電気代を安くする暖房器具を考えると車中泊旅においても快適に寝られる?

前年と比べると、それほど電気を使っていないと思っても、請求される電気代は高くなっています。この夏などは普通にエアコンを使っているだけでも相当な上がりかたにびっくりしました。

今のところ、私の住む地域は、そこまで暖房を必要としないのですが、これは本当に地域差が多いですね。ここ数日、かなりの雪が降った地域と比べると、こちらの方はエアコンを暖房に使わなくても、こたつを使いながら上着を利用すれば何とか過ごせます。補助的に先日購入したばかりの石油ストーブを使おうとは思っていますが、今後はシビアに各種暖房器具と電気代の関係を考えていかなければならないと思っています。

こうした暖房器具と電気代(電気消費量)との関係というのは、実は車で出掛ける際に用意する暖房器具の選定にも一つのヒントとなり得ます。このブログでは、基本的に寒さ対策についてはなるべく電気を使わないような装備を推奨しているものの、登山用の冬用シュラフなどを揃えると結構な金銭的負担になります。

そして過去には、車の外でお湯を沸かして湯たんぽをナルゲンボトルなどで作って利用するような方法についても紹介してきましたが、今の世の中は普通の駐車場所で火器を使いお湯を沸かす行為自体がマナー違反に問われる可能性も出てきますし、何より複数の人数分の湯たんぽ用のお湯を沸かすのも大変です。大雪で立ち往生するような場合にも同じことが言えます。雪を溶かして水を作ってその水を沸かして湯たんぽ用のお湯を作るには、それ以上に時間がかかるわけで、もっと手軽に暖かさを求めるには、ポータブルバッテリーを使って暖かくできないか? という事にもなってくるでしょう。

現状では、できるだけ電気代を安く暖を取るには、電気毛布の利用が一番安くなるでしょう。製品の消費電力はだいたい50Wくらいのものが多く、さらには電気毛布の使い方としては、起きている時間を使って寝床を暖めておき、実際に寝る時にはその予熱を使って寝入るような形で使えば、コタツでだいたいの消費電力は500Wなので、一人暮らしならばコタツの代わりに電気毛布でこの冬をのりきることができれば、電気代の方は今後の状況でどうなるかはわからないものの、電気消費量は確実に下げることができるでしょう。

翻って、車中泊の暖房について言うと、500W出力可能なポータブルバッテリーを持っていれば、50Wの電気毛布は約10時間使うことができます。さすがに大雪の中ではそれなりに能力の高い寝袋との併用は必要なものの、寝る前に湯たんぽの代わりとして寝床を暖めるくらいなら、ポータブルバッテリーの電力だけでも数日間(一人で出掛ける場合)は寝床を電気毛布で暖めて寝られる環境を作ることができます。

また、車内で過ごす場合にも寝袋に足を入れながら敷毛布タイプの電気毛布を使っても良いでしょうし、持って行くポータブルバッテリーの容量に多少余裕があるのなら、自分の周りを囲むように消費電力90Wくらいのパネルヒーターを使えば、上着をしっかり着れば下半身は十分暖かく車内でも過ごすことができるでしょう。この場合は頻繁に換気をする必要もないので、車から出られないような場合にも使えます。

さらにこうした暖房を利用する場合のメリットは、日々の生活の中で電気毛布やパネルヒーターを使っていれば、あとはポータブルバッテリーがあればその機器をすぐに持ち出して使うことができるということでしょう。個人的にはまだ電気毛布やパネルヒーターには手を出していないものの、今後はそうしたグッズを用意した方が毎月の電気代値上りに対応することができるのではないかと思ったりもしています。

カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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