車中泊・車関連コラム」カテゴリーアーカイブ

車の色にまつわる経済学

ちょっと前の話ですが、いつも車検でお世話になっている修理屋さんへ行ってタイヤの空気を入れてもらったかわりにと買い物を頼まれました。別のお客さんの車の車検を通すのに預かった車にちょっとボディの傷みがある事を気にして、安く補修するために、市販のカーペイントを使おうということで、カー用品屋さんに置いてあるスプレー式のカラーナンバーの色が入った缶を買ってきてくれと頼まれたのです。

ご存じない方のために車の色を示す「カラーナンバー」について少々説明しますと、多くの車では車体自体に刻まれた車台番号とは別に車台番号の記載のあるプレートが付いています。多くはボンネットを開けるとあるのですが、そこに書いてあるのがその車の色を示すカラーナンバーなのです。

ペイント色はカラーナンバーによって示されるので、カー用品店へ行き自動車メーカー別に分けられているコーナーへ行くと、ほんのわずかな傷を直接塗ることで補修できるタッチアップ型のものと、スプレー缶タイプのものが並んでいるはずです。

とりあえずは車のカラーナンバーをメモ用紙に控えていったので、その番号に合う製品があるかを探すのですが、残念ながら既成品として店頭に並んでいるものの中には目的の色はありませんでした。ちなみに、この時点で見付かれば、スプレー缶タイプで1,200円前後で手に入ります。

ただ、皆さんもおわかりと思いますが、世の中に車の色というのはごまんとあるので、店頭にあるもの以外使えないのでは困ります。そこで、大きなカー用品店では「調色」というサービスを行なっています。

色というのは様々な色を混ぜる事で作り出すことができるため、日本のカーペイントを取り扱っているメーカー「ホルツ」や「ソフト99」の代理店では店頭にない色でもその配合がわかれば作ってもらえます。一本作るのに30分以上時間がかかり、値段も既成品の倍ほどかかるものの、一般の人でも簡単に車の塗料が手に入るという事は有難いことです。

今回のようにお使いを頼まれる事はそうそうあるわけではありませんが、自分の車の補修を安くやってもらった時にこの話を聞いていて、実際に自分の車の色を作ってもらったことがあったので、店頭に色がないことがわかるとすぐにカウンターに行き、調色できるかどうかカラーナンバーを示して調べてもらいます。最初に訪れたのが「ホルツ」を扱うオートバックスだったのですが、残念ながらここでは資料がないということで、作ってもらうことはできませんでした。

しかし、ここでへこたれてはいられません(^^;)。近所にはもう一つのカー用品店であるイエローハットがあり、そちらではオートバックスとは違う「ソフト99」の調色ができるのです。この辺になると自分の仕事はどうするんだと言われそうですが、なかなか外をウロウロすることもないので、頼まれ仕事と言えどもきちんとやりたいのです。

イエローハットに着いて改めて調色をお願いしたら、何とここでも調色が不可能だとのこと。どんな復雑な色かと思われる方もいるかも知れませんが、色自体はよく見るパール(白色系)で、車も今の型のスズキ・スイフトなので調色できないことが信じられませんでした。

たまたまイエローハットのそばにスズキのディーラーがあったので聞いてみたところ、そのカラーナンバーではタッチアップの小さいものはカー用品店で出ているのと同じ価格で用意できるものの、スプレー缶での提供は元々していないという衝撃の答えをいただきました(^^;)。

ちなみに、今回血眼になって探しまくったあげく入手不可能だとわかったカラーナンバーはスズキの【ZMT】というカラーナンバーのものです。私自身の車の話でないので他人事というところはあるのですが、この車をきちんと塗装するには専門の工場に出さなければならないわけで、ちょっとした色の違いだけでもその補修費は相当に変わってくることもあるということを実証することになってしまいました。

最近の新車を売るためのテレビコマーシャルで、車のセールスポイントとして実にバラエティに富んだ色の中から選べるというのがあって、人の乗っていない色の車に乗るということはそれだけで嬉しいということはあるかも知れませんが、事故やいたずらで補修する必要に迫られた時に、自力で何とか安く補修できる車の色もあれば、専門業者に任せないと自力ではどうにもならない色もあるということもあるということを考えた上で色を選んだ方がいい場合もあるのではないかとしみじみ思えました。

ちなみに、どうしても見付からなかったと修理屋さんのところに行ったら、じゃあ適当に前使って余った同じような色を合わせてやるよと、いともあっけらかんと言われてしまいました(^^;)。こういう職人さんというのは今の世の中ではそれなりに貴重だと思いますが、ディーラーさんからしたらそんなことをされては困る存在なのかも知れません。

真夏の車中泊の対策は多くない

季節は春から初夏へと変わっていく中、車中泊をするにはいい季節になってきました。車の中で夜から明け方まで過ごす中で、それほど着込んだり寝具を沢山使わなくても済むので、気軽に車中泊できるようになります。しかし、そうした時期も梅雨の終わりとともに変わってきます。

日本では四季があり、それぞれの季節によって車中泊のために用意するものも違ってきますが、個人的に一番厳しい季節だと思うのが夏です。寒い中での車中泊は冬山で使われるシュラフや湯たんぽを使ったりすることで、少なくとも地面から直接冷気を感じず風も通らない車の中でなら何とか車内で一夜を過ごすことは可能ですが、暑さというのは裸になって窓を全開にしたところでたかが知れていますし、雨や虫の侵入があった場合の対策が必要になります。

夏の車中泊をしている方の中には窓を全開にして網戸をはめ込んでいるような方もいるようですが、そこまでの準備をしても風がない熱帯夜の車中泊はきついと思います。
旅の中の車中泊という事なら、対策としてあるのが、可能な限り標高を上げることによって快適な気温に感じろところまで移動するか、電池式やモバイルバッテリーを使った扇風機を掛けながら寝ることですが、明け方になって急に寒くなると暑さ対策があだとなって体調を崩すこともあり得ます。また、暑さの感じ方は人によってまちまちで、自分は我慢できる暑さでも子供にとっては扇風機を付けても我慢できない暑さだったりすることもあり、とにかく夏の車中泊というのは鬼門であると言えるでしょう。

そのためということもあり、私は車に網戸を付ける変わりに、乾電池式の大きな扇風機を用意して回しながら寝たり、それでも我慢できない場合に備えて風が通るメッシュの付いたテントを用意していますが、そうなるともはや車中泊ではなくキャンプになってしまいます(^^;)。それくらい夏の車中泊は大変だということです。

この文章を書いている現在、熊本地方を震源とする地震活動は未だ収まらず、避難所にも新しく用意された住居にも入れない人が車中泊というよりも車上生活を続けているという現実があります。今後、日々の気温が上がり車中泊の環境が夏の車中泊に近づいていくにつれ、状況はさらに過酷になることが心配されます。

車中泊についての知識がない方は、エンジンを付けてエアコンを使えばいいではないかと簡単に考えるかも知れませんが、アイドリングを続ける多くの車があれば駐車場所付近の環境は悪くなるだけではなく車自体の問題も起こってきます。ガソリンを補給し、常に夜にアイドリングをしながらエアコンを使っていると車の発電機で作った電気以上にエアコンが電気を消費するため車のバッテリーがなくなってエンジンがかからなくなります。

そうした車が多く出た場合、必然的にエアコンが使えなくなりますから車中泊で過ごす環境はさらに悪くなり、今の春先と比べるとかなりのストレスが車中泊をしている人たちの間に溜まってくるのではないでしょうか。

今回の地震は真夏には起こらなかったのでこうした問題は表立っては起こっているようには感じませんが、今後の状況によってはその日の天候次第ですぐにこうした問題が起こってくる可能性はあります。それでもなお車の中に人々が留まった場合、精神的にもかなりタフな状況になる事が予想されます。

避難する中での車中泊は標高を上げることもできませんし、車に網戸を付けることもできません。また、全ての車に電池で動く扇風機を設置することもできないでしょう。となると、やはり取るべき方法は車中泊をしている人をテントに誘動することではないかと思うのです。ただ、そのためには全国の自治体が真夏に大きな災害が起こったことを前提にした準備が必要になると思います。

扇風機の用意は無理としても過去のイベントなどで余った団扇を非常用としてストックしておいたり、車の窓を全開にしても虫が入って来ないように、軽自動車くらいの小さな車なら車の上からすっぽりかけられるくらいの目の細かいゴミ集積所用のネットを余分に用意しておくとか、今からでもできることはあると思います。本当は風を通せるテントがあれば一番いいのですが、それには、今まで起こったことのない想定外の季節に大きな災害が起こったらどうなるのかということを常に考えていないといけません。

今後の事を考えた時に、支援物資としておでこに付ける冷却シートや水の蒸発する気化熱を利用して体を冷やす製品、氷をクーラーボックスで保持できるようなら体に当てることで冷やせる氷のうがあれば、多少は寝苦しさを軽減できるでしょう。そういう意味ではこれからの避難生活を乗り切るためにはクーラーボックスの用意が必要になってくる場面が出てくるかも知れません。心配な方はエアコンがない夜を過ごすことを考えて、非常用持出袋の中に入れる物について、改めて考えてみることが大事だと思います。

軽自動車のメーカーはユーザーのニーズを把握しているか?

三菱自動車と、同社が生産した軽自動車を販売している日産から出ている車にカタログにおける燃費表示を偽装したものがあることがわかり、大きな問題になりつつあります。現在の日本の車の中で一番の売れ筋が軽自動車で、さらに最近は様々な装備が付いて高額化している関係でどのメーカーも力を入れて新型車を開発している中での不祥事発覚でした。

ただ、今回のことで三菱自動車だけが悪いとして矛を収めてしまうと、この問題の根元にあるもう一つの問題を見のがしてしまうことになりかねません。なぜメーカーがそこまで細かな燃費にこだわるのでしょうか。知っている方はよく知っていると思いますが、車に関する様々な税金がカタログで紹介される燃費性能によって減免できるかどうか決まり、もしわずかの差で他社と同レベルまで減免できなくなったら、他の性能がどれだけ素晴しくても、ユーザーは税金の安い方になびくことになります。そのため、三菱を含めて他のメーカーも細かい数字に気を使って他のメーカーより数値を出すことへのプレッシャーを感じながら開発をしているのではないかと思われます。

さらにおかしいと思うのは、カタログに記載されている燃費というのは実際の走行で叩き出す燃費性能とは別だということです。その結果、ユーザーの想いとは裏腹に、役所に届けて新しい車が減免できるラインをいかにクリアした車を作るかがメーカーにとっての至上命題になるという、ユーザー目線から考えるとおかしな状況になっているように思えるのです。

そして旧ブログでも何回も指摘させていただいた事ですが、基本的には車は軽ければ軽いほど燃費が良くなりますから、以前から積載されていてもそのほとんどが使われないままで廃棄されるケースがあるということで、以前の車では必ず用意されていたスペアタイヤを省略したり、ガソリンタンクの容量を少なくすることで車重を軽くして燃費をかせいだり、エンジンに負荷を与えることはわかっていても、できるだけ走行中にアイドリングしてガソリンを消費させないためのアイドリングストップ機能を取り付けたりしています。

別にアイドリングストップ用のバッテリーを載せたり、さらにエンジンの入切を繰り返すため、その分のメンテナンス代がかかっても仕方がないというスタンスでメーカーはカタログ上の燃費にこだわってきたのではないかとすら私には思えます。

ただ、メーカーだけが悪いというのではないような気もします。できるだけ税金の安い車を作るということもユーザーから求められていることでもあり、実際に売上に直結するわけですから、政府が減税のためのガイドラインを出しているならば、様々な技術をつぎ込んでそのラインをクリアするというのは企業としては当然のことです。ただ、そうしたカタログ上の燃費が日常の走行で出るかというとそれはまた別問題で、カタログ上の燃費がいいからユーザーの満足度につながっているかということは改めて考える余地が出てくるでしょう。

ちなみに、私が現在乗っている平成18年式のFit1300ccは、本当に市内の短い距離だけしか走らないと燃費は10km/lを超える程度ですが、少し郊外を往復するだけで15km/lくらいは走るようになります。また、遠距離で高速道路を制限速度で止まらずに走っていれば、そこで初めてカタログ値にある22kmくらいは出てきます。

さらに時を遡って私の過去の車の中で最高の燃費を叩きだした車を紹介すると、当時舘ひろしさんがコマーシャルをやつていた初代のスズキ・カルタス5速マニュアル1000ccで、夜中の国道4号線を延々と制限速度で止まることも少なく走り続けた時に、ガソリン給油時の実測値で約28km/l出ました。およそ30年前の車でも今と変わらぬというか、今の車よりもしかしたらいいかも知れない燃費を叩き出していたのですからすごいものです。

当時は同じ1000ccでダイハツがシャレードのディーゼルターボを出していましたが、この車なら同じ条件で30km/lを超えたのではないかと思われます。当時はまだクリーンディーゼルという車はありませんでしたからその車を今も乗り続けていたら大気汚染という別の問題が出てきてしまいますが、今年からの自動車税について、13年以上経過で新車と比べると高い自動車税を取られる車の中にも(ディーゼル車は11年)、今回の燃費偽装で減免を勝ち取ったかも知れない三菱の軽自動車より燃費が良い車もあるかも知れません。

個人的に思うのは、今回の燃費偽装問題でメーカーを叩くのは当然としても、偽装問題の裏にある税金の減免について、古い車だからと一律に前年よりも課税額を増やすということは、本当に環境にいい車として残っている古き良き車を排除することになってしまい、エコという観点からするとこれでいいのかと思えてしまうことです。昔のままの税制だったら古くても燃費の良い車なら乗り続ける人も多かったでしょうし、三菱自動車がここまでして燃費偽装をしたかどうかもわかりません。

三菱自動車の燃費偽装は、軽自動車という日本だけの特殊な市場の中で利益を挙げようとしたひずみがもろに出た形になったものだとも思っています。今後、燃費至上主義ではなく、それこそ家族4人でも手足を伸ばしていざという時には避難生活にも使えるコンパクトな車が出てきたら、多少燃費性能が悪くても購入したいと思う人は結構出てくるのではないでしょうか。

各種付帯ロードサービスについて気を付けたいこと

 私は車のロードサービスの最大手、JAFに入っているのですが、今月来た月刊誌JAF Mateに、改めて自分達のサービスの優位性を押し出すような記事を見付けました。というのも、昔は車を買うディーラーでまずJAFへの加入を勧められ、年間四千円の会費を払って全く利用しないことにもったいないと思った人が多かったのか、今では様々な同様のサービスを行なう業者が増えたことで、JAFもそうのんびり構えてばかりもいられないといったところでしょうか。

ロードサービスとしては、クレジットカードに付帯されるものもありますが、一般的なのが自動車保険に加入すると付いてくるものでしょう。最近では保険料を追加することによって事故でない故障であってもレンタカーを出してくれるサービスまで展開しているところもあります。しかも料金は保険料を払えば実質の負担はないわけですから、JAFをやめて自動車保険付帯のロードサービス一本で行くという方も少なくないかも知れません。

ただ、JAF Mateをお読みの方はおわかりかと思いますが、あくまで自動車保険に付けるロードサービスということで思いもよらない限界もあることを把握しておくべきでしょう。

実際、車の救援のためにロードサービスを呼ぶ場合というのはそのほとんどが事故や故障である事は確かですが、そうでない場合も存在します。それは、車が雪や砂、ぬかるみにはまってしまってタイヤが空転し、動けなくなった場合なのです。

保険会社はロードサービスを本業にしているのではなく、あくまで本業である保険に付随したサービスとして提供しています。従って保険会社が提供するサービスというのは車が事故で壊れたり、車が故障して動かなくなった時に限定されます。ですから、先に挙げたタイヤが空転して動けないというのは事故でも故障でもないため、自動車保険に付けられるロードサービスでは出動して助けてもらえないということになるわけです。

ですから、そういったトラブルまで心配する場合には保険会社のロードサービスに加えて、何かしらの一般のロードサービスにも入っておいた方がいいということになります。いつでも回りに人がいて助けてくれるというわけではない以上、車で遠くに出掛けるにあたってはこうした準備も怠りなく行なうことが、旅先でのトラブルが起こっても何とか回避できるようになるのです。

私がJAFに入っているのは、最近になって四輪だけでなくバイクの救援もサービスし出したことと、自動車保険のロードサービスとの合わせ技で、更なるサービスを引き出せるからです。この話は以前このブログに書いたことがありましたが、大手の自動車保険会社なら、先にJAFに連絡することで、今回書いた事だけでなく、自動車保険のロードサービスだけでは足りないところをJAFのサービスでカバーするような特典が用意されています。詳しくは契約している保険会社に問い合わせてみてください。

高速道路にあるウェルカムゲート・ぷらっとパーク

連休ともなると、行楽地へ続く道路や高速道路が渋滞するのはいつものことですが、最近では高速道路を走行するのではなく、サービスエリアを目的地として出掛ける方もいるようで、混雑に拍車をかけているような感じもします。こうした傾向は高速道路を使わざるを得ない方にとっては迷惑この上ないと感じる方もいるかも知れませんが、逆に高速道路を降りないで人だけは高速道路外に出られたり、外からやってきた人とサービスエリア内で会ったりピックアップすることができる出入口が意外と沢山のサービスエリア・パーキングエリアにあることは意外と知られていないかも知れません。日本の高速道路会社の中で、東日本高速道路会社だけはその明細を公表していませんが、中日本と西日本の高速道路会社では呼び名は違いますが、以下のリンクでその場所と開放時間を公表しています。

(西日本高速道路 ウェルカムゲート一覧)
https://w-holdings.co.jp/service/welcome.html
(中日本高速道路 ぷらっとパーク一覧)
https://sapa.c-nexco.co.jp/guide/platpark

上のリンクを見ていただけばおわかりの通り、一般道から高速道路内に入る場合、ネックとなるのは駐車スペースの問題でしょう。今回はそうした施設の中で自宅から原付で行ける距離にある東名高速道路・日本平パーキングエリア(上り)を紹介しましょう。

写真のように高速道路にへばりつくように5台分の駐車スペースが確保されています。ちなみに、写真の中の一番左にあるスペースは業務用の搬入などにあたって使うためのもので、今回はたまたまスペースが空いていましたが、埋まっている時は素直に諦めるか時間をおいて来てみるなどの対応が必要です。駐車スペース周辺の注意書きとして、中に用事がないのにこの場所に駐車してしまうというのは明確なルール違反ですのでご注意を。

今回は車の駐車に邪魔にならない場所に原付を置き、中へと入っていきます。写真のように人しか通れないようになっていますが、自転車の通行は禁じられているようです。というのも、ここから自転車を入れ、高速道路を走るような事を考える人がいたからなのかも知れません。確か漫画の世界では自転車で高速道路に乗ったというのがあったような気がしましたが(^^;)、実際にそんなことをしてはもちろんだめです。

高速道路の休憩場所の特徴として、まずはトイレの設備が充実していることがあります。最近では道の駅がこれだけ充実していると、あまりこうした設備についての優位性はないかも知れませんが、逆に道の駅以外で24時間使えるトイレがある場所というのは限られてきます。コンビニのトイレというのが常套手段ではありますが、一般道を走っていてもしそれが高速道路との併走区間であった場合は、念のためこうした施設の位置だけでもチェックしておけば安心感は増すでしょう。

サービスエリア・パーキングエリア内のレストランや売店というのはどれくらい一般道でどの種のお店にも入れるという状況からするとあまり意味がないようにも感じますが、この日本平のサービスエリアの場合、写真のようにランチタイム周辺に格安な値段で食事やコーヒーが楽しめることを示す看板を外部からの入口に設置していて、外からの集客も多少は意識しているような感じもします。皆さんの近所で中に入ることができるサービスエリアがあったら、実際に中に入ってみてはいかがでしょうか。

東日本の場合は上記の理由で事前にどこから人の出入りができるのかわからないのですが、関東から西の方面に向かう際には、こうした出入口のあるスポットを利用すると、自分の行く先々で土地の知り合いと示し合わせて会うことも可能です。ネットを使ったコミュニケーションが発達している今、自分の通過する場所と時間をメールなどでやりとりしておけば、高速道路を降りることなく迎撃形式のオフラインミーティングができます。目的地がはっきりしている旅の場合、なかなか途中のインターで降りてというところまですると時間の限られた旅の場合は難しくそのまま通過してしまうことも多いと思いますが、この仕組みを使えば、タイムロスの影響は食事時間くらいで収まりますので気楽に連絡して都合を聞くこともできるでしょうし、駄目なら帰りにでもといったような対応もできます。まだこうしたシステムが多くの場所でできるということを知らない方も沢山いるとは思いますが、改めて上記リンクの内容を確認して、有効に使う術を研究するのもいいかも知れませんね。

燃費把握の必要性

まだまだ福島の原子力発電所の事故は終わっていませんし、そんな中、まだ起こってもいない事故の話をするという事は、どうかとも思うのですが、あえてこの話から書かせていただきます。

私の住む静岡市周辺は。中部電力の浜岡原子力発電所からおよそ30kmの位置に存在します。つまり、福島の事故であったように風の方向などにより、状況によっては緊急避難を強いられる可能性もないとは言えません。今後の東京電力が避難民に対してどれくらいの賠償をするのかというのは、直接被害を受けている方々だけの問題ではありません。もし今、東海地震が起こり福島と同じような規模で発電所の事故が起こってしまったら、島田市・焼津市・藤枝市のほとんどが対象になり、風向きによっては静岡市や浜松市あたりでも同様の避難指示が出、個人や企業への賠償を中部電力および政府はやらなくてはならなくなります。その際、賠償額は一体いくらになるのかわかりませんが、恐らく今回よりも大きな影響を受けるであろう事が予想されます。

恐らく、たて続けにそんな災害が起きてしまったら、とても政府や電力会社には賠償金を払い続ける体力はなくなり、被害者の多くは泣き寝入りせざるを得なくなる最悪の想定も成り立つわけですが、それでも今と同様に原子力発電による電力供給を継続するのかどうか。これは一地域だけの問題ではなく、原子力発電所の近くに住まれている方々にとっても同じ心配が出てきます。私たちは今後の政治的な判断を注視しつつ、いざという時の危機管理についても考えなければならないと思います。

賠償云々は後からでもいいとして、実際に事故が起きてしまったら放射能の影響のない場所まで逃げる必要があります。家族全員が無事に会えたとして、ばらばらになるのは避けたいところですから、移動手段はやはり車ということになっていくのだろうと思います。

逃げる場所がどこかという問題は当然ありますが、それ以前にどこの道なら通れるのかという情報がどこまでわかっているかという事は大変重要です。もし東海地震が起こり、国道一号線と東名高速道路の併走する区間がダメになったとしたら、これはもう車で逃げる事は不可能です。それ以前にあらゆる物の輸送がだめになるわけで、関東や東北方面への関西からの道は日本海経由と中央道しかなくなってしまいます。今は第二東名も工事を行なっているようですが、せめて迂回路がない部分だけでも今の高速道路とつなげておかないと、これを書いている今でも想像できないような大きな問題が生じるかもしれません。

何とか通れる道があり、そこから避難できるようになったとしても、果たしてその時、車にガソリンが入っているのかどうかはわかりません。ここまで読まれた方は、ぎりぎりまでスタンドに行かないような給油の仕方ではなく、常に少量ずつ継ぎ足すことで満タン状態をキープするような乗り方の方がいいように思います。旅行の際も同じです。手間はかかりますが、市街地から出るような場合は、まだ十分だと思っていても満タンにしておく事が何よりも安心です。そして、非常時の避難の際は、ゴールデンウィーク期間以上の渋滞を覚悟しなければなりません。

ここでもう一つの問題があります。皆さんの中の多くの方はご自身の車の実走燃費を大体把握しているかとは思いますが、渋滞時にはどの程度なのか把握している方は少ないでしょう。私のワゴンRの場合は、あとどのくらい走れるのかトリップメーターを切り替えると概算ですが表示するようになっています。そういった機能がない車に乗られている方は、今後そうした渋滞に巻き込まれた時には給油量と走行距離のデータを取っておくことは大切です。残りの燃料でどのくらい走れるのかを考えながら日々の車の運転をする事で、いざという時の避難経路や避難場所の選定に役立ちます。まだまだ全国的に地震への警戒が必要な状況は続くと思いますので、日頃の運転にも十分注意しましょう。

車の中で暖かく過ごすために

今車中泊という言葉が主も身近に感じられているのは、様々な理由で避難所や自宅で生活できず、車の中で過ごさざるを得ない方々だろうと思います。車というのは基本的に鉄の塊であるため、夏は暑く冬は寒いのはどうしようもありません。そんな中、何とかして車内であたたかく過ごすための方法について考えてみることにします。なお、私自身が被災地から離れた場所でこの文章を書いているということで、もし現地での実情と合わないような内容があるかも知れません。その際はどうかご容赦下さい。

普通のお宅では室内での熱を逃がさないため、断熱材を使っているのですが、車にはそうした装備はないのが普通です。冬の車中泊をする人たちはどうやって対応しているかというと、登山用に作られた氷点下にも耐える寝袋で対応している方が多いだろうと思います。毛布や布団を重ねることで同様の効果を得られるわけですが、毛布自体の数が足りない中、十分な寝具を確保できるかというと大いに難しいと言わざるを得ないのではないでしょうか。

もし回りに使っていないダンボールがあれば、断熱材のように窓や天井、底冷えする場合は自分の寝床にも、冷気が押しよせて来る所に固定すれば、多少ではありますが冷気の侵入を抑えることができます。ダンボールがなく新聞紙が使える状態であれば、自分の下着と上着の間に入れて防寒対策としましょう。特に寝床に敷くもので、発泡スチロールがあればベストです。ある程度発泡スチロールがあれば、くりぬいてスリッパのようにすることで足先の寒さが和らぎます。くれぐれも車内で火やガスなどを使った暖房器具の利用は避けて下さい。最悪の場合、一酸化炭素中毒を起こし危険です。

新聞紙であればなおいいですが、大きいサイズの書類や紙袋のようなものがあれば、こんな事はどうでしょう。周辺でたき火などをしている人がいたら、片手で持てるくらいの石を中に入れさせてもらいます。あまり長時間入れておくと、どんどん高温になってしまうので適当な頃合いを見て外に出します。その石を新聞紙や紙袋で包み、短時間持続のカイロの代わりとして使うのです。冷え切った手や足の先だけでも焼き石カイロで温められれば、あとは寝具や家族同士で抱き合ってその上から毛布を掛ければいくらかは寒さ対策になるだろうと思います。

飲み水でなくとも、近くで水が手に入り、たき火でお湯が沸かせるなら、蓋の閉まる耐熱性の容器を探し、湯たんぽを作りましょう。ホットドリンク用のペットボトルでも、多少お湯を冷ましてから使えば、同様に利用可能でしょう。身体の具合が悪くて外へ出られない場合は安静にしていただきたいですが、ある程度身体を動かせる方が一日中車の外へ出ないと精神的にも負担がかかってくると思いますので、何か外にあるもので使えるものがないか、健康状態が許せば出歩いてみるということも大事な事ではないかと思います。

以上、さしあたっての防寒対策について書かせていただきました。車の中や大勢の方々と一緒の避難所での生活には大変な困難があると思いますが、今後も真剣に考えていこうと思っております。

ガソリンの値上がりに思う

先週あたりからこちらの方でもレギュラーガソリンの価格が1リットル当たり5円ほど上がりました。まあ、ひどい時には1リットル160円超の時も経験しているので、まだまだ上がるのかなとも思いますが、直接懐に響いてくるとつい、ガソリンや軽油に関する理不尽な税金について考えざるを得ません。

これはいろいろなところで言われたり書かれたりしたことがほとんどなので簡単に説明すると、レギュラーガソリン1リットルの値段が154円の場合、かかるガソリン税(揮発油税+地方道路税)は53.8円で、そのうち存在意義自体に疑問が上がっている暫定税率分はそのまま残っていて、それが53.8円の中でいうと25.1円あります。それに石油税が2.04円かかります。さらにおかしいのは、ガソリンそのものの値段に今紹介した税金を含めた金額に消費税が付くのです。この場合、ガソリンそのものの価格は90.83円に過ぎず、消費税額が7.33円となり、合計で154円となるのです。そう考えると、いかにガソリンスタンドの方々の利益を出すための仕事が大変か改めてわかるような気がします。

ちなみに、昨年私が九州まで往復した際のガソリン代は、大体21,000円ほどでした。安いと言えば安いかも知れませんが、この中の税金は9千円弱もあります。自動車にはその他にも取得税や自動車税、重量税などのさまざまな税金があり、今後さらなる税負担が来るのではないかと言われています。あまりそうした負担が高くなってしまうと、遠出すること自体萎えてしまうかも知れませんが、税金の使い道がちゃんとわかっていて、ドライバーのために使われていることをはっきり示してくれるならば、それはそれで仕方のない事かなとも思いますが、残念ながら今の状況はとてもそんな風には思えないのですね。

そうした中、一部の人たちには死活問題でもある燃料価格の上昇について、何らかの対策を講じないとまずい状況がすでに出ています。テレビのドキュメンタリー番組で重油と灯油を混ぜた税金逃れの不正軽油を合成している人たちに直接取材したVTRを見る機会がありました。それは、ガソリンや軽油の価格が上昇することによって自分たちの経営が立ち行かなくなることの裏返しであり、一方的に当時者を追い詰めるだけの様子を映しているだけで問題は解決するのかという疑問が起きたレポートでありました。

何にしても、車に関するさまざまな事柄というのは、政治的に決着がつかないと個人のレベルではどうにもならないことが多すぎるのが問題であるとも言えます。こんな不安定な状況がさらに続いていくと、これから車を購入するであろう若い世代の中で、あえて車の免許すら取らないといった流れにさらに拍車がかかるだけのような気がするのですが。このままでは、これから車にETCを付けた方がいいのか悪いのかすら確実にアドバイスすることができないわけですし。車中泊の旅についても、ここしばらくは増加傾向が続くだろうとは思いますが、行政の判断によってはひどく不自由になってしまう可能性すらあります。明らかにマナーを逸脱するような旅先での行動は当然アウトでしょうが、つつましく出掛ける旅くらいは今後も自由にさせていただけるとありがたいですが。

「道路時刻表」の今

道路時刻表なるものを最初に発見したのは、旅の計画を立てるため近所の図書館に行った時でした。道路の時刻表というと、高速バスの時刻表のようなものを想像されるかも知れませんが、そうではありません。実測データに基づいた、全国の高速道路および一般国道の距離および所要時間が記載されたものです。もっとも、実測されたデータは、渋滞の影響のない時間で取られており、このデータ通りに進めるわけではありません。

ただ、高速道路のようにノンストップで走ることにより、だいたいの所要時間を類推できるところと違い、信号があることが前提で、だいたいの所要時間を把握できるというのはかなり便利な存在でした。単行本としてはすでに新たな発行をやめてしまい、現在では関東周辺のデータも検索できなくなっているようですが、周辺地域のデータはまだインターネット上に残っていますので、興味がある方は下のリンク(リンク先は四国地方整備局 道路部の提供しているものです)からご覧下さい。(2018.1.16現在、過去にリンクしたページは見られなくなっているので、今は検索できませんが、道路時刻表について紹介しているページへリンクを貼り直させていただきました)

http://www.qsr.mlit.go.jp/kyukan/roadtime/index.html

2008年からこの道路時刻表は絶版になっているとのことですが、やはりそれはカーナビの普及と関係している可能性が高そうです。私の使っているカーナビでもそうですが、目的地までの距離とスピードを計算し、到着予定時刻というのがカーナビではちゃんと出ます。以前のソフトでは誤差が目立ったものの、今使っている「みんなのナビ」あたりでもかなりシビアに時間が出てくるので、目的地にいる人と連絡を取る場合、その時間を言っておけばそれほど待たせることもありません。

ただ、実際の旅行をする前に机上で計画を立てる際、道路時刻表を使って、計画が無謀なものでないのか確認することができたりするので、少なくとも今あるデータがサーバーから消えることのないようにしてほしいなと思っています。また、時間ごとやゴールデンウィーク、正月など交通集中が予測されるような状況でデータ取りを行なって、その結果を公表したものがまとまっていればそれはそれで存在価値があるのではないかと思います。インターネットが使える方の場合はネット検索をしてしまえば済む話かも知れませんが、電車の時刻表も同じ理由でなくなったりしたら困るわけですし、今後の高速道路の料金体系がどうなるかによって所要時間もかなり変わってくる可能性があります。何やかんや言っても実測データに勝るものはありませんので、旅先でいつでも取り出せてだいたいの所要時間を計算できるよう、上のリンクをブックマークしておくことをおすすめします。

こんな車が欲しい

電気自動車普及に向けて、静岡県の浜松市でもスズキのスイフトをベースにした電気自動車が役所などで使われているようです。しかし、昨日のニュースで見た限りでは、コンセントから充電する場合、満充電での走行距離15キロというのにはがっくりきました(^^;)。まだまだ電気自動車が一般化するのには時間がかかるようですね。

電気自動車ではないものの、多くの車中泊を楽しんでいる方々の潜在的なニーズとして、高容量のセカンドバッテリーを搭載し、停車中でも家電製品の使用が可能なものというのがあると思います。キャンピング用に作られたものは別にして、一般車でそのような電源周りの整備がされた車というのはなかったように思います。そこで、車の中で家電を使いたい人たちはセカンドバッテリーとともに走行中に充電できるシステムを自作ないしは専門ショップに頼んで付けてもらっているというのが現状でしょう。しかし、今だからこそセカンドバッテリーを純正で装備し、バッテリーが邪魔にならず収納も多くできる車の出現が待たれているとも言えると思います。

バッテリーで走るものとして今完全に普及しているものに電動アシスト自転車があります。さらに、最近になって原付免許で乗れる電動バイクが一般化しつつあります。今は出ていませんが、ハンドルをたたんで車に積載させやすいようにした電動バイクのモデルもありました。ガソリンを燃料に使うバイクと違い、ひっくり返して置いても燃料漏れの心配もなく、走行に影響を与えないのが電池式のいいところで、車載して持ち運ぶことを前提として作られた電動アシスト自転車や電動バイクがあってもいいように思います。

例えるならば、ホンダ・シティーに積み込むことを前提に使られたモトコンポのような電動バイクが出て、車の走行中にセカンドバッテリーを通してバイクのバッテリーに充電できるような車とのセットが出れば、車中泊のために車を購入する方にとっても、バイクを載せない代わりに家電製品を積んで行くというパターンも選べることで、旅の目的によって車の中のレイアウトもがらっと変えることができそうです。もちろん、電動バイクに乗り換えて自由に移動可能な旅というのも考えただけでわくわくします。

日本のメーカーから新年にあわせて多くのモデルチェンジ車が出てはいるものの、買ってそのままでもそこそこ遊べるようなコンセプトの車は思いのほか出てきません。フラットな空間を作ることができるというのは当たり前として、エンジンの熱を利用してお湯を得られるような車など安全性がクリアになるのなら、出てくればそれだけのために購入を検討する人たちも多いのではないかと思います。単なる走行性能や低燃費というところだけではなく、車があれば旅行でもこれだけの事ができるという提案をメーカーには期待したいところであります。