USB Type-Cの普及の広がりと今回はプラグとして採用しなかったiPhone14との関係

先日記者発表があったばかりのiPhone14で新たに変わることが予想されていたLightningを廃止しUSB Type-Cを新たに採用することについては、2022年発売分ということもあるのか、見送られることになりました。EUでは、2024年秋までにUSB Type-Cの搭載を義務付ける法案が2022年秋にも施行される見通しになっているので、事前にUSB Type-Cへの変更も有りだと思っていたのですが、来年発売されるiPhone15(?)で変わるだろうとは思いますが、それだけUSB Type-Cの汎用性は広範囲に支持されているのだろうと思います。

現在、私が使っているAndroidのスマートフォンは全てUSB Type-C端子を搭載しています。前にもこのブログで書きましたが、以前のmicro-Bのコードではうまくスマホを充電できない時があった私の母親も、上下の区別がないのでスムーズに差すことができます。micro-Bの時には反対向きに差そうとして無理をするとスマホの端子自体を壊してしまう可能性もあり、そうなると他の機能は問題なくても充電できないスマホということで、最悪端子破損だけでも買い替えをすることも考えなければならなりませんでしたが、これで安心して使ってもらえるということだけでも私にとっては大きなポイントです。

また、これは私のところでは古いパソコンしか使っていないので、そこまでその便利さを感じていないのですが、現在発売されているパソコンの電源コードとして、Macを含めてType-Cの電源コードが主流になりつつあります。出力のワット数によって充電器やコードを用意する必要はあるものの、一つの充電器とケーブルだけで、対応するパソコン・スマホ・タブレットの全てが充電できることになり、さらにこの規格がずっと続けば物理的に壊れなければ同じものをずっと使い続けられるということになり、環境への配慮も良くなるでしょう。

このように、すごい勢いで普及を続けるUSB Type-Cですが、非スマホ・パソコンの家電製品でも電源用(充電用)として本体にType-Cの端子が付くものが増えてきました。以前から、手回しで使うものの他に、電動で豆を挽く電動のコーヒーミルが欲しかったのですが、本体内蔵の電池を充電することによって使えるコンパクトな電動ミルの中には、Type-C端子を搭載しているものも出てきました。

これだけでなく、生活に必要な家電についても、充電が専用の電源コードではなく汎用のType-C端子を使ってくれるようになれば、もし停電して充電ができないような場合でも、スマホ用のモバイルバッテリーから充電ができるので、エネループを乾電池代わりに使うのに近い、災害時や野外での連続使用も可能になってくるというのは割と大きなポイントではないかと思います。

前述のコーヒーミルについても、そのパッケージには充電用のためのType-Cコードは付いていても、コンセントに接続するACアダプターは付かず、充電する場合にはスマホ用の充電器を流用するような形になっています。それによってパッケージから、使わないでどんどん増えてしまう違った出力のACアダプターが増えることもなくなるので、私はこうした流れを悪いものではないと思っています。個人的には今使っているメーカーの電気シェーバーを汎用充電器でType-C端子から充電できるといいなと思うのですが、現在使っている乾電池式(エネループ使用で環境に優しい)が壊れるまでには、そんな製品が出てくれればと思っています。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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