お店のサービスが次々に終了していく今の世の中に未来はあるのか

先日、買い物の際に必ず同時にやるようにしている、スーパーのお水(水道水を濾過して雑味のない純水として提供してくれるというサービス)を汲んで帰ろうとしたら、給水をする機械の調子が悪く、容器の洗浄も水の供給もできない状態になっていました。全国多くのスーパーでお水を提供するサービスは有るのですが、現在の物価高騰で経費も上がり、スーパー自体の経営が大変だと思われる中で、こうした無料の(当然スーパーの買い物を利用する方へのサービスなので、全くお金を払わずに給水されることは推奨されないでしょう)サービスというのは、例えば機械の故障というような、ちょっとしたきっかけで無くなってしまう可能性があります。

先日のニュースで、全国の牛丼チェーンの中で唯一牛丼を頼むとサービスで味噌汁が付いてきた「松屋」において、北海道の店舗では味噌汁の無料サービスの提供を中止するというアナウンスがあったことを知ったこともあり、今まで当たり前に水を汲んでいた私は、それなりに買い物をすることで、このサービスがまだ続くことを願わずにはいられません。

というのも、この給水のサービスというのは一回の給水で4リットル近くの純水を得ることができ、そうして汲んできた水を順次飲料水や料理用に使っていくことで、意識することなく災害用の水を備蓄するようになっていきます。夏などは頻繁に水を汲むために買い物をするので、大量買いではなく必要なものプラスαという感じで買っていくのですが、その中でも常温で保存することのできる缶詰やレトルト食品については、用意しているものが少なくなった分を買い足すような感じなのですが、そうした買い物行動自体が、いざという時の家庭内の食料確保に役立ちます。

水・食料ともに過不足なく頻繁に行なうことで、いざという時に備えているわけですが、もし全国のスーパーで水の提供が無くなったらどうするかということも考えないといけないかも知れませんね。

私の住む静岡市は比較的水道の水については純水と比べても著しく味が変わるということはありませんので、大きなジャグに水道の水をためて毎日ジャグが満タンの状態をキープするとか、あとはお風呂の残り湯や雨水ならフィルターを通して飲める水にできる災害用の浄水器があるので、いざという時のために用意し、ジャグとは別に夜入ったお風呂の水は朝になるまでこぼさないようにするとかなどの方法は考えられるものの、給水と買い物は私の中ではセットで行なっているので、この状況が変わると正直大変だなあと思ってしまいます。

当然ながら、企業が消費者に行なってくれているサービスについては有難く受けさせていただくものの、そのサービスが終了したからといって責めるべきものではありません。社会全体の逼迫状況というものがあり、それが原因で企業サービスが無くなってしまうことは残念ですが、今後もそうした社会の状況を見ながらよりよい生活パターンを考えていきたいと思っています。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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