月別アーカイブ: 2022年12月

降雪の中で車が動けなくなった時こそガソリン車のエンジンを掛け続けてはいけない

稀に見る大雪で国道上での立ち往生が続いている新潟県内で、また悲惨な事故が起こってしまいました。

新潟県柏崎市内で27才の女性が自宅前に停めていた車の中で一酸化炭素中毒を起こした疑いがあるそうです。その際の柏崎市内は停電が続いていて、その女性は外から帰宅しようとして車の中で暖を取っていたのか、自宅内ではまっ暗で暖も取れないので車内に移りエンジンを掛けてスマホの充電や暖を取ろうとしたのかはニュースの内容からはわかりませんが、恐らくエンジンを掛けたままの状態で車のマフラーが雪で埋まってしまい、排気ガスが車内に入ってきたのではないかと見られています。

こういう場合は電気自動車であれば良いのですが、排気ガスを出すガソリン車やハイブリッド車で夜を明かすならば、この場合は無理をしてでも自宅に戻り、ありったけの毛布や布団をかぶって寝た方が良かったということになります。雪が降り続く中でエンジンを掛けたまま車中で過ごしていると、いつマフラーが雪で塞がるかの確認が車内ではできないので、大変危険な状態にあるということは、例年こうしたニュースが流れるたびに明らかになっているのですが、それでもなおこうした事故が起こることは本当に残念でなりません。

過去には車内でカセットガスストーブを付けていて一酸化炭素中毒を起こしたりした事例もあります。雪国にお住まいの方でも、なかなか車の中で夜を明かすための準備まではしていないのかと思われますが、どうしても車内で雪の降りしきる中で過ごさなければならない場合に、何を準備すれば良いのかということについて考えてみます。

まず、雪が降り過ぎて車自体がすっぽりと埋まってしまい、自力で脱出が不可能になった場合に備え、常にスマホの電池を充電できる体勢を取っておくことが大事です。車内ではどうしても情報を得るためにスマホを連続して使いがちになりますが、その充電を車のシガーソケットだけに頼っていると、充電中にはずっとエンジンを回さなければなりません。充電中にうとうとしてその間にマフラーが雪で埋まってしまったらそこにはすぐ命の危険が迫ります。冬の時期は普通のお出掛けでも高容量のモバイルバッテリーを普段使っているものとは別に用意しておき、車から出られないとなった場合にはスマホで正確な位置情報をつかみ、消防などへのSOSを自ら発信できるようにしておきたいものです。

そして、車内で夜を明かすことになった場合、普通の自動車は車内の断熱が良くありませんので、外気温と同じくらい車内も冷えてしまいます。そんな中で寝るためには、できれば毛布よりも冬用の寝袋を用意しておきたいですね。また、電気も車のエンジンも使わずに身体を暖める方法として、使い捨てカイロを車内に常備しておき、できればその場合、手に持って冷たい場所を暖める一般的なものと、シールが付いていて身体に貼るタイプのものを両方用意しておき、低温やけどに注意しながら使うというのが一番現実的です。

車中泊旅行をしている場合にこうした大雪に見舞われた場合には、事前に天気予報などで最悪道路上で立ち往生が起こる可能性が高いと判断できそうな場合には、今は昔よりは手軽に電気毛布を長時間使えるくらいのポータブル電源が手に入るので、出掛ける時には電気毛布と電源をセットで持ち出すくらいの用意は大切だと思います。その際、電気毛布はタイマーで電源が切れるものにしておくと、寒くなったらまた付けることで同じ容量のポータブルバッテリーでも使える時間が長くなるので、電気毛布購入時にはそのような機能もチェックしておけば良いのではないでしょうか。

話を最初の事故の話に戻しますが、降雪時の車内での対応についての正しい知識があれば、亡くならずに済んだ命であると思うと、雪でマフラーが埋まってしまう怖さについてもっと広く知らせるべき情報であると言えるでしょう。エンジンを掛けたままにするなら、複数の人が交代で車外に出て、マフラー周辺の除雪をしながら使うなどの手間を掛けないと本当に危険です。大雪での立ち往生が予想される地域にお住まいであったり、その場所へ出掛ける場合には、しっかりとした準備をした上で非常時に備えていただければと思う次第です。


年末の時期になってわかる冬用衣料は早い時期に確保しておくのがベスト

2022年はかなり長く天候の穏やかな日が続いたため、かなりの時期をTシャツと半ズボンで自宅内では過ごしていました。冬用の上着についても買わなければと思っていたものの、購入するのが後手に回ってしまったことから、本格的に寒くなった今になって様々な種類の衣類を買おうと思っても販売終了になってしまっている場合が今年は特に多いのではないかと思っています。

幸いにも、そんな中で真冬用のジャケットについては店頭ではなくオンラインショップで自分に合った大きさとデザインのものの在庫を見付け、後先なく注文したため、最悪の状況は免れたのですが、こうした衣類についてはなかなか一つ持っていれば全てのパターンで快適に使えるというわけでもないのです。

今年に購入した上着は、暖かいのは良いのですが性能が良すぎると言うか、ちょっと日差しが強い日に着ていくと、中で汗だくになってしまうことでした。本当は厚手のものとは別に、車を運転しながらでも着ていられるような薄手の上着も欲しかったのですが、普通の品物とは違い、様々なサイズの関係もあり、物によってはかなり早い段階で確保しておかないと、全く手に入らないということも起こり得るということを今回改めて学びました。

今使っている比較的薄いものの保温性のあるジャンパーを買った時は、かなり早い時期だったのですが、その時にお店の方に早いうちに買わないと品切れになってしまうからと言われたのを思い出しました。ただ、お店では無くてもお店のやっているネットショップがあるので、一時的に品切になっても人気商品なら再販売もあるのでは? と思っていたところ、昨日改めて同じお店のネットショップで確認したところ、同じ商品は全て生産終了になっていたのでした。

この時期にはユニクロやGUでも歳末のセールを行なっていて、オンラインショップでも宣伝をしていますが、値下げされている商品はほとんどが品切れになっていて、これもどうしても買っておきたいものがある場合には(特に自分に合うサイズがXSやXXLなど通常店舗で売っていない場合)、シーズン開始の発売直後からチェックするようにしないと、他の人に先を越されてしまう場合もあります。

それでも、冬用のインナーはそれなりに数はあるようなので、日常用としてということもありますが、冬の車中泊用に揃えるのも良いかも知れません。さらに人気商品でも在庫が放出されることで、自分に合うサイズで欲しいものが値下げされて買える場合もあるので、今は冬用の衣類を安く買うための最後のチャンスかも知れませんので、ここのところの寒さに追加で衣類を購入したいという方は、こまめにネットでチェックして購入して、品物は自宅近くの店舗まで取りに行く(その場合の送料は無料になる場合が多い)のがおすすめです。しかし、確実に自分の欲しいもの、必要なものを手に入れるには、年末も押し詰まった状態から探すのではなく、早めに準備するのがやはり良いと思います。この反省を生かして、来年は早めに必要なものを揃えて万全の冬を迎える体制を取ろうと思います。


世界的なスポーツイベントを楽しむためには国際紛争の当時者にならない事が大事

サッカーのFIFAワールドカップ2022が最終日を迎えました。開催前から色々と問題があると言われていた中東カタールでの開催についても、宗教の違いよってお酒が飲めないという状況があっても、それなりに盛り上がった大会だったのではないかと思います。

ちなみに、前回大会は現在国際紛争の当時者であるロシアでの開催だったわけですが、ロシアはサッカーだけでなく、国際的なスポーツとしては他国より一歩も二歩も抜きん出ているフィギュアスケートの大会にも参加を許されない状況になっています。ウクライナとの紛争がどのような推移をしていくのか、現時点では全くわかりませんが、一度起こしてしまった戦争を終わらせることはなかなか難しく、ロシアは相当長い期間国際社会から弾かれることが予想されます。

こうした事はかつて日本でも起こっていまして、そのせいで多くの前途洋々なスポーツ選手が活躍することができず戦地で命を落としたり、戦争終結後も国際舞台に出場することができず、水泳の古橋廣之進さんのように全盛期にオリンピックに出られないような事もありました。

今回のワールドカップでは日本チームも活躍し、4年後のアメリカ大陸で行なわれる大会の展望も語られていますが、もしこれからの4年間の中で日本が国際紛争の主役になってしまうような事があれば、そもそも大会自体にも出られなくなってしまう可能性があるということをしっかりと考える必要があります。国際関係というものは難しいもので、いくら自国の正当性を国際社会に主張したとしても、今回のロシアのように先に手を出したという事になってしまったら、ワールドカップやオリンピック、各種の国際大会などにも出場できなくなる可能性が出てきてしまいます。

国同士でいがみ合うというのは当然ありますし、隣人トラブルとは違って引っ越すことはできない中で、いかに穏便に付き合っていきながら自らの主張を通すのか難しい面は確かにあります。ただやはり、今後日本が国際紛争の当時者にならないために最大限の努力をすることが求められる事ではないかと思います。

というのも、今現在の日本の食料事情は輸入に長いこと頼っているので、ミサイルを使わずとも食料の輸入ができなくなったらと思うと、国内の食料自給率を今からでも上げるようにしないと兵糧攻めでアウトということになってしまうのではないかと思います。さらに、福島の現状を見ていく中で日本の原子力発電所の外からの攻撃に対する防衛力はきちんと考えられているのか? という風にも思えてしまいます。

サッカーワールドカップの決勝もものすごい試合になりました。結果的にはアルゼンチンが勝ちましたが、フランスの勝利への執念も半端なものではなく、近年稀に見る決勝になったのではないかと思います。思うのは、やはり劣勢になっても諦めずにプレーすることの大切さと、PK戦になることも厭わず、勝利をもぎ取るための執念が上回ったチームに栄光が輝くのではないかということでした。日本チームにはそうした次の展開を見据えてチームを強化していって欲しいですが、くれぐれもスポーツとは関係ない力でそうした努力を台無しにして欲しくないなと思います。


まさかの生活パターンの変更を強いられそうな電気料金の高騰について

日本国内での物価はどんどん上がっていく感じになっていますが、その中でも今後の状況が読めなくて不安になるのは電気料金ではないでしょうか。2022年はロシアからの天然ガス輸入が行なわれなくなったこともあり、電力会社はことごとく料金の値上げを行ない、前年と比べると相当のコスト高になったという印象でした。

そうした状況を受けて、我が家でも電気料金についてのデータを集めることにしました。私はいわゆる新しい電力会社ではなく従来からある大手の電力会社と契約していますが、ネットにアクセスすると一日ごとだけでなく時間ごとでどのくらいの電気を使っているかをすぐに確認することができるようになります。

この冬は、電気による暖房をコタツ中心にすることで(エアコンをあえて使わない)、節電を行なっているつもりですが、それでも昨年から比べると電気代が高くなってしまうのは、料金値上げのせいもあるのですが、日々の生活の中でだらだらとテレビを付けて見ている時間が長い事が原因であることがわかってきました。

家族団らんの際にはリビングの大型テレビを付けてみんなで見るのは止められないと思いますが、自分だけでテレビやテレビに繋いだFire TV Stickを使ってネット配信やネット放送、テレビ局の見逃し配信などを見ている時間がそれなりにあって、その時間のテレビの電力消費が一ヶ月まとめると馬鹿にならないということに気付いたのです。

そこで、自分一人だけでネット配信やYou Tubeの動画を見る時には大型テレビを使わず、タブレットやノートパソコンで代替を行なったところ、時間による電力消費のグラフが明らかに変わりました。自宅でだらだら一人でテレビを見ている時間は自分自身で一番良くわかっていたので、大画面で見ることは電気料金が下がってからにしようと思い直しました。

しかし、そんな風に生活を変えなくてはならないほど、日々のちょっとした事でも毎月の電気料金が変わってくることは確かです。最近では自分でデータを取らなくても、電力会社のホームページにアクセスすれば、一日の時間単位で電力消費量のデータを取ることができますので、そうしてゲットしたデータを日々の生活パターンと照合してみることで、生活にもメリハリができますし、翌月からの電気料金を下げるヒントも見えてくるのではないかと思います。

ただ、この冬も新型コロナやインフルエンザの影響で外出できずに自宅で過ごすことを余儀なくされるような場合もあると思います。その場合は、外出してレジャーにかかる費用と、電気代を含む自宅で過ごす費用を比較する中で、家計を考えるようにするのも一つの考え方です。個人的には何でもケチケチするような事をしていると、心も荒んできそうなので、全てのコンセントを抜き、布団にくるまって暖房も使わずテレビ、ゲームもやらずに過ごすというような行動はしないつもりですが、今後の電気代はどうなっていくのか、その状況を見ながら今後も色々と考えていこうと思っています。


自宅でも外出先でも美味しいコーヒーを淹れるためのセットがようやく完成?

先日先行して紹介しました、キメの細かい「ハイテック茶こし」で淹れるコーヒーを日常的に使うための道具ですが、先日ようやく形になりまして、今回改めて紹介することができるようになりました。ちなみに、その際には「ハイテック茶こし」および、コーヒーを落とすための「ドリップケトル」を紹介していたのですが、今回紹介するものを加えると、家の中でも外でも同じようなコーヒーを飲むことができるようになるのではないかと思っています。ちなみに、その際のブログは以下のリンクにありますので、参考までにリンクを貼っておきます。

一人用のコーヒーを淹れるためのグッズは約2千円でそれなりに揃う?

今回購入したのは数々あるのですが、まずは二人分のコーヒーをまとめて淹れられるようなサーバーを安く購入しました。通常のサーバーはガラス製なので、家の中で落としたりしないように細心の注意が必要ですし、外へ持ち出すような事はほとんど考えられないのですが、今回購入したものはプラスチック樹脂(トライタン)のもので、落としても割れませんし、直接電子レンジにもかけられます。

このようにちょっと見るとプラスチック樹脂のものとは思われないかも知れませんが、この製品は実に良くできていまして、本体の中にドリッパーが収納できるようになっています。その場合に使えるのは円錐型のペーパーフィルター(1~2人用)となっています。

このようにペーパーフィルターをセットすると、茶こしで淹れるのとはちょっと違ってすっきりした味になるような気がします。これは好みだろうと思いますし、外で何杯も淹れる場合は、ペーパーフィルターで処理した方がいい場合もありますので、こうした製品を日常使いとして用意しました。

また、「ハイテック茶こし(大)」が写真のようにすっぽりとサーバーにセットできるので、二杯分はこのままお湯を注いでも大丈夫です。家で淹れるにはこの状態で挽いた豆を入れるのが一番楽ですね。大人数でコーヒーを楽しむには向きませんが、二人から三人くらいで楽しむなら悪い選択ではないと思います。

そして、これは主に外でコーヒーを飲む場合について考え、真空断熱機能があり、ちょうどコーヒー一杯分が入るカップということで、サーモスの取手のない容量280mlカップ(写真はペアですが一個ずつでも買えます)を揃えました。これから寒くなりますが、このカップなら多少時間を掛けて飲んでも冷めにくくなっており、湯呑のような形をしているので他の飲み物を外で飲む場合にも汎用性があるのではないでしょうか。

あと、このセットの他に、外でお湯を調達することを考え、できるだけ小さな湯沸かしセットをコーヒーセットの中に入れることにしました。それが以前このブログでも紹介したDAISOで購入したステンレスカップを使って約400mlのお湯をわかすためのセットです。

安く揃うから愛おしい100円ショップで揃えた格安で最少の湯沸かし調理セット

これがあれば、アルコール燃料でも固型燃料でも水からお湯を作ることができるようになります。その容量がちょうどコーヒー二杯分の約400mlなのですが、ここでさらに、たまたま終売在庫限りでかなり安く購入できたことから追加購入したタイガー魔法瓶のスリムボトル400ml(MSE-A040-Nが型番ですが、現在は品切れのためリンクは割愛します)と相性が良く、そのボトルもコーヒーセットの中に加えることにしました。

かなりスリムなのに必要な容量があるこのボトルがあれば、計量カップなしでも400mlを計ることができ、湯沸かしした後もこのボトルでかなり長い間でも熱々のお湯を保存することができます。事前にお湯を沸かしておいてこのボトルから出すことで、いつでも美味しいコーヒーをいただけるということで、家でお湯を用意して持っていくようなパターンも今後は増えるのではないかと思います。

ここでは紹介していませんが、セットの中にはコーヒー豆を入れる容器や、手動で回すタイプのコーヒーミルも同梱できますので、これからの季節、人の家に出張してコーヒーを提供するようなこともできそうで、その際は改めて自分が淹れたコーヒーの味の評価をしてもらおうかとも思っています。


電気代を安くする暖房器具を考えると車中泊旅においても快適に寝られる?

前年と比べると、それほど電気を使っていないと思っても、請求される電気代は高くなっています。この夏などは普通にエアコンを使っているだけでも相当な上がりかたにびっくりしました。

今のところ、私の住む地域は、そこまで暖房を必要としないのですが、これは本当に地域差が多いですね。ここ数日、かなりの雪が降った地域と比べると、こちらの方はエアコンを暖房に使わなくても、こたつを使いながら上着を利用すれば何とか過ごせます。補助的に先日購入したばかりの石油ストーブを使おうとは思っていますが、今後はシビアに各種暖房器具と電気代の関係を考えていかなければならないと思っています。

こうした暖房器具と電気代(電気消費量)との関係というのは、実は車で出掛ける際に用意する暖房器具の選定にも一つのヒントとなり得ます。このブログでは、基本的に寒さ対策についてはなるべく電気を使わないような装備を推奨しているものの、登山用の冬用シュラフなどを揃えると結構な金銭的負担になります。

そして過去には、車の外でお湯を沸かして湯たんぽをナルゲンボトルなどで作って利用するような方法についても紹介してきましたが、今の世の中は普通の駐車場所で火器を使いお湯を沸かす行為自体がマナー違反に問われる可能性も出てきますし、何より複数の人数分の湯たんぽ用のお湯を沸かすのも大変です。大雪で立ち往生するような場合にも同じことが言えます。雪を溶かして水を作ってその水を沸かして湯たんぽ用のお湯を作るには、それ以上に時間がかかるわけで、もっと手軽に暖かさを求めるには、ポータブルバッテリーを使って暖かくできないか? という事にもなってくるでしょう。

現状では、できるだけ電気代を安く暖を取るには、電気毛布の利用が一番安くなるでしょう。製品の消費電力はだいたい50Wくらいのものが多く、さらには電気毛布の使い方としては、起きている時間を使って寝床を暖めておき、実際に寝る時にはその予熱を使って寝入るような形で使えば、コタツでだいたいの消費電力は500Wなので、一人暮らしならばコタツの代わりに電気毛布でこの冬をのりきることができれば、電気代の方は今後の状況でどうなるかはわからないものの、電気消費量は確実に下げることができるでしょう。

翻って、車中泊の暖房について言うと、500W出力可能なポータブルバッテリーを持っていれば、50Wの電気毛布は約10時間使うことができます。さすがに大雪の中ではそれなりに能力の高い寝袋との併用は必要なものの、寝る前に湯たんぽの代わりとして寝床を暖めるくらいなら、ポータブルバッテリーの電力だけでも数日間(一人で出掛ける場合)は寝床を電気毛布で暖めて寝られる環境を作ることができます。

また、車内で過ごす場合にも寝袋に足を入れながら敷毛布タイプの電気毛布を使っても良いでしょうし、持って行くポータブルバッテリーの容量に多少余裕があるのなら、自分の周りを囲むように消費電力90Wくらいのパネルヒーターを使えば、上着をしっかり着れば下半身は十分暖かく車内でも過ごすことができるでしょう。この場合は頻繁に換気をする必要もないので、車から出られないような場合にも使えます。

さらにこうした暖房を利用する場合のメリットは、日々の生活の中で電気毛布やパネルヒーターを使っていれば、あとはポータブルバッテリーがあればその機器をすぐに持ち出して使うことができるということでしょう。個人的にはまだ電気毛布やパネルヒーターには手を出していないものの、今後はそうしたグッズを用意した方が毎月の電気代値上りに対応することができるのではないかと思ったりもしています。


危険を強制的に知らせる「緊急警報メール」の範囲が年内に縮小される

気象庁は、気象や噴火に関する特別警報の緊急速報メールの配信を、2022年12月26日14時に終了すると発表しました。緊急地震速報と津波警報、大津波警報の緊急速報メールは、引き続き配信されるそうなので、緊急警報メール自体の使い勝手には問題がなく、むしろ便利になるのではないかと思います。

2022年には、私の住む静岡県で大雨による大きな被害が局地的に起こりましたが、自宅の周辺については、けたたましい音でメールが入ったことがあちこちから聞かれても、そこまで自宅の周辺が危険なのか? という状況がかなりありました。警報が入るか否かは、大雨が降った地域にある小学校の学区ごとに流されるのですが、学区といっても広いので、雨は降っていても水かさは必ずしも上がっていない地域も多いですし、平野に家があると、土砂災害の危険性という点についても感じることがない地域が多いと思います。

ちなみに、私のスマホには「Yahoo!防災速報」アプリがインストールされているので、自宅近辺で大雨が降る場合にはそちらの方からの通知が来るので、それで代替ができます。もしご自宅の裏が山になっているような場合には、そうしたアプリで情報を入手しながら、避難をどうするのか考えるようにするのが良いと思います。年末にアプリの導入をするなどの手続きをするかどうかは今までの状況を見ながらされるのが良いと思います。

また、今回配信が終了となるメールに噴火に関する特別情報がありますが、これも「Yahoo!防災速報」アプリで代替できます。なお、このアプリの場合、「サイレントマナー」にスマホをしていると、通知音が鳴らないように設定することができたり、警報の種類によって音を鳴らさなかったり、通知自体をしない設定もできるので、自分に必要な情報だけをアラームで通知するような事を考えても良いのかも知れません。

それでも、緊急地震速報や津波に関する情報については継続して配信されるということです。この通知については全く設定できないわけではなく、スマホの設定画面から多少は内容を編集できます。この速報は訓練での警報でも鳴ってしまうので、その音(サイレントモードでも最大音量)自体は鳴らすようにするのか、音を下げてバイブレーションで通知することもできるので、個人で常にスマホを手元に持っているかどうかで変わってくるのではないかと思います。

そうは言っても、いきなりスマホの通知音を鳴らすと具合の悪い場合もあるのですね。先日私は小規模の音楽ホールでコロナ下での自粛もあり、2年以上振りに生のコンサートに出掛けたのですが、そうして音楽や映画・演劇などを楽しんでいる時に自分のスマホが鳴ってしまうと、緊急性はともかく、周りの人々に多大な迷惑を掛けてしまうこともあるので、何もこうしたことの対策をしていない方は、ライブや観劇、映画を見る際にはスマホ自体の電源を切るという選択も必要になってくると思います。今回の発表を受けて、自分のスマホはどのような設定にするのが良いのか、アプリの導入やスマホの設定をしながら、具体的にどうするのかをこの年末年始に考えるのも良いことかも知れませんね。


ハンドルを回して点火するので電池いらずの石油ストーブトヨトミRS-G24MW

年末のお歳暮の時期と重なり、宅配事業者にとってはかなり大変な季節になりますが、そんな中でネット注文した石油ストーブが届きました。店頭購入より時間はかかりましたが、価格は同じお店が扱うネットショップの方がポイントも付いて安いのですから、どうしてもネット注文で宅配業者の方の負担を増やしてしまい申し訳ない次第です。

で、購入したのがトヨトミの「RS-G24M(W)」という型番の石油ストーブです。タンク容量が3.6Lと少な目で、本体も一般的な反射形の石油ストーブより一回り小さいというものです。これくらいの大きさだと、木造家屋の場合、古いお宅だとすきま風が入ったりするので、部屋全体を暖めるというよりも目の前だけを暖かくするような事にもなりかねませんが、現在の住まいは外からの冷気が入ってきにくい感じなので、このくらい小さいものでもサブ的に使う用途においては十分に使えるといった印象です。

何しろ久し振りに購入した石油ストーブなので、何もかも新しくなっていてびっくりするのですが、今回購入した製品の一番のポイントは、その点火方法です。写真のように、点火は非常用のラジオに採用されているものと同じだと思われるダイナモにつながったハンドルを回して行ないます。ラジオの場合ある程度回せばLEDライトの点灯やラジオをかなり長い時間聞くだけの電気をためることができるのですが、この場合はとにかく灯油がしみた芯に点火するだけで良いので、軽く1~2回線するだけで点火されます。

多くの石油ストーブでは電池を利用して点火させるのですが、この場合はシーズン開けなど電池が消耗しているとうまく点火されずに、マッチやチャッカマンで直接火を付けるようになるかと思います。また、製品によっては電池の種類が違うため、ストックしている電池が使えずに買いに行くような手間も出てきます。

その点この製品は、そうした電池管理が必要ないというのは素晴しいですね。さらにライターを出す必要もないので、火事のリスクを軽減する効果もあるのではないでしょうか。災害時にも電池を探す必要がないということもこの製品のアピールポイントであるようですが、何よりもこの製品はその個体のみで点火までできてしまうということで、あと必要な事としては使い込んで芯が短くなった場合に交換する手間だけということになります。

昔は、こうした交換については電気屋さんにお願いして費用もかさんでいましたが、今ではネット通販で部品だけ取り寄せることができ、交換方法も難しくなく、You Tubeには実際に交換をした方の動画がアップされているので、落としたりしない限りはまず長期的に使えるものになると思います。この冬はどれくらい活躍するかはわかりませんが、現在灯油価格は自転車で行けるガソリンスタンドで106円/Lくらいなので、一般的な18Lのポリタンクで約5回利用できます。18Lの価格は1,908円とぎりぎり2千円を切るくらいです。今季は複数の暖房器具をうまく使いながら非常時にも備えられるということで、個人的には良い買い物だったのでは? と思っています。製品リンクはアマゾンの方に一応貼っておきますが、アマゾンが最安とは限りませんので興味のある方は価格比較サイトなども参考になさってみて下さい。

最後に、応用編として天板にそのまま物の載せて調理をするとすぐに天板が傷んでしまうのでその対策ということで自宅にあるもので工夫をしてみました。

レインボーストーブのような丸い天板の場合、キャンプ用品として売っている七輪用のゴトクがピッタリ合うという情報がありますが、このストーブでもそうしたものを載せようかと思っていたところ、キャプテンスタッグのキャンピングセカンドグリルという網になった足の立てられるグリルを畳んでそのまま載せると、このストーブにぴったりということがわかりました。少々横のところがタンクのフタに被ってしまうものの、元々キャンプ場では足を出してこうしたヤカンを載せるようなものでもあるので、結構便利に使えそうです。

また、こちらの写真はプリムスの「フォールディングトースター2型」のバッタモンのような製品で、スポーツショップアルペンの独自ブランド「SOUTH FIELD」の刻印が付いた スターを買ったものの使っていなかったので、このストーブ用にお餅やパンを焼くために使おうと思い立ちました。下がメッシュで上が網になっているので、同じようなキャンプ用の製品としてはユニフレームの「ミニロースター」のようなものでも良いと思います。とりあえず冬の間は、灯油を有効に使いながら単なる暖房だけには使わずに、状況によってはこのストーブを外に持ち出すことも考えながら色々と使い道を探っていこうかと思っています。


自ら年賀状のやり取りをストップすることで起こってくる問題について

昨日のテレビのワイドショーでも、今後年賀状のやり取りを自ら止めてしまう「年賀状じまい」の具体的なやり方について特集的に取り上げられているのを見ていました。

時代はスマホ同士で連絡を普通に取るのが当り前となり、私自身もよくお付き合いがあって実際にお合いする方とは、今やメールではなくLINEのようなSNSを通じて連絡を取り合っています。そうした付き合いがほとんどだろうと思われる中・高校生であれば、あえて年賀葉書を一枚一枚書いて(あて名から)投函するような手間は非効率的と思うでしょうし、動画でもメールやSNSで送り合った方が合理的だと思います。

しかし、常に実際に一年を通じて頻繁にお会いできる人とだけつながっているわけではありません。それでも、大概の方がメールの他、フェイスブックやツイッターなどでアカウントを公開しているので、そうした連絡を頻繁にするか、何かあった時にそのアカウントにメッセージを送れば、年賀状は必要ないのではないかという事を私も最近まで考えながら毎年年賀状を書いていました。ただ、先日一通のハガキをいただいたことで、ちょっとその考えがゆらぎつつあります。

そのハガキは、以前は付き合いがあったものの昨今は没交渉になってしまった年長の私の先生とも言うべき方の奥様から届きました。その方は長いこと人工透析を続けていたので健康状態はどうかと思いつつ毎年年賀状のご挨拶は欠かさなかったのですが、奥様からのハガキによると今年の四月にお亡くなりになった旨の内容が記されていました。

その内容が書かれたハガキを読みながら、わざわざ連絡を下さった奥様に感謝するとともに、今まで散々お世話になっておきながらそのご恩をなかなか返せなかった後悔というものもありました。ただ、そうした事実を知らなかったら今だに見当違いの想いをその方に対してしていたかも知れないと思うと、やはり自分と相手の方の付き合いに一区切り付けるために、形に残るものとして一年に一回でも連絡をしておくことは大事だなと改めて思うこととなりました。

若い世代の方でも、突然自分の身内(父母や祖父祖母)が亡くなった場合、本人がどういった人と仲良くしているのかというのはなかなかわからないものです。ご遺族の方はまずご本人の残した物について整理をすると思いますが、そこに毎年来ている年賀状を見て、こうして年賀状を出してくれている人との関係を考えることができます。当然、そうしたデータはご本人が使っているパソコンやスマホの中にも入っているとは思いますが、そうしたデジタル的なデータの解析というのは優先順位的には後回しになるのではないかと思います。さらに、パソコンやスマホにロックがかかっていた場合は、ご本人が事前にエンドノートなどで連絡をしてくれと書いてくれていないような場合は、なかなか知人・友人まで連絡が行くことは無いと思われます。

少なくとも私の場合は、過去にお世話になった方とはきちんとお別れをさせていただきたいと思いますし、新型コロナ関連? と思われる有名人の訃報も少なくないので、年が多い人から先に亡くなるということもありませんので、同年代の友人であってもかなり濃密なネット(SNSやメールなど)での付き合いがない人については、年賀状を出して自分の生存証明を出すとともに、何かあった場合の連絡先を常に更新することは続けていきたいと思っています。


冬の暖房に石油ストーブを補助的に使うことによって起こるメリット

今までは冬の暖房もエアコンを使っていたのですが、今年から来年にかけては電気代の値上がりが予想されるということと、災害に強い暖房を確保しておこうと灯油を使ったファンヒーターではないストーブを導入するかどうかを検討してきました。

ここのところ私の住んでいる静岡ではさすがに朝方は寒いと感じるものの、昼などは暑いほどで、あえて暖房を付けるという考えなく12月まで来てしまいました。ただ、近所の家電量販店を回っていると、明らかにストーブの在庫が無くなってきているような感じで、このままでは材庫そのものが無くなってしまう可能性も出てきました。

そこで、とにかく1万円ちょっとぐらいで買える石油ストーブをネットで注文することにしました。調べていて興味深かったのは、取手が付いていて本体が小さく、アウトドアで使われることを想定している石油ストーブはなかなか値段が下がらないのですが、それもキャンプブームの影響があるのかも知れません。

今回私が購入したのは反射形と呼ばれる一般的なストーブで、最少というわけではありませんが、タンク容量が3.6Lと部屋の中で比較的取り回しやすい小型のものを選びました。ストーブ本体のレビューについては、ネット注文のためまだ自宅に来ていないので、来たら改めてさせていただきます。

今のところは寒くて起きられないような朝に使ったり、あまりに部屋の空気が冷たい時にしばらく付けておくというような補助的な使い方を模索しています。と同時に、昨年は全く灯油を購入することがなかったので、これからは冬の間はいつでも使える灯油を家に置いておけるという大きなメリットがあります。

というのも、これもキャンプブームの影響があるのですが、灯油を入れて燃やすことでコストがかからずに明かりと暖が取れる灯油ランタンを先に購入していまして、今は高価なパラフィンオイルで運用しているのですが、夏はともかく、冬はストーブを使っていて余った灯油で趣味のランタンの点灯ができるので、これからの冬のお出掛けが楽しみになります。また、今回は新たに容量の少ない10Lのポリタンクを買い足したので、少量の灯油を外で暖を取るために使うような事もできるのではないかと思います。

毎年、石油ストーブを使っている時、いつ寒くなるかわからないと多めに灯油を備蓄しておくと、ずっと暖かくなって多少の灯油を使わないまま残してしまうということが良くありました。今後は、暖房用として使いながらも、ランタン用および、灯油コンロ(キャンプ用のケロシンストーブ)も持っているので、キャンプ用のメイン調理をケロシンストーブで湯沸かしや調理をすることでガス代を浮かすこともできそうで、ロスなく灯油をシーズン終わりには使い切ることを目標にこれからの生活とレジャーについてもその方法を考えていきたいと思っています。