以前、深夜バスを使って京都を観光しに行ったことがあるのですが、当時は深夜発の便では京都駅到着が午前5時くらいだったので、そこからどうやって時間を過ごすか困ったものです。お寺の中には開いているところがあるので、境内でまったり時間を過ごすのも一つの手ですが、早朝営業をしているお店へ行き朝ごはんという手もあります。
のっけから今回紹介するものとは違うのですが、京都駅から歩いてすぐのところにある「第一旭」という有名なラーメン屋さんが当時は朝5時半からの営業だったため(現在はお店のホームページによると午前6時からの営業のようです)、お昼前には大行列のできる人気のラーメンを列に並ぶことなく食べることができたことを思い出します。その「第一旭」の隣りにあり、当時午前7時半開店(こちらも現在の開店時間は午前9時になっています)だったのでちょっとラーメンのはしごができなかった思い出のあるのが今回紹介する「新福菜館」のラーメンです。
全国の有名ラーメンのカップ麺や袋麺の再現というのは普通にあるのですが、今回は一部の地域で行なわれていたコンビニの関西フェアの一環として全国で、そのままレンジにかけることで出来上がる生のラーメンの状態で新福菜館のラーメンが売られることになったという情報を聞き付けました。
というわけで、早速商品を購入してきました。価格は税込684円ですが、今の時期はセブンイレブンアプリからPayPayで決済すると最大20%のポイント還元が受けられますので、500円そこそこくらいで食べることができます。購入したら中のスープをこぼさないように気を付けて持ち帰り、すぐにレンジに掛けました(500Wで5分30秒、1500Wで1分50秒)。
レンジから出してからスープと具を合わせました。このように、チャーシューで麺が隠れてしまうくらいの肉のボリュームで、以前店舗で食べた時と同じような真っ黒なスープは、お店のご主人も確認したという話で、再現性はかなりあります。一口食べたら京都で食べたことを思い出しました。お店で食べていない人からすると、いきなりこちらのラーメンを食べても感動は薄いかも知れませんが、見た目ではかなり味も濃いように思えるものの、そんなことはなく、独特の味で京都へ行った時の事を思い出させてくれる味です。これを期間限定とは言え、近くのコンビニで買ってくれば自宅で食べられるとは、日本のコンビニもなかなかあなどれないということは感じました。ちなみに、ラベルを見たら製造元は地元にある食品工場になっており、きちんとしたレシピで味を再現しているようです。
個人的には、新福菜館はラーメンも良いですが「ヤキメシ」(チャーハン)も普通のチャーハンと違って色が濃いもののしつこくなくて美味しくて、いつもお店に行くとどちらを頼もうか迷ってしまうのですが、ヤキメシについては日清食品がカップのものを出しているものの、きちんと焼いたものが食べられるといいなと思ってしまいます。
京都は海外からの観光客を受け入れているうちに、海外からの観光客が利用するために市バスの混み具合が尋常ではなくなり、しばらく足が遠のいたところにコロナ騒動が起きてしまったので、今回コンビニラーメンでいただくまでは、地元の京都展のイートインスペースに新福菜館が出張してきたときにいただいただけで、長く食べていませんでした。このような形で以前の旅の思い出に浸れたのはラッキーでした。地域によってはお昼前に売れてしまうこともあるかも知れませんので、お昼の時間からすると多少早めにコンビニに行って確保をするのがおすすめです。