外でのスマホ利用が多い学生・社会人ほど大手キャリアへの依存から脱却すべきか

一昨日、一時的ではありますがauの回線に不具合が起き、au本体のサブブランドを含む回線および、MVNOの回線(au)が繋がりにくくなり、通話による緊急通報についてもうまく繋がらないような状況があったようです。

私自身、楽天回線がつながらない場合にはau回線を使う仕様になっていたり、au回線を借りて提供しているMVNO回線を使っているので、たまたまau回線を使おうとしていた時にトラブルに遭遇したら困ってしまったかも知れません。

ただ、今回のトラブルは全社の回線が不具合になったわけではないので、他回線のユーザーはそうした不具合自体あったことがわからないので、そういった面でのトラブルも起こっていたのではないかと思います。

これは私の考えですが、通学・通勤があり、常にスマホを外で触る時間のある学生こそ今回のauで起きた問題について真剣に考えなければと思います。現在、auを含み、UQモバイル、povo2.0のSIMでスマホを使っている人は、不具合が起きた時にたまたま電子決済を行なおうとしていた場合、データ通信不通になれば決済そのものができないということになってしまいます。その他、友人とのコミュニケーションも遮断されてしまうわけなので、いくら便利なプランであっても使えなくなってしまう不安の中で今後使い続けるということになってしまいます。

現在、主な日本のキャリアは「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」と4つありますが、MVNOでなく大手キャリアと直接契約している場合は、安いプランでも結構な金額になってしまうので、個人的に推奨したい予備回線を導入するということは難しいのではないかと思います。となると、今回のような大手キャリアにおけるトラブルがあった場合にはその時にはひたすら我慢し、電子決済ができない事に備えていくらかの現金を常に持ち歩かなければいけないのでしょうか。

現金の準備については、なかなか銀行口座からお金を引き出すことのできない状況も考えられる旅行に出掛ける前には必要だとは思いますが、大きな災害でなければそこまで考えなくても良いように思えます(個人的にはしっかり準備はしていますが(笑))。

外でスマホを使う時間が、自宅のWi-Fiで使用する時間よりも長い方は、こうした回線の不具合は災害に関係なく忘れた頃にやってくるのは仕方がないと思ってその対策を考えるべきでしょう。今のスマホは複数回線での運用ができるものが多いので、au回線の他にもう一枚(eSIMを含む)の回線を契約して同時使用していれば、どちらかのキャリアの回線が使えなくなっても、バックアップ回線として使えるようになります。

もし本家のキャリアで一回線の契約をしている場合、本格的にMVNOを含めた会社の乗り換えをすることで、2回線契約してももしかしたら今払っている金額よりも安くなる可能性すらあります。

もし私が全く何もない状態から自分の持っているスマホで2回線の契約を模索するとしたら、自分の行動範囲で楽天モバイルの電波が安定して入るなら「楽天モバイル」と別キャリアの回線という形を考えます。なぜかというと、楽天モバイルでの通話は、アンドロイドスマホの場合、楽天では通話・SMS用のアプリとして「Rakuten Link」があり、このアプリはデータ通信回線でも電話番号からの発信・SMSを行なう事が可能になるのです。

私がメインで使っているスマホには、楽天モバイルのSIMカードと、ソフトバンク回線のLINEMOのeSIMを同時に入れており、通話は基本的に楽天、データ通信はLINEMOに設定しています。こうすると、データ通信で消費されるのはLINEMOだけで、楽天の方は全くデータ通信容量が減らないので、現在契約している高速3GB(LINEMO)を消費し終えても、データ通信を楽天モバイルの方に切り替えればさらに3GBデータ通信が使えます。

もしソフトバンクの回線が使えなくなったら楽天モバイルの方にデータ通信を切り替えれば良いですし、楽天回線のトラブルがあった場合は何も切り替えずにそのままデータはソフトバンク回線を使うだけです。LINEはデータ通信ができれば使えますし、電話番号を使った通話・SMSもRakuten Linkを使うことで、楽天回線だけのトラブルなら(Rakuten Linkのトラブルだった場合は諦めますが)何とか使うこともできるのではないかと思っています。また、Rakuten Linkはデスクトップ版のソフトもあり、自宅のWi-Fiでスマホとパソコンがつながっている場合は、パソコンからでも発信やSMSの利用ができるというのが個人的には大きなポイントです。

もちろん、人に電話番号を知らせず、SNSやメールでの連絡だけで完結するということなら、あえて楽天を選択することなく、auの他にドコモでもソフトバンクでも、自分の好きな回線を入れてデュアル使用をすれば良いでしょう。

安くてそれなりに使えるサブ回線(主にデータ用)ということですと、ドコモ回線なら月20GBまで使っても月額1,200円、もし月1GB未満しか使わなければ月額119円で済んでしまう日本通信の「ネットだけプラン」、au回線なら利用する時だけトッピングして使うpovo2.0、ソフトバンクなら本家の「データ専用3GBプラン」なら加入後5年間は月額990円でソフトバンク加入者と同じ特典を利用しながら使えるので(5年後には月額1,408円)、サブ回線としてはこうしたプランを軸に考えてみるのも良いかも知れません(楽天モバイルは1プランなので選択肢はないのです)。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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