月別アーカイブ: 2023年4月

AIによる自動音声読み上げプログラムは定型文に関しては違和感なく耳に入ってきた

NHK BS1の定時ニュースの後半に、アナウンサーがニュースを読むのではなく、AIによる自動音声読み上げのプログラムを使って映像を流しながらニュースを伝えていたのをたまたま聞いたのですが、かなり人間の発声に近くなっているのでは? と感じました。

昔の音声読み上げソフトというのは、今でもYou Tubeで自分の声を出したくないがために、テキストの読み上げソフトを使ってキャラクターに喋らせているようなものも見ますが、明らかにイントネーションがおかしく、読み方についても明らかにソフトの限界なのか間違った読み方をそのまま流しているようなものを多く見ているので、こうしたソフトについても昔と変わっていないのかなと思っていたのですが、最新のソフトの実力なのか、それともリハーサルをして間違えた箇所を手動で訂正してからニュースで流しているのかはわかりませんが、もし今流れているくらいのレベルの読み方が自動でできるようになると、アナウンサーの仕事は一部無くなってしまうのではないかというような気もしてきました。

このプログラムについては、調べてみたらNHKの方で独自に開発をしているということがわかりました。以下のリンクにその記事があり、リンク先にはさらにリンクがあって、デモ映像からサンプルも確認できるようになっています。

https://www.nhk.or.jp/strl/publica/giken_dayori/188/1.html

以前、ラジオの株式市況や気象通報の自動放送化を目指すというような記事を読んだ記憶はありました。英語の場合は単語の発音は同じ単語なら変わることはありませんが、日本語の場合には数多くの同音異義語があり、それをAIがコントロールすることができるのかということになりますが、上記のリンクを見る限り、大量のデータを効率的に学習させ、瞬時に判断して正しい読みをするようなシステムを作っているようです。

私の見たNHKのページは2020年11月現在の情報でしたが、その当時このシステムを使ってニュースを伝えているのは、BS1「週刊ワールドニュース」という風に紹介されていましたが、現在はすでに定時のニュースで使われており、今後ラジオであればアナウンサーは原稿を読むだけの仕事は無くなってしまうのではないかと思うほど完成されつつあるように思います。

こうした技術については、ぜひとも一般にも広げて多くの人が使えるようにして欲しいと思います。というのも、ネットニュースの原稿をこのシステムを使って読ませることができれば、スマホにイヤホンを接続してどんなニュースもまるで放送のように画面を見ずに聞くことができますし、購入した電子書籍をアプリで朗読させると、活字を追わなくても内容を把握できるので、さらに電子書籍の活用範囲が広がります。

今までも電子書籍の読み上げサービスはありましたが、やはり発音の問題や、正しい読み方で読めていない箇所が多くてそこでストレスがたまるようになってしまっていたのですが、NHKの技術を使うことができれば(当然、ニュースだけでなく小説やノンフィクションなど多くのパターン認識が必要になるでしょうが)、音声サービスの幅も広がり、例えば音楽の配信サイトでも小説の朗読をほとんどコストを掛けずにポッドキャストで配信できるようになるかも知れませんし、利用する方もさらに使える範囲が広がるので、作業をやりながら様々な情報を聞くような楽しみ方に脚光が当たるかも知れません。

ともあれ、興味のある方は、リンク先の内容を確認したり、実際にNHKのニュースでAIによる自動音声読み上げをしている実際の音声を聞いて欲しいですね。私自身もなかなかこうした放送が行なわれていることに気付かなかったくらいなので、もしかしたら自動音声読み上げの声をアナウンサーの声と間違えている方もいるかも知れません。


セリア「折りたためるミニ五徳」購入を機に作ってみた常にバッグの中に入れておける調理・保温セット

そろそろキャンプブームもひところの勢いは失なわれがちで、高額なギアを買ってキャンプへ行っていた方がが出品したと思われるキャンプグッズがリサイクルショップやネット上のフリマサイト、オークション上に表れるような状況になってきたのではないか? と思っています。

しかし、100円ショップのキャンプグッズのコーナーは2023年も新商品を出してきていて、定番化した商品と合わせて使えば、これは十分に利用価値があると思えるようなものもあります。ただし、100円ショップはキャンプ用品店とは違い、一度売れないとレッテルを貼られた品物についての再販はまずないと思われますし、さらにキャンプブームがしぼんでしまった場合、新たなジャンルの製品に一気に置き換わる可能性もありますので、自分で見て面白そうだと思ったら、一通り確保しておくことが大事ではないかと思います。今回はそんな100円ショップの中でもセリアがこの春に出してきた「折りたためるミニ五徳」を中心にして、毎日持ち歩いても苦にならず、もし大きな地震などが出勤してから起き、いわゆる帰宅難民になってしまっても自力で何とかできそうな究極のソロセットを作ろうと思い立ち実行しました。

これが今回発売になった「折りたためるミニ五徳」のパッケージです、平らになったところを∨字に開くことで、上にカップ類やクッカーが乗るようになっていて、本体はかなりしっかりしています。今までは小さな五徳というと、100円ショップではエスビットのポケットストーブもどきが定番で、普通の大きさだけではなく小型のメスティンに入るサイズも売っていたりして、これはこれで便利なのですが、メスティンの中にポケットストーブを入れてしまうとそれだけでいっぱいになってしまうのですが、これなら何とか他のものもメスティンの中に入れられそうです。

今回のミニ五徳を使うイメージについては、同じくセリアで売っている固形燃料用のホルダーとともに使います。このホルダーは旅館などで出てくる青い固型燃料を入れるようなサイズなのですが、私は袋状になっているピンクの固型燃料の方がどんな形にもなり青色のものより長期間の保存ができるので、こちらの方を愛用しています。今回のセットでは2つはセットの中に隙間を探して入れることができるようです。

次に、固型燃料ホルダーを反対にしてその上に、ミニタイプのキャンドルを乗せると、長時間の明かりを確保できるだけでなく、五徳の上に温かい飲み物を置けば、長時間その温かさをキープさせることができます。これは停電時の屋外でも役に立つ仕様で、いざという時のためにこのタイプのキャンドル(ダイソーではこのサイズのキャンドル15個のセットが税込110円で売っています)も同時に持っておくと、いざという時には役に立つかも知れません。

基本的に調理は固型燃料で、保温はキャンドルでということになると、五徳の上に乗せるクッカーが必要になりますが、これについては一式のケースも兼ね、さらにバッグの隅に放り込んでもじゃまにならない四角サイズのメスティンの中でも、容量が500mlと少ないダイソーで主に販売されている小型のメスティン(550円商品)を利用することにしました。ダイソーには小型・中型(普通)・大型の三種類ありますが、今回はメスティンの中にそのまま収容できる専用設計の木製まな板と中にセットし、小量の水を入れて使うと蒸し料理のできる網も同時にセットの中に入れました。折りたためるミニ五徳も、まさにあつらえたように小型メスティンの中に折りたたんだ状態で収納できます。

そうして固型燃料ホルダーにキャンドルを2つ入れ、端のところに袋に入ったカトラリー類(連結できる金属製箸とバターナイフが入っています)、そうして空いたスペースにピンクの固型燃料を押し込んで、その上から小型メスティン用の網をかぶせても、余裕を持って蓋は閉まります。

バッグに押し込むことからメスティンをこれも100円ショップで売っている小型の袋に入れ、調理をするためには欠かせない火起こしのためのライターを一緒に入れればセット完成です。トータルでも千円前後くらいで、いざという時のための非常用ソロセットの完成となりました。

この中にはありませんが、私自身は毎日水分補給のために200ml~350mlの真空断熱ボトルを持ち歩いているのですが、今回新たにそのボトルよりちょっと口径の持ち手を折りたたむことのできる大きなステンレスカップを購入し、今後はそのカップに真空断熱ボトルを差し込むような形でいっしよに持って行くことにしました。こうした用意をすると、メスティンで沸かしたお湯を真空断熱ボトルで保温しつつ、これも毎日持っていきお昼にお湯だけをもらって作るスティックコーヒーを複数個常備することで、水さえゲットできれば冬でも温かいコーヒーを作り、さらにステンレスカップに入れたコーヒーを保温しながらキャンドルで僅かながらの暖を取るようなこともできるかなと思っています。自宅までの長い道を歩いて寒さに震えながら帰るような状況に陥っても、ペットボトルの500mlのお水をゲットできれば2回分の温かいコーヒーを確保できるわけで、もしもの時に役に立つセットとしてバッグの端で出番を待つことになりそうです。


楽天ペイの請求書払いが正式に開始されキャンペーンの内容も明らかに

事前に2023年4月17日から開始されると発表されていた電子マネー「楽天ペイ」の請求書払いが開始されました。これで、ライフラインと言われる電気・ガス・水道などの公共料金、自動車税・固定資産税・住民税といった地方税、国民年金のような地方自治体の地方税を統一するQRコード・バーコードの記載されている請求書については、そのコードをスマホアプリ「楽天ペイ」で読み込むことによって支払いが可能になります。

もし現在楽天カードを持っている場合、支払いそのものでは還元はないものの、楽天ペイの支払いに使える「楽天キャッシュ」にチャージすると、その金額の0.5%がポイント還元されます。

さらに、抽選で全額還元されるキャンペーンが行なわれることは以前のブログでも紹介していましたが、還元の上限は5万ポイントまでということになります。その際、抽選に外れても楽天キャッシュにチャージした際に付くポイント還元分と合わせて、さらに0.5%が加算され、合計で1%のポイントバックがキャンペーン終了の2023年5月31日23時59分まで行なわれます。

ここで注意したいのが、このキャンペーンは単に一連の支払いを行なっただけではだめで、キャンペーンページへ行って事前エントリーが必要になるということです。キャンペーンページは以下のリンクから行けますので、楽天カードからのチャージを行なえるなら、事前エントリーをした上で以下リンクに書かれている請求書払いの方法についてよく読んでおき、今後の税金の支払いに備えましょう。

https://pay.rakuten.co.jp/campaign/2023/0417-invoice-payment/

こうなってくると、今まで口座振替で支払っている方との差が顕著になってきますが、これはあくまで電子マネー決済のサービスの主導権をどこが握るかということの競争の結果起こってきたことで、消費者としてもこうした利用者サービスには敏感に反応した方が、普通では値引きなど考えられない税金や公共料金を安くすることができるので、少なくとも請求書払いにできるものは口座振替にはせずに払っていこうと思っています。すでに請求書で払えるものがある方は、まずはキャンペーンエントリーを済ますことを忘れないようにしましょう。


ようやく固まってきた私のテレビ番組の残し方と外出先での楽しみ方

当初、今使っているテレビで録画した大量の番組が入っているものの、今のテレビが壊れたら全て再生不能になってしまう番組を救済する目的で始めたAV関連機器の購入ですが、中には必要ないものも混じっていたものの、色々と調べながら機材をそろえていくうちに、何とかその方向性が見えてきました。

普通の方はテレビにハードディスクを繋げて録画したり、ハードディスク内蔵のブルーレイレコーダーをテレビと同時購入することを考えるかも知れませんが、これからの番組録画を残したり外から見たり、人に見せるためにディスクに焼いたりすることをスムーズに行ないながら、テレビを買い換えても同じように番組を見られる環境を作るためには、最初から考えて録画することが大切だとしみじみわかりました。現在の自宅のテレビにはハードディスクが内蔵され、単体でも録画ができるのですが、安易にテレビに録画したことで、そのウィークポイントがわかってきました。今のままではテレビが写らなくなったらテレビ画面を使ったデータ移動もできなくなるので、中に録画してある番組を簡単に救済することができなくなります。

というわけで、大型テレビはあくまで視聴用にして、録画用にはチューナー単体で色々なことができるIOデータのEX-BCTX2(同時に2番組の録画が可。3番組録画可のEX-BCTX3もあり)を中心に据えることにしました。

このチューナーでテレビ番組を録画する場合には、外付けのハードディスクを使います。NASを直接接続して録画すると、録画番組をコピーできなくなるそうなので、USB接続でハードディスクやSSDに10回コピーできる状態にして録画しておくのがまずは基本です。ハードディスクがいっぱいになった場合でも、USBハブを介して複数のハードディスクをつなぐことができ、本体の設定から変更すれば、簡単にチューナーと接続するハードディスクを切り替えることができるので、それなりに大きなハードディスクを買い足していけば、ほぼ制限なく利用できるのではないかと思います。

そうして10回コピー可能な状態で録画した(ダビング10の場合)、番組は、その都度DVDやブルーレイに焼くと相当な手間とディスク代がかかりますので、ネットワークにNASを繋いで、そちらの方に録画した番組をコピーすることにします。これは、今後録画して残しておき、必要に応じて参照するためのコピーをまとめたものとして使うことにします。不幸なことに、ハードディスクが突然死しても個人のコレクションなので、最悪どちらかが残れば良いと割り切ることも必要でしょう。

もし、どうしても残しておきたいライブラリがあったり、友人に番組をコピーして渡すために使うのが番組をコピーして書き込みできるブルーレイドライブを付けたパソコンの存在です。パソコンは専用のブルーレイレコーダーと違って色々なことができますし、先日「PC TV Plus」というソフトを導入したことによって、家庭内のAV機器とのネットワークを利用できます。チューナーで録画してコピー可能なファィルからコピーした番組をパソコンのハードディスクにコピーし、そこからPC TV Plusを使うとブルーレイディスクに書き込みができます(コピーした番組はディスクに焼くとハードディスクから消えるようになります)。

テレビ番組の中には、見逃し配信もなく、ディスクの販売もされないものもあります。中には(NHKなど)アーカイブ施設に行けば見ることができる番組もありますが、図書館のように借りてきて自宅で好きな時に見るようなことはできません。権利関係が複雑で、昔のテレビ番組の中には許諾を取れないため公開されないものも少なくありません。テレビ番組は今日も流れてはその場限りで見られなくなるものも多く、その中で自分にとって後まで残して見たいと思われるものは、チューナー直結のハードディスク(ダビング10対応)、大容量NAS(コピーしたアーカイブを集めたもの)、ブルーレイディスク(ハードディスク以外のアーカイブ)の三本柱で保存していけば、場所を取らずにいつでも見ることのできる自分だけの強力な映像アーカイブが完成します。

このシステムの良い点は、チューナー単体であれば壊れにくいこと、スマートフォンやタブレットだけでなく、パソコンの画面でも外から放送中のテレビ番組および、直接録画したアーカイブを見ることができること、ブルーレイドライブの不具合があっても録画した番組に影響が出ず、ドライブの買い換えだけで済むことなどです。用意するパソコンも単にムーブした番組をブルーレイに書き込むだけでそこまで処理能力も必要なく、テレビの買い換えも全く問題ありません。一人暮らしの場合は、チューナーレステレビや、スピーカー付きのPC用モニターでも十分使え、さらにはパソコン・スマホ・タブレットでテレビが見られるので、あえてテレビを買わなくてもかえってこちらの方が便利なのではないかと思ったりします。

今後の事を考えると、ディスクに焼いた番組を見るためだけのブルーレイプレイヤーがあれば良いと思いますが、今のところパソコン上でも見られるので、今後への課題としたいと思います。さらに4K放送(主にNHK)の録画について、BSプレミアムが停波した後に独自番組が流れると思うので、録画したい場合に備えて、単体の4KチューナーにUSB経由でハードディスクが接続可能なので、これも家のネットワークから番組のコピーをNASに、残したい番組はパソコン経由でディスクに焼くことは可能です。外から録画予約や番組視聴・アーカイブ再生ができないのが残念ですが、それは今後手頃な価格で4Kチューナー付きの製品が出てくるまでは、今の構成でやっていこうと思います。これからテレビの購入に左右されない番組アーカイブの一つの方法として参考になれば幸いです。


ネット検索の結果には「広告」とそうでないものがあるのでじっくりと確認しよう

インターネットで色々なことを調べたり、目的のサイトを目指すために、検索をより細かくするためのスキルというものが必要になっていることをしみじみ感じます。というのも、先日普段はスマホのアプリで使っている「Twitter」のサービスをパソコンのブラウザ上から利用しようと、ブックマークをクリックするのではなく検索窓からそれこそ、「Twitter」と打って直接サイトへ行こうとしたところ、他の方はどうかわかりませんが私のブラウザで「Twitter」と打って一番目に出るサイトはAmazonのツイッターアプリやTwitterについて書かれた本が一覧になっているページでした。

こうした検索エンジンの仕組みについては個人ではどうにもならないようになっていることは十分わかっているのですが、それにしても、多くの人の共通認識としてある固有名詞を入力した場合、その名前を騙ったような違うサイトや、今回のような販売サイトの方が先の順位で表示されるようなケースはままあります。公式サイトだと思って商品情報を見ようとしたら流通関係大手のサイトであることはしょっちゅうです。

また、これは商品とはちょっと違うかも知れませんが、現在宿泊場所を探す際に最安値で泊まりたい場合、セール時期などの例外はあるものの、基本的にはその宿の本家サイトから直接予約することで、最安値で泊まれるというのが基本です。普通に考えても、旅館・ホテルは自分たちで部屋が全て埋まらないために旅行代理店に販売をお願いし、売れた分の手数料を支払うわけですから、そうした手数料の掛からない宿が直接運営するホームページの方が安くなっていなければ、恐らく宿になるのか代理店になるのかわかりませんが、誰かが損をしているということにもなるでしょう。

ですから、個人的にはその宿で働く人のためということを考えても、宿の運営するサイトからの直接予約にこだわります。一つ例外があるとすれば、個人予約でありながら、団体料金の価格で泊まれる可能性のあるJAF会員優待の宿予約システムにJAF会員である私はアクセスできるので、一応泊まろうとしている宿でJAFの優待が受けられる場合は比較しますが、基本はまず宿のホームページで宿泊価格を確認したいと思うのです。

そうした場合も、残念なことに宿の公式ページがトップに出ないこともあります。宿の方でもそうした事を防ぐために、よく一番目の検索で出てくるページの横に添えてある「広告」とされたサイトに表示されるように(おそらくそれなりのお金を払うことで、何もしなければ検索順位1位になるサイトより前に表示される契約なのだろうと思います)、なっているのでは? と思われる状況もあります。結果として検索対策を行なうことで宿側のコストが増え、それを宿泊料金で回収することになると思うので、利用者としてはその点でも何とかして欲しいと思うところはあります。

ただ、このサイトにも広告が沢山掲載されていて、わずかではありますが、その報酬でブログを作るためのドメインやレンタルサーバーの費用を捻出できるようにしているため、全く広告が無くなってしまうというのは、逆に多くのユーザーの利便性を失なわせてしまうことであるとは理解できています。ただ、誤解して正式でないサイトをクリックし、思わぬ損失を個人が被る可能性のあるような表示の仕方であるとか、よく見ないと目的の公式ページを見付けられないような検索の仕組みについては、さすがに何とかしてほしいなと思います。

今回、Twitterのことがあったので、改めて自分の作っているブックマークを見直し、今後は以前使ったものや、今後便利なリンクだと思ったものについては自分できちんと分類して対応していこうとは思っています。よく確認しないままリンクをクリックすると、サイトクリック一つで詐欺被害の出ているサイトに飛ばされてしまうこともあるので、普通の検索であっても十分に気を付けてその内容を確認するように心がけようと思います。またマウスでリンク部分を乗せた時に出る表示についても、明らかに目的のサイトではないようなものが出ることもあるので、十分注意することから始めようと思います。


市外局番からの電話を偽装するIP電話もある事がわかった振り込め詐欺のニュース

海外に拘束されながらひたすらに詐欺電話を掛けたり受けたりしていた人たちが逮捕されたニュースは、実は私のところにもよくやってきたショートメール(SMS)がきっかけで多くの被害者が出ていたということが明らかになってきています。

過去にもこのブログでそうした内容のメールについては紹介しましたが、通常は決してショートメールで荷物の不在通知は来ないようになっているのに、たまたま荷受けをするタイミングでその業者を装ったショートメールが来て、さらに運が悪いことに荷物を受け取りそこなった場合には、ついショートメールに記載された主に東京03などの市外局番から始まる電話番号について、あまり良く考えずにリンクをクリックして電話を掛けてしまう可能性があるのですが、こうして掛けてきた人をカモにするように言葉巧みに騙し、使ったり登録していないネットサービスの利用料および延滞料(そもそも登録していないのですからそんなお金が発生することはありえません)をコンビニで売っている各種買い物に使えるマネーカードに記載されている番号を伝えることにより、被害者が購入した分のお金を国外にいながら入手してしまうという、人の無知に付け込んだあくどい手口の犯罪に巻き込まれないようにまずは注意しましょう。

なぜ東京03などの市外局番から始まる電話を掛けたのに、国外にいる詐欺犯とつながってしまうのかと言うと、電話本体の通話の仕組みはIP電話で、主に050から始まる電話番号が使われているのですが、こうしたIP電話サービスの中には、ビジネスで使う用途で契約者が住んでいる場所の市外局番の付いた電話番号からもIP電話につながるように番号を連携できるものがあるそうなのです。このサービスを使うと、固定電話を契約しなくても、今までの電話番号を使ってIP電話やスマホのアプリから発着信ができるようになるので、ビジネス用に電話番号を使っている場合には相手への安心感が増すということがあるるので、それなりのニーズはあるようです。

他にも、実際には携帯電話網を使っている電話なのに、今までの固定電話番号を引き継げたり、新たに自宅のある市外局番からの電話番号を固定電話より安い金額で持てるソフトバンクの「おうちのでんわ」、NTTdocomoの「homeでんわ」のような固定電話の番号を紐づけする仕組みもあります(実は携帯電話番号も付いているので発信に制限がある場合があるので、固定電話から移る場合には注意が必要です)。今回問題になった電話は、主にIP電話に固定電話番号を紐づけたサービスを使っているだろうと思いますので、これまでのように市外局番だからと、何も考えずに電話を受けては危険です。

基本的な対策は、まずはスマホの場合にはワンクリックで電話を掛けないようにし、電話を掛ける前にその番号をネット検索し、以前にその電話に掛けたり、その番号から掛かってくる電話を受けたりした時にどんな業者に繋がるのかの情報を得ることにすることです。そのためにも、固定電話を残しているならナンバーディスプレイの契約(高齢者世帯の場合は無料で利用できる可能性がありますので、NTTへ問い合わせることをおすすめ)をするか、番号そのままに「おうちのでんわ」「homeでんわ」で有料の番号通知サービス(月440円)を契約するかということになります。この場合も利用料はかかりますが、固定電話だと基本料が高いので、トータルの支払いという点では「おうちのでんわ」「homeでんわ」の方が安くなりま基本料金が安い分、安くなります。

さらに将来的な話をすると、まだ試作品のモックのみの展示ではありますが、日本参入を表明したOrbicという会社が、OSにAndroidを載せたタブレットに受話機を付けた、まさに5Gイエデンワとでも言えそうな製品のモックアップを製品化未定とはいいながらMWC Barcelona 2023で発表したことがネットニュースで流れていました。今後はそのような端末に例えば日本通信やmineoの通話専用のSIMを入れるだけでなく、この端末にはLANポートもあるようなので、LINEやSkypeアプリを入れて、さらにはIP電話アプリも入れれば、用途に応じていろいろな掛け方で通信料を節約しながら自宅用の電話(テレビ電話含む)を高品質で使うことも可能になってくるかもしれません。

そうなれば、電話番号ではなくIDを知っている同士での通話が主になるかも知れず、そうなるともはや固定用の電話番号を使う頻度が少なくなるのではないでしょうか。電話番号を使った通話でも、電話に出る前にアプリの方でブラックリストに乗った電話番号からの着信をしないようにもできそうなので、より確実に詐欺電話をシャットアウトするようにもできるのでは思います。このような未来の電話には、ユーザーが設定しなくてもすでに迷惑電話対策機能が設定されていて、誰でも簡単に使えるようなものになって欲しいですね。


人気スポットに人が集中的に集まることによって起こる問題とその対処方法を考える

私が住んでいる静岡県では、それまでとりたてて意識することなく楽しんでいたことが、今やほとんどできなくなってしまっています。全国の各地域でもそうした傾向はあると思いますが、今回は具体的な例を出す中で、今後の旅について色々と考えてみたいと思います。まずは以下のリンクのサイトをご覧下さい。

https://airwait.jp/WCSP/storeGroup/SGC7OxFeSm

上記サイトは、テレビで芸能人やスポーツ選手などが、静岡に来たら立ち寄るということが広まり、2023年現在、静岡県以外にチェーン店を置かない炭焼きハンバーグのお店「さわやか」の現在の待ち時間の一覧です。こんなサイトが必要になった背景は、ある意味「静岡と言えばさわやか」というような評判が広まってしまったことにより、県内に住む人はもちろんですが、県外からも多くの観光客がお店を目当てに押しかけることにより、時期やお店の場所によっては数時間というとてつもない待ち時間になってしまうからではないかと思っています。

以前の「さわやか」は、地元民向けにテレビコマーシャルを行なっていまして、通常時より値段を下げて「げんこつハンバーグ」や「おにぎりハンバーグ」を乾杯ドリンクとともに安く提供する感謝価格での営業が行なわれる時を中心に流れていました。私自身も頻繁には行かないものの、コマーシャルが流れたのを見て食事に出掛けたりしていたのですが、今では週末を中心にどのお店もとんでもない混み方になってしまい、それこそ上記サイトで近所のお店の待ち時間を確認した上で、行くかどうするか決めることになるのですが、週末のお昼時やGWなどは、お腹が減った状況で行こうとしてもそこでさらに待たされるので、それなら他の店でということで、「さわやか」自体を敬遠するようなことになってしまっています。

それでも食べたい時には、平日の夕方とかできるだけ外から人が出て来ないような時を狙うということになりますが、厄介なのが友人が県外から遊びに来て、どうしても「さわやか」で食べたいと言われたような時ではないでしょうか。

こうしたことは、場所は違っても、全国の観光地に共通して起こっていることではないでしょうか。テレビだけでなくインターネットで情報が発信される中で、もはや全国の観光地に「穴場」というものはなくなり、やみくもに人気スポットに行ったりすると、混雑でどうにもならなくなるというような事にもなりかねません。

私自身は過去に色々なところに行ってきているので、観光名所に来る人を見に行くような真似はしないような旅をしたいと思っているのですが、やはり対策は大事だと思います。最初に紹介したサイトは、「さわやか」を目指して静岡にやってくる人には、比較的混雑を避けて入店するためのツールになると思うので、うまく使って欲しいですが(おそらくお店の方もそういう想いで情報を公開していると思います)、牛肉100%の俵型のハンバーグということなら、そこまで「さわやか」にこだわるよりも、海産物を中心に、静岡にはもっとおすすめできる食べ物はあります。

あくまでハンバーグという方については、すでに「さわやか」の味を知っている身としては、最近までの自粛行動ということもあって、さわやかのハンバーグが食べたくなった場合、同じ静岡県で業務用の食肉加工を行なっているシズオカミートが販売している冷凍の「そのまんま肉バーグ」を美味しく食べていました。通販専用商品なので、商品名で検索してもらえればすぐにどんなものかわかると思いますが、購入時には焼き方の書かれた紙も入ってきて、ソースも付いてきますので、ごく簡単に「さわやか」風のハンバーグをいただくことができるので、たまに利用しています。

個人的にはどちらがどうということもないのですが、せっかく旅行で静岡に来て、その滞在時間の多くをお店の順番待ちに費やすのも勿体ないのではないかと正直思います。一度はお店で本物の味を楽しむのも悪くないとは思うのですが、行きたいと思った時にそこまでの待ち時間を費すような状況から抜け出すためにも、長い行列に並んでずっと待つような旅よりも、ネットをうまく利用したり、代替の食品を味を確かめた上で口に合わなかったら別の名物の方に舵を切るなど、ぜひ人気スポットに突撃するだけの旅になってほしくはないというのが正直な私の気持ちです。逆に自分が人気スポットのある観光地に行った場合も、現場が混乱するほど人が集まっていた場合には、さっさと諦めて、次回のリベンジを狙って別の場所に行くぐらいの気持ちで出掛けるようにしたいと思っています。


メーカー整備の1年保証が付いたアウトレット品は実は大手通販サイトにも販路を伸ばしていた

昨日の今日の話になりますが、ネットワークHDDのNASについて色々と調べていたのですが、私のような単なるテレビ番組の録画の保管先(ハードディスクが壊れた時に泣かないように、コピーをブルーレイディスクに焼く前提で)として使うだけなら、キットではなく最初からHDDが入った初心者向けの廉価版を国内メーカーが出しているので、それを使っていれば最初からDLNA(家庭内のAVネットワーク)、DTCP-IP(地デジ録画番組などを他のテレビから視聴できる仕組み)も搭載されているので、私のような使い方には十分です。

調べた結果、容量は3TBと、まだ移動が完了していないiVポケットに入ったテレビ番組を全て移しても十分空きのある製品が安いバッファローの製品をピックアップしました。2023年4月現在の価格では、「CPU搭載無」「USB2.0」のLS210D0301Gが14,000円くらい、「デュアルコアCPU搭載」「USB3.0」のLS510D0301Gが17,000円くらいになっていました。

最安値は大手家電量販店のネットショップや、大手通販のAmazonでも同じくらいだったのですが、今回はあえてAmazonでの価格表示をじっくり見ていたところ、あることが気になったのでそちらの方から新品の価格が17,000円のLS510D0301Gの方を、アウトレットですが1年保証のある品を送料と消費税を加えて11,400円で購入することができました。

Amazonの場合、「Amazonアウトレット」というカテゴリーが有り、状況によっては普通に売っている金額より安くAmazonから直接購入できることがありますが、今回はAmazonアウトレットでの購入ではありません。ただ、大きく表示されている価格とは別に「Amazonアウトレット」での取扱い価格が出ていたら、この表示に注目し、もしアウトレット品でも問題がないようであれば、同じものをネットの価格比較にも載っていない安値で購入できるチャンスであることには変わりありません。

Amazonの価格表示というのは色々ありまして、その辺の事情を知らないで購入すると思わぬトラブルのもととなります。通常はAmazonの倉庫に保管してあるAmazon本社の直売価格が出てくるわけですが、一気に売り切れてしまったような場合は、同じ商品を出品しているAmazonとは違う業者の出す価格がメインの価格としてネットでは見えます。ネット検索で出ていた価格だと思って購入手続きをしたら、思わぬ高値で買わされてしまうような場合は、こうした別業者の「マーケティングプレイス」による購入になっていることがほとんどです。PRIMEマークが付くものでも、別業者が品物をアマゾン倉庫に納めて保管することで、PRIME会員の場合には翌日配達が可能になりますが、Amazon本体から購入する場合のアフターサービスが違ってきますので、その点にも注意したいものです。

さらに、今回私が購入した「中古」のカテゴリーについても注意です。昔の製品でもはや市場に新品が流通していなくても、Amazonでは中古製品を購入することができます。当然ながら新品の価格とは別になってはいますが、価格表示の下に中古価格が表示されている場合、それがどこから出た製品なのかによって、「中古」といっても状況は変わってきます。

私がサイトを見た時、中古で一番安い価格は新品価格より7千円近く安い10,800円(送料は別で600円)という価格になっていて中古の状況は上から二番目の「良い」になっていました。さすがにハードディスクは中古では耐久性が心配になるのですが、その「中古」を売っていたのが販売元であるバッファローのショップである「バッファローダイレクト」になっていました。

商品説明には「メーカーによる調整された中古商品となり、保証はお買い上げ日 から1年間の中古品です」とありましたが、たまたま私がAmazon経由でないバッファローダイレクトのアウトレットで、ブルーレイドライブを購入したばかりで、説明書は付いていませんでしたがほとんど新品同様で、しかも新品と同じ1年の保証が付いていて十分満足していましたので、あえて「中古」と書かれていても購入を躊躇する理由にはなりませんでした。

ただし、こうして売っているものは展示品だったり不良で返品されたものをメーカーで再調整して売るものなので、人が触ったものを使いたくないという方は新品の購入をおすすめしますが、そうでない場合は、こうしたアウトレットがAmazonの中古品の中にも隠れているわけなので、新品のボタンを押す前に確認してみるのが良いのではないかと思います。

ちなみに、今回Amazonで売っている整備品はバッファローダイレクトのサイトとの併売なのかと思ったので、改めてバッファローダイレクトでアウトレットの在庫をチェックしてみましたが、すでに同じ製品を含め、廉価なLS210D0301Gも取扱いはあったものの、すでに全て売り切れてしまっていました。バッファローダイレクトの場合は本家サイトとの併売ではなく、Amazon専売ということで出しているようです。本家のサイトは比較的チェックが早く、すぐ売り切れてしまうのだろうと思いますが、今回はまさにAmazonで売っていたことで、多くの人に注目されていなかったことが私にとっては幸いだったということでしょうか。

今回購入した製品は、使い方によっては思った通りの使い方ができないことがあるというような口コミもあるのですが、少なくともテレビ番組や音楽を保存して外でも利用できるようにするという点では問題なく使えるものだと思います。それを、同じ容量のポータブルHDD以下の価格で入手できたのは本当にラッキーでした。もし使っていて大きな問題があっても、改めて本格的なNASを購入するまでのつなぎと考えれば、つぶしは効くのではないかと思います。

というわけで、ちょっとした事ですがAmazonで買い物をする場合、商品の説明だけを見るのではなく、その販売先や中古販売の表記についても注目すると、思わぬ安値でアウトレット品が購入できる可能性があるという実例を今回挙げさせていただきました。


ハードディスクレコーダー導入とPC+外付ブルーレイドライブとの差を埋めるために

昨日、注文していた外付けのブルーレイドライブが届きました。ソニーのソフト「PC TV Plus」を入れたノートパソコンにテレビ録画した番組をコピーした後で、保存用にブルーレイに焼くためのものです。

ブルーレイドライブはポータブルタイプのものが安かったので購入したのですが、とにかく書き込み時のトラブルを回避するために、ポータブルドライブの電源を確保するためのACアダプターも合わせて購入しました。これで、PCにムーブした(ダビング10対応)テレビ番組を試しに書き換えの効くBD-REドライブにコピーしてみたところ、1時間番組が何とか無事にコピーすることができました。

これで、現在のハードではBD-REディスクからハードディスクへのムーブバックはできないものの、いざという時に備えて、書き換えの可能なBD-REに昔のテレビ番組をコピーするような青写真ができました。ただ、これだと常にPCを介して作業を行なうため、録りためた番組を見るためにPCを立ち上げなくてはならず、これなら最初からBD録再対応のハードディスク付きブルーレイプレーヤーを購入した方が良かったのか? とも思えます。

しかし、こうしたレコーダーは一台万能であるという事の反対に、作業を分けているがために、例えばディスクドライブが壊れてしまったとしても、新たに買い換えれば良く、またPCを買い換えることによって内蔵のディスク容量が意図せずに更新できたりと、私には複数の機材を合わせるような使い方の方が合っているような気がします。

ただ、単体のレコーダーに現状で劣るのは、外からの録画した番組を見るような用途にはパソコンは使えないということがあります。現在用意しているTVチューナーはパソコンやスマホ、タブレットを使えば旅行の際にもLTE通信を利用して外からアクセス可能なのですが、そうした事もできるようにするために、さらなる投資が必要になります。それがネットワークに接続されたハードディスクであるNASです。

現在、過去の番組を保存しているiVポケットのディスクの総容量は、1TB強といったところで、全てをハードディスクに書き出すにはかなりの時間がかかります。また、PCのハードディスクを段々と圧迫してきますので、テレビ録画したデータを保存したりムーブできる外付ハードディスクは近い将来どうしても必要になるでしょう。その際、チューナーやテレビにUSB接続するだけのハードディスクでなく、自宅のLANに接続して自宅だけでなく外からもアクセスできるようになるNASに保存し、さらに音楽や写真、データ類にも外からアクセスできるようにすれば、常にNASにアクセスできるモバイルの通信環境はすでにあるので、貧弱なモバイルパソコン一台でも自宅にいるのと同じような作業ができるようになります。

当初は昔録画したテレビ番組をテレビを買い換えても見られる状態にしたいと始めたことですが、今後は10インチクラスの安いノートパソコン一台でも、自宅にネットで接続して様々なことをこなすような環境を、ハードディスクレコーダーを購入する費用くらいでできるのではないかと目論んでいます。まだすぐには買いませんが、さしあたってはiVポケットに入れた番組を全て移してもまだ余るように、3~5TBくらいのNASを導入して、それがいっぱいになるくらいには、その倍くらいの容量のあるNASを購入するような感じでコピー(一部の番組はムーブ)を繰り返していけば、ハードディスクが壊れた場合のバックアップをディスクに残しつつ、常に自宅のテレビや、外でのスマホ・タブレット・PCでいつでも見ることのできる映像ライブラリを日本国中どこにいても楽しめるのではないかと期待しています。

ただ、およそ1TB強ある昔のテレビ番組をムーブさせるのが大仕事で、できれば今回購入したブルーレイドライブを使って10回コピーできる番組については、ハードディスクだけでなくBD-REにもコピーし、焼いておきたいところです。地道な作業は続きますが、今まで録画番組はテレビが壊れたらそれまでだと諦めていた部分もあったので、ある意味楽しい作業でもあります。過去の自分はどんな番組を録画してきたのかも確認しつつ、改めてとっておきたいものをこれからしっかりと見極めていこうと思っているところです。


ChatGPTを利用して自分に合ったスマホ利用のためのプランを見付けることはできるか

ネットニュースサイトのITmedia Mobileで、ChatGPTの「GPT-3.5」と「GPT-4」を使い「一番お得なスマートフォンの料金プランを教えてください」と質問したらどうなるかを調査した記事が実に興味深く読むことができました。ニュースサイトなのである程度の時期を過ぎるとリンク切れになってしまう可能性はありますが、一応下の方に記事のリンクを貼らせていただきました。

https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2304/10/news123.html

結論から言うと、バージョンによって知識にばらつきがあるだけでなく、今現在起こっていることを学習しているわけではないため、特に新しいプランが出ると今までの回答が通用しなくなるモバイル通信料金の世界では、具体的に自分にとって「お得な」プランを教えてもらうのは難しいのではないかと思いました。

同じように、対人の面談を中心として自分に合った保険を斡旋するような業種についても、ChatGPTがすぐにその座を脅かすようなことはないと今のところは断言できるのではないかと思います。

こうした問題を考えるのに難しいと思うのは、例えば「一番安く維持できるプラン」のような絶対的な答えをネット検索で見付けられるような単純なものではなく、使いたい人によって必要な回線の性能を十分に備えるものの中で最安ということは、極めて細かいニーズ分析が必要だということと、さらに現在加入しているプランで端末を分割払い購入などしている場合は、すぐに最安回線に移行しにくいなど、様々な「その人にとっての最安」を判定するための前提が多すぎるということがあります。

そういうことになると、一つだけの質問ではなく、質問者本人の回線の状況や希望を段階的に入力することによって、そうした条件に近い最新の回線のベストと思われるものは出せるかと思いますが、実はそれだけでは自分にとっての最良の回線を選ぶことにはならないかも知れません。

というのも、この方法だとあくまで現在の回線の利用状況と希望する条件を入力することによってその回答に合った回線をピックアップするに過ぎないので、例えば本人の想像を超えるような内容をすでに実現している回線が自分が決めている予算の範囲内で利用できるとしても、回答の中にそうしたプランは入らないだろうと思うからです。

例えば、大手キャリアにずっと入っていたため、データ通信のスピードを高速で使い始め、月の中でその容量に達してしまったら、一気に最大128kbpsにスピードダウンしてしまうストレスを感じたくないために、あくまで自分が毎月使うデータ量分の高速回線の容量のあるものを望んだとします。その望みを叶えるためには月30GB・50GB・100GBの契約という方向で考えるため、例えば月の高速通信は15GBしかないものの、高速と低速が自分の意志で切り替えられ、低速でも動画は十分に見られる最大1Mbpsが使えるUQモバイルのくりこしMプランが、もしかしたら月100GBの高速通信付プランを選ぶよりも、それで十分だと内容を聞いたら答えそうな人の場合でも、回答の中の提示プランに挙がらない可能性もあるわけです。

この辺の事は、その人のスマホの使い方から考え方なども含めて、話を聞いていくことでわかることも後で出てくるかも知れません。自分ではほとんど通話はしないものの、親からは電話がかかってくるのでその時だけは電話をするような場合は、自分の回線だけでなく親が契約している回線や使い方についても変えた方が使い勝手を変えずに通信料金だけ安くできるような組み合わせは色々あり、そうした本人の背後にある状況までを考慮しないと「一番お得なスマートフォンの料金プランを教えてください」という質問の答えに近づかないのではないかと思います。

今後、さらにChatGPTが進化していく中で、同じような質問をして自分にとって最良のスマホプランは何かを聞こうとする方は出てくると思います。ただ、うまく使いこなすためにはネット検索のやり方と同じで、質問するためのスキルというものも必要になってくるのは今後とも変わらないのではないかと個人的には思っています。例えば「ChatGPTに自分にとってお得なスマホプランを聞きたいのですが、どう質問したら良いでしょうか?」と聞いたら果たしてどんな答えを出してくれるのか、まずは最新のモバイル回線情報を取り込むことができるようになったら試してみたいですね。