ネット上のショッピングで、私が結構頼っているセール情報を出しているサイトがあるのですが、色々見ていたらそれ自身でお湯をわかせたり簡単な調理ができるマグカップが処分価格(3千円くらい?)で売られているという情報がありました。
その製品は消費電力が600Wなので、手持ちのポータブル電源の中には利用できないものもありますが、温めたお湯を保温できるモードもあるので、例えばレトルト食品を温めたり簡単な煮込み料理もできる500mlクラスのマグカップということで、災害時だけでなく車中泊にも便利かなとついポチりそうになりましたが、今回は躊躇しました。なので、その製品の詳細については今回は紹介しません(笑)。というのも、色々調べていたら以前自分が書いていたブログのエントリーがヒットしてしまったのです。
今でも車中泊をされる方にとっては安くて一人用としては使い勝手が良いと評価が高い「ちょこっと家電」という電気グリルが直径11センチまでのキャンプクッカーを乗せて使うことができます。260Wとかなり少ない消費電力なので、水を沸騰させるまでの時間はかかりますが(500mlの水を水温20℃からで18分くらい)、今ある200Whクラスのポータブル電源であれば使うことができるのが、買いかけた600Wの電気マグカップと違うところです。
こうした電気マグ・電気グリルのウィークポイントは、本体を丸洗いできないというところにあります。特に本体で調理を行なう電気マグで調理をした後に内部を洗う場合には気を遣いますし、場合によっては本体の故障が起きる可能性があります。その点、電気グリルにキャンプ用のクッカーや使いすてのアルミ皿を載せて使うようにすれば、本体発熱部を冷ましてからウェットティッシュで拭くくらいでも何とかなります。
上のエントリーでも書いてあるのですが、「ちょこっと家電」とは別に、200Wとこちらも消費電力の低いパナソニックの「ミニクッカー(炊飯器)」も持っているので、煮込み料理などはこちらでもできるのですね。だとしたらこの既に持っている小電力家電を使い分けるようにすれば、停電時でも何とか簡単な調理をポータブル電源のみで行なうことは既に可能になっているということを改めて確認したという次第です。
あと、工夫するとしたらちょこっと家電本体のヒーターからの熱伝導を今持っているクッカーより効率良く利用できるようなシンプルなクッカーの導入の方にポイントを絞った方が良いのでは? という風にも思いました。ちょこっと家電の発熱部は平らなので、段差や溝、さらにノンスティック加工などのないシンプルなクッカーがあれば、そちらの方で水からお湯を作る時間を短縮し、その分ポータブル電源の電力消費を節約するような方法についても今後もさくしていければと思っています。