月別アーカイブ: 2023年2月

青春18きっぷの「レンタル購入」とは?さらに今後の切符はどうなってしまうのか

3月に横浜まで行く用事が出来たので、そこまでの交通機関をどうしようかと考えてみたのですが、行きは在来線でも行けるぐらいの時間の余裕はあるものの、帰りは翌日が仕事で、ぎりぎりまで現地に留まる必要があるので新幹線の利用を考えています。いつものパターンであれば「在来線」「新幹線」の切符を別々に購入するところ、実は3月からは在来線の普通列車(普通列車のグリーン車に乗るためには別途グリーン券が必要)に青春18きっぷが使えるようになっています。

ちなみに、青春18きっぷは5回ないし5人での旅行に使えるように一枚の切符で5回分使えるようになっており、その価格は12,050円です。一回分にすると2,410円なのですが、JR普通列車利用の乗車券の価格は静岡~横浜間が2,640円と、ほんの僅かながら安くなっています。

往復在来線を利用できるなら遥かに青春18きっぷを使った方が安くなるのですが、ただ片道だけの利用の場合、今シーズン(3月1日から4月10日まで)に5回分使い切れるのかという問題もあります。

となると、現実的なのが駅周辺にある金券ショップでの「レンタル」購入でしょう。どういう仕組みかと言うと、まず金券ショップに行き、5回分まるまる使える青春18きっぷを5回分の価格で購入します。その際、何回(何人)分を使い、いつ返却するかを伝えます。実際に返却した際に残った回数分のお金を返してくれるというわけです。ちなみに、金券ショップレンタルの場合(静岡駅周辺)の金額は、一回分につき2,610円となっています。

購入する際にまとまったお金が必要で、きちんと返す必要があるのであえて18きっぷを選ぶにおいてあまりメリットが無いように思う人がいるかも知れませんが、実は色々と便利なところもあります。というのも、通常の切符の場合、購入した際の経路以外は使えませんが、18きっぷの場合はどういう経路を使って目的地に行っても自由で、途中下車もその日のうちなら無制限に行なうことが可能です。

今回のケースでは、早めに出て横浜に着く前に手前で(例えば熱海など)途中下車して楽しむことも可能になりますし、特に今回は復路に新幹線を使おうと思っているので、帰りの最寄り駅から新横浜駅までもJRを利用すれば追加の料金がかかりません。新幹線の場合には横浜駅周辺にいると、新横浜駅まで行くのには歩いて行けませんので、普通なら新幹線切符とは別に新横浜までの電車代がかかります。その日のうちならウロウロと近いところを何回乗ってもJRなら追加料金はかかりませんし、今回はレンタルでの利用を考えています。

こうしたレンタルでの利用というのは、日帰りで思い立って出掛けたいような場合でも一人から二人くらいの旅であれば十分に許容範囲ではないかと思います。今後、きっぷ自体が消えてしまうような流れも考えられる中、果たして金券ショップはどうなるのだろうという不安もつきまといます。例えば、18きっぷの販売が続いたとしてもこうした金券ショップでのレンタル対策ということで、スマホ決済で持っている人および、その人と行動を共にする人だけしか使えなくなるとか。ただそうなると、例えば数人での旅行でも、目的地に着いて、その場でゆっくりするパターンと、そこからもう少し足を伸ばして周辺も観光したいグループに分かれたような場合、常に移動する場合には切符を電子購入した人が入らなければならなくなります。

そもそも、この切符自体がこれからも存続する確証はないわけですし、使えるうちに使っておくのが良いでしょうし、その一つのやり方として金券ショップでレンタル購入という方法は最初に用意するお金はかかるものの、必要な時だけ使え、残りの回数を気にする必要がないということもありますので、もし今シーズン別の日に出掛けられるようなら再度レンタルで使ってみたいと思っています。


モバイルモニターに合わせるテレビチューナーがなかなかすごいことになっていた

中にOSなどが入っていないモバイルモニターを活用し、当初は手持ちのFire TV Stickだけで使えれば良いと思っていたのですが、使っているうちに欲が出てきました。何しろモニターだけでの消費電力が8Wと相当電気を使わないので、動画配信以外にも普通のテレビ放送をこのモニターで見られたらと思うようになりました。

その昔、まだアナログテレビを使っていた頃、本体内蔵のチューナーが使えなくなっても、外付けの地デジチューナーを別買いして見た記憶があるのですが、普通に考えてテレビでない単なるチューナーの価格はそれほど高くないはずだと思ったのですが、現在出ている現行品の地デジ・BS・CSチューナーの価格が1万~2万円台と結構な価格になっているのが気になりました。

当初は中古でフリマサイトやネットオークションで安く購入しようと思ったのですが、実のところ中古でもそこまで安くなっていないので、これもまたなぜなのかという事で、色々調べてみたら、色々と面白いことがわかってきました。

普通専用のテレビチューナーというと、HDMIケーブル一本でスピーカー付きのPC用モニターやチューナーレステレビと接続して見たり、ハードディスクを接続して番組録画をすることを想定しているだけだと思ったら、どうやらそれだけではなく、さらに付加価値が付いていたため高額になっているものもありました。

私が見て興味深く思ったのは実売2万円前後のチューナーなのですが、本体に2つのチューナーが内蔵されているので、テレビ番組を見ながら録画したり、2番組を同時に録画することも可能になっています。さらに、本体を有線LANでつなぐことで、無線ルーター経由での室内での利用や、外出時にモバイル通信を経由してのPC・スマホ・タブレットの画面からテレビを見ることが可能になってもいたのでした。私が現在も、室内および外からでもテレビが見られるチューナー付きのハードを使っているのですが、今使っているものはスマホ・タブレットのみ対応で、パソコンからのテレビ視聴に対応していないので、何とかならないかと思っていたのでした。

このチューナーを私が導入することで、大型テレビのあるリビングでない別の部屋(寝室など)にチューナーを設置すると、比較的大きな画面でテレビを見たい時には直接HMDIケーブルで接続すれば見ることができるようになりますし、家の中でどこでも見たい場合には、PC・タブレット・スマホのどれでもWi-Fiが届く場所であれば見ることができますし、もちろん外出先でも見ることができます。私の持っているモバイルパソコンは10インチでLTE対応なので、中のSIMを入れ替えると、単体でテレビが見られるようになります。今まではパソコンでのリモート視聴は無理だったので、改めて10インチクラスのAndroidタブレットを追加で買おうかなとも思っていたのですが、こうした製品を購入すれば、視聴のためだけにテレビ改めてタブレットを購入する必要もなくなります。

ちなみに、先日購入したモバイルモニターと、こうしたリモート機能のあるダブルチューナー付きテレビチューナーとの合計額はだいたい市場価格で4万円弱くらいと、32型のテレビを買うくらいの価格にもう少し支出すれば何とか間に合うくらいになります。テレビだけだと単に固定された場所にテレビを置くだけですが、モバイルモニターと多機能テレビチューナーとのセットにすれば、今あるハードを使って自宅だけでなく外でも色々な視聴方法が考えられ、その可能性ははるかに広がります。

ただこうした使い方が広がる分、更に便利にという感じで突き詰めていくと、様々な物の買い足しが必要で、それが金食い虫になってしまうということもあるのですが、色々調べると手持ちのFireタブレットでも使えるアプリを出しているメーカーもあるようなので、具体的な機種を絞り込んで注文しようと思っています。先月からそこそこの支出が続いているのですが、今使っているパソコンの中には13.3インチとセパレートでテレビを見るのに便利なサイズのものも持っているので、逆に今後は大型テレビを付ける時間が減り、さらに電気代の節約に貢献できるかも知れません。

こうした事実を知っている方であれば何を今さらという感じに思う方も多いと思いますが、テレビ視聴という点で言えば、このような多機能チューナーとPC・タブレット・スマホ・モニターとの組み合わせというのは大変興味深いものです。特に一人暮らしでテレビを買おうかどうしようかと思っている方で、必ずしも4Kが必要ないのなら、スマホ・タブレット・パソコン(パソコン用モニター)をテレビ化するような方向で考えるのも悪くないと思います。実際に製品を入手したところで、改めて紹介させていただこうと思っているので、興味のある方はそちらの方もご覧いただければと思います。


マイナンバーカード普及運動より先にしてもらいたい「電子マネー」の環境整備

昨日はちょっとした用事があって車で出掛けたのですが、目的地に着いたと思ったらなぜか隣りにある郵便局(大きい局でないので駐車スペースはわずか)が大混雑しているようで、私の目的地であった隣の店舗の駐車場を塞ぐような形で車が停まっていて、かなり往生しました。

その後、大き目のショッピングセンターに行ったところ、なぜそんな風に混雑していたのか、その理由がわかりました。ショッピングセンターの一角にATMがあるのですが、普段の同じ時間にはそこまで混雑していないATMが行列になっていて、そこに並んでいたのは見るからに同じ目的で並んでいるであろうことがわかる年代の方々がいました。

実は昨日は年金の支給日で、その日を目指して多くの年金支給者の方々が金融機関を訪れていたのでしょう。これはまさしく、現金を持って使うという方が多いことの裏返しであり、日本全国同じような光景が繰り広げられていることが想像されます。

こうした状況はいつまで続くのかということを考えると、すでにある程度の買い物を電子マネーに置き換えている私の中で考えても、まだ続くのではないかと思えるのです。実際、今回郵便局の隣りにあるお店で買い物をしてきたのですが、そのお店は電子マネーが使えないようだったので現金で払うことになりました。もし、電子マネーが普通に生活する中でほとんどのお店で使えるようになっていたら、もし私に年金が振り込まれた場合、即座に現金を下ろさなくても、実際に買い物をする直前にその分をチャージすることで、手数料を掛けずに口座の中にある現金を使って電子マネーでの決済がスムーズに行なえます。その方がお金を落としたり盗まれたりする可能性も少なく、後からお金の流れを追うにも簡単です。

もちろん、現金の取扱いは全く無くすわけにはいかないのは確かですが、電子マネー決済が年金を支給されている人にも一般化されてくれば、少なくとも昨日私が感じたような多くのところでの混雑は減っていくのではないかと思うわけです。現在、政府ではマイナンバーカードの取得を呼び掛けていますが、個人的にはそれよりも先にスマホでの電子決済を奨励することで、スマホ内での操作で色々できる便利さというものを知らせることで、マイナンバーカードを持つ事についての考え方が変わってくる人もいると思うのですが。

当然ながら、頑なにマイナンバーカードを持たず、電子マネーも使わない人が少なからず存在するのも確かですが、これも時代の流れで変わってくると思います。ただ、マイナンバーカード自体が生活を便利にする度合いよりも、銀行の支店がなくなり、ATM自体も少なくなったり、今まで無料だった手数料が有料になったりしていく中で、電子マネーの利用範囲の拡大というのは確実に人々の生活に関係してきます。優先順位的には、今よりももっと電子マネーが使える場所を増やすことに社会も後押しをしてくれることで、昨日のような混雑も、そこで生まれるイライラも減るのではないかと思うのですが。


日本通信の合理的シンプル290プランでかかった10ヶ月の料金を見ながらその通話コストを考える

最近、現在母親に使ってもらっている日本通信の「合理的290プラン」の対抗とでも言うべきmineoの「マイそくスーパーライト」が出てきたことで、同じ条件でもし契約を乗り換えた場合、果たしてどちらの方が良いのかということを考えてみたくなりました。

ちなみに、「合理的シンプル290プラン」は通話料は掛けた分だけかかりますが(オプションなしの場合)、特別なアプリから掛けなくても通話料は30秒11円と大手キャリアの半額で利用できます。また、データ通信は月1GB付いていますが繰越はなく、月半ばでデータ通信の1GBを使い切った場合には、データ通信そのものができなくなる(現在は移行期間で3月31日までは低速200kbpsでの利用が可)ので、1GBあたり220円の追加料金を出す必要がデータ通信を行なう場合には出てきます。なお、データ通信については月の限度容量を設定しておくことが可能で、例えば月3GBまでとしておくと、1GB使わなければデータ料の追加はかかりませんが、最大限使うと440円が追加されます。
先日、契約してから10回目の料金明細が届いたので、その中を見るとデータ通信は全くと言っていいほど使っていませんが、通話料が最大で600円弱(請求額は900円弱くらい)になったものの、平均にならすと大体月500円くらいの利用料になっています。

データ通信がもったいないですが、それなら、mineoの「マイそくスーパーライト」ならどうでしょうか。こちらの方は月額250円で専用アプリを使わない発信の場合、無料通話や通話定額を付けないと30秒22円と日本通信の同じ条件での通話料の倍なので、事前に電話用のアプリをセッティングすれば、基本料金分mineoの方が安くなるものの、データ通信が高速は基本料金だけではセットされず、常に最大32kbpsというスマホというよりガラケー用のスピードでしかネットに繋ぐことができないようになっています。

今のところデータ通信は使っていないものの、もし外で写真を送ったりQRコードによる決済をしたり、LINEを使ったりということは難しく、オプションなしの状態であれば日本通信の合理的シンプル290プランの方が何かと安心のような気もします。ただ、マイそくスーパーライトには「かけ放題」や「10分定額」の他、翌月に通話料を繰り越しできる月額110円で利用できる「10分通話パック」があります。

このオプションを付けると月額は360円となりますが、うまく通話時間を毎月10分以内に抑えることができれば、常に360円/月で回すことも可能です。しかし、母親にはそうした細かいことを伝えずに使ってもらっているので、必要があれば長く話し込むこともあります。ちなみに、この10ヶ月で最大の通話料がかかったのは、親戚に不幸があった時のことで、さすがにそうした場合には、自宅のWi-Fiを使いながらLINE電話を使ってもらうようなこともできないので、ある程度の電話料金がかかる月があるのも仕方ないというところはあります。

ただ、この「10分通話パック」のポイントとして、mineoのかけ放題・通話定額のサービスは「通話アプリ不使用」の場合で、もし月10分の無料通話を使い切ったことを知らないで使い続けると、日本通信の通話料の倍の料金がかかってきてしまうので、状況によっては月額料金が逆転してしまう可能性もあります。逆にほとんど通話していない月であれば、残った無料通話分は翌月に繰り越されるので、電話する前にアプリなどから「今の自分には無料通話分がどのくらい残っている?」と思いながら電話するような場合には、確実にmineoの方が安くなります。ウィークポイントの高速データが付かない事についても、2回線の同時利用ができるスマホを使い、通話用にmineo(できればドコモ回線が良いでしょう)、もう一つのデータ用にpovo2.0(au回線)を入れておけば、月額0円のpovo2.0の方がmineoより速く大体60kbpsくらい出ますので、最低限のところは確保しつつ、高速が必要な場合には1GBを7日間390円で追加することもできます。

このように、自分で通話時間やデータ使用量を把握し、できるだけ安く使えるという方であれば、mineoのプランにするのも検討の余地があります。ただ、私の母親の場合はいつどのくらい通話やデータを使うかということを私の方で管理し切れないという問題もあるので、今のまま日本通信の「合理的シンプル290プラン」の方が合っていると思われます。

ちなみに、「合理的シンプル290プラン」には「70分無料通話付」というオプションがありまして、それを付けると月額は990円になります。これでも十分安いと思うのですが、もし今後月の平均請求額が千円を超えることになったらこうしたオプションも必要だとは思うものの、何の制限もなく電話を使ってもらっても月平均が500円くらいで済むので、基本的には通話オプションを使わずに、もし何か外でデータ通信を使い過ぎた場合には、こちらから追加の1GBを申し込んであげれば、その容量は月末まで使えるので今の母親の使い方には合っているのではと思います。

こうした使い方を自分でシミュレーションしながら使えるなら、私の場合はmineo一択になるでしょう。どちらのプランも良い所と良くない所がありますので、興味を持たれた方は参考にしてみてください。


JRの分社化がなければ交通に関する地域格差は是正されていたのか?

その昔、日本国有鉄道(国鉄)が地域ごとのJR各社に分社化され、現在に至っているのですが、ここにきてその歪みというものが一気に吹き出している感じがしています。これは郵便局とも同じようなところがあるのではないかと思うのですが、「赤字ローカル線」という名のもとに相当多くの路線が廃線になっていくわけですが、そもそも人口が少ない地域をつなぐ鉄道というのは、都市部と同じように利益を上げることは不可能で、国が経営しているということで、交通網の整備という観点から広げたものなので、採算性を第一に考えて作られたものではないのに、現在まで事業者ごとの格差が激しくなってしまっています。

そんな中で、一番の稼ぎ頭は私の住む静岡県内を含む東海地方の鉄道を運行しているJR東海でしょう。ドル箱の東京からの東海道新幹線を運行することで多くの利用者を得ているだけでなく、私鉄との競合がない私の住む静岡県内では、主に在来線を使う人にとっては必ずしも便利でも安くもないような感じで経費を抑えながら利益を上げているように思えます。

現在起こっている静岡県とJR東海のリニアモーターカー工事に関するイザコザについても、ニュースでは静岡県知事の言動にスポットが当てられ、静岡県外の方から見ると単なる地域エゴととられるのではないかと思います。私自身についてはリニア工事がJR東海の計画通りに行なわれたとしてもそこまで不利益を被ることはありませんが、もし大井川の水が枯れてしまった場合、お茶の産地など農業全般や、工業用水として大井川の水を使っている地元の企業にどんな影響が出るのか、それがわからないと少なくとも大井川流域の人たちが反対を続けることは普通に考えても有りそうです。

それでもJR東海がこれまでのやり方と同じように交渉を行なおうとするなら、もしかしたらJR東海の方が静岡県で生活する人たちや、新幹線(のぞみは停車しないので)や在来線で静岡県内を通過するために使っている人たちの利便性を犠牲にするような運行すると脅しを掛けてくるのではないかと、一抹の不安があります。そうした脅しがなくても、今までのJR東海はあまり魅力的な切符を出していないように私は思います。そして改めて思うのが、他のJR会社での沿線住民に対しての、数々の営業努力の結果としての魅力的な商品の数々だったりします。

昨日発表されたJR西日本の「西日本どこまで4DAYS」という切符は、青春18切符と同じように新幹線をのぞく在来線に乗り放題の切符なのですが、2023年2月21日から3月21日までの一ヶ月間で、連続する4日間乗り放題になるきっぷ(一名から購入可で9,800円)です。青春18切符との違いは、新幹線は乗れないものの、在来線の特急なら、特急料金を払えばそのまま乗れるということです。うまく使えばJR西日本内の地域をぐるりと一回りも可能です。

こうした期間限定のおトクなきっぷは、JR東海管内では18切符を使うしかない感じなのですが、別のニュースでは何とか今年も春・夏・冬の18切符の販売は行なわれるそうです。もし、18切符の販売が終了してしまったとしたら、もはや東海地域と東日本(東北・上越・長野新幹線が使えるJR東日本パスなどの販売あり)・西日本との気軽に鉄道旅行に行ける度はかなり落ちます。仕方ないこととは言え、やはり悲しいですね。

また、東海道・山陽新幹線以外に新たに開通した新幹線と並走する在来線が第三セクターに移管され、青春18きっぷで乗れない路線が増えたことも、JR各社の体力の違いに起因するところがあると思います。以前、長野新幹線の開通によって運転が終了した信越線の横川~軽井沢間を代行バス(もちろん別料金)を使って移動したことがありましたが、単に鉄道がバスに代わった以上に不便になっていました。というのも、鉄道なら車両に乗れるだけ人が乗れますが、バスの場合は座席に全員座ってシートベルトを締めないと運行できないため、補助席を含めたバスに座れるようにしないとスムーズな乗り継ぎが不可能で、同じ列車で到着してもバスの定員が埋まってしまったら、そのバスに乗ることはできず、同じバス停で次のバスを待たなければなりません。

そう考えると鉄道の輸送力というのは大したもので、今後恐らく新しい車を買えずに車を止める人が多く出ることが予想される中、地域の日常の足としてだけでなく、旅行として気軽に遠方からも全国色々な場所に行くことができるよう、今以上に鉄道を止めるというのは避けてもらいたいと個人的には思ってしまいます。これは私が静岡県在住だから言うのではなく、リニアモーターカーを開通させるだけの予算があるなら、今ある全国の在来線をキープする方向にお金を使って欲しいものです。今後に向けては地域エゴ丸出しで静岡県の駅に新幹線「のぞみ」を停めるべきだとか、富士山静岡空港に新幹線の新駅をというような事は主張しませんので、ぜひとも今後のためにも公共交通機関の整備の一環として地方の在来線を全国のJRが守っていく方向に考えていって欲しいと思うのですが。


OCNモバイルONEを契約して約一年経ちその後の利用について乗り換えを考えるものの

現在メインスマホとして使っているOPPOのReno5AをOCNモバイルONEの回線を契約するのと同時に購入して使い続けてこの2月で一年になりました。当時は、Reno5Aを1万円くらいで購入できたので、かなりお得であると思うのですが、他社でのスマホの価格などを見ていると、回線乗り換えなどの条件を付けるとそれなりに高性能なスマホが安い価格で購入できる事例があるので、つい乗り換えを考えてみたくもなります。

ただ、実はこうした「端末購入のために頻繁に回線を切り換える」行為というのは、実は将来的には自分で自分の首を締めてしまう可能性があります。私が契約から1年で他社の他回線にMNPしたとして、来年の今ごろになって改めてその時にOCNモバイルONEが端末購入のセールをやっていた場合、それを買うためにいったん回線を移動して改めて戻るということになると、OCNモバイルONEの方では定価より安く私に端末を買われてしまうということになります(現在は月550円のプランに加入しているので、年間でも6,600円を落としているだけです)。端末を安く購入された上に契約を長く続けてくれない人が増えてくれば、将来的にこうした端末のバーゲンセールも縮小されてしまう可能性について考えざるを得ません。

ネット上では、こうしたOCNモバイルONEで安く端末を購入するために、「最低でどのくらいの期間契約を続けなければならないか?」というような質問をよく見掛けます。短期間で解約し、再度別回線に移ってからMNPでまた回線と端末込みの契約をしようとしたら契約ができない(いわゆるブラックリストに載る?)という話は聞きます。ネットでは6ヶ月か7ヶ月くらいで大丈夫では? とか、やはり最低1年間はとかという話が出てきてはいるのですが、これは加入しているプランの内容によって変わってくるというのが正解なような気がします。

ちなみに、私が購入した当時のReno5Aの新品での価格は3万円台と記憶していますので、月550円プランで1年間契約したとしても端末価格と比較すればまだまだ契約を続けないとOCNモバイルONEは赤字になってしまうのではないでしょうか。

そういう意味もあって、電池が膨らんでしまって使用不能になっていたスマホ(実はこのスマホもOCNモバイルONEで格安で購入したもの)を電池交換に出し、もしメインスマホが壊れた場合でも、新しい端末を用意するまでのつなぎとして使用可能な状態にしておいたわけです。

ちなみに、2023年2月現在Reno5Aの後継機であるReno7AがワイモバイルのM・Lプラン加入で他回線からのMNPという条件で5千円弱で購入できるキャンペーンが行なわれています。中古市場には恐らくそうして安く端末を購入した上で中古ショップに売りに来たのではないかと思われる「未使用」のReno7Aが多く出てきています。先日は「じゃんぱら」の日替わり特価で、未使用のReno7Aが24,800円で出ていました(現在は終了していると思います)。この価格でも、普通にSIMフリーの端末を手に入れる場合、ワイモバイルのプランが自分に合っていない場合には、それでもかなり安いと思います。こうした情報をうまく使って、できるだけ回線と紐づかない格安の未使用品を手に入れるようにした方が、回線に縛られることなく自由に自分の好きな回線プランを利用できるようになるでしょう。

私の現在契約しているOCNモバイルONEの550円プランは、先日新たなプランを発表したばかりのmineoの月250円という「マイそくスーパーライト」の出現で、回線移転をすれば毎月の利用料金を安くすることが可能になるのですが、毎月の無料通話10分間をオプションで付けても月360円で通話中心に使うなら十分で、利用方法によってはOCNモバイルONEよりも使い勝手が良いということで気になる存在ではあります。

ただ、今のところ少なくとももう一年くらいは契約を続けたいと思っています。mineoのマイそくスーパーライトはデータ通信のスピードが全日最大32kbpsと、いざという時にデータ通信を行ないたいと思った場合、0円で維持のできるpovo2.0よりも遅いので、かなりストレスがかかります。ある意味、OCNモバイルONEの550円プランは、通話中心に使いながら追加料金なしに何とかデータ通信も使えそう(月500MBを翌月繰越できます)なところもありつつ、特定の音楽系アプリ使用での高速通信の消費がされないという「MUSICカウントフリー」という申込み必要ながらも追加料金のかからないオプションが利用できたりします。

このオプションに対応するサービスの中で、Amazon Musicはプレミアム会員であれば利用でき、Spotifyなら無料会員としての利用も可能です。これらのサービスは音楽配信だけでなくポッドキャストやトークを中心とした番組もあるので、利用価値は高いと言えます。人によりますが、うまく工夫して少ない利用料金ながらも使っていくことは可能でしょう。

さらに、私の契約している回線の中でドコモ回線がOCNモバイルONEしかないということもあります。通常時には通話での使用が主でデータ通信は利用しないものの、auやソフトバンクの回線が同時に使えなくなる場合に唯一使用できるのがドコモ回線だけだったという事もありますし、月550円の負担自体が問題にならなければ、もうしばらくはこの回線は維持しておき、OCNモバイルONE回線の再契約がブラックリストに載ってしまいできなくなるような事があっても、悔いがないくらいの魅力的な新プランが出てくるまではキープするのが個人的な使い方だろうという気がします。

今後の展望としては、5Gが今のLTEと同じくらいのエリアになって使えるようになると、安価でも今以上に使えるプランをどこかの業者が出してくるような感じがしているので、そうした動きにも注意しながら、目先の端末代に目がくらまないようにできればと思っているところです。


久しぶりのお出掛けで桜えびを食しに由比港の「浜のかきあげや」へ行ってきました

引っ越しの際、テレビ視聴環境を変えたくなかったので、前の家で設置していたBSアンテナ一式を持ってきたのですが、新しい家で設置しようとしたら全く映像が写らず、長いことそのままにしていたのですが、たまたま安く新品のBSアンテナの設置用の道具が一式になったセットを購入できました。ネットで注文したものの、自宅までの送料がかかるので、家からちょっと離れたところにある同じ静岡市でも蒲原のコメリまで注文していたBSアンテナを取りに行ってきました。

やはり、持ってきた古いパラボラアンテナには問題があったようで、新しいアンテナを設置したら全く問題なく映り、リビングのテレビだけでなく分配したテレビサーバー(自宅内だけでなく外でもスマホやタブレットを使って自宅で見ているテレビ番組を見ることができたり、遠隔録画予約ができたりする)でも同時に、ブースターなしで安定した受信が可能になりました。これで、インターネットが安定して利用できるところでなら、自宅で受信した地上波およびBS放送をどこでも見られるようになり、一気にお出掛けの際もテレビを楽しめる環境が整いました。設置も全部自分でしたので、工事費もかかりませんでした。安全にベランダの手すりにアンテナを設置できるお宅なら、わざわざ光回線にフレッツ・テレビを契約するよりも、コストは安く、さらに長く使い続ければ続けるほどコスト減になります。と、その話はここまでにして、商品を受け取った後で帰り際に、久しぶりに食事のために立ち寄ったのが静岡市の由比港にある漁協が直営している「浜のかきあげや」でした。

ニュースでは報じられていますが、ここ数年、由比港では深刻なくらいの桜えびの不漁が続いているのですが、由比港と言えば「桜えび」ということもあり、直売所や食事処の「浜のかきあげや」は営業を始めています。現在、食事処としては月・火・水・木曜が定休日という状態ですが、週末を中心にお店は営業しています。

私が出掛けた際にはそれほど観光客はいませんでしたが、感染対策のため注文までには時間がかかりました。注文はマイクを通して行ない、注文を受けるのも直近で食事を提供できる分に限られるので、人が多く来ると自分の番が来たとしても注文を受けること自体がストップになり、前のお客さんに食事が提供されるまで待たなければなりません。これから多くの観光客が来るような時期になると、かなり待たされることになるかも知れませんが、その点については感染症予防対策をしないと営業できない状況にあったこともありますので、ご了承願いたいところです。

メニューは基本的に桜えびが中心ですが、「かきあげ」「生桜えび」を中心に丼やお蕎麦が中心になり、価格はどちらも千円となっています。桜えびの味噌汁は今回頼みませんでしたが100円です。今回頼んだのはかきあげ2枚が乗った「かきあげ丼」でしたが、大盛り無料ということで注文したら、結構ボリュームのあるものがやってきました。

ちなみに、半額の500円で「ミニ丼」を注文することもできます。「ミニかきあげ丼」と「ミニ生桜えび丼」でも千円です。その辺はお好みになりますが、このかき揚げはかなり実が詰まっていて美味しかったです。

お蕎麦はさすがにテイクアウトできませんが、丼ものはテイクアウトが可能です。座席は屋根のあるところないところはあるものの、それなりに数はあります。テイクアウトでなくても発泡スチロールの丼なので、量が多くて全て食べられない場合には自分で持って帰ることができるので、少食の方はビニール袋やラップの用意をしてくるのも良いのではないかと思いますね。

昨日はかなり気温も上がり、屋外での食事も十分に楽しむことができました。温かい日には今後人も出てくるのではないかと思いますが、県外からやってくる方々にもこのおいしさをぜひ感じて欲しいと思います。

・JF由比港漁協のホームページ
http://yuikou.jp/enjoy.html


ニトリの超保温ボトルラインナップに従来品より20%軽量化したシリーズが登場

ニトリの「N-HEATEX」シリーズの超保温・保冷ボトルは、モンベルのサーモボトルやサーモスの山専ボトルという登山用に開発された真空断熱ボトルよりも保温・保冷性能が良いということで個人的には一押しのラインナップなのですが、保温性能を追求する反面、大きさや重さが他社と比べると大きく重くなってしまっているのが一つのウィークポイントだったのでした。

それが、先日ついにというか、従来の製品と併売するような形で、新たに超保温・保冷ボトルの軽量版が発売されたということで、果たしてどれだけ違うのか、さらに性能はどの程度になっているのかということについて、カタログスペックから比べてみたいと思います。

軽量 真空断熱 超保温・保冷ボトルのラインナップは3種類で、370ml・500ml・750mlとなっています。これ以上の容量が必要な場合は従来の製品で900mlの方を選ぶと良いでしょう。

ちなみに、今回出た3つの容量のボトルには2つの色から選べるようになっていて、ブラックの他ホワイトが選べます。それでは、それぞれのサイズと重さ、性能について見ていきましょう。

・370ml 幅7.5×奥行7.5×高さ20.2cm 約270g 81℃以上が6時間
・500ml 幅7×奥行7×高さ25cm 約310g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ27cm 約410g 87℃以上が6時間

次に、従来品で同サイズであれば保温能力はピカイチであると思われる、同社の真空断熱カップ付きボトルの重さおよび性能と比べてみましょう。こちらの方のラインナップには370mlはないので、小容量で最軽量を求めるのなら、今回の新製品がベストではないかと思いますので、ここでは500mlと750mlのカタログスペックを上に習って紹介します。

・500ml 幅7.8×奥行7.8×高さ24.5cm 約380g 85℃以上が6時間
・750ml 幅8.5×奥行8.5×高さ28.2cm 約470g 87℃以上が6時間

あくまでカタログスペックではありますが、真空断熱カップがなくても、従来品と保温性能が同じという表記になっています。ちなみにこのシリーズの900mlのものは、90℃以上が6時間継続しますので、用途によってはこちらの方が良いということになります。個人的な感想としては、蓋と栓の間にある真空断熱カップの威力はあると思うので、カタログ上とは言え、性能は同じなのか? とも思いますが、その前のモデルについては真空断熱カップがなくてもそれなりの保温性能はあったので、普通に使うにはどちらでも問題ないでしょう。ちなみに従来品は期間限定ながら価格を下げて販売していますので、重さが気にならなければ従来品を選ぶのもありだとは思います。

次に、他社の山用ボトルとそのサイズ・重さ・性能を簡単に比べてみたいと思います。まず、モンベルのアルパインサーモボトルについて同じようにカタログデータをひろってみましょう。

・350ml 直径7 X 高さ 18.5cm 240g 74℃以上が6時間
・500ml 直径7 X 高さ 24cm 265g 78℃以上が6時間
・750ml 直径7.9 X 高さ 26.3cm 360g 80℃以上が6時間

こうして比べてみると、今回のニトリの軽量ボトルよりもさらに軽くなっていることがわかると思います。その分保温性能は劣りますが、モンベルのボトルは、直飲み用の蓋を別に購入して夏用冬用と一年中使えるというメリットもあります。次にサーモスの山専ボトルと比べてみましょう。こちらも、ラインナップが500ml・750ml・900mlとなっているので、500mlと750mlの製品で比べてみます。

・500ml 幅7×奥行7×高さ23.5cm 約280g 77℃以上が6時間
・750ml 幅8×奥行8×高さ26cm 約360g 78℃以上が6時間

このようになっています。価格も3社の中では一番高いので(サーモス>モンベル>ニトリ)、モンベルと比較しての購入になるかと思います。こうしてみると、ニトリの新製品は頑張ってはいるものの、他社のボトルと比べるとまだまだ重いという状況は変わっていません。グラム単位で軽量化を求める登山ユースでは勝負になりませんが、気軽に持っていくような用途だったり、車中泊用に使ったりするには問題ないと思います。特に今現在はニトリの従来品が値下げされていて、500ml・2,790円、750ml・3,290円、900ml・3,790円で2023年3月末までは買えるので(ネットショップから注文して店頭受取なら送料無料)、個人的にはその期間内であれば、安くて性能も高い従来品の方をおすすめします。

現在の電気代・ガス代の高騰に対応するため、最大容量の900mlを自宅で保温ポットとして使用すれば、朝入れた熱湯で夕方まで熱々のお茶が飲め、無駄にガス(電気)を消費しないエコな生活の助けになるのではないかと思います。もちろん、軽量サイズには370mlという少容量のものもあるので、朝入れたお湯を持っていき、昼食時にお茶だけでなく、カップめんを作るお湯として使ったり、フリーズドライの味噌汁を美味しくいただくために持っていくというのも有りでしょう。ぜひ、皆さんの生活に合ったサイズの高性能保温ボトルについて、「お湯を携帯する」という目的で持つことも検討してみてはいかがでしょうか。


2in1のモバイルパソコンをデスクトップマシンのように使うためにハブを購入

最近の買い物の中では、15.6インチのモバイルモニターの使い勝手が良すぎて、様々な可能性について試しているところです。今回は、このモニターをパソコン用のモニターにすることで、大型ノートクラスの画面の広さと、好きな周辺機器を接続して10インチの2in1のパソコンを使ってみようと思い、このようなセットを作ってみました。

私の持っているパソコンはキーボード部分を外すとUSB Type-Cの出力と電源しかなくなってしまうので、そういう用途で使う場合には、拡張することのできるハブが必要です。ということで用意したのが、写真にある5つの端子のあるハブです。

HDMIポートおよびUSB Aの端子が3つあり、電力供給のためのUSB Type-Cの出力で合計5つあるタイプのものです。欲を言うとキリがなく、今回の用途的にはこれで十分なので、とにかくタブレット状にした本体とハブをつないでみました。

実際のところ、パソコン用の電源を取っているコンセント一つで、パソコンだけでなくモバイルモニターも使えるようになりました。今回はUSBポートの方にマウス・キーボードをそれぞれ繋ぎましたが、これだけでも十分パソコンとして使える印象があります。

パソコン本体はモバイルモニターの裏側に立てかけるようにして置いているので、使っていてもじゃまにならず、画面はモバイルモニターの方だけに集中できます。画面だけ見れば大型ノートの使い勝手と変わらず、キーボードは趣味で持っていて、サイズも小さく打ち味も最高のHappy Hacking Keyboardをセットすることで、まさにデスクトップパソコンのように使うことができています。端子はこれでももう一つ余っているので、テンキーを付けるとさらにデスクトップマシンのようにできるのでは? と思いますが、基本的にはこのセットで十分使える印象です。

旅行に行く場合、持っていくものが限られている旅であればモバイルモニターは持っていきませんが、車で出掛けられるような場合は、モバイルモニターのセットくらいは車の中に入れることができるので、大型ノートよりもモバイルパソコンと一緒に持ち運び、ある時はAmazon Fire Stickと組み合わせれば単体でのエンタメを楽しむために使えますし、ホテルに入ってじっくりとインターネットを見たり、文章を書いたりしたいという時には一台のパソコンとして使うことも可能です。

モバイルモニターはOSがないので単体では使うことはできないものの、色々なものと組み合わせて使えるので、その用途はかなり多いと言えるでしょう。恐らくこのモニターを購入する方の多くは私のような使い方ではなく、ゲーム機とつなげることで、大きめの画面でどこでもゲームを楽しむために購入する場合があるのではないかと思っていますし。

ともあれ、うまく繋げれば嬉しいと思っていた、小型パソコンとの接続がパソコンの方のACアダプター1本でモニターも使えるということがわかったので、今後に向けての展望がさらに広がります。今はまだこれで十分ですが、今後はスティック型や超小型のパソコンと一緒に使ってみるのも面白いかなと思っています。


パソコン・スマホ再設定に関するSMS届かない問題は実は自分である設定をしていたから

新たに電池交換をしたスマホの設定を徐々に行なっていたのですが、あるサイトへログインする段になって、全く進まなくなってしまいました。現在は多くのサイトにログインする場合に、SMSか特定のメールアドレスにワンタイムパスワードをいったん送り、その内容を改めて入力することで二段階認証をするケースが多くなっています。

今回の私の場合、メインスマホに設定している電話番号の方にSMSでワンタイムパスワードが送られて来るはずが、なぜかアプリ(プラスメッセージ)から通知が来ないという症状に見舞われてしまったのです。

何回もSMSを送り続けると、しまいには回数制限がかかりそれ以上SMSを送れなくなってしまいました。それまでは普通にSMSは自分のスマホに届いていたのに、どうしてこんなことになったのかと思いながらプラスメッセージのアプリを開いて設定などを色々見ていたら、実は私自身の過去の設定事項に問題があることがわかったのです。この間違いというのは多くの人が陥りやすいワナかも知れませんので、今回はその事について紹介します。

一部の業者では自動的に迷惑SMS(URLが貼ってあり怪しいサイトへ誘導しようというもの)が、知らない番号から届きます。こうしたSMSは止まらないので何とかしようと思って、プラスメッセージのアプリの「マイページ」から「設定」を選ぶと、多くの設定項目が出てくるのですが、その中から「メッセージ」を選ぶと、最初のところに「連絡先未登録者をフィルタリング」という項目があるのですが、実はこれをONにしてしまっていたのでした。この設定は、連絡先に登録している以外のSMSを通知しなくなるので、誤って迷惑SMSを開くことはなくなるのですが、その代わり今回の私のように二段階認証をSMSで送る設定にしている場合、届いたSMSがいったん別のフォルダーに入り、通知されなくなってしまうので、いくら画面を見ながら待っていても届かないと思ってしまうわけです。

今回のことで、「連絡先未登録者をフィルタリング」はOFFにしてその都度必要とするSMSかそうでないかを自分で判断することにしました。

今回は、サイト自体へのログインの設定でつまずいてしまったので、スマホだけでなくパソコンで同じサイトにログインしたい場合、パソコンからもSMSを送って二段階認証するので、やはり私の場合はそうした連絡はすぐに確認するためにフィルタリングはしないようにするのが良いと思いました。

もっとも、問題は全てのキャリアできちんとGmailなどのように明らかに危険なURLを含むSMSについては最初から送信しないようなフィルタリングを自動でやって欲しいということですね。それまでは自分で判断して変なURLをふまないように、特に宅配の荷物を装ったSMSについては十分注意しようと思います。