日本通信の合理的シンプル290プランでかかった10ヶ月の料金を見ながらその通話コストを考える

最近、現在母親に使ってもらっている日本通信の「合理的290プラン」の対抗とでも言うべきmineoの「マイそくスーパーライト」が出てきたことで、同じ条件でもし契約を乗り換えた場合、果たしてどちらの方が良いのかということを考えてみたくなりました。

ちなみに、「合理的シンプル290プラン」は通話料は掛けた分だけかかりますが(オプションなしの場合)、特別なアプリから掛けなくても通話料は30秒11円と大手キャリアの半額で利用できます。また、データ通信は月1GB付いていますが繰越はなく、月半ばでデータ通信の1GBを使い切った場合には、データ通信そのものができなくなる(現在は移行期間で3月31日までは低速200kbpsでの利用が可)ので、1GBあたり220円の追加料金を出す必要がデータ通信を行なう場合には出てきます。なお、データ通信については月の限度容量を設定しておくことが可能で、例えば月3GBまでとしておくと、1GB使わなければデータ料の追加はかかりませんが、最大限使うと440円が追加されます。
先日、契約してから10回目の料金明細が届いたので、その中を見るとデータ通信は全くと言っていいほど使っていませんが、通話料が最大で600円弱(請求額は900円弱くらい)になったものの、平均にならすと大体月500円くらいの利用料になっています。

データ通信がもったいないですが、それなら、mineoの「マイそくスーパーライト」ならどうでしょうか。こちらの方は月額250円で専用アプリを使わない発信の場合、無料通話や通話定額を付けないと30秒22円と日本通信の同じ条件での通話料の倍なので、事前に電話用のアプリをセッティングすれば、基本料金分mineoの方が安くなるものの、データ通信が高速は基本料金だけではセットされず、常に最大32kbpsというスマホというよりガラケー用のスピードでしかネットに繋ぐことができないようになっています。

今のところデータ通信は使っていないものの、もし外で写真を送ったりQRコードによる決済をしたり、LINEを使ったりということは難しく、オプションなしの状態であれば日本通信の合理的シンプル290プランの方が何かと安心のような気もします。ただ、マイそくスーパーライトには「かけ放題」や「10分定額」の他、翌月に通話料を繰り越しできる月額110円で利用できる「10分通話パック」があります。

このオプションを付けると月額は360円となりますが、うまく通話時間を毎月10分以内に抑えることができれば、常に360円/月で回すことも可能です。しかし、母親にはそうした細かいことを伝えずに使ってもらっているので、必要があれば長く話し込むこともあります。ちなみに、この10ヶ月で最大の通話料がかかったのは、親戚に不幸があった時のことで、さすがにそうした場合には、自宅のWi-Fiを使いながらLINE電話を使ってもらうようなこともできないので、ある程度の電話料金がかかる月があるのも仕方ないというところはあります。

ただ、この「10分通話パック」のポイントとして、mineoのかけ放題・通話定額のサービスは「通話アプリ不使用」の場合で、もし月10分の無料通話を使い切ったことを知らないで使い続けると、日本通信の通話料の倍の料金がかかってきてしまうので、状況によっては月額料金が逆転してしまう可能性もあります。逆にほとんど通話していない月であれば、残った無料通話分は翌月に繰り越されるので、電話する前にアプリなどから「今の自分には無料通話分がどのくらい残っている?」と思いながら電話するような場合には、確実にmineoの方が安くなります。ウィークポイントの高速データが付かない事についても、2回線の同時利用ができるスマホを使い、通話用にmineo(できればドコモ回線が良いでしょう)、もう一つのデータ用にpovo2.0(au回線)を入れておけば、月額0円のpovo2.0の方がmineoより速く大体60kbpsくらい出ますので、最低限のところは確保しつつ、高速が必要な場合には1GBを7日間390円で追加することもできます。

このように、自分で通話時間やデータ使用量を把握し、できるだけ安く使えるという方であれば、mineoのプランにするのも検討の余地があります。ただ、私の母親の場合はいつどのくらい通話やデータを使うかということを私の方で管理し切れないという問題もあるので、今のまま日本通信の「合理的シンプル290プラン」の方が合っていると思われます。

ちなみに、「合理的シンプル290プラン」には「70分無料通話付」というオプションがありまして、それを付けると月額は990円になります。これでも十分安いと思うのですが、もし今後月の平均請求額が千円を超えることになったらこうしたオプションも必要だとは思うものの、何の制限もなく電話を使ってもらっても月平均が500円くらいで済むので、基本的には通話オプションを使わずに、もし何か外でデータ通信を使い過ぎた場合には、こちらから追加の1GBを申し込んであげれば、その容量は月末まで使えるので今の母親の使い方には合っているのではと思います。

こうした使い方を自分でシミュレーションしながら使えるなら、私の場合はmineo一択になるでしょう。どちらのプランも良い所と良くない所がありますので、興味を持たれた方は参考にしてみてください。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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日本通信の合理的シンプル290プランでかかった10ヶ月の料金を見ながらその通話コストを考える」への2件のフィードバック

  1. 焼き芋チェイサー

    > もし何か外でデータ通信を使い過ぎた場合には、こちらから
    > 追加の1GBを申し込んであげれば、その容量は月末まで使える
    > ので今の母親の使い方には合っているのではと思います。

    日本通信SIMなら上限をあらかじめ2GBなら3GBなりに設定しておくだけで、わざわざ追加申し込みの手間は不要です。

  2. てら 投稿作成者

    焼き芋チェイサーさん、コメントありがとうございました。

    ご指摘を受けて改めて日本通信のホームページを見直してみましたが、これはなかなか便利な仕様ですね。例えば月3GB以上使いたくない場合には2GBを追加で予約するような形にすれば、1GBを超える利用があった場合には510円プラス通話料で済み、最大かかっても730円プラス通話料となり、自分で気を付けることで通信料を節約できるようになりますね。また、保険のために同じスマホにダブルSIMにpovo2.0を入れれば、ドコモ回線が不通になった時やデータを使い過ぎた場合の予備として使えるだけでなく、24時間使い放題のトッピングを付けてもしもの時に備えるようにすれば、この組み合わせが一番バランスが良い感じもします。

    ちなみに、実際のところ私が通話専用に使っていて、外でちょっとしたウェブサイト閲覧や電子マネー決済を使うだけであれば恐らく一月合計2GBにしておけば十分なので、通話とデータをセットで使う場合は日本通信の方が良さそうですね。

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