化石燃料を買うことで便利な生活ができていた現実を見ることで今後の生活も変わるか

北京冬季オリンピックが終わった後にロシアが隣国であるウクライナに侵攻してきました。その後の状況は報道の通りですが、オリンピックの後のパラリンピックが終わったことで、さらなる攻撃がウクライナを襲うのではないかという懸念が消えません。

状況は刻一刻と変わるので、私の見通しが正しいかどうかは新たな展開が起これば変わってくるものの、一貫して主張したいのが、力の強い者が弱いものをいたぶるような行為は国家同士の争いであるからこそ、許されることではないと思います。ただ、現代の社会は思想や思惑とは別のところでもつながっているので、例えばロシアを批判しているドイツがロシアから化石燃料を購入しているので、ドイツの立場としてはロシアをいくら批判したところで、逆にロシアに対して今以上に厳しい立場は取りにくいというような事が色々と出てきます。

それは日本国内でも同じことで、一種の贅沢品と考えられるカニの輸入については多くの人はある程度我慢できるものの、電気料金に直結すると考えられるLPG天然ガスがロシアから入ってこなくなると、今後の電気料金が上がるだけでなく、これから夏にかけての電力消費が増える時期にどうなるのかと考えると、今まで通りロシアからエネルギーを買い続けなければならないのか? ということになってくるのではないかと思います。

かつて、東日本大震災の時には日本全国の原子力発電所が運転を休止したため、多くの地域で計画停電が起きましたが、このままロシアからエネルギーを買えない状況が続いた場合、電力料金の上昇を我慢して単なる節電の呼び掛けだけで済むのではなく、実際に電気が一日の中で使えなくなるような状況も出てくるかも知れません。

個人的には、あの東日本大震災の後で、本格的に日本のエネルギー問題を考えることで、輸入に頼る比率を下げながら今と同じように生活をするためには何をどうしたら良いのか(当然、原子力発電についても続けるのか止めるのかの判断をすべきではないかと思います)というような議論を盛り上げるべきであったという風に思ってしまいます。

今回の戦争で、天災ではありませんが次の瞬間に何がどう変わってしまうのかわからない状況が出現したことを受けて、今後の私たちの生活についてもっと真剣に考えるべきではないかとこの頃は考えています。全く電気を使わない生活というものは無理でも、侵略により得をするような事が起こらないような秩序が保たれるのなら、ある程度は我慢することもある日常生活を送るのもやむ無しとも思えます。

それが、どんな形で私たちの前にやってくるのかはわかりませんが、できれば早めに説明がありしばらくは制限がかかるというようなアナウンスがあれば、それなりに対応策も考えられると思うのですが。それがなし崩し的に公共料金が上がり、社会が不安定になってしまうようだと、もはやこの社会に希望を見いだせなくなってしまう人も出てきてしまうような気もします。

良いのか悪いのかわかりませんが、新型コロナ感染症の拡大における社会状況の変化というのは、ある程度自分のやりたい事を控えつつ、その中で自分のやりたい事を行なうような生活の変化をもたらしています。個人的にはどんな世の中になっても、明るく楽しく生活をしていきたいと思っているので、計画停電が多発するような社会になっても、その対策を考えて楽しく生活する方法についてさらに考えるようになるのではないかと思います。

念のため、今後最悪の状況になった場合の事を考えながら色々なものを用意し、いざ何かが起こっても慌てずに今の生活をキープできるような事を考え、それ自体を楽しむようになれば、何が起こってもそこまで慌てずにいることができるのではないかと思います。今後具体的に何がどう変わっていくかはわかりませんが、極端に悲観することなく日々の生活を大切にしていきたいと改めて思っています。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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