先日の松本・浅間温泉の旅でその必要性を感じることになった持ち運べる扇風機について調べていたのですが、現在いわゆる「コードレス扇風機」として人気な製品というのは私のニーズには合わないことがわかりました。
本体にリチウムイオン充電池を内蔵し、容量が10,000mAあってケーブルレスで長時間利用可能・スマホなどへの給電が可能というのはちょっと見ただけでは魅力的に思えるかも知れませんが、充電池内蔵の家電というのは、その寿命に問題があります。自分で電池交換ができないと電池の寿命がそのままその製品の寿命になってしまいます。最新のキャンプ用扇風機は、スマホが充電できたり、LEDライトが付いていたり、虫よけ機能が付いていたりと至れり尽くせりですが、なぜ外付けバッテリーと接続して使うような製品がないのかと思ったのですが、そういう製品が出たら人々は新しい製品に買い替えなくなるわけで、メーカーの方ではあえて内蔵バッテリー式のコードレス扇風機を作っているのではないかと感じることになりました。
私の場合は、自宅には複数のポータブル電源があるので、普通にコンセントを使って利用できる扇風機やサーキュレーターがあれば、野外での使用はもちろん、ホテルの部屋に持ち込んだり、車の中で使ったりすることができます。現在のポータブル電源は長寿命で、毎日充電を繰り返してもおよそ10年は使える(理論値ですが)というリン酸鉄バッテリーが搭載されています。そうした上で、日常的にも使え、旅先にも気軽に車に入れて持ち運べる小型のサーキュレーターを探すことにしました。
選ぶ上で考えたのは、高出力とか様々な機能が付いていればなお良いのですが、それなりにコストがかかるので、最低限のところで考えたのが以下のようなものになります。
・出力はそれほど高くなくても良い
・モーターは消費電力の少ないDCモーターで
・大きさはそこまで大きくないものを
・特別な工具なしに分解して掃除が簡単にできるもの
特に最後の分解掃除の簡単にできるというのは、毎日使う場合には大切です。今シーズンから使い出した扇風機は、かなり部屋のホコリを集めてしまって、なかなか掃除するのが大変なのです。新しく買うなら、水洗いをして一気にきれいになる、DCモーター付きのもので物色していたのですが、そんな中たまたま楽天市場のセールで安くなり、さらに楽天ポイントも普段より多く付くことで、値引き分にポイント分を含めると、6千円ちょっとで買うことができたサーキュレーターを注文しました。
今まで、エアコンを扇風機と併用しながら使っていたのですが、設定温度の違いでかなり電気料金に違いがあることを知りました。今月請求の電気料金はそういう事を気にしないで、設定温度25~26℃くらいで運用していて、びっくりするくらいの電気代を払う羽目になりそうなのですが、今使っている扇風機でも、うまく風の向きを活用すれば、エアコンの出力を自動にした状態で設定温度は28℃くらいでも十分涼むことはできます。
ただ、それでもエアコンは結構電気を食うので、設定温度を29℃まで上げても涼しくなるかと思ってサーキュレーターを導入した次第です。
サーキュレーターは暑い部屋の空気を外に出して外気を導入することにも使えたり、雨などで洗濯物を部屋干しする時にも使えたりしますので、基本部屋で使いながらいざという時には外に(車やキャンプでもポータブル電源とセットで使える)ということで、普通のサーキュレーターの方がキャンプ用の扇風機より便利なのでは? と思えたわけです。実際の使い勝手など詳しい情報については稿を分けたいと思います。