現在メインスマホとして使っているOPPOのReno5AをOCNモバイルONEの回線を契約するのと同時に購入して使い続けてこの2月で一年になりました。当時は、Reno5Aを1万円くらいで購入できたので、かなりお得であると思うのですが、他社でのスマホの価格などを見ていると、回線乗り換えなどの条件を付けるとそれなりに高性能なスマホが安い価格で購入できる事例があるので、つい乗り換えを考えてみたくもなります。
ただ、実はこうした「端末購入のために頻繁に回線を切り換える」行為というのは、実は将来的には自分で自分の首を締めてしまう可能性があります。私が契約から1年で他社の他回線にMNPしたとして、来年の今ごろになって改めてその時にOCNモバイルONEが端末購入のセールをやっていた場合、それを買うためにいったん回線を移動して改めて戻るということになると、OCNモバイルONEの方では定価より安く私に端末を買われてしまうということになります(現在は月550円のプランに加入しているので、年間でも6,600円を落としているだけです)。端末を安く購入された上に契約を長く続けてくれない人が増えてくれば、将来的にこうした端末のバーゲンセールも縮小されてしまう可能性について考えざるを得ません。
ネット上では、こうしたOCNモバイルONEで安く端末を購入するために、「最低でどのくらいの期間契約を続けなければならないか?」というような質問をよく見掛けます。短期間で解約し、再度別回線に移ってからMNPでまた回線と端末込みの契約をしようとしたら契約ができない(いわゆるブラックリストに載る?)という話は聞きます。ネットでは6ヶ月か7ヶ月くらいで大丈夫では? とか、やはり最低1年間はとかという話が出てきてはいるのですが、これは加入しているプランの内容によって変わってくるというのが正解なような気がします。
ちなみに、私が購入した当時のReno5Aの新品での価格は3万円台と記憶していますので、月550円プランで1年間契約したとしても端末価格と比較すればまだまだ契約を続けないとOCNモバイルONEは赤字になってしまうのではないでしょうか。
そういう意味もあって、電池が膨らんでしまって使用不能になっていたスマホ(実はこのスマホもOCNモバイルONEで格安で購入したもの)を電池交換に出し、もしメインスマホが壊れた場合でも、新しい端末を用意するまでのつなぎとして使用可能な状態にしておいたわけです。
ちなみに、2023年2月現在Reno5Aの後継機であるReno7AがワイモバイルのM・Lプラン加入で他回線からのMNPという条件で5千円弱で購入できるキャンペーンが行なわれています。中古市場には恐らくそうして安く端末を購入した上で中古ショップに売りに来たのではないかと思われる「未使用」のReno7Aが多く出てきています。先日は「じゃんぱら」の日替わり特価で、未使用のReno7Aが24,800円で出ていました(現在は終了していると思います)。この価格でも、普通にSIMフリーの端末を手に入れる場合、ワイモバイルのプランが自分に合っていない場合には、それでもかなり安いと思います。こうした情報をうまく使って、できるだけ回線と紐づかない格安の未使用品を手に入れるようにした方が、回線に縛られることなく自由に自分の好きな回線プランを利用できるようになるでしょう。
私の現在契約しているOCNモバイルONEの550円プランは、先日新たなプランを発表したばかりのmineoの月250円という「マイそくスーパーライト」の出現で、回線移転をすれば毎月の利用料金を安くすることが可能になるのですが、毎月の無料通話10分間をオプションで付けても月360円で通話中心に使うなら十分で、利用方法によってはOCNモバイルONEよりも使い勝手が良いということで気になる存在ではあります。
ただ、今のところ少なくとももう一年くらいは契約を続けたいと思っています。mineoのマイそくスーパーライトはデータ通信のスピードが全日最大32kbpsと、いざという時にデータ通信を行ないたいと思った場合、0円で維持のできるpovo2.0よりも遅いので、かなりストレスがかかります。ある意味、OCNモバイルONEの550円プランは、通話中心に使いながら追加料金なしに何とかデータ通信も使えそう(月500MBを翌月繰越できます)なところもありつつ、特定の音楽系アプリ使用での高速通信の消費がされないという「MUSICカウントフリー」という申込み必要ながらも追加料金のかからないオプションが利用できたりします。
このオプションに対応するサービスの中で、Amazon Musicはプレミアム会員であれば利用でき、Spotifyなら無料会員としての利用も可能です。これらのサービスは音楽配信だけでなくポッドキャストやトークを中心とした番組もあるので、利用価値は高いと言えます。人によりますが、うまく工夫して少ない利用料金ながらも使っていくことは可能でしょう。
さらに、私の契約している回線の中でドコモ回線がOCNモバイルONEしかないということもあります。通常時には通話での使用が主でデータ通信は利用しないものの、auやソフトバンクの回線が同時に使えなくなる場合に唯一使用できるのがドコモ回線だけだったという事もありますし、月550円の負担自体が問題にならなければ、もうしばらくはこの回線は維持しておき、OCNモバイルONE回線の再契約がブラックリストに載ってしまいできなくなるような事があっても、悔いがないくらいの魅力的な新プランが出てくるまではキープするのが個人的な使い方だろうという気がします。
今後の展望としては、5Gが今のLTEと同じくらいのエリアになって使えるようになると、安価でも今以上に使えるプランをどこかの業者が出してくるような感じがしているので、そうした動きにも注意しながら、目先の端末代に目がくらまないようにできればと思っているところです。