月別アーカイブ: 2022年3月

大きな災害が起こった時に一番有難い高速データ付与をしてくれるのはどこか?

先日の東北における最大震度6強を記録した地震への対応として、スマホのデータプランを提供するMVNOを含むキャリアの多くは高速クーポンを無料で追加できるような対応策を発表しています。

ただ、無料でもらう立場で言うのは大変おこがましくもあるのですが、やはり使えるなら端末の電池を何とか持たせながら、テレビと同時配信のニュースをスマホの動画で見たいと思うものの、数GBの供与では数時間のうちに使い切ってしまうということになります。

そんな事を思っていたら、先日の福島県沖の地震の直後にpovo2.0が時間限定のプロモコードをツイッターで紹介していたことがわかりました。

ツイートがあったのが地震発生の約一時間後で、プロモコードは入力して24時間フリーでネットが使えるもので、そのプロモコードの有効期限は地震発生から約24時間ということになっていたそうです。ちょっと見逃してしまったら全く使えないという感じもするのですが、だからこそ早く見付けるための工夫が必要になると思いましたね。

私自身はこの事を知った後、povoのツイッターの公式アカウントを速攻でフォローしました。もし自分の住む場所の近くで大きな地震が起き、停電が起こったとしてもしばらくは速度の心配をせずにインターネットを接続することが可能になるこうした支援というのは個人的には実に有難く、恐らく他の優遇措置があったとしても優先してpovo2.0からの援助を受けてネットを使うことになると思います。

というのも、現在はpovo2.0のSIMは2in1のノートパソコンに差さっているので、そこでネットが使えれば、普段の使い勝手をそのまま維持するような形でパソコン上から情報を入手したりこちらから情報発信もできますし、スマホの方にテザリングして使うこともできます。満充電にしてあれば11時間くらいは使えるので、何とか停電が続いてもネットを使っての作業を続けることもできると思います。

当然、多くの人がこうしたサービスを使うとアクセスがある程度制限され、多少接続スピードも遅くなるとは思いますが、高速クーポンを使い切った後に低速制限されることを考えれば十分のスピードは出ると思うので、かなり使い出があると思います。

問題は、こうした臨時サービスがあることを知らないで期限が過ぎてしまう事があるということですね。そういう意味では、ツイッターの公式アカウントをフォローするか、もし何かあった場合にはすぐに検索して期限前に知ることができるかということになります。

こうしてみると、povo2.0は運営側の契約者を増やそうという思惑は感じられるものの、普段別に主回線を持っている方であっても、予備的に回線を持っておき、基本0円キープしながらも自動解約にならないように適度に使うようにすることで、色々な利用形態があることが改めてわかってきました。実際に使うことはない方が良いのですが、今回のサービスが行なわれたことで、もし大きな災害に遭遇して困った場合、とりあえずpovo公式アカウントからのツイートがされたのかどうかは早いうちに確認してみようと思っています。


サーモスからも保冷専用炭酸対応ボトルが発売され小容量ならお手軽に使えそう

タイガー魔法瓶が満を持して発売した「炭酸対応」の真空断熱ボトルですが、その発売を受けて他社はどう対応するのかと気になっていたのですが、日本の大手ボトルメーカーのうちサーモスから保冷用の炭酸対応ボトルFJKシリーズ(FJK-500 FJK-750)が店頭で売られているのを発見しました。まだそれほど店頭で見る機会はありませんが、その内容を紹介します。商品写真がないので、Amazonのリンクを以下に貼ります。

サーモスが出したのは500mlと750mlの二種類で、価格はAmazon価格になりますがどちらも3千円台をキープしていて、500mlのものでもAmazonでの実売価格が5千円を超えるタイガー魔法瓶のものよりもリーズナブルになっています。

構造は蓋にさらにキャップが付いているタイガー魔法瓶のものとは違って蓋一つという構造になっていて、まず軽く蓋を回して圧力を逃し、その後蓋を回して外し、直飲みというスタイルです。この場合、蓋は本体より離れてしまいますから、蓋を外したまま忘れてしまうと全く使いものにならなくなってしまうので、その点は注意が必要です。さらに、製品ラインナップがまだ少ないので、ビールの量り売りに使う(ホームパーティー用のびあだる替わり)に使うような大容量のものということだとタイガー魔法瓶一択になります。

炭酸飲料対応ということになっても、やはりボトル自体が揺れたりして圧力がたまり、一気に開けようとすると爆発する可能性はあるので、使用方法を守って、まずは軽く開けてから全開にするように使えば、きちんとした日本のメーカーであるサーモスが出してきたボトルなので、それなりに安心はできると思います。このラインナップだと外に持ち出して使うことが前提になると思いますが、旅行の際には同じ種類の炭酸飲料なら旅先の自販機で購入したらすぐに移し替えることで、自販機横のペットボトル用ゴミ入れに入れられるので、ペットボトルの処理を考えなくても済むことになります。

今年は、このように自宅から炭酸飲料を入れて持って行くことが普通になっていくのかも知れませんが、まだ製品を出していない象印がどんな製品を投入してくるのかということも、今後を考えると見物だと思います。そこまで急がない場合は、今回紹介したサーモスのボトル及び、象印のボトルが発売になった場合、自分の使い方に合うのはどれか? ということを考えても遅くはないと思います。


サッカーワールドカップアジア最終予選「オーストラリア対日本」を無料で見られる方法が出現した

サッカーのカタールで行なわれるワールドカップは地上波での放送やネット配信のAbemaTVが全試合を無料にて配信するということで、有料チャンネルや衛星放送を見られなくても地上波やインターネットの動画配信を利用すれば気軽にパソコンやネットに繋いだ(パソコンとTVをHDMIケーブルで接続しても良い)テレビ上から全試合通信費用だけの負担で見られるようになり、この世知辛い世の中において久々に明るいニュースになりました。

ただ、そのサッカーワールドカップも日本チームの出場が叶うかどうかで注目度が変化するということで、来週アウェーで行なわれる「オーストラリア対日本」の試合がどうなるかというのが大きなポイントです。しかし、残念ながら今回のサッカーワールドカップアジア予選について、日本で開催されるホームゲームについては地上波テレビでの放送があるものの、対戦相手の国で行なわれるアウェーゲームについては、放映権料の折り合いが付かなかったため、テレビでこの試合を見ることはできません。唯一日本国内で生中継を見るためには、スポーツライブ配信サービスを行なっている「DAZN」に加入してそこからライブ配信で見るしかないのですが、つい先日DAZNは月額で千円の値上げを行ない、その負担は視聴者にのしかかる事になってしまいました。

しかし、こうした世知辛い話もあれば、その状況を変えてくれる新たな情報というものが入ってきたのでここで早めに紹介しておきます。私自身は過去にDAZNをかなり長く契約していたのですが、とある新たな視聴環境のスタートとともに、常に契約はせず、どうしても見たい試合がDAZNでしかやらない場合だけピンポイントに視聴権を購入するような形に切り替えました。これは、auのサブブランドである「povo2.0」でSIMカードを契約すると、見たい状況に応じて「7日間DAZN視聴用トッピング」というものがあり、申し込みをした日から7日間利用できる権利を760円で買うことができるのです。

そんなわけで、過去の日本のサッカーワールドカップアジア予選のアウェー戦についてはその直前にトッピングを付けて、目的の試合を中心に、別のコンテンツも見られるものは楽しんでいました。今回のオーストラリア戦もそうして購入する予定だったのですが、auの方ではこの「povo2.0」でDAZNの7日間トッピングを2022年3月22日から28日までの間に行なうと、いったんクレジットカードに請求されて引き落とされるトッピングの760円を後日返金(キャッシュバック)するキャンペーンを行なうことを発表しました。

ということは、今からでもクレジットカードを持っている人が新たに「povo2.0」に加入し、DAZNの7日間利用トッピングをすれば、ご自宅のパソコンやネットに繋がったテレビでDAZNを無料で使えてしまうということになります。ちなみに、オーストラリア対日本の試合は3月24日の夜(ゴールデンタイム)ですので、24日の夜までにトッピングを申し込めば大丈夫です。

ちなみに、このトッピングは「povo2.0」のSIMカードを入れているスマホではDAZNだけが普通に見られるようになるのですが、「povo2.0」のネットワークを使わなくても、「povo2.0」で使えるようになったアカウントから自宅の安定した回線を使っても7日間DAZNを使うことも可能です。そうした光回線などがない場合には、「povo2.0」の入ったスマホをテザリングさせてパソコンの画面やFire TVに飛ばして大画面テレビで見ることもできるので、ほぼ地上波の感覚でDAZNをテレビで見るようなこともできます。

恐らく、こんな大盤振る舞いをする背景には、今まで「povo2.0」の事を知らなかった人(TVコマーシャルを流してはいるものの何がどうなのかわかりずらい面もあるので)に新たに契約してもらい、基本料金は無料ながら様々なトッピングをすることで便利に使えるという「povo2.0」の特徴を理解してもらうための戦略であるとも考えられます。

すでにユーザーとして便利に使っている側からすると、本当に有難いプレゼントという感じですね。私自身、大きなスポーツイベントになると見るにわかファンであるのですが、今後はサッカーJリーグの入れ替え戦や、プロ野球のクライマックスシリーズなど、地上波で流れないコンテンツについては7日間DAZN購入をすることで、自動解約を防ぐ(「povo2.0」は6ヶ月何のトッピングも無いと自動的に解約になってしまうので)ためにも良いコンテンツなので、今回のキャンペーンによってその便利さが広がってくれれば、さらなるサービスの充実も期待できるのではないかと思っています。

すでにDAZNに契約していたり、今回の試合を見るためにすでにDAZNに加入してしまった人にとっては残念ではありますが、今回のことで「たった一試合のために毎月の視聴料金を負担する」という考えとは別のやり方があるということを知っていただければ、「povo2.0」への興味というものが出てくるのではないかと思います。「povo2.0」の魅力はそれだけではありませんが、入り口としてこうしたキャンペーンを利用するというのは運営側だけでなく利用者にとっても都合が良いので、早めに動かれることをおすすめします。


広範囲で影響する大きな地震の情報を得るためにはLINEスマート通知が便利

2022年3月16日も終わろうとしている午後11時半過ぎに起こった宮城・福島で最大震度6強を記録した地震は、少なくとも私の住んでいる静岡県中部では緊急地震速報(スマホでの通知)は来ませんでした。たまたまテレビは付けていたのですが、常にテレビでの緊急地震速報を伝えるNHKではなく、民放でしかもコマーシャル中に最初の地震が起こったため、この地震の第一報はテレビから仕入れることはできませんでした。

ただ、深夜にも関わらずLINEの通知音が鳴ったので何があったのだろうと思ったら、それがLINEスマート通知からの一回目の地震・震度5弱の通知でした。そのうち、何か自宅で揺れているような感じになり、さらにその揺れがかなり長く続いたのを感じ、これは東北で起こった東日本大震災との共通点を感じることになったのです。ただ、LINEの通知で東北地方で地震が起きたことを知っていたので、いやな横揺れでも震源は遠くにあることを理解した上で揺れに備えることができました。

今回の地震の大きさはマグニチュード7.4(2回目の地震)とかなり大きかったことで、津波の可能性も考えていたらやはり東北沿岸の一部に津波注意報が出て、関東でも停電が起こるなどして交通機関やインフラの被害も起きました。静岡県中部でも震度は3で、この地震が起こる前にどこで起こったものかわからなかったら、ただただ不安だけが増していたのではないかと思います。こうしたことは、もはや新しく売られているスマホにワンセグが見られるTVチューナーがほぼ付いていない中では、なかなかリアルタイムに直接自分のいる地域とは離れた場所で起こった情報を自分から見に行かない状況で知ることは難しいということにもなるでしょう。

ただ、何か大きな災害があったら通知してくれるサービスをセットしておくことは、今回の地震でも役に立ったことは確かです。今回の地震の一連の情報をテレビで見ている中で、やはりというか首都圏で電車が動かなくなりタクシー待ちをしている人たちへのインタビューで、災害時には起こり得るであろう電話の発信がしづらいという話が聞け、さらに電話は通じにくくてもLINE電話なら通じるという状況が私が見たテレビニュースの情報ではあったようです。

そう考えると、現在の日本国内では普段全くコミュニケーションでLINEを使わないという状況があっても、LINEアプリは導入しておき、大きな災害(火山噴火を含む)が起こった時にはリアルタイムに通知が入るようにし、少なくともいざという時に連絡を取りたい自分の家族や親戚とは友だち登録をしておき、電話がつながらない場合にはLINE電話で連絡できるようにしておく事で、いざという場合に備えておいた方が良いのではないかという気がします。

現在は、かなりスマホに入れる回線もまとまってきている感じがしていますが、あまり安いだけのプランのみで運用していると、いざLINE電話をしようと思った時に契約している回線のパフォーマンス(高速クーポンを使い切っていて低速制限がかかるなど)が原因でつながらないという可能性も出てきてしまいますので、災害時の事を考えたプラン選びも大切だと思います。私がメイン回線用に入れているのはOCNモバイルONEの月500MBが高速データ利用できる月550円の安いプランですが、これ一つで災害時を乗り切るのはきついと思います。私の場合には2つのSIMを同時に使えるスマホに、2枚目のデータ通信専用SIMとして月990円で使えるLINEMOのミニプラン(LINEの利用は速度制限なし)を入れていますが、「通話」と「LINE」を両立させることと、もしどちらかの回線が通じなくなっても緊急避難的にもう一つの回線を利用できる可能性を持っておけるメリットがあります。

ただ、皆がそうした複雑な回線の持ち方をする事も難しいと思いますし、特に200~300kbpsくらいの低速ではストレスがかかってしまうスマホを使い慣れない方用には、低速制限されても最大1Mbpsで通信のできるドコモのahamoや、au・ソフトバンクのサブブランド(UQモバイル・LINEMO・ワイモバイル)の3千円弱のプランあたりに通話定額を付けるパターンや、無料通話月70分に加えて高速通信が月6GBまで使え、先のプランよりも月料金が安い日本通信の「合理的みんなのプラン」(ドコモ回線)あたりの導入が無難です。

無駄を避け、毎月の支払いを安く上げることも大事ではありますが、いざという時には自宅ではなく外からスマホを使って情報をスムーズに入手する必要も生まれます。その際、個人と個人とをつなぐライフラインの一つとしてスマホの回線を考えると、今のプランについて足りない部分がある場合には、災害対策としても自分および家族のスマホプランの見直しを考えることも必要になるかも知れません。ただ、その中でもコストカットできるプランもありますので、自分に合ったプランについて考えてみるのも良いと思います。


日本通信のdocomo回線でも危険SMS拒否機能を2022年3月中旬から提供へ

このブログでは、大手キャリアでないMVNOであってもできるだけ同じクオリティで使えるようなものを目指して自分の使う回線にも使いたいなと思って色々調べた結果を紹介しているのですが、度々紹介している「危険SMS拒否機能」を提供するNTTドコモ回線を使っているMVNOについて、その成り行きを調べていたのですが、今回の情報は向こうから直接やってきました。

というのも、私ではなく母親用にベストと考えた「無料通話70分まで(通話料金30秒11円・プレフィックス電話でない)」「月ごと高速通信6GBまで」が組み合わさった日本通信の「合理的みんなのプラン」に加入しているのですが、「危険SMS拒否機能提供のお知らせ」というメールが届いたのです。

こうした仕組みは各キャリアごとに違いますが、ドコモ回線の場合には不正なアプリのインストールに誘導したり、個人情報を抜き取ることを目的としたサイトへ誘導したり、金銭や個人情報をだまし取ることを目的とした電話番号が記載されたSMS等を自動判定し、受信しないようにフィルターを掛けるというもので、特別な設定が必要なく危険を未然に回避できるというものです。

実のところ、まだこうした自動フィルターを施していない通信会社で使っている回線において、明らかにリンクをクリックしたら危険なSMSが立て続けにやってきているのです。ちなみに、その番号は全く外や他人に向けて告知した番号ではなく、しばしばその回線を契約した系列の光通信の営業と思われる0120から始まる電話が定期的に掛かってきて往生していたのですが、別に自分から電話番号を出したわけでもないのに危険SMSが入ってくるということになると、当然その通信業者の管理の甘さというか、安易に迷惑電話じみた電話を掛けてくるところに電話番号を知らせているという業務における緊張感のなさを感じてしまい、それが業者自体の不信感につながることもあります。

そういう意味では、今回発表した日本通信をはじめ、同じドコモ回線を提供するiijmio、mineo、OCNモバイルONEといった大手MVNOがこぞってこの危険SMS拒否機能を提供することになったことて、安心して使うことができるようになる効果というものは大きいと思います。こうした取り組みが形になることで、スマホを使うことに慣れない人が悪意あるサイトを訪問しないような状況になっていってくれればいいのですが。


プリンターの修理が終わり改めてゴミを出さない社会への貢献を大企業がしているか考えた

カラー印刷に不具合が出た購入1年余のキヤノンのプリンターですが、無償修理を終えて戻ってきました。通常、無償修理は購入時から一年間ですが、専用サイトに製品を登録することで無料保証の期間が2年までに伸びるのです。今回はその恩恵を受けたということになりますが、その中で色々と考えさせられる事もありましたので、今回はその件について書かせていただこうかと思います。

まず、今回の修理に出すきっかけは、インクジェットプリンターで白黒での印刷は問題なかったものの、カラーでの印刷ができなくなり、最初は3色(CYM)とも出ない状況でしたが、システムソフトからヘッドクリーニングを行なうことでイエローとマゼンタは多少出てきたものの、この状態だと年末の年賀状印刷に支障が出るということで修理を決断しました。

延長保証の修理については店頭への持ち込みは受け付けていなくて、専用サイトからヤマト運輸によるピックアップサービスを申し込むことになります。手続きをする日時にもよりますが、普通に申し込めば翌日にピックアップのために取りに来てくれて、ヤマト運輸のセールスドライバーさんがソフトクーラーボックスのような環境に配慮したボックスに入れて、そのまま持って行ってくれます。

修理の内容については特別にこちらにメールが来るわけではないのですが、修理を申し込んだサイトの方からその状況を知ることができます。今回は、向こうで不具合が自宅で使っている時と同じように再現したので、スムーズに修理に入ったようです。カラーインクがヘッドに到達していなかったようで、特殊工具を使ってヘッドを開けてインクを注入するとともに、こちらでは不具合の報告をしていなかった黒色のヘッドについて、印刷品位が低下していたということで、こちらはヘッドの交換をしてもらえたようです。

今後、同じような不具合が出た場合、こちらで専用のプリンタヘッドを用意し、自分で交換することができれば大丈夫になれば良いのですが、念のため年末にかけて黒とカラーのヘッドはそれほど高額ではないので購入しておくつもりでいます。

今回の修理費用は無料ですが、送料だけは修理済みのプリンターが送られてきた時に「着払」で届いたので、その分の料金3,300円だけがこちらの負担になります。それは、きちんと無償修理をしていただけたので良かったのですが、一つ疑問に思ったのが帰ってきたときの梱包でした。

このように、プリンタを購入した時の箱よりもかなり大きくてごついダンボールに入っていまして、修理済みの製品を送るということもあるのか、これ以上ないくらいのかなり念の入った梱包でやってきたので、写真のようなダンボールゴミの処理がこれから必要になってしまうのです。これは、輸送中の振動や荷物の扱いによる不具合を出さないためには必要なことなのかも知れませんが、行きが汎用で何度も使えるボックスを使えていたので、例えばプリンタ本体を厳重に緩衝材で巻くような事は仕方ないにしても、外側のごついダンボールはヤマト運輸の用意した汎用ボックスで代用できていれば、これだけの大きなダンボールが自宅を占拠することもなかったのですが。これはあくまで素人考えでの話なので、やはり、問題なく修理品を使うためにはここまで厳重に梱包しないとだめだと言われれば一言もないのですが、世間ではレジ袋も使わないようになっている中で、さすがにこれだけ大きなダンボールと緩衝材をゴミとして処理するのも大変だなと思ってしまいます。

ただ、プリンターの方は快調に印刷をしてくれているので、修理サービス自体には不満はないのですが、自力でダンボールを処理するのが難しい場合、部屋に大きなダンボールを置いたままになるような事にもなるかも知れません。小さく切るにも普通のハサミではなかなか難しい感じで、その点だけは地球に優しくないような気がしました。


事前に旅の計画をする場合には予備日を設けるのと一緒で日常的な計画でも期限ぎりぎりは避けよう

先日、マイナンバーカードを使ってアプリを入れたスマートフォンから本人確認を行ない、カードリーダーなしにe-taxによって確定申告を終えたのですが、何と3月15日の前日になってアクセスが集中したのが原因なのかはわかりませんが、国税庁のサーバーがダウンして申告することができないような状況が発生したというニュースが入ったのを見て、改めて先にやっておいて良かったと思いましたね。

ネットの混雑というのは、過去にはサッカーワールドカップのチケット争奪戦に参加した経験があり、多くの人が一つのサイトに集中してアクセスする場合にはトラブルが起きやすいということを十分わかっていたので、とにかく期限ぎりぎりに申告することは避けようと思いながら毎年やっています。今年は、e-taxが専用のカードリーダーを利用しなくてもスマホとパソコンとのセットで使うことで書類の提出がいらない電子納税をすることが可能になったので、もしかしたらぎりぎりになったらやばいかもと思っていたらその通りになってしまいました。

もちろん、今回のトラブルの原因はユーザーにあるわけではなく、サーバーを管理する方にあるわけですが、今回のトラブルで無駄にパソコンの前に張り付く時間が増えたり、申告が間に合わなかった場合にはさらなるストレスの原因になってしまいます。今回は実際にトラブルになってしまいましたが、そうならない場合でも、期限ぎりぎりではなく多少前に全ての手続を完了できるようにしたいものです。

こうした行動の計画については、旅行についても同じような事が言えると思います。来週も暦通りの休みの方でも18日(金)の夜から22日(火)の朝までに通常の仕事や学校に出られるのであれば、3泊から4泊の旅行に出掛けることは不可能ではありません。ただ、金曜の夜に出て火曜の始発で会社・学校へ直行というようなぱんぱんに詰まった計画を実行したとすると、もし帰りの電車・飛行機・道路でトラブルが発生した場合には日常生活への復帰が叶わなくなってしまいます。

交通機関が問題なく動いた場合でも、体力が有り余っている人であればいいのですが、楽しい旅行であってもあれもこれも足を伸ばしたりすると、非日常から日常への切り替えに苦労される方も少なくないのではないかと思います。特に旅館やホテルへの宿泊でなく車中泊で旅をされる場合には、ぎりぎりまで計画を立てての旅ではなく、連休最終日にはしっかり自宅の布団で寝て、さらに食事の時間からお風呂の時間まで、日常に揃えるようにした方が生活のリズムを日常ベースに切り替えやすくなるのではないかと思います。


化石燃料を買うことで便利な生活ができていた現実を見ることで今後の生活も変わるか

北京冬季オリンピックが終わった後にロシアが隣国であるウクライナに侵攻してきました。その後の状況は報道の通りですが、オリンピックの後のパラリンピックが終わったことで、さらなる攻撃がウクライナを襲うのではないかという懸念が消えません。

状況は刻一刻と変わるので、私の見通しが正しいかどうかは新たな展開が起これば変わってくるものの、一貫して主張したいのが、力の強い者が弱いものをいたぶるような行為は国家同士の争いであるからこそ、許されることではないと思います。ただ、現代の社会は思想や思惑とは別のところでもつながっているので、例えばロシアを批判しているドイツがロシアから化石燃料を購入しているので、ドイツの立場としてはロシアをいくら批判したところで、逆にロシアに対して今以上に厳しい立場は取りにくいというような事が色々と出てきます。

それは日本国内でも同じことで、一種の贅沢品と考えられるカニの輸入については多くの人はある程度我慢できるものの、電気料金に直結すると考えられるLPG天然ガスがロシアから入ってこなくなると、今後の電気料金が上がるだけでなく、これから夏にかけての電力消費が増える時期にどうなるのかと考えると、今まで通りロシアからエネルギーを買い続けなければならないのか? ということになってくるのではないかと思います。

かつて、東日本大震災の時には日本全国の原子力発電所が運転を休止したため、多くの地域で計画停電が起きましたが、このままロシアからエネルギーを買えない状況が続いた場合、電力料金の上昇を我慢して単なる節電の呼び掛けだけで済むのではなく、実際に電気が一日の中で使えなくなるような状況も出てくるかも知れません。

個人的には、あの東日本大震災の後で、本格的に日本のエネルギー問題を考えることで、輸入に頼る比率を下げながら今と同じように生活をするためには何をどうしたら良いのか(当然、原子力発電についても続けるのか止めるのかの判断をすべきではないかと思います)というような議論を盛り上げるべきであったという風に思ってしまいます。

今回の戦争で、天災ではありませんが次の瞬間に何がどう変わってしまうのかわからない状況が出現したことを受けて、今後の私たちの生活についてもっと真剣に考えるべきではないかとこの頃は考えています。全く電気を使わない生活というものは無理でも、侵略により得をするような事が起こらないような秩序が保たれるのなら、ある程度は我慢することもある日常生活を送るのもやむ無しとも思えます。

それが、どんな形で私たちの前にやってくるのかはわかりませんが、できれば早めに説明がありしばらくは制限がかかるというようなアナウンスがあれば、それなりに対応策も考えられると思うのですが。それがなし崩し的に公共料金が上がり、社会が不安定になってしまうようだと、もはやこの社会に希望を見いだせなくなってしまう人も出てきてしまうような気もします。

良いのか悪いのかわかりませんが、新型コロナ感染症の拡大における社会状況の変化というのは、ある程度自分のやりたい事を控えつつ、その中で自分のやりたい事を行なうような生活の変化をもたらしています。個人的にはどんな世の中になっても、明るく楽しく生活をしていきたいと思っているので、計画停電が多発するような社会になっても、その対策を考えて楽しく生活する方法についてさらに考えるようになるのではないかと思います。

念のため、今後最悪の状況になった場合の事を考えながら色々なものを用意し、いざ何かが起こっても慌てずに今の生活をキープできるような事を考え、それ自体を楽しむようになれば、何が起こってもそこまで慌てずにいることができるのではないかと思います。今後具体的に何がどう変わっていくかはわかりませんが、極端に悲観することなく日々の生活を大切にしていきたいと改めて思っています。


Androidスマホを選ぶ場合にあった方が良い「マイナンバーカード読取」機能

私が前までメイン機種として使っていた(現在も分割支払中)楽天モバイルのOPPO Reno Aですが、防水でおサイフケータイ対応でありながら致命的な欠点があることが後でわかりました。マイナンバーカード取得の手続きは問題なくできたのですが、そのマイナンバーカードを使い、カードを本体にかざすことで内容を読み取ることができる機種としてラインナップされていない事が後になってわかったのです。

そのため、母親用に大変安い価格(Reno A定価の10分の1くらい?)で程度の良い中古で購入したスマホGalaxy A21(docomo版)では新型コロナウィルスのワクチンパスポートが表示できるのに、私のReno Aではそれができず、今後の3回目接種の証明について考えると、何とかならないものか? と思っていました。そんな時に、マイナンバーカードのスマホ読み取りに対応したSIMフリーのOPPO Reno5 AをOCNモバイルONEへの乗り換えで格安で購入することができたわけですが、私自身がマイナンバーカードの取り込みを体験してみて、まだマイナンバーカード自体を必要としない人がいることは十分理解しつつも、同じスマホを持つならマイナンバーカード読み取りに対応したスマホを持つ方が何かあった時には有利であると感じました。

私の場合は、顔写真入りの本人確認書類が無く、様々な手続きに苦労していた母親に利用してもらうために(申請から取得の方法についてもよくわからなかったので)自分の分も取ったのですが、普段は免許証で本人確認が可能で、いつも使う病院もマイナンバーカードを健康保険証として使えないので、そういう点では持っていてもいなくても変わりません。ただなかなかフットワーク軽く動けない母親からしたら、ワクチンパスポートをわざわざ役所に行って申請し、紙でもらうよりも、スマホの画面上からタップしてすぐに表示できた方が楽だし役所でいろいろやるストレスも感じることなく、さらに手続きを私が代行することができるので、役所でたらい回しにされて諦めてしまうような事も回避できるというメリットもあります。

そして、今年はせっかくなので、自分のスマホにマイナンバーカードを読み込ませることで本人確認ができる「マイナポータルアプリ」を導入し、そこからe-Taxを利用して書類を紙で提出せず、パソコンで作ったデータを直接管轄の税務署に電子的に送ることで申告をすることができました。マイナンバーカードをマイナポータルアプリを使ってスマホで読み込むことで、パソコン上に表示したQRコードから本人確認ができるようになったので、専用のカードリーダー(マイナンバーカード用)が必要なくなったので、人の手続きを代行する場合にもそれほど問題なく手続きをすることができます。

国税庁のサイトでは、間違った入力をするとその先に進めないので、過去の資料が揃っていて今年の書類から正確な数値を入力することができれば、わざわざ申告相談会場に出向かずとも家にいながらにして申告が可能です。別途提出書類がある場合にはその分の提出は必要になりますが、私の場合は自宅のパソコン上で入力し、昨年までは最終的に紙に打ち出した提出用書類を税務署に出しに行くだけだったので、わざわざ出掛けなくても良くなったというのは、今のご時世では有難かったです。

今後は、身内であればマイナンバーカードを借りることで手近なコンビニへ行って住民票の写しなども取ることができるようになりますし、さらにそこにスマホのマイナポータルアプリを入れれば、役所に出掛ける回数を減らすことができるようになります。

私の母親もスマホを持ってはいるものの、LINEはおろかメールさえもやり方を覚えようとはせず、出来るのは電話の掛け方・受け方(しかも標準アプリでなくシニア用の大きな表示でわかりやすいだけでなく、プレフィックス通話や一定時間で切断できる時間による定額プランでも使いやすいアプリ「かんたん電話帳」を使って)、および写真を撮影するぐらいしか自分からやろうとしないのですが、何か必要な手続きがあった場合には、母親のマイナンバーカードをスマホに読み込ませることで、色々な事を手伝ってあげやすくなります。

まだマイナンバーカードも持っていない方であっても、対応スマホがあればカード申請手続きの写真撮影からスマホでできますし、本人を連れ出して色々というところでの手間を減らすこともできるようになると思います。基本的にはiPhoneであれば大丈夫というところはあるのですが、今回新たに出た第三世代のiPhoneSEもそこそこ高いですし、私の母親のように5千円以下で購入したAndroidスマホでもカード読取りに対応している機種であれば同じことができますので(しかも中のSIMはMVNOの日本通信にしているので月額費用も安いのです)、極端に本人がスマホへの拒否反応を示すことがないのであれば、同じスマホを選ぶ場合には、マイナンバーカードの読取可能なモデルから選ぶのが、実際にマイナンバーカードを作らないにしても、様々な選択肢を残しておくためには良いのではないかと個人的には思います。もし最初からマイナンバーカードを作る予定がない方でも、そのスマホを手放す際に、一つのセールスポイントになることで、再販売しやすくなるというメリットもありますので、こうした話も気に掛けておいた方がいいかなとも思います。


お湯を沸かしたら大き目の真空断熱ボトルで保管するメリットは飲むためだけではない

家庭内でお湯を確保するためにどうするか? というのは様々な考え方があるのではないかと思いますが、我が家ではかなり前から私自身の趣味で大き目の真空断熱ボトル2本に夕方に沸かしたお湯を入れています。

沸かしたお湯を保温するには真空断熱の仕組みがあるポットも売られているのですが、そのあまりの保温性能の低さ(高温が長時間持続しない)ことで、比較的保温性能の高いカップ付きの1L前後の真空断熱ボトルに入れているのですが、夕食で一本目の一部を使っても翌朝であれば残りのお湯は十分お茶を淹れても飲めるくらい温かいです。満タンで残しておいた方は翌日の昼食から午後に使っても何とか飲めますので、我が家では一日一回、2Lちょっとの湯沸かしをすればそれで事足りるような状況です。これも、保温性能が高い真空断熱ボトルを使っているためだと思います。

皆さんの中には日常的に電気ポットを使ったり、飲む分をその都度沸かす(ガスや電気ケトル)方もいると思います。我が家の使い方だと飲む時には足りなくなることもありますが、逆に余らせてしまうとぬるいお湯が残ってしまいますが、実はそうした「ぬるいお湯」をキープしておくと良いこともあるという事が今回のテーマです。

大きな災害が自宅にいる時に起こり、すぐに避難の必要がないような場合でも、停電が続くと困るのがトイレの問題です。基本的には自宅のトイレはそのまま水を流すような形では使わず、ポータブルトイレがあればそれを使うか、なければ自宅の便器にビニールシートをひき、携帯用トイレを使って処理することも必要になってきますが、普段と違う処理の方法にストレスがたまるとは思いますが、現代人にとってさらなるストレスとなりうるのが「温水洗浄便座」が使えなくなるということです。

それでなくても大きな災害の発生時にはお風呂に長い期間入れなくなることもありますが、毎日起こる生理現象でどうしても付きまとうおしりの洗浄が普段どおりにできなくなると、考えただけでも恐ろしいと思う方もいるのではないでしょうか。

日本で温水洗浄便座なしでは生活できないような人が海外旅行に行く際の必需品として、手動および電動で小さなタンク(一部ではペットボトルを利用するものもあり)からおしりに水を発射することができる携帯用の洗浄機というものが売っています。携帯用トイレは水をかけることによって固まるので、こうした携帯用の洗浄機で水をかけることで処理しやすくもなりますし、持っていない方には100円ショップで売っているものでも非常用としてキープしておくことをおすすめしたいです。ただ、こうした携帯用の洗浄機を使う上で一つの問題があります。

それは、真夏などでは問題ないのですが秋から冬にかけて利用する場合には、室内に置いておいた水を使う場合でも、相当冷たい水がかかることを覚悟しなければなりません。そうした不快さを回避するためにあった方が良いのが、お湯をいったん保温しておくことができる真空断熱ボトルであるのです。真空断熱ボトルに熱湯を入れても、時間の経過とともに中の温度は低くなっていきますが、飲むためではなく直接体の一部に当てるなら十分な温かさで、まだ直接噴射するには熱いくらいの温度でも、さらなる水を入れての温度調節が必要になるくらいだと思います。

また、冬の時期に温かいお茶が入っていたキャップがオレンジのペットボトルは通常のペットボトルと比べて熱いものを入れても大丈夫なように作られていて、耐熱温度が85℃とも言われています。真空断熱ボトルには性能を計る目安というものがありまして、熱湯を入れて6時間後の温度が表示されていることが多いですが、6時間経過後に80℃をキープできれば高性能なものと言えます。ですからある程度の時間手持ちの真空断熱ボトルに保管したお湯であれば、オレンジキャップのペットボトルに直接入れてもそこそこ安全に使える可能性があるので、非常時にはペットボトルを湯たんぽとして使うこともできるでしょう。さらに先述のおしり洗浄器のうちペットボトルを接続して使えるものであれば、直接ボトルのお湯を入れて後から水で薄めてもボトルが変形するようなことは起こりにくく、安心して使える災害用品に使用後のペットボトルを使えるようになるでしょう。

このように、災害時を考えると水という形でキープするのではなく、お湯を入れていつでも使えるようにストックしておくことで、様々な災害時に役立つ使い方ができることがおわかりいただけたのではないかと思っています。今後やってくる電気代・ガス代の値上げにもそれなりに対応できますので、日常的にお湯をストックしておくための大き目の真空断熱ボトルについて、その必要性を多くの人に認識していただければと思います。