荷物の発送・受取のトラブルは人を介さない事で一部は解消できるものか

先日、郵便局のゆうパックを載せたトラックが火災を起越したということがニュースになっていました。現状で私はその実際の原因を知るところではないので、そのニュースに対してはちょっとベクトルの違った方向へ話が進んでしまうかも知れませんが、これから書くことはあくまで一般論としてお読み下さい。

もし、今回の荷物破損の原因がトラック自体の物理的な故障でないとすると、荷物の中に発火する危険性のある物が紛れ込んできた可能性も考えられます。最近では飛行機に搭載できない荷物というものもあるそうなのですが、トラックで運ぶ時にも荷物の中味は何かを申告してもらってから引き受けているので、今回のような事故が起きたということになると、一部の配送業者では発送時に細かく内容物を申告し、伝票に具体的な品物の名前を記入するような形でお願いされることが増えるのではないかと思います。

ただ、それは今回のような事故を起こさないためには大切なことではあるのですが、そうした対応は普通人と人が直接話して行なうことが多いと思いますので、そのやり取りの結果によってはトラブルになり得るわけです。私自身、荷物などを出す時や、営業所に荷物を受け取りに行く時、一部の方が窓口の人とトラブルを起こして何とも言えない状況になっているところに遭遇することがかつてありました。特に平日ではなく休日の窓口というのは特に郵便局では多くの人たち(全てが荷物を出す人ではなく、郵便物を出したり受け取ったりする人も交じるのでかなり人が集まることもあるのです)が待っている中、大声を出して他の人の事などお構いなしに自分の主張だけを通そうとする方を見ると、待っている方としては本当にどうにかしてくれと思ったりします。

最近では配達について「置き配」という人と人が会わない方法での配達の新しい形も出てきましたが、これにも置き引きされる危険がありますので、今後は何とか無人でも安全に荷物を出せたり受け取ったりできるサービスが充実して欲しいと思います。

昨日、Amazon通販で購入した荷物を受け取ってきたのですが、その際はあえて自宅でもコンビニでもなく、Amazonが独自に設置したロッカーまで出掛けて受け取ってきました。このロッカーはかなりの頻度で使っているのですが、昨日はちょっとした発見があったので、その内容について皆さんにも紹介します。

Amazonのロッカーはメールで配達通知が来たら、ロッカーまで出掛け、メールにあるバーコードを読み込ますか、荷物の番号をタッチパネルから入力すると自動でロッカーのドアが開いて荷物を受け取れるのですが、昨日は手続きが完了したもののロッカーの開く気配がなかったので、ロッカーの故障を疑ったのですが、タッチパネルに出たメッセージを見て納得しました。

というのも、私の荷物はタッチパネルのある正面のボックスのどこかに入っているようで、そのまま開いてしまうと、その高さによっては自分のオデコや腰・足などを直撃してしまう可能性もあったので、恐らくロッカーの前にはセンサーが付いているようで、私自身がロッカーから少し下がったので自動的に自分の荷物が入ったドアが開き、無事に受け取れたというわけです。

こうした事は、細かいことですがロッカーのドアが体にぶつかってトラブルにならないように考えられていて、ロッカーを利用する私たちにとっても、こうした事前のメッセージを受け取ることによって安全に受け取れるという事になっているのですね。同じ事を人間に言われた場合、その人間のキャラクターによっては気分を害することもあるかも知れませんが、機械に怒りを爆発させる人もいないでしょうし、その様子が録画されていて受け取る人の方が良くない行動をしていることがわかれば、車のドライブレコーダーと同じでそこまでのクレームを出すことはできないでしょう。

まだ荷物を出す時には人とのやり取りが必要になると思いますが、今後は機械に乗せるだけで荷物の寸法や重さをチェックし、規定外の大きさ・重さを機械がはねることができれば(支払いも現金だけでなくQRコードやおサイフケータイでできればなお使いやすい)、人対人でのトラブルも少なくなるでしょうし、送り状もタッチパネルで操作するようにすれば、より送り主の責任は明確になり、虚偽の申告をした場合の対応もしやすいように思います。

こういう事を主張すると、特に昔から郵便局は人と人とのつながりを重視して接客をしていたのにと思う方もあるでしょう。ただ、これは配送のことだけに限らず、きちんとするべきところをなあなあにしてしまうことで、大きな事故に繋がり、別の規則を守っている方との差が出てしまうと、コンプライアンス的にも問題になってくる時代になっているわけで、人と人との間でうまく行かない事については、今後は機械に代行してもらうような事も必要ではないかと思うことがあります。

家で荷物を待っていれば今回のような事を感じることはありませんでしたし、受け取りに行く途中で、次回寄ってみたい新しいお店を見付けたりもできましたので、私自身はこうした人を介さない手続きというのもうまく混ぜながら生活を送った方が日常生活にストレスをためなくても済むのではないかと思うところもあります。今後、配送業者は人手不足で今以上の窓口サービスの拡充は難しいと思うので、こうしたやり方でトラブルなく配送されることが当り前になってくれた方が個人的には嬉しいのですが。


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