連休ともなると、行楽地へ続く道路や高速道路が渋滞するのはいつものことですが、最近では高速道路を走行するのではなく、サービスエリアを目的地として出掛ける方もいるようで、混雑に拍車をかけているような感じもします。こうした傾向は高速道路を使わざるを得ない方にとっては迷惑この上ないと感じる方もいるかも知れませんが、逆に高速道路を降りないで人だけは高速道路外に出られたり、外からやってきた人とサービスエリア内で会ったりピックアップすることができる出入口が意外と沢山のサービスエリア・パーキングエリアにあることは意外と知られていないかも知れません。日本の高速道路会社の中で、東日本高速道路会社だけはその明細を公表していませんが、中日本と西日本の高速道路会社では呼び名は違いますが、以下のリンクでその場所と開放時間を公表しています。
(西日本高速道路 ウェルカムゲート一覧)
https://w-holdings.co.jp/service/welcome.html
(中日本高速道路 ぷらっとパーク一覧)
https://sapa.c-nexco.co.jp/guide/platpark
上のリンクを見ていただけばおわかりの通り、一般道から高速道路内に入る場合、ネックとなるのは駐車スペースの問題でしょう。今回はそうした施設の中で自宅から原付で行ける距離にある東名高速道路・日本平パーキングエリア(上り)を紹介しましょう。
写真のように高速道路にへばりつくように5台分の駐車スペースが確保されています。ちなみに、写真の中の一番左にあるスペースは業務用の搬入などにあたって使うためのもので、今回はたまたまスペースが空いていましたが、埋まっている時は素直に諦めるか時間をおいて来てみるなどの対応が必要です。駐車スペース周辺の注意書きとして、中に用事がないのにこの場所に駐車してしまうというのは明確なルール違反ですのでご注意を。
今回は車の駐車に邪魔にならない場所に原付を置き、中へと入っていきます。写真のように人しか通れないようになっていますが、自転車の通行は禁じられているようです。というのも、ここから自転車を入れ、高速道路を走るような事を考える人がいたからなのかも知れません。確か漫画の世界では自転車で高速道路に乗ったというのがあったような気がしましたが(^^;)、実際にそんなことをしてはもちろんだめです。
高速道路の休憩場所の特徴として、まずはトイレの設備が充実していることがあります。最近では道の駅がこれだけ充実していると、あまりこうした設備についての優位性はないかも知れませんが、逆に道の駅以外で24時間使えるトイレがある場所というのは限られてきます。コンビニのトイレというのが常套手段ではありますが、一般道を走っていてもしそれが高速道路との併走区間であった場合は、念のためこうした施設の位置だけでもチェックしておけば安心感は増すでしょう。
サービスエリア・パーキングエリア内のレストランや売店というのはどれくらい一般道でどの種のお店にも入れるという状況からするとあまり意味がないようにも感じますが、この日本平のサービスエリアの場合、写真のようにランチタイム周辺に格安な値段で食事やコーヒーが楽しめることを示す看板を外部からの入口に設置していて、外からの集客も多少は意識しているような感じもします。皆さんの近所で中に入ることができるサービスエリアがあったら、実際に中に入ってみてはいかがでしょうか。
東日本の場合は上記の理由で事前にどこから人の出入りができるのかわからないのですが、関東から西の方面に向かう際には、こうした出入口のあるスポットを利用すると、自分の行く先々で土地の知り合いと示し合わせて会うことも可能です。ネットを使ったコミュニケーションが発達している今、自分の通過する場所と時間をメールなどでやりとりしておけば、高速道路を降りることなく迎撃形式のオフラインミーティングができます。目的地がはっきりしている旅の場合、なかなか途中のインターで降りてというところまですると時間の限られた旅の場合は難しくそのまま通過してしまうことも多いと思いますが、この仕組みを使えば、タイムロスの影響は食事時間くらいで収まりますので気楽に連絡して都合を聞くこともできるでしょうし、駄目なら帰りにでもといったような対応もできます。まだこうしたシステムが多くの場所でできるということを知らない方も沢山いるとは思いますが、改めて上記リンクの内容を確認して、有効に使う術を研究するのもいいかも知れませんね。
高速のSA、PA 一般道から 徒歩で 利用できるっていいですよね。(*^。^*)
待ち合わせかぁ。なるほどぉ。
双方から利用できるとこは、東北にもありますよ。秋田道の錦秋湖(きんしゅうこ)のように 温泉施設[E:spa]が利用できるのは車中泊に とっても 嬉しいです。
東日本の高速道路にも歩いて出入りできるところはあるようですね。ただ、それをまとめて公表してくれると嬉しいのですが。こういうところは分社化したことによって不便になった点だと思います。
温泉施設があるサービスエリアというのは、こちらの方だと信州諏訪湖SAあたりですが、外に出て探せるとなると一気に可能性が広がります。そういうことを調べるのも楽しいですね(^^)。
あまり大声で言うことではありませんが、緊急避難的な話として。
実はどこのSA・PAも、業者用の入り口と言うのは必ずありますので、そこから出入りするという手もあります(高校生のバイトなんて、高速入り口から入るのは無理ですからね)。
SA周辺の携帯電話アンテナの整備業務をしている関係で知っていますが、殆どのSAは警備員がいるわけでもなく、門や鍵のあるドアがあるわけでもなく。勿論、そこへ駐車するというのはもっての他ですし、家族連れだとあからさまに怪しいですが、トイレが無い、公衆電話がどうしても…、と言うのは、山の中を切り開いて開通している高速道路周辺では大変ありがたい存在でした。
コメントありがとうございました。緊急避難と文字で書くと軽く見られるかも知れませんが、今年の東日本大震災での大津波の映像を見てしまうとやはり非常の場合の動き方として仕方ない場合もあると思います。それこそ津波を振り切って逃げる場合には赤信号でいちいち止まっていてもしょうがありませんし(^^;)、普段は立ち入り禁止になっている場所でも、強引に入って避難するという方法も考えておいた方が自分の生命を守るためにも必要になる場合もあるでしょう。地震でなくても大雨で避難する際において、こうしたサービスエリアを有効活用する方法について考えておくのもいいかも知れませんね。
近所の住人にはとっても迷惑です。
コメントありがとうございました。
こちらの方にまでコメントを投稿していただけるというのは、よほど腹に据えかねる事情があるのではないかと個人的には同情いたしますが、ほとんど周辺に集落がない新東名のぷらっとパークのような場所もあり、全ての施設を同じように評価するのはちょっと無理があるのではないかと思います。
具体的にここでのコメントで場所を明らかにすると、書かれた方の自宅が周辺にあるとわかってしまいますのでこれ以上のコメントは結構ですが、もし本当に何とかしたいと思われるなら、ご近所の方々と共同で動かないとどうにもならないような気がします。その点についても、こちらからでは同情しかできないのが心苦しいです。