月別アーカイブ: 2023年7月

Chromebookはマウスを使わなくても色々できてしまうモバイル用途に向いたノートバソコン

今年は、ぎりぎりになって親戚へのお中元をネット注文したのですが、このくらいのことだとわざわざWindows搭載マシンを起動させなくても、Chromebookだけで十分に間に合ってしまいます。そんなわけで、現在は自宅でも基本的なネット利用にはChormebookを使い、どうしてもWindowsで行なわなければならない事でもChormebookでミニPCをリモートデスクトップで使っているので、Windowsノートの出番がめっきり減ってしまいました。今後の事を考えると、自宅据え置きで使える画面と解像度の高いChormebookに、高性能なCPUを搭載したミニPCを組み合わせて、ウィンドウズノートでやることをChormebookの画面上でリモートデスクトップを使ってやっても良いのではないか(もちろん、状況によっては専用モニターを使ってのWindowsを使うこともありますが、今の私の使い方ではそこまで使いたおすことはないと思うので)と思ったりしています。

こんなことを書くのも、Windowsノートを使っていても快適に使うには「マウス」の利用がどうしても必要になったりしていたのですが、リモートデスクトップでWindowsOSをChormebookで使う時を含め、現在ほとんどマウスはつながずに、タッチパッドのみで使っていたりするのです。

当初、Windowsノートと同じものと思って、左右のクリックボタンがないタッチパッドでどうして「右クリック」をするのかわからず、Bluetooth接続のマウスを使っていたのですが、Chromebookのタッチバッドの使い方を覚えるうちに、ほとんど全ての事をタッチパッドからできることがわかりました。このように文章を打っている場合、両手は常にキーボード上にあるわけで、その状態で様々な事をマウスを使わないでできるなら、家だけでなく特に外に出てChromebookを使う方がマウスが必要ない分荷物を減らせますし、極端に言えば膝の上に乗せて入力や各種操作が完結するので、本体と電源回りの小物のみで使うことができ、かなり合理的です。というわけで、ここではChromebookにおいてのタッチパッドや、数字キーの上にあるWindowsなどではファンクションキーのある位置にある上部キーについても紹介させていただこうと思います。

まず、Chromebookではタッチパッドを「指一本」「指二本」「指三本」使って動かすことでできることが違ってきます。ここではその動作の違いをまとめてみることにします。

・指一本でできること
ポインタを動かす
普通のクリック及びダブルクリック(パッドの下半分を一本指で押す)
ドラッグ&ドロップ(一本指でアイテムをクリックしながら移動・放す)

・指二本でできること
右クリック(二本指でクリックすると右クリックになります)
スクロール(二本指で上下左右に動かすと画面をスクロールできます)
ページ間移動(履歴の前のページに戻るには二本指で左スワイプ、元に戻すには右スワイプ)

・指三本でできること
Chromeのタブを閉じる(上部のタブにポインタを合わせ三本指でタップ)
新しいタブでリンクを開く(リンクにポインタを合わせて三本指でタップ)
タプを切り替える(三本指で左右にスワイプするとタブ間を移動できます)

次に、上部ボタンについても説明をしておきましょう。これについては、他のキーボードと違っていることをわかっていただくために、私のChromebookのキーボードの写真を付けましたので、この写真の通りに説明します。

左から
「エスケープキー」これはWindowsと同じ
「矢印キー」ウェブサイトを閲覧の際、左矢印で履歴を前に戻し、右矢印で後のページに進めます
「リロードキー」ウェブサイトを再読み込みします。ページに更新があれば新しい情報が見られます
「フルスクリーンキー」上下のタプなどを消して全面画表示になります
「ウィンドウ切り替えキー」開いているウィンドウが並列に出てくるのでクリックで切り替えられます
「照度変更キー」画面を暗くしたり明るくできます
「ミュートキー」本体から出てくる音を一時的に消すことができます
「ボリュームキー」本体から出る音の調整ができます
「電源キー」長押しすることで電源を落とすことができます。(私のノートの場合物理的な電源キーもあるので、長押しするとロック画面になります)

と、簡単に紹介しましたが、自分で設定を変えているとこるがあります。Windowsでは「CapsLock」キーのあるところが、検索用のキーになっているのですが、検索自体はブラウザを開けばできますし、オール大文字で打ちたい場合もあるので、設定から左にある検索キーを「CapsLock」にして使っています。キーボードショートカット(コピーペーストなど)はコントロールキーと別のキーの組み合わせでそのままできるので、必要に応じて自分の使いやすいようにカスタマイズすれば、そこまでChromebookでマウスが必要なく使えるのではないかと思います。

個人的にはこのタッチパッドのおかげで、リモートデスクトップでWindowsを操作する場合でもマウスをあえて使わずに操作できるようになったので、家でもChromebookの画面でWindows11を使ってしまっています。自宅で使う場合には早くて安定する光回線の利用がおすすめです。


誰にも教えていない電話番号になぜか掛かってくる「世論調査」の直電の原因

先日契約し、基本的にはデータ通信しか使う予定のないNUROモバイルの回線について、ここ数日同じ電話番号から電話が掛かってきています。フリーダイヤルからの電話だったので、怪しさ満載の電話だったので当然出ませんでしたが、この番号から昨日と一昨日電話が掛かり続けてきています。

もちろん、その番号についてはネットで調べたのですが、この番号は書けば誰もが知っている大手メディアからの世論調査の番号であることがわかりました。着信をずっと無視しているのに何度も掛けてくるというのは、一昔前だったらそのメディアは無視しているのに何度も電話を掛けてくると憤慨するところですが、恐らく今の世論調査の電話は機械でテープ案内の場合が多いので、何か迷惑電話対策をしない限り今後もずっと機械的に自分の電話番号に掛かってくると気付きました。で、標準の電話アプリの「ブロック設定」でその番号をブロックすることにして、今後またその番号から電話が掛かってくることはなくなったと思います。何回も同じ番号から電話が掛かってきて、その電話番号を検索したらその正体がわかった場合は、営業電話の場合はテープによる自動音声に切れても仕方ないので、とっととブロックするのが良いでしょう。

それにしても、誰にも教えず、ネット通販などでも記載していず、私の身の回りでも誰も知ることのない番号になぜ掛かってくるのかという問題は残ります。ただ、こんな私でもその理由は何となく想像はできます。

今回私がもらった番号は、新規契約のため回線業者が適当に割り当てたものなのですが、その番号は「090」から始まるものでした。この番号は全く新規に割り当てられたのではなく、過去に誰かが契約して使っていて、解約などにより失効した番号が私に割り当てられたことが考えられます。「090」「080」「070」が現在の携帯電話番号の最初の3桁ですが、これらの番号の中で最初に発行されたのが「090」から始まる番号なので、一定期間使われていた間にどこかのデータベースに今の自分の番号も入っていて、それで電話が入ってきたのかとも思われます。昔は090から始まる番号を持ちたいと思っていた方も少なくなかったと思いますが、現在はこうした不都合も起こり得る番号になる可能性があるということですね。

また、この番号には営業の電話とは違う「非通知」での電話が入ることがしばしばあります。前述のように、この電話は通話用としてではなく、データ通信で利用することがほとんどなので、着信しても音は鳴らず、気付いたら不在通知が入っているようなことを後で見付けるような感じなので問題にはならないのですが、非通知からの着信についてはブロックすることはできませんし、うかつに出てしまっても良くないと思っているので、これは仕方がないと諦め、非通知からの電話には出ないことを徹底するしかないのかも知れません。

私の場合、昔から持っている電話番号にはとりたてて迷惑電話が入らないことから、今後もその番号をキープしていきたいと思っているのですが、同じように迷惑電話が入らない番号を現在使っている方は、回線を切り替える際にも番号はそのまま移管する方が、番号を新たに出してもらった際の電話番号が古い番号の割り当て直しだとしたら、今回の私のように思わぬところから定期的に電話が入ってくることも無いとは言えません。何も起こらず必要な電話以前に電話がかかって来ないことは当り前だと思っている方は、こうした事情も知った上で今までの番号を簡単に捨てないようにした方が良いこともあると覚えておきましょう。


SMSの通知と確認ができるスマートバンドの便利さを久しぶりのフリマ購入で感じる

このブログでは、過去にSMSを同じアプリを使っている人に対して無料で送ったり、LINEのようにグループを作って携帯電話番号でやり取りできる「+メッセージ」アプリの利用について書いたことがありました。最近乗り換えた楽天モバイルではアプリが使えないことと、技術的にはできそうなLINEのような電話(テレビ電話)機能がないため、やはり友人と連絡を取り合うにはLINEの方が優先してしまっています。+メッセージアプリがいまいち普及しない点については、もっと便利に使える機能を付けるべきではないかと思うのですが、それはそれとして、最近ではSMS(ショートメール)は自分から出すものでなく、受け取るものという意識が高まっています。

というのも、先日来新しいパソコン(ミニPC)をセッティングしている関係上、新しいハードで様々なサービスを使うのに、ブラウザで各種サービスを使うためには2段階認証の手続きが多く、なかなか大変でした。多くの場合、登録した電話番号に直接SMSを送信することで、そこに書かれている認証番号をウェブサイトに入力してサービスを使えるようになっている場合が多くなっています。

今までは、スマホのメッセージアプリ(+メッセージを含む)で2回線入れている電話番号に届いたSMSの確認をしていたのですが、今メインで使っているRakuten Hand5Gの指紋認証は画面に指を付ける方式のため、なかなか認識しないこともあり、すぐに認証番号をWeb上から入力することができず、不都合を感じることがありました。

そこで、今までは使っていなかったスマホと連携しているスマートバンドでSMSが届いたら通知してもらうように設定することを今さらながら思い付きました。今までは電話が入った時に振動で通知されるようにはしていたのですが、友人から来ることはないSMSを通知しても仕方がないと思っていたのですが、実はウェブ上の手続きをスムーズに行なうにはとても便利なことがわかったのです。

実は昨日、過去に使ったことはあるものの、しばらく全く使わなかったネットフリマサービスを使って物品を購入しようと思ったのですが、時間が経過しすぎたためか、ログインするために2段階認証が必要になっていて、時間限定の認証番号がSMSで送られてきたのですが、その内容は振動で気付いてスマートバンドを見ると、その画面にちゃんとメールの内容が出ているのです。

現在スマートバンドはXiaomiのSmartBand7を使っているのですが、前機種から画面が大きくなり文字も大きくなったので、しっかりと2段階認証で入力することが必要な暗証番号をスマホを開かずに手元で確認することができたのでした。一応どんなものかということで、その表示を撮影しましたのでごらん下さい。ちなみにこの認証番号はすでに有効期限を過ぎていますので、表示しても問題ないものです。

なお、私の利用したサービスでは購入ボタンを押した後にも再度登録電話番号の方にもう一度SMSが入り、再び認証番号の入力をしないと取引完了にならないのですが、それも簡単にクリアして購入手続きがスムーズに終了しました。これはかなり便利で、スマートウォッチを使っていればなおさら、スマートウォッチへのSMS通知を行なった方がちょっとめんどくささを感じる登録電話番号への2段階認証の認証番号はスマホレスで確認、入力まで簡単にできてしまいます。

今回は、中古でも全く問題のないPC関連グッズを買いましたが、一応ネットオークションの方も確認したのですが、フリマでの購入の方が安くワンクリックで購入でき、まだ品物到着前ですが満足しています。今後も、様々なウェブサービスを使わないこともないので、色々と2段階認証を求めるSMSが自分のところに来ると思うのですが、これで多少はわずらわしさが無くなった感じがします。すでにスマートバンドやスマートウォッチを持っている方で、こうした活用をしてこなかった方は、それなりに便利なので個人的にはぜひお試しいただきたいと思っています。


ミニPCの画面をChromebookのリモートデスクトップで利用できるようになって変わったことは

CHUWIのミニPC「LarkBox x 2023」(メモリ12GB・SSD512GB・CPUインテルN100)が届きました。パッケージは普通のダンボールのようで、シンプルなものでした。包装も梱包材の付いた封筒でやってきて、実にラフな届き方でした。ただ中国からではなく日本国内から発送されているので、その点は多少安心です。

大きさ比較のため、写真左にはRakuten Hand5Gを置いてあります。箱の中に入っていたものは、本体と説明書にACアダプターまでは同じですが、以前私が見たレビューでは入っていないとされていた、モニター裏や壁に取り付けられる金具がビスといっしょに入っていました。私の購入したタイミングが良かったのかどうかはわかりませんが、これがあるとないとでは今後の使い方にかなり差が出ます。今後新しいミニPCを購入した場合、安いスピーカー付きモニターを購入すれば、使いたい時にセットで出してきて適当にキーボードとマウスを付けて外に持ち出さないノートパソコンのように使うこともこれでできることになります。HTMLケーブルやType-Cケーブルは付属しませんので注意しましょう。

端子類は前にUSBのAタイプが2つとType-Cが1つ、さらにイヤホンジャック1つで、Type-Cは電源用にも使えます。側面には何もなく、裏には上部から空気を取り込んで吐き出す通気孔と、有線LAN端子が2つ、USB Aタイプも2つ、HDMI端子とディスプレイ端子が1つずつあります。正面のType-C端子とともに3つのモニターを同時使用できるようです。

インターネットは有線ポートにつないでも良いですし、Wi-Fiの設定をしてもどちらでもつながります。Bluetooth機能も使えるように内蔵されています。セッティングの際にはBluetoothマウスは使えませんが、まずは次の作業のためにインターネットへの接続ができるようにすることがまず第一です。あと、キーボードが日本語キーボードの場合は、本体の設定から英語キーボード設定になっている状態を変える必要が出てくるかも知れません。多くの方が日本語キーボードを使っていると思うので、日本語環境のインストールと日本語キーボートレイアウトへの変更を行なうことも大切です。詳しくはネット上で「Windows 日本語キーボードレイアウト変更」と検索すれば出てくると思います。

最初のセッティングはユーザー名とパスワードを登録すればそれほど時間を掛けずにできてしまいます。ただ、モニターはもちろん、キーボードとマウスはUSBでの接続(マウスはUSBの無線マウスで使えます)が必要です。一応、その後マイクロソフトのアカウントを設定(One driveを使っていることもあり)し、それからすぐにWindowsUpdateを当てました。それにはかなり時間がかかりますが、これをやらないと安心してWindowsが使えませんので、ぐるぐる回る経過画面をずっと確認しながら時間をつぶしましょう。

今回、基本的には単体でミニPCをセットして使う予定ですが、単体でも使うために、普段は出さない収納ケース(無印良品製)を引っぱり出してきて、その上に15インチのモバイルモニターとキーボード、マウスをセットしました。本体前にあるUSBのType-Cポートは電源を含め全ての機能が使えるということだったので、そこから直接モバイルモニターに接続したところ、問題なく画面が出てきました。モニターにはスピーカーも付いているので、これでもうWindowsが使えるということになります。次に、手持ちのクロームブックでミニPCの画面を表示できるようにリモートデスクトップの設定を行ないます。やり方は以下のリンクを参照して下さい。

https://support.google.com/chrome/answer/1649523?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

設定が済めば、ChromebookでWindowsをリモート操作して使えるようになります。電源を入れてパスワードを入れる前の状況でもリモートで画面が出てきますので、外出前に起動ボタンを押して出れば、必要な時に使えるようになります。

ただ、このままだとモバイルモニターとの画面の大きさの差で表示が少しおかしくなってしまいますので、リモートされたWindowsの画面の方から、使っているChromebook(あるいはノートパソコン)の解像度と同じになるようにディスプレイの設定を変更しましょう。これで、主にリモートデスクトップを使ってChromebookからWindows11が使えるようになります。リモートで使っても、ネットサーフィンや動画視聴くらいなら十分にChromebookからできます。全画面表示にしてリモートデスクトップをしていると、このパソコンはChromebookではなくWindows11の入ったパソコンなのではと勘違いしてしまうくらいに使える感じです。

最後に、ここまで来る中で私がやってしまった失敗について紹介します。セットアップ当初からずっとミニPCは有線LANでは接続せずにノートパソコンと同じWi-Fiで接続していたのですが、いったん本体の電源を安全に切ってから改めて本体のボタンを押し起動しているはずなのに、Chromebookの方では「オフライン」となってどうにもならなかったので、改めてモニターを接続して状況を確認してみたところ、何とミニPC本体がうまくWi-Fi接続できていなかったようで、インターネットにつながっていない状態でした。これではリモートデスクトップ以前の問題です。そこで改めてLANケーブルでルーターと接続することにしました。物理的に接続してインターネットにつながれば、Chromebookの方から安定してWindowsにサインインできるようになるので、外出先でのトラブルを避けたい方は、有線でのネット接続を利用する方が良いと思います。

また、Windows11の設定の「電源」のところで、初期設定だと全くパソコンに触れていない場合には一定の時間でスリープに入るようになってしまっているので、これを解除しましょう。解除すると、電力消費に対する警告のような文面が出てきますが、その言い訳的に、このパソコンの電力消費量はどのくらいなのかということを、最後に確かめてみます。

たまたま私が持っているポータブル電源が利用ワット数を出せる表示があるので、バッテリーに繋いで動かし、数値を見てみることにしましょう。


パソコンのCPUに負荷を掛けると電力を消費するということになりますが、ポータブル電源の消費数値は、0から20W前後をウロウロしていて、最大でも25Wくらいで止まって使わないとまた0に戻るという感じでした。リモートで使う場合にはモニター・キーボード・マウスは外してありますので、本体のみの電力消費ですが、本当に省電力ですね。このくらいの電力消費であれば、外でWindowshe使いたいという時にはボタンを押して出て行ってもそこまで電力消費を気にせずに使うことができるかと思います。

もっとも今後は、利用が終わったらリモートで電源を切り、再度利用したい場合には電源ボタンを指で押す動作を外出先からリモコン操作で行なうようなSwitchBotの導入も視野に入れています。それはまた近いうち、SwitchBotがセールで安くなった時に改めて考えてみようかと思っています。


Windowsをモバイル用途で使うより自宅に置いたミニPCをChormebookでリモート利用する方が都合が良い?

すでにミニPCは到着し、簡単なセッティングは終わり使えるようになりました。ただ今回は、私のミニPCの購入レポートを書く前に、低電力消費で極端な話電源ONのまま外出しても電気代がそれほどかからないインテルN100搭載のミニPC(OSは最新のWindows11homeでした)を導入するきっかけとなった事についてまずは紹介しようと思います。

まず、私が自宅で色々工夫しながら使うようになったノートパソコンがChormebookに変わったということが大きなポイントになっています。Chormebookというのは一部Andoridのアプリも使えるようになってはいますが、基本的にはWebブラウザのChromeとその機能拡張でやりくりするような仕組みになっています。インターネットにつながっていなくても多少利用できるものの、基本的には常にインターネットにつながっていることが求められるハードになっています。

ただ、多くの方は少なくとも自宅では常にどのパソコンもインターネットにWi-Fiでつながるような環境にあることが普通だと思うので、Webを色々と見たり、動画やネットショッピングをするなら、圧倒的に早く起動してすぐ使えるようになるChromebookの方が私は便利だと思うので、もはや今まで使っていたWindowsノートは使わなくなってしまいました。

さらに、Chromebookの使い方を突き詰めるうち、Linuxアプリを利用してWindowsとほとんど同じ入力環境を手に入れ(Chromebookの日本語入力はWindowsの「Google日本語入力」と同じではないので)、テキスト入力マシンとしても使えるようになりました。簡単な写真のリサイズと加工もブラウザ経由でできるので、最近はほとんどブログの記事更新はChromebookで行なっているほどです。

そうなると、ちょっとしたお出掛けや旅行の際に持っていくパソコンについても、単にブログ更新やネットを見るだけならChromebookで良いのでは? ということになってしまいます。Chromebookはとにかく安いし、学校で使うために作られているものは、雑に扱われても壊れにくい対策が施されているものがあります。私が今使っているものもそうした対策がされていて、外で使うことを考えると、完全に壊れてしまってもそこまで惜しくない価格で買ったこともあり、モバイル用のパソコンとしてはこれが一番なのではないかと思うこともあります。

ただし、多くの人にとっては(特にビジネスで使う方)、やはり既存のソフトが導入できないというChromebookをメインで使うことに対しては躊躇するところがあるでしょう。私の場合も本格的な文書作成を行ないたい場合、やはりWindowsでないとMicrosoft Office(あるいはその互換ソフト)が使えないというディメリットを感じてしまいます。この辺のところは、私個人だけで使っているならいいのですが、他の人とファイルのやり取りをするような場合には、Windowsマシンでの作業が必要になる事が多かったりします。

ここで、改めて考えたのが、だったらWindowsマシンは自宅に置いておき、必要になったら「リモートデスクトップ」で自宅のPCを呼び出し、ChormebookでWindowsPCを操作してしまえば良いのではないかという事です。ここまで書けばわかる方はわかると思いますが、電源を入れっぱなしにしても消費電力が僅かなN100搭載のミニPCは、Chormebookで操作するための自宅待機用Windowsマシンとしようと思ったのです。

リモートデスクトップ自体は、Windows11で対応しているのはhomeでなくproの方なのですが、別のやり方もあります。すでに家にあるWindowsノートとChromebook用のリモートデスクトップアプリを組み合わせて、外でも問題なく、起動したWindowsをChromebookで操作できることは実証済みなのです。ノートと比べてミニPCは、置き場所を選ぶことなく、リモートで使うなら、一度設定してしまえば、後はキーボードにもマウスにも、ディスプレイにもつながない素の状態で置いておくだけで使えてしまいます。基本的に自宅にいる時には電源を切っておき、出掛ける時に本体の電源を入れれば、Windowsを使って作業したくなった場合にすぐChromebookから操作することができるようになるわけです。

こうした使い方をするためには当然、外でも常時高速接続できる環境が必要なのですが、旅行の時だけならpovo2.0の24時間使い放題をセットするだけでも良いでしょうし、単に作業をするだけなら最大1Mbpsくらいのスピードでも何とかなりそうなので、ahamoやmineoの最大1.5Mbpsプラン(平日昼間以外)のSIMをスマホに入れてテザリングで使っても良いでしょう。

ただ、こうした「Windowsのリモート使用」をより普通に簡単に使えるようになるには、Chromebookの方からの歩み寄りも必要なのではないかなと思います。画面を大きくし、解像度もWindowsノート並のハードを出してもらうとか、一部のハードではあるもののまだハードルが高い、LTE内蔵(今後はeSIM対応も)で単体で常時接続が可能なものが出てきたら、Windowsとの連携はさらにやりやすくなります。

というわけで、ミニPCが到着したら早速Chromebookと連携させ、外からの作業がどの程度快適にできるかをチェックしてみたいと思っています。ちなみに、私が購入したChromebookとミニPCのハード導入コストの合計は、2台で約3万5千円くらいと、本格的なWindowsモバイルを購入するよりもかなり安くなっています。興味のある方は、今後のレポートにご期待下さい。


Amazonセール前に楽天でつい購入してしまったCHIWIのミニPCですが果たしてこの購入は正解だったのか?

ここしばらくの間、ミニPCの魅力に取り憑かれ、様々な製品についてそのレビューを読み、またYouTubeに上がっている動画も見ながら、現在の自分の状況に合ったミニPCは何か? そして購入するならいつが良いのか? ということを色々と考えてきました。ミニPCはそれこそピンからキリまであって、安定して5年くらいは使えるのではないかと思われる性能の高いものもあれば、価格は安いものの性能の低いCPUを使っているため、ある程度の割り切りが必要になるようなものもあります。セールで安売りしていて、1万円前半くらいのものは、やはりそれなりの性能しかなく、安く見積もって現在の出ているもので5万から6万くらい出せれば、そこそこの性能のものが手に入る感じになっています。

私の場合、何せ現在使っているウィンドウズノートの性能はどれもWindows11にアップグレードできないほどの低性能のものだけなので、現在のWindows10のサポートが切れる頃に何とかその時からしばらくは使えるくらいの性能を持ったパソコンが買えるように貯金を始めたばかりなのですが、その間のつなぎとして購入を考えていたのが安価でもそれなりの性能を持つインテルのN100というCPUが入ったミニPCで、当然ゲームをやったり動画編集をバリバリ行なえるようなポテンシャルは無いのですが、消費電力が極めて少ないので、現在の電力事情にも合い、状況によって電源を入れたままサーバーとして使うにも、電気代のかからないN100くらいのCPUでも十分ではないか? と思い具体的に製品を絞っていました。

過去のブログで書いたMinisforumのN100を搭載したミニPCはまだメーカーから連絡がないだけでなく、メモリが8GBしかないということで購入候補から外しました。そんな中、バランスが良くしばらくは使えそうだと思ったのが、現在アマゾンではかなり売れているらしいCHIWIという中国のメーカーの「LarkBox x 2023」という製品で、この価格をチェックしていたのですが、アマゾンの方ではセール品にすでになっていて、セール前は29,900円に3千円引きのクーポンが付いて26,900円だったのが、これを書いている時点ではさらにセール価格で25,415円まで下がっていました。この価格は、少し前にタイムセールで売り出された価格と同じなのですが、果たしてアマゾンのプライムセールでこれ以上下がるのかと考えるとアマゾンのサイトからこのまま購入するのは少し待った方が良いかもと思い、しばらく状況を見ていたのですが、違うチャンネルからアクセスすると、現状でさらに安く購入できることがわかりました。

というのも、CHIWIは楽天市場に直営店を持っていて、アマゾンのセールに合わせるように出店の一周年セールというのを行なっています。基本的にはこのミニPCも定価(29,900円)販売なのですが、セールによってアマゾンのクーポン使用後の通常販売と同じ26,900円になっていますが、期間限定でお店ではさらにどんな商品でも10%割り引くクーポンを用意しているので、このクーポンを利用した場合の購入価格は24,210円となり、さらにポイントが(楽天ポイント)が付きます(送料は無料です)。

この製品のスペックはCPUにインテルN100の他、メモリはオンボードですが12GB、SSDが512GB(SATA)で、端子類は電源からデータ通信、ディスプレイ出力までできるUSB4(Type-C)が一つあり、電源は別になっています。本体にはHDMLケーブルは同梱されませんが、手持ちのモバイルディスプレイにはType-Cケーブル一本でつながると思うので、かえって使いやすいのではということで、この機種に狙いを定めました。全くソフトの動いていない状態では5W以下の電力消費しかない(動画で紹介してくれていた製品紹介での情報で自分で確認したわけではありませんが)というN100というCPUの消費電力の低さは、個人的にはCPUの性能よりも省電力なPCを使って電気代を節約したい自分には合っています。

本来はアマゾンのセールまで待つのがセオリーかと思うのですが、ポイント還元の点ではアマゾンでの購入と比べると何のキャンペーンもなくても、私の場合はAmazonと比べて楽天のポイントの方が多く付くだけでなく、毎月ポイントをガソリン代として消費することで、ほぼ現金が還元されると私の中では考えて良いことから、さすがにアマゾンのセールでもこちらが後悔するような2万そこそこでの販売はないと思い(もしそうなったら悔やむでしょうが)、楽天の直営店の方に注文を出してしまいました。

今回こんな買い物ができたのも、最初に大型テレビの電気代をできるだけ安くするようにと、モバイルモニターを安くなった時に最初に購入したことが生きています。モバイルモニターがなければ、トータルの出費はノートパソコンの方が安く、そちらになびいてCHIWIでは同じN100を使ったノートパソコン「GemiBook Xpro」に行ったかも知れません。そのスペックはメモリ8GBのSSD256GBで、Amazonでも楽天公式店でもなく、メーカー直営の公式オンラインショップ価格が最安で33,900円で新品を販売しています。モバイルモニターが無ければこの製品を選択していたかも知れませんが、スペックだけで見るとこの製品のメモリは8GB、SSDも256GBと少ないので、長く安定して使うことを考えればミニPCの方が良く、ノートPCと比べて別の用途に利用するような潰しも効くため、今回はミニPCにして正解だろうと思います。据え置きで使うため落下などの心配もありませんし、あとは耐久性がどうかなどの点も心配ではありますが、今回このくらいの価格で入手できたということで納得することにします。一応アマゾンの製品リンクを張っておきますので、製品自体に興味がある方だけでなく、私の決断が良かったのか悪かったのかを確認する意味でも製品リンクの価格表示に注目してみると面白いと思います。

また、すでに最近は円安も進んでいるので、今売られている製品については変わらないかと思いますが、今後出てくる製品については同じスペックのものであっても為替の関係で日本円での価格は上がる可能性もあります。この辺も今後の状況を見てみないと、逆にもう少し待った方が安く買えるのかも知れませんが、今回購入した金額でN100搭載マシンが買えなくなる可能性もあるので、どちらが良かったかの結果は今後出てくるとして、少なくとも購入金額分を使い倒すために色々と今ある周辺機器をどう組み合わせようか、品物が来る前ですが色々と楽しみです。ちなみに、これ以上の条件でセールが行なわれた場合、タイミングを逃すと売り切れになってしまって次の納期まで待たされるとか、そもそも安い価格で購入できなくなるとか、買い時を逃してしまう可能性もあります。改めて安いものであってもいつ買うかを判断するのは難しいものですね。

実際にモノが到着しましたら、一通りのレビューと私が考えている普通とは違った使い方の紹介をさせていただく予定です。


進化するモバイルバッテリーを眺めつつ最新型の高出力を活かすモバイル環境を先に考えると

先日のニュースで、モバイルバッテリーもここまで来たかと思ったのがAnkerの新しいPowerBank(10000mAh,30W)という製品は小さくて大容量だけでなく出力が最大30Wもあるということです。実売は6千円弱ということですが、今後こうした高出力でもコンパクトなモバイルバッテリーが出てくるようになると、モバイルの装備は今よりさらに小さく軽くなるような気がします。ちなみに、製品へのリンクは未購入品のため(個人的な製品への評価ができないため行なっておりません)興味のある方は書きました製品名で検索するなどして細かな製品内容をご確認下さい。

今回私が気になったのは、大きさの小ささや、様々な情報を表示できるディスプレイのもありますが、一番の注目点は30Wという出力にあります。最近、ミニPCの情報を集めているのですが、省電力のCPUを搭載している機種ではあくまで自己責任にはなりますが、汎用のPD出力(USB Type-C)の小さなACアダプタの中でも45Wや30WのものでもミニPCが起動して使えてしまう(もちろん、CPUの負担の具合によっては少ない出力のACアダプターでは力不足になってしまう可能性はあるので注意して使うなら使うようにしましょう)というのは、もしかしたらこのモバイルバッテリーでも少しの時間ならミニPCが使えてしまうのではないか? というワクワク感がありますね。

ミニPCの場合には電源が切れるということはシステムが即時にシャットダウンしてしまいますが、ノートパソコンにこうした高出力のモバイルバッテリーが利用できるということになると、複数のモバイルバッテリーを持ち歩くことで、スマホ・タブレットだけでなくノートPCの利用をしながらコンセントに頼ることなく、バッテリーからの充電でしのぐなんてこともできてしまうようになる可能性は高いでしょう。現在私は旅行用にACコンセントのある比較的ポータブル電源としては小さいものを用意しているのですが、他に家電を使うのでなければ、小さなモバイルバッテリーだけでもパソコン(私の場合はChromebook)を旅先で思いっ切り使い続けられるというのは、なかなか面白いですね。

ただ、そうした環境を揃えるためには、今後色々なハードを購入する際、当然ノートPCの標準のACアダプターの形状にUSB Type-Cが装備されているものを選ぶ必要があります(電源端子とは別にPD対応のType-Cが付いているものでも可)。そうすることで、スマホ・タブレット・ノートPC全てが一つのバッテリーで給電できるようになりますが、旅行用に持って行く他の機器についてもUSB経由で充電ができ、できれば同じケーブルが使えるようUSBの形状もType-Cで揃えることで、複数用意するモバイルバッテリーがさらに生きるということになるでしょう。

比較的大きな荷物を背負って出掛けるような場合には、小さめのモバイルバッテリーを複数運用した方がソーラーパネルで出先でもバッテリーを充電するようなことも考えられるでしょう。これは災害対策という点で考えても、かなり実用的な対応になるのではないでしょうか。

今までは、高出力が欲しい場合(ノートパソコンを充電しながら使うような)には小さめのポータブル電源でないと使い物にならなかったということはありましたが、今後は高出力で小さいモバイルバッテリーを複数個(3個ぐらいあればローテーションできそうなので万全?)用意すれば、もはやそれでモバイル用途のバッテリーはそれ以上必要なくなってしまうのではとすら思いますね。

今回、私自身は新製品には飛びつかず、たまたまネットを見ていて見付けた、国内メーカー製の15,000mAで出力が18Wのモバイルバッテリーを格安で購入しました。これだとモバイルPCを使いながらの充電は無理ですが、電源を切った状態での充電はできると思うので、今持っている別のモバイルバッテリーと併用しながら30W以上出力の小型モバイルバッテリーの価格がこなれてくるまで、何とかだましだまし使いたいと思っています。私の場合はすでに複数個の同じような容量と出力性能のあるバッテリーを持っているということもあるので、スマホやタブレットだけでなく、Type-C充電に対応するノートパソコンをモバイル運用されている方は、新製品の導入を考えるのも悪くないとは思います。


楽天モバイルのデータ専用SIMが出たものの料金は通常の音声プランと変わらない意味を考えてみる

楽天モバイルが、事前に出すと言っていた音声通話の付かない(SMSの利用は可)データ専用プランを出しました。その内容については、料金は音声付プランと全く同じということと、現状では楽天カードを持っていないと契約できないという事を発表しています。ただし、楽天カードを持っている人が申し込む場合、本人確認はカード発行時に済んでいるからか、ワンクリックのみですぐ申し込み完了になるということであります。

ただ、そうした契約申込時の利便性はあっても、毎月の料金が変わらないのでは契約する意味がないのでは? という風に私も思います。楽天がこうした料金を出してきたのは、一部のユーザーを除いては、通常の音声通話をせず、データ通信だけで使っている人がほとんどであるという点があるのではないかと思うのです。

私は基本、メインの電話番号を楽天モバイルにしたのですが、向こうからかかってくる場合には国内では料金が発生しませんし、こちらから掛ける場合には楽天の音声回線は使わず、データ回線を使ってアプリのRakuten LinkからIP電話を使うことで、実際のところデータ通信だけしか使っていないということになります。

楽天モバイルの料金は、3GB未満、3~20GB未満、それ以上というデータ利用によって決まり、この他に音声通話が音声回線によって行なわれれば通話料がかかるものの、データ通信量だけしかかからないという人がほとんどでしょう。つまりは、今までも楽天モバイルはRakuten Linkを使った通話やショートメッセージを使ってのサービスについては料金を取らないばかりか、高速通信のカウントもしておらず、これらのサービスは楽天モバイルのデータ通信料金を払っている人にとってはサービスで料金を取られていないと考えることができるでしょう。

だとしたら、なおさらあえてデータプランを契約する意味があるのか? ということになってしまうわけですが、先に紹介した本人確認なしに利用できるという点だけでなく、もう一つのメリットが「データ専用プラン」であるという点にあると思われます。

データ通信専用のSIMでも電話番号を持ち、SMSは送受信できますが(データプランの場合は1通ごと送信時に料金がかかります)、その番号に電話しても電話が掛かってこず、誤って発信してしまうような事もないので、スマホに入れて通話は基本LINEを使うようにすることもでき、タブレットやモバイルルーターに入れての運用でも問題ありません。誤って発信することによる追加料金が発生するのを防ぎ、純粋なデータ専用回線として楽天モバイルを使いたいという場合には選択肢の一つとなります。LINE電話と電話番号を使っての電話との違いがわからないで使っていると、特にiOSで使っている場合には、電話番号への着信は標準の電話アプリの方に入ってくるので、着信履歴からダイレクトに電話をしてしまうと、その料金は通話無料の対象になりません(標準の電話アプリからの発信は通話無料の対象外)ので、通話料金が知らないうちにかかってしまう事があります。そうした予期せぬ課金を防止したい場合にはデータプランにした方が良い場合もあります。

ただし、データプランは他社のデータプランと同じように、回線乗り換えの対象にはなりませんので、回線乗り換えでお得にスマホをゲットしたいような場合には通常のプランで、できるだけスマホ標準の電話アプリで電話を掛けることを避けながら使うようにすることがおすすめになります。特にiPhoneで別のSIMを音声通話用に使い2回線利用し、Rakuten Linkを使わずにデータ無制限を使いたいなら、楽天データプランを選択する意味はあるかなという気もしますが、自分でスマホ回りを設定できるなら、あえてデータプランを選ばなくても、いざという時に無料通話が電話番号で使える通常のプランを基本に考えた方が良いとは個人的には思うのですが。


旅の目的地はいつも満足できるものではないが実際にその場を訪れることでわかることもある

昨日はふと思い立って最近新たに営業を開始したとある観光施設に行ってきました。今回あえてその名前を出さないのは、今回の訪問は全くの期待外れだったからです。その施設は工場直結の売店があり、それを目当てに観光客がやってくるのを考えて作られたものだったのですが、私の考える食品工場直営の売店と比べると、個人的に購買意欲が湧きませんでした。

というのも、客観的に見て売られている品物が工場直営という割には安くはないのですね。贈答用のものが高いというのは十分にわかりますが、普通に自宅で食べるような包装のものでも、近所のスーパーの方が安いのでは? というような値付けに正直萎えてしまいました。

ちなみに、その工場直営売店は有名な観光施設に隣接しており、恐らくその観光施設にやってくる人たちのいくらかでも立ち寄ってくれればというような感じで作られているような気がしました。今回、私は観光施設には寄らず、この工場直営売店を主に目的地にして行ったので、その残念感はさらに上がってしまったというわけです。

多くの場合、せっかく出掛けたのに失敗したくないので、もう少しきちんと調べてから出掛けるのですが、昨日は日中部屋でエアコンを付けてテレビを見ているよりも、車の中でクーラーを入れてどこかへ行こうと突然思い立ってしまったので、今まで全く行ったこともなく、予備知識もないその施設を目的地にしてしまったのですが、今改めて考えてみると全くの時間の無駄だったという風には思っていません。

これについては、今まで自分で計画した旅が満足だらけの最大級の楽しさだけにあふれているというような事はほとんどなく、ここまでの失望はしなくても、「もう少し考えた方が良かったのでは?」と思えることはどんな旅でもあります。そうした思い出は風化させることなく、次の旅に生かすように(次にはがっかりすることをできるだけ少なくするために)、失敗を糧にすると思えば、それなりの踏ん切りは付きます。

もっとも、新型コロナの感染拡大によって食品を扱う仕事というのは相当の苦労があることと思いますし、原材料費の高騰や人件費の高い負担などで工場直営であっても価格を上げざるを得ない運営会社の苦労はあるだろうとは思います。ただ、私も様々な工場直営の食品テーマパークに行ってきましたが、以前のような試食方法が取れないというような中でいかに訪問客に楽しんでもらえるかというような苦労はどこのテーマパークもしているだろうと思えます。

ただ、やはり普段私たちが利用しているスーパーで売っている価格とほとんど変わらない価格で売られているのを目の当たりにしてしまうと、少なくとも知り合いに商品を大量買いをするような気は起きなくなります。この辺は会社としての利益を確保しないといけないわけですから、その中で折り合いを付けるのは大変だろうとは思うのですが、今回は思わぬ形でそうした観光施設の現実というものを垣間見た気がします。私たちは旅行へ行くとついつい財布の紐が緩みがちになるものではありますが、やみくもに何でも良いから買うというわけでもないので、全国の同じような食品に関するテーマパークを運営する企業には頑張って欲しいものですが。


Amazonの身に覚えのない「代引き」荷物を受け取ってしまった場合の正しい対処の方法は?

世の中には様々な詐欺の手口があり、私たちはそうした手口を事前に知っておくことにより、その被害を未然に防ぐことができるようになります。私自身もできるだけ詐欺に引っかからないように気を付けていますが、たまたま見たテレビニュースの特集で、知らないと引っかかってしまうと思われるAmazonの代引き(代金引換)の荷物を利用した詐欺の手口を見ましたので、改めて紹介します。今月はAmazonのプライムセールがありますので、引っかからないように注意しましょう。

まず、一つのポイントは今Amazonと書きましたが、通常のアマゾンの流通ルートに乗ってくる荷物によって詐欺を行なうので、いわゆる送ってくるAmazon自体や「配送業者」が名を騙っているニセの業者や組織ではなく、本当にAmazonから発送され、大手の運送会社か委託を受けた正規の配達員によって配達される荷物であることが、詐欺を見破りにくくしています。

荷物が送られてくる先は個人あての場合もあり、会社あての場合もあるのですが、ポイントは宛名の本人が不在で、たまたま家や会社にいた人が代理で荷物を受け取る場合です。代引きの場合はお金と引き換えに受領証をもらって荷物を受け取り、送料と中に入っている荷物の代金を含めたお金を払ってしまうのですが、宛名本人に確認を取らずにその場で代金を支払ってしまい、後から立て替え分をもらおうとしても、その人には荷物を注文した覚えがないという場合、まずは立て替えた人が困ってしまいます。まず第一に、いくら会社の同僚や家族だからと言って、本人に確かめることなしにお金を払って荷物を受けとること自体を止めることができればそうして欲しいと思います。

さて、ここで改めて代引き利用による詐欺の仕組みということについて話を進めていきます。Amazonに限らず、IDなどがハッキングされていなくても、別のIDからでも例えばギフトを送るように注文主と送り先が違うようにして送ることができます。普通そういうことをする場合には、特に相手にお金を払わせる場合であればなおさら、事前に発注主が送り先の本人に連絡をして、代金の支払いを了承していないとトラブルの元になりますが、今回の場合は詐欺ということで、払ってしまったお金が詐欺版に行ってしまうということです。単なるいやがらせではありません。ではなぜ、荷物を送り付けた人間に支払った商品代の一部が入るのでしょうか。

詐欺犯はまず、住所と連絡先がわかるターゲットを決め、ターゲットが受け取り人になるように代引きで商品を注文します。送り付ける商品を選ぶ際に、購入時のポイント還元率が常識とはかけ離れた高い商品を選ぶことで、代引きにより支払って取引きが確定した時点で注文者の方にAmazonポイントが入るようになっているケースがあったということです。その仕組みを使い、ポイントが入ったらすぐ別の商品を買うなどして利益を上げる(転売など)ように目論むのが、Amazonを使った代引き送り付け詐欺の実態なのだそうです。

Amazonのポイントは、出品者負担で付けることができるのですが、あえて定価より高い価格を付けているものの、その差額の範囲内の大量のポイントを付けることで、実質的な購入額は定価に近づきます。多くの出品者の間では1円単位での価格競争が行なわれることがありますが、この方法だとそうした価格競争に巻き込まれることなくなるというメリットはありますが、その分詐欺犯にそうした商品が狙われ、詐欺の踏み台にされてしまう可能性があるので、この辺はAmazonの方にも何とかして欲しいものですが。

テレビニュースの事例では、自宅に夫宛の荷物が届き、それを家族が払ってしまったのですが(3万ほど)、まずは荷物を扱っているヤマト運輸のセンターに電話を入れたら、Amazonのカスタマーセンターに電話をしてくれと言われたそうです。ヤマトの方としても正規の手続きで荷物を届けているので、結果的に運び屋のようになってしまっても、悪意があるわけではないので、仕方がないところがあります。そこで、改めてAmazonに連絡をしたら、Amazonの方では「よくある事例」ということで、スムーズに返金まで進んだと言うことです。連絡した際に言われたことは、届いた状態のままで中を開けたり傷を付けたりしないようにということだったので、中に何が入っているかの確認はできなかったそうですが、恐らくこれは返品扱いで返金をするための条件であると思います。

これを見てわかることは、もし自宅や会社にいる時に自分ではないい宛先(仕事先でも部署の違いもあるので)あての代引きの荷物が来た場合は、基本的には受け取らず持ち戻ってもらうようにすることが大事です。もしその場で本人と電話などで連絡が付くなら、その荷物は本当に注文したものか、請求される金額を払ってしまっても良いのか(後で立て替え分を確実にもらえるのか)を確認するまでは受け取らないようにしましょう。

もし疑問を持たず代金を支払って受け取ってしまった場合でも、本人に全く覚えがない場合には、今回テレビでのケースと同じように、運送会社ではなく販売サイトの方に連絡をしましょう。Amazonの場合はこうした詐欺の被害があることはすでにわかっているので、テレビと同じようにスムーズに返金されると思います。

こうした詐欺の手口はさらに更新されていくだろうと思いますが、荷物を受け取る場合には各運送会社の事前連絡システムを活用することも対策の一つになります。私の場合は日本郵政・ヤマト・佐川の会員になっていて、荷物が来る前にメールやLINEで連絡が来るようになっています。登録しておくと一部の通販などで日時や受け取り場所の変更ができない場合でも、宅配会社のホームページから変更ができたりするので、それも便利です。全く身に覚えのない荷物の連絡が入った場合、営業所留にして直接営業所まで出向き、荷物の詳細を確認して預かってもらったり、その場でAmazonに連絡して指示を仰ぐというような事になると思います。今回紹介した手口はほんの一部で、現在はさらに規約の隙を付いた巧妙な新しい詐欺の方法もあるかも知れません。みなさんも十分気を付けて下さい。