月別アーカイブ: 2020年1月

リニューアルされた「道の駅富士」に行ってきました

昨年末にリニューアルオープンした、国道1号線の富士川沿いにある「道の駅富士」に行ってきました。基本的に「食堂」「ショップ」「トイレ」「屋上展望台」という構成は変わらないものの、全体的に新しくなって特にトイレは気持ち良く使えるように変わりました。

上り側が主な施設なのでそちらの方に寄ったのですが、外観はこんな感じで今までなかったものとして、建物の中央にソフトクリームのお店ができています。建物の中は入って左側が食堂で、右側には削り節のお店と野菜が置かれたスペース、さらに土産物店が入っています。

さらに上に登ると展望所もリニューアルされていまして、そこそこきれいな富士山が見えるようになっています。ただ、出掛けた当日には笠雲がかかっていてすっきりというわけにはいかなかったのは残念でした。写真は撮ってきましたが、大して面白くないので割愛します(^^;)。

今回この道の駅を見たかったのは、全国でも珍しい赤ちゃんを連れての旅をサポートする施設内の装備「授乳室」および「赤ちゃん用品自販機」にあると思います。入口も室内も狭いので冷やかしで利用するのはあまりいい感じはしなかったのですが、今回は利用者がいないことを確認して中に入ります。

まず、奥に入ると鍵のかかる授乳室が用意されています。中に入って鍵をかけるとモニターによる案内がスタートするということですが、一回の利用時間の目安は20分くらいと公式ページではされていますので、マナーを守って利用しましょう。なお、この部屋は女性専用ではなく男性の利用も可能とのことです。

そして、このブログでもたびたび紹介してきました赤ちゃん用の「液体ミルク」を含む様々な赤ちゃん用品が自販機で売られています。こちらで確認したのが紙おむつ・キューブ型粉ミルク・缶入り液体ミルク・赤ちゃん用スープの素などが用意されていました。自販機なので24時間利用可能です。コンビニでも買えないことはないものではありますが、授乳室と同じスペースにこうしたものが用意されているというのは嬉しいですね。

同じフロアにはインフォメーションがあり、富士周辺の観光情報のパンフレットを入手することができます。最近は富士周辺の工場夜景スポットが有名になっているためか、夜景スポットマップも私が行った時には用意されていました。夜間利用でもこの道の駅を基地のように使って絶景の写真を撮りに行くというのも面白そうです。隣接する東名高速のサービスエリア内にある「富士川楽座」の方がさらに色々なものはあるのですが、下道を走って東西を走る場合にはやはり国道一号線沿いの「道の駅富士」はタイムロスなく休憩が取れるので便利ではあります。

以前の古い道の駅と比べると格段にきれいになっていまして、今回紹介できなかった下り側もお蕎麦屋さんが入った建物がリニューアルされているので、上下で建物の新しさについての差はありません。下り線を利用の場合でも地下通路を通れば徒歩で反対側に行けますので、下りを走っているからと諦めないで、付近を通ることがありましたらぜひ一度訪れてみてはいかがかと思います。


モバイル通信が全く使えない場合の用意も必要

昨日は休みだったので早くに出掛けたのですが、その途中でとんでもない事に気付いてしまいました。さすがに車で出掛けたので免許証は持って出たのですが、何か持って出るのを忘れたかもと思って気付いたら、普通ならまず最初に持って行くものとして用意するスマホやガラケーといった携帯電話関連の端末をまるごと置いて来てしまったことに気付きました。その代わり、小型のタブレット端末(Wi-Fi利用可)はあるので、どこか適当な所のWi-Fiが使える場所に行ってメールチェックはできるものの、直電が入ったらそれも確認できなくなります。

今回はたまたま家を出てから早い段階で忘れ物に気付いたので改めて戻って取りに帰ったので事無きを得ましたが、今後の事を考えると全くスマホやガラケーを使えないとか、失くしたり壊れたり、はたまた災害時に充電できずに使えなくなった場合の事を考えておくべきではないかと思いました。

というのも、今の生活の中で家にある電話を使う機会がほとんどなく、さらに家族も常に家にいるとは限らないので、家の電話より家族それぞれの携帯電話の番号に公衆電話から電話した方が連絡が付きやすいと思うのですが、私自身家族や親戚の携帯電話番号について頭の中にあるかというと全く覚えていないのです(^^;)。少なくとも携帯電話の着信やLINEのメッセージが入っているかどうかを何もない状況の中で何とかして確認するためには、電話番号を用意しておく必要があるわけです。

昔は手帳に電話帳をいちいち書いて持っていた方も多かったと思いますが、私自身も紙の手帳を止めてスマホに移行してしまっている中、あまり覚えていない番号についてはスマホがなければどうにもならなくなっています。せめて家族や親戚、勤務先や学校など緊急の用事で電話をする可能性があるところくらいは、紙に書いていざという時には公衆電話から連絡することも考えておくべきだと今回思いました。

さらに、今回はバッグは持って行ったもののスマホ類だけ忘れてしまったので(^^;)、小型のWindowsタブレットは持っていたので、Wi-Fiとタブレットの組み合わせでメールチェックだけではなくLINEへのアクセスもできるように準備しておくことも大切だと思います。メールについてはメールソフトでもウェブ上からでも確認はできると思いますが、パソコン(Windowsタブレットを含む)でLINEにアクセスするためには、専用のアプリをインストールするとともにメールアドレスとパスワードの登録が必要になります。具体的なやり方はネットで調べればすぐにそのやり方は見付かると思います。

そうしてアプリを導入すれば、スマホが手元になくても設定したメールアドレスとパスワードさえ覚えておけばスマホで使っているLINEの内容を同期できるものの、初回アクセス時のみ本人確認のためスマホでコード入力が必要になってくる(4ケタの数字をスマホ側で入力することで本人確認を行なう)ことを忘れないようにしましょう。特にモバイル利用で持ち出すパソコンについては、スマホが手元にない場合でもLINEが使えるように、LINEのアプリをパソコンにインストールするだけでなく、パソコンの方から一回メールアドレスとパスワードを入力する方法でアクセスして、きちんと持ち出すパソコンの登録を行ない、実際にパソコンでLINEを使う方法についても、その状況を確認しておくことをおすすめします。パソコンでメッセージを打つ場合、はじめの設定のままではEnterキーを押すと改行ではなくすぐに送信されてしまうので、その点には注意しましょう。ちなみに、メッセージに改行を付けたい場合はSHIFTキーを押しながらEnterキーを押すようにすると改行できます。それが面倒くさい場合には、送信方法の設定で送信するキー入力をAlt + Enterに設定すると、Enterキーを押すだけでは改行を行なえるようになりますが、お好みで選ぶようにしましょう。


TVerの同時配信が進めばテレビはいらなくなる?

先日紹介したNHKの同時配信および見逃し配信の実施を受けるような形で、民放が主に一部の番組の見逃し配信を提供しているアプリ「TVer」で、民放の一部の番組の同時配信実験が行なわれることになりました。

実験では平日夕方の報道番組を主に配信することになるということですが、全ての番組の同時配信は難しいにしても、多くの放送局が各局の看板番組の同時配信を行なうような形でNHKの同時配信に対抗するようになった場合、本格的な5Gの到来と合わせて、テレビの見方というものが根本的に変わりそうな感じになってくるのではないかと思います。

これは、テレビを購入してアンテナ工事をしなくてもパソコンやスマホがあれば多少テレビ放送からは遅れるものの、内容の同じ番組を見られるということになるわけですので、極端な話、生活をする中で高速インターネット回線を準備することができればいいということになります。

私の自宅でのテレビ視聴環境の中には「TVer」がかなりの重きを占めていまして、テレビにアマゾンのFire TV Stickを接続し、アプリとしての「TVer」をインストールして、「YouTube」や「AbemaTV」「DAZN」とともに楽しんでいます。今まではあえて「TVer」で配信されている番組については録画せずに見逃し配信を利用して大画面のテレビで時間をずらして見ているのですが、今後同時配信が当たり前になったら、リアルタイムで見られるならそちらを優先し、全面的にネット配信に移行することもあり得ます。

4月から始まる「NHKプラス」は、受信料支払いをしている人がコード入力をすることによって現在のBS放送と同じような案内文を消すことができるのですが(受信料支払いがなくても見ることは可能)、そもそもNHKの受信料を払う必要を見出せないような場合は使わなければいいだけなので、パソコン用の大型モニタにFire TV Stickを組み合わせれば民放テレビとネット動画のみを見られるテレビセットが完成するということになります。

ただし、今後NHKがネット回線を利用して動画を見ている人全員から受信料を徴収するような方向を考えているのではないかと言われているので、現状のまま進むのかという懸念点はあります。ただ、今の時点で4月から新生活を送る場合にテレビを購入せずネットからの同時配信のみでテレビ番組を見るようにすると、差し当たって新生活開始と同時にNHKと契約する必要はなくなります。これはかなり大きな状況の変化だと思いますし、いったん受信料を払わないことが当り前だと思ってしまった人が、NHKが請求したからすぐに受信料を払うようになるかどうかという事もあると思います。

もちろんNHKにはある程度の新しい受信料の取り方を考えた上での同時配信のスタートなのだろうとは思いますが、今回のNHKの同時配信自体がやぶ蛇のような形でNHKの首を締めるような事にもなりかねなくなってきたように私には思えて仕方ありません。

TVerでは関東関西のキー局だけでなく地方局でも自局制作の番組を登録していて、それなりに現在楽しんで視聴している方も少なくないかも知れません。今後、夕方の地方発の情報番組がTVerを通じてブレークする可能性もあります。有料で全国配信をすでに行なっているラジオでは、もはやリスナーが全国の番組を聴き比べて自分の住まいとは関係ない放送局の番組を聴くようになったケースもあるので、テレビでもそのような状況が出てくる可能性もあります。

全国を旅する場合、ガイドブックやネットで情報をあさるのもいいですが、現在その地域で起こっている事を即座に伝えてくれるのがテレビの情報番組だということもあります。本来は地元民向けに新しくできたおいしいお店やレジャースポットの情報を流してくれますが、こうした番組を旅に出る前に見ておき、そこで紹介された場所を回る旅の方ががっかり感も少なく楽しめるのではないかという気もするので、全国の民放もNHKより濃い地域情報の発信をすれば、全国のネット民はそちらの方に流れるかも知れません。個人的には今回のTVerの同時配信実験がうまくいき、多くの民放が同時配信をスタートする流れになってくれれば面白くなると思います。差し当たっては先日紹介した公衆無線LANの有料サービスに入って外出先でもワンセグがなくてもテレビ放送をスマホから見られるようにしておくのもいいかなと思い始めています(^^)。


道の駅での車中泊は今後更にいい顔をされなくなる?

今年が東京オリンピックの年で、今年を目指して日本にやってくる多くの観光客を見込んで多くのホテルが作られたり、民泊の規制緩和が行なわれたりしてきたわけですが、さらに将来に渡って地方でのホテル建設計画があるということを知りました。

これは、共同通信が住宅メーカーの積水ハウス社長の仲井嘉浩氏に取材したインタビュー記事に端を発しています。積水ハウスでは、各地の「道の駅」周辺を中心にホテルを展開する計画があるのだそうで、どのくらいの規模かというと、全国23道府県で計約3千室を提供するのだそう。

まずは2020年秋以降に栃木、岐阜、三重、京都、奈良、和歌山の6府県で15施設、約1150室を開業し、その後さらに開業を加速していくのだそうです。ただ、ホテル運営は積水ハウスが行なうのではなく、アメリカのマリオット・インターナショナルとタッグを組んで施工を積水ハウスが行ない、運営をマリオット・インターナショナルが行なう予定だということです。

これはもしや、日本では全国チェーンになっている「旅籠屋」さんのようなアメリカのモーテルのような安宿かと思いきや、そうではないようです。訪日観光客を主に狙い、地域と密着した経営にするためホテルでは基本宿泊特化型にして、一室あたりの料金は1万円から1万5千円くらいのものを想定しているそうなので、いわゆる安宿では全くなく、ビジテスホテルでもない快適さを提供する空間を考えているのではないかと思います。地域密着のため、食事や観光を道の駅を中心とした地域とタッグを組んで行なっていくという話なのですが、確かに一定の需要はあると思います。

先日、中国からこの旧正月にやってくる観光客のホテル志向についてのテレビニュースのレポートが有り、彼らは必ずしも安い価格というものを追求しないのだという実情があることがわかりました。これは確かに思い当たるところがあって、過去に日本に来て炊飯器を買い漁るような状況があった時、「高級機をディスカウントして安く手に入れる」よりも、「日本円で10万円以上する高級機をそのまま買う」ことに意味を見出す人が少なからずいたというのと似ています(つまり自分の家では10万円を出して炊飯器を買える財力があるということ(^^;))。一泊5千円前後のビジネスホテルではステータスが満たされないという人が多くいる中国からの観光客を取り込むには、確かにマリオット・インターナショナルの運営する素泊まりに近い状態でもそれなりの宿泊料がかかるホテルの方が人気になるということは十分に考えられることです。

ただ、こうした高級志向のホテルが道の駅の周辺にできるということになると、今まで以上に道の駅の駐車場で仮眠を取るような人は地域に落とすお金が少ないということになるので、地元の人たちからはあまりいい顔をされなくなるかも知れません。

日本国内を車で家族全員が旅をするような場合、できれば家族5人くらいまで一室の料金で使えるようなリーズナブルな宿があった方が少なくとも私はいいですが、私自身が積水ハウスの作るホテルを使うかどうかは、あくまで料金に見合った設備やサービスが行なわれるかどうかを把握してからということになるでしょう。まあ、そんな事を考えている間にも多くの訪日観光客がそのホテルを占拠するほど繁盛し、もし宿泊したとしてもその場所が日本なのか海外なのかわからなくなくなるのなら、改めて宿泊するかどうかを考えてしまうでしょう。ただ、日本好きな海外の人が増えていけば、今まではあまり海外からの観光客が行かなかったような場所に行きたくなるのは道理で、そこまで考えてのホテル建設計画だと捉えることもできます。

そうは言っても最近の京都をはじめとして、京都駅からの市バスにも満足に乗れなくなってしまい、京都駅から三十三間堂で降りたいのに大量に乗っている観光客に遮られて清水寺までバスを降りられないような状況が海外からの観光客によって起こっている中、もはや京都というのはわざわざ観光で訪れようとは思えなくなっている自分がいます。車中泊込みの旅で出掛けるというのはできるだけ日常生活とはかけ離れた体験をしたいと思っている所が私にはあるので、逆にこうした計画が明らかになったことで、自分の目的地がホテルができる近くの道の駅を避けるような形になっていくのかとも思います。道の駅の目的というのは作られた時から変わっていることは確かではありますが、これで逆に、鉄道駅近くの安いビジネスホテルの空きが出るようになれば安いコストで旅をしたいと思っている方にはいいニュースになるかも知れませんね。


静岡空港の無料駐車場はどこまで残るのか

恐らく、静岡県で生活している人以外にはあまりなじみがないと思いますが、静岡県牧之原市にある静岡空港は、国内線・国際線もある地方空港の一つです。東京にも名古屋にも近く、新幹線や高速バスで行きやすい地理条件の中で、静岡に空港が本当に必要なのか? ということで、地権者との話し合いはこじれ、最終的には土地の強制収容が行なわれた後に開港となりました。

私自身は空港を利用したのは一回のみで、かつてクレジットカードを利用することでマイルが貯められたカードを持っていた時に、航空会社のキャンペーンを有効に使って家族で沖縄まで往復の航空券をマイルと交換できたので、2泊3日でだいたい今くらいの時期に沖縄に行ってきました。

その時には自宅から車を使って空港まで行ったのですが、およそ二千台分ある駐車場は全て無料なので、行ってから帰って来るまでずっと置きっぱなしでも良く、だいたい自宅から1時間ちょっとで空港前まで横付けできるというイメージなので、確かにこれで国内線が充実したら東京や名古屋に行くよりも便利だなと思ったものです。

その後、静岡空港の利用者は中国便を中心に伸び、何より増えたのが無料駐車場があるということで空港の中のショップへ行ったり離発着する飛行機を見に行くなどの「見学者」の利用でした。最近になってようやく空港にも新しい見学用施設やカードラウンジができたり、飲食店やショップがリニューアルされたりして、それなりにグレードアップされています。

個人的には飛行機に乗らなくても、毎日全国各地との行き来があるのであれば、飛行先の名物を空港内の売店に常に用意してくれれば、それだけでも空港に行く動機になると思うのですが、今後の空港見学者の扱いについて、ちょっと微妙な事になってきました。

全ての駐車場が無料のため、繁忙期に飛行機を利用する人が近くに車を停められないような事もあるということで、昨年から一部の区画を予約制の有料にしたところ、かなりの利用者がいたということです。もとより、静岡空港は経費がかかる施設なので、安定した収入を確保するために今までの無料駐車場の一部を有料化し、一泊二日500円くらいで全体の半分くらいを整備できないかという話が出てきたのが昨年の話なのですが、先日のニュースではそうした有料化に反対する声も多いということで、今年の4月に予定されている一部区画の有料化をどこまでやるかということで運営会社は厳しい決断を迫られるという事なのだそうです。

静岡空港にはかつて新幹線の新駅を作るという構想もあったのですが、そうなると静岡~掛川間にもう一つ駅が増えてしまうため、ほとんどの新幹線利用者にとっては反対されると思います(^^;)。現状では鉄道との直結が難しければ、バス路線しかない陸の孤島というようになってしまうわけで、だからこその駐車場無料という事を大きくアピールして見学者および利用者を伸ばしてきたこともあるので、「駐車場有料」というイメージが先行して、空港を訪れる見学者の減少につながるという声も出ています。

しかし、空港は見学者のためのものではないのですから、少なくとも飛行機を予約した人が停められないような事を避けるための有料化は仕方ないような感じがします。どうせなら、航空券を予約する時に車利用なら駐車場の手配も同時にできてしまうようになってくれれば、安心して出掛けられます。

私自身、静岡から沖縄に自腹を切って行くのは高いので(^^;)、スカイマークの飛行機で安く中部国際空港から沖縄に出掛けたことがあったのですが、その際使ったのが宿泊すれば10日間は駐車料金が掛からない仕組みのあるビジネスホテルの東横インを利用することでした。ただし、ホテルを予約しても確実にホテルの駐車場を利用できるかどうかは当日にやってきて駐車場の「空」のマークを確認するまでわかりませんでした。

スカイマークでは自社便利用者に向けて、中部国際空港の専用駐車場の料金を補助するキャンペーンをやっていましたが、私が出掛けたのは繁忙期ではなかったのでスムーズに東横インの駐車場に入れたので事無きを得ましたが、これが繁忙期の利用だった場合、確実に駐車場が確保できるかわからない場合は、車で出掛ける事自体を諦める必要も出てきます。

個人的な見解ではありますが、さすがに静岡空港にそこまで多くの飛行機利用者があるとは思えないので、半分くらい有料駐車場にしてもいいとは思うのですが、ちょっと空港の近くに来たから寄ってみようとは思わなくなるでしょう。しかし、やはり空港は飛行機に乗る人のための施設なので、その辺を履き違えないようにこの駐車場有料化問題は進んでいって欲しいと思っています。


総務省が認可したNHKの「常時同時配信」はフェアなのか

2020年1月14日に総務省がNHKに対してテレビ番組を放送と同時にインターネットに流す「常時同時配信」の計画を認可したという報道がありました。世間では、これでワンセグ機能のないスマホやインターネットにつながるパソコンを含む映象機器を持っているだけでも受信料を請求されるのではないかと疑心暗鬼になっているような感じですが、個人的にはそうした問題とともに、過去にも書いていますが、これで他の民放との公平公正な競争ができるのかというところについても考えてしまいます。

現在、インターネット配信による放送を行なっているのは地上波ではないものの、テレビ朝日のスタジオからニュースも報道している「AbemaTV」がありますが、この配信もネットが繋がれば全国で見ることができますし、画質を落とせば高速の使い慣ぎで低速になってしまっても何とか見られるクオリティを確保しています。

個人的に気になるのが、果たしてスマホの高速通信時でしかまともに見られないくらいのクオリティで配信されるのか、ユーチューブの最低画質くらいで低速でも何とか連続して見られるくらいのものになるかということです。少なくとも、高速通信が条件であるような配信だったら、それで受信料を取ろうとするのは問題が出てくるのではないでしょうか。例えば高速クーポンを切ったり使い切った状態でまともに同時配信の番組を見られないような現状であれば、あまり配信されてもメリットを感じない人もいるでしょう。

個人的な考えでは、当然大手3キャリアが通信制限を行なった後の最大128kbpsでも何とか止まらないで見られるクオリティを保てるようでないと(画質の面は別にして)、モバイル環境で普通に見ることすらできなくなるわけですから、あまり利用しなくなると思います。もし、こちらの希望通り低速でもそれなりに見られるインターネットでの同時配信が実現したら実現したで、問題は起こってくると思いますがNHKはどこまで想定しているのでしょうか。

どういうことかと言うと、車で車中泊の旅に出掛けて、ワンセグすら映らない場所であっても携帯電話の電波が届くところにいれば、NHK東京の番組がリアルタイムで受信できるということになったとしたら、他の民放や他の地域のNHKの番組制作者はどう思うのかという話です。NHKでも地方には地方のスタッフがいて、ローカルニュースおよびローカル番組を独自に放送しています。今回の同時放送がラジオの「radiko」のように、GPSなどで位置を把握してその土地のあるNHKの局が出している電波と同じものを配信で見るようになるのか、それとも全国どこにいてもNHKの東京局の内容を配信するのかということにもなるでしょう(配信は「総合」「Eテレ」の両方だそう)。整合性で言えばその場所で放送されている地方局の電波と同じものを配信すべきで、天気予報や大きな災害が起きた時など、避難や移動に必要な情報を出すためには九州にいて東京の天気予報のみしか見られないとしたら、見る側にとってはとても有益な情報だとは言えないでしょう。

もしそうした事ができないで、NHKの配信内容が東京局の電波を配信で流すということになると、今度はまた別の問題が出てきます。天気予報の場合は九州にいて東京の天気を見てもあまり意味がないと考える人は少なくないですが、NHKのローカル番組枠ではその地域独自の番組でなく「東京ローカル」の番組を見ることができます。これは、今までは東京近辺に住んでいなければ見ることができなかった関東の情報を日本全国どこにいても入手できるということになります。これによって、あえて「東京ローカル」の番組を見たいと思ってネット配信の方でNHKを見るということになると、地方局の立場はどうなるのかということになります。

地域に根ざしているNHKのローカル局や民放のローカル局は、今回の同時配信がきっかけとなって東京ローカルの民放も同時配信をされてしまったら、本格的な「自分の局の番組が見られなくなる」恐れが出てくるわけで、それが今までBSでの同時配信の流れを押さえつけてきたところもあります。過去のBSではだめでこれからのネットではなぜ良いのかということもわからない中、2020年春から同時配信放送を行なうというニュースだけが先行報道されているのは、あまりいい事ではないような気がします。民放は現在、一部の番組を見逃し配信していますが、個人的にはNHKは定時のニュースを同時配信し、全国で放送している番組の見逃し配信くらいから始めるのがフェアではないのかという気もするのですが。

(2020.1.16追記)

改めてNHKが発表した内容が明らかになりましたので、その点について記載しておきます。同時配信と見逃し配信を行なうサービスの名称は「NHKプラス」と言い、2020年4月1日からスタートするということです。

同時配信は午前6時から翌日午前0時までで、地上2波(総合・Eテレ)の番組を配信します。見逃し配信は放送日から7日で、配信ビットレートは最大1.5Mbpsになるそうです。視聴には受信料の支払いが必要で、確認コードを入力すると衛星放送のような案内文が表示されなくなるということで、受信料を払っていなくても利用不可能というものではないようです。また、番組の内容については東京をはじめとした関東ローカルの内容が当初は配信されるということです。


日本サッカーが世界レベルに追いつける日は来るか

東京オリンピックでメダルを狙うとされた23才以下のサッカーチームは自力でアジア選手権の予選を突破できないという、連続してオリンピック・ワールドカップに出場するのが当り前という風に見ていた「にわか」ファンからすると、随分不甲斐ない戦いに思えたかも知れません。

しかしこれは、必ずしも強豪国ばかりでないアジアでの予選を戦う難しさという事もあるのです。南米やヨーロッパのような強いチームと戦う時にはなかなか攻め込むことができないのでガチガチに守備を固めてカウンター一発で得点を狙うような形での戦い方になるのに対し、アジアの中の日本は常に世界大会に出場する強豪という立場になるので、相手の方がほとんどゴール前を固める中でいかに点を取るかということも考えた試合についても考えなければならなくなります。今回のアジア予選で敗れたサウジアラビアとシリアは、過去にも好勝負を繰り広げてきましたが、今回は特に1対1の状況で競り負けるようなパターンが多く、あまりにもあっけなく負けたということもあり、今後の日本サッカーは大丈夫なのか? という風に思う人がいても不思議ではないでしょう。

それまでの日本は、海外の個人技に頼るサッカーではなく組織力でボールを奪いそこから速攻・セットプレイで決めるという「日本選手は海外選手と個の力を比べると弱い」という前提での戦術を取ることが多かったように思います。しかし、今からおよそ40年以上前から、個の力を重視しての人材育成を続けてきたチームが存在したのです。それが、先日の高校選手権で優勝した静岡学園でした。

静岡学園のホームページにある、サッカー部の活動目標と活動内容についての記載がありますので、その部分をあえて引用させていただきたいと思いますが、もちろんこれは先日の選手権優勝のはるか前に井田勝通総監督が静岡学園の監督に就任した40年以上前からの理念で、今も変わっていません。

(ここから引用)

静岡学園サッカー部は、南米のサッカースタイルをベースに世界で活躍できる選手育成を目指しています。特に、個人の部分にはこだわっており、技術とプレー中の判断力のレベルアップを意識して日々の練習に励んでいます。更に、チームとしても「観ている人を魅了させるようなサッカースタイルで日本一を目指す」という高い目標を持ちながら、部員全員で努力しています。

(引用ここまで)

この引用の中に、一応「日本一」という文字はあるものの、高校で日本一を獲るよりも、見ている人を魅了するサッカーを目指す中で、その後に世界で活躍できるための人材育成という感じの方が強いと思います。マスコミでは静岡県の事を「サッカー王国」というような呼び方をしますが、これはあくまでインターハイや選手権の優勝を第一の目標にして努力してきた藤枝・清水・浜松あたりのサッカーが他の県より先んじていたため一時期全国大会で常にベスト4以上という結果になっただけで、その当時から静岡学園のサッカーはそうした「王道」とは無縁のものだったように思います。

静岡県のサッカーは地域の競争意識が強く、それが全国大会での勝負強さというものにつながっていたのだろうと思いますが、当時から静岡学園は全国大会に出られなくても卒業後に一流のプレーヤーになるための練習をする中で、たまたま県代表になり、そのプレーがあまりにも今までのサッカースタイルと違うため初出場した冬の高校選手権で注目されることになったのでしょう。

時は流れサッカーのプロリーグであるJリーグが開幕すると、全国のプロチームが育成のためのユースチームを持つようになり、それまでのサッカー先進地域であった静岡県の優位性は失なわれてしまいます。昨年こそ高校生年代のプレミアリーグで今回静岡学園と決勝で対決した青森山田高校が優勝しましたが、全国にあまたあるJリーグが持っているクラブチームの方が優秀な人材が集まり、そこで勝ち抜いた選手がプロへの道へと進んでいっています。

今回惜しくも準優勝となった青森山田高校は、静岡学園と違う方向性でJリーグの育成とは違う形を提示し、世界を目指すチームを作っていましたが、その戦い方は「不敗」の考えで守備からの速攻・セットプレイを磨き、結果を出してきたように思います。今回の選手権ではもしかしたらトーナメントを勝ち抜くごとに連覇へのプレッシャーを感じていたのではないでしょうか。

現状の世界における日本チームの力を考えると、青森山田高校のような考え方で世界の強豪と向かい合った方が勝てる可能性は上がるかも知れません。サッカーの試合ではいくら攻勢をかけて何本シュートを打っても入らなければ意味がないわけですから。全国から集まってきた選手をしっかりと鍛え、プレミアリーグなど日本のサッカーの最高峰で常に試合のできる環境を作った青森山田高校の指導者の努力は本当にすごいもので、その活躍は今後も続くでしょう。しかし今回の選手権決勝ではその考えと真っ向からぶつかる「見て楽しいサッカーを追求し世界で戦える人材を作る」という、およそ「不敗」の考えとはそぐわない静岡学園が勝ってしまったというのは、セットプレイに頼らずに個の力でも他国を出し抜けるのではないかと思える、日本選手の個人技も相当なレベルにまで上がってきたという風に考えることもできるでしょう。

恐らく静岡学園総監督の井田勝通氏はそこまで考えて静岡学園のサッカーを作ってきたのだろうと思うのですが、監督業を引き継いだ川口修氏によって今回の優勝がもたらされたということで、今までの高校サッカー界とも、Jリーグ傘下のユースチームとも違う完成された育成システムがあるということが広く知られたことは嬉しい事です。今までは中学校まで各地のクラブチームで活躍した後で静岡学園に入るというパターンが多かっただろうと思いますが、個人技をさらに磨くなら中学生から静岡学園でというような選手も出てくるのではないかという気もします。

少し前にはアジアの中でも勝てなくなった日本の卓球が金メダルを東京オリンピックで狙えるようになったのは、小学生レベルからの徹底的な個人練習によって動体視力が鍛えられたおかげであると言われています。もちろん、一つの育成システムが全て良いということはありませんが、今後はもっと早く個人練習をした方が良かったというような人材が適材適所に収まることになって、他の高校やクラブチームと切磋琢磨することによって、さらに日本のサッカーのレベルが上がるのではないかという期待が出てきたことも確かです。静岡学園の川口監督の夢は、教え子がヨーロッパチャンピオンズリーグにスタメンで出場できるような選手が育つことだそうですが、そうなれば私達はもっと日本代表の試合を楽しんで見ることができるようになるに違いありません。


大手キャリアの営業姿勢は「新プラン・オプション付け放題」の傾向が

千葉県のとあるドコモショップで起こった誤った顧客対応が発端となって報道されるようになってしまった事件について、個人的には今回問題になったドコモショップが例外だとは思えません。ドコモをはじめとする大手キャリアのショップは、多かれ少なかれ毎日押し寄せるお客様対応に疲弊し、さらに現場はショップ経営会社やキャリア本体からの営業目標を達成するためのストレスに苛まれていると思われ、その結果表面化したものだと思います。

ニュースをご存じない方のために簡単にこの事件の内容を紹介すると、家族で会社を経営していて、親である社長とともに働いている息子さんが社用の携帯電話の機種変更(プラン変更が目的でない事に注意)のためにショップを訪れたところ、お店に入って最初に書く書類の余白に、その方を侮辱する内容や、場合によってはオプションの押し売りと捉えられてもおかしくない内容を記入したものを誤ってお客様に渡してしまったために文字としての証拠が残り、ショップ及びショップの経営母体の会社が謝罪に追い込まれた事件ということになります。

今回の被害者は父親である社長を代表にした包括契約を行なっていたのですが、この方の場合はあくまで家族経営の会社で一括して支払うための包括契約という意味あいであり、店側が誤解した「いい年にもなって親に携帯代を全額払ってもらっている」という見解とは明らかに違っていました。

今回、明らかになったメモの内容は、本来お客の手に渡ることはなく、あくまで店内の担当に向けての申し送り事項であるのですが、そもそも最初の見たてが誤っていたため、さらにお客を怒らすような結果になってしまいました。中学生や高校生が携帯電話を持つ際に、自分で料金を払うことはほぼなく、大部分のケースでは親が何に使うか全てを理解できない中でキャリアから請求された料金を払ってしまうということはあります。

これは、見方を変えるとショップ側がいかにお客一人あたりの契約単価を上げるかという努力目標の中、自分の身を削って携帯料金を払っている人より、自分の懐を痛めないで携帯を使っている人の方が様々なオプションをおすすめした場合、オプションの成約率が上がるということにもつながります。契約はショップとお客の合意があれば成立しますので、巧妙なセールストークで必ずしもその人に必要ないかも知れないオプションを勧めたとしても、お客本人が納得しさえすればそれで良く、さらにそういう人はすぐにオプションを外すようなことをしないので、安定した利益が見込めるという、ショップにもキャリアにとっても良い事になるわけです。

しかし、何かわからないけど店員の言う通りに契約してしまい、今までよりも多額の通信料金を支払う羽目になったと不満を感じるケースもあります。今回の事件では「子回線」契約を持っている人のケースでしたが、現在大手キャリア各社が積極的に行なっているシニア層に向けての「ガラケーからスマホに」というキャンペーンにも同じ匂いを私は感じてしまいます。

今回問題になったメモには「Disneyベタ付け」「いちおしパック」というキーワードも同時に記載されていました。この意味というのは、まずDisneyの方は、月700円と決して安くはないディズニージャパンが配信する動画サービス「ディズニーデラックス」の料金を、スマホとセットで契約すれば1年間無料で使えるというものです。当然、オプション解約を忘れれば、1年後からはドコモが安定した月700円/1回線の増収になるわけですね(^^;)。そして「いちおしパック」とは、「アプリ使い放題」「クーポン配信」「スマホ紛失・故障時のポイント還元」「50GBクラウド利用」など多くのサービスを月額500円で利用できるサービスです。私自身はDisneyの動画のためにお金は出したくないですが、「いちおしパック」の方は、人によっては有難いと思う人もいるでしょうし、しっかりと費用対効果を説明すれば、普通に売上を伸ばせるとさえ思います。

ただ、写真のバックアップならGoogle Photoを使えば料金はかかりませんし、そもそも大手キャリアがスマホを売るような販売形態にしていなければ、故障・修理についてキャリアに任せることもなくなります。また、先日紹介しそびれた公衆無線LANのWi2では「ギガぞうWi-Fi ファミリー機器安心パック」という別プランを出していまして、月額780円で自分だけでなく家族分のWi-Fi携末(発売日から5年間有効)最大10台まで(機器補償対象の端末は、「マイページ」でMACアドレスの登録が必要)、故障・水没についての保証が受けられます。SIMフリーの安いスマホを発売日すぐに買って、小さなお子さんにはスマホを使わせずにゲーム機からのネット接続に限定させるような利用にすれば、極めて安いコストで次の買い替え時まで安心して使えるようになるので、こうした事を知っているならあえて加入しなくても良い場合もあります。

この辺がショップと個人とのせめぎ合いに本来はなるところなのですが、残念ながら今の大手キャリアショップを訪れる人の多くが、店員から「クソ野郎」と思われて自らのお店の利益が上がるように必ずしも自分には必要ないと思われるオプションを勧められるがままに購入してしまう状況に甘んじているのかも知れません。

テレビでもこの事件についての報道はあったものの、注目されるのはお店側の暴言に対するけしからん論に終止し、根本的な大手キャリアの決してお客様本意でないオプションの進め方についての批判や、通信と携末とのセット販売についての批判は聞かれませんでした。今後、保険と同じように多くの業者を扱ってその中から自分に合った会社やプランを紹介してもらえるコンサルタント業が出てくるのかも知れませんが、それも代理店となって通信契約の売買が入ってしまうと、より高い契約報酬を出す業者をおすすめするようになるかも知れません。少なくともこのブログを読んでいる方には、不本意な契約を結んでほしくはありません。こうしたショップへ出掛ける場合には、わからないならその場での契約はしないお店側が出したで提案を持ち帰り、その内容を詳しい人に見せてさらに相談してみることを強くおすすめします。


モバイルにも十分使えそうな私の購入した中古PCとは

ついに中古PC販売の「リングロー」から初期不良で交換となったノートパソコンの代換機が送られてきました。中古の場合、新品のように不良があった場合でも同じ構成のマシンが代替になる可能性は100%ではありませんのでどうなるか不安を持ったまま待っていたのですが、幸いにして同じものの在庫が確保できたということでやってきたのが東芝の企業向けモバイルノートで2014年発売の「dynabook R634/L」です。

基本的には13.3インチの薄型ノートで、10インチ以下の超小型PCについてはすでに持っていることを考えると、画面の大きさやキーボードの大きさを考えると自宅でのパソコンの環境を簡単に持ち運べるという意味ではバランスの取れたものになりました。具体的なスペックについては以下の通りです。

CPU Core i5-4300U(1.90GHz)
メインメモリ 4GB
メインストレージ 128GB(SSD)
ディスプレイサイズ 13.3型ワイド
ディスプレイ解像度 1366×768ドット
キーボード 日本語キーボード アキュポイント・ライト付
カメラ あり
光学ドライブ なし
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n、IEEE802.11ac
Bluetooth Bluetooth4.0
メモリーカードスロット 1スロット(SDカード)
USB USB3.0×3
映像出力 RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1、HDMI出力端子×1
本体重量 約1199g

先日書いた私にとってのモバイルパソコンに求めるスペックの内容がほぼ網羅されていて、メモリやストレージは十分で、起動も10数秒と早いのが印象的でした。SSDの交換は費用がかかりそうなので、メモリ増設や改造はせずにこのままの内容で使うことになると思います。

今回のパソコンを選ぶにあたって重視したのは電池の持ちおよびマウスの必要ない操作性なのですが、一番心配していた電池については100%充電の状態で「9時間37分」という表示が出ました。新品のカタログ性能は22時間ですが、そこまでは使えなくてもこれなら新品のノートパソコンと比較しても、普通に一日使えるくらいの性能で、電池がそこまでへたってないものを送ってくれたリングローには感謝です(^^)。また、ヒンジの方も全く問題なく、まだまだ十分に使えそうです。

そして、外で作業をする際のポイントとしてはとにかくキーボードが打ちやすいということもありますが、ホームポジションに指を掛けたままポインタの移動ができるThinkPadのトラックポイントのような「アキュポイント」が付いたモデルだったのが決め手となりました。この「アキュポイント」はThinkPadのトラックポイントより硬い印象で、使い勝手的にはそこまで良くはないものの、やはりあるとないとでは違います。さらにこのアキュポイントが付いたモデルは、キーボード自体が入力すると光る「バックライトキーボード」が搭載されていて、写真のようにかなりはっきりとキーに刻まれた文字がわかるように光っています(ライトの動作は切っておくことも可能です)。

私自身は手元を見ないでの入力について問題がありませんが、やはりモバイルパソコンの宿命ということで、右隅に行くにしたがってキーの大きさが小さくなってくるため、暗いところで記号を正しく打つための確認ができるので、ライトでキーボードが光るギミックは有難いです。特にこれからは車中泊の車内で夜に使うことも想定されるだけに、実際にどのくらい見えるかということまで確認することができまして、やはり腐っても当時の上位レベルのノートパソコンを手に入れて良かったとしみじみ思いました。この辺は中古車を購入する場合にも言えるかも知れませんね。同じ値段なら、人気車の低グレートよりも不人気車のハイグレードを狙った方が見てくれはともかく使っていて便利な装備が際立ってくると思います。

ちなみに、今回の内容も新しいモバイルノートで書いているのですが、キーストロークが浅いのでその点は気がかりですが打ちにくいということは決してなく、ThinkPadにこだわらなかったことで、価格もWPS Officeが入り、保証もあって3万円弱くらいに収まりましたので、年明けからいい買い物ができたと思っています。

今後は積極的に持ち出して外出先からのブログ更新および、様々な情報収集に活用させていただきたいと思っています。私と同じように中古でのモバイルパソコンの購入を考えられている方の参考になれば幸いです。


「ギガぞうWi-Fi」スマホ専用プランはお買い得なのか

すでに昨年から新たなプランを発表していたau系の有料公衆無線LANサービスのWi2では、アプリを入れたスマホ一台のみで利用可能ながら、月々の利用料を税込200円に抑えた新たなサービスを行なっています。私自身はそれまで無料プランに入っていたものの、ほとんど使っていなくて忘れかけていたのですが、先日メールにて新プランの案内が届き、改めてその内容を見てみました。

私の場合、大手3キャリアのスマホプランを一切使っていないので日本全国にある大手キャリアが提供するWi-Fiサービスを利用することはできません。ただ、通話専用にドコモのガラケーを持っているので、月額300円を出せばドコモのWi-Fiを使えるのですが、Wi2のプランの方が安いし自由度が高いと言えます(ドコモのWi-Fiはドコモ契約がないと利用できないため)。

ちなみに、私が現在使っているWi-Fiサービスが、OCNモバイルONEのサービスとしてのWi-Fiサービスで、主に西日本で使える「DoSpot」と、全国のセブン-イレブン・イトーヨーカドーを中心にある「Secured Wi-Fi」のアクセスポイントが使えます。特に「DoSpot」の方は地元の図書館にアクセスポイントがあるので、時間の制限なく調べものをしながら必要な時にネットが使えるということで、本当に重宝します。ただ、それだけでは少し心もとないというのがWi-Fiを外で使い慣れてしまうと不満に思うところです。

OCNモバイルONEのWi-Fiサービスでも「スターバックスコーヒー」「タリーズコーヒー」「モスバーガー」「ロッテリア」「ケンタッキーフライドチキン」では使えるようですが、駅の待合室や新幹線の車内、全国チェーンのレストランやカフェの中でも「すかいらーくグループ(ガスト・ジョナサン・バーミヤン)」「コメダ珈琲」「ドトールコーヒー」「サブウェイ」、そして「マクドナルド」でも時間無制限で使えるWi2のエリアには魅力を感じます。

ちなみに、Wi2が使える多くの全国チェーンのレストランやカフェでは、だいたい60分で一回リセットされるくらいの割合を我慢できるなら、無料でのWi-Fi利用は可能です。それほどお店で長居をせず、必要なものをまとめて見たり、アップロードするだけなら無料サービスでも十分なところはあります。ただ、有料でも毎月の料金を支払ってネットを使えるようにするのは、時間制限のある利用では一度つないで再ひ接続しようとした場合にストレスになるからです。連日たまり場のようにして使っているお店がWi2のエリアなら、毎月の利用料金は決して高くないでしょう。OCNモバイルONEで使えるWi-Fiはセブン-イレブンで使えるスポットが多く、スマホやタブレットでは使いやすいと思いますが、Wi2の方はたとえスマホ一台のみでも、スマホからBluetoothテザリングをすれば、パソコンでもネットが使えるようになると思いますので、毎日出勤前にガストやマクドナルドで格安のモーニングを食べながらネットも見たいというようなライフスタイルにはぴったりです(^^)。

もし自分の出没範囲とこれらWi-Fiサービスで使える場所がぴったり一致したとしたら、それこそスマホのデータ通信プランにそこまでの大量なデータ容量は必要なくなります。移動中にメールやSNSのチェックを行なうだけなら、例えばLINEでのコミュニケーションについてはデータフリーで使えるLINEモバイルの最安プランにこの「ギガぞうWi-Fi」スマホ専用プランを付けても月額千円以内で済み、さらにスマホのテザリング機能を使って他の端末でもネット可能です。通話をLINE電話のみで済ませるなら最も安く外でもネットを使う方法の一つになるはずです。

外出先でWi-Fiを使ったネット接続については、データ容量の残りを気にせずに思い切り動画サービスを見られるということで、データ容量の多い契約とだけでなく、一部の動画サービスの利用をしてもデータ容量が減らない「データフリープラン」のオプション料金とWi-Fiが使えるスポットに行きさえすれば高速無制限のインターネットが使える有料Wi-Fiサービスの料金を比べる中で考えてみるのもいいでしょう。私自身は現在、OCNモバイルONEのWi-Fiサービスが十分使えているのですぐに「ギガぞうWi-Fi」の有料プランには加入はしないと思いますが、今後の5Gのデータプランの内容によっては、5Gよりも毎月200円の追加だけで満喫できる公衆Wi-Fiの利便性を取ってしまうかも知れません。

・Wi2
https://wi2.co.jp/jp/