青春18きっぷの「レンタル購入」とは?さらに今後の切符はどうなってしまうのか

3月に横浜まで行く用事が出来たので、そこまでの交通機関をどうしようかと考えてみたのですが、行きは在来線でも行けるぐらいの時間の余裕はあるものの、帰りは翌日が仕事で、ぎりぎりまで現地に留まる必要があるので新幹線の利用を考えています。いつものパターンであれば「在来線」「新幹線」の切符を別々に購入するところ、実は3月からは在来線の普通列車(普通列車のグリーン車に乗るためには別途グリーン券が必要)に青春18きっぷが使えるようになっています。

ちなみに、青春18きっぷは5回ないし5人での旅行に使えるように一枚の切符で5回分使えるようになっており、その価格は12,050円です。一回分にすると2,410円なのですが、JR普通列車利用の乗車券の価格は静岡~横浜間が2,640円と、ほんの僅かながら安くなっています。

往復在来線を利用できるなら遥かに青春18きっぷを使った方が安くなるのですが、ただ片道だけの利用の場合、今シーズン(3月1日から4月10日まで)に5回分使い切れるのかという問題もあります。

となると、現実的なのが駅周辺にある金券ショップでの「レンタル」購入でしょう。どういう仕組みかと言うと、まず金券ショップに行き、5回分まるまる使える青春18きっぷを5回分の価格で購入します。その際、何回(何人)分を使い、いつ返却するかを伝えます。実際に返却した際に残った回数分のお金を返してくれるというわけです。ちなみに、金券ショップレンタルの場合(静岡駅周辺)の金額は、一回分につき2,610円となっています。

購入する際にまとまったお金が必要で、きちんと返す必要があるのであえて18きっぷを選ぶにおいてあまりメリットが無いように思う人がいるかも知れませんが、実は色々と便利なところもあります。というのも、通常の切符の場合、購入した際の経路以外は使えませんが、18きっぷの場合はどういう経路を使って目的地に行っても自由で、途中下車もその日のうちなら無制限に行なうことが可能です。

今回のケースでは、早めに出て横浜に着く前に手前で(例えば熱海など)途中下車して楽しむことも可能になりますし、特に今回は復路に新幹線を使おうと思っているので、帰りの最寄り駅から新横浜駅までもJRを利用すれば追加の料金がかかりません。新幹線の場合には横浜駅周辺にいると、新横浜駅まで行くのには歩いて行けませんので、普通なら新幹線切符とは別に新横浜までの電車代がかかります。その日のうちならウロウロと近いところを何回乗ってもJRなら追加料金はかかりませんし、今回はレンタルでの利用を考えています。

こうしたレンタルでの利用というのは、日帰りで思い立って出掛けたいような場合でも一人から二人くらいの旅であれば十分に許容範囲ではないかと思います。今後、きっぷ自体が消えてしまうような流れも考えられる中、果たして金券ショップはどうなるのだろうという不安もつきまといます。例えば、18きっぷの販売が続いたとしてもこうした金券ショップでのレンタル対策ということで、スマホ決済で持っている人および、その人と行動を共にする人だけしか使えなくなるとか。ただそうなると、例えば数人での旅行でも、目的地に着いて、その場でゆっくりするパターンと、そこからもう少し足を伸ばして周辺も観光したいグループに分かれたような場合、常に移動する場合には切符を電子購入した人が入らなければならなくなります。

そもそも、この切符自体がこれからも存続する確証はないわけですし、使えるうちに使っておくのが良いでしょうし、その一つのやり方として金券ショップでレンタル購入という方法は最初に用意するお金はかかるものの、必要な時だけ使え、残りの回数を気にする必要がないということもありますので、もし今シーズン別の日に出掛けられるようなら再度レンタルで使ってみたいと思っています。


カテゴリー: 電車・バス | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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