危険を強制的に知らせる「緊急警報メール」の範囲が年内に縮小される

気象庁は、気象や噴火に関する特別警報の緊急速報メールの配信を、2022年12月26日14時に終了すると発表しました。緊急地震速報と津波警報、大津波警報の緊急速報メールは、引き続き配信されるそうなので、緊急警報メール自体の使い勝手には問題がなく、むしろ便利になるのではないかと思います。

2022年には、私の住む静岡県で大雨による大きな被害が局地的に起こりましたが、自宅の周辺については、けたたましい音でメールが入ったことがあちこちから聞かれても、そこまで自宅の周辺が危険なのか? という状況がかなりありました。警報が入るか否かは、大雨が降った地域にある小学校の学区ごとに流されるのですが、学区といっても広いので、雨は降っていても水かさは必ずしも上がっていない地域も多いですし、平野に家があると、土砂災害の危険性という点についても感じることがない地域が多いと思います。

ちなみに、私のスマホには「Yahoo!防災速報」アプリがインストールされているので、自宅近辺で大雨が降る場合にはそちらの方からの通知が来るので、それで代替ができます。もしご自宅の裏が山になっているような場合には、そうしたアプリで情報を入手しながら、避難をどうするのか考えるようにするのが良いと思います。年末にアプリの導入をするなどの手続きをするかどうかは今までの状況を見ながらされるのが良いと思います。

また、今回配信が終了となるメールに噴火に関する特別情報がありますが、これも「Yahoo!防災速報」アプリで代替できます。なお、このアプリの場合、「サイレントマナー」にスマホをしていると、通知音が鳴らないように設定することができたり、警報の種類によって音を鳴らさなかったり、通知自体をしない設定もできるので、自分に必要な情報だけをアラームで通知するような事を考えても良いのかも知れません。

それでも、緊急地震速報や津波に関する情報については継続して配信されるということです。この通知については全く設定できないわけではなく、スマホの設定画面から多少は内容を編集できます。この速報は訓練での警報でも鳴ってしまうので、その音(サイレントモードでも最大音量)自体は鳴らすようにするのか、音を下げてバイブレーションで通知することもできるので、個人で常にスマホを手元に持っているかどうかで変わってくるのではないかと思います。

そうは言っても、いきなりスマホの通知音を鳴らすと具合の悪い場合もあるのですね。先日私は小規模の音楽ホールでコロナ下での自粛もあり、2年以上振りに生のコンサートに出掛けたのですが、そうして音楽や映画・演劇などを楽しんでいる時に自分のスマホが鳴ってしまうと、緊急性はともかく、周りの人々に多大な迷惑を掛けてしまうこともあるので、何もこうしたことの対策をしていない方は、ライブや観劇、映画を見る際にはスマホ自体の電源を切るという選択も必要になってくると思います。今回の発表を受けて、自分のスマホはどのような設定にするのが良いのか、アプリの導入やスマホの設定をしながら、具体的にどうするのかをこの年末年始に考えるのも良いことかも知れませんね。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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