月別アーカイブ: 2022年9月

電子マネーの給与支払いをするための前提条件は災害時への対応ではないのか

企業が賃金をスマートフォンの決済アプリの口座に入金する「給与のデジタル払い」が上限を100万円に設定することで解禁される見通しになったというニュースを読みました。今まで、給与振込における手数料が無くなり、チャージをしなくてもすぐにスマホ決済で日常的な買い物に使うことができるというメリットはあるものの、そのディメリットについても考えていかないと、こんなはずではなかったと選択を悔やむ場面も出てくるかも知れないので、その点について色々と考えてみることにします。

2022年の台風14号は、過去稀に見る巨大台風で、通過した地域ではかなり長い間にわたって停電が続くなど社会インフラが不通になるという状況に見舞われてしまいました。台風の襲来を前にして、「ATMに事前に行って現金を用意する必要性」が一部で叫ばれていました。これは、停電している中で買い物をする場合、多くの電子マネーに対応しているはずの店舗で電子マネーが使えないのでは? という心配がそこにあることは間違いありません。

実際、台風が通過したところでは特定のキャリアに関わらず、地域によって携帯電話の電波が繋がりにくくなった地域もあったようですし、さらにそんな地域で停電ということになると電子マネーの決済を扱う機器の電源が入らなかったらそもそも決済が不可能になってしまいます。もしタブレットなどで停電時に決済をするための機器は動いていても、ネット接続ができなければ決済自体が不可能になるなど、デジタル取引には不確定要素が付きまとうということになります。

逆に言うと、停電時でも現金だけでなく電子マネーが使えるお店があれば、社会の電子決済への安心度はかなり上がると思います。そんな事ができるのか? と思う方もいるかも知れませんが、通常は店舗に引いている光インターネット(実際は決済端末はそこからWi-Fi機器に接続されていると思いますが)経由でインターネットにつながっていると思いますが、停電および通信インフラ対応の対策がされた仕組みをしっかりとさせることができないと、最初の電子マネーの給与払いを今後受けるような場合、肝心な時に使えないような事にもなってしまいます。

こうしたリスクについて、自分で工夫して対応することは可能ですが、多くの電子マネー決済機器を設置している店舗、特にデジタルスキルがそれほどない人が端末を扱うような店舗で同じような対応は無理でしょう。私の場合は大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)+1社(楽天モバイル)の回線を持っているので、自宅インターネットが停電で使えなくても、これら4社の回線がつながれば、少なくともネットによる決済は可能になるのですが、いちいち4つの契約をしてそれを維持するのは難しいと思います。そうした実務の煩雑さを回避するために、決済端末自体にeSIMを搭載し、3社ないし4社の回線を、Wi-Fiが使えない時には自動的に接続を変えて使えるようなものが出来てこないと、電子マネーを安心して使用することは難しいのではないかと思います(それでも、基地局自体が停電で動かないなど決済機能を利用できない可能性を0にするのは難しいとは思いますが)。

それでもこうした仕組みがあれば、基本それ自身にバッテリーが搭載されているハードを決済用に使うことで、長期停電に対応するためにはお店側は大き目のモバイルバッテリーやポータブル電源を非常用に用意しておけば、日本国内で全く携帯電話の電波が使えないような状態にならない限りは、現金が全くないような状態でもスマホで決済が可能な状態にしておけます。

その際、電子決済を使う利用者の方でもネット接続環境を確保する必要がありますが、停電・通信障害の二重苦に陥るような状況がひどくまれであることを考えると、いざというときには決済端末自体にテザリングさせる仕組みを使うことで、モバイル回線が不通になっていても、買い物をスマホですることができるという安心が生まれます。技術的にどうなのかということはここでは考慮していませんので、この提言があまりに現実離れだとしたら本当に申し訳ありません。ただ、電子決済を安心して使用するためには、決済を行なうお店側の方の環境が整うことがまず第一歩であるような気がします。

個人的には、有無を言わさず多額の手数料を支払わなければならない企業の立場からすると、必ずしも現金を銀行口座に振り込む形での給与支払いでなくてもいいと思います。なぜなら、銀行に払う手数料分を給料に上乗せしたり、従業員の福利厚生に使えるようなこともできるのではと思うからです。しかし、やはりその前にやる事はあると思います。auの大規模な障害の時にも言われたことですが、国内の携帯電話用の電波を相互利用する仕組みを、まずは商用利用の端末から始めていって欲しいですね。


台風だけではない複合災害に備えるためには様々な想象力が必要なこともある

昨日九州に上陸した台風は、統計を取り始めてから一番気圧の低い第二室戸台風と比べると気圧が高い状態(統計が取れている台風では4番目の規模だということです)で上陸をしました。この文章を書いているのは18日から19日に欠けての夜間になるので、細かい状況についてははっきりしたことは言えないものの、福岡県在住の知り合いから、窓ガラスが割れないような対策をした上で台風に対峙するというメッセージをいただきました。「過去最強クラス」という言葉が何度も出てくると、言葉のインフレと言いますか、本来は深刻に受け止めるように発した言葉であっても、一部の人にはうまくその真意が伝わらないこともあるかも知れませんが、準備をしてその準備が無駄に終わる方が被害がなくて良かったということになるので、事前の準備はしっかりすべきかと思います。

今回の台風が接近するさなか、沖縄県の宮古島に津波注意報が出たことで、改めて複合災害の恐さという事を実感しました。一昨日から台湾で大規模な地震が続いていて、台湾在住の方はもし今回の台風でも被害が出るとしたら、大きな地震と台風で二重の被害を受けてしまうわけで、台風だけの対策をしていても足りない事が起きてしまうかも知れませんので、今後の事も考えつつ、夜から朝にかけての台風対策および地震のことも考えた備えについて考えていこうと思います。

台風は時間とともに被害が増えますが、抜ければ直接の被害を受ける危険は無くなります。ただし、外に出ようとして窓ガラスが割れたり、停電で回りが見えずに部屋から出ようとして物を落としてしまい、それによる被害が起こることも考えられます。これは、基本的には地震に対する備えということで、枕元に履物と手袋を置いておき、逃げる際にはガラスの破片を踏んで怪我などをしないようにするというのがあります。

今回はこれに加えて、半袖半ズボンではなく、長袖長ズボンで体の露出部分を隠す用意もしておいた方が良いと思います。夜間に状況に変化が起きたのでと焦って動くと、部屋の中で物が倒れていなくても、角に手足をぶつけて怪我をする可能性があります。素肌を晒すことは移動するときには控え、熱帯夜の続く地方の場合には、上Tシャツに半ズボンで寝ているというケースは多いと思いますが、長ズボンやスパッツなどはしっかりと履き、またできれば靴下を履いた上から、履けばそのまま外に出られる履物を履いた上で移動しましょう。

上半身は上から長袖のシャツを羽織っても良いですが、最近は日焼け止めのために手首からひじの上まで覆うことのできるアームカバーもあるので、長袖はちょっとと言う場合には、そうしたものも用意した方がいいでしょう。カバーがあれば、多少強く何かにぶつかっても血が出るまでの怪我にはならない可能性は増えます。ちょっとしたことですが、用意しておくと役に立つのではないでしょうか。

停電時にあわてないためには、明かりは必要です。できれば、ランタンのように部屋全体を照らすものを用意した上で、スポットライト的に見たい場所をはっきり見ることができる懐中電灯やヘッドライトのようなものがあると、自分の回りにある危険を発見することができます。ずっとテレビやラジオから情報を取るために起きていようと思っても、寝落ちしてしまうことは普通に起こるので、最悪な状況を考える中で、「体を露出させない服装(靴を含む)」「停電でも周辺の様子を確認できる明かり」は用意した方がいいです。

最後に、自宅にいて自宅に留まること自体に危険を感じない場合には、周辺が明るくなるまではやみくもに動かない方が良いでしょう。無理に暗い中で動くことで、大変危険な状況に身を晒してしまうことも考えられます。ともあれ、人命を第一にして安全にお過ごし下さい。


極端な報道に冷静に対応しながらメタノールは使い方を守って便利に使おう

直接火を付ける燃料というのは便利である反面、その使い方を誤ると、火事を引き起こす危険があったり、誤飲などによる健康被害などの問題もあります。そんな中で、単に使い方を誤るのではなく、意図的に危険な使い方をするような人のために、ルールを守って正しく使っている人が使えなくなってしまうというような事が過去にも起こっていました。

自宅のお風呂に入れる入浴剤にも色々ありますが、かつて私がその効果と浸かることによる温泉気分の感じ方で最も愛用していたのが「ムトウハップ」や「草津温泉ハップ」という硫黄の香りがし、乳白色になるものでした。「草津温泉ハップ」は群馬県の草津温泉のお土産の定番で、「ムトウハップ」はテレビコマーシャルも流していて、全国の薬局で購入することがかつてはできていました。

しかし、これら入浴剤を酸性の洗浄液と混ぜることで、有害な硫化水素を発生させ、自殺の手段として使う例が多発したため、その製造ラインの老朽化があったことを合わせて、ムトウハップは生産を終了し、商品として世に出回ることはなくなってしまいました。今でもあんな使い方をされることがなかったらと思うところです。

先日、まだ詳しい事はわかっていないのですが、ごく普通のご家庭で燃料のアルコールとして使われることの多い「メタノール」中毒で亡くなった方がいるという報道がありました。ニュースでは、亡くなった方の配偶者が、御本人に晩酌の習慣があることを知っていて、意図的に焼酎の中にメタノールを混ぜた殺人ではないか? というニュアンスでニュースになっているのです。ニュースではメタノールを飲料用アルコールに混ぜても匂いや味の変化がなく、わからないで飲んでしまう恐れがあるという風に解説されていまして、個人的にはこうしたやり方で命にかかわる事件が起こるようなことを心配しています。

なぜなら、燃料用のアルコールはその用法を守って使う分においては、格安で火器として使え、ガスのように使い終わった後に処理が大変な高圧のガス缶をゴミにしなくても良く(燃料用アルコールはプラボトルに入っていのがほとんどなので通常のゴミとして処理できます)、口に入ってもそこまで危険ではない「エタノール」と比べると、煤が出ないので火器として使い終わった後も鍋の手入れが楽というメリットもあります。

もし今後、アルコール燃料のメタノールの販売について規制がかかったり、今までのように手軽に買うことができなくなるような事が起これば、実に困ってしまいます。そのような流れの中で販売を止めるところが出てくれば、価格自体も上がってしまう可能性もありますし、気軽に使えてこその良さというのもアルコールを使ったキャンプ用具にはあるので、今後メタノールについてセンセーショナルな報道が出てきたとしても、問題はメタノールにあるのではなく、あくまでそれを悪用しようとする人間の方に問題があるということは、ここではっきりと確かめておきたいと思います。

燃料用のアルコールについては、使い方を誤ると爆発的に燃えるという注意点もあるのですが、それも使う側できちんとすれば、まず問題は出ませんし、もし燃やしている中で地震によりアルコールストーブが倒れてしまったとしても、周りに引火するものを置かず、すっぽりとアルコールストーブを覆う鍋やバケツなどを被せることで、安全に消火することができます。今回のような事件報道であったり、誤った使い方による事故報道が出るようなことになると、また同じような心配をしなければならないかと思いますが、これは火を使う燃料全般について言えることでもあります。キャンプブームでアルコール燃料を使って調理や湯沸かしをする方も少なからずいるかと思いますが、くれぐれも安全には十分注意して使っていただきたいと思います。


お店のサービスが次々に終了していく今の世の中に未来はあるのか

先日、買い物の際に必ず同時にやるようにしている、スーパーのお水(水道水を濾過して雑味のない純水として提供してくれるというサービス)を汲んで帰ろうとしたら、給水をする機械の調子が悪く、容器の洗浄も水の供給もできない状態になっていました。全国多くのスーパーでお水を提供するサービスは有るのですが、現在の物価高騰で経費も上がり、スーパー自体の経営が大変だと思われる中で、こうした無料の(当然スーパーの買い物を利用する方へのサービスなので、全くお金を払わずに給水されることは推奨されないでしょう)サービスというのは、例えば機械の故障というような、ちょっとしたきっかけで無くなってしまう可能性があります。

先日のニュースで、全国の牛丼チェーンの中で唯一牛丼を頼むとサービスで味噌汁が付いてきた「松屋」において、北海道の店舗では味噌汁の無料サービスの提供を中止するというアナウンスがあったことを知ったこともあり、今まで当たり前に水を汲んでいた私は、それなりに買い物をすることで、このサービスがまだ続くことを願わずにはいられません。

というのも、この給水のサービスというのは一回の給水で4リットル近くの純水を得ることができ、そうして汲んできた水を順次飲料水や料理用に使っていくことで、意識することなく災害用の水を備蓄するようになっていきます。夏などは頻繁に水を汲むために買い物をするので、大量買いではなく必要なものプラスαという感じで買っていくのですが、その中でも常温で保存することのできる缶詰やレトルト食品については、用意しているものが少なくなった分を買い足すような感じなのですが、そうした買い物行動自体が、いざという時の家庭内の食料確保に役立ちます。

水・食料ともに過不足なく頻繁に行なうことで、いざという時に備えているわけですが、もし全国のスーパーで水の提供が無くなったらどうするかということも考えないといけないかも知れませんね。

私の住む静岡市は比較的水道の水については純水と比べても著しく味が変わるということはありませんので、大きなジャグに水道の水をためて毎日ジャグが満タンの状態をキープするとか、あとはお風呂の残り湯や雨水ならフィルターを通して飲める水にできる災害用の浄水器があるので、いざという時のために用意し、ジャグとは別に夜入ったお風呂の水は朝になるまでこぼさないようにするとかなどの方法は考えられるものの、給水と買い物は私の中ではセットで行なっているので、この状況が変わると正直大変だなあと思ってしまいます。

当然ながら、企業が消費者に行なってくれているサービスについては有難く受けさせていただくものの、そのサービスが終了したからといって責めるべきものではありません。社会全体の逼迫状況というものがあり、それが原因で企業サービスが無くなってしまうことは残念ですが、今後もそうした社会の状況を見ながらよりよい生活パターンを考えていきたいと思っています。


外でコーヒーを淹れるための「コーヒドリッパー」は440円出してキャンドウで

このブログでは最近アルコールストーブについて何回も書いているのですが、実際のところここまでアルコールストーブについて凝ることになったのは、外でコーヒーを飲むためのセットを作ろうとしたところから始まっています。

当初は、モンベルで現在も販売している、折りたたむと片手で隠れるくらい小さくなる形状記憶合金を使った布製のフィルター「O.D.コンパクトドリッパー」をセットの中に忍ばせていました。確かに小さくて紙フィルターが無くてもそのまま使えるアイデア商品ではあるのですが、安定してカップなどの上に載せるにはお箸など二本の棒状のものを付けた上でカップの上に這わせることが必要ですし、一般的な台形のペーパーフィルターを使った場合でも、コーヒーは布製の本体に染み込むので、外出先で何度も使う場合にはきちんと洗浄することも必要になります。

そこで、色々とキャンプなどに持って行けるコーヒードリッパーについて検討していたのですが、そんな中でもユニフレームが作っている針金を整形したような「コーヒーバネット」および、全国どこの100円ショップでも置いてあると思うそのコピーのようなコーヒーバネットは一応100円ショップのものを購入してみたものの、カップに乗せた時の安定性が不安だったり、あまり圧縮してバッグに押し込むと変形してしまうので、使わなくなってしまいました。

そんな中、100円ショップチェーンの中でもキャンドウの400円商品(税込440円)で発売を開始した、まるでスノーピークの焚き火台のような形状をしたコーヒードリッパーのコピーだと思われる「折りたたみ式コーヒードリッパー」が目にとまったのですが、当然ながら地方のキャンドウでは発売後はすぐ売り切れてしまうか、元々入荷がないような状態で、半は諦めていたのですが、先日たまたま地元のキャンドウに立ち寄った際に比較的大量にお店に並んでいるのを発見し、久し振りに興奮しながら購入してきました。

見れば見るほど、スノーピークの同じような商品とそっくりな感じですが、ものはステンレス製でしっかりしています。パッケージそのものが開封後もジップロックで蓋ができるので、このドリッパー用の「円錐形」のコーヒーフィルターとともに入れて、私のコーヒーセットのメインドリッパーとして使うことにしました。

さすがに、焚き火台の構造を模したものであるだけに、小さなカップの上に載せても安定性は問題ありません。使用後はティッシュなどで軽く水気を拭き取って収納すれば良く、布製のO.D.コンパクトドリッパーとのお手軽度の差は明らかです。もちろん、仕舞寸法の差はあるので、使う状況で使い分ける必要はあるでしょうが、私のコーヒーセットにはかなりいろいろなものが入っているので、折りたたみ式コーヒードリッパーの入る隙間はあるので、今までのように持ち運ぶことも全く問題ありません。むしろ、かなり使いやすくなった感じがします。

ここでは紹介しませんが、先日自宅内でコーヒー豆を挽くために電動のミルを購入しました。手回しのコンパクトミルをこのセットには入れているのですが、今までは自宅でコーヒーを淹れる時にもこの手回しミルを使っていたので、自宅用と外出用のセットを分けることができ、これでようやく外に持ち出せるコーヒーセットが完成したという感が強いですね。コーヒー道楽はお金を掛ければきりがありませんが、普段は豆を冷凍庫に入れておき、飲む時だけ出してきて飲む分だけ挽くようにすれば、それほど高い豆でなくても、私としては十分に満足できるものなので、これでさらに家でも外でもコーヒーがいただけるようになると、外でコーヒーを買う機会も減っていくかも知れません。

今回紹介したコーヒードリッパーは、私の地域でも入荷してきたので、興味のある方はお近くのキャンドウの店頭を確認してみると良いと思います。今まで台形型のコーヒーフィルターを使っていた方は円錐形のフィルターと一緒に購入することをおすすめします。


全国のセブンイレブンで期間限定ながら京都・新福菜館のラーメンが食べられる

以前、深夜バスを使って京都を観光しに行ったことがあるのですが、当時は深夜発の便では京都駅到着が午前5時くらいだったので、そこからどうやって時間を過ごすか困ったものです。お寺の中には開いているところがあるので、境内でまったり時間を過ごすのも一つの手ですが、早朝営業をしているお店へ行き朝ごはんという手もあります。

のっけから今回紹介するものとは違うのですが、京都駅から歩いてすぐのところにある「第一旭」という有名なラーメン屋さんが当時は朝5時半からの営業だったため(現在はお店のホームページによると午前6時からの営業のようです)、お昼前には大行列のできる人気のラーメンを列に並ぶことなく食べることができたことを思い出します。その「第一旭」の隣りにあり、当時午前7時半開店(こちらも現在の開店時間は午前9時になっています)だったのでちょっとラーメンのはしごができなかった思い出のあるのが今回紹介する「新福菜館」のラーメンです。

全国の有名ラーメンのカップ麺や袋麺の再現というのは普通にあるのですが、今回は一部の地域で行なわれていたコンビニの関西フェアの一環として全国で、そのままレンジにかけることで出来上がる生のラーメンの状態で新福菜館のラーメンが売られることになったという情報を聞き付けました。

というわけで、早速商品を購入してきました。価格は税込684円ですが、今の時期はセブンイレブンアプリからPayPayで決済すると最大20%のポイント還元が受けられますので、500円そこそこくらいで食べることができます。購入したら中のスープをこぼさないように気を付けて持ち帰り、すぐにレンジに掛けました(500Wで5分30秒、1500Wで1分50秒)。

レンジから出してからスープと具を合わせました。このように、チャーシューで麺が隠れてしまうくらいの肉のボリュームで、以前店舗で食べた時と同じような真っ黒なスープは、お店のご主人も確認したという話で、再現性はかなりあります。一口食べたら京都で食べたことを思い出しました。お店で食べていない人からすると、いきなりこちらのラーメンを食べても感動は薄いかも知れませんが、見た目ではかなり味も濃いように思えるものの、そんなことはなく、独特の味で京都へ行った時の事を思い出させてくれる味です。これを期間限定とは言え、近くのコンビニで買ってくれば自宅で食べられるとは、日本のコンビニもなかなかあなどれないということは感じました。ちなみに、ラベルを見たら製造元は地元にある食品工場になっており、きちんとしたレシピで味を再現しているようです。

個人的には、新福菜館はラーメンも良いですが「ヤキメシ」(チャーハン)も普通のチャーハンと違って色が濃いもののしつこくなくて美味しくて、いつもお店に行くとどちらを頼もうか迷ってしまうのですが、ヤキメシについては日清食品がカップのものを出しているものの、きちんと焼いたものが食べられるといいなと思ってしまいます。

京都は海外からの観光客を受け入れているうちに、海外からの観光客が利用するために市バスの混み具合が尋常ではなくなり、しばらく足が遠のいたところにコロナ騒動が起きてしまったので、今回コンビニラーメンでいただくまでは、地元の京都展のイートインスペースに新福菜館が出張してきたときにいただいただけで、長く食べていませんでした。このような形で以前の旅の思い出に浸れたのはラッキーでした。地域によってはお昼前に売れてしまうこともあるかも知れませんので、お昼の時間からすると多少早めにコンビニに行って確保をするのがおすすめです。


大阪~埼玉間の夜行バスが京都で運転を打ち切った事に関して旅行者が考えるべきこと

この文章を書いている2022年9月は台風シーズンで、台風が日本にやってくる前に鉄道などが計画運休を行なうような事も考えられる中、事前に計画した旅行が台無しになる可能性が高くなります。

そんな中、私はネットの騒動を先に知ったのですが、大阪を出発して京都を経由して、最終的には埼玉県まで行く夜行バスが、車内エアコンの故障という、いわば運行側の都合によって京都で運転を中止し、深夜の京都駅に乗客を降ろしたまま運転手が立ち去ったということについてバス会社がけしからんという流れで盛り上がっているのを知りました。先日いわば後追いでテレビ局がこのニュースを報道していたのですが、格安な夜行バスなだけに、目的地までへの運賃とともに、直後のホテル代まで含めた金銭負担をバス会社に保証させるというのは、かなりの経営負担になり、そんな補償のやり方が定着してしまったら、中小のバス会社は夜行バスの営業から撤退してしまうのではないかと思ったりしました。

ちなみに、この会社の大阪(梅田)から埼玉(大宮)までの片道料金は5,800円から7,000円(四列シートで車内装備により料金が違う)と、新幹線と比べると格安です。今回の運行中止によるバス会社の対応策として出してきた条件は、京都駅までの運賃返還及び、京都から東京までの新幹線代として後日15,000円を振り込むというものでした。

ちなみに、新幹線の京都~東京は自由席で13,970円です。京都発6時14分の「のぞみ200号」に乗ると8時23分に東京に着きます。東京で夜行バスを降りた場合と比べると2時間くらい到着が遅れることになり、翌日に仕事や学校がある人であれば、ぎりぎり間に合わなくなることも予想されます。

夜行バスが車の事故ではない、車内冷房の故障という事で運転中止になるということはめったにあるものではありませんが、かなり正確に運行する新幹線と比べるとバスの場合は渋滞に遭遇した場合にはむしろ新幹線の始発に乗って行った方が早く東京に着くような事も有りえます。だから、新幹線と比べると半額という運賃で成り立つのだろうと思いますが、今回のようなトラブルが起きる可能性は0ではないので、帰ってそのまま会社や学校に行くような計画を立てるのはあまりおすすめしません。

ちなみに、翌日を休みにしてあれば翌日夕方くらいまでに目的地に着ければ良くなるので、今回のバス会社から支払われる15,000円を以下のように使うことで、騒ぎの原因の一つとなっていた「現地までの交通費とは別に京都でのホテル代を支払え」という条件もクリアできていた可能性があります。

もし私が翌日休みで京都駅に深夜に降ろされた場合、東京までの新幹線代を15,000円出してくれる目処が付いた時点で、翌日の朝に出発する昼行便の京都~東京行の高速バスをネット予約します。JRバスの便を調べたら午前9時10分京都発、東京着17時7分のバスが4,700円と5,800円の席がありましたので(最安の3,500円という席もありますが、恐らくその時点では売り切れていると思うのでこの金額での試算はいたしません)。最高額の5,800円の席が取れれば、残りはホテル代として9,200円まで充当できます。

運が良く5~6千円のビジネスホテルが取れれば、到着時間は遅れるものの、深夜2時くらいから朝8時くらいまで(現場では深夜1時過ぎまで騒ぎになっていたそうなので)は寝られ、当面の自己負担は出るものの後から全額回収してお釣りが出るので、高速バスの休憩中の昼食代や、うまく行けばお土産代まで自己負担なしということになっていくでしょう。

また、バス会社の方で提案したと言われるインターネットカフェの利用であれば(今後の事を考えるとバス会社は運転を中止した最寄り駅から近いネットカフェのリストを本社から送ってもらい、それを印刷して乗客に手渡しすることも対策の一つになるのではないかと思います)、ナイトパックを使えば2~3千円で鍵のかかる個室が使え、シャワーも利用可能だと思いますので、ビジネスホテルよりは居心地が悪いものの、深夜2時から新幹線の始発のある6時くらいまでは何とかやり過ごせます。最近ではインターネットカフェもスマホから個室の予約ができたりしますので、もはやバスの運行が中止になることがわかった時点でそうした予約を入れ、そこからバス会社の対応を聞き、その内容に沿って、いつまでも抗議をするのでなくとっとと次の行動を取るというのが安旅を行なう場合の基本だと私は思います。

もちろん、相手に全く誠意が感じられず、チケット購入時に確認した事項すら行なわない悪質な業者であることもあるでしょう。ただその場合でも、現場でどのような提案がなされ、一連の行動がわかった時点できちんとその証拠を固めた上、一旦はその条件に沿って自分の帰りの心配をしなければなりません。抗議をするのは自宅に帰った後でもいいわけで、ゴネることが逆効果になったりすることもありますので、その点には注意して欲しいと思います。

新幹線がストップすればそれがニュースになりなぜ予定通りに帰ってこないのか理解が得られやすく、JRでは車内を開放してくれて「列車ホテル」のように使え、夜食や朝食を出してくれたり、特急料金を払い戻ししてくれます。また大手航空会社であれば、自然現象ではなく自社都合による欠航・遅延であれば、自宅までのタクシー代や翌日までのホテル代(私が経験したトラブルでは北海道から何とか代替機が飛び、羽田に代替機が到着したのが終電が終わった後だったので、羽田空港内にあるホテルを取ってもらえました)を負担してくれる場合は確かにあります。しかし、決して大手ではないバス会社であれば、運行中止をした分の運賃は負担してくれても、本来の目的地までへの費用までは出してくれない場合も十分に考えられます。LCCなどの航空会社も、代替便の手配すらしてくれず航空券の払い戻しのみで対応させられることが普通です。航空機の場合は、一部の「国内旅行傷害保険」のオプションで宿代(代替交通費は不可)を実際に支払った場合に宿泊代を保証するプランがあるので、そうしたオプションを含めた旅行保険への事前加入というのも必要になる方もいらっしゃるでしょう。

いちいち自分で全てやりたくない場合は、パックツアーの利用や、やはりしっかりと乗客のその後を考えてくれる、大手の交通機関を選択し、格安旅を考えるなら先行割などで、あくまで大手路線から選び、格安業者は考えないようにすべきでしょう。トラブル対応のために高めの運賃を払っているという側面もあるのです。逆に安い運賃や宿泊を基本にする旅を計画する場合には、常にトラブルが起こった時にどうするかということを考えておくことが大事になります。今回紹介したように、今の時代はスマホを使ってトラブルになっている状況の中でも次の行動のための予約をすることができるので、トラブルを後から笑い話として語ることができるくらいの気持ちでいることが、旅を楽しむためには必要なのではないかと個人的には思うのですが。


常時携帯するグッズの中に「食」に関する2つのグッズを加えてみました

現在、出掛ける時には二つのバッグ(袋)を用意して、どんなお出掛けかにより持って行くものを変えています。そのようにしたきっかけというのは、お財布を2つ持つようにしたことに関係しています。

以前は大き目の財布をパンパンにして、中にありとあらゆるカード(ポイントカードだけでなくクレジットカードや図書館の利用カードや診察券など)を全て持ち歩いていましたが、ポイントカードはスマホの中にアプリとして入れることによって、カードの利用情報も移行でき、スマホだけでかなりカードを減らせるようになりました。それでも、普段使わないながら常用カードのブランド違いで使えないお店があったり、普段全く使わないながらも、ためているポイントカード(マイナーなお店だとアプリ化もなし)というようなものもあるので、そうした一連のカードを別の財布(というよりカードがほとんど)に入れるところから始まりました。

私は現在は必要と考えるものを全て携行するということはしないので、場合によっては必要となるものをリストアップし、折り畳み傘や予備のマスクケース、書類用のファイルなどを巾着袋に入れ、車で出る時や雨が降りそうな場合は持って歩きますが、最近はそこまで持ち出すことはなくなりました。

現在は、小さ目のウエストポーチに必要なものをまとめて両手を開けて外出しています。その中に入っているのは、小銭と紙幣が入った折りたたみ財布に、小型のモバイルバッテリー、そしてスマホと接続するためのケーブルと有線イヤホンを入れているので、外出先でスマホの充電が必要になっても安心な仕様になっています。

ここに今回加えたのは、写真の折りたたむことができる箸とストローの二品です。普通に生活しているとあまり使うことはない二品なのですが、日常の中で非日常が起こってしまう可能性を考えると、ちょっとしたスキマに入るものですので、持っていても悪くないのではないかと思います。

ストローは、もしペットボトルを分け合って飲む場合に、感染症予防のために効果があるでしょうし、水などをボトルに入れて飲む場合にも、ボトルに口を付けてしまうと洗わないと不潔ですが、ストローを使えば洗うのはストローだけで済みます。このセットには専用のブラシも付いていますので、そこも便利です。

そして、ねじ込むことによって4つのパーツが2つになる金属製のお箸です。ストローと比べると「マイ箸」というのは最近の環境問題が叫ばれる以前から多くの人に普及している考え方なので、そこまで使っていても目立たないと思います。普段は使わなくても常に持ち運ぶものにマイ箸を仕込んでおくと、例えばお弁当を持ってきたり買ってきて、さあ食べようと思った時に箸を入れ忘れたり、お店の人が箸を入れることを忘れていたということも全く起こらない事ではありません。

私の学生時代の思い出として、受験の際に用意しておくものの一つとして、マイ箸でも袋入りの割り箸にしろ、必ず箸を持って行けと当時の先生に言われたことが心に残っています。入学試験は一日行なわれるので、午前中の科目である程度の目処が付く人もいれば、うまく点数が取れなかったので午後の科目で挽回しようと思いながら持ってきた(買ってきた)お弁当を食べるのがお昼休みになるのですが、もしそこに弁当を食べる箸がなかったら、心の動揺はかなりのものになり、午後の試験の成績にも影響してしまうことがあるかも知れません。だからこそ、持って行くお弁当とは別に、マイ箸や割り箸、カトラリーセットなどを用意しておき、いざという時に使うことに躊躇しないということが大事だということです。

今回紹介したマイストローやマイ箸は100円ショップでも簡単に購入できますので、災害時に使うということだけでなく、日常生活のピンチを救うグッズとしても、常に持ち歩くバッグの隙間に忍ばせることを個人的にはおすすめしたいです。


USB Type-Cの普及の広がりと今回はプラグとして採用しなかったiPhone14との関係

先日記者発表があったばかりのiPhone14で新たに変わることが予想されていたLightningを廃止しUSB Type-Cを新たに採用することについては、2022年発売分ということもあるのか、見送られることになりました。EUでは、2024年秋までにUSB Type-Cの搭載を義務付ける法案が2022年秋にも施行される見通しになっているので、事前にUSB Type-Cへの変更も有りだと思っていたのですが、来年発売されるiPhone15(?)で変わるだろうとは思いますが、それだけUSB Type-Cの汎用性は広範囲に支持されているのだろうと思います。

現在、私が使っているAndroidのスマートフォンは全てUSB Type-C端子を搭載しています。前にもこのブログで書きましたが、以前のmicro-Bのコードではうまくスマホを充電できない時があった私の母親も、上下の区別がないのでスムーズに差すことができます。micro-Bの時には反対向きに差そうとして無理をするとスマホの端子自体を壊してしまう可能性もあり、そうなると他の機能は問題なくても充電できないスマホということで、最悪端子破損だけでも買い替えをすることも考えなければならなりませんでしたが、これで安心して使ってもらえるということだけでも私にとっては大きなポイントです。

また、これは私のところでは古いパソコンしか使っていないので、そこまでその便利さを感じていないのですが、現在発売されているパソコンの電源コードとして、Macを含めてType-Cの電源コードが主流になりつつあります。出力のワット数によって充電器やコードを用意する必要はあるものの、一つの充電器とケーブルだけで、対応するパソコン・スマホ・タブレットの全てが充電できることになり、さらにこの規格がずっと続けば物理的に壊れなければ同じものをずっと使い続けられるということになり、環境への配慮も良くなるでしょう。

このように、すごい勢いで普及を続けるUSB Type-Cですが、非スマホ・パソコンの家電製品でも電源用(充電用)として本体にType-Cの端子が付くものが増えてきました。以前から、手回しで使うものの他に、電動で豆を挽く電動のコーヒーミルが欲しかったのですが、本体内蔵の電池を充電することによって使えるコンパクトな電動ミルの中には、Type-C端子を搭載しているものも出てきました。

これだけでなく、生活に必要な家電についても、充電が専用の電源コードではなく汎用のType-C端子を使ってくれるようになれば、もし停電して充電ができないような場合でも、スマホ用のモバイルバッテリーから充電ができるので、エネループを乾電池代わりに使うのに近い、災害時や野外での連続使用も可能になってくるというのは割と大きなポイントではないかと思います。

前述のコーヒーミルについても、そのパッケージには充電用のためのType-Cコードは付いていても、コンセントに接続するACアダプターは付かず、充電する場合にはスマホ用の充電器を流用するような形になっています。それによってパッケージから、使わないでどんどん増えてしまう違った出力のACアダプターが増えることもなくなるので、私はこうした流れを悪いものではないと思っています。個人的には今使っているメーカーの電気シェーバーを汎用充電器でType-C端子から充電できるといいなと思うのですが、現在使っている乾電池式(エネループ使用で環境に優しい)が壊れるまでには、そんな製品が出てくれればと思っています。


トラックドライバーの皆様の過酷な状況について改めて考えてみる

私が車中泊旅行をまだ車中泊をする人が少ない時に始めた時、車中泊場所に決めた大きな駐車場や高速道路のパーキングエリアで競合するのが大型トラックでした。トラックは仕事で長距離を乗られていますし、冷凍のものを運んでいるような場合には休憩中(今はもっと環境は良くなったものの、当時から運転席の後ろに足を伸ばして寝られるスペースはあったと思います)にもアイドリングを当時していたので、その音がうるさくて寝られない時には、その存在が疎ましく思えた時もありました。

ただ、あくまで車中泊での旅行は自分のために出掛けているもので、日本の物流を回しているトラックドライバーの必要性と比べれば、やはりこちらの方が譲らなければと思い、当時から問題になっていた大型車専用の駐車スペースに入って車中泊というような事は行ないませんでした。というのも、大型車と違って大きなサービスエリアが満車で停車すらできないような場合も、下道に降りたり小規模なパーキングエリアを回れば、一台くらい何とか入れるくらいのスペースを探すことは可能でしたし、逆に深夜に走って他の車が出るような時に仮眠を取りながら自分のペースを作り出すようなことをしていました。ただこれも、あくまで誰からも強制させられることがなく、自由に日程を組むことができたレジャー使用だったからこそという点はあります。

先日、トラックドライバーの過酷な労働環境についてのレポートを読む機会があり、サービスエリアの入口付近に多くのトラックが停まっていたり、ETCの割引を待つようにして待機する多くのトラックがあったり、荷物の送り先の近くで長時間路上駐車をしているようなことがネガティブに捉えられていると思うのですが、これらのことの根本的な原因というのは、荷主からの要求を断りきれず(特に中小業者で大きな契約先を失うことは会社の存在そのものを危うくすることになります)、荷主の言うがままに行動をするために、限られた経費の中で利益を上げるためには現場のドライバーにかなりの負担がかかっているがための事がほとんどであることを知りました。

せめて、到着先に早く来て車を停めて休めるような仕組みがあればと思うのですが、そうしたニーズのために全国に多く作られた「トラックステーション」はその数を減らしていて、警察の取締りを恐れながらもマナー違反の行動を取らざるを得ない状況を何とかしないと、今後日本の物流は成り立たなくなるのではないかという不安が出てきてしまいました。

また、働き方改革関連法が長距離ドライバーに本格的に適用されるのが2024年からということもあり、これを「2024年問題」と呼び、働き方をきちんと管理することによって日本の物流はまともに機能しなくなる(大きな歪みをかかえたまま現状の物流が回っているから)のではないかと言われています。荷主は働き方改革を実現するために運賃を上げた業者に対して、別の安く請け負う業者に乗りかえるでしょう。ただ、荷主の方にも経費をいきなり増やせない原因があり、その一つが度重なる原材料や製品の高価化にあるとなると、社会全体で賃金が増える仕組みでも作らないと、トラックドライバーが所属する中小の運送会社はとても生き残ることができなくなりそうです。

車の運転というのは、少し間違うと自分の命だけでなく、他人の財物や命まで奪う可能性のある行動です。名古屋でたて続けに起こった観光バスの事故のような事がトラックで頻発したら、トラックと同じ道を同じように走っている私たちにとってもその巻き添えになる危険があります。極度の疲労や睡眠不足で長く走るような事を無くすために働き方改革をするのですが、現状を見ていると、に大型車が安全に駐車できる待機場所が増えたという話は聞かないので、無理をして運転を続けるか、駐車のできない場所に長く駐車してそこで休憩するのかというようなことになってしまいそうです。

そんな中で私たち普通車や軽自動車を運転してレジャーに使っている人は、普通車の駐車スペースに停められないからと言って、大型トラックやバス専用の駐車スペース、さらに言うと車いす利用者が使える駐車スペースに停めることは避け、通常で考えればマナー違反でしかない状況に遭遇したとしても、その時には改めてトラックドライバーの大変さについて考えていくことが大事ではないかと思います。公的な扶助は行政に期待するしかありませんが、今後通販の送料無料がなくなったとしても、冷静に受け取められるようにと個人的には思っています。