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フィット キーレスエントリーの新規登録

購入時にキーレスエントリーの付いていないキーが一つしかなかった私のフィット(平成18年 GD1 初代の後期物)ですが、とりあえずスペアキーの作成は依頼したものの、やはりリモコンでドアを開閉できるキーレスエントリーはあると便利です。ディーラーにキーレスエントリーの付いたスペアキーの作成を依頼した場合は費用が1万4千円以上かかってしまうので、何とか安く上げようと思いネットオークションで中古のキーレスエントリーを入手しました。

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私のフィットで使えるものは、写真のようにキーと一緒になったワンボタンのものです。恐らく解体車のものであろうと思うのですが、ネットオークションではフィットのキーレス付きの鍵が、2014年4月現在、千円から二千円くらいで取り引きされています。多くの出品がある中、一応「正常動作確認済み」という表記があるものを落札しました。もし中のユニットが壊れているとどうにもならないからです。それでも、個人の取引ですから本当に使えるかどうかはやって見なければわかりません。昨日になって事前に落札しておいたものが届いたので、何はともあれ自分の車できちんと登録されるかどうか試してみることにしました。なお、当たり前ですが、キーレスに付いているキーパターンはすでに存在しないであろう車のものですので、このキーはドアの開閉だけでなくエンジンもかけられないダミーキーとしてキーレスエントリーのみ使うことになります。

インターネットでフィットのキーレスエントリーの登録方法について検索すると、2つのやり方が出てきます。ひとつは、すでにキーレスでの開閉ができるキーがあり、更にもう一つ追加する方法ですが、これは今回の私の場合には全く役に立ちません。何もないところから新たに登録するには別の方法があります。私がインターネット上で検索したところ、以下の方法を見付けました。私はこの方法でうまくいったのですが、キーの形状が違ったり、細かい車の仕様の違いによっては以下に示した方法でも登録できない場合があるかも知れませんので、あくまで自己責任の上でお試し下さい。作業は外からではなく車の中に入って行ないます。

01. イグニションスイッチをON(キーをIIの位置まで回す)にする。
02. 4秒以内にトランスミッター(新しく手に入れたキーレス)のボタンを押す。
03. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。
04. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
05. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
06. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。
07. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
08. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。
09. 4秒以内にイグニションスイッチをOFFにする。
10. 4秒以内にイグニションスイッチをONにする。
11. 4秒以内にトランスミッターのボタンを押す。

ここで、正常に設定ができているとドアロックアクチュエーターの作動音がします。作動音発生から9秒以内に以下の作業をすれば完了です。

12. トランスミッターのボタンを押す。
13, ドアロックアクチュエーターの作動音を確認する。
14. イグニションスイッチをOFFにして、キーを抜く。

このやり方が書かれたページは、同じフィットでも古いキーレスエントリーで登録していたようなので、同じ方法でできるのかがわからず、本当にできるかどうか不安でしたが、私の環境(イモビライザー無し)では問題なく登録ができました。購入したキーをそのまま使ってここまでの作業をしてきましたが、強く押し込まないと動かないなど若干反応が悪い気がしたので、改めて電池交換も行ないました。型番はCR1220というボタン電池で、100円ショップにも置いてあるところはありますが、普通の電気屋さんでも200~300円くらいで入手できるものです。キーレスの中から電池を取り出すために極細のドライバーが必要ですが、これも100円ショップでセットが入手できますので、まだ持っていない方はこれを機会に手に入れておいた方がいいように思います。プラスドライバーで開けたビスをなくさないように注意しながら、マイナスドライバーでわずかな隙間を開けてそこからこじあけるようにして開きます。中の電池も爪によって引っかかっているので、それもマイナスドライバーでほじくり出すように取り、新しい電池を入れます。そうして再度ドアの開け閉めを試したところ、全く問題なくキーレスが作動しました。雨の時など両手に荷物があるような中、いちいちキーで解錠するのはやはり不便ですので、安くキーレスエントリーが使えるようになって本当に良かったと思っています。車中泊する場合でも夜間に車を出たり入ったりする場合にはキーレスで開閉できるとやはり楽ですので、私と同じように中古車でキーレスがないような場合は、こうしたことにチャレンジしてみるのもいいのではないかと思います。

ホンダ・フィット スペアキーの作成依頼について

 中古で購入した私のフィットに付いていたキーは1つだけでしたが、キーナンバーが書かれたタグが廃棄や紛失することなく車検証入れの中に入っていたので、いちおうスペアキーの作成を依頼することができます。このタグがないと、基本的にはスペアキーは作れないそうなので新車で購入した場合はこのタグを失くさないように注意しなければなりませんし、中古で購入の場合はタグの有無を確認してから売買契約を結ぶことをおすすめします。というわけで、まずは近所のカギの専門店に行ってみました。

 すると、私の持ち込んだ形状のキーはイモビライザー有りと無しの両方で採用されているキーで、このままのコピーは作れるものの、もし車にイモビライザーが付いていたら解錠はできるもののエンジンがかからないキーになってしまうので、きちんとエンジンを掛けられるキーを作るにはホンダのディーラーを訪ねて本当にイモビライザーが付いていないか確認した方がいいというアドバイスを受けました。ちなみにキー作成にかかる費用は5千円+税と言われましたので、お金が普通の鍵の複製より高くなることは了承の上で、近所のホンダディーラーを訪ねました。

 フロントでスペアキーと一緒にキーナンバーの書かれたタグと車検証を渡し、車のイモビライザーの有無を確認してもらったところイモビライザー無しの車であるので、スペアキーの作成には、キーレスなしで1,700円ちょっと、キーレス付きで14,000円ちょっと(細かい数字は失念しました(^^;))と言われました。カギの専門店で言われた値段はイモビライザー付きの場合なのかなと思いましたが、思ったよりも安くキーレスなしのスペアキーが作れることがわかってほっとしました。出来上がりには10日間くらいかかるというので連絡先を渡し、スペアキーの作成を依頼して帰ってきましたが、結局ディーラーの方に依頼して正解だったように思います。

 車の盗難が増加する中、どうしてもセキュリティにお金がかかるというのは仕方ないことですが、昔のキーなら簡単に安く複製が作れたことを考えると、中古で購入する前にスペアキーやキーレスエントリーが揃っているかというのはきちんとチェックしておきたいところですね(^^;)。まあ、こういった所も含めて車両価格を安くしていただいたので文句も言えないのですが。

 今回の私のように最初からキーが足りないのではなく、新車の納車時にそろっているキーの構成と同じ状態で中古車を購入できたとしても、自宅に置いておく分の他に家族でシァアするため人数分スペアキーが欲しい時もあるかと思います。車自体は安く買えたとしても、今回の私のようなイモビライザーがない車でもキーレスエントリーが付いたスペアキーは結構費用がかかりますので、そうした費用もしっかり考えておきましょう。

中古車を買う上で「よくある事」への対策

 自動車を新車で買う場合にはあまり考えなくてもいいのですが、中古というのは同じ車種・グレードはあっても、こまかい所で様々な違いがあり、私の購入したフィットも例外ではありません。車体価格は無事故でもかなり安かったのですが、その裏には細かいものが揃っていないという事実がありました。

 まず困ったのがキーがオリジナル一つしかなく、本来付いているはずのキーレスエントリーもない状態でした。フィットの場合、時期によりキーレスエントリーの形状が変わるのですが、私の車の場合、どの形状のキーなのか調べるためには車の取り扱い説明書が頼りです。しかし、メンテナンス関連のものはあるものの、肝心の説明書も入っていませんでした(^^;)。まあこの辺が中古で車を買う場合の問題点ということでもあるのですが、説明書についてはなくても私の場合何とかなることがわかりました。

 というのも、事前にホンダのホームページを確認したところ、年代別の車種を選ぶことでその説明書をpdfファイルでダウンロードできるサービスが有るのです。私の年式は平成18年なので、2005年の説明書をダウンロードすればいいわけです。

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 また、今まではこうしてダウンロードした説明書を見る時に、印刷するにもかなりのページ数になるので、どうしても説明書を携帯したい場合プリントする手間がかかりましたが、今はタブレット端末にPDFファイルをダウンロードすればパソコンで見るよりもかなり手軽に内容を確認できます。写真は10インチのタブレット端末にpdfファイルの説明書を表示させている状態ですが、目次からページを入力すれば見たい場所に直接ジャンプできますし、使い勝手も悪くありません。そもそも、説明書は必要な時にしか見ず、必要なところだけ印刷するという手もあります。

 説明書を入手できたことで、キーレスエントリーの形状がわかりました。私の車の場合はキーと一体化したワンボタンのキーのようです。ただ、スペアキーはどうにかして複製を依頼するとしても、普通にキーレスエントリー機能の付いたキーの再作成を依頼するとかなりの出費になるということを聞いています。そこで、これからネットオークションを使って私のフィットと同じものと思われるキーレスエントリー(解錠およびエンジンをかける用途には使えないが、キーレスの動作は可能なもの)を探してみようと思っています。スペアキーについては、幸いにしてスペアキーを追加するためのキーナンバーが書かれたタグが購入した書類の中に入っていたので、それを元にまずはスペアキーを一つ作ってもらおうと思っています。逆に言うと、このタグがない車というのは買うと自分の名前になっている車検証を提示してもスペアキーを作ってくれるかわからず、後で苦労するということでもあります。中古車購入時には車の機能や状態、価格で比較をすることもありますが、こういった細かい付属品の有無で後で大変なことになることもありますので注意しましょう。

軽自動車からコンパクトカーへ

 元々このブログではスズキワゴンRで車中泊をするためにいろんなノウハウを書くことから始めたのですが、そのワゴンRを手放して1年以上経過し(^^;)、次の車はどうするのかということをずっと考えていたのですが、4月からの車購入に直接響く消費税アップおよび、環境税+消費税の両方が上がることでガソリン代の負担も増え、さらにETCを使っても高速道路料金が割引の廃止や割引率の変化により通行料が上がる事から、燃費がよく運転の楽そうな車をということで、とうとう3月末に決断に至りました。

 今まで乗っていた家族と兼用のスズキkeiはターボ車のため走りはきびきびしているものの燃費がエアコンを使わない街乗りの状態で10km/lがせいぜいなので、夏にはそれ以下になってしまいます。以前私が乗っていたワゴンRでも街乗りは12km/lくらいでしたし、今のスズキの新車に採用されているエネチャージ搭載車に期待は持てるものの、新車や高年式中古車に投資した分、びっくりするくらい良くなるかというのは疑問ということもあったので、安く買えるだけでなくエンジンと車体のバランスのいいコンパクトカーに移行することにしました。

 最終的に実車を見て購入対象にしたのは2つの車種で、新規登録から8~9年と結構乗られているものです。これは、車体価格が安いということもありますが、この時代の車だとどの車にもスペアタイヤが付き、アイドリングストップのような機能は最初から付いていないという私が欲しい車の条件を満たしているからです。1つがトヨタのパッソ、もう1つがホンダのフィットで、パッソは1,000ccで4AT、フィットが1,300ccでCVTになります。燃費は詳しく比較したわけではありませんが、軽自動車よりもいいことは間違いないでしょう。ミッションの中古部品の入手のしやすさではオートマミッションのパッソの方かも知れませんが、フィットの方も初代の後期物ということで、それなりに中古部品は出回っているので入手しやすいという話を聞きましたので、あとは好みの問題になると言われました。車内装備やグレードはフィットの方が良く、何と言っても後部座席を前倒しすれば広いフラットなスペースが出現するという車中泊には嬉しい仕様になっているので、フィットの方に決めてしまいました。

 まあ、こうして結果を出してみると、ある意味つまらない選択なのかも知れませんが(^^;)、ワゴンRで1人用の車中泊をさんざん行なってきて、ある意味ワゴンRから走行性能も居住環境も微妙にグレードアップされているのがフィットなのではないかと思ったりもします。軽自動車からコンパクトカーに変えることで燃費の面はもちろんですが、ガソリンタンクの容量も増えるので、一回給油してから長い距離を走れるようになるというのもいろんな所に旅をするについて安心できる点だと思っています。フィットを使っての車中泊の方法については今さら私が紹介することもないとは思いますが、今まで使ってきたグッズを使って一名分の就寝環境を確保するための方法を紹介してみようと思っています。

ガソリン車とハイブリッド車 今の私が選ぶなら?

 このブログでは個人的な思い込みなどもあり、新しい車に関する技術を信用しないようなエントリーも書いていたように思いますが(^^;)、今回はつとめて冷静にハイブリッド車関連の技術について考えてみたいと思います。

 私が個人的にどんな考えがあろうと、すでに新車として販売されている車の多くがハイブリッドカーであり、それなりにキロ数を乗る人ならば、ガソリン車よりも燃費の面では有利なことは明らかだと思います。そうしたこともふまえて、私自身も今後車を乗り換えていくにあたってハイブリッド車を選ぶべきかどうかというのは必ず考えなければならないので、ちょっと調べてみました。

 ハイブリッド車というのはガソリンでエンジンを回すだけでなく内蔵の充電池によっても推進可能です。最初に出てきたモデルにはニッケル水素電池が使われていましたが、現在の多くのハイブリッド車ではパソコンやスマートフォンにも使われているリチウムイオン電池が使われています。

 素人考えでは電池というのは消耗品であるので、携帯電話と同じように割と早めに電池自体の性能が落ち、燃費も悪くなるのではないかと思ってしまうかも知れませんが、ハイブリッド車とスマートフォンの充電には相当な差があります。スマートフォンは電池容量がなくなった場合だけでなく、満充電の状態でも充電が続いていたり、充電管理が人の手に委ねられたりしている分管理がかなりひどくなり、それが本来使えるはずの電池の寿命を減らす結果になっている可能性が多いです。ハイブリッド車の場合、充電はプラグインハイブリッド車以外では勝手にはできず、車の電池管理プログラムによって管理されています。バッテリーの能力を生かしながら寿命を延ばすように調整されているわけなので、普通に使っていれば急に電池の性能が落ちるということはまず考えなくてもいいと思われます。ハイブリッド車の保証期間のうちならシステムに問題が起きても修理費用はほぼかからないと見ていいので、新車で購入する場合はまず問題は出ないでしょう。

 問題なのは、新車ではなくそれなりに年数が経っていたり走行距離を走っている中古を購入する時でしょう。中古で購入する場合は新車の時ほどお金がかからないというメリットはあるものの、保証期間を過ぎたもので電池や充電制御機能についてのトラブルが起こってしまうと、普通に考えて修理より買い替えということになってしまう問題もあります。いろんなサイトを見ていると、20万キロ以上乗っても大丈夫だったという書き込みもあり、それはその通りなのだろうと思いますが、どの車にも長く乗っていれば不具合は出てくるものです。ハイブリッド車とガソリン車と比べると、修理をする側にとってはどうにもならない電気系統のトラブルはどうしてもガソリン車と違う機能を持っているハイブリッド車の方が多くなる可能性があるわけで、それが中古車市場における古いハイブリッド車の価格にも影響が出てくるのではないかと思ったりもします。以前このブログで紹介したメーカーのディーラーにおける保証付きの中古車ならしばらくは安心ですが、保証が切れた後の走行や、民間の中古車販売業者から購入する場合には、トラブルが起きた場合には直すよりも乗り換えるという心構えが必要になってくると思います。

 中古車で車を買う場合だけでなく、新車から長く乗っている場合でも、車のトラブルというのは本当に突然やってくることが多いです(^^;)。ハイブリッド車を新車から乗ろうと思っている方は、保証期間前を目安にどんどん乗り換えていくような形でなら私の危惧しているような問題は起きませんし、細かいことを気にする必要もなくなります。ハイブリッド車が出てくる前からそういう乗り方で車を乗り換えることによって日本の中古車市場も潤ってきたということもありますし、それなりに年数を経てきた程度のいい中古のハイブリッド車を故障の心配なく動くということが一般に認知されるようになれば、それはそれでハイブリッド車の普及に弾みが付くように思います。

 ただ、私個人は今、ガソリン車かハイブリッド車かといわれると、今のところは中古車を物色しても新車に乗り換えるつもりはないので、ガソリン車でもそこそこ燃費が良く安くて耐久性のいいものがあればそちらの方がいいかなと思っています(^^;)。というか、今のところ軽自動車のハイブリッド車は出ていませんので、軽自動車に乗り換えるというのが条件の場合、ハイブリッド車に乗りたくても乗れないというわけで。ただ、1,000ccから1,500ccクラスのコンパクトカーの燃費の良さは、ハイブリッド車はもちろん普通のガソリン車も軽自動車をしのぎますので、何が何でも軽自動車という凝り固まった考えを捨てることでがらりと展望が開けてくる可能性もあります。そんなことも考えながら、乗り換える車選びを継続して行きたいと思っています。

スズキの軽自動車「ハスラー」Aタイプの装備について

 車中泊という言葉をメーカーがセールスポイントにした車ということではホンダのNbox+がありましたが、スズキから出た軽自動車「ハスラー」も、座席をフラットにしてマットを敷くことで車中泊にも使えるとメーカーのホームページで紹介されています。このシートアレンジ自体は今まであるワゴンRの流れを汲んだものでもあるのですが、今後は車中泊を軽でしたいと思っている人にとってはディーラーのセールストークの中で車中泊にはこの車というフレーズが出てくるかも知れませんね。

 ハスラーには今までスズキが出してきた車に搭載されている様々な先進的な技術が惜しみなく投入されています。ハイグレードのタイプはエネチャージシステム・レーダーブレーキ・誤発進抑制機能・アイドリングストップというメジャーな技術だけでなく、安全のためのさらなる装備として、坂道発進時に後退を抑えるヒルホールドコントロールや、通常運転ではブレーキを踏みっぱなしになるような急坂でも7km/h前後の安全速度で降坂できるヒルディセントコントロール、雪道やぬかるみで脱出できなくなってしまった場合に自力での脱出をサポートするグリップコントロール、急ブレーキをかけると自動的にハザードを高速点灯させるエマージェンシーストップシグナル、コーナーでの安定性を高める車両走行安定補助システムなど、画期的な安全技術がほぼ全部入りになっています。

 しかし、上で紹介した機能の全てはローグレードのAタイプには全て搭載されていないそうです(^^;)、それでもABSとイモビライザーは付いていますから、一昔前の軽自動車並みのの装備といったところです。ちなみに、Aタイプの2WD CVTミッション車では、同じミッションのG・XタイプではJC08モードで29.2km/lであるのに対し、Aタイプは26.0km/lとなっています。

 このAタイプ(2WD CVT)の価格が、メーカーが大きく表示している最安値の1,048,950円ということなのですが、個人的には乗り方によってはAタイプでも十分ではないかと私には思えます。数々の安全装備がないことは残念なものの、ノーマルのエンジンだけで26.0km/lというのは昔の車を考えるとすごい技術の進歩だと思いますし、余分な装備がない分、リコールや故障のリスクが少ないとも言えるのではないかと思います。

 私としてはメーカーオプションでバックドアのところに応急用でないノーマルのスペアタイヤが設置できるようになればさらに良かったと思いますが、新しい技術を投入したモデルと、あえて燃費改良のための新技術を使わないという方向でも低燃費へのチャレンジを行なっているスズキの戦略は個人的には嬉しく思います。今後出てくるであろうアルトバンやエブリィバンにもこうした技術が最大限に盛り込まれ、広々空間と低燃費が同時に実現された新エブリィバンが出てくれば車中泊旅行のための決定版になりそうな気もします。軽自動車については増税の動きが現実のものとなるなどユーザーにはあまり好ましくないニュースが続いていますが、スズキの動きからは目が離せません。

軽自動車の「買い換え需要」は本当にあるのか

 軽自動車の自動車税について、与党の税制調査会は軽自動車の増税についての新たな内容を発表しました。ニュースでは増税になるのは平成27年4月以降の新車に限ると発表され、多くの人は胸をなで下ろしていかもしれませんが、政府とメーカーにとっては都合のいい内容であっても、ユーザー側にはそこまで税金が上がらなかったと安堵できるものではないように思われます。というのも、私が参考にした一連の内容を報道した四国新聞の記事のよると、以下のような記述があります。

(ここから引用)
 ただ既存車の税額を据え置けば、新車への買い替えが進まない恐れがあるため、一定期間を過ぎた車の税額を重くする制度も導入する。
(引用ここまで)

 つまり、古い車(一説では新規登録から13年を超えるものに20パーセント増しという話もあります)に乗っている人は、税金を上げるのでそれが嫌なら買い換えなさいという事でしょうか。しかし、私自身はたとえ税負担が今より上がるとしても、車を新しい年式のものにしようとは思いません。お金がないからという事が全てではなく、以前にも書きましたが、私が現状の軽自動車を購入したくない理由には装備に不満があるといことと、増税分以上にかかるかも知れない維持費の問題があると認識しているからです。それは「エコカー補助金」を出すために政府とメーカーが一体となり、とにかくカタログ値の燃費を伸ばそうとしたことにより、数々のことが変わってきてしまいました。具体的には以下のようなものです。

・新しい軽自動車のほとんどがスペアタイヤを搭載していない

 これは、車のタイヤがほとんどパンクすることがないという統計から、スペアタイヤおよび工具を積むとその分だけ重くなることで燃費が悪くなることを回避しようとしたメーカーの方策で変わってしまったものです。街乗りだけならそれでもいいでしょうが、山の中で修理不能なパンクをした場合、救援が来るまで身動きが取れなくなります。新車にオプションでスペアタイヤとジャッキを加えてもいいですが、新品の値段は高いですし、税金の負担分以上にコストが掛かるでしょう。個人的な見解ですが、古い車なら最初からスペアタイヤが入っていますし、それで多少燃費が悪くなるとしてもどうせ旅行する時にはそれなりの装備を積んでいきますので、標準価格の中にスペアタイヤと工具が入っている車の方が私はいいです。ついでに言うと、スペアタイヤの代わりに搭載されているパンク修理剤には消費期限があり、いざ使おうと思っても消費期限切れになっていてうまく修理できない場合も想定されます。常に非常時の事を考えるならばパンク修理剤の定期的な買い替えおよび古いものの廃棄が必要になり、その負担はユーザーが負うことになるでしょう。将来的にパンクしないタイヤが一般化すればいいのでしょうが、乗り心地の問題はどうかということもありますし、少なくとも今のタイヤ代と同じくらいにならなければまだスペアタイヤ搭載の方がコスト的には一番有利でしょう。

・アイドリングストップ機能に関する専用バッテリーおよび高品質オイルのユーザー負担

 アイドリングストップ機能についても、燃費をよくするために軽乗用車の新車にはほとんど搭載されていますが、機能が搭載されていないものと比べて トータルの維持費が安くなるのかはなはだ疑問です。以前こちらのブログにコメントいただいた方からの情報によると、アイドリングストップを実現するために装備されているバッテリーは従来のバッテリーに加えて2つ目のバッテリーとして搭載されていて、交換費用もそれなりにかかるそうです。また、元々小さいエンジンでそれなりに重くなった車体を動かすため、以前から普通車と比べると高い負担のある軽のエンジンをアイドリングストップ機能は自動的に切ったり入れたりすることになるので、従来よりも細やかなメンテナンスが不可欠になります。具体的には今までカー用品店でオイル交換をする場合、従来はある程度安いオイルでも問題なかったものが、少なくともメーカーの純正オイルにしないと長い間使っているうちにエンジン負荷による不具合が出る可能性がないとは言えません。こうしたアイドリングストップ機能を維持するための費用がガソリン代と自動車税増税分より高くなるかどうかは検証してみないとわからないかも知れませんが、バッテリー代だけでも一度に高額な負担になると思うので、それなりの距離を乗る人でなければ燃費および自動車税の差額でこうした維持費を回収できないのではないてしょうか。

 今回紹介した内容はもちろんそのまま適用されるかはわかりませんが、もしこの通り古い軽自動車の税金が上がるとしたら、確かに買い換え需要で中古市場に増税されるような古い車が安く出てくることは間違いないでしょう。私のように新しい軽乗用車に乗りたくないと思っている方は、あえて古い車でほとんど乗られていないものがあったら(もしもの時の足用としてただ置いてあるだけというご家庭も多いと思うので)、それを中古車で買うという選択も十分にありだと思います。本心では軽自動車のメーカーには燃費の数字を伸ばすことだけを気にせず、装備はシンプルでエンジンだけでそこそこの低燃費を実現し、もちろんスペアタイヤ標準搭載の軽乗用車が出てきてほしいですが、今まで通りの新車のラインナップでは買い換える気が起きないユーザーがいる事もメーカーには考えて欲しいものです。

軽自動車・二輪の自動車税増税をにらんだユーザーの対策は

 ある程度予測はしていましたが、軽自動車の自動車税増税とセットで原付を含む二輪の税金も増税の方向で話が出ているようです。現在年間1,000円の原付でも税額の最低料金を2,000円から3,000円あたりにするという案が出てきているそうで、他の二輪車についてもおよそ倍額という話なのだとか。軽自動車の税金が現状の倍額、一万五千円くらいに落ち着くとしても(この金額は楽観的なものかも知れません)、軽自動車と原付を持っている私の場合、年間最大1万円くらいの負担増になります。ちなみに、この話はあくまで試案の段階で、これからユーザーだけでなくメーカーの大反発があるとは思いますが、現政権の突っ走り方というのは、そういう逆風をものともしないで、場合によっては強行採決してしまうのではと思えるほど迫力があるので、最悪の想定として自動車関連の負担増を見込んだ対策というのも考えておいた方がいいかも知れません。

 実は、先月あたりから一連の増税の話とは全く関係なく、日々の移動手段について見直しを行なっています。人によってはなかなか難しいかも知れませんが、毎日の移動のうち、それほど急を要しないものならば車も原付も使わずに自転車でも大丈夫なので、極力自転車を使うようにしています。これで多少は運動不足を解消し、生活習慣の改善を目指したのですが、かなり自転車を使っているのにも関わらず体重にはまだそれほどの変化はないのですが(^^;)、毎月のガソリン代は確実に減っているという印象です。

 最初に書いた軽自動車と原付に関する税金の上昇が年1万円だった場合、実際にどれくらい自転車に乗り換えれば大丈夫なのかというと、レギュラーガソリンが1リットル150円で計算すると、だいたい67リットルくらいです。自転車の行動範囲が近いところという風に考えると、車の燃費は私の場合伸びても12km/l程度です(実際はもっと悪い)。そうなると、年間で約800km、毎月に直すと67kmということになります。この数字だけを見ると相当げんなりするかも知れませんが、1日あたりではだいたい2kmちょっとになります。私自身通勤や、かなり近くに行くにも車や原付を使ってしまっていたので、その分をできるだけ自転車で行くようにすれば増税分を節約出来るだけでなく、直接的に自分一人で使ってしまっているガソリンの消費量を抑えることができるようになります。実際1ヶ月ばかり自転車での移動を主にしていると、自転車を出して済んでしまうならあえて車を使わないようになったりもするので、ことガソリン代節約に関して言えば自転車は効果が高いと思います。

 ただ、自転車を主に使う場合には、それにかかる経費についてもかかってくるので、その分も考えておかなければいけません。私の場合は、以前から自動車保険にセットしていた自転車事故を含む、日常生活上の損害賠償請求をカバーする保険に入っているので、今までと負担は変わりませんが、この種の保険に入っていない場合には何らかの保険に入っておいた方がいいでしょう。少なくとも対人対物の賠償を保険で肩代わりできるような自転車用の保険か、怪我の保険に賠償責任保険を付けるなどの準備の上、本格的に自転車を使うようにしないと、自転車で事故を起こした場合、自腹で賠償しなければならなくなり、わざわざ車の代替に使い意味がなくなってしまいます。最近は自転車対歩行者の交通事故による賠償額の高騰が話題になっている時でもありますので、何とか自転車を使うことで毎月のガソリン代を減らせる見通しを持っている方は、自転車に関する保険だけは躊躇せずにかけていくべきではないかと思います。

タイヤ交換のコスト

 先日の話ですが、知り合いの方でホンダのバモス(軽ワンボックスカー)を仕事に使っている人に愚痴を吐かれました(^^;)。購入時にはスズキエブリイなども検討したものの、ホンダの方が好きということであまり考えることなくバモスにしたとのことですが、その方は距離を乗る方なのでタイヤ交換のコストがエブリイよりも高いとのこと。軽バンのタイヤというのはそれほど高くない印象でしたが、同じサイズのタイヤでも車検が通るものと通らないものがあり、バモスで指定されているものは高いものらしいのですね。

 一般的に、タイヤの強度というのはPR(プライレーティング)で表わされますが、この数字が大きければ大きいほど強度が増します。軽トラックなどで一般的なものは6PRですが、ホンダの場合は8PRのより強度があるタイヤでないと車検が通らないということでした。私自身はそういったことは全くのノーマークでしたが、改めて車を購入する場合には考えておいた方がいいのかなと思いますね。それほど荷物を乗せないで車中泊するような使い方ならば、6PRのタイヤで車検が通る車を選んだ方が車の維持費は安くなるわけです。

 ただ、ホンダもユーザーにいじわるをする意図でこんな仕様にしているわけではなく(^^;)、安全に車を使えるように設定していると言えるわけで、12インチと普通の軽自動車よりもタイヤサイズが小さい軽ワンボックスを過酷に使うような場合は多少お金はかかってもホンダのような考え方がより安全ということも言えるかも知れません。

 本来は、こうした知識は車を購入する前に把握しておいた方がいいと思いますが、とりあえずタイヤ交換をしないで溝がないまま運転する事が一番危ないわけなので、これから車を購入しようと思う方は燃費だけで比べるのではなく、他の点についても考慮する必要があります。もし今後タイヤの価格を見る機会があったら、車種別にどの程度の価格で売られているかというのを把握しておき、頻繁に交換したり冬タイヤの用意が必要だと思っている場合は、その価格から車種を決めるというパターンもありだと思います。最初に紹介した私の知人のように、いざ車検前にタイヤ交換をしようとしてこの事実に気付いてしまうのでは悲し過ぎます。自動車を所有するだけでも維持費はかかり、さらに消費税と自動車税のアップも予想される軽自動車持ちの方は、タイヤだけでなくアイドリングストップ車の場合はオイルやバッテリーにも余分にお金がかかることが予想されるので、そうした維持費用についても購入時に確認することが大事だと思います。

スズキの軽自動車 型式 MC22S のワゴンRと新型「ハスラー」の助手席シート

 車中泊に便利なシートアレンジのできる車としてスズキのワゴンRをメインに紹介してきた私のブログですが、不満な点はいくつかありました。スペースが取れないのは軽自動車という規格の中の話なので仕方がありませんが、装備変更によって余分な用意をすることになってしまいました。これはあくまで室内環境についての話ですが、歴代のワゴンRの中で私が一番いいと思うのは、型式で言うとワゴンRといては2代目にあたるシリーズ(1998~2003年)後期のものだと断言出来ます。

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 写真はたまたま近所で見付けた2003年登録の後期ワゴンR(MC22S)の室内を撮影したものですが、助手席の後ろに注目してください。現在のモデルのように沈み込むものではなく、助手席を前に倒すと簡易テーブルとして使えるようにプラスチックの部品が付いています。私が前に乗っていたワゴンRではこの部品はなくなっていたので、この部分に硬い板のようなものを置いて寝心地を調整する必要がありましたが、この車では前後の座席間に多少の段差は出るものの、シートを一列にしてしまえばその上にクッションを敷けば、そのまま寝ることができます。恐らくスズキの方では競争に勝ちぬく中でできるだけ安く売るため、余分だと考える装備を極力削っていった中での現在までにいたる仕様変更なのだと思うのですが、個人的にはやはり残念ですね。

 この車が発表された当時はドライブ中に簡易テーブルとして使うことは想定しても、車中泊するために設計されたものではないのですが、今は状況も変わってきたように思います。同じメーカーの中でもホンダはNbox+に車中泊仕様とでも呼ぶべきシートアレンジを提供していたりしますので、スズキの出す軽ワゴン車ももう少し車中泊が便利になるように期待したいところです。

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 ちなみに、東京モーターショーに出し、一般販売も開始されるという新しい軽自動車「ハスラー」のシートアレンジもワゴンRと同じような感じですが、Aタイプを除く車種には「シートバックテーブル」というMC22Sで実現しているものと同じようなテーブル加工されたものが装備されるようですが、写真のようにテーブルとして使う部分が若干凹んでいるのが(テーブルの上に置いたものが滑り落ちない工夫だと思います)少々車中泊派としては気にかかるところです(^^)。ただこのくらいだったら座布団くらいで何とかなりそうな気もしますし、実車の登場を待ちたいと思います。