私のモバイル回線は最強の一回線だけを契約するのではなく、複数のキャリアの安いプラン(本家でなくサブブランドやMVNOを利用するケースが多い)を契約しています。先日のauの通信がうまく繋がらなかった時に役に立ったのが、ソフトバンク回線の中でサブブランドとしての位置付けとなるLINEMOですが、現在はすでに契約ができなくなっている旧プランの「ミニプラン」を契約しています。
現在のLINEMOのプランは「ベストプラン」「ベストプランV」という二種類のプランになっているのですが、私が現在契約している「ミニプラン」との違いについてまずは説明しましょう。
まず、「ミニプラン」は高速クーポンは翌月繰越なしで3GBまで使えますが、高速クーポンを使い切ると低速になり、最高速度は300kbpsに制限されます。現在加入できる「ベストプラン」は、3GB未満(990円)・3GB~10GB(2,090円)の二段階料金になっています。10GBの高速クーポンを使い切った場合、10GB~15GB未満までの低速制限は最大300kbpsですが、15GBを超えてデータ通信を当月中に使い続けた場合は最大128kbpsに、こちらも二段階制限になります。
今回、昨日(29日)の朝にLINEMOの方からSMSが来まして、ミニプランの3GBを使い切ったという連絡でした。私の場合は旧プランなので請求料金は月額990円で変わりませんが、月末ぎりぎりになって3GBを超えてしまうと、その時点で新プランの「ベストプラン」にしてしまっていたら、料金は倍になっていたところでした。
ちなみに、私の環境で最大300kbpsの低速というのはどのくらいのスピードが出るのか? というところですが、お昼前後には150kbps程度で、昼休み時間を過ぎても170kbpsくらいという感じのものです。もっとも、さらに低速になると下手をすると100kbpsも出ない可能性があるので、電子決済は難しいのではと思います。というのも、150kbpsでもQRコードやバーコード表示までに少々待たされるので、レジの前に出てからアプリを開くようなやり方だと会計が滞ってしまう可能性があるからです。
しかしLINEMOは、LINEアプリを利用する場合に限り低速制限中でも高速通信での利用ができます。ニュースのチェックなどは事前にニュースサイトを登録しておいて、LINE経由で見るような習慣を付けていれば、低速制限も怖くありません。
私の使い方では、LINEMOの3GBもめったに使い切ることはなかったのですが、今月はもしかしたらWI-Fiの使える自宅内で知らないうちにWi-Fiを切ってしまっていて、外で使うためにとっておきたいLINEMOの高速クーポンを無駄に使ってしまったのかも知れません。
こうしたミスは誰でも起こすものですが、新プランだとそうしたミスが当月の請求金額に跳ね返ってくる分、少ない金額で回線を維持したいという場合には、もうLINEMOでは旧プランである「ミニプラン」には入れないので、サブブランドに固執しないでMVNOを使うか、5年後には高くなってしまい、さらには通話不可のデータ専用契約であるものの、ソフトバンク本家の「データ専用3GBプラン」を検討するのが良いかも知れません。ただし、3GB使い切ると低速制限は最大128kbpsとなります。
ちなみに、このデータプランではいざという時のために、1時間ごとの無制限使い放題の利用が可能で(1時間あたり110円)、さらにはYahoo!プレミアムが無料で利用できたり、PayPayクーポンが利用できるという、ソフトバンク本家の契約メリットがあります。
LINEMOが新プランになる前には、旧プランの「ミニプラン」と迷うところはありましたが、今ではスマホにデュアルSIMを入れるならデータ専用3GBプランでも十分です。私はLINEMOを入れているスマホに楽天モバイルのSIMも入れてデュアル運用していますが、外出先で低速通信では使えないと思った場合は、データ通信を楽天モバイルの方に切り替えれば、3GBまでは料金変わらずに使えるので、月3GBでも十分なのです。今月はちょっと容量オーバーしてしまいましたが、来月は特に自宅で使う時にはきちんとWi-Fiを掴んでいるかの確認をしてからスマホを使おうと改めて思いました。