このブログでは、大手キャリアでないMVNOであってもできるだけ同じクオリティで使えるようなものを目指して自分の使う回線にも使いたいなと思って色々調べた結果を紹介しているのですが、度々紹介している「危険SMS拒否機能」を提供するNTTドコモ回線を使っているMVNOについて、その成り行きを調べていたのですが、今回の情報は向こうから直接やってきました。
というのも、私ではなく母親用にベストと考えた「無料通話70分まで(通話料金30秒11円・プレフィックス電話でない)」「月ごと高速通信6GBまで」が組み合わさった日本通信の「合理的みんなのプラン」に加入しているのですが、「危険SMS拒否機能提供のお知らせ」というメールが届いたのです。
こうした仕組みは各キャリアごとに違いますが、ドコモ回線の場合には不正なアプリのインストールに誘導したり、個人情報を抜き取ることを目的としたサイトへ誘導したり、金銭や個人情報をだまし取ることを目的とした電話番号が記載されたSMS等を自動判定し、受信しないようにフィルターを掛けるというもので、特別な設定が必要なく危険を未然に回避できるというものです。
実のところ、まだこうした自動フィルターを施していない通信会社で使っている回線において、明らかにリンクをクリックしたら危険なSMSが立て続けにやってきているのです。ちなみに、その番号は全く外や他人に向けて告知した番号ではなく、しばしばその回線を契約した系列の光通信の営業と思われる0120から始まる電話が定期的に掛かってきて往生していたのですが、別に自分から電話番号を出したわけでもないのに危険SMSが入ってくるということになると、当然その通信業者の管理の甘さというか、安易に迷惑電話じみた電話を掛けてくるところに電話番号を知らせているという業務における緊張感のなさを感じてしまい、それが業者自体の不信感につながることもあります。
そういう意味では、今回発表した日本通信をはじめ、同じドコモ回線を提供するiijmio、mineo、OCNモバイルONEといった大手MVNOがこぞってこの危険SMS拒否機能を提供することになったことて、安心して使うことができるようになる効果というものは大きいと思います。こうした取り組みが形になることで、スマホを使うことに慣れない人が悪意あるサイトを訪問しないような状況になっていってくれればいいのですが。