世界的なスポーツイベントを楽しむためには国際紛争の当時者にならない事が大事

サッカーのFIFAワールドカップ2022が最終日を迎えました。開催前から色々と問題があると言われていた中東カタールでの開催についても、宗教の違いよってお酒が飲めないという状況があっても、それなりに盛り上がった大会だったのではないかと思います。

ちなみに、前回大会は現在国際紛争の当時者であるロシアでの開催だったわけですが、ロシアはサッカーだけでなく、国際的なスポーツとしては他国より一歩も二歩も抜きん出ているフィギュアスケートの大会にも参加を許されない状況になっています。ウクライナとの紛争がどのような推移をしていくのか、現時点では全くわかりませんが、一度起こしてしまった戦争を終わらせることはなかなか難しく、ロシアは相当長い期間国際社会から弾かれることが予想されます。

こうした事はかつて日本でも起こっていまして、そのせいで多くの前途洋々なスポーツ選手が活躍することができず戦地で命を落としたり、戦争終結後も国際舞台に出場することができず、水泳の古橋廣之進さんのように全盛期にオリンピックに出られないような事もありました。

今回のワールドカップでは日本チームも活躍し、4年後のアメリカ大陸で行なわれる大会の展望も語られていますが、もしこれからの4年間の中で日本が国際紛争の主役になってしまうような事があれば、そもそも大会自体にも出られなくなってしまう可能性があるということをしっかりと考える必要があります。国際関係というものは難しいもので、いくら自国の正当性を国際社会に主張したとしても、今回のロシアのように先に手を出したという事になってしまったら、ワールドカップやオリンピック、各種の国際大会などにも出場できなくなる可能性が出てきてしまいます。

国同士でいがみ合うというのは当然ありますし、隣人トラブルとは違って引っ越すことはできない中で、いかに穏便に付き合っていきながら自らの主張を通すのか難しい面は確かにあります。ただやはり、今後日本が国際紛争の当時者にならないために最大限の努力をすることが求められる事ではないかと思います。

というのも、今現在の日本の食料事情は輸入に長いこと頼っているので、ミサイルを使わずとも食料の輸入ができなくなったらと思うと、国内の食料自給率を今からでも上げるようにしないと兵糧攻めでアウトということになってしまうのではないかと思います。さらに、福島の現状を見ていく中で日本の原子力発電所の外からの攻撃に対する防衛力はきちんと考えられているのか? という風にも思えてしまいます。

サッカーワールドカップの決勝もものすごい試合になりました。結果的にはアルゼンチンが勝ちましたが、フランスの勝利への執念も半端なものではなく、近年稀に見る決勝になったのではないかと思います。思うのは、やはり劣勢になっても諦めずにプレーすることの大切さと、PK戦になることも厭わず、勝利をもぎ取るための執念が上回ったチームに栄光が輝くのではないかということでした。日本チームにはそうした次の展開を見据えてチームを強化していって欲しいですが、くれぐれもスポーツとは関係ない力でそうした努力を台無しにして欲しくないなと思います。

カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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