車中泊のための道具考」カテゴリーアーカイブ

車中泊をするためには必ず使うものから、あったら便利なものまで様々なグッズについて紹介していきます。

何とか注文していた大型双眼鏡が到着して車中泊の楽しみがさらに広がる予感

以前このブログで紹介していた、Comet Scan 15×70という7センチクラスの双眼鏡としては破格の品が無事に届きました。

早速箱を開けて大きさを見てみると、確かに大きいです(比較用のスマホはoppo Reno9A)。ただ、地上の景色を見ている中での操作感は悪くなく、ピントリングにも重さを感じませんでした。重量はそこそこあるものの、そこまで重いという風には思いませんでした。ただ手持ちではブレるので、寝転がって見るなどの工夫は必要ですが、このセットには何と双眼鏡を三脚と接続するアダプターが標準で付いてきます。

アダプターを使って手持ちの三脚に固定した写真ですが、15倍くらいなら微動装置はなくても大丈夫そうな感じはします。一般的な望遠鏡の場合、そのまま覗くと上下左右が反対になって見えるので、それを頭の中で一旦整理して目的の天体に向ける必要がありますが、双眼鏡の場合にはプリズムが最初から入っていて、自分の目で見たままのものが見えるようになっているので、スマホの星空アプリで大体の星の位置を把握した上で星空散歩を楽しめば、肉眼では見えない星も見えるので、空を眺めるのが楽しくなります。

こうした機材は、まさに車中泊の旅では日常とは違った体験をするための一つの道具として活きてきます。今後車中泊を楽しみたい場合には、車中泊する場所を空が開けて光害のない場所にして、その空に双眼鏡や望遠鏡を向ければ、家では体験できない多くの星を自分の目で見ることができるようになるでしょう。

こうした機材について、特に天体望遠鏡を購入した場合、最初のうちは盛り上がっているので組み立ててベランダに出したり近くの公園に行って星を見ることもあるとは思いますが、組立・仕舞いに時間と手間がかかるものというのは、ちょっとした興味の分散によって使わなくなってしまう場合があります。いわゆる「入門用」とされるお子さん用の望遠鏡セットは、良い製品であっても、なかなか持ち出せないのでは、よほど星空のきれいな地域に住んでいなければ、天空の魅力を感じることができないまま望遠鏡はお蔵入りになってしまうかも知れません。

そういう意味では、こうした双眼鏡は、例えば近所で火事があったような場合でも取り出して簡単にその様子を場所から動かずに見ることもできます。車中泊旅でもとりあえず車の中に双眼鏡と三脚のセットを入れておけば、夜眠れない時にはスマホのアプリでだいたいの星の位置を把握して向けるだけでも楽しめると思います。月などが出ていればなおさら見ごたえがありますし、昼間でも見たままの像を見られるということになると、バードウォッチングの用途にも使えます。そういう意味で、車中泊の旅を楽しむためのグッズとしては、安い時に買えてラッキーでした。

主に天体用として購入したSIGHTRON MAKSYGO60はオールマイティに楽しめそうな予感

注文していた小型の天体望遠鏡が昨日届きました。思っていたより小さくて、こんなもので本当にしっかりと見えるのか、まずそれが不安になりました。

これが、MAKSYGO60の一式ですがスマホの大きさと比べてもかなり小さいことがわかります。最初からファインダーが付いていて、望遠鏡自体を覗くところは90℃角度が変わるようになっているので、低い姿勢でも見やすくなっています。同時に購入した自動天体導入ができるトラバースには大きな三脚が付いていて、外での観望には便利ですが、ベランダに台を出して見るには、購入時のセットをそのまま使った方が使いやすいです。

というのも、この望遠鏡は普通の望遠鏡と違って、ファインダーだけでなくのぞき穴からの画像も見たままに映ります。これは、天体望遠鏡を見たことがない人からすると、なぜそんなに当り前なことをと思う方もいるかも知れません。しかし、「普通の」天体望遠鏡の場合、像を正立させるために部品を入れるとその分良く見えなくなる恐れがあり、さらには地上と違って宇宙の星は上下左右逆さまでも見え方に差はないので、ファインダーも含めて上下左右が反転するように見えるようになっているものがほとんどなのです。

ですから、星図などで星の位置関係を把握していても、実際に望遠鏡を覗いてお目当ての星を探す際には頭の中で、「望遠鏡ではどのように見えるか」ということを考えながら望遠鏡を動かす必要が出てきます。

そうした苦労が必要ないのが地上の風景を見ることにも使うことが考えられた双眼鏡であり、それが天体望遠鏡よりも扱いやすい理由なのですが、このMAKSYGO60でも単眼ではありますが、自分の目で見たままの位置で対象を見ることができるので、直感的に望遠鏡を操作できるということになります。

こうした事により、車中泊にこの望遠鏡を持っていく場合、必ずしも天体用として使わなくても良くなります。アイピースを入れ替えることで37.5倍と75倍遠くのものが見えるようになるので、遠く離れた鳥を狙うフィールドスコープのように使えます。スマホフォルダーも付いていますので、直接目で見ないでスマホの画面で見たり、動画や写真を撮ることもできるので、野外での遊び方が一味も二味も変わってきます。

このまま野外で使う場合には高めのテーブルの上に載せる必要がありますが、このセットの架台だけでも地上のものを見るくらいなら十分です。同じように月や明るい星だけならファインダーを使って合わせることで、これだけでも十分使えます。

ただし、淡い星雲・星団を見たり、見ていると動いてしまう星をずっと視野にとどめておくためには、スマホアプリから自動で星を視野に入れたり自き追尾するトラバースの出番になります。

今後は、お手軽に見るのと、細かく調整して見ることを分けながら、色々と使おうと思っていたのですが、単なるおもちゃではない実力を感じることになり、これなら使わないで放置することもないだろうと思いますし、ちょっとした遠出の時にも持ち出して使いたいと思ってしまうほどでした。使う人を選ぶところもあるかも知れませんが、今回紹介したメリットに魅力を感じる方がいれば、入手するのも悪くないかも知れません。

送料無料でのネットショッピンができない場合でも送料分をチャラにできるか

先日、双眼鏡を注文したばかりなのですが、まだ全く届く気配すらありません。ただ、紹介した7✕15の双眼鏡は私が注文した時と同じく納期が1~2ヶ月かかるものの注文できるようにはなっているようです。実際の決済は注文が確定してから行なわれるので、実際の支払いはもう少し後になるのですが、まだその状況であるのに、追加でさらに望遠鏡を注文してしまいました。

ここ数日、様々なサイトを見ながら、私の場合購入して自宅でも使えそうで、置き場所に困らなそうなものをピックアップしていたら、数量限定のすごいセットを見付けてしまったのです。それまで、しっかりとした架台・三脚が付いていて、月から惑星ぐらいまで見られる微動装置の付いた望遠鏡を購入するための予算は3万から5万くらいか? と思っていました。

ただ、しっかりした台座と望遠鏡ということになると、置き場所にかなり困ることになります。お恥ずかしい話ですが、とても自宅では望遠鏡をどこかに置きっぱなしにすることはできないので、バラして押入れの中に入れておくということになると、これはもう、出すだけで一大事になり、せっかく買ってもほとんど使わなくなってしまうことがすでに予想できてしまいます。

そんな事を考えている時に、初心者向きではないものの小型で部屋の片隅に置いておける望遠鏡と、スマホアプリを使って天体の自動導入が可能な三脚と架台がせっとになったものが19,800円(2024年5月現在)で見付けてしまいました。ちなみに、ネット上からは(商品リンクはこの後紹介する内容に関わるので付けませんので、キーワードで検索してみて下さい)「ACUTER OPTICS トラバース&MAKSY GO60セット」で様々なショッピングサイトで見付かると思います。恐らく複数のサイトに一つのお店(天文関係のお店)が出店していると思いますので、どこで買うかは関係なく、価格と送料は同じになっています。

今、送料と書きましたが、基本的にプライム会員なら送料無料のはずのAmazonにおいても、プライム特典が使えない設定になっていて、私の住む静岡までの送料は別に770円かかるようになっています。

商品の内容からすると、それでもかなり安く購入できると思うのですが、購入するサイトや支払い方法、クーポンをフル活用させることで、送料+アルファでちょっと安く購入することができました。今回はそうしたネットショッピング上での「最後のあがき」について紹介していきます。

私が、購入を決めたものを前にしても、そこで一気に買うのではなく、落ち着いて今よりも安く売られているところはないかと、結構あがくようにしています。それは、買い物とはちょっと違うかも知れませんが、2002年のサッカーワールドカップで地元のエコパスタジアムで見られるチケットを欲しくて夜から明け方までネット上のFIFA予約サイトとにらめっこをしながら、何とか予選リーグのドイツ対カメルーン戦の家族3人分のチケットをゲットできた成功体験が元になっています。

その他、ネットがないので今より難しかったかも知れない休みの日のJRの指定券を取るのに、何度も窓口からマルス(チケット発行用の機械)を叩いてもらって無いはずの指定券をゲットできたこともあります。その時と比べると、ネットは快適に使えますし、ウェブサイトの中から本当に今買おうとしているところが最安なのか? という事で調べるだけなのでそこまで大変ではないのです。

今回の場合は、同じお店が大手のサイトおよび自社の通販窓口で売っているものなのですが、楽天では取扱いがありませんでしたが、Amazonとヤフーショッピングで取扱いがありました。Amazonには月末からセールがあるのですが、ヤフーショッピングを覗いたら、500円のクーポンが使えるようになっているだけでなく、PayPayでの支払いなら購入と同時に付いたPayPayポイントを支払いに利用することができるので、トータルで1,200円くらい安く購入できるようでした。送料は770円なので、送料分と少しだけ安く購入できることになるので、Amazonのセールを待つ間に品切になるのも怖かったので、その分だけで納得し、PayPay残高をチャージしてすぐ決済しました。

天体望遠鏡を見ている中で、様々な情報を見ていると、おすすめ商品の価格は昨今の物価上昇の煽りを受けて、情報の中で出ている価格と違ってかなり定価が高くなっていることも感じていました。私が見た商品は今から1~2年前に出たもので、定価と比べるとかなり単体でも安いのですが、セットにすることでさらに安くなっており、購入のタイミングとしては後で振り返ってもこれほど安く買えないのでは? と思えるものでした。

天体望遠鏡の場合は中古で程度の良い品を買うというパターンもあるのですが、最近はメルカリでも一部では市場価格とかけ離れた値付けをしているところもあり、市場に出ているものが安く買えるタイミングを逃さないことも大事だと思います。今回はたまたまヤフーショッピングとPayPay払いでAmazonより安く買えました。このように、大手通販さいとからの購入の場合、お店の都合ではない部分で値引けるような条件が出ているケースもありますので、安いと思ってもすぐにポチらずにしっかりと別のサイトも参考にしながら安く買える方法を模索することも大事なのではないかと思います。

ちなみに、購入資金については毎月何を買うかという事は考えずにメインとは違う銀行口座にプールしてあり、今回はその資金をPayPayにチャージして使いました。急な資金出動には困ることもありますので、日々の蓄えというのは大切ですね。パソコンやスマホと違って、光学機器というのは長く使えますので、今後大事に使っていこうと思っています。

(追記)
今回目的の商品を探している中、同じキーワードで検索すると今回購入したショップの価格よりかなり安く売っているショップも実はありました。しかし、サイトの隅々まで見てもちょっとその正体がわからず、商品の定価を今回購入したショップの19,800円からの割引をしているところもおかしいと思いました(元々の定価はもっと高いのです。さらに送料は無料)。天文関係の専門店でもない多くのジャンルの商品を扱っているサイトだったので、本当に安く買えたとしても初期不良の場合の対応に不安があったので、その極端に安いショップからの購入は見送りました。ここを読んでいる方でその値段に興味がある方もいるかも知れませんが、個人的にはあまりにも極端に安いサイトというのは個人情報を収集する目的で安く売っているということも有りえます。この辺はあくまで自己責任で利用して下さい。

天体望遠鏡の性能・価格チェックを行なっているうちについ注文してしまったのは双眼鏡だった

先日書きましたが、現在は台風も発生してしばらくは雨の心配をしながら過ごさなければならなくなるものの、その季節が明けると、ちょっと涼みながら野外へ天体観測に出てみたくなります。

当初、国立天文台が出しているプラスチック鏡筒の天体望遠鏡キットが5千円ぐらいと安くてもそれなりのものだと物欲が湧いたのですが、調べてみると更に色々な情報が出てきてしまい、さらにお金を出したらこのくらいまでというような製品情報がどんどん入ってきて、自分が満足するようなスペックできちんとした製品ということになると、10万までは行かないものの、結構な金額になってしまうことがわかってきて、ちょっとびびっています。

まあ、国立天文台監修の望遠鏡キットも悪くはないので、一台買っても良いのですが、空が良い状態の時にベランダに出して見るだけでなく、ちょっと暗い空を目指して車で光の少ない場所まで移動して見るような事も考えると、持ち出しやすくて操作も簡単というようなポイントも加わってしまうので、これがなかなかまた高価になってしまうのですね。

特に、望遠鏡を載せる三脚については、ちょっとでもブレると目的の天体がどこかに行ってしまうというシビアさがあるので、特に惑星をきれいに見たいという場合には土台がしっかりしたものが欲しいですし、このようにブログなどをやっていると、できればスマホで天体の写真を撮ってアップしたいということになると、さらに購入のための条件が増えて予算が増えるということになります。

そうなってくると、過去に経験したカメラのレンズ沼のごとく、自分の生活にも影響するような支出をついしてしまうような事にもなりかねません。ということで、例えばちょっと外の月や星が綺麗に見えている時に、気軽に使える双眼鏡をまずは買うのも良いかと思ってつい注文してしまいました。それが、Comet Scan 15×70というちょっと大き目の双眼鏡だったのです。

リンク先では現在入荷未定になってしまっていますが、私が注文した時にはほぼ納期が一ヶ月ということで、Amazon特有の事象で、注文は受けたものの調達不能で購入できない可能性もあります。ただ、本体のスペックが7センチのレンズが2つあり、15倍と比較的大きく見えるだけでなく、標準で三脚固定用のアダプターまで付いて12,000円というのは、ちょっと昔だと考えられないくらいの価格だったので、まずはポチッとしてしまったわけです。

望遠鏡と違って双眼鏡の場合、三脚に乗せなくても手持ちで寝っ転がって見ることもできますし、星だけでなく日中の風景も楽しむことができます。そして、天体望遠鏡の場合、何もアダプターを付けないで見ると、上下左右が反対に見えるので、その辺を理解した上で操作する必要があります。その点双眼鏡は目で見たものが拡大されて見えるだけなので、アプリなどで星空全体を見ながらその方向に双眼鏡を向ければその場所をすぐに探すことができます。

何よりも、ベランダに三脚を置いて、そこに据え付けるだけですぐ見られるというのは望遠鏡と比べると楽なのです。昔購入して今も使っている双眼鏡はレンズの口径が3センチくらいの小さなものなので、今回はおよそその倍の口径があるものを追加購入したことになるのですが、星団・星雲を見るだけならこれでも十分で、木星の縞や土星の輪はさすがに見られませんが、今後大きな彗星がやってきた場合は双眼鏡の方が臨場感のある姿を見ることができます。

かつて、6センチ・8センチクラスの双眼鏡を出しているメーカーがあって欲しいと思ったのですが、単体で7万から9万くらいしたので購入までには至らなかったのですが、安い製品であるために性能的に諦めなければならない所もあるものの、趣味で星を楽しむなら、口径7センチの双眼鏡は今の私には十分なもので、特に車中泊で空の暗い場所を探して出掛けられるようなら、スマホのアプリでその日・その時間の星空を確認しながら見られそうです。持ち運びもしやすいですし、本当に購入できたら(実はAmazonでは知らないうちにキャンセルされたこともあるので完全に買えたとは思っていないのです)、梅雨明けの宣言が出ましたら、ぜひその状況についてここで報告させていただきたいと思っております。

車中泊の旅の中で気軽に使える双眼鏡があるだけでもかなり楽しめる

引っ越しをする際にほとんどの物を処分してきたので、改めて趣味嗜好に関するものを購入しなければならないような事が起こっています。今考えているのは、そこまで本格的なものでなくても良いので、月と土星の環が見られるような望遠鏡があると、狭い自宅のベランダでも天体ショーを直接見られるので何とかしようと思っているのですが、そのために調べものをしていて感じたことがありますので、その事について今回は書かせていただこうかと思います。

インターネットで天体望遠鏡のおすすめを調べると、格安なものは逆に不安になり、かといって専門店のおすすめをそのまま買うには光学機器だけにかなり値が張ることになります。

以前私が望遠鏡を探していた当時はまだスマホなんていうものは影も形もなく、フィルムカメラで写真を撮っていた時代で、当然ながら目的の天体の自動導入システムもありませんでした。星の動きは北極星を中心に回っていますので、何もしないで放って置くとどんどん動いてしまうため、地上で景色を見るのとは違ってちゃんとした装備が必要になるので、その辺の知識を持っていないとせっかく買っても使えないということが起こり得ます。

ちなみに、昔懇意にしていた望遠鏡のお店のマスターには、初心者がまず買うならと進められたのは、しっかりとしたカメラ用の三脚と、三脚に取り付けが可能な双眼鏡を組み合わせて、三脚に付けて星を見るということでした。そのセット(双眼鏡の取り付けアダプター含む)は今でも持っているので、月や星団(プレアデス星団→スバル)などを見るなら、下手な望遠鏡を持つよりも、地上でも使えるので最初の一台としては今でもおすすめでしょう。

同じお店のマスターから望遠鏡について話をしてもらった時も、当時からあった「集光力」「倍率」という言葉に惑わされないようにして、初心者が扱うなら屈折望遠鏡が扱いやすく、レンズの口径iによって性能が決まるという事と、鏡筒の長さはあまり長いと扱いづらいので、短いものを選ぶ方が良いということと、とにかく星を見る場合には振動によってずれてしまうと全くどこに何があるのかわからなくなるので、しっかりした架台(三脚など)と、ハンドルなどで微調整できる機能が付いていないと厳しいと教えていただきました。

現在はスマホとBluetooth接続をして自動的に望遠鏡が目的の星や惑星の方向にセットできる装置が一般化していますので、必ずしも微動ハンドルは必要ないかも知れませんが、実際に望遠鏡を覗く場合にはずれもありますので、やはり初心者用としては向きを微調整できる装備は必要だろうと思います。

個人的には、小さい望遠鏡でも月や土星の環を見るだけなら、小口径で安いものでも十分だと思ってはいますが、望遠鏡を乗せる土台と微調整可能な機具を付けると、トータルではそれなりの金額になってしまうということはあります。私の場合は安いものでも、それが何故安いのかというディメリットをまずは見つつ、価格とのバランスを考えながら使用頻度も考えつつ、なるべく予算を少なくして選ぼうとは思っています。ただその組み合わせは決して初心者におすすめできるセットにはならないでしょう。その辺がなかなかここで紹介するのに難しい点でもあります。

個人的には、まずは1~2万円の予算で、三脚に固定できるタイプの双眼鏡をアダプターとセットで購入し、この際三脚も最大限に伸ばしてもガタガタしないものを手に入れるのがおすすめです。そうしておけば、その後軽めの望遠鏡と微動ハンドルをセットで購入すれば、三脚に載せ替えて使うことで、月から星団・星雲、土星の環まで見られるようになります。車で暗い場所まで移動できればさらに有利になります。車中泊をされるなら、こうした装備を持っているだけで、夜だけでなく昼にバードウォッチングでも使えますし、かなり車中泊の楽しさも変わってきますので、自分に合ったものを手に入れるのも良いかと思います。

テンマクデザインのモノポールインナーテント(メッシュ)を買い足したのは……

Amazonを定点観測していたら、先月購入してその組み立ての簡単さと安さに満足してたテンマクデザインのモノポールインナーテントのうち、色が黒で全体がメッシュになっているタイプのものに10%オフのクーポンが付いていて、4千円弱で買えるようになっていました。一部だけメッシュで白色のインナーテントで十分かなとは思ったのですが、ちょっと考えることがあって、メッシュタイプもつい購入してしまいました。

テンマクデザイン モノポールインナーテント メッシュ

まだ現物は到着していないのですが、大きさなどは全く同じで、違うのは全面メッシュであることだけなので、手持ちのコットの上に乗せて使うには全く問題がないことがわかっています。基本的には室内や車中泊で使うことを考えているので、先行購入した全面メッシュでないタイプのもの一つあれば十分であるとも言えるのですが、実は一つ全面メッシュであることのポイントがあるのです。

夏はメッシュの方が涼しいとは言うものの、メッシュが細かければ風もなかなか通らないので、夏にそこまで涼しくはならないというのは実際のところだと思います。今回購入した理由は、ズバリ流星を見たいと思った時に役立つものであるという事があるのです。

メッシュで外から丸見えになるということは、テントの中から外の様子が見えるということになります。毎年、夏の流星群と言えばペルセウス座流星群があり、暗い所で見ると全天で1分に約一つほどの流星が見られます。ただ、流星観測に関しては様々な問題があります。

まず、空全体を見渡した上でじっと流星の出現を待つ場合、立って首を曲げて待つとほぼ確実に首が痛くなります。できれば流星観測の基本姿勢は地面に寝っ転がって見る方が体に優しいだけでなく広い視野で多くの流星を見ることができます。

ただ、特に夏に流星観測を行なう場合には大きな問題があります。周りに建物や灯りのない場所というのは自然が豊かなところであり、どうしても「虫」の問題が出てきます。虫除けスプレーを用意していても、耳の周りで羽音をたてられるとそれだけでビクッとしてしまう方も少なくないのではないでしょうか。蚊取り線香やUSB電源で使える電気式のリキッドタイプの蚊取り装置もありますが、風などがあるとなかなか周辺全てのカバーできないという事もあります。

そこで、このメッシュのテントの中で観測を行なうようにすれば、自立している蚊帳の中にいるのと一緒なので、少々見にくいところもありますが、虫の影響を避けながら安心して流星を見ることができます。虫の影響が少ない冬でも、メッシュとは言えテントの中に入れば多少暖かくはなると思うので、空の見える場所にテントを設営し、流星群を心ゆくまで楽しめます。

今回たまたまクーポンで通常時では少し安い非メッシュのものよりも安く買えたのはラッキーでした。私の使い方ではそこまで使い込むことなく、使ってもコットの上に載せるようにして使うので、底面の傷みもそこまではなく、長く使えるかなと思っています。唯一の懸念である、グラスファイバー製のポールが破損した場合も、基本的に同じサイズの製品が2つあるので、最悪二つのタイプのテントを使い分けることもできます。ともあれ、これからの季節は部屋で昼寝をする場合にはこちらの方が涼しいと思うので、窓際に置いて使おうかなと思っています。

今年になって購入したコットにテンマクデザインのモノポールインナーテントを載せてみた

先日購入した、雨除けのフライシートを省略することで安く売られているテンマクデザインの「モノポールインナーテント」を展開してみました。元々は、屋根やタープなどで雨をしのいだり、モノポールテントのような、床がないテントの中に設営することで、手軽なキャンプに使うことを意図したテントなのですが、私の使い方というのはちょっと違います。

車の中にフラットなスペースが作れたらその中で設営して使ったり、冬に室内で設営して暖房費の節約を計る手段になります。また、災害時においてプライバシーを確保するために使うことができます。ただ、完全に外から見えなくするためには、ブルーシートのようなものでも良いので、テントの上に掛けたりする必要は出てきます。

今回、自宅で使うことを想定して、以前から用意して必要に応じて使っている「コット」と合わせてみることを試しました。室内であればインナーテントを濡らす恐れはないので、気軽に使えます。室内なので風の影響もないので、そのまま設営したテントをコットの上に載せるだけです。

このような感じでコットの上に載せて利用すると、マット類の用意も必要ありません。枕と寝袋(真夏の場合はメッシュにしてタオルケットでも良い)を別に用意すれば良いでしょう。車中泊の場合最初から組み上げて出発すれば、眠たくなったらすぐにテントの中に入ることで、すぐ寝られる状態になります。軽ワゴンでも十分な寝心地を得られますが、事前に写真の状態のものを設営して、その寝心地を確かめるためにインナーテントの中で実際に寝てから車中泊用にすることをおすすめします。

コットとインナーテントの購入額は、二つ合わせても1万円かかっていません。海外からの旅行客とホテルの取り合いになる中で、人気観光地ではビジネスホテルの利用料が上昇する傾向にある中で、同じお金を使うなら現地で美味しいものをたらふく食べたいと思うなら、仮眠しながら移動するこうしたスタイルというのは十分にありだと思います。

以前にも書きましたが、車の中でインナーテントの中に入って寝る前提であれば、あえてキャンピングカーでなくても、コットが置けるフラットなスペースを出せる車であれば、とにかく車の中を快適な寝床として使うことができます。軽ワゴンで一人旅というのも良いですし、普通車のワゴンタイプであれば、テントとコットのセットを複数並べて置くことも余裕でできるので、キャンピングカーでなくても十分車中泊できるだろうと思います。

先日まで定価が5,060円だったものが、Amazonで22%引きの3,960円で売られていることを知って購入したのですが、Amazonの場合価格が短い期間で上下しますので、これを読んで製品リンクにある価格が上がってしまっていたら、しばらく商品をウォッチ対象にすることをおすすめします。

これを書いているのは4月から5月の時期で、元々はこのテントより価格が安かったはずのオールメッシュの「モノポールインナーテント メッシュ」の方が高くなってしまっています。これは、これから暑くなる中で需要が見込めるためなのかとも思いますが、車中泊に使う場合はメッシュのテントにしても暑いことは暑いので、扇風機やクーラーの設置を考えれば、あえてメッシュタイプよりもこのタイプを選んだ方が使える範囲が広く便利ではないかと思います。

キャンプでなく車中泊での快適な寝床を求めるならフライシートなしのインナーテントを

Amazonのお気に入りに色々と気になる商品を入れて、その価格変動を観察しています。で、今の時期そうして観察していた中の一つの商品、テンマクデザインの「モノポールインナーテント(スタンダードタイプ)」が今までより千円以上安く販売されていたので、今すぐに使うかどうかわからないながらも注文してしまいました。元々、税込でも5,060円とそれほど高くないのですが、今回は値下げをしたのかセールなのかは不明ですが、Amazon以外の他の販売店やサイトでも3,960円という、かなりお手ごろな価格になっています。Amazonの販売ページへのリンクはこちらです。

この製品は、普通のテントにはあるフライシートを省略することで安い価格で出しているのですが、屋外で使う場合にはタープや大きなテントの中に入れて使うことを想定している一人用のテントです。

組み上げれば自立するので、ちょっとした屋外での休憩時に使うということも十分できます。私は、このテントは今のところ屋外で使う事については考えていないのですが、それでも購入したのは、当然安いということもあるのですが、車中泊派においても実に便利に使える可能性があると思ったからです。

例えば、車中泊用に使うシチュエーションとしては、軽バンなどの車内にフラットスペースを作ることのできる車で運転席から後ろの座席を畳んでフラットな空間を作った場合、普通は外から覗かれないように窓にカーテンを付けたりする必要がありますが、これならフラットな空間に設置するだけでテント内の様子まで外からはわからないので、旅先でレンタカーの軽バンを借りてそこで車中泊をするようなこともできてしまいます。

また、夏には窓を全開にして風を通したい場合でも、今までは車の窓に網戸を付けるような手間がかかりましたが、テントの中は蚊帳のようなスペースになっているので、暑さを凌ぎ虫も避けられます。

逆に冬は、車の中でもそうですが、自宅においてもあえてテントを設営し、テントの上から毛布を掛けることで、テントの中と部屋(車中泊の場合は車の中のスペース)との温度は多少変わってくることが期待できます。室内用のテントというものも売っていますが、これだけ安いものもないので、この価格のうちにぜひともキープしておきたかったというところです。

また、一人用の小さなテントなので、室内でも車内でも、先にコットを設営してその上に乗せて使うことによって、直に床にマットを敷いて寝るよりも快適度が増すことも期待できます。商品レビューではテントの底の部分が薄くて破れそうということなので、今後はグランドシート類の用意が必要かも知れませんが、極端な話厚めのブルーシートを折りたたんでも良いと思います。まあ、そうしたものについても、ウォッチングしながら安くなった時にでも買えば良いので、継続して欲しい商品をリストアップすることで、一番安い価格で買える状況を作れるのは良いですね。

同じテンマクデザインのモノポールインナーテントにはさらに薄いメッシュタイプもありますが、それだと風は通るかも知れませんが、暑いときは暑いですし、やはり外から見えにくいということも大切なポイントだと思うので、今回紹介したスタンダードタイプが安い今が買い時ではないかと思います。

日常生活でも旅行でも便利な「風呂敷」を割引していた無印良品でゲット

旅行へ出掛ける時にあると便利なグッズを色々と物色している中、昨日近所の無印良品へ行ってきました。ポリカーボネイトのスーツケースは大中小と結構揃っていますが、お値段の方もなかなか普通のお値段で、購入するなら無印の製品と他社を比較するような感じが良いのではないかと思いながら見ていたところ、とあるグッズが何と70%オフで売られていたので、それだけ買って帰ることに。

商品名は「たためる風呂敷」で、再生ポリエステルでできた73センチ四方の布切れではあるのですが、実は様々な用途で使えます。注目すべきは水に強いポリエステル生地であることです。ちょっとしたポーチやショルダーバッグの防水用に全体に巻くことで水濡れを防ぐようなこともできますし、芝生などで敷物としても使えます。

大きさを11インチのChromebookと比べてみるとこれだけ余裕があり、エコバッグの代わりとしても使えます。袋と違って、包む素材に密着して縛れるので、エコバッグとは別に持っていると日常生活の中でも旅の時にでも便利に使える場面は出てくるはずです。

ただ、店頭でディスカウントされているということは、それだけ人気がないことの裏返しでもあるわけで、このまま販売終了になってしまうのは大変残念です。

安くなっているので、色違いの風呂敷を複数用意して旅行の際の服を分けて入れたり、未使用と使用済で風呂敷の色を分けて使うようなことも当然考えられます。メッシュの入れ物と違って中味は外から確認はできませんが、単純な構造(というか布一枚なので)でそもそも壊れるという概念がありません。多くのバッグはファスナーが壊れたら終わりですが、そうしたこともないので、バッグの中に入れる小物を入れるために、まだ在庫が残っているうちに色違いを買い足すのも有りかな? という風にも思います。

というわけで、今回紹介した無印良品の風呂敷は商品としてダメだからディスカウントされて売られているというわけではないと思うので、もし近所のお店で安くなった風呂敷を見付けたら、今は使う予定がなくても複数ゲットしておくことをおすすめします。

キャンプでなくても一枚持っていたい「キャンプ用マット」の非キャンプ時の使い方

ここのところ脳内で旅行のシミュレーションを行なっています。最近になって職場では身近で働いていた方がコロナ感染するといったことも起こり、多くの人が集まるところに出掛けることで自分がかかってしまったらと思うとちょっと躊躇するところはありますが、人が行かないような場所に目的地を決めたり、密になりにくいような交通手段を選ぶなどすれば、今後は色々なところに行けそうです。

とは言ってもそうそう長い休みは取れないので、週末の2日の休みを活用することになるとすると、仕事終わりの夕方から夜に掛けて出発し、最も長く旅行を続けるためには、週明けの月曜朝に戻ってそのまま仕事に行くような事でもしない限り、私の場合はそれぐらいしか時間が取れません。そんなこともあり、自分の都合で出掛けられて、帰りの時間も調整可能な車中泊の旅を行なっていたのですが、それでも、車で行ける場所には限りがあります。

限られた日数で、遠くまで出掛けるためには、当然ながら車から交通手段を変える必要があります。私が車中泊を始めた頃と比べて圧倒的に変わっているのが、飛行機に格安な料金で移動可能なLCCが運行していることでしょう。以前の大手国内航空でもセールにうまくハマると、通常料金と比べてもかなり安く東京から北海道・沖縄へ行くことができましたが、LCCは通常期でも安い上、セールで購入することができれば、今まで18切符で大変な思いをして移動したのが嘘のように、あっという間に目的地へ安く行くことができます。

ただ、LCCの利用は地元の空港からは飛んでいなくて、安く色んなところに行こうと思ったら、私の場合はまずは成田空港にたどり着くことが必要になります。料金の面からも、また時間を有効に活用する面からも、できれば成田発の始発に乗りたいところなのですが、さすがに首都圏在住でないと、朝になってから家に出てもとうてい間に合いません。

そこで、仕事終わりの搭乗前日に成田空港に前乗りし、仮眠を取りながら始発を出発ロビーで待つということも安く、しかも時間を有効に使うためには必要になってくるのです。

空港ロビーでの仮眠というのは、ただなかなか厳しいものです。ロビーにはベンチがありますが、ベンチは座るものなのでそこで強引に寝ようとしても、体には良いことはありません。

かといってロビーにテントを張るようなことは保安上の理由から不可能です。ロビーの床に直に寝っ転がるのも大変なので、そこで持って行きたいのが、コンパクトに畳んで持って行ける「キャンプ用マット」なのです。これは、車中泊をする場合の用意として、過去には色々なものを買ってみたのですが、今回以前買った様々なマットを出してみたのですが、空気を入れて膨らますタイプの「エアーマット」「インフレータブルマット」の類は、長く置いておくと弁の部分が経年劣化してしまい、私の持っているものはことごとく見るも無惨な事になってしまいました。それでも、ウレタンの入った「インフレータブルマット」は多少マシですが、それでもかなり使うような人でないと、使わないうちに劣化してしまう可能性があります。

その点、インフレータブルマットと同時期に購入した「Zライトソル」はそれなりに使った時期もあり、その後ずっと使わず車の中に入れっぱなしにした時期もありましたが、現在でも全く問題なく使えています。折りたたんでもそれなりにかさばりはしますが、コットを持ち出すより軽く、バックバックの横にくくりつければ、それほどじゃまにならずに旅行用具を一つにまとめられるので、あとは小さなシュラフでもバックパックに入れて出掛けるようにすれば、空港ロビーでの仮眠であれば問題なくでき、体も翌日痛くならずに済みそうです。

私の場合は、以前購入した「Zライトソル」を持っていたので、あえてそれ以外のマットを使うことはありませんが、同じ構造のマットはダイソーでも売っています。Zライトソルと比べるとペラペラで、耐久性にも疑問がありますが、ダイソーの折りたたみマットは税込550円で収納袋付きになっていて、その収納袋にはZライトソルもキレイに入ります。ダイソーのマットの方が畳んだ時の長さが少し長いため、取り回しは多少悪いとは思いますが、いざとなったら登場時に持ち込めないと言われても諦めが付くので、一つ持っておいて損はないだろうと思います。

もちろん、車中泊用としてシートを倒して仮眠せざるを得ない時にも、このマットは役に立ちます。一枚ではちょっと凸凹が気になるなら、二枚購入して二枚重ねで使うということも可能ですので、LCCの始発待ちを考えておられる方は、こうしたマットを旅のお供にすることも考えてみましょう。