月別アーカイブ: 2021年7月

こんな時だから考えたい「世界の人に聴いて欲しい日本の音楽」とは何だろう?

東京オリンピックの開会式のスケジュールが大変なことになっています。恐らくここまで直前に来て変更を余儀なくされたのは初めてではないでしょうか。今回、開会式の音楽を担当する人が直前に辞任し、会場で流す予定だった曲も流さないことになったということで、その部分を埋めるのは並大抵のことではないと思いますが、そもそも日本から世界にアピールできる場でどんな音楽を流すつもりだったのかということに興味がわいたので、今回のミュージック・ディレクターを務める田中知之(FPM)氏の音楽をSpotifyから聴いてみることにしました。

実際、田中氏が今まで出している作品がそのまま流れるわけではないと思うのですが、役職を辞任した小山田圭吾氏とのコンビでということを考えると、当初東京オリンピックを開催する時に言われていた「コンパクト」というキーワードで日本というよりも東京の限られた地域に根ざすようなダンス系の音楽という印象で、海外の方でも日本の音楽に詳しい方なら興味を示すのではと思えるものの、私たち日本国内で生活する人々の多くの方は「これが日本を代表する音楽か?」と思う人も出てくるのではないかと、まだ開会式も見ていないながらの印象ではありますが、そんな風に感じてしまいました。

改めて、東京オリンピックとは関係なく、海外でテレビを見る多くの人に「日本の音楽とは何か」という形で何が世界に向かってわかってもらいやすいのか? という風に考えてみると私個人的には以下のような内容が思い浮かびます。

・日本列島に大古の昔から住んでいる人の奏でていたと思われる音楽および、そうした存在にインスパイアされた音楽
・日本各地で伝わっている民謡およびそうした地域に根ざした音楽
・世界的にヒットしている歌手の楽曲や広く世界に認知されているアニメ・ドラマ・ゲームの音楽
・日本のテクノロジーによって実現した初音ミクおよび全編打ち込みの音楽(演出をCGで行なえば出演者がいらずに無観客化も可能?)

一般的に、土着的なものであればあるほど、その内容はオリジナルなものとなり、新鮮に海外の方々には映るのではないかという話があります。それは、いわば都会と田舎の違いでしょう。都会の音楽を聞き慣れた耳には、地方の民謡は古臭く感じる方もいるとは思いますが、今回の開会式が洗練された都会的な音楽を主に流すかも知れないのとは対照的に、田舎のオリジナリティが輝くこともあるかも知れません。

地方発の古くいものにオリジナリティが生まれる例として挙げたいのが、映画「ゴジラ」の音楽です。作曲者の伊福部昭氏は北海道の出身で、代表作にアイヌの方との交流の影響がうかがえる「シンフォニア・タプカーラ」があり、これを聴くとまさに「ゴジラ」の世界なんですね。ご本人はゴジラの音楽に再び注目が集まった際、トラックレースの一周遅れで先頭に立ったようだと語っていたそうです。

また、個人的に多くの人に聴いてもらいたいと思う楽曲に、冨田勲さんの「イーハトーヴ交響曲」があります。元々冨田勲さんと言えば日本のシンセサイザーミュージックの祖とも言える方ですが、楽器の音だけでなく歌声そのものも人間の声ではなく合成された音声で合わせたものを作ることは悲願だったそうです。初音ミクというボーカロイドの出現でそれが現実のものとなったわけですが、もし、事前に楽曲を準備して出演者を全てコンピューターグラフィック化して、冨田勲さんの音楽に合わせて動いたり歌ったりする作品が世界に向けて流れたら、それはそれで新型コロナに対抗するための手段として認知されただろうになと今さらながら思ったりします。

果たして本番の東京オリンピック開会式がどのように演出され、どんな音楽が流れるのかはわかりませんが、ここまでで多くの人の心の中に素直に楽しめない感情が生まれてしまったのではないかという心配もあります。そんな中で改めて、自分ならどんな音楽を世界に向けて発信したいかという話をするのも一つ大事なことなのではないかと思います。ここまで書いたことは、私自身車中泊の旅で日本全国の地方を回ったこともあり、都会的なものよりも地方の文化についての思い入れが探くなってしまいました。ただこれはあくまで私の場合ということなので、こんな時期だからこそ、皆さんなりの世界に向けての音楽とは何か考えてみるのもいいのではないでしょうか。


LINEMOで新しいサービスが始まる中で終わっていくワイモバイルのサービス

一般の方にとってちょっと良くわからなさそうな大手キャリアごとの棲み分けというのは今後どうなっていくのかちょっと興味があります。ドコモこそ、NTTdocomoが本体とすればサブのブランドとしてのahamoがあり、店舗でのサービスが基本的に付いていない事で比較的わかりやすい棲み分けがされています。

しかし、他のキャリアではほとんど同じ品質の回線を使っていながらも複数の会社やブランドがあって、にわかユーザーにとってはどのブランドのどのプランが自分に合うのかというのがわかりにくくなっているように思います。例えば、auの場合はahamo発表前からサブブランドのUQモバイルはテレビコマーシャルをかなり打っていて世間からの認知度はかなりありましたが、auのahamo対抗として出てきたのはUQモバイルとは別のpovoというサービスでした。auにはさらに子会社化したBIGLOBEも一部のプランでpovoくらいの料金で提供しているお得なプランが有ります。

同じように、ソフトバンクでもahamo以前からワイモバイルというサブブランドを広くアピールしてきましたが、ahamo対抗でLINEMOという新ブランドを出して今に至ります。それて、LINEMOが新しく電話番号付き・高速3GBまで・制限速度最大300kbpsで月額税込990円という「ミニプラン」を出してきたことで、他のブランドで出しているプランの中にはその存在意義が問われるようなものが出てきています。今回は、ワイモバイルで2021年8月17までで新規受付終了になるプランが発表されました。

・データベーシックプランS 月1GB 2,178円 低速128kbps
・データベーシックプランL 月7GB 4,065.6円 低速128kbps
・データSIMプラン 月1GB 1,078円 低速128kbps

以上の3つのデータ専用プランですが、こうしてみると電話番号があって音声発信できるLINEMOミニプランよりも全ての面で(データベーシックプランLは高速クーポンが違いますが、LINEMOの通常プランと比較すればその差は明らかです)LINEMOのプランの方がポテンシャルが高く、かつ安くなっているのであえて今駆け込みで加入するメリットというのはあまり考えることもないでしょう。現在上記のプランを契約している方については、そのまま継続してプランを続けられるのですが、ワイモバイルの特典を受けているならそのままでいいでしょうが、そうでない場合はLINEMOミニプランに移った方がたとえ通話を全く使わなかったとしても、価格を安く使え、もしタブレットやモバイルルーターに入れて使っている場合でもちょっとした用途の変化で電話を使いたい場合にそのまま使えるというのは一つのメリットでしょう。

このように、画期的なプランが出るとそれまで存在していた古いプランの中には全くメリットを見出せないような事になってくる場合が多いです。大切なのは、こうしたニュースを適切に把握して、古くなったプランをそのまま続けた方がいいのか、新しいプランに行った方がいいのかを常に考えることではないでしょうか。

私自身、長くドコモの3G専用ガラケープランを続けてきたのですが、そのプランは無料通話が繰り越せる月額千円くらいのプランなのですが、データ通信は安くないので、ほとんど通話専用プランとして使っていました。唯一良かったのは最大のくりこし額が3千円で、そのくりこし額を含めた無料通話料金はSMS送信用にも使えたことでした。

ただ、なかなかSMSをやり取りする相手がいないということと、楽天モバイルが提供するRakuten linkアプリ経由でSMSを無料で送ることができるようになりました。そこで、結局はその番号を使ってMNPをしてしまいましたが、今では月千円という安価でも電話番号を維持しながら様々な事が行なえるプランが増えてきました。3G停波まではまだ時間がありますし、3G停波まで回線を維持することのメリットより(PHS停波の場合には好条件でスマホプランに変えられたり端末を安く購入できる事もあったようですが)、今あるプランに変えて使った方がメリットは大だと思って乗り換えを行ないました。結果的には全体的な通話料も安くなっていますし、今回のLINEMOについてももうしばらく状況を見て変えた方が良いのかどうかを計ることができます。

逆に、楽天モバイルのプランの場合、もし別のもっと良いプランが出てきて乗り換えようと考えた場合、楽天モバイルの使用頻度を下げて月1GB未満に抑えることができれば毎月の料金を0円で運用することができるので、単に新たな契約を追加するか、楽天から別のキャリアに乗り換えて、その上で新たに楽天モバイルの契約を追加するような事もできます。今回のワイモバイルの発表でも、将来的に維続性がないプランなので新規受付を終了するわけなので、あえてデータ専用プランということに固執はすべきでなく、ソフトバンクと同じくらいのクオリティで利用できるLINEMOのライトプランを通話をしなくても検討してみる価値はあるように思います。

携帯料金は毎月のことですので、少しの差であっても年間通してみるとその差額はどんどん開いていきますので、定期的に新しいプランはどうなっていて、今と同じ使い方をしてさらに安いプランはないかという事を頭の中に留めておく方が幸せになれます。新しいキャリアやMVNOの出す新しいプランにはまずはどんなものか気に掛けて見ることをおすすめします。


いじめる側の論理で世の中が動いていた? 小山田圭吾氏の雑誌での発言に見る時代の空気

東京オリンピック2020開会式を直前にしてその音楽を担当する小山田圭吾氏の過去の雑誌でのインタビューが物議を呼んでいます。この話題で、たまたまテレビを見ていたら爆笑問題の太田光氏が、その当時の時代的背景があってのものであるというような擁護を展開していましたが、その言葉を聞いて私自身思い出したことがあります。

現在手元に雑誌がないので正確な記憶に基づかないため雑誌の詳細についてはお伝えできませんが、当時小山田氏が在籍していたフリッパーズ・ギターをはじめとした当時の音楽についてアーティストを取り上げている雑誌があり、当時お目当てのアーティストのインタビュー記事があったので購入したのですが、その雑誌の編集後記に読者が投稿した編集部批判の内容の手紙を取り上げていたのですが、そこで語られていたのは内容についての話でなく、そのお便りの主が群馬県から手紙を送ってきたことを揶揄したやり取りでした。

映画「翔んで埼玉」で出てくるようなフィクションの元というのは、かなり露骨に関東の中でも北関東や千葉をさげずんだり、同じ東京でも車のナンバーで露骨に差別まがいの言動を行なうなど、「田舎者」と他者を貶めることによって自分の存在価値を得るような思想というものがその時代あり、一部のメディアでも容認されたいたことは確かです。

ただ私自身そうした媒体を見るにつけ、自分の事は棚に上げてその人の出身地域をあげて露骨に差別するような事は侮蔑の対象でしかなく、当時その雑誌を購入してしまったことを悔やんだ記憶があります。

ただ、そうした表現者の人間性とその人が作る音楽とは分けて考えるべきだという風に自分は思っています。人間性の内容は違いますが、過去好きでよく聴いていたミュージシャンは実に素行が悪く、情報紙に掲載されているライブハウスでのライブをすっぽかすのは当り前くらいの事をやっていたのですが、私を含むファンの多くは、調子が良く良い演奏をしてくれることを願ってライブハウスに通っていた人もいたと思います。

また、聞いていてとても耐えられないような内容を表現していたとしても、表現の自由という観点から出すことそのものを止めさせることはこれだけネット上で発表の機会(自由公開ではなく限定配信という方法もあるので)がある中、完全に無くすことは無理だと思います。問題は、そうした表現の自由に守られて多くの音楽活動をされる人がいる中で、日本全国そういった細かな事情を知らないような人も見ている中、東京オリンピックに関する楽曲の依頼を小山田氏にした側の問題が大きいと思います。

恐らく、今回の依頼に関わった人たちも当時のカルチャーの真っ只中にいて、そこで過去の自分の行動を楽しい思い出として昇華してしまったのではないかと私には思えます。大臣が言うように決して小山田氏について過去の雑誌媒体での発言を知らなかったのではないでしょう。特に今回のオリンピックはスポーツに政治が介入することを疑問視する人がいる中、もしアーティスティックなオリンピックのイベント演出や音楽なども政治と密接に関係する中で決まっているのだとしたら、今回もし開会式が行なわれるなら個人的には期待してワクワクすることはあまり無くなってしまうような感じがします。

逆に、そうした他人からの介入とは関係なく活動しているアーティストの作品にこそ、私自身の興味は向きます。本来はそうした半ば過激な表現をするアーティストを守ることこそ政治の世界が行なわなければならない事だと思うのですが、こうした点から言っても世の中は変な方向に回っていってしまっているということを感じざるを得ません。


自宅で楽しむ音楽はパソコンにEcho Dotスピーカーを組み合わせSpotifyでお気楽に

最近このブログで紹介したスマートバンドもそうですが、ちょっとチェックを怠っている間に普段使いの製品の中でもスマホ・タブレット・パソコンにインターネットを連携させることで単なるウェブ上の情報だけでなくあらゆるメディアにその場に居ながらにしてアクセスでき、ちょっと前では考えられないようなことが実現できています。

昔から、ある程度のお金を出せば最新のテクノロジーに触れることができ、それは今でも同じ部分はあるとは思いますが、使う目的をはっきりと意識していれば、そこまでお金を掛けなくても様々な便利な事が自分の回りで使えるようになってきているのは、もっと多くの人に知って欲しいと思います。

動画関連においてはデバイスを自宅のテレビに接続することによって、最初から各種ネット配信のサービスが使えるテレビでなくても、大型画面でYou Tubeやネット放送を楽しめるので使っている方も少なくないと思います。テレビの場合、古いものでもスピーカーの性能が良いので、動画でなく音楽のストリーミングを聞くという楽しみ方もあるのですが、もっと手軽に音楽を部屋を移動しながら持ち運ぶ方法があります。

それは、いわゆるスマートスピーカーを活用する方法で、私の場合は主にLINEのものとAmazonのものを併用しているのですが、これらのどちらでもradikoをエリアフリーで聞けるようになったため、Wi-Fiでネットが繋がっている部屋に移動する場合にはどの部屋でも全国のラジオ放送が楽しめるようになっていて、嬉しい限りです。

ただ今回は、お家時間を満喫するため、作業中などに流すBGMに一工夫してみたいと思います。作業ということになるとスマホではなくパソコンやキーボード付きのタブレットを使う方が多いと思いますが、こうした機器とスマートスピーカーを接続することで手元で作業をしながらBGMの制御すら可能になります。まさにパソコン(タブレット)をオーディオのリモコンとして使えるというわけで、音楽系の機器が売れなくなるわけだと思ったりします。

私が作業しながら使っているのはAmazonのスマートスピーカーの中でも廉価版で、Amazonのセールでは2,000円ぐらいになっていたのを購入したEcho Dot(第三世代)です。写真では扇風機の上に置いています(^^)。普通はこれに話し掛けて音楽を掛けるのですが、Amazonデバイスが連携するAmazon musicは私の入っているprime版ではお試し機能のような感じの品揃えで、以前聴けていたものが急に聴けなくなったりして、なかなか自分の聴きたい曲にフィットしません。さらにお金を出してUnlimited musicにすればいいのでしょうが、そうしなくても自宅で利用する用途に限定し、パソコンやタブレットで同じ音楽ストリーミングサービスの「Spotify」を使うと、うまくEcho Dotと連携ができるのです。

Spotifyには音楽を再生する際に直接端末から音を出すのではなく、別のデバイスを選ぶことのできる機能があります。単体でSpotifyを利用できるEcho Dotも外部デバイスとして利用することが可能なのですが、つまり音楽の再生はウェブプレイヤーを使ってパソコン上で操作し、音だけをEcho Dotから出すことができるのです。これでスマートスピーカー単体で音楽を聴いてもいいですし、Echo dotはモノラル出力なので不満だという場合には、スマートスピーカーと別のオーディオを有線接続してそこから音を出すことも可能です。本格的なオーディオセットではないものの、作業中に流すだけであればきちんと音も響きますし、手軽さという点では使いたい場所にパソコンとともにスマートスピーカーを移動させて使えばいいだけなので、けっこう便利に自分の好きな音楽を聞いています。

ちなみに、Spotifyの場合、タブレットやパソコンでの利用なら過去にあった30日間15時間までという無料会員利用の制限が撤廃され、アルバムを通して聞いたり飛ばしたり、同じ曲を何回も聞くことができるようになっています。7インチタブレット以下のスマホでは無料会員ではシャッフル再生で広告も付くので、外で使うことが主であれば有料会員サービスに登録して使うのがいいですが、お試しで自宅内でしか使わないのであれば、パソコンとEcho dotとの組み合わせでSpotifyを使うのは自宅で作業しながら聴くなら最強ではないかと思っています。テレビを付けながらだと集中力が持続せず、ラジオ番組だと自分の好みの番組がないという方はぜひ、自分のお気に入りのアーティストのかつて聴いていたアルバムをSpotifyで探し出して聴きまくることをおすすめします。

他の音楽ストリーミングサービスと比べてもSpotifyは、全てではないものの広大なジャンルでかなりの楽曲がそろっていることを実感できると思います。Spotifyの方としてはそれで気に入ったらぜひとも有料会員サービスに加入してスマホとペアにして聴きまくって欲しいということなので、その判断をするためにも今のお家時間を活用して音楽に浸ってみるのもいいのではないでしょうか。


LINEMOの「ミニプラン」はUQモバイルだけでなくY!mobileの格安プランも潰す可能性も

ドコモがahamoを出してきたのは、政府からの要望もあり、目安として月3,000円弱でそれなりにオールマイティに使えるプランとして最初にアドバルーンを上げ、他のキャリアもahamoに追随するようにpovoやLINEMOという別ブランドで対応してきたのですが、ここに来てahamoやpovoと比べるとちょっと勢いが弱い感じのあったソフトバンク系列のLINEMOが次の一手を出してきました。それがLINEMOの「ミニプラン」です。

LINEMOはどのプランでもLINEを使っている分にはデータ通信量が減ることなく使えるので、ミニプランでもLINEのトークや電話・ビデオ通話を使ってもデータ量に影響を受けません。その上で、毎月の高速クーポンを3GBまでとし、さらに高速クーポンを使い切った後の低速を最大300kbpsに制限したもので、これはまさにUQモバイルの「くりこしプランS」、ワイモバイルの「シンプルSプラン」と同じ(ワイモバイルの方は10分までの定額通話料込なので月額が変わります)ポテンシャルで、各種割引をしなくても月額税込990円で使えるというのです。

これは、3GB未満までなら980円という料金プランを持つ楽天モバイルに対抗すらためというよりも、全く同じようなデータ通信の内容で「くりこしプランS」を月額税込1,628円で提供しているUQモバイルにとっては脅威でしょう。UQモバイルでは「UQでんき」とのセット割で「くりこしプランS」がLINEMOのライトプランと同額の税込990円になるものの、家の電気会社をUQでんきに変えられない環境の方もいるわけですし、ソフトバンク回線であるということと、若干の仕様変更ににこだわらないようにしてLINEMOに移れば、かなりの月額を節約できるということになります。

また、現在ワイモバイルのシンプルSプランに入っている人でも、あえて通話定額が入っていて割高なプランを続けるよりも、通話の中で友人に掛けるのはLINE電話に移行することで、毎月の通話料がかからないならLINEMOのミニプランで十分だと思う人も結構いるような気がします。その点でもよくこんなプランをLINEMOが出してきたなと思います。

ただ、あえてLINEMOとUQモバイルの違いについて書くと、電波の違いの他に一番大きいのは、「データ翌月くりこし」と「専用アプリで高速と低速の切り替え可能」ということです。LINEMOもワイモバイルもデータは毎月の使い切りで、月の高速クーポンを使い切った時に最大300kbpsに制限されるのですが、UQの場合は高速クーポンを残したままあえて低速の最大300kbpsで使っていて、必要に応じて高速クーポンを使い分ける運用が可能です。

さらに、使い切れずに余った高速クーポンは翌月末まで利用可能なので、より無駄を抑えて使うことができます。現在私が使っているUQのくりこしプランSでは、ちょっとした動画やradiko・音楽ストリーミングを利用する際にはあえて低速に切り替えて使っていますが、バースト転送機能があることも大きく、日常的なスマホ利用でストレスを感じることなく、さらに高速クーポンを残したままで使えます。LINEMOの制限時300kbpsにはバースト転送機能がないという話なので、高速クーポンを使い切った後に一気に使いにくくなる可能性はあります。

自分でデータ通信速度をコントロールできるUQのような利便性を取るか、現在UQのヘビーユーザーなら悩みどころでしょう。ただそうした事は全く考えずにアプリから速度をいちいち切り替えずに使っていて、結果として月3GBもデータ通信を使わない(つまり、繰越分をまるまる使わないで無駄にしてしまう)ということなら、有無を言わずLINEMOのミニプラン(電波の状態に問題がなければ)という解釈でいいのではないかと思いますね。

今後、LINEMOの発表を受けて、特にUQは値下げをするのかどうかという点も注目ですが、UQでんきとのセットで税込990円と出してしまっているところからして、LINEMOのミニプランと同額ということはまずないでしょう。ただ、今回の発表によって自社のライトユーザーが回線から出ていってしまうということになると、何らかの対抗策を考えなければいけないのではないかと思います。例えばくりこしプランSよりさらにライト使いの人をターゲットにしたくりこしプランSSというような形で出してくるなら、個人的にはそちらの方に興味があったりします。

ワイモバイルについては同じ系列内での移動だから回線的には減ることはないので大丈夫なのでしょうか? ただワイモバイルからLINEMOに移る数が増えると、通話定額分がまるまる減収になるわけですし、今後寝た子を起こすようなプランがUQから出てくるとLINEMOも影響を受けるかも知れません。その点からもよく思い切ってLINEMOがこんなプランを出してきたと思いますね。ただLINEMOはテレビコマーシャルの露出もけっこう多いですし、UQが新しいプランを出す前に一気にライトユーザーを引き抜こうという腹づもりなのかも知れませんね。ともあれ、それなりに使えるライトプランというのはメイン使用でなくサブ回線的に使うにも結構いい場合があるので(特に回線トラブルの場合を考えソフトバンク回線のデータ通信SIMを持ちたいと思っている方には良いのでは?)、今回の展開には期待したいです。


車を長時間運転する旅の健康チェックにスマートバンドを活用する知恵

前回、一通りの内容について紹介したスマートバンドのXiaomi Mi Smart Band 6ですが、コロナ後のロングドライブのお供としてかなり活用できるのではないかという感じがします。というのも、様々な通知がスマートバンドで受けられるのですが、車中泊での旅となるとかなり体力に自信があったとしてもちょっとしたことで体に負担がかかったり、車の運転自体がストレスになったりします。それこそスマートバンドはそうした体に負担がかかっていることを数値化して通知できるので、こうした通知をうまく活用すれば、無理な行程をふまなくなり、自分で何とかできる部分が増えるような気がします。

Mi Smart Band 6を使っていて面白いと思ったのが、ずっと座っての時間が続くと出てくる「座りすぎ通知」なるものがあります。これは、座席に座ったまま運転する場合、この通知が出たらエコノミークラス症候群防止のために休憩しようという目安になるかも知れません。

また、通知の方法は音ではなくはめた腕に振動で伝えるため、居眠り防止に運転中だけあえて普段通知しないemail通知をあえてONにして、外からの刺激を増やしてみるというのもありな気がします。ただ、そうして無理をして運転を続けていると、ストレス指数は当然高くなります。車中泊の場合、車で快適に寝られる環境を作っておかないと、寝て体を休めること自体ができないということにもなります。Mi Smart Band 6では日々の睡眠の質についても分析できるので、自分の車の中で寝た場合、自宅で寝る場合と比べてどれくらい休めているかという数値も出すことができると思います。

特に一人で車で出掛けた場合、外から自分の目で見える変化を指摘してくれる人はいないわけで、そういう事まで自分で気を付けないと最悪車の中で意識を失ってしまうような事も起きないとは限りません。そうした異変の前の段階を簡易的な計測ではあるものの捉えられる可能性を持っている製品があるということは有難いものです。この辺の進歩というのは、ちょっと前であればなかなか考えられなかったと思いますが、特に日常とは違ったパターンに置いて、日常生活での各種の健康に関係する数値の変化というものにも注目していけるきっかけになってもらえればいいなと思ったりします。

あと、出掛けていて便利そうなのがスマホのカメラアプリを起動してシャッターも手元で押せるリモコンとして使えたり、スマホの音楽再生用のリモコンとしても使えたりするBluetoothでペアリングしているからこその機能が充実しているということです。運転中の操作は危険を伴うのでやめた方がいいですが、スマホをダッシュボードに固定してナビゲーション代わりにして使っている場合、手元の操作だけでドライブレコーダーのように使えるので、自分の車のどこにスタンドを設置しているかによっては、相手にわからないように車外での様子を記録することができるというのは一つ覚えておいて損はないと思います。


自分用のスマートバンドにXiaomi Mi Smart Band 6を選んだ経緯と使い勝手について

スマートバンドを購入するにあたり、Amazonのセールを待とうかと思ったのですがそもそもセール対応になるかがわからず、たまたま先日Amazonで5,000円以上の買い物に使える1,000円引きのクーポン券をもらっていたので、それが機種を絞る決め手になってしまいました。

当初はOPPO Band Styleが一番安い上に血中酸素レベルの簡易測定にも対応していて、しかも今使っているスマホもOPPOだったので丁度いいかなという風に思っていたのですが、OPPO Band Styleの価格が4,000円ちょっとということで、Amazonのクーポンが使えないということに気付きました。そこで、改めて他のメーカーの製品情報を見ていて、2021年7月に日本版が出たばかりのXiaomi Mi Smart Band 6の価格が5,990円で、クーポンを使うと4,990円になるということで、差額は千円弱となります。OPPOとXiaomiの違いは画面が大きいことと、ジャイロセンサーが搭載されていること、さらに日常だけでなく旅先で使うことを考えると、バンドを付けたまま充電できるかどうかというのがポイントになりました。

OPPO Band Styleは専用充電器に本体を載せるタイプで、用意されている二種類のバンドのうち、一方のバンド使用時には充電する場合にいったんバンドから脱着する必要があります。旅先で充電しようとして車の中に本体だけ落としてしまった場合、かなり悲惨な目に合う光景が予感されてしまったので、バンドに付けたままでも接点にくっつく磁石タイプの充電器で充電することのできる(上記写真参照)Xiaomi Mi Smart Band 6に決め、注文を行なったという流れになります。ちなみに、もう一系統のファーウェイの製品については、性能云々の前に国際的な評価によりアメリカから目の敵にされているメーカーだということが同じ中国製品でも際立っていて、価格も他の2台と比べて高いこともあり、今回は見送りました。

Xiaomiについては現在スマホでも日本国内の販売が普通にされていて、中国アレルギーを持つ方にとってはファーウェイと同じように持ちたくないと思われるかも知れませんが、タニタやオムロンがこの種の製品を発売したとしても、恐らくこの機能でこの価格は出せないと思います。逆に、これだけ中国政府に対する非難の高い中で、ぜひ日本メーカーにはこの種のスマートバンドでも世界シェアを奪うような高性能低価格の製品を出して欲しいと思います。価格が安く買い替えをそれなりにする製品だと思いますので、次に私が新しい製品を検討する場合にはどうなっているのか期待したいものです。

話は前後しますが、Xiaomi Mi Smart Band 6のパッケージは以下のようになっています。本体はバンドにはめ込む小さなもので、バンドは黒の一種類が付属するのみで、予備やきせかえ用の色違いバンドは別売になっています。私自身も腕時計を使っていて、本体が壊れる前にバンドが切れるトラブルで買い替えたりするので、3本1,200円くらいで売っている換えバンドはそれほど高くはないと思います。

私の場合はAndroidスマホなのですが、iPhoneでも専用アプリ「Mi Fit」をスマホにインストールしてMi Smart Band 6をペアリングすることで使えるようになります。本体には各種センサーや充電端子があり、自分の動きや体の様子を本体が読み取り、その結果を本体およびスマホのアプリから見ることができます。また、ペアリングしたデバイスを設定することで、電話やSMSの着信・emailの着信・各種アプリ(LINEなど)のメッセージ表示や、スマホのカメラアプリ起動→シャッター操作・音楽再生のリモコンのようにも使えます。また本体そのものが振動して付けている人に通知するので、音を出さずにアラームをセットし寝起きだけでなくイベント前に振動させることで予定忘れを防ぐことも可能です。

健康チェック機能は万歩計、活動による消費カロリーの表示、睡眠分析(寝る時にも付けている必要があります)および睡眠時呼吸の質も分析できます。さらに心拍数の変化を記録したり、手動になりますが血中酸素レベルの計測、ストレスレベルあたりが主な計測値になります。

新型コロナウイルスに感染し、重症化すると低下すると言われる血中酸素濃度がこれで簡易的に測れるということで、自分でも図ってみましたが96%以上であれば一安心と言われているので、現在は正常であることが改めてわかりました。付けた感じはそれほどの重さも感じず、就寝時にも付けていられます。今後使いながら色々とまだ使っていない機能を使っていきたいと思っていますが、こうしたスマートウォッチはBluetooth接続のGショックしか使っていませんでしたが、ここまで進化していたというのは感動的ですらあります。多くの人にとって、少ないコストでできることの多いスマートバンドというものはあれば便利に使えるのではないかと思います。今後は継続して使いながら、気付いた事がありましたら改めて報告させていただければと思っています。


荷物の発送・受取のトラブルは人を介さない事で一部は解消できるものか

先日、郵便局のゆうパックを載せたトラックが火災を起越したということがニュースになっていました。現状で私はその実際の原因を知るところではないので、そのニュースに対してはちょっとベクトルの違った方向へ話が進んでしまうかも知れませんが、これから書くことはあくまで一般論としてお読み下さい。

もし、今回の荷物破損の原因がトラック自体の物理的な故障でないとすると、荷物の中に発火する危険性のある物が紛れ込んできた可能性も考えられます。最近では飛行機に搭載できない荷物というものもあるそうなのですが、トラックで運ぶ時にも荷物の中味は何かを申告してもらってから引き受けているので、今回のような事故が起きたということになると、一部の配送業者では発送時に細かく内容物を申告し、伝票に具体的な品物の名前を記入するような形でお願いされることが増えるのではないかと思います。

ただ、それは今回のような事故を起こさないためには大切なことではあるのですが、そうした対応は普通人と人が直接話して行なうことが多いと思いますので、そのやり取りの結果によってはトラブルになり得るわけです。私自身、荷物などを出す時や、営業所に荷物を受け取りに行く時、一部の方が窓口の人とトラブルを起こして何とも言えない状況になっているところに遭遇することがかつてありました。特に平日ではなく休日の窓口というのは特に郵便局では多くの人たち(全てが荷物を出す人ではなく、郵便物を出したり受け取ったりする人も交じるのでかなり人が集まることもあるのです)が待っている中、大声を出して他の人の事などお構いなしに自分の主張だけを通そうとする方を見ると、待っている方としては本当にどうにかしてくれと思ったりします。

最近では配達について「置き配」という人と人が会わない方法での配達の新しい形も出てきましたが、これにも置き引きされる危険がありますので、今後は何とか無人でも安全に荷物を出せたり受け取ったりできるサービスが充実して欲しいと思います。

昨日、Amazon通販で購入した荷物を受け取ってきたのですが、その際はあえて自宅でもコンビニでもなく、Amazonが独自に設置したロッカーまで出掛けて受け取ってきました。このロッカーはかなりの頻度で使っているのですが、昨日はちょっとした発見があったので、その内容について皆さんにも紹介します。

Amazonのロッカーはメールで配達通知が来たら、ロッカーまで出掛け、メールにあるバーコードを読み込ますか、荷物の番号をタッチパネルから入力すると自動でロッカーのドアが開いて荷物を受け取れるのですが、昨日は手続きが完了したもののロッカーの開く気配がなかったので、ロッカーの故障を疑ったのですが、タッチパネルに出たメッセージを見て納得しました。

というのも、私の荷物はタッチパネルのある正面のボックスのどこかに入っているようで、そのまま開いてしまうと、その高さによっては自分のオデコや腰・足などを直撃してしまう可能性もあったので、恐らくロッカーの前にはセンサーが付いているようで、私自身がロッカーから少し下がったので自動的に自分の荷物が入ったドアが開き、無事に受け取れたというわけです。

こうした事は、細かいことですがロッカーのドアが体にぶつかってトラブルにならないように考えられていて、ロッカーを利用する私たちにとっても、こうした事前のメッセージを受け取ることによって安全に受け取れるという事になっているのですね。同じ事を人間に言われた場合、その人間のキャラクターによっては気分を害することもあるかも知れませんが、機械に怒りを爆発させる人もいないでしょうし、その様子が録画されていて受け取る人の方が良くない行動をしていることがわかれば、車のドライブレコーダーと同じでそこまでのクレームを出すことはできないでしょう。

まだ荷物を出す時には人とのやり取りが必要になると思いますが、今後は機械に乗せるだけで荷物の寸法や重さをチェックし、規定外の大きさ・重さを機械がはねることができれば(支払いも現金だけでなくQRコードやおサイフケータイでできればなお使いやすい)、人対人でのトラブルも少なくなるでしょうし、送り状もタッチパネルで操作するようにすれば、より送り主の責任は明確になり、虚偽の申告をした場合の対応もしやすいように思います。

こういう事を主張すると、特に昔から郵便局は人と人とのつながりを重視して接客をしていたのにと思う方もあるでしょう。ただ、これは配送のことだけに限らず、きちんとするべきところをなあなあにしてしまうことで、大きな事故に繋がり、別の規則を守っている方との差が出てしまうと、コンプライアンス的にも問題になってくる時代になっているわけで、人と人との間でうまく行かない事については、今後は機械に代行してもらうような事も必要ではないかと思うことがあります。

家で荷物を待っていれば今回のような事を感じることはありませんでしたし、受け取りに行く途中で、次回寄ってみたい新しいお店を見付けたりもできましたので、私自身はこうした人を介さない手続きというのもうまく混ぜながら生活を送った方が日常生活にストレスをためなくても済むのではないかと思うところもあります。今後、配送業者は人手不足で今以上の窓口サービスの拡充は難しいと思うので、こうしたやり方でトラブルなく配送されることが当り前になってくれた方が個人的には嬉しいのですが。


自分の体も周りの道具も自分勝手な判断で放置する事に注意 最近の自転車のトラブルから

昨日紹介した「スマートバンド」は、自分の健康について身勝手で自分に都合の良い考えで大きな問題を見逃さないようにサポートしてくれる機器であるわけですが、同じことは身の回りにある「物」についても当てはまります。

昨日、自転車に乗ろうとしたら何かが後輪からポロッと取れてしまったのがわかりました。写真で見ると見づらいかも知れませんが後輪を支えているスポークが一本折れてしまって取れてしまったのでした。この時、自転車に詳しい方ならすぐに対処すると思いますが、ちょっとした素人考えだと、たくさんあるスポークのうちの一本が折れただけなのだからしばらく乗っていても大丈夫ではないか? と思ってしまいそうになるのですね。

幸いなことに今の時代にはインターネット検索という強い味方があるので、「一本ぐらいスポークが折れても(取れても)大丈夫なのか?」という事で検索を掛けてみたら、たとえ一本でもスポークが無い状態で自転車に乗り続けていると、バランスが崩れて最悪ホイールそのものを交換しなくてはならなくなるリスクが有ると書いてあるページにたどり着くことができました。

そのサイトの説明によると、スポークは多くの数を引っ張り合うことにより安定するものであって、たとえ一本でも欠落した場合にはバランスが崩れやすいということが書かれていました。サイトには修理する場合の目安の料金まで書かれていたのですが、そのサイト主(自転車屋さん)では部品代としてはわずかでも、ほぼ工賃で3,500円ほどとなっていましたが、行きつけの自転車屋さんではそこまでは言われませんでした。

一本だけなら千円くらいでやってあげると言われて、ちょっとほっとして自転車を預けて再び取りに行ったところ、衝撃の事実が判明することになりました。読んでいる方にはそこまで衝撃ではないかも知れませんが(^^;)、自転車屋さんが詳しく後輪をチェックしたところ、車輪から外れてはいなかったものの、他の一本のスポークも折れてしまっていて、結果的に2本のスポークを交換ということになりました。その際の請求額は私の場合ですが1,600円でした。ちょっと見ただけではわからないトラブルの芽がすでにあったわけで、乗らずにすぐに自転車屋さんに持って行って本当に良かったと改めて思いました。

今乗っている自転車は相当長いこと乗っているので、今回のトラブルは経年劣化と言えるかも知れませんが、知らずにそのままにしていたら一気に後輪が潰れるような事になっていたかも知れません。その前に、スポークが折れたことすら気付かずに乗ってしまっていたらと思うと、恐ろしくもあります。旅に折りたたみ自転車を持って行き、現地で使っている方は、そもそも折りたたみ自転車の構造自体が弱いため、さらにスポークが折れたりしたら、そのまま乗り続けることによって破損だけでなく乗っている人の怪我の心配も出てきます。自転車はコストのかからない乗り物ではありますが、メンテナンスというよりも違和感に気付いたらすぐに修理に持ち込むことをおすすめします。


安いスマートリストバンドを導入するかどうか検討中 中国で普及しているものはコロナ対策と思われる機能も

国際ニュースを見ているとインド・東南アジアや南米での新型コロナ感染者の増大がニュースになっています。また、サッカーのヨーロッパ選手権で決勝進出を果たしたイングランドのパブリックビューイングの映像を見ていると、たとえワクチンを接種している人が多くいるとは言え、本当に大丈夫なのか? と思ったりします。ただ、それ以上によくわからないのがお隣の中国の状況です。

中国の国の仕組みは日本と違っていて、日本国内では強制的な人の移動を禁止することはできないのですが、中国では強権発動が普通に行なえるだけの権力構造になっていて、感染症を封じ込めるという点については優れているのだろうとは思います。ただ、もう一つ中国に対して思ったのは、中国のスマホメーカー「華為」「Xiaomi」「OPPO」がアップルウォッチのようなスマートウォッチとは違った、それぞれ安価なスマートバンド端末を出していて、単に時刻の表示・電話着信通知・LINEなどのアプリ通知を表示してくれるだけではなく、新型コロナ関連の自分の健康に関する数値を計って表示してくれる機能が備わっていることがわかりました。

かつて、新型コロナに感染し自宅やホテルで療養することを求められた場合、症状が重症化するかどうかの目安の数値として「血中酸素濃度」があります。先に挙げた3社のスマートバンドは、この血中酸素濃度の測定に対応しているということで、スマホと連携させれば自分で常時こうした数値をチェックできるということになります。

また、睡眠中にも付けることで自分の睡眠がどうなっているのかを記録することもできるそうです(機種によっては睡眠時無呼吸症の簡易検査にも利用できるという口コミもあります)。私の場合、夏バテや体調不良の原因は睡眠時間の減少とともにやってくるので、前の日に寝ていないことが数値化されていればその分昼寝ができれば少しの時間でも寝たりできますし、車で長距離移動中にはこうした情報というのはかなり有難いと思います。車中泊が連続するような状況で自宅にいる時と同じように睡眠が取れているか(その場合は車中泊の環境がかなり自宅に近いということになります)、車中泊をしたとたん数値がかなり変わってくるのかにより、どうしても車中泊をしなければならない場合はしょうがありませんが、そうでなければ車内よりも環境の良いビジネスホテルやネットカフェの個室での宿泊・昼寝利用も考えて、結果として車中泊旅行で体調を崩すことを予防できるかも知れません。

スマートバンドは医療用の器具ではないので過信は禁物ですが、それでも5千円前後で買えて色々なデータを可視化できるというのは魅力的ではないかと思います。常に腕時計をしない人でもアップルウォッチと違ってお試し価格で使えるというのも面白いのではないでしょうか。

というわけで、只今5千円前後で売っている中国製のスマートバンドに絞って内容を検討しているところです。具体的には以下の製品の中からの購入を検討しています。

・Xiaomi Mi Band 6
・Huaway Band 6
・OPPO Band Style

基本的にはどのメーカーでも大差はないかと思いますが、今後のAmazonのセール情報や基本性能のチェックなど、やはり買ってみて思っていた機能が付いていなかったでは困るので、安価なものでもじっくりと検討してみようと思います。安いので同じものをずっと使い続けるものでもないと思いますが、将来的には車中泊旅での健康チェックが簡単にでき、自分が感じていない危険信号を受けられるようにすることで、自分の身も守っていければとも目論んでいます。