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自動運転の車はいつ市販されるか

 先日、日本の安倍首相が試乗し、「日本の技術は世界一だ」と言ったという自動運転の車というのがテレビニュースに出ていたのですが、実際問題このような車が実用化されたらどうなるのかと私は不安になります。日本の技術があればこそこういった車もできるのかも知れませんが、全てを機械に任せる自動運転の場合、普通に公道を走れるのかまず疑問なのですね。

 というのも、自動運転までは行かないものの前方の障害物を察知したら直前で車を止める機能の体験試乗会において、マツダのCR-5が装置が作動せず人身事故を起こしたという話も入ってきています。ただこの機能は、あくまで運転者の操作をアシストするものであって、多くの場合は人間が操作を誤ったり忘れたりした場合にのみ動作するものですから、事故を起こした責任はまず運転者に問われるわけで、装置が付いた自動車を販売する際には、もし装置が誤動作したとしても事故の責任は運転者にあるということを説明することが必須となっています。しかし、自動運転車が出てきたらそうもいかないでしょう。

 もし装置が誤作動を起こしてしまったら事故の危険性は増えるわけですが、その場合、誰が責任を負うことになるのかということです。今までの常識では自動車は人が運転することを前提にして自賠責保険(車検の時に加入が義務付けられている強制保険で人身事故のみに適用する保険)や任意保険があるわけですから、こうした保険の対象になるのかどうかということから考えなければいかなくなります。果たして、国は自動運転車が加害側になってしまった事故について、自賠責保険を適用させるのでしょうか。

 そうした議論の結果、もし自賠責保険が使えるようになるとしたら、任意保険というのは自賠責保険の上乗せという形で補償するものなので、任意保険が使えるということにつながってくるとは思いますが、その場合にも解決しなければならない問題が起こり得ます。というのも、事故を起こして賠償請求をされた場合、任意保険から賠償金を払うことで翌年から確実に保険料が上がるというのが今までの常識でした。しかし自動運転された車では車をスタートさせることはするものの、走り出した時点で運転者がいないわけですから、自動車のシステムが異常を起こした事故についても自動車を一部操作した人が責任を負い、高額な保険料の負担をしなければならない根拠は何かということをユーザー・自動車メーカー・保険会社の間で取りまとめする必要が出てくるでしょう。全ての事故の責任をメーカーに押し付けることになるとメーカーが立ち行かなくなりますし、全て車を所有していた人の責任とすれば、では自動運転のシステムとは何なのかということにもなるでしょう。

 ですから、こうした議論が終わらないうちはたとえ技術的に自動運転の車を作ることが可能になったとしてもすぐに市販されることはあり得ないのです。具体的な話としては出ていませんが、今の道路に並行しながらぶつからない形での専用レーンでのみ自動運転で走らせることができるような道路網ができれば、この種の自動車が使えるような感じはありますね。スピードは出なくても確実に進むというレーンが使えれば、車を走行させながら車中泊ということもできるわけで、それはそれで面白い状況にはなります。わざわざ道の駅で駐車スペースを探さなくても済み、夏の暑い最中でもエアコンを効かせたままで寝ているうちに進むようなことができればいいですね。更に言うと、そのレーンに電気を通し、走行に必要な電力をレーンから取れるようにしてくれれば、まだ普及しているとは言えない電気自動車が一気に普及する可能性だってあります。ただそうした道路網を作るためには莫大な建築費と維持費がかかるのが問題ですが(^^;)。

車中泊にも影響する恐れのある日産「セレナ」のリコールの内容とは?

 車中泊しやすい車ということでいうと、やはり大きなスペースを取ることができるミニバンタイプの車を選んでいる方は多いと思います。そんなミニバンの中で、日産の「セレナ」にリコールが出たことがニュースになっています。特にこれからの季節、該当車で車中泊の旅に出掛けようと思われている場合は早めの対応が必要になると思います。

 対象車は2010年11月から2013年8月製造のものなので、車検証などで確認しましょう。今回の不具合の内容というのは、寒冷地で高圧燃料ポンプが凍りつきやすいというもので、零下15度以下の状況でエンジンが止まってしまうというトラブルが多発していた(事例は全て冬の北海道)とのこと。零下15度というのは途方も無い寒さのように思えるかも知れませんが、本州でもそれ以上に冷え込むことも珍しくありません。走行中やアイドリングしていて突然エンジンが止まる可能性だけでなく、車中泊をして翌朝出掛けようとエンジンを掛けようとしてかからなくなることも考えられなくもありません。

 それでも、今年は10月に入っても暖かい日が続いていたので、このトラブルでの影響という点では今まではなかったように思いますが、11月に入ってきて急な気温の変化も予想されますので、出掛ける前に無料修理の手続きをお忘れなく、安全に行き帰りできるように心掛けてください。

電子制御された「Ecoモード」は運転しやすい?

 先日、1200ccの平成24年登録のスズキ スイフトを運転させてもらう機会がありました。普段軽自動車を乗っている身からすると、かなり余裕がある感じで運転することができたのですが、車を市街地から国道のバイパスに進めたところ、ちょっとした違和感を持つことになりました。

 交通量が少なめの道で、流れに乗ろうとアクセルをふかしても思ったほど加速しないのに気付き、はたと思い出したのが走行中の運転モードが燃費重視の「Ecoモード」になっていたということでした。

 いくら新しい車だといっても、ハイブリッド車でなくガソリン車で燃費を向上させるためには何かカラクリが必要です。私が今乗っている軽自動車、スズキのkeiですが、この夏はエアコンを最大に回したまま日中の運転を行なっていたら、とうとう実燃費が10km/lを割ってしまいました。エアコンさえ付けなければ市街地走行でも12km/l以上は行くのに、こうした差を生み出すのが運転する環境や運転の仕方です。特に最近では燃費の数字自体が一人歩きしているような感じで、その数字を前面に押し出したテレビコマーシャルも普通にあるくらいです。そうした広告を見て購入した人が、実際にエアコンを全開にしたまま急発進・急加速を繰り返すような運転をすればかなりカタログに記載された数字とはかけ離れてしまうことでしょう。「Ecoモード」というのは、かなり乱暴な運転をしようと思っても車の中に組み込まれているコンピューターが電子制御をして燃費重視の走行をするためのモードであると私には思えました。もう少し言うと、エンジンの回転数をおさえることで、できるだけ燃費をカタログ値に近いものにするように調整されているということです。これを燃料節約のための嬉しい機能と取るか、軽やかに走ろうとしても加速しないストレスのたまる機能と取るかで、このモードの評価が変わってくるのも面白いですね。

 私が今の車の前に乗っていた一世代前のワゴンR(エネチャージが付く前のものです)には「Ecoモード」の設定はありませんでしたが、簡易燃費計が付いていました。アクセルを踏み込んで急加速するとその際の燃費は一桁に落ちるものの、下りの坂道を惰性で進む場合は表示上限の50km/lに達します。そうして逐一測定して平均の燃費を出す機能もあるのですが、この数値は結構正確で、ガソリンを入れて走行距離から計算する数値とほとんど同じでした。もちろん現行の車でもドライブモードを切り替えて使えばいいのですが、それだと高速道路が急に上り坂になった時など、その都度手動でモードを変更するようにしないと加速がゆるやかになりそうなので、ちょっとめんどくさいのではないかと思ったりします。個人的には簡易燃費計が付いていれば、燃費重視の場合はそれなりに走るなど、自分の中で燃費重視かパワー重視かということを決めて扱うことで十分だと思うのですが、そうなると自分が乗りたい車はどうしても新車より中古車の中から車を選ぶことになってしまいますね(^^;)。

3ドア車にも良さはある

 最近の車ではほとんどお目にかかることがないような気がしますが、私が今使っているSUZUKI Keiは5ナンバーの乗用車ですが3ドアの設定になっています。これは、常に後部座席に人を乗せるような使い方をする場合めんどくさくて仕方がないでしょう。

 しかし、実のところ以前乗っていたワゴンRでもほとんど後ろに人を乗せるような使い方をしていませんでした。最新型のワゴンRでもそうなのですが、後部座席のスペースを広げると、かなりゆったりとした空間を作ることができます。そうした空間の作り方によって普通自動車の小型車と遜色ない使い勝手を実現しているのですが、その分収納スペースは減ってしまいます。私は車中泊用兼防災用ということでかなりの荷物を車に入れたいと思っていましたので、軽の5ドア車に乗っている時でも後部座席を一番前に出して荷室を広げ、それでも後部ドアから人が入って座れるようにはしておいたものの、結局のところ後部座席はほとんど有効に使っていませんでした。

 翻って私が乗っている3ドアのKeiについて見てみると、私の使い方では後部座席に人が乗るということはほとんどないこともあって、むしろ3ドアの方が便利なところもあるのではないかと考えるようになりました。一応は後部座席には荷物を置かずに人が乗れるようにしてはありますが、以前のエントリーで紹介したことがありましたが、雨の時など隣に人を乗せている場合は傘の置き場所を運転席の後ろに設定し、傘からの水を受けるような形で車に常備している風呂桶を床下に固定するように置くようにしています。そうしておけば車の中の濡れを最小限に抑えることができるので、このパターンは気に入っています。

 もしこれが5ドアの場合、ちょうど傘を置いてあるところの後部ドアを開けてしまうと傘が倒れたり、外に出てしまったりします。人の乗り降りが前提なら最初から後部座席に傘を置くこともないのですが、3ドア車の場合運転席側から後部座席への出入りというのは、特に運転席が塞がっている場合は無理ですので、もし後部座席に人を乗せることがあってもせいぜい1人と決めてしまえば、傘の位置は運転席後ろに決定することができます。実はこうした乗車ドアを助手席側のみにコントロールできるというのも実は3ドアの特徴であるのです。後部座席にお年寄りやお子さんを乗せていて車から降りる場合、5ドアの場合乗っている人が自分で簡単にドアを開けて外に出ることができてしまうので、周囲の安全を確認しないでドアを開けてしまって事故に巻き込まれたり、隣の車に思い切りドアをぶつけてしまったり自転車やバイクと接触するなどの加害事故を引き起こす元となります。こうした事故を抑制するために中からドアを開けることができないチャイルドロックという機能がありますが、常にチャイルドロックを使うのは不便なこともありますし、そうして機能を外したところに事故というものが起こりやすいという側面もあります。3ドア車は確かに乗り降りがめんどくさいですが、少なくとも安全に車から降りることができるように気を使ってあげることができるいい面もあるわけです。

 また、車中泊環境を作るためシートアレンジをする時にも、3ドア車なら間違って後部座席を開けてしまい無理に詰め込んだ荷物が飛び出してしまうような事にはなりません。私の車の使い方が特殊なのかも知れませんが、一人かせいぜい二人で利用するのが主でしたら、3ドアの車でもそれほど不便は感じないでしょう。時代の流れということで3ドアの車は絶滅危惧種のような感じで見ることはありませんが、中古車の場合購入価格では3ドアの方が安くなる傾向にありますので、そういった観点からも車を見ていくことで安くて満足できる車が見付かるかも知れません。

スズキの軽トラック「キャリイ」の全面改良の裏で

 車中泊と軽トラックというと、荷台にテントを張るくらいしか想像できないので、あまり車中泊用としては考えることはないかも知れません。そうした軽トラの中で、スズキが何と14年振りという全面改良(フルモデルチェンジ)した新しい「キャリイ」を出すという事を知りました。車体が50キロ軽量化されており、燃費性能も向上しているとのこと。室内の空間も広がるなど、地味にいい車に仕上がっているようです。

 ただ、本格的な車中泊のできる軽自動車を物色されている方にとってはこのニュースは意外と重要であると私は思います。最近増えてきた軽自動車のキャンピングカーはさまざまありますが、軽トラックをベースにして荷台のところに居住スペースを置くような作りの車もかなりあります。今後そうした軽キャンピングカーを購入する際、ベース車の違いによって当然走行性能も違ってきてしまうという事にもなります。あくまで価格だけで見た場合それほど違いはなくても、いくら新車であっても10年以上改良していない車をベースにするのと、新しくさまざまな工夫が凝らされた車を使うのとではその後の車中泊ライフがかなり違ってきてしまうかも知れません。

 そうしたスズキの事業展開はいいとして、そうして出したキャリイや、同じくスズキのエブリィを相手先ブランド生産(OEM)で日産だけでなく三菱自動車まで出すというのですからびっくりです。三菱のミニキャブなど商用車は今後生産を終了し、スズキからのOEMに頼って今後は電気自動車の生産に移行するとのことです。

 スバル・サンバーの生産終了(スバルは軽自動車の生産自体からも撤退してしまいました)にも寂しい思いをしましたが、このように軽自動車を開発、製造するメーカーが少なくなってしまうのは本格的にガソリンエンジンを改良することで燃費の向上を図っていく車が少なくなってしまうような感じになります。今もそうですがこれからの流れを見ていくと、ハイブリッドでもアイドリングストップ機能も使わずに乗れそうな軽自動車は軽トラックと軽バンの商用車くらいしか選択肢がなさそうでつらいです。ただ、今回のようにまだガソリン車の開発を行なってくれるメーカーがあるわけですから、個人的にはそういうメーカーの取り組みを応援したいですね。

あえて軽自動車規格の縮小を検討してみては?

 この文章を書いている2013年8月現在の消費税は5%ですが、この税率を上げるかどうするかということがニュースになっています。しかしその影で、自動車に関する税制も変えるべきという議論があります。それが軽自動車の自動車税を普通車並みに上げるということなのですね。

 これは、軽自動車が普通車(特に1000ccクラスのものと比べて)かなり税金が安いので、日本の中で売れている車が軽自動車中心となっていることにかかわりがあります。こういうことは何も珍しいことではなく、以前はビールより税率の低い発泡酒に課税したり、たばこの税金を上げたりと、取りやすいところから取る傾向があります。登録台数の多い軽自動車の税率を普通車並みに上げられたら、確かに政府の税収は上がるので上げたいというのが本音でしょう。

 もちろん、こうした議論をする中で、自動車産業の人たちやユーザーからの猛反発が予想されることは確かです。せっかく普通車より高額な軽自動車を買って、税制で優遇を受けられると思ったらいつの間にか毎年の自動車税が普通車並みになってしまっては、あえて軽自動車を買った意味がなくなってしまうわけですから、消費税以上の騒ぎになるかも知れません。

 ただ、冷静に考えてみると、現在の軽自動車の維持費については、税金以外はかなり普通車に近づいてきています。具体的には自賠責保険や任意保険の値段は時間をかけてかなり普通車との差が縮まってきているという現実があります。そういう状況をふまえ満を持して軽自動車の自動車税に手を付けたいという政府の意向はわかるものの、そうして安く買えて維持できる車を失くしてしまうことは、今盛んに言われている若い人たちの車を所有する意欲をさらに減退させてしまう恐れも出てきます。今後の軽自動車税がどうなるかはわかりませんが、全て上げるのではなく、何かしら抜け道を作っておいた方がいいのではないかと思えるのですが。

 以前このブログで、軽自動車の規格をさらに拡大し800ccくらいまで軽自動車にしてはどうかという話をしたことがありましたが、今回は逆に、軽自動車の規格を縮小したらどうなるかということを考えてみましょう。

 軽自動車より小さい規格の車については、すでに大手メーカーが開発に着手していますが、これらの車は電気自動車であることが基本で、満充電からの巡航距離が短いので、本当の市街地走行にしか適しません。個人的にはガソリンで動くミニカーを発展させた形の、基本的にガソリンで動く車を新たな軽規格として税制優遇してくれると嬉しいのですが。日本の中でも細い路地が多い地域だったりすると、今の軽自動車の規格でも道を塞ぎ交通を遮断してしまうような場所は多くあります。そうした地域での使用や、住宅事情により車庫がなかなか確保できない人、金銭的に車を買えないような人に向けてかつてのスバル360のように新車価格が40万円を切るような新しい軽自動車を普及させられればかなり面白いことになるような気もするのですが。

 現在の軽自動車の中でも、ホンダのN BOX+などは軽という規格の中で最大限の居住性を考えたモデルになっており、車中泊カーとしても評価が高い車です。しかしこの車は、軽自動車の規格のおかげで、運転席と助手席を残す形で就寝スペースが作れません。軽自動車の規格から自由になれば、燃費もよく走りもいい車中泊に適した車の販売もされるかも知れません。逆に、ミニカータイプのものでも、かつての三輪でないダイハツミゼットのようなトラックが出てくれば、荷台にテントを張って最小の車中泊車なんてこともできるかも知れません。

 個人的に考える最悪のシナリオは、生活のために安い(価格および維持費)車が必要であったり、住んでいる土地の事情によってこうした超小型車を必要としている人たちへの救済措置がないまま、軽自動車の規格が廃止されてしまう事です。今後の国際情勢によっては、そういったシナリオも全くありえないという事はないので、消費税の事だけでなく軽自動車の動向についても注目していくようにしたいと思います。

車を買い替える理由も様々

 私が今乗っているスズキのKeiは走行距離はかなりいっているものの調子は全く問題なく、今年のゴールデンウィークも静岡から高速道路を使って岩手までの往復を無事にこなしてくれました。車の性能を維持するためには、最低限こまめなオイル交換は必要ですが、それほど大変な事ではありません。そういう意味では気に入っているのですが、車自体の性能とは関係ないところでの不具合があります。

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 写真はエアコンの吹き出し口ですが、上の部分に紙片がはさんであるのがわかるでしょうか。実は時間の経過とともにエアコンの吹き出し口が固定できなくなり、このように何かで挟んでおかないとそれ自身の重みで風が思ったところに当たらなくなってしまうのです。

 冬にはそれほど気にならないのかも知れませんが、夏の暑い時期にはやはりピンポイントで風を当てたいと思いますし、こうした対処法を知らない人にとっては、この不具合だけで車を手離す判断になってしまうかも知れません。こういう細かいところの作りの良し悪しはユーザーの満足度にもつながってきますから、決しておろそかにすべきではないと私は思うのですが、価格競争で使う部品の質を落とし、できるだけ早いサイクルで買い替えてもらえるような物作りをしているのかなと思われても仕方がないと思いますね(^^;)。

 車を買い替える人の中でも、今回の例のように本来の車の動力性能以外の不具合がきっかけになることが少なからずあるでしょう。よく聞くのがパワーウィンドウ不良ですが、修理するにも結構費用がかかってしまうので、そこで判断してしまうのかも知れませんがまた十分乗れる車がそういう理由でスクラップになってしまうというのはもったいない気がします。

 他の車を買い替える理由として、税金がエコカーの場合に安くなるというものもありますが、古い車を一台つぶすのにもかなりのエネルギーがかかり、ゴミになるということもあります。新車に乗り換えるのが全ていいのかということも考えつつ、今乗っている車を大切に使うという選択も今後どんな変化があるかわからない状況の中ではありなのではないかと思う今日この頃です。

自力で車の補修はできる?

 私が今乗っている車はかなり古い車なので多少のキズは気にならないのですが、もし出先で不幸にも車をこすってしまい、付けたキズを放っておくとそこからさらに車体が傷んだりしますし、早めの補修が必要な状況もあります。

 普通、事故の場合は保険を使って直せばいいのですが、大きな事故の場合は保険を使って直すにしても、保険を使うか悩むような小さなキズの場合もあります。それでも、新しい車ならきちんとした対応をしないと下取りや買い取りの際に不利なこともありますので、少しでも今乗っている車を高く査定してほしいと思っている方には今回紹介する内容は有益ではないかも知れませんのでその点はご了承下さい。とりあえず遠目から見てわからないくらいに補修出来ればいいと思われる方は、思い切って自分で修復に挑戦するという手もあります。

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 こんなことを書いたのは、たまたまカー用品のお店へ行ったところ、さまざまな車の補修方法が解説された、補修品メーカーが作った小冊子が置いてあったからです。中を読み進めていくと、ちょっとしたキズやヘコミだけでなく、スプレー缶やマスキングテープを使っての塗装や、マフラーやバンパー補修、アルミホイールや窓ガラスの補修の方法まで書かれていました。もちろん、素人がやることですからプロ並に仕上がるかどうかは保証は持てませんが、多少手先が器用な人ならキズをそのままにしておくよりは見てくれがよく仕上げることができるのではないかと思います。

 こんなことを書いている私自身がタッチアップペイントでほんの細かい塗装剥がれを修復した程度の経験しかないのでやみくもに勧めるのも何なのですが(^^;)、多少のキズ程度だったら小冊子の内容を良く読んで、必要な材料を買い揃えて日曜大工のようなスタンスで行なえば、何とかなるかなとも思えてくるから不思議です。今のところ補修は必要ないので実例は出せませんが、この小冊子は車の中に入れておき、いざという時には自分でできそうなものなら、補修にチャレンジしてみたいと思いました。ただし、実際に補修しようと作業し出したとしても、冊子に書いてあるようにはとてもうまくいかないと思った時には無理に最後までやらない方がいいでしょう。また、説明をよく読まないで自分のやりたいようにやったりしてしまうと、普通の人が見てもすぐにわかるような補修の仕上りになってしまう恐れがありますので、無理に最後までやらずにプロに任せることも必要かなと思います。それでも、自分でそこそこの修復ができるのなら何かの機会にやってみたいものです。

リコールは早く受けよう

 車中泊可能な軽自動車として人気があるHONDAのNbox+をはじめとする新しい軽自動車のNシリーズに大規模なリコールの届出がされました。その内容は無段変速機(CVT)に関することでもあり、リコールを受けないまま走らせていると深刻な影響も考えられますので、購入した方はネット上などでリコール対象の車を調べ、対象車の場合は早めに購入店へ連絡し、修理を受けるようにしましょう。

 私自身はホンダの車に乗ってはいませんが、以前知り合いが乗っているホンダ車でリコールが発表された際、たまたま平日に時間が取れたことから代わりにディーラーに持っていった経験があるので、今回はその時の話をしましょう。まず、リコールの内容が記された郵便物が来たらリコール決定になるのですが、修理を受けるためにはまず、郵便物に入っている対応店の中で行きやすい店を選び、そのお店に電話して修理作業の予約を取る必要があります。今回の対象車種は多く台数もかなりの数になるので、ニュースで知ったユーザーが修理に殺到する可能性があります。平日に作業を依頼できず、土日で修理をと思われている方は特に早く連絡をする必要があるでしょう。事によってはネットで調べて自分の車が要対応になっている場合は、通知が来ない段階でも購入時のセールスの方に連絡を取って修理の日程を押さえてもらう方がいいかも知れません。作業の内容によってはその日のうちにできない場合もあるかも知れませんので、その点についても確認しましょう。

 私が車を修理に持っていった時にはお店で待っていてもできるかどうかわからないということで代車を出してもらったものの、その日のうちには修理が完了したという連絡が入り、代車に乗っている時間はわずかでしたが、その際のホンダのディーラーさんの対応はかなり良かったです。ディーラーの方々も自分の責任ではない仕事を次々とこなさなければならないということで大変だとは思いますが、特にホンダが満を持して出したシリーズでもあり、これらの車で夏のレジャーへ出掛けるのを楽しみにしている人も多いでしょう。そんな旅先でリコールの原因になった欠陥が原因の故障が起こってしまったら大変ですから、迅速に多くの車の修理を完了させるように頑張っていただきたいですね。

 今回のリコールはホンダで出ましたが、こうしたリコールは他のメーカーでも常に起こり得ることではないかと思います。特に新技術を初めて搭載したようなものについては、すでに出回っているものよりもその可能性は大きくなります。特にそうした新しい車に乗られている方は、今回のように大々的ではなくても小規模なリコールが出て、ご自宅に通知が届いたらできるだけ早めの対応を取ることをおすすめします。また、少々古い車に乗られている方でも、購入時に名義変更をするタイミングがずれたため、本来やってあるはずのリコール対応が取られていないままの車に乗っている可能性というのは0ではありませんので、気になる方は念のため国土交通省のサイトからご自身の車の情報を入力してみてください(ただし、最新のものについては掲載されていない場合もありますのでご注意を)。

スペアタイヤレス時代のバンクトラブル対策

 前回の文を書いていてふと思ったのですが、以前私が乗っていたワゴンRが発売された頃から軽自動車にスペアタイヤが積載されないようになったくらいだと思います。気になってはいたものの、実際車中泊の旅に出てタイヤがパンクした経験はありませんでした。何もトラブルが起こらなければこのような心配はしなくていいのですが、今の軽乗用車のほとんどがスペアタイヤレスの車である事を考えると、スペアタイヤがなくても車で旅に出られる方は更に増えることが予想されます。というわけで、今回は実際にタイヤ関係のトラブルに旅先で見舞われた時の事について考えてみます。

 車のスペアタイヤというものは、時代とともにその内容も変化してきているように思います。以前は付いているタイヤと同じものがスペアタイヤとして乗せられていたものがほとんどでしたが、いつの頃からか、応急用の細いタイヤに変わってしまいました。これは、あくまで応急用であるので、速やかにガソリンスタンドなどパンク修理ができる場所まで移動し、修理を受けるためのものであるという事を理解する事が大事です。その際、購入時から何のメンテナンスもしていない場合、応急タイヤの空気が入っていなくてせっかく交換してもそのままでは走れないような事も起こり得ます。また、安全な場所を確保し、ジャッキを車体の特定の場所にセットし、車をジャッキアップして浮かし、タイヤのボルトを緩めて交換するというのは、全くやった事がない人には相当難しい作業となります。

 こういう、自分でタイヤ交換の作業ができない人にとってはあえてスペアタイヤを使わなくても、添付されている説明書を読みながらパンク修理剤を入れて応急処置をする方が作業のためのハードルが低く、自分で何とかしやすいという事は確かにあるでしょう。

 しかしながら、ある程度の時間を待つ覚悟があるのなら、最近では自動車保険に加入すると自動的に付いてくる事も多くなったロードサービスを依頼し、作業の代行を頼むこともできます。保険会社各社によってサービスの内容に違いはありますが、おおむね30分以内でできる簡単な作業については無料でやってくれる場合が多いので、たとえスペアタイヤの空気が抜けているような場合でも空気圧を調整し、ジャッキアップして応急用タイヤへの交換までやってもらっても30分以内に終わるぐらいのものだと思うので、多くの場合では料金はかからないでしょう。特に高速道路でのタイヤトラブルは自分で行なうのは生命の危険がありますので、ガードレールの外など安全な所で救援を待ち、作業代行を依頼するのがいいでしょう。

 また、スペアタイヤレスの車の場合で、パンク修理剤の有効期限が切れていて作業ができない場合や、タイヤにヒビが入るような大きな損傷の場合もロードサービスが頼りになります。ちょっとした破損であっても、無料のロードサービスではパンク対応はスペアタイヤ交換までになっていることがあるので注意しましょう(車内のパンク修理剤を使っての作業代行依頼は大丈夫だと思います)。その場合は普通はレッカーで最寄りの修理工場まで搬送してもらう対応になると思います。レッカーを利用することにした場合気を付けたいのは、ロードサービスでカバーする範囲によって違いがあることです。ロードサービスによって距離(○○kmまで)か金額(○○円まで)といった形で無料で使える範囲を設定しています。山奥で修理工場までの距離が遠い場合、無料対応の範囲をこえてしまうと有料になりますので、そんな可能性も考えつつサービスを選ぶことが大切になってくるでしょう。さらに言うと、パンク修理剤を使って応急処置をしたタイヤを修理する場合、修理剤の除去が必要になりますので、その分修理剤を使わない修理代に上乗せされるという事も覚えておきましょう。

 こうして様々なケースをみていくと、ロードサービスで現場での応急パンク修理サービスを行なってくれる所があればスペアタイヤレスの車でも安心できるかと思いますが、自分でタイヤ交換ができるスキルと、空気圧を調整できる工具を持っているならスペアタイヤが積んである車の方が時間もかかりませんしタイヤを更に傷めることもありません。なお、ロードサービスのパンク修理については、その程度によっては私の知る限りJAFで応急修理をしてくれる場合があり、更に本格的な修理まで現地でやってもらいたいなら、JAFと自動車保険付帯のロードサービスの併用によって本格修理の対応(傷みがひどくタイヤ交換になった場合は対応不可)がロードサービスの範囲内で可能になる場合があります(この点についてはこの文章を書いている2013年6月現在のものです)。スペアタイヤレスの車に乗っている方は、JAFおよび当該保険会社への契約およびサービス加入を検討してみるのも手です。詳しくは以下のリンク先からサービスの有無をご確認下さい。

http://www.jaf.or.jp/rservice/sonpo/index.htm