月別アーカイブ: 2021年7月

電子教材はタブレットよりもタッチパネル付きのキーボード端末が良いのでは

ここ2年にわたり新型コロナの影響でリモート環境を用意する事が起こってきています。その場合、多くはまだパソコン操作を習っていなくても使えるタブレットが主に使われているようですが、一部のネット上で懸念されているように私自身も学習で使わなら直感的に使えるタブレットではなく、キーボードとマウスを使って操作するパソコンの使い方に慣れておいた方が良いのではないかと思う派です。

タブレットおよびスマホの操作は、アイコンをタップしてそこからスワイプしたりダブルタップといった直感的な方法で動画を見たりゲームをしたりできるので、授業のライブ配信を見たり、時おり出される設問にも簡単に答えられます。記述式問題や図形を描くような場合も画面をタッチペンでなぞることで入力することもできるのですが、このままの状態だとこうしたブログを書く場合に行なっている「テキスト文章の入力」がタッチパネルをタップすることでしかできなくなってしまいます。

かなり前から論文をパソコンで書かずにスマホの親指入力のみで書いてしまう人もいるようですが、それだけスマホの画面で早く入力できる能力を持っているなら、どんなに安いものでもパソコンを購入して両手でのキーボード入力を覚えた方が、その後の文章を書くスピードの差があるので、貴重な時間を無駄にしなくて済むような感じが私にはするのですが。

自分でもこうしたブログを書く時にはスマホやタブレットでなくパソコンを使いますが、書いているうちに別の書きたいことを思い付いた場合、入力に時間がかかったりうまく入力ができなくてストレスが溜まる場合には、恐らく新たな内容については書かずに短くまとめてしまうことになると思います。それはそれで要点をかいつまんで伝えるということになるのかも知れませんが、パソコンの場合はダラダラと書いていても、一定時間経過した時に改めて自分の書いた文章を見直してみて、必要がない部分はバッサリと切り取るような「推敲」を重ねることによって、いくらかはこの文章も見安くなっているのではないかと自分では思っています。

ブログ記事の内容は自ら考えるのですが、直接紙に書いたりスマホで入力していくと「考える時間」だけでなく「テキストとして打ち出す時間」がかかってしまうのですが、キーボードからの入力だとほぼ頭に浮かんだことを画面を見ながら(当然手元のキーボードは見なくても入力できるタッチタイピングを実践しています)素早く入力することが可能なので、かなり楽になっています。こうした体験というのは、覚えるまでが大変ではあっても、一度身に付いたらほぼ忘れることのない技術として残っていきます。

それこそ、スマホやタブレットにもキーボードやマウスを繋いで使うことも可能ですし、タブレットでキーボードを使うことができたら、単に動画やゲームをするだけではなく新たな端末の使い方も模索することができます。個人的にはお子さんにiPadを使わせる前に、iPadよりも安く購入でき、家の中にWi-Fi環境があれば低スペックのものであってもストレスなく使うことができるChromebookを選ぶのがおすすめだと思います。Androidスマホと一部同じアプリが使えますし、基本的にウェブブラウザーであるChromeを動かすだけなので、常に最新のChromeに保つことでセキュリティを保つことができます。クロームブックの中にはタッチパネルを採用しているものもあるので、キーボード付きタブレットとして使うことも可能です。Google IDを設定すればChromebookで作ったブックマークを同期したり、カレンダーでの予定入力をChromebookで、確認をスマホでといった流れを体験することもできます。そのようなちょっとした文字入力でもChromebookからした方が楽だということが認識されるのではないでしょうか。

そのためには、まずはキーボードからタッチタイピングで文字入力することを目指して欲しいと思います。最初の日本語入力方法としてはローマ字入力がおすすめですが、その後別のカナ入力などに走ったとしても、英字を打つにはアルファベット入力が必要になるケースもあるので、複数の日本語入力方法を維持することは十分にできると思います。頭に浮かんだことを両手の指に伝えて素早く文章を打つということは、頭と体を素早く連携させることができるので、さらなる能力アップにもつながります。

ちなみに、タッチタイピングの学習については、恐らく学校の先生でもそこまで体系的なテキストを使って教えてくれるわけではありません。お金がかかってもしっかりした基礎を身に付けたいなら、多少はお金を出してもしっかりしたテキストを使って学習した方が良いと思います。私自身が投資したのが増田忠志さんが主催する「増田式!PCキーボードの学校」です。増田さんが書いた自習書はかつて本屋さんでも買えましたが、今では絶版になりアマゾンなどでは高値が付いてしまっているので、本家から直接テキストを購入したり講座に参加するのがいいと思います。最後にリンクを張っておきますので、お子さんやご自身がタッチタイピングを学習したい場合の参考にしてみて下さい。

増田式!PCキーボードの学校


カップ麺の味の再現性は格段に進化しているらしいが 実際にお店へ行くことも大切

テレビ朝日系列で放送されている「ざわつく金曜日」では定期的に全国のご当地カップ麺の紹介を兼ねた順位づけを行なっているのですが、昨日の放送では最初から番組で出てきたカップ麺をセットにして売るという「テレビショッピング」と融合したような企画になっていました。

新型コロナの関係で県をまたいでのお出掛けが難しくなっている今、地方の名産が直接出掛けずに通販で注文するという流れになっていて、それによって救われている方々も多くいることは十分にわかっているのですが、かつて実際に現地まで出向き、お店で直接いただいた味を記憶している身としては、最初の地方の味がカップ麺でいいのか? という風に、旅行自体も今後減ってきてしまうのではないかというような心配も出てきてしまうのです。

テレビで昨日紹介されたカップ麺は「新潟燕背脂ラーメン」「青森わかめとホタテラーメン」「熊本桂花ラーメン」「長崎ちゃんぽん」「札幌純連味噌ラーメン」の5つでしたが、新潟と青森は現地で食べたことはなかったのですが、熊本・長崎・札幌のお店は(長崎ちゃんぽんの場合はお店の味ではありませんが現地の有名店でいただきました)、直接お店へ行ってその味を記憶に刻み込んでいます。

個人的には、カップ麺がどの程度お店の味を再現しているのかは興味があり、機会があったらカップ麺の方も食べてみたいとは思います。ちなみに、私の知り合いにとんこつラーメンの全国チェーンである「一蘭」で働いている人がいて、最近になって一蘭がカップ麺を出したのですが、その味はかなりお店でいただける味に近いということで評価も高いようです。

そうなると、今後は全国のご当地ラーメンを実際にお店で食べるのではなく、通販を使って自宅に注文し、そこで食べることで現地で食べなくても疑似体験が済んでしまうような事も起こってくるのではないでしょうか。

逆に言うと、カップ麺のポテンシャルが上がってくると、実際のお店では少なくともカップ麺の味を超える感動を与えられるようなものを出さなくてはならないくらい、お店にはプレッシャーがかかってくるのではないかと推測します。私の事を言うと、今の外出自粛で県外へのお出掛けが難しくなってくるような状況でよく使うのが、デパートの物産展に出張して出店してくれる地元で有名なお店の品物だったりします。

最近は京都うまいもの市で、こちらに京都ラーメンの名店「新福菜館」が来てくれることが多いので、京都に行ったつもりでつゆが黒いラーメンを食べに行くことが多いのですが、もし可能ならばそうしたお店に出しているものをそのまま食べてそのおいしさに触れた後でカップ麺を購入して食べた方が、その味の再現力にうなることができるのではないかと思ったりします。

まだまだ全国の「名物」にとっては観光客の減少できびしい状況が続くものと思われます。そんな中、地方の味を多くの人に知ってもらうキーワードとして「カップ麺」があると思いますが、先にカップ麺で食べてしまった日は、ぜひ現地へ行ってその地域のお店でも食して欲しいですね。


公式ライブ配信の告知が先か怪しいライブ配信サイト存在の警戒が先か

一昨日、サッカーの天皇杯で静岡県内でサッカーが好きな人なら因縁の対決である「ホンダFC」対「ジュビロ磐田」の対戦が実現しました。この2チームはホンダとヤマハという、企業自体がお互いに競い合う(バイクレースでは世界を舞台に戦っています)ことをしていますが、サッカーでも互いに高いレベルでの競い合いを続けていました。

日本におけるプロリーグ(Jリーグ)発足に際して、ヤマハは発足時からの参入を目指したものの、リーグでの実績はないものの地域性を考慮して選ばれた清水エスパルスとの比較にわずかに破れ、初年度からは選ばれなかったものの、すぐにJリーグに参入しその後はJリーグのチャンピオンを続けるなど黄金時代を築きました。ホンダの方はあえてプロリーグの参入を見送り、社会人チーム(アマチュア)としてずっとJ3の下部組織であるJFLに所属し、本格的にプロリーグ参入を目指すチームとのリーグ戦を戦う中で、その実力は多くの人が認めるところであります。プロとアマのチームがトーナメントで競う天皇杯では毎年シードされたJリーグチームに勝利することで、ホンダの社員として働きながらサッカーを続けるという道もあることを示し、先述のJリーグ入りを狙うJFLに参入しているチームや静岡県内のアマチュアチーム(特に大学勢)には越えられない壁として大いなる存在感を示しています。

そんな2チームが直接対決するのに、地上波テレビでは放送がなかったので、今回はYou Tubeで配信があるという話を聞き付け、試合開始前にYou Tubeのサイトに接続したところ複数のライブ配信チャンネルがあるのです。実はこうしたサイトの中には、リンクから誘導して個人情報やクレジットカード番号の入力を求められ、勝手にクレジットカードを使われる被害が心配される悪質なサイトがあることが後になってわかりました。確かに画面をクリックしても試合の様子が見られないチャンネルがあることはわかっていたのですが、私はホンダFCが提供し無料で試合の様子を見られるチャンネルから試合を楽しむことができました。

全員でのボールのつなぎはホンダFCの方がすごく、4対1(ジュビロ磐田の勝ち)というスコアの差ほどの実力差はなかったように思うのですが、実はジュビロ磐田はJ2リーグ戦のトップを独走しつつあるほどチームの調子が良く、めぐり合わせがホンダFCにとっては悪かったようです。それでも、なかなかJFLの試合までは追えない中、天皇杯でアマチュアの雄であるホンダFCの試合が見られるのは嬉しいですね。

今回考えたいことは、You Tubeの中にあるライブ配信を騙ったフィッシング詐欺が疑われるサイトなのですが、この辺についてはきちんとした公式のアナウンスが有り、問題なくネット上からライブ中継が見られるサイトへの誘導があれば、起こりにくい問題ではないかと思います。スポーツ中継と言えば、先日紹介したばかりのAbemaTVによるMLB生中継は、大谷翔平選手が32号ホームランを打ったレッドソックス戦は無料ではなく、Abemaプレミアムに加入している人だけが見られる設定になっていました。

このように、事前にちゃんと告知が有り、どうしても見たい人はお金を払ってAbemaプレミアムの会員になるという選択をして見ればいいのですが、全てのスポーツ中継をカバーできるわけでもないので(過去にはDAZNでMLBが中継されていましたが現在は中継は行なわれていません)、しっかりとした情報を受け手がチェックする必要があります。基本的に、一試合のためだけにクレジットカード情報を入手させるようなところから見ない方がいいでしょう。

こうしたフィッシング詐欺の手法は、今後行なわれれる方向で進んでいる東京オリンピックのネット中継でも起こることは十分に考えられます。少し前のニュースで、テレビ番組表を載せている雑誌が、オリンピックの中継がどうなるのかわからず、番組表が作れない状況があるということがニュースになっていました。

今のところ政府は、オリンピックを見るなら家でということを強く言っていますが、地上波しか見られない場合、BS放送でしか中継されない競技を見るためには生で見られる環境を求めて家を出なくてはなりません。そうしたことを防ぐためには、画質は犠牲になるものの、公式のオリンピック中継サイトで全競技の予選からの中継をコントロールし、地上波で見られなければインターネット経由で見ることを勧めることではないかと思うのですが、オリンピック開催中止はないと言いながらその辺の事が全く伝わらないというのは、逆に悪質なサイト経由でテレビで放送されない試合を見ようとして個人情報やクレジットカード情報を抜かれる人が多発するのではないかという懸念が今からあります。

ちなみに、公式の動画配信サイトへのリンクを張っておきますが、この文章を書いている現在、過去の名シーンへのリンクはあるものの配信予定の記載はありません。こうした段取りの悪さというのはオリンピックだけではありませんが、公式から見られないからと安易に怪しいサイトからライブ配信を見ようとは思わない方がいいでしょう。

https://www.gorin.jp/


BIGLOBE「donedone」の「エントリープラン」の実質的なスピードは予想より遅かった

月0円という手軽さにつられて、新たにこの7月からサービスが始まったBIGLOBEのdonedone「エントリープラン」を契約したのですが、昨日ようやく高速クーポンの3GBを使い切り、最大128kbpsという大手キャリアの低速制限と同じクラスのスピードを試すことができたのですが、予想よりもかなり遅いという感じでした。

先日紹介した速度測定サイトFast.comで計ってみたところ、あくまで最大値が128kbpsということであるだけで、実質は10~40kbps前後のスピードで推移する「激遅」でありまして、ここまで計った最高が64kbpsで、100kbpsあたりの数値も望めないくらいの代物であると今のところは紹介するしかありません。

ただ、私自身は初めてパソコンを使った時には14,400bps(つまり14.4Kbps)のモデムを使ってパソコン通信を利用していましたし、「激遅」ではあるもののつながりさえすればお金を掛けずにモバイルインターネットが利用可能なので、使える範囲で使うことを考えることにしました。

まず、ストリーミング系のアプリですが、動画についてはこの遅さで動画を見ること自体が無謀なので、主に音声のみのサービスについて書きますと、スピードが落ちると、途中でかなり止まってしまって実用に耐えないのが「radiko」で、Spotifyは最低レベルの音質にして調子が良ければスムーズに流れるものの、調子が悪いとプツプツ切れるという感じであるものの、移動しながらでなければ何とか聞けるかなという感じでもあります。また、NHKのラジオ放送を聞ける「らじる★らじる」は途切れずに部屋の中で聞くことができました。

これがストリーミング系の限界ではありますが、テキスト系のサービスなら多少待たされることがあってもきちんと待てば徐々に表示されていくので使えるものも多少はあります。いわゆる5ch系のブラウザーはテキストファイルなので、比較的見やすいでしょう。ウェブ閲覧は当初からChromeは諦め、広告を排除し画像を圧縮して表示してくれる「Opera mini」にGmailや各種サービスのURLをブックマークして使うことで、何とか情報を見ることはできるようになります。ただ、ウェブについてはどうしても画像が多く重いページもあるので、そうしたところを見たい場合はすぐにブラウザが反応しなくても焦らずに待つという心づもりが必要ではないかと思います。また、Gmailアプリでの通知やメール参照も何とかできるレベルでした(テキスト中心のメールなら読み込みは早いです)。

と、このように書くと全く使う気にもなれないSIMのポテンシャルではないかと思われるでしょうが、かつて日本で初めて大手キャリアから回線を借りてデータ専用SIMが販売された頃は、実質50kbps以下の速度でも青天井に使った分だけ課金されるのでなく、月額980円(税抜)くらいで使えたのが有難かったのです。今では月千円どころか0円になっているわけですから、工夫次第では他の活用法も探りながら、有料サービスを使わない時でも何かのために役に立ってもらえるSIMとして何とかしたいというのはあります。

ただ、ここまで紹介したような低速なら無制限で使えるので、やはりカーナビ用として割り切るのもアリかも知れません。改めてスピードが50kbpsより遅いことを確かめてからカーナビアプリの「Yahoo!カーナビ」を使ってみましたが、私の環境では案内が開始されれば後は問題なく動いてきちんとナビをしてくれることを確認しました。

持っているスマホを、車を運転する時にカーナビとしても活用されている方は、車に乗っている中でスマホをカーナビ以外に使う場合に結構めんどくさいと感じることがあると思います。私のように一つ今持っているスマホとは別にdonedoneエントリープランのSIMを入れたスマホを用意して使えるようにしておけば、車での旅行中にはほぼカーナビ専用機として使えます。すでに持っていて今使っていないスマホの流用ができればコストが全くかからず常に最新の地図を使ったカーナビが使えます。もしau以外の回線を主回線として使っているなら、donedoneはau回線なので回線トラブルの際には非常用バックアップ回線として最低限の事はできると思います(メインスマホの方にSIMカードを入れて使えばLINEも受け取れます)。今後車を使っての旅行を考えておられる場合、こうした形で一つ、一応通信ができるスマホを持っておくのは全くの無駄にはならないと思うのですが。

ちなみに、公式ツイッターアカウントの発表では、多くの申し込みがエントリープランに集中したようで、現在受付を一時休止中ということになっているようです。ただ、激遅回線を使い慣れていないと、ここまで紹介してきたようにかなり持てあますようなプランではあるので、その点も考慮した上で申し込むかどうかを決めるのがいいと思います。


ドコモの「U15はじめてスマホプラン」は本当にお得に利用可能なのか

大手キャリアに限らず通信業者は、いかにして最初のスマホを使う場合に自社を選んでもらおうと、様々なキャンペーンを行なっています。現在では小学生からスマホを使う時代なので、今回紹介する16才になる月までしかお得な内容で契約できない学校の中でも低年令を対象にしたプランというのは、成人が契約できるプランと比べればかなり安くなっているような感じはするのですが、今回新たに発表されたドコモの「U15はじめてスマホプラン」(2021年7月7日から)は、小学生~中学生が高校生になるまでのプランであると思うものの、個人的にはそこまでのお得感は感じられないのですね。

モバイル系のニュースサイトによると、見立しには「5分間までの通話無料」「3GBまでの高速通信(満16才になる当月まで・以降は1GBに削減)」が月額980円(税込1,078円)で利用可能とあります。しかし、この価格というのは2つの割引が利用された場合の金額で、さらにその割引の中には契約時から1年間のみ有効という、以前から大手キャリアがお客さんを呼び込む手法がそのまま使われているような感じで、長く使う場合には月額も変化するようになります。ここで、もう少し詳しくこのプランについて調べてみました。

・割引なしの場合は月額1,650円(税込1,815円)
・支払いにdカードを使うと月額170円引(税込187円引)で月額1,480円(税込1,628円)
・契約時から12ヶ月間は月額500円引(税込550円引)で最大割引となるdカード割引と合わせると月額980円(税込1,078円)

つまり、支払いにdカードを使わないと、当初は月額1,150円(税込1,265円)でも一年後には月額税込1,815円、dカードを使って支払っている間であれば月額税込1,628円となります。あと、データも通信もデフォルト以上に利用する場合には通話は5分を超えた場合には30秒ごとに20円(税込22円)を払うか、さらにオプション料金の月額税込1,100円を出して国内通話かけ放題にするかの選択になります。その場合は月額税込2,915円(割引なし)、2,728円(dカード支払割)、最初の12ヶ月間は2,178円となります。さらに、データ容量が足りない場合は1GBごとに税込1,100円で高速クーポンを利用できるとのことです。

こうしてみると、家族のスマホまで全てドコモ契約をしていて家族割などを上手に使っているのでなければ、別の会社との契約を考えてもいいのではないかと思います。具体的にはドコモに宣戦布告するような形で新たなプランを次々出している日本通信(HISモバイル)のプランと比べてみましょう。日本通信・HISモバイルはNTTから回線を借りている関係から、どちらも通話に関してはVoLTEでの高音質通話を専用アプリ無しで使うことができるので、MVNOとしてデータ通信の質が気になるものの、小学生から中学生が使う分についてはそこまでシビアに考えることもないと思ってしまいます。ということで、これからはここまで紹介してきた「U15はじめてスマホプラン」の内容と対抗し得る日本通信(HISモバイル)のプランについて比較してみることにします。

まず、国内通話時間無制限を「U15はじめてスマホプラン」でする場合、dカード決済では初年度こそ2,178円(税込)となり、日本通信の「合理的かけほプラン」(月額税込2,728円 通話定額・高速3GBまで・追加1GBごと275円)と比べると、一年間は安いので契約するのはいいと思いますが、もし思いの外高速クーポンの追加購入があるなら、一年間の割引が終わった段階で「合理的かけほプラン」に移行した方がトータルの支払は年齢に関係なく安くなります。

次に、オプションなしの5分定額で比べてみると、こちらはHISモバイルの「格安ステッププラン」が比較対象になります。3GBスタートで5分定額のオプションを付けると月額税込1,490円と、これも1年間は「U15はじめてスマホプラン」の方が安くなりますが、HISモバイルでは高速データ追加が日本通信と同じ追加1GBごと275円で、5分を超えた通話料はドコモの半額である30秒11円なので、5分以上の通話が多ければ初年度でもHISモバイルの方が安くなる可能性もあります。1年経過後は料金的にHISモバイルの方が安くなるので、当初「U15はじめてスマホプラン」に加入して月額1,078円で使えていたなら、別の選択肢を取る方が良い場合もあります。

というのも、HISモバイルでは3GB必須ではなく、最低1GBで税込590円から(3GBは税込790円)スマホを利用することが可能で、月額700円の5分定額はオプションなので外すことも可能ですし、通話料金はドコモの半額なので、発信が少なければドコモの割引額よりも安く済む可能性もあります。ですから、一年間は「U15はじめてスマホプラン」を使うにしてもそこで使われている内容を分析し、「5分定額が本当に必要か?」「毎月の高速データは3GB以上必要かもっと少なくてもいいか」というようなことを考えた上でさらに考えると、HISモバイルのデータ別プランで行くケースとは別に、月70分まで国内通話無料・月6GBまでの高速通信可能な日本通信の「合理的みんなのプラン」(月額税込1,380円)というのも視野に入ってくるのではないでしょうか。

逆に言うと、日本通信・HISモバイルはどちらもNTT本家から回線を借りてこの料金を年齢に関係なく提供しているので、単体プランで比較する場合いかにドコモのU15プランが加入から一年間のみしか有利にならないかということを示しています。もちろん、家族割で全てドコモ契約をしている場合は別回線の割引率との関係も出てきます。さらに高速通信の品質はMVNOよりドコモの方が良いのでしょうが、今はドコモもauも無料で会員登録すれば、自社のWi-Fiネットワークを無料で開放していますので、日本通信のLTE通信が不満ならWi-Fiでカバーするというのもありのような気がします。逆にそうして使うことを覚えれば、自分からお金を掛けずに上手にスマホを使うことをお子さんが覚えるのではないかという気もしますし、複数の通信会社をまたいで使っているご家庭であれば、あえてドコモの「U15はじめてスマホプラン」に固執することもないのではと思います。

ちなみに、紹介した日本通信・HISモバイルのプランには年齢制限もなければ、期間限定の割引もないので、他に使いたいプランが新たに出てきたら、とっとと移ることも簡単にできます。特に年齢の関係で学割の対象にならない方については、こういったプランがあるということをしっかりと認識して欲しいなと思います。


donedone「ベーシックUプラン」のスピード調査と最大3Mbpsの実力

BIGLOBEの運営する新たな「donedone」というMVNOについて、サービス開始当初で参考にならない部分もあるかも知れませんが、一応時間によってスピードは変わってくるかということについて雑にではありますが調べてみました。

今回のdonedoneのSIMカードを入れているのが、写真のauのガラケーの移行用として用意されているような京セラのGRATINA KYV48です。写真ではホーム画面が普通のスマホのようになっていますが、これは新たにランチャーアプリである「Novaランチャー」を入れて動かしているためで、デフォルトではいわゆる「らくらくスマートフォン」のような見た目にもできます。今回入れたSIMがSMSと音声通話ができないデータ通信専用SIMということもあり、今後はSIMの速度に合ったアプリを使っていこうと思っていますが、お試し期間中は3GBまでは最大3Mbpsで利用が可能ということで、「ベーシックUプラン」を検討されている方の参考になればと、週末と平日の速度について調べてみましたので、簡単な報告ということで書かせていただこうと思います。

まず、到着日が土曜日だったので夜になり比較的使われそうな19時頃にFast.comのサイトで計りましたら(以降の速度も同じFast.comのサイトで調べました)、だいたい2.8Mbpsと最大3Mbpsに近い値になり、その後も3Mbps以上は行かないものの最大3Mbpsということなら妥当なスピードになりました。ただ、UQのように接続してすぐスピードが上がるバースト転送ではありません。0から徐々に3Mbpsを目指して上がっていくというイメージです。

さらに、今回気になったのが平日の昼休みのスピードがどうなるかです。ただ、これについては地域によっては多くの人がアクセスしていなければそれなりにスピードは出ると思うので、ここで書くことはあまり意味をなさないかも知れません。ちなみに私の居住地は静岡市で、今回はJR静岡駅の近くで計測してみました。結構人が集まるところでもあるので速度の低下が心配されましたが、BIGLOBEがauの子会社ということになっているので、UQモバイルのようにauと同じ回線だとは言えないまでもお昼休みに計った結果は2.0~2.5Mbpsと多少下がったものの、動画を見たりアプリを開いたりするにはそこまで影響は出ないと思われるようなスピードになっていました。

とは言っても、最大3Mbpsで一体何ができるのかと思う方はいると思います。スマホでは動画は見られるかも知れないが大画面のテレビではどうなのか? と思う方もいるでしょう。これは本当に偶然ですが、昨日は仕事が休みだったため朝早くから無料のAbemaTVで生中継されていたMLBの「エンゼルスVSオリオールズ」をずっとネットに繋いだ大画面テレビで見ていたこともあり(おかげで大谷翔平選手のホームランを生で見られました。AbemaTVのMLB中継は今後を睨んだ場合、無料で見たいMLBの試合が見られる可能性のある良コンテンツです)、午後には固定回線代わりに使っている楽天モバイルの規制対象である一日10GBを超えてしまいました。

規制は当日の午後23時59分まで続き、スピードが最大3Mbpsに制限されるのですが、こちらのスピードも、ネット上で計測したところ2.5Mbps以上で決して3Mbpsを超えませんので、donedoneの回線を固定回線代わりに使う場合の目安にはなると思います。私の場合は4Kではない通常画質のサイズで見ていますが、それでも画面がカクカクになったり止まったりすることなく利用は可能でした。

donedoneの場合は月50GBは最大3Mbpsで使えるので、モバイル回線単体で見た場合、UQの「くりこしプランM」よりも多少は快適に、長時間の動画配信をテレビで見ることはできそうです。もちろん、画質を落とせば最大1Mbpsでも見ることは可能でしょうが、その場合はバースト転送が無いことで、立ち上がるまでに時間がかかることは覚悟した方がいいでしょう。外でもそれほど高速通信を使わないなら、いざという時に備えて3Mbpsで使える時間を確保する目的でdonedoneを使うのもいいでしょうし、非常時には常に最大1Mbpsで良ければ、バースト転送のあるUQの「くりこしプランM」をターボ機能を切り替えながら使ったりするのもいいでしょう。

しかし、もし今後0円プランのdonedoneがチャージ課金を払うことで一定のスピードで24時間の高速利用ができるようなら、不幸にも固定回線代わりに私と同じように楽天モバイルを使っていて、ネットワーク障害で楽天回線が利用不能になったような場合にのみdonedoneにお金を払って使うというのも有りかも知れません。この点については詳細の発表を待ちたいですが、外でもそれなりにネットを使いたいなら、まめにお昼のアクセスをセーブしながら「夜間フリー」および「24時間プラン」を獲得できるmineoという選択もあります。とにかく支出を抑えつつ非常時に備えたい場合には、お金を払ってその時だけ使えるdonedoneのエントリープランにするかという判断でバックアップ回線を決めるのもいいかも知れません。

現状ではまだdonedoneの高速回線が使えているので、報告はここまでにし、お試しの3GBを使い切ったらいよいよ最大128kbpsでの使い勝手について確認していこうと思っています。


今後のライブ配信普及を睨んだデータ通信のスペック及びスマホの機能について

以前、東京オリンピックが開催される頃には会場周辺に5G網が張り巡らされ、次第に世の中でも高速でのモバイルインタネットが当り前になるだろうという見方がされていました。ただ、4Gのままでもスマホで見るくらいなら十分な速度であることも多く、5Gが当り前になったとしても便利に使えるコンテンツがなければ話になりません。

今回のオリンピックは、開催自体に反対をする方も多いと思いますが、モバイルコンテンツとしてのオリンピックを考える時、このまま本当に開催するのなら、パラリンピックを含めどうやって全競技を見たい人に見せるのかということが問題になるでしょう。まだ観客を入れてやるとは言いつつも、無観客試合のオリンピックになる可能性を考えると、地上波・BS・CSというテレビのコンテンツに頼るよりも、てっとり早くTVerやNHKプラスといった動画配信・見のがし配信サービスにライブ配信の機能を加え、ネットで複数のコンテンツを同時配信・見のがし配信を行なうというのが普通の流れでしょう。その流れでネットでのテレビコンテンツの同時配信が行なわれるようになれば、かなり状況は変わってくるでしょう。

その際、スマホで動画コンテンツをスムーズに見るためにはどのくらいのスピードが確保されればいいのかと考えると、やはり最低で最大1Mbpsは必要でしょう。500kbpsでは同じ動画配信でもスムーズに見られないコンテンツが出てきますし、200~300kbpsでは限られた配信動画のレートを下げてしか見られないことになってしまうと思います。

そんな中で、比較的低料金でもこうした動画が見られるサービスを打ち出してきたのがahamo・povo・LINEMOや、UQモバイルやワイモバイルのスマホプランであり、さらに「パケット放題Plus」をオプションで付けると最大1.5Mbpsで利用可能な(時間帯によってはスピードが落ちる場合あり)mineoや、最大3Mbpsで月50GBまでのデータ通信が可能な(50GB超では最大1Mbpsに制限されます)donedoneのような新しいスマホプランです。

共通するのは、どのプランでも高速クーポンを使い切っても、最大1Mbpsというスピードで利用が可能だということです。今のスマホにはテレビがリアルタイムで見られるワンセグやフルセグが内蔵されなくなってきていますので、ここのところの大雨の推移をリアルタイムに確認するためにも、これくらいのスペックをともなったプランを契約し、リアルタイム動画配信のサービスで情報を得る方が良いと個人的には思います。通信の場合は早ければ早いほどメリットも多いのですが、あまり早さばかりを優先すると料金との兼ね合いも起きてきます。その辺ではバランスが良いのが1~3Mbpsくらいの速度が常に使えるプランなのではないでしょうか。

そして、ワンセグ・フルセグに代わり現在少しではありますがスマホの機能として付いているものがあるのが「FMラジオ」です。先日のニュースで国内のAM放送を中心に放送してきた民放ラジオ局がFM局として継続していくという方向性を打ち出したこともあり、手持ちのラジオにはFMが108MHzまであるワイドFM搭載のものを選ばないと全国のラジオを聞けなくなる可能性がありますが、スマホに搭載されるFMラジオは周波数の問題はないと思います。ただし、スマホにはFM受信用のアンテナが内蔵されていないので、有線のイヤホンジャックがアンテナ代わりになるります。つまり、スマホ本体にイヤホンジャックが付いているものでないとそもそもラジオをスマホに付ける意味がなくなります。イヤホンジャックのないスマホを今後も使おうと思っている方は、スマホとは別にラジオを携帯した方が旅行に行く時には良いと思います。

スマホにラジオが付いている(当然イヤホンジャックも)機種を持っていれば、もし携帯電話の電波がつながらない状態でもラジオから最新の情報を入手でき、スマホ本体の電池の消費も「モバイルデータ通信」を切っておけば抑えられます。イヤホンだけでなく有線でつながるスピーカーを繋げば他の人と一緒にラジオ放送を聞くこともできます。イヤホンもスピーカーも無線接続のものが当り前になってきた今、非常用という意味ではまだ有線の方が優れているところもあるわけです。

すでに使っているスマホにラジオ機能が無い場合は、メインスマホでなく、サブ用のスマホとしてFMラジオ付きのものを持っておけば、メインのスマホが使えなくなった時の予備としても使えると思いますので、こうした価値判断で持つスマホを選ぶというのも十分に有りなのではないでしょうか。とにかく、外出先での安否確認および情報収集にはスマホが頼りになると思いますので、動画とラジオの両方が利用できるスマホという観点で旅行用に使うスマホを考えてみるのもいいと思います。


熱海市伊豆山地区逢初橋付近で起こった土石流の衝撃とその対応について

昨日は深夜から大雨で、一昨日から続く雨にやきもきしながら、それでも自宅周辺は雨は降っても土石流の影響は少なかったので、今回のブログは無事に届いたGRATINA KYV48のdonedoneのセッティングについて詳しく書く予定でしたが、今回の熱海伊豆山の土石流は相当すごく、個人的にも衝撃は大きかったので、セッティングについては簡単に紹介するだけにしたいと思います。

ノジマオンラインから購入したスマホ(現在までdocomo・auが販売したもの)はSIMロックがかかった状態で、docomoの方はSIMロック解除しなくても日本通信のSIMを入れてアクセスポイントのセッティングをすればそのまま使えたのですが、auの場合はau回線を使っているMVNOのdonedoneでもSIMロック解除をしないとLTE回線を掴みませんでした。もしかしたら専用アプリから開通手続きをすればSIMロック解除をしなくてもそのまま使えたのかも知れませんが、私の場合はSIMロック解除をした上でアクセスポイントの設定をしたらアプリをインストールする前に開通しました。SIMロック解除をするためにはauIDが必要なので、持ってない方は新たに登録してMY auのページからシムロックの手続きを行なう必要があります。設定については、donedoneのSIMと一緒に送られてきた紙を見て行なえば簡単に接続することができました。スピードテストなどの結果は後日報告します。

さて、今回熱海で起こった土石流の被害は、熱海駅から現在は大江戸温泉物語が経営している温泉旅館の「水葉亭」へ行く途中にあり、この辺りは「伊豆山温泉」の源泉「走り湯」や「伊豆山神社」がある歴史的にもかなり古い温泉地です。この温泉が発見されたのは今から約1,300年前という日本でも有数の古泉の一つになっているのです。

改めて走り湯について検索してみたところ、走り湯入口の看板を写した写真の奥に赤い橋が見えたのですが、それが今回土石流が流れ込んだ逢初橋ではないかと思えます。水葉亭にもかなり近い場所ですが、私が行った時にもかなり登っているような道で、温泉街というよりも温泉が付いた住宅に高齢者の方々が住んでいるような家が多かったのではないでしょうか。

歴史ある土地というのは、それだけ長い間でも壊滅するような自然災害(今回の場合は長雨による土砂災害)がそこまで致命的ではなかったからとも考えられるのですが、私自身が見たり聞いたりした限りにおいても、熱海の伊豆山でこんな被害の出る土砂災害が起こることなど考えられませんでした。ニュースでは70年間こんな事はなかったというような話も聞かれましたが、そうした常識は通用しないということだけは確かなようです。

ちなみに、こちら静岡市でも一昨日にスマホの警報アラームが突然鳴り、避難情報が出たのですが、その時には頑丈な建物の中にいたのであえてその場から動かずに成り行きを見定めました。自宅についても直接崖に沿って立っていたり、川の脇に家があるわけではないのでそこまでの注意は必要ないのかも知れませんが、静岡市内の一級河川である安倍川の水位は相当上がっていて、むやみに車で出掛けることは控えるべきだと思いながらテレビの中継映像を見ていました。

本日以降も静岡県内では雨になるという予報になっていますので、今まで崩れたことがないから大丈夫という事は決してないということを今回の伊豆山の土砂災害で改めて思い知ることになりました。これは、自宅から避難したりする場合にも考えなければならないことですが、たまたま車で旅行している時にこうした大雨に遭遇した場合、地元の方の言うことを聞くことも大切ではありますが、ネットで入手できるその地域のハザードマップから被害が予想される場所からとにかく離れ、安全な場所に逃げることができるよう、ネット環境はしっかりと用意した上で出掛けるようにしたいものです。

2021.7.4 追記

その後の報道から、原因の全てではないものの土石流が起こった地点で開発行為等が行なわれ、盛り土が流れたことで被害が大きくなったのではないかという話が持ち上がってきました。まだ行方不明の方もいる中で、先に原因調査ということはできないでしょうし、何よりも人命を救うことを第一に行なって欲しいと思います。ただ、住民の方々も私と同じように、伊豆山の地域では今回よりもっと多量の雨が降っても土砂崩れは起きなかったので避難が遅れたという住民の方の証言もあったので、こうした地域の変化(開発行為等)についての情報は地元の方々には早くから開示して欲しいですし、ハザードマップへの対応もその都度行なって欲しいと願います。


donedoneのエントリープラン契約を待ってくれていたように入手できたGRATINA KYV48

昨日、つい勢いで申し込んでしまったKDDI傘下に入ったBIGLOBEモバイルの0円で維持できるdonedoneエントリープランなのですが、このブログでも紹介しているように、手持ちのスマホで古いものは全て充電し過ぎで電池が膨らんでしまって、通常使いには危険なものばかりということに今さらながら気付きました。

となると、主にカーナビ用に使うにしてもスマホは用意しなければなりません。そこで改めて訪れたのが、しばしばとんでもなく安いスマホが売りに出される「ノジマオンライン」でした。

というか、いわゆるシニア向け(ガラケーからの移行用)に安く用意されたスマホが売りに出されているのを見ていて、過去には親用にとdocomoのスマホ Galaxy A21を4,600円で購入したのがこのブログでも紹介した最近のことでした。その時に気になっていたのが、おサイフケータイ機能はないものの、Galaxy A21よりさらに安い3,500円でAランク中古品という品質のものが売られていたauのGRATINA KYV48(京セラ製)だったのです。

ただ、当時は単に安くても、使うあてのないスマホを買ってもしょうがないかなと思って、見ているうちに売り切れてしまっていたので残念に思っていたところ、何とダメ元でサイトを訪問してみたところランクAの在庫が復活しているではありませんか。というわけでdonedone用にすぐに購入し、ついでに500円くらいで別のサイトで売っていたカバーとガラスフィルムのセットも合わせて購入してしまいました。

Galaxy A21の時もケースと合わせて5,000円ということで結構安いと思ったのですが、今回のGRATINA KYV48はケースと合わせても4,000円です。今回の場合はそれに加えてSIMの維持費は今のところ0円で、大事に使えばスマホ自体も数年は使い続けられると思うので、きめ細やかな128kbpsでの使い勝手をレポートすることができそうです。実現に現物が届いてから、どの程度使えるのかも含めて見ていきたいと思っています。

当初はdonedoneのSIMは古いスマホに入れて、ほとんどカーナビとしてしか使えないだろうと思っていたのですが、今回は低スペックで評価も高くないとはいえ、曲がりなりにもAndroid10のスマホを入手できたことで、低速でも使えそうなアプリの組み合わせを考えて、CPUにも負担を与えないような方法で運用の実践をしてみたいと思っています。それである程度使える自信が付いたら、それこそUQモバイルの「くりこしプランS」の最大300kbpsならさらに使えるような仕上げになるかも知れないので、その点でも楽しみです。

私自身、まさかこんなにスムーズに購入できるとは思ってもいませんでしたが、ノジマオンラインのページをまめにチェックして更新していくと、同様の格安スマホの在庫が復活している可能性もありますので、私と同じことをやろうと思っている方は、品物が「完売御礼」になっていても諦めないでアクセスしてみることをおすすめします。

・ノジマオンライン
https://online.nojima.co.jp/


BIGLOBEの新ブランドMVNO「donedone(ドネドネ)」の内容とその魅力

インターネットプロバイダーとしては以前から老舗のBIGLOBEは、現在KDDIの傘下となっていて、同じKDDI傘下のauサブブランド・UQモバイルのサービスに対抗するようなプランをいつ出すのか? と期待していましたが、新しいau回線のブランド「donedone(ドネドネ)」を2021年7月からスタートさせ、これまでBIGLOBEで提供してきた「エンタメフリーオプション」をなぞったプランを出してくるなど、かなりのインパクトあるサービスを出してきました。ここでは、その内容を紹介するとともに、乗り換え先としては有りなのかまで考えてみたいと思います。

基本的なプランは3つですが、当然ながらメインは税込2,728円(税抜2,480円)とドコモのahamoになど大手3キャリアの20GBプランを睨んだ2つの音声通話・SMS利用可プランになっています。固定回線の代わりとして考えるなら、使うサービスによっては有りとは言え、色々な制限があるので注意して欲しいと思います。

・ベーシックUプラン
毎月50GBまで最大3Mbpsで利用可能。50GBを超えた場合は最大1Mbpsに制限されます。

・カスタムUプラン
BIGLOBEが指定するアプリ利用の場合、50GB消費するまでスピードに制限はありません。選定したアプリ以外での利用や、50GB超過以降は最大1Mbpsに制限されます。

「カスタムUプラン」の対象アプリはSNS・動画・音楽・ゲーム4ジャンル10アプリと幅広く、その中から3つのアプリを選ぶようになっているようです。さらに対象外でも中速の1Mbps近辺まで出ることを考えると、対象サービス(アプリ)の使用頻度が多ければ「カスタムUプラン」、ここまで書いていることがわからない方や、他のサービスの方を使っている方は「ベーシックUプラン」を選ぶという風になっていくだろうと思います。

固定回線の代わりとして使うには、「ベーシックUプラン」の最大3MbpsというのはADSLの遅いくらいの回線なので何とか我慢できるとして、普通にWindowsのアップデートをしたり、動画を毎日数時間見ているだけで月間100GB以上使ってしまいますので(楽天モバイルでの先月の利用量は120GB超でした)、モバイルで何でも使いたい場合は、ahamoなどの20GB/月よりもdonedoneのベーシックUプランの方が色々と使えるのではないかと思います。

donedoneにはこれら二つのプランの他に、「お試し」「急な利用」のための「エントリープラン」もあります。このプランは音声通話・SMSは使えないデータ通信専用のプランになっていますので注意しましょう。

このプランの画期的な点は、スピードこそ大手3キャリアの低速制限のスピードである最大128kbpsにスピードが固定されているものの、基本利用料が0円であるということと、高速データを使いたい場合の専用チケット(有料)が今後用意されるということです。

ただ、そうは言っても今の世の中で最大128kbps固定で何ができるのか? という疑問を持たれる方もいるかと思います。現状で考えられることは、車を結構使う場合、au回線の使える安いスマホをゲットしてこの「エントリープラン」のSIMカードを入れ、カーナビ専用に使うということが考えられます。
私自身は、メインの2プランについては、mineoの「パケット放題Plus」の方が最大速度こそ1.5Mbpsと多少は遅いものの、まめにアプリを毎日操作することで「夜間フリー」や「一日無制限チケット」を追加料金なしに獲得できることもあり、価格も安いので、あえてmineoを解約して移ろうとは思っていません。

実は「エントリープラン」にはお試しの意味も込めて昨日のうちに申し込んでみました。14日間3GB限定で高速利用ができるクーポンがホームページ上にあり、そのクーポンコードを入力してから申し込んだので、mineoの利用をセーブするお昼の時間に最大3Mbps(ベーシックUプラン)からどのくらいのスピードが出るのかを試すぐらいはできそうです。

お試し期間が済めば、改めて最大128kbpsで何ができるかということで、色々試してみたいと思っています。こうした0円のプランはいつまで続くのか正直わからないところがあります。今後もずっと有料チケットを買わなくても維持可能なのか、それとも一定期間に何らかのチャージを行なうことが契約維持の条件になっていくのかわかりませんが、まずは使ってみないとわからないでしょう。これで、ようやく大手キャリアのサブブランドのプランが揃ったと言えるので、次の展開へと進むことが期待されます。今後も他の業者も含めて色々な面白いプランが出てくるといいですね。