ではなく全ての部屋の利用量を人数で割るという形になっていたので、こちらは電気こたつで我慢しているのに、割高な電気代を払っていたこともあり、自分の家の暖房器具として電気ストーブを候補にすることはありませんでした。

しかし、ポータブル電源を日常の中で使うようになると、かなり状況は変わってきます。私はポータブル電源をACコンセントから充電せず、陽の照る時にソーラーパネルを出して充電しているのですが、そうして充電した電気を何に使うのか? というのが問題になります。私の場合は大きなポータブル電源を単独で使うのではなく、比較的小容量のものを複数使い回すような使い方になります。ただ、小容量といっても250Whくらいはあります。

ちなみに、今の季節に扇風機を回しながらノートパソコンを使い、さらにモバイルモニターとFireStick TVで動画を楽しんでもトータル30Wくらいの消費量しかなく、単純計算でも6~7時間使い続けないと使い切れないことになってしまいます。扇風機を付けないと、さらに消費電力は少なく10W行かない場合もあります。それはそれで使えるのですが、利用と充電のバランスが取りにくいというのが正直なところです。

太陽というのは気まぐれなもので、ずっと曇りだったり雨の日には発電できませんが、これからの季節は気持ち良い晴天の日も多くなります。そうなると、パソコン作業をやりながらポータブル電源にためた電気を消費しようとしても、せっかくの晴れを活用できないということも起こります。そこで必要になるのが、手持ちのポータブル電源で使えて、かつそれなりの電気を消費し、さらに日常生活で使える家電であったりするわけです。

今回購入したのは山善の小さな石英式電気ストーブは、出力切り替えのないスイッチ岳のある400Wの製品です。価格も3千円くらいで重さも1キロぐらい、持ち運びはしやすいですが出力は抑えめといったものです。ただ、実際にポータブル電源に接続すると、消費電力は420Wくらいになっています。これは恐らく私が西日本に住んでいるので電気の周波数を60Hzにしているからなのかも知れません。50Hzにすれば多少は消費電力は下がるかも知れません。

私にとってはこの400W出力というのは、新しく購入したポータブル電源の出力が最大600Wと450W(X-Boost使用)なので、2つのポータブル電源どちらでも使えるということで、メリットはかなりあります。連続運転をすると、どちらのポータブル電源でも30分も使えばほぼ使い切ってしまうくらいなのですが、逆に言うと短時間でポータブル電源を消費でき、晴れている時には2つのポータブル電源をローテーションして使うこともできますし、日は当たっているものの部屋が相当寒い日には、純粋にソーラーパネルからの電気で暖を取るようなこともできそうです。

お出掛けの場合も、ポータブル電源とセットで使えば、走行充電もできるというのがポイント高いですね。朝起きて車の中で着替える時に使い、充電は走行充電をすれば再度使いたい時でも常にポータブル電源を満タンにした状態で動くことができそうです。今年は、朝の暖房はこのストーブを主に使うようにすれば、電気代というよりは灯油をこまめに買いに行かずに済むので、シーズン途中で灯油が切れても何とかなりそうです。

これからの季節は、調理器具よりも暖房器具の方が使うことは多くなりますし、使い方を工夫することで、電気代を気にせず暖を取れるようになるのは便利だと思います。まだ本格的に使える時期ではありませんが、今シーズンはこのストーブをうまく使って乗り切りたいと思っています。


車中泊でポータブル電源を使う方ならおなじみの「ちょこっと家電」はいざという時の役に立つか?

せっかくポータブル電源を購入したということもあり、車中泊や災害が起きた際の停電時に使えそうな調理家電を追加で買ってみました。今使っているポータブル電源は、一台は300Wまでの機器が使え、もう一つは600Wまでの機器が使えるようになっていますが、容量がどちらも300Wh以下と少ないので、できるだけ少ない電力消費の家電があれば全てのポータブル電源で使えるということもあるので、今回はすでに多くの車中泊をする方であればおなじみの「ちょこっと家電」を今さらながら購入したみました。

「ちょこっと家電」とは、IHではありませんが別乗せのグリルがハマる底が電気で熱くなり、その熱で調理をするというもの。付属のグリル鍋はおひとりさま用といってもかなり小ぶりなものなので、簡単な焼き物、煮物はできるものの、一般的な用途には向かない感じがするのですが、実はこの製品にはそれだけでない魅力があるのです。

元々、本体にグリル鍋を乗せて使うのですが、そのグリル鍋と同じくらいの口径のキャンプクッカーであれば、本体にピッタリフィットするのです。私の場合は事前に色々調べていて、私がすでに持っているプリムスの「ライトテック トレックケトル&パン」(アルミクッカー)がぴったりハマるのです。私の持っているものはかなり前に購入したもので、鍋底の滑り止め加工の溝はなく、内部の目盛りもないのですが、グリル鍋の代わりにクッカーを乗せることでちょっとした調理や湯沸かしも可能になります。

ちなみに、ネット情報によると300mlの水をライトテック トレックケトル&パンで沸かすと約11分くらいで沸騰するとありましたが、今の時期水温20℃くらいの水を500ml沸騰させると、だいたい18分くらい、今回使ったEcoFlowのRiver2だと40%くらいのバッテリーを消費してしまいました。お湯を作る場合、だいたい2回(1Lくらい)が限度になりますが、季節が冬になれば水温も下がるので、一つのポータブル電源で2回の湯沸かしは難しいでしょう。改めて思うのは、冬には太陽の光を利用してある程度暖める事でバッテリーを節約することの大切さでした。

また、グリル鍋を置いた上にダイソーで売っているアルミ皿(商品名は「アルミたれ皿」)を載せるとまさにあつらえたようにフィットし、付属のガラス豚もぴったりハマるので、車中泊での調理や、災害時などに洗い物ができないような場合に焼き物・煮物など少容量ですが作ることができ、後片付けもアルミ皿を畳んでゴミにすれば良いので、本体の汚れを気にせず使うことができます。

実際の災害時になった場合、夜に調理をして翌日にソーラーパネルで充電することができる天気が続けば何とか継続して使えるでしょう。車中泊で移動しながらの旅であれば、移動中の走行充電を使えば、天気が悪い時でも最大100Wで充電が可能なので、目的地から目的地まで3時間くらいかかるのであれば、私の持っている300Wh以下のものなら、一つのポータブル電源をまるまる充電することができます。ソーラーパネルからの充電も併用しながら使えば、200Wh~300Whくらいのポータブル電源はローテーションしながら使えるので、かえって大きなものよりも使いやすいかも知れません。湯沸かしから簡単な調理までできる「ちょこっと家電」は、やはり売れるだけの事はあるなというのが今回購入して使ってみた感想です。

ちなみに、「ちょこっと家電」は本体のスイッチは無く、コンセントにつなげると通電して熱くなるものなので、ポータブル電源で使う場合は、ポータブル電源側のスイッチでACコンセントの通電をOFFにすればコンセントを繋いだまま加熱が終了しそれ以上の電力消費はありません。

実際に使っている方のレポートによると、アルミ鍋を載せて0.5合の炊飯ができるというポイントもありますが、私は別にパナソニックの昔の炊飯器の形をした「ミニクッカー」を持っていて、こちらの方も消費電力が200Wとかなり低いので、ご飯をたくのとおかずを作るのは使う家電を分けて利用することを目論んでいます。いざという時が来てしまっては困るのですが、ただこれで長距離の車旅に出ることになったら何とか車内で火を使うことなく湯沸かしや調理ができるので、併用しようと思っているアルコールストーブでの調理が、強風や雨などの理由で屋外で調理ができないような時には活躍してくれるのではないかと思っています。


冬の車旅で使える貴重な日差しを使ってさまざまな用途の「ぬるま湯」を作るための簡単な方法

先日家のベランダに発泡スチロールの容器の中に入れた黒色のガムテープを巻いた各種大きさのペットボトルに水を入れて放置することによって水が40~50℃くらいまで水温が上がることを紹介しましたが、こうした「ぬるま湯」の作り方は車で出掛けた場合にはさらに簡単になります。

黒色のガムテープを巻いたペットボトルに満水にしてしまうと破裂する可能性もあるので多少水の量を少なめにして、キャップもきつく閉めないようにして(場合によっては小さな穴を開けるなどして)日の当たる車内に放置すれば同じように水の温度を上げられます。走行中にやるというよりも、観光などで昼間比較的長い時間駐車する機会があった時に、フロントガラスにサンシェードを付けた外側に置けば、光が全体にペットボトルに当たり、室内温度も上がるようないわゆる温室状態になりますので、数時間の放置でもそれなりに水温を上げることができるでしょう。そうして作ったぬるま湯は、ペットボトルから別の真空断熱ボトルに移し、必要な時に使うようにします。
活用法の一つは、車内でお湯を沸かすような場合にある程度温まった水からスタートすることで、沸騰までの時間を短縮できるということもありますが、その他にあえて加熱しなくても便利に使うための方法があります。

水を節約して使うためにあると便利なのが旅行用品の「携帯用おしり洗浄具」

上のリンクは、以前このブログで紹介したペットボトルの蓋の部分にねじ込むタイプの携帯型おしり洗浄器について触れています。本来の使い方の他に、バケツとセットで使うことで、手洗いや食器洗いにも使えることを紹介したのですが、このペットボトルに入れる水を昼間あたためて真空断熱ボトルで保管しておいた「ぬるま湯」を使うことで、晴れた日に行く冬場の車中泊旅が便利になることはおわかりでしょう。

よく、冬場に作った湯たんぽのお湯を、翌朝に洗面や手洗いに使うという事は知られていますが、それと同じようなことが燃料いらずでできてしまうわけです。もちろん、昼間作ったぬるま湯をキープしておき、寝る前に沸かして湯たんぽを作り、翌朝に使うのも良いでしょう。特にこのノズルの本来の使い方である、おしり洗浄は、寒い冬の朝にはありがたいものです。日に当てて一番のピーク時には逆に熱すぎると思うので、うまく調整しながら使うようにすると、どうしても古いトイレを使わなくてはならないような場合には冷たい水ではなく、それなりに温まっているぬるま湯を使えるのは良いと思います。

実際に肌に当てて手洗いなどに使う場合でも、湯沸かしの作業をしなくてもまとまった量のぬるま湯が使えるのであれば、片付けなどもスムーズに行なえるのではないでしょうか。特にそうした用途の使い方であれば、真空断熱ボトルはそこまで高性能である必要はありません。昼間にあたためて夜には使ってしまうなら、今の時期季節の変わり目で安売りしている真空断熱ボトルを手に入れて、ぬるま湯保管用として車に常備しても良いのではないでしょうか。あと必要なものは、車に放置する際に転がっていかないようにする工夫があれば良いくらいですが、カーシェイドとフロントガラスに挟んでおけば、ペットボトルも安定すると思います。車内に熱くなったものを放置することによる危険は0ではありませんが、興味のある方は安全性を優先しつつ試してみていただければと思います。


まだ暑さが続いている時期だからこそ急に気温が下がった時に備えることも必要になる

先日、ホームセンターを訪れたのですが、ちょっと前までは防災用品を前面に押し出した展示をしていたのですが、昨日こちらは真夏日になった暑さが続く日常なのにも関わらず、この状況にはそぐわないと思われる各種暖房機具が展示されるようになっていました。いつの間にか扇風機やスポットクーラーの展示は無くなっていて、処分価格で購入する機会を逃してしまいました。

ただ、朝夕日が出る前と沈んだ後はかなり涼しくなっているので、暑さがなくなるととたんに寒くなるということはわかっています。そんなわけで、世間がまだ日中は暑いという話題をしているうちに、秋から冬に向けての用意をしておくことも必要になってくるだろうと思います。

車で移動するような場合、車の中で過ごす場合には上着などは全国的にも必要としない地域は今でも多いかも知れませんが、今の状況でもいったん車の外に夜や早朝に出た場合には冷えるので、やはり羽織る上着を持って外に出られるように準備し、外に出る時には実際に着ていくことは大事です。

というのも、トラブルというのはいつ起こるかわからないもので、例えば深夜や早朝にトイレなどで車の外に出たところ、インキー(キーとじ込み)をしてしまった場合、車内では大丈夫だったという理由でTシャツ一枚の姿でずっと外に居なければならなくなるようなケースも考えておかないと、救援が来るまでの間はかなり寒い思いをしなければなりません。

あと、基本的なところとして、今の季節であれば上着とともにスマホは常に外に出る時にも持って出るようにしないと、何らかのトラブルに遭遇しても外と連絡を取ることができなくなります。私の場合はネックストラップで常にスマホは持ち出しています。

また、家の中でも急に部屋の中が寒くなった場合に備えることも忘れないようにしましょう。自宅には電気がなくても使える石油ストーブがありますが、いざという時にすぐに灯油を買いに行くことはできないので、本当に寒い時にすぐに使える暖房器具を用意しておくことも大事だと思います。自宅では夏冬兼用のこたつをちゃぶ台代わりに使っているので、灯油を買いに行く時間がないまま天候が急に変わってしまった場合、こたつを付けて上着を着るような事で何とかその場を凌ぐことはできます。

今年は、ようやくソーラー発電で手持ちのポータブル電源をその日のうちに充電する目処が付いたので、早朝の出勤する前の少しの時間であれば、小さく消費電力も少ない電気ストーブを導入して、手足ぐらいは温めてから出掛けるようにすることも考えています。昨年はそうした事を石油ストーブを付けて行なっていたのですが、その代わりをポータブル電源に繋いだ電気ストーブで賄えるなら、石油ストーブはリビングで主に使えるようになります。

今月に入って電気料金は下がってきているというニュースがありましたが、それも今の政府の補助があっての話なので、そうした補助はいつまでも期待できないと思っています。それでも、こちらの方は雲のない冬なので、日中は日が入りますしソーラー発電ができるというのは大きいですね。また、裸になってもなお暑い夏と違って、着込んだり湯たんぽを併用すれば、エネルギーを使わないでも何とか凌ぐことはできます。また、部屋の空気が冷たくなるような状況で寝る場合、もし持っているなら部屋の中にテントを張ってその中に布団を敷いて寝るというのも、暖房器具を使わずに外からの冷気を防ぐ方法としては利にかなっています。

また車中泊でも自宅でも、そうして寝るだけでは暖かくならないから、少ない消費電力で暖かく寝ることのできる電気毛布をポータブル電源につなげて使うというのも考える余地があるでしょう。電気毛布はタイマー付きのものの方が、時間を指定して切ることができるので、寝床を十分温めた状態で布団に入り、寝入ったぐらいで電気を切れば、ポータブル電源の容量も節約できるので、災害時や車中泊をする場合の暖房機具としてもおすすめできます。

今後は、今持っているポータブル電源を介して使える暖房器具にはどういうものがあるか? という事を考えながら、コンセントからの電気の使用料はそこまで増やさずに、ポータブル電源の有効活用を考えていきたいと思います。


新しく購入したポータブル電源「EcoFlow River2」の使い勝手とコンパクト車中泊との相性の良さ

注文していた新しいポータブル電源が届きました。当初から、自宅のソーラーパネルで充電可能な容量を考えると、200~300Whくらいの容量のものをまずは買うと決めて機種の選定をし、たまたま楽天スーパーセールでアマゾンのタイムセールより安く購入できるという情報をいただいたので、EcoFlowというメーカーの256Whの容量があり、300Wまでの家電が使えるRiver2というものにしました。過去のレビューを見ると、シガーソケットのところにカバーがないという話だったのですが、2023年9月に楽天の直営店から購入したものには最初からシガーソケットのカバーが付いていました。

早速、ソーラーパネルから充電を試みたのですが、このポータブル電源は10Wより出力が落ちると0表示になって止まってしまうので、早々にソーラーパネルを撤収し、車を走行させながら充電することを試してみました。今回この機種を選んだ理由の一つが、自宅だけで使うのではなく、車に乗っている時に使ったり充電できることを優先した部分があります。

新しいポータブル電源は、専用のスマホアプリから現在のバッテリー状況を本体のスイッチを入れないでもBlurtooth接続で見ることができたり、設定で本体だけではできない機能を生かすこともできます。この製品については、特にシガーソケットからのDC入力充電の量を変えることができるようになっています。

最大が8Aで実質105Wくらいで充電でき、出力を6A(80W)と4A(50W)出力に変更できます。少しの電流で長く充電することで本体やケーブルが車によっては痛んでしまう可能性があるので、個々の車の状況に応じて出力をコントロールできるのです。本体に付属するシガーソケットケーブルは短かったですが、本体裏にある接続端子を近づけるために正面を後方に向けて置いたら、ぎりぎり後部座席の真ん中に収まりました。充電中にも、バッテリー本体にあるシガーソケットやUSB端子に電装品のケーブルを差すと、充電しながら使うことができます。私の場合はドライブレコーダーやカーナビ用として使うスマホは動かしたいので、充電しながら必要最低限のものが使えるというのは便利ですね。

私の車の場合には最大の8Aでも大丈夫だったのでそのまま充電しました。購入直後には30%くらいは残量があったので、およそ2時間の走行で満充電になりました。これは小容量のポータブル電源だからこそのメリットだと思います。小容量のポータブル電源のレビューには、あえて色々な家電製品を使おうとするものがありますが、基本的には少容量のポータブル電源の場合にはACコンセントを使うのは最後の手段にすべきではないか? と個人的には思っています。というのも、DCからACに出力変換する際のロスがどうしても出てしまうので、せっかくクリーンな方法でためた電気をロスで失なってしまうのは残念ですから。

というわけで、現在は3つあるUSBポートを全て使い、モバイルモニターとAmazon TVsticと、ノートパソコン(一つあるType-C出力は最大60Wでの入出力が可能なので)を同時に利用しましたが、ノートパソコンを満充電にした状態で使えば、3つの機器の消費電力量は10W前後で収まるので、使い続けても24時間以上使えるとポータブル電源の専用アプリが予想してくれています。夜にテレビや動画の同時配信を見ながらパソコンで作業しても、このバッテリー1台でコンセントがない場所での作業に使う分には全く困りません。

お湯を沸かしたりご飯を炊きたい場合、私はすでに車の外に出して風の影響なくアルコール燃料でお湯が沸かせる「アルポット」を持っていますので、あえて電気でお湯を沸かす必要性を感じていません。持っていく荷物を絞って最少限のものということを考えると、全ての車内生活のエネルギーをポータブル電源にするのは大変だと思います。大き目のソーラーパネルを設置して、さらに走行充電ができるキャンピングカーなら大容量のポータブル電源を使うことで、エアコンも電子レンジも使えると思いますが、そもそも普通車で車中泊をするような場合は、寝る場所を圧迫する荷物はできるだけ持っていきたくないのです。

今のところ、買い出しに行った際にお店の迷惑にならない量の氷をいただければ、車載冷蔵庫は必ずしも必要ありませんが、今回ポータブル電源を車内にセットして短時間で満充電できることがわかったので、DC入力で動く車載冷蔵庫であれば、小さめのポータブル電源をローテーションしていくことで普通車での車中泊でも連続して使い続けることはできるようになり、それはそれで便利だと思っています。

そうした車内装備を増やす前に電源回りをしっかりしたいと思う中で、今気になっているポータブル電源の製品は、River2よりさらに小さいもので、置き方によっては車のダッシュボードに置いたまま充電も可能なように思います。まだすぐ購入することはないと思いますが、セールの時などを狙ってウォッチしている中での最安値よりさらに安い金額で購入できるチャンスを待ちたいと思います。

ちなみに、一般的な車載冷蔵庫の急速冷凍時の消費電力は約60Wくらいで、いったん内部が冷えた場合、Ecoモードにすると40Wくらいかかるそうです。200Whあるポータブル電源をDC接続して使えば、4時間くらいは連続使用できそうです。それで走行充電は空の状態からでも2時間ちょっとで終わるのですから、現地まで移動する場合には、直接シガーソケットに冷蔵庫をつないで動かすとして、もう一台小型のポータブル電源があれば、両方とも満タンにして出掛ければ、合計で約8時間くらいは冷やし続けられる計算になります。

帰る時にも一つのポータブル電源で充電しながら、もう一つのポータブル電源で冷蔵庫を動かしていけば、冷蔵庫を使いながら両方のポータブル電源を走行充電だけで満タンにすることも可能でしょう。そうなったら、途中で車を停めてもバッテリーで冷蔵庫を動かすこともできますし、さらに言うとキャンプのような事をするなら、晴天が条件になるものの、100Wのソーラーパネルを一緒に持ち出せば、それでもポータブルバッテリーを充電でき、どこかのコンセントを借りなくても、全て自前で電気を用意して使えるということになります。

ここでのポイントは、車中泊では特に、いかにDC出力やUSB接続のできるハードに統一して、ポータブル電源の使用ロスを抑えながら使うかということでしょう。これから寒くなる時期の車中泊用としては、シガーソケットで使える電気毛布を入手すれば消費電力を控えつつも便利に使えるのではないでしょうか。ただ、電気を使わずにお湯を沸かすことのできる環境があれば、冬用の寝袋の中に湯たんぽを入れることでも暖かく眠れます。小容量だから我慢して使うというよりも、どうしても電気でなければできない事を実現する手段としてポータブル電源を捉えれば、必ずしも車中泊の旅であれば大きなものを一つよりも、小さいものを複数持って走行充電しながらDC入力の機器利用というのがお金も掛かりませんし、むしろ私の車中泊旅には合っていると感じます。今後はそうした観点から、日常生活でも使えそうな品物を揃えていきたいと思っています。


ポータブルバッテリーを家庭での節電用として使う場合には考え方の転換が必要

現在の自宅はBSアンテナを設置している窓から主に日が入るのですが、一方にしか窓がないため、ずっと直射日光が入る感じではありません。真夏の時期はそれによって部屋の温度が上がらず、なおかつ洗濯物も乾くという事で悪い点は無いのですが、本格的にソーラーパネルを使ってポータブル電源の充電をやろうと思うと、少々難しい感じになります。

設置する窓の大きさにもよりますが、能力が高いからといって大型のソーラーパネルを設置することが難しく、設置したとしても太陽の動きに応じて向きを変えられないとなると、ソーラーパネルについては大は小を兼ねるとは必ずしも言えないだろうと思います。私の場合、折りたたみ式の二つのソーラーパネルを持っているのですが、100W出力で4枚のパネルのあるものは、大きく重いことだけでなく、ベランダに設置してもうまく全てのパネルに日が当たらないことから、自宅で使うというよりも、キャンプなどで広い敷地に設置して、時間の経過とともにその向きを変えられるのであれば使えるという感じしかしません。

で、現在持っているポータブル電源の充電用に使っているのは、100Wと比べるとコンパクトでパネルの枚数も3枚で取り回しのしやすい60Wのものを使っています。こちらだと表面積が小さい分、全てのパネルに日が当たるポジションを自宅の狭いベランダでも確保しやすく、うまく当たれば、発電効率の悪い真夏の今の時期でも30W以上の発電もするので(100Wのパネルだと同じ条件でも置く場所の関係からそれ以下の出力しか自宅では発電しないのです)、今のところ晴天の日を選んで日が差してくるタイミングから設置ができれば、量は少ないですがそれなりの発電量が期待できます。

ただ、最大60Wのパネルを使うということなので、最近の1000W以上のポータブル電源を充電するには1日では無理で、満充電までにはかなりの日数が掛かってしまうでしょう。それでも私の住む静岡は冬でも晴天の日が多いので、こまめにパネルを出し入れして充電しても良いのですが、かなり気の長い話にもなってしまうので、あえてソーラー充電を中心に考える場合は、私の場合はそれほど大容量のポータブル電源は必要ないのでは? と思ってしまいます。

もちろん、大出力をカバーするものでないと停電時の冷蔵庫とか、普段使っている家電を使い続けることはできません。現在のポータブル電源は今までのリチウムイオン電池のおよそ500回くらいという充電回数よりはるかに多く充放電ができるリン酸鉄リチウムバッテリーのポータブルバッテリーが主流で、その場合は約3000回くらいは充電可能と言われています。そうなると、晴天の日に充電を常にするような使い方であっても余裕で10年以上電池が使える(他の故障が起こる可能性も当然ありますが)事になるので、災害時だけでなく日常的な電気代を安くするために使うのも有りかな? と最近思い始めてきました。

ただ、おすすめのポータブル電源ということでネットで紹介されているものは、やはり大容量のものが多く、数も多いので購入前に購入候補を選ぶだけでも大変です。新しいポータブルバッテリーの中には単なる充電だけではなく、急な停電時にポータブル電源からの供給に切り替わる無停電電源装置の機能が付いているものもあったりするので、改めて技術の進歩というものも感じます。今のところは現在使っている300Wクラスのリン酸鉄リチウムバッテリーの導入を考えながら、色々なサイトなどでどのポータブル電源が自分の使い方に合うのかを探していこうと思います。

そうなると当然、300W前後のポータブル電源では夏のエアコンを動かすような事は無理なので、DCモーターの扇風機を停電時に動かしたり、冬には比較的消費電力の少ない電気毛布を使うための電気を供給するとか、使い方の工夫が必要です。それでも、毎日充電をしてそれなりに使えるのなら、電気代の節約にもなるのではないでしょうか。

このブログでは、ポータブルバッテリーでもないモバイルバッテリーやエネループを使って車中泊の旅を乗り切る方法について考えてきた経緯もあります。今後は単に車中泊旅行や災害時にポータブルバッテリーを使うということだけではなく、長く使える小型のポータブル電源をうまく使い、さらにはポータブルバッテリーを使って充電したモバイルバッテリーやエネループを使うパターンや、そもそも電気を使わないで家庭の電気代を節約するような形の生活パターンについても、色々と考えていきたいと思っています。


モバイルバッテリーに接続可能なUSB接続の手持ち扇風機は手元でON・OFFできるスイッチを別購入して使うと便利

100円ショップのダイソーでは、複数の値付けの商品がありますが、在庫が残ってしまった(?)商品などでは200円商品を110円に価格改定して売るような事があります。キャンプ用品でというと、ダイソーのメスティン用の網の中で、中型および大型の網について現在は値下げされて売られていると思います。普通のメスティンおよびラージメスティン用の網としては、蒸し料理にも使えて便利ですので、見付けたら購入を検討するのも良いかもです。

今回は同じように値下げされていた手持ちで使える扇風機の中で、商品名「USB差込型ファン」というパソコンやモバイルバッテリーのUSB-Aタイプの差込口に差して使えるファンが110円で売っていたので購入してきました。

ピンクで、しかもかわいいキャラクターが付いたものしか残っていなかったので、かなり使うには勇気が必要なのかなと思ったのですが、色はともかくキャラクターの部分だけでなく羽の部分も取り外しが可能になっていたので、分解しての持ち運びが可能です。私はケースに分解した状態で入れて持ち歩くことにより、破損のリスクを軽減しながらもいざという時にモバイルバッテリーと組み合わせて使うことにしました。

このタイプのものは物理的に羽が壊れたらアウトですが、運搬時の破損リスクを軽減できたことで、個人的にはかなり使えるものになったような気がします。当然ながらこのファンは本体に電源を持たないので電池関連のトラブルとは皆無で、いざという時には使わないモバイルバッテリーの有効活用にもなります。日常持ち歩くバッグの底に忍ばせて、同じようにダイソーで購入した折りたたみ式のうちわと一緒に持ち歩き、状況に応じて使い分けたいと思っているのですが、一つ不便なことがあります。

それは、このタイプのファンが値下げになったこととも関係していると思うのですが、本体自体にスイッチがない単純構造のため、ファンを回したい時にはモバイルバッテリーに差し、止める時にはモバイルバッテリーから抜かなければ止まらないということです。これだと手元にスイッチがある普通のUSB扇風機と比べると明らかに使い勝手は悪くなってしまいます。

ただ、こうしたUSB端子に差して使うグッズとモバイルバッテリーの間に装着することで、手元でスイッチのON・OFFができる@スイッチがあります。これはLEDライトをモバイルバッテリーに差して使う時にも紹介しましたが、このスイッチを間に付けると手元でファンの回転をコントロールすることができるようになります。

個人的にはこのスイッチ自体を100円ショップで扱って欲しいと思うのですが、私はAmazonで380円で購入しました。使い勝手については過去にライトを付けて紹介したリンクを貼っておきます。

モバイルバッテリーを利用したUSB接続ライトを作るための具体的な方法

このスイッチを購入した時にはまさかミニ扇風機を作るために役立つとは思っていませんでしたが、十分な性能の出なくなったモバイルバッテリーを使うようにすれば、それほど容量はなくてもワンポイント的に涼むことができるので、かなりおすすめです。最初に紹介した「USB差込型ファン」も徐々に在庫が切れているような感じですので、興味があり、さらにUSB接続の小型USBライトを懐中電灯代わりに使っているような方は、同時にこのファンも用意しておくと複数の用途にモバイルバッテリーが使えて便利になると思います。


ワークマンからのお知らせで知った「スクエア真空ハイブレッドコンテナ」発売中止の報について

少し前に、ワークマンのキャンプグッズブランドで登場することが予告されてきた、真空断熱水筒と同じ方式で保温・保冷性能が高いということで発売を待っていた「スクエア真空ハイブリッドコンテナ」について新たな展開がやってきました。すでに丸型のコンテナは店頭で販売されており、人気商品となっていますが、丸形ということで意外と物が入らないというのが不満で購入は見送っていたのですが、四角タイプの商品だと保冷剤を入れても色々入りそうで、それなりに小さいのに性能が高いなら買いだと思っていたスクエアタイプに期待していました。

昨日届いたメールによると、商品そのものが発売を断念され、発売自体が中止になるということでした。自分が思うには、想定外の円高で海外生産を依頼していた相手との交渉が決裂したのではないかと思ったりします。現在の状況で新たな業者と話し合ったとしても、当初の予定価格からかなりかけはなれた売値になることが考えられるので、ワークマンの方でもこのような結論に達したのではないかと思われるのですが、個人的にはそれなりに小さいもので保冷が効くクーラーボックスは憧れだったので今回の発表は残念ではあります。

ただ、キャンプや車中泊での食材の保冷用の商品というのは、単なるクーラーボックスではなく3電源(ACコンセント・DCシガーアダプター・付属電池)で冷蔵および冷凍まで行なえるポータブル冷蔵冷凍庫の方に向かっているというところもあります。日常的な買い物であれば、クーラーボックスというよりも中がアルミの保冷バッグでも十分で、車にポータブル冷蔵冷凍庫をセットしておき、その中で冷やしたり、長期旅行の場合でも保冷剤を凍らせることを冷凍庫で行ない、別にハード系のクーラーボックスを持って行った方が良いですし、その場合安いクーラーボックスでも保冷剤を頻繁に変えれば、安いクーラーボックスでも十分使えるということになるでしょう。

今回の事で思うのは、思い立ったら早く企画を進めるようにして、従来の丸型と早いうちから併売させるくらい早く商品化を進められれば良かったのだろうと思います。ただ、様々な要因でそうした事ができなったというのは個人的には残念で、できればこのコンテナを使ってみたかったです。

個人的には、もはやワークマンの丸形のものは自分の使い方ではそれほど便利には使えないような気がするので、その代わりに真空パネル6面でも3万円くらいで40Lのクーラーボックスがアイリスオーヤマから出ているので、そちらの購入を検討します。あえてポータブル冷蔵冷凍庫を購入するよりも、物として壊れる心配のない、電気を使わず恐らくワークマンのスクエアコンテナと比べても保冷能力が桁違いに高いクーラーボックスがあれば、停電時に冷蔵庫の中のものを避難させるのにも都合が良いので、私は購入に考えていた資金の上のせをして、次シーズンにでも高性能のクーラーボックスを購入して、本格的な災害対策用に使うことも考えています。

今回のブログは決してワークマンの姿勢を否定するものではありません。個人の希望に沿った商品を出しても、全く一般には売らない可能性もある中、利益を出すためには十分な検討が必要な場合もあり、もしコスト的に合わなくなってしまうのであれば、今回の決定は勇気ある撤退として受け取れつつ、今後の魅力的な商品の発売に期待したいと思います。