月別アーカイブ: 2023年2月

地元紙の夕刊が2023年3月で発行を終了する報を聞き改めて夕刊の意味を考える

私の住む静岡県では、大手新聞よりも地方用である「静岡新聞」を読んでいる人が多いという、ちょっと他の地域と変わったところがあります。個人的にはそこまで地元紙の方が良いかということははっきり言えないところはあるのですが、今回終了する夕刊についてはちょっと時代の流れを感じて寂しくもあります。

というのも、静岡新聞の夕刊に連載されていた新聞小説は、新進気鋭の時代小説家が書く新作が多く取り上げられていて、もしそうした機会がなかったらあの名作は生まれていたのか? とも考えてしまうからです。

今年の歴史上の人物としてメディアで多く取り上げられているのは織田信長よりも徳川家康だろうと思うのですが(大河ドラマの主役でもありますし)、今回の大河ドラマで描かれる家康像というのは、なかなか面白いと期待するところもあります。ただ、多くの人が望むような家康像にならずドラマ自体も不人気になる可能性もあると思います。

私が、今回の大河ドラマのような家康像に違和感を持たないのは、坂口安吾の「家康」という小品での家康の評価を目にしたからだと言えます。短くてすぐ読めてしまうと思うので、作品の方にリンクを張っておきます。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/57478_62862.html

この作品の中で、「彼が始めて天下をハッキリ意識したのは関ヶ原に勝ってからだ。」とあります。つまり、関ヶ原前と後とでは人間が変わってしまったかのようになったということも言えると思うのですが、そうした予断の元、実は徳川家康は関ヶ原で討ち死にし、それ以降は家康にそっくりな影武者「世良田二郎三郎元信」が家康として天下を徳川家に取らせたというちょっと荒唐無稽な歴史小説、隆慶一郎著「影武者徳川家康」が発表されたのが静岡新聞の夕刊だったのです。

初出の頃には地元民しか読めなかった作品ですが、後に原哲夫氏が有名な「花の慶次」(こちらも隆慶一郎氏の原作を元にした作品)の後に、同名で週刊少年ジャンプで漫画化したことで有名になりました。今までとはかなり違った歴史を見る目について注目されたことで多くの人がその作品の存在を知ることになったわけですが、それも新聞小説があってこそのものだったでしょう。

今では全く注目されないと思われる新聞小説ですが、それでも作品発表の場としては当時は機能していて、静岡新聞では多くの歴史小説を夕刊上で読むことができていました。現在の時代小説や時代劇を取りまく状況は厳しいと一言で言えるようなものではないでしょう。魅力的なキャストのために注目されるものの、まともな時代劇というのは大河ドラマをはじめとしたNHKでしか作られていないというのが正直なところです。民放の人気ドラマであった「水戸黄門」が終了してしまってからは、歴史に興味を持っても時代劇を好んで見るという方は小数派だろうと思いますし、時代小説という媒体を広く一般の人が目にする機会が今回の夕刊終了で一つ無くなってしまうと思うと、今後時代小説や時代劇はどうなっていくのだろうと思ってしまいます。

時代劇というと昔の話で今を生きる上では関係ないと思う方もいるとは思いますが、現代に生きる時代の中で生まれる時代劇というのは、実は今を生きる私たちの姿を投影している部分もあります。直接大きな力を持つ人のことを揶揄し、やっつけるような小説や映画よりも、過去に起きた出来事と今の出来事を比べ、昔に起こったことを現代の社会の中に投影することで、より自由な創作ができるでしょうし、読者の方もその後の状況がどうなっていくのか、具体的に想像することができるだろうと思います。そういう意味でも、昔の事をなぞるのではなく、未来を見据えた時代劇の登場が望まれます。


使い勝手は予想以上で今後の活躍も期待されるモバイルモニターのEVC-1506

注文していたモバイルモニターが早速到着しました。先日は型番などは書きませんでしたが、興味ある方のために紹介しておくとEVICIVという会社のモバイルディスプレイ15.6インチで、型番はEVC-1506というものです。IPS液晶パネルフルHDのノングレアでタッチパネルではなく、バッテリーも内蔵されませんが、セール時には大体1万5千円前後で売っているのではないかと思われます。具体的な商品内容についてはリンク先を参照してみて下さい。

大きさ的には、今メインで使っている13.3インチの画面を持つノートパソコンと比べてもそこまで大きくないまま画面が大きくなっているという感じがします。流石に今使っているコタツの上で両方一緒に使うのは難しそうですが、モニターの方を上に載せ、パソコンの方を膝の上に置きながら打つ分には十分なので、冬の寒い時期でもパソコン作業をしながら映像コンテンツを十分に楽しむことができそうです。

私がこのモニターを選んだのは、映像入力がminiHDMIではなく標準のHDMI端子になっているので、変換プラグをかまさなくても、直接差すことができるので、持ち歩く道具を増やさなくても済むし、もし変換プラグを失くしてしまったという時の事も頭をよぎるので、普通にあるものが使えるこの仕様が気に入りました。

本体自体は軽いものの、よく大きなタブレットに後付けする本体カバー兼スタンドのようなパーツが最初から付いていまして、このカバーは磁石でくっつくようになっています、本体裏にネジ穴があるので、モニターをアームに取り付けることも可能ですが、他の置き方もできます。

写真のように正面から左下のところに穴が開いており、ここにこの穴に入るような筆記用具やドライバーなどを入れると自立するようになっています。この機能は大型タブレットには付けて欲しい極めてアナログ的な機能ですね。よくあるタブレット用のスタンドの場合、本体が重いとちょっとのことで倒れてしまうことも少なくないのですが、これなら自然と倒れてしまうこともないと思います。他の付属品としましては、USB Type-Cのケーブル2本(反対がType-AとType-Cのもの)、そして標準のHDMIケーブルとなります。

私のこのモニターの使い方としては、Amazon Fire Stickと繋いで、主にネットで見られる動画や、TVerのようなテレビの見逃し配信を見たり、ABEMATVを見たりすることにあります。最近は見たいテレビ番組を見逃しても、見逃し配信があることを見越して生活していることもあるので、スティックPCのようなAmazon Fire Stickはこうしたモバイルモニターと相性が良いと思います。現在、自宅のテレビには第3世代のものが差さっているのですが、買い換えで使わなくなった第2世代のものを差して使ってみましたが、リモコンも問題なく操作できますし、タッチパネルの必要性は感じません。ただ電源についてはモニターとAmazon Fire Stickの両方に電源を供給できるようにするため、複数のUSB端子のあるAC電源を別に用意しています。ちなみに今は5つのUSB端子があるAC電源を使っていますが、やはり今後のことを考えるとこのくらい端子があるものの方が便利だと思います。

また、AC電源だけでなくモバイルバッテリーからも給電して使うことができるようになっています。私は写真のようにUSB出力が3つある比較的大きなものを使っていますが、私のようにAmazon Fire Stickとセットで使う場合には、出力は2つ以上欲しいところです。Amazon Fire Stickについてもう少し書くと、前の世代のものはハード的な制約なのかNHKテレビの同時配信をサポートする「NHK+」アプリをインストールできないので、今後セールで現行のAmazon Fire Stickが安くなったら買い足せば、少なくともNHKは見逃し、同時配信ともこのセットで見られるようになるので、さらに便利になります。今使っている現行のものを差し換えて使ってもいいのですが、NHK+はAmazonのタブレットにもインストールできるので、どうしてもNHKの番組が見たい場合にはタブレットを起動させて見ても良いと思っています。

画質については普段使っているノートパソコンのそれよりも格段に良く、液晶テレビそのものという感じです。音についても、左右に小型のスピーカーが付いているのでこれ単体で音を聴くことができます。さすがに音楽や映画を見ると物足りない場面も出てくるとは思いますが、その場合にはイヤホンジャックに差すタイプの外付スピーカーを使い、その電源をUSB経由で取れば、バッテリーの心配なく自宅で使うことが可能になります。写真のスピーカーはダイソーのUSB接続の300円のスピーカーなので良い音かは疑問ではありますが、本体からの出力と比べるとそれでも変える意味はあるかなという感じです。

自宅で使うならもう少し音の良い高価なUSB接続のスピーカーを使うと、音もそれなりで電気の消費量も抑えながら利用することができるようになると思います。それだけでなく、今後はスティックPCなど、直接HMDI端子に付けて利用可能なグッズについても購入を考えながらこのモニターの新たな可能性についても探っていければと考えています。


電池交換から戻ってきたP30Liteを生かすためにSIMカードの入れ替えを行なう

昨日、電池交換からファーウェイのかつて使っていたSIMフリーのスマホP30Liteが帰ってきました。一時期、母用のスマホとして使ってもらっていたのですが、母親がスマホをなかなか持ち出さないためずっと充電状態にしておいたところ、電池が膨らんできてしまったので危険だと判断し、現在は長く充電コードにつないでいても電池に影響のない機種に変えているので良いものの、P30Liteは今でもそれなりに使える端末で、ファーウェイがアメリカと問題を起こす前に販売になった端末なので、Google Playも普通に使えるので、何とか直そうと思っていたところにメーカーの割引電池交換サービスが行なわれていることを知り、それで交換をしてもらいました。

今回、修理に出すにあたってそれまで入っていたデータなどは全て工場出荷時の状態にリセットされたので、改めてGoogleIDを入れてログインし、必要なアプリを入れた上でこの端末に合ったアプリを残して使えるように仕上げているところです。

基本的に私が使っているメイン端末は主に電話とちょっとしたデータ通信だけを行ない、動画閲覧などかなりハードなデータ通信を行なうようにもう一台サブのスマホを用意し、その中にUQモバイルのSIMを入れてあります。今回、さらにいつでも使える予備スマホを増やしたわけですが、今回その中に入れたSIMカードは、今までウィンドウズパソコンに入れていた(LTE通信が可能なパソコンなのです)povo2.0のSIMを入れることにしました。代わりに、パソコンにはほとんど使っていなかったdonedoneのSIMを突っ込み、これで一応、全ての回線をそれなりに使える体制になったということになります。

povo2.0とdonedoneはどちらも0円で低速維持が可能な回線ですが、donedoneはデータ通信のみの利用が可能で、スピードは出ても32kbpsあたりまでで、ほぼ使いものにならないと言えるのではないかと思います。それでも、ウェブブラウザの仕様を白黒・画像非表示にすることで、ぎりぎりウェブ閲覧・メール・ブログ更新に使えることは確認しているので、donedoneもパソコンのスロットに入れておくだけで役に立つのではと思っています。

さて、話をP30Liteに戻しますが、povo2.0のSIMはdonedoneと違って通話もできるSIMなので、やはり通話のできないパソコンに入れるよりもスマホに入れた方がいざという時にできることが広がるということもあります。ちなみにトッピングなしのスピードをdonedoneと比較すると、出る時には60kbpsくらいは出ます。このスピードならそれなりにスマホでなら使える場合もあるという感じですね。もちろん、トッピングをすれば普通に使えるようになるので、状況に応じてトッピングをして使うというのが正しい使い方だろうと思います。

具体的には、P30Liteをカーナビ専用にするような形での使い方を今のところは考えています。メインスマホは通話用で、データ用は動画を見たりテザリングをしたりするので、できれば車に乗る場合にはもう一台別の端末があればと思っていたのですが、今後は3台目のスマホとしてP30Liteを車内で使うためのものとして運用してみようかなと思っています。それにしても、半年に一回のトッピングは必要になるものの、かなりコストが安く色々と利用できるのは有難いです。0円維持というと楽天モバイルの事を思い出しますが、povo2.0の0円運用が今後もできる方向であって欲しいものです。


電気代を気にしながらライブコンテンツを安い投資で楽しむには非タブレットという方法があった

昨日の続きということで、自宅でテレビを付けないで様々な映像コンテンツをFire TV リモコンを使って楽むためにはどうしたら良いのかということで、一部不完全なAmazonの「Echo Show 15」を諦め、価格も手ごろな10インチタブレットの中から選んでみようかというところで昨日は終わっていたのですが、一夜明けてぱっと頭にひらめいたことがあり、早速行動に移すことにしました。

といっても、こうした機器に詳しい方ならとっくに突っ込みが入るだろうと思うのですが、一人で楽しめるくらいの映像出力を出すためには、何もOSの入ったタブレットを持つよりも、全くOSの入っていないスピーカー内蔵のモバイルモニターと映像機器を接続すればいいということに気付いたのです。ちなみに、現在テレビには買い換えたAmazon Fire TV StickがHDMI端子に差さっていますが、以前使っていた古いFire TV Stickが残っているので、そちらの方をモニターに接続すれば、Fire TV StickとWi-Fiがつながっていれば、エンタメコンテンツをいつでも見られるようになるというわけなのです。そんなこともあり、モニターの端子にはminiではない標準サイズのHDMI端子が付いているものを選びました(直接モニターと接続できるため)。

となると、現在メインで使っているモバイルパソコンの画面が13.3インチであることから、それより大きな15.6インチぐらいの製品を狙えば、十二分に満足でき、さらに電気代も微々たるものなので、いざとなれば太陽電池パネルで充電した電気をポータブル電源にため、そのポータブル電源で運用するような、究極の電気代節約術としても使えるわけです。

実はお恥ずかしい事に、家族みんなで見る大型テレビは今は製造していないプラズマテレビでして、使用時の消費電力は何と350Wもあるので、やはり見れば見るほど電気代がかかってくるのです(2023年2月現在の「公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会」の目安単価によると、一時間あたり9.450円だそう)。今回はとりあえず色々と吟味した結果、消費電力8Wのスピーカー付きモニターを注文したので、電気代はもう本当に微々たるもので、しかも価格は1万6千円くらいで購入できたので、みんなで同じものを見る時にはテレビを付けるにしても、自分自身で楽しむような場合、このモニターだけでやりくりすれば、このモニターのメーカー保証は3年あるので、恐らくその間に電気代の差額だけで元は取れてしまうと思います。

例えば、一時間あたり9.450円で一日4時間テレビ(主に動画配信)を見るとかかる電気代は37.8円で、休日に多く見る分も考えてそれを一月分として30倍すると、約1,134円電気代がかかることになります。それが1年続けば電気代は13,608円となります。そのペースでネット配信を楽しむなら、一年とちょっとで元が取れる計算になります。電気代は今からさらに上がる可能性もあるので、今後の事も考えると、十分に自宅の電気代を節約することのできるツールになるのではないかという気がします。

元々購入しようかと思っていた「Echo Show 15」にもバッテリーは内蔵されていなかったので、元からモバイルバッテリーやポータブル電源での利用を想定していましたが、新たにモバイルモニターを持つということになると、旅行先の車の中で車中泊をする際でも結構使えそうですね。

この方法だと、タブレットとは違う単なるモニターが増えるだけなので、将来的にはスマホの画面をモニターに表示して作業などを行なうような事もあるでしょうし、電池が入っていないので、電池消耗に関するアフターケアは必要ないというのも大きいです。とりあえずは家から持ち出すことなく大切に使いながら、節電ツールとして利用しようと思っています。具体的な製品については、改めてこちらに届きましたらその使い勝手などを紹介しようと思っています。


さしあたっての次のハードの狙い目は10インチ以上の大型タブレットあたりか

知り合いから古すぎるスマホを新しいものにしたいがという相談を受けたのですが、恐らくその人は、まだSIMカードの大きさが標準SIMかmicroSIMの時期に購入していると思うので、まずはショップに行って「実質0円」(月々の分割で支払い分が相殺される)ものがないか聞いてもらうことをおすすめしました。どうしても高いスマホしか勧められなかった場合は、とりあえずSIMのサイズを現在の標準サイズであるnanoSIMに変えてもらい、それと並行して機種変更で安く手に入れたものの、すぐ売ってしまったようなお買い得のSIMフリースマホでも買えば何とかなるので、購入できる端末を勧められなかった場合には改めて相談に乗ろうかと思っています。

私の方は現在、メインサブのスマホも問題なく使えていますし、先日このブログで紹介したファーウェイのP30Liteが電池交換から帰ってくるので、今使っているスマホに何かあった場合には一時的な避難先として使える目処が立ったことで、しばらくはハードの購入予定はなくなりました。

パソコンについても、Windows10のサポートが正面的に終わるまでは今使っているものは十分使えるので、ここまでのラインナップはそのままで行こうと思っています。ただ、一つ考えている事があります。というのも、これは今後も続くだろうと思われる電気代の高騰が影響しています。自宅で時間を過ごす場合、パソコンで作業している際には現在はスマートスピーカーからRadikoの音声を流しながらしているのですが、たまにパソコンで作業をしながらも動画配信などを見たくなる時があります。

現在は、自宅の大型テレビにAmazon Fire Stickを付けていて、リモコンの操作だけでアマゾンプライムだけでなくABEMAやTVer、NHK+あたりまでテレビ画面で見ることができるようになっているのですが、ついつい、その時間が長くなってしまうと気になってくるのが電気代なのですね。テレビは家族全員で見ている時には良い大きさなのですが、一人で見るには無駄に大きいし、ずっとテレビが付いていることになるので、今のご時世ではそれなりに電気代がかかってしまうのです。

先日、家電量販店に行った時に小型テレビの数々も見てきたのですが、小さいものでも24インチくらいの大きさがあり、いつも作業に使っているパソコンの横には置きずらいのです。そうなると10インチタブレットを買い足すくらいがちょうどいいように思えますが、今回、Amazonから出ている「Echo Show 15」という15.6インチの画面付きスマートスピーカーが本体のアップグレードによって、リモコンを使ってFire TV Stickと同じ画面を本体に表示が可能になったということで、ぐっと興味がわいてきたのです。

Echo Showは本体に電池が内蔵されていないので、コンセントに接続するか、ACコンセントのあるポータブルバッテリーとの併用になるものの、消費電力はだいたい15Wくらいということで、大画面テレビを付けるよりもかなり少なくなりながら、一人で使うには15インチという画面の大きさも十分だろうと思いました。

ただ、問題なのはFire TV対応といっても、現状ではアプリを追加できないようなので、例えばTVerやNHK+、ABEMAといった良く使うコンテンツを使うことができないのだそうです(ウェブブラウザ上から見ることは可能との情報はあるものの、リモコンで一発ということができないのはめんどくさいですね(^^;))。Amazonではたびたびセールがあり、定価約3万円というこのハードもそれなりに安く買えるチャンスはあるのですが、15インチ以上のアンドロイドタブレットはもっと価格が高いので、その点は残念です。

今のところは、10インチWi-Fiタイプのアンドロイドタブレットで最新OSとスペックが良いものが安くなればいいなと思いながら日々ネットであまたあるタブレットの価格情報を比べているところです。逆にここまで電気代が上がらなければ、購入を考えることはここまでなかったと思うので、それだけ時代が変わってしまったということをしみじみ感じます。


道具を買う場合はその道具を長く使い続けられるかを改めて考えた上で買おう

私の家では食事の後には葉で煎れる煎茶を普通に飲んでいるのですが、それとは別にちょっと時間が空いた時だとか、パン食の時に飲むコーヒーも好きです。コーヒーといっても色々あり、スティック一本に全て入っているインスタントコーヒーも手軽で好きですが、一回ごとに豆を挽いて、その味と香りを楽しむドリップしてのコーヒーも捨てがたい味があります。

昨年末から今年にかけてこのブログでもその道具を紹介してきましたが、ここ数年自宅に籠もりながら生活していたこともあり、毎日ではないものの結構な頻度でコーヒー豆を挽いてドリップして飲むような事を繰り返しています。肝心のコーヒー豆も、そこそこ鮮度がよく安い豆を継続的に入手することができるので、懐が痛むこともなく、以前ならコーヒーショップで飲んでいた牛乳を入れたカフェラテのようなものも自分で作ったりして、嗜好品の費用の削減にも役に立っているかなという感じです。もっとも、昨年から購入している道具の元を取るにはまだまだではあるのですが。それでも、生活の中にちょっと口が寂しくなると豆を挽いて自分だけのための一杯を淹れるということが普通になってきたというのは何だかうれしいですね。

そんな中、昨日たまたま大手家電量販店に行ったところ、おもちゃコーナーが有り、そこに置いてあったのが以前その製品が出た時にちょっと欲しいかも? と思った手打ちそばを自宅で作ることができる玩具である「そば打ち名人」というタカラトミーの商品です。

おもちゃではあるのですが、難しいそば粉をこねる工程を機械がやってくれ、伸ばして切るための道具まで揃っています。水とそば粉があればこれで一応自分で蕎麦を作ることができるというわけで、これはコーヒーに似た趣味と言えなくもありません。上記リンクの価格よりも安くそのお店では売っていたので、思わず購入しかけましたが、今回はパスしました。

というのも、コーヒーにおいても同じような買い物をしたことがあり、残念ながらそこで購入したものは現在では全く使っていないという現実があったからです。その商品とは、ダイソーで税込み1,100円で売っている(現在も)2つのカップとコーヒーミル、金属製のフィルターまで付いていて、あとコーヒー豆とお湯だけあれば外出先でもコーヒーが楽しめる「アウトドア コーヒーメーカー カップセット」というものでした。

この商品は現在でも全ての機能が詰まっての大きさという点では最少で、もしかしたら今後使うことはあるのかも知れませんが、現在まとめたセットではそれぞれ自分で納得のいった道具を選んでいるので、自分で作ったセットで淹れるコーヒーの味とダイソーのセットで淹れる味はかなり違うと思うので、それなら出先ではコンビニコーヒーにしても良いのでは? と考えると持っていくなら現在レギュラーの道具を持っていきたいという考えになっています。

そば打ちということになると、さすがに一人で楽しむというよりも、家族や友人も喜んで食べてもらえるようなレベルにならないと続けるのは難しく、このおもちゃで作ったとしても、飽きて使わなくなるか、それともコーヒーのようにそば打ち用の道具を本格的に揃えるようになってしまうかもと考えるとちょっと怖くなってしまいました。

商品のレビューを見ると、切るのが難しいとか、うまく作るためには色々と大変なのだろうということは想像できます。麺類というと、自宅では冷凍うどんを常備していて、おやつや買い物に行けない時にレンジでチンすればすぐに食べられる手軽さに重宝しているのですが、手間を掛けてそばを打つということが自分としては想像できないので、そば粉から作ることはひとまず諦めることにします。

ただ、車で旅行に行き、長野などそばが名物であるところでは、町のスーパーでもゆでるだけて 美味しい蕎麦が食べられるつゆ付きの生そばがよく置いてあります。車中泊旅行やキャンプではそうしたそばを買って現地で食べるというのは以前には良くやっていました。今後そば打ちに入るなら、コーヒーのような失敗にならないよう、こじんまりとしていても一通りのことができるそば打ちセットを手に入れた方が良いような気がしますが、果たしていつやるのか、結局は毎年年末に失敗したそばを家族に出して終わりということにならないのか? そんなことも考えながら少し悩んでみようかと思っています。


ネットショッピングで安く商品を買いたい場合には目前の価格に一喜一憂せずにさらに探すことが大事

2023年2月にも様々な生活に関する商品の価格が上がる品目が多くあるということで、同じものを買うならばできるだけ安く買いたいというのが人情ではないでしょうか。ネットショッピングというのはうまく使えば家計の助けになるものの、そのためには自分でネットを利用した場合の「最安値」を見付け、購入することの責任は全て自分が負うことになりますので、一つの情報だけに踊らされないで、慎重に比較検討することが大事なのではないかと思います。

以前、アマゾンのネットショップにある「買いたいものリスト」の活用方法について紹介したことがありますが、アマゾンだけに頼っていると意外と安値のものを見逃してしまうことがあります。価格ウォッチサイトの「価格.com」も完全ではありません。辛抱強くネットを見て回ると意外な安値が付いている場合がありますので、そうした努力は大切です。

今回は、そうして相場より安値で売っているショップを見付けた後に、さらに確認する必要性についての話になります。どういうことかと言いますと、とある商品(最新のものでなくても普通に使えるので同じようなものが安く出ている場合があるもの)の安いものを探していた際、恐らくお店の売れのこり品だと思うのですが、価格.comではもはや取り扱いがない型番のものが、最新の品ではあるものの、市価よりも半額くらいで古い型のものを売っているサイトを発見しました。

それは、ヤフーショッピングのサイトでした。自宅までの配送料が550円かかりますが、それでも他の製品と比べると安く、さらにヤフーに関係するPayPayで決済すればポイント還元もお得になるということがわかり、このまま購入しようと思ったのですが、販売店を見て「ちょっと待とう」と思いました。なぜかというと、その商品を販売しているのは、国内に多くのチェーン店を持つホームセンターの出品で、その会社はヤフーショッピングにも出しているものの、自社でも立派なネットショッピングサイトを作っていることを知っていたからです。

そこで改めてそのサイトへ移動して、購入しようと思っている製品があるかと思って探したら、恐らくヤフーショッピングと同時販売をしているようで、材庫がありました。しかも、自社サイトの方が価格は千円安かったのです。ただ、配送料については約倍の千円かかるので、このままだとヤフーショッピングの送料として設定されている550円だけ、自社ショッピングサイトで購入した方が安く買えるようでした。ただ、この送料についてはもう一つのポイントがありました。

全国チェーンのホームセンターということで、店舗で扱う商品を恐らく社内完結の物流で回しているのでしょう。自宅から近い店舗を指定し、そのお店で受け取る設定にすると、送料がかからないということがわかりました。となると、商品を取りに行く手間はかかるものの、ヤフーショッピングで買うよりも、そのお店のサイトで注文して、お店に取りに行くことで、さらに1,550円安く買えることになったわけです。

こんなにうまくいくことはなかなかないのですが、これは実は旅行で宿泊場所の予約をする時に、よくある旅行サイトではなく、宿が直接開いているサイトから予約することで最低料金での利用ができることが多いという経験から行なっていることです。

大手ショッピングサイトの場合、今回のように送料がかからずに、一律送料無料になっている(大手サイトが販売者に圧力を掛けている?)場合もあるので、自社のサイトの商品代と送料の合計で比較すると、大手サイトの方が安くなる場合も当然あります。以前紹介したことがありましたが、Amazonなどは、AIが価格を決めているのかわかりませんが、時々ちょっと常識とはかけ離れた価格に一瞬だけなるような場合があります(半額近くまで下がった品物を機械的にさらに半額にするようなケースがあったのです)。

ですから、逆の事も成り立ちます。安い品物を見付けた場合でも、念のため大手ショッピングサイトでの商品代と送料との合計額で比較してみることで、タイミングによっては、安いと思った価格よりもさらに値引いている可能性もあります。ただ、大手サイトで激安価格になった場合、すぐに購入を決断しないと、同じようにその価格推移を見付けた人によって先に買われてしまう可能性もありますので、どちらにしても思い切りは大切ですね。


mineoの発表した新たなプランとオプションについてじっくりとその内容を確認してみました

毎年、2月から3月にかけてMVNOのmineoが新しいプランを出してくることが恒例になっているかのようです。昨年(2022年)には平日お昼には最大32kbpsまでスピードが下がるものの、その他の時間帯には最大1.5Mbpsというスマホで動画を見るには十分なスピードが出る「マイそく」という月990円のプランが出て私もすぐ契約しましたが現在は解約しております。

今年はどんなプランが出て、その際また加入するようになるのか、ちょっと気になって待っていたのですが、昨日いよいよその概要が発表されました。今回発表された新サービスは4つあり、オプションが2つ、新プランが1つ、そして仕様変更が1つです。ホームページの記載によると、来月にも新たな発表があるということなので、今回は2023年1月末に発表があった分についてその内容を見ていきます。

まず、オプションについて言うと、2月1日から開始される月最大10分の無料通話オプション「10分通話パック」です。これは、OCNモバイルONEの最安である「500MBコース」の特典とかぶりますが、mineoでは全ての音声プランにおいて月額110円で最大10分間の通話ができ、余った分は最大10分間は翌月にくりこし可能だということです。

ちなみに、mineoの電話料金は通話アプリ無しで30秒22円と通常のキャリアと同じですが、OCNモバイルONEの500MBコースの特典の場合、繰越はありませんが、OCNでんわをアプリ無しで使用することで30秒11円の料金で220円分通話でき、無料通話分自体は同じですが、それを超えた場合にはmineoの方が通話料がかかります。それでも、最大月20分?(最大10分間翌月に繰り越せるという記載があるので)の無料通話があるわけですから、日頃全く自分からかけないものの、何かの拍子で電話する場合には、このオプションはそれなりに意味を持ってくるのではないかと思います。「マイそく」に付けると1,100円/月でデータもたまの電話もそこそこできてしまうので、何かの保険的に無料通話を付けたいという方には興味深いオプションではないでしょうか。

さらに「10分通話パック」を付けて運用するとほぼ通話しかしない人なら月額を安くできる新プラン「マイそくスーパーライト」が新しく出ました。これは、auおよびdocomo回線で利用できるのですが、データ通信のスピードは最大32kbpsと全く使いものにならないスピードですが、音声通話が可能で月額税込250円で維持できるという激安のプランです。

このプランはどうしても日本通信の「合理的290プラン」と比べてしまいたくなりますが、ほとんど音声通話用のプランで、データ利用は無理だと思っていただいて結構だと思います。しかし、上記「10分通話パック」を付けても月額360円で最大20分の無料通話分を持てるので、いわゆるガラホに差し替えて使うSIMとしてはかなり良いと思います。ただ、日本通信の方は通話料が半額の30秒11円ですので、月10分よりも長く電話をする場合には差が縮まっていきます。

また、日本通信のデータ通信は1GBまで高速ですが、当月中に1GBを使い切ってしまうとデータ通信そのものができない仕様に変えることを日本通信では発表しているので、その点をどうとらえるかが問題になるでしょう。ちなみにOCNモバイルONEの500MBコースは、高速データを使い切ると最大200kbpsとなります。なお、mineoではアプリから一日データ利用無制限のオプションを一回330円で付けることもできます。

au回線での契約を考える場合、当然月額0円のpovo2.0の方が安いですが、povo2.0の場合は0円維持をする場合には6ヶ月ごとのトッピングによる支払いが必要になるので、これを忘れてしまい電話番号が使えなくなるようなことへの不安があります。mineoの場合は基本料金があるので、全く通話もデータ通信もしなくても月250円だけで維持することができるわけです。いちいち計算して番号維持をする必要がないプランの中では最安なので、契約を塩漬けにする場合にも有効ではないかという気もします。

また、他の発表されたmineoのサービスとして申込みが必要ですが、無料でネットを利用している場合の広告によるデータ消費を抑える「広告フリー」というサービスや、docomo回線のDプランでもeSIMの利用が可能になるなど、かなり細かいところまで変わってきています。今回の目玉は月250円で音声回線を維持できる「マイそくスーパーライト」ですが、来月はどんなプランを出してくるのか、その内容にも注目していきたいと思います。