月別アーカイブ: 2013年11月

2台揃って一人前? RICOH CX6 と Olympus XZ-1

 以前のエントリーで、ペンタックスの一眼レフカメラ、K-30 K-50 やオリンパスの新しく出るハイエンドコンパクトカメラStylus 1 あたりを狙っていると紹介していましたが、現実は厳しいもので(^^;)、デジカメについては型落ちのものを安く購入することを繰り返しながら推移しています。

 そんな中、先日ネットショッピングの大手サイトで今までで一番の安値が付いていた2011年のはじめに出たオリンパスのXZ-1というコンパクトカメラを注文してしまいました。まず最初にお断りしておきますが、このカメラは万人にお勧めできるカメラではありません(^^;)。発売当初は6万円弱の価格からスタートしたものの、7割引以上で売られているにはそれなりの理由があるわけで、光学性能に優れている代わりに、センサーはCCDを使っていることもあって、実用感度はせいぜいISO400程度と言われているので、基本的には屋外での風景撮影に使おうかと思っています。ちなみに、同じオリンパスから出ているXZ-10というデジカメはXZ-1と同じ電池を使っていてクセの少ないデジカメなので、安く見付けることができれば普通の方はXZ-1よりもXZ-10の方を選ばれた方がいいかも知れません。

 実は、このカメラを購入しようと思ったのはもう一つの理由があります。今私が常用しているコンパクトデジカメは今年のお正月に1万円で買ったリコーのCX6というデジカメなのですが、飛びぬけた写りの良さはないものの、コンパクトな10倍ズームでマクロの性能が非常に高いので気に入っています。

 ただ、このカメラを長期旅行で使う場合、気がかりなのが専用バッテリーの充電をどうするかということです。付属品に専用の充電器が付いていて、コンセントに差し込んで充電するものだけに、車の中で充電するためには車のシガーソケットを家庭用コンセントに変換するインバーターが必要になります。せめてUSB接続で外付バッテリーと繋げて本体で充電できるものだったら、充電した単三のニッケル水素電池を使った外付バッテリーも使えるので、旅行用としてだけでなく災害時にあっても充電して使い続けることができます。オリンパスのXZ-1がまさにそうした使用を前提にした付属品の構成になっていて、電池はUSBケーブルを繋いで本体に充電する形式になっています。製品を評価する方によっては、この方式での充電は評判の悪さにも繋がる点でもあるかも知れません。

 実はこれまで紹介してきたCX6とXZ-1の電池は型番こそ違いますが同じ仕様でして、私がCX6用の互換バッテリーを注文した際にやってきた電池の型番は、リコーでなくオリンパスの型番が記されていました。今までリコーの充電器で問題なく充電できていましたので、この2台を一緒に使うことでお互いの弱い部分を補うようにして使うことができるというわけです。

 実際に電池を他社のデジカメと共通化して使えるということがわかってからは、いつかは2台体制にしようと思っていたのですが、予想より安い金額でセットを購入できたのでとりあえず満足しています(^^)。私の場合とは逆に、本体に直接ケーブルを繋いで充電するタイプのデジカメを持っていて、その充電方法について不満を持っている方は、単に充電器を買い足すよりも、充電器が付いて同じバッテリーを使えるデジカメをリストアップしておいて安くなったら購入するという手もいいかと思います。


大手外食チェーンが提供するアプリについて

 今、多くの人たちが携帯電話からスマートフォンに機種変更している中、日常生活の中でスマートフォンのアプリを利用して集客につなげる流れが加速しつつあります。その種のアプリは以前から見受けられたものの、単なるクーポンを発行するものだけではなく、かなりすごいことになっています。

 先日、全国にチェーン展開する外食のお店に行ったのですが、店の入店システムがよくある紙に名前を書いて待つというものではなく、機械化されていました。銀行のように番号札の書かれた紙を出力する機械に人数や席の希望を入力して番号が呼ばれるのを待つシステムです。銀行の発券機と違うのは、アプリを導入して会員登録し、番号札のQRコードを読み込ませて登録すると、携帯電話やスマートフォンに順番が来た際にメールで知られてくれる機能があるということでした。携帯電話で会員登録をしたり、QRコードを読み取って通知メールの手続をするよりも、アプリである程度自動化されているのは便利なようで、今後もこのようなシステムを扱えるアプリは増えるような感じがします。この店では、今は単にメールで来た順番を通知するしかできないようですが、待ち時間や人数をリアルタイムで表示してくれたり、店へ行く途中でも番号札を取得できるシステムができたら、入店してすぐに席に案内されたいと思っている人たちにはかなりのアドバンテージをアプリによって得ることもできるでしょう。いっそのこと、Googleのナビと連携し、お客さんの現在位置をネット経由で送信することで、お店に到着してすぐ案内できるような洗練されたアプリができたら、面白くもありますがそこまでするかという感じもしますね(^^;)。

 このように便利な外食チェーン専用のアプリは今後も多くのところから様々な機能を備えて出てくると思うのですが、問題なのはいくら便利だと言ってもアプリ自体が大きく重くなってしまうと、たまに行くだけのお店についてもその場でアプリをインストールしていくと、当然スマートフォンの容量を圧迫してしまうわけです。便利だからと言って何でも会員登録してアプリを導入するのは逆にスマートフォンのパフォーマンスを低下させる可能性も持っているので、何を残して何をアンインストールするのかの決断が必要ですね。

 私の場合、最初に紹介したアプリは便利だと思いましたが、ひと月でほとんど行かないような所のアプリを導入しても意味がないのでこの種のアプリはできるだけ入れないように心掛けています。旅行中に使うかも知れないと思っているのは、コンビニや一部の外食チェーン店などで無線LANサービスを設置している店舗の情報を確実に表示してくれるのがこの種のアプリとなるため、ドコモの携帯電話さえ使えないところでインターネットが使える可能性があるなら(一部の店舗においては無線LANサービスを行なっていない所があるので注意が必要です)、出掛ける前にアプリを入れておき、店舗情報を検索して直行するということはあるかも知れません。人によっては全国どこへ行ってもこのファーストフードだけは食べたいと思うような場合は提供された専用アプリを入れておいた方が便利だと思いますが、せっかく日常から離れて旅に出るのですから、旅での食事はこうしたチェーン店を避けて選ぶ方もいらっしゃるでしょう。ただ、やみくもにアプリを導入すると容量だけの問題でなく不具合が起きる可能性も出てくることを考えながら便利に使えるよう考え、今あるスマートフォンの中を一度整理してみることをまずはおすすめします。


エリアメールの送信条件について

 先日のことですが、関東で震度4の地震があり、緊急地震速報が出ました。私はその時に民放のテレビを見ていたので、NHKで出るあの速報音と地図の映像を見ていないのですが、その情報を知ったのは、スマートフォンのアプリ「Yahoo! 防災速報」からでした。

 結局、こちらでも少しは揺れたものの、震度自体は1だったようです。こうした警報は当然他の携帯電話のエリアメール(ドコモの場合)でも通知があっただろうと思って確認したところ、他の携帯電話では全く緊急地震速報の通知が入っていませんでした。

 これはもしかして、エリアメールが正常に受信できていないのかと思い、色々調べてみたところその原因がわかりました。今回、私の住んでいる所に出た緊急地震速報は、18秒後に震度3の地震が起こる可能性があるというものでした。アプリでは緊急地震速報および、地震があった場合の通知機能を震度3以上の地震に設定してあったので、震度3の緊急地震速報でアプリが起動してしまったわけです。

 では携帯電話のメールで緊急地震速報を知らせる場合はどうかと言いますと、ドコモの場合は震度4の揺れが来る可能性がある場合からとなっていました。つまり、どちらの機能も正常に動いていたということがわかりほっとしたという次第です。

 今回の件でわかったことは、アプリの設定をよく確認しないでおくと、それほど緊迫すべきではない場面でも大きな音と振動でスマートフォンが鳴り、その時の状況によっては迷惑を掛ける場合があるということです。ということで、私と同じアプリを使っておられる方は少なくとも自分のところに震度4以上の揺れが来ると予想する緊急地震速報が出た時に通知するという風に設定を変えておいた方がいいだろうと思います。今回はたまたま自宅にいた時に鳴ったのでいい体験になりました。アプリやエリアメールの設定ではマナーモードであっても緊急の際には音を鳴らすという設定もあるので、気になる方はマナーモード時に音は鳴らさない設定にしておくのも一つの方法ですが、それですとテレビやラジオを使っていないと速報が出たことすらわからなくなる可能性もありますので、自分のスマートフォンはどう設定すべきかという事も考えておく必要が出てくるように思います。


災害時に個人レベルで使える充電システムについて考える

 フィリピン レイテ島を襲った台風30号がもたらした被害のすさまじさについては、ようやく現地取材をしているテレビの映像で垣間見ることができますが、台風でこれほどの被害が出るのかと思えるくらいの状況に見えました。

 水や食料が絶対的に不足している状況は変わらないですが、その次に必要なものはガソリンや電気など、エネルギーを使うものではないかと私には思われます。ガソリンは車やバイクを動かすためだけではなく、発電機を回すのにレイテ島でも使われているようで、それによって携帯電話の充電ができるようになったものの、多くの人が発電機のある場所に殺到して順番でトラブルが起こっている映像がありました。そこでの状況は見たところかなり殺伐としていて、何とかならないものかと思ったりしました。

 今の日本でこうした極限状況の中、電力を生みだして携帯電話やスマートフォンの充電を行なうためにはやはりガソリンを使って地域の防災倉庫に用意されているであろう発電機を使用して回すことがまず行なわれるでしょう。しかし、ガソリンの供給ができなかったとしたらこうした設備を使える人は限られ、なかなか個人の携帯電話を充電することは難しいでしょう。その他の方法として現在の日本では、公共施設や店舗だけでなく、個人宅で太陽電池パネルを設置していてその装置一式が生きている場合は災害時でも電力供給ができるかも知れませんが、配線が切れてしまったり、電池が破損してしまったような場合は太陽電池パネルが正常でも個人レベルでの修理が難しいかも知れません。

 前回のエントリーに書いた通り、外付けバッテリーを覆う程度の大きさの太陽電池パネルでは、太陽光をすぐに電気に変えて使うことは難しいと思います。私の場合は、下のリンクにある折りたたみ式の太陽電池パネル(100W)がもし使える形で残っていたら、これに自動車の鉛バッテリーを繋いで充電し、インバーター経由で出力すれば最低限のことは何とかなるかもと思っています。ただこれも、太陽電池パネル自体や接続するための機材が壊れてしまっていたらそれまでです。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-c6ce.html

 また残念なことに、このような太陽電池パネルのセットをだれでも簡単に用意するわけにはいかず、むしろ最初に紹介したガソリンと発電機の方がよっぽど実用的である可能性もあるでしょう。どちらにしても一般家庭に必ず備え付けてあるものではないため、もう少し一般的で簡単な個人レベルによる発電方法についてもその必要性を主張していくことは大事です。家庭への普及度の点から言うと、手回し式の災害用ラジオで携帯電話もスマートフォンも充電するという手段はありますが、手回しで携帯電話を復活させてもすぐにまた使えなくなってしまう程度の電力しか作ることができないように思います。私が思うに、どこの家にもあって、そのものにちょっとした機能を付けるだけで携帯電話やスマートフォンを充電できる程度の発電ができるものがあればもっと話は簡単なのではないかと思います。それが、車輪のところにダイナモ(発電機)が付いた自転車なのです。

 自転車によってはライトを電池式にしてダイナモが付いていないものもありますが、多くの自転車は電源がなくてもライトが付くダイナモが搭載されています。この発電機を使ってUSBの5Vに出力ができれば、今ではUSB端子に繋いで充電するコードは簡単に入手できますから、かなりの応用がききます。個人的には直接自転車に携帯電話やスマートフォンを繋ぐよりも、汎用性のある単三単四のニッケル水素電池を充電し、その電池をライトやラジオ、携帯電話やスマートフォンの充電に使うというパターンが災害用としては便利だと思います。今の携帯電話では防水防塵性能だけでなく、耐ショック機構も付いたものが出ていますので、それなりの防水機能があり、後輪にダイナモを付けてUSB出力の付いた自転車くらい、今の日本の技術力からしたら簡単に作ることができるのではないかと思うのですが。そうなればガソリン不足で動かない車の代わりに、人や荷物を運ぶために自転車を動かしながら、効率的に電気を作って貯めることができるようになるでしょう。

 私はこうした機能が付いた自転車をもしもの場合の防災機能付き自転車として売り出してほしいと思っていますが、実は防災以外にも全国的にこうした自転車の需要はあると思っています。それは、自転車通学をする中学生や高校生が、通学時にミュージックプレーヤーやゲーム機、携帯電話やスマートフォンを充電できたら便利だと思っているのではないかと思うからです。後輪にダイナモを付けると、スタンドをかけた状態で休み時間に自分の脚力でスマートフォンを充電しまくることもできます。通学自転車のオプションということでこのシステムを付ければ絶対受けると思いますし(^^;)、災害時にこのような自転車が多くあるということになれば、例えば避難所にこの機能が付いた自転車を複数設置し、簡易的な充電ステーションにすることもできるでしょう。こうした仕組みを自転車に付けるということはすでに行なわれていて、これまでにも自転車に設置できる製品も出ているようですが、ニッチな製品のためか常に製品が供給されているわけではないようです。ぜひここは、日本の大きなメーカーが改めて発電および蓄電システムの付いた自転車を開発して安定的に供給してくれると嬉しいですね。今私が乗っている自転車にそのシステムが付けられれば言うことはありませんが、そうでなくてもこの機能が付いた自転車が出たら買い足してもいいと思っています(^^)。


エコもどきの製品に注意

 昨日何気なくテレビのニュースを見ていたら、内蔵の充電池を太陽電池やAC電源で充電するタイプのモバイルバッテリーについて、実際には充電完了まで約37時間もかかるのに「最速10時間」と表示したなどということで(最も隔たりが多い製品の場合)、消費者庁は15日、景品表示法違反(優良誤認)に基づき5つの会社に措置命令を出したとのこと。
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 私もこのブログで小型の太陽電池モジュールを使って充電を行なう製品について紹介しているのですが、今までは今回ニュースになったリチウムイオン電池が内蔵され交換不可のものについては紹介してきませんでした。それはなぜかと言うと、たとえカタログ値と実測値に隔たりがあったとしても、元々搭載されている太陽電池の能力が低いものばかりで、そのうち内蔵の電池がいかれてしまったらその時点でゴミとなる運命になっているため、本格的なモバイル運用には役には立たないのではと思っていたからです。

 私が最初に購入し、今も使っているのはニッケル水素電池2本を充電する太陽工房の「バイオレッタソーラーギア」という製品でしたが、同社が販売する単三のニッケル水素電池(容量1600mAh)を空の状態から満充電するには日射約14時間となっています。この数値は良さそうに思う方もいるかも知れませんが、日照時間は天候によって左右されますし、雨が降ったら一日中充電できません。晴れた日でも真夏でパネルが熱くなりすぎると効率が落ちたりするので、通常の充電のようなわけにはいきません。私が使う場合でも、とりあえず電池をセットした状態で外に出しておき、常に充電をしながら気長に待ち、その分予備の電池を多く購入し、予備分を使い切るまでにある程度充電されていればいいというような感じで使うのが正しい使い方ではないかと思います。もう少し実用的に使いたい場合は、これはもう、太陽電池モジュールの大きい製品を使うしかないわけです。それでも、夜や雨の時には充電できないなどかなり効率の悪い充電方法には違いはありません。そう考えると手回しダイナモを搭載したラジオから直接携帯電話やスマートフォンを充電した方がまだましだと思われる方もいるでしょう。

 今回のニュースは単にメーカーがカタログスペックをごまかしていたのではという点について問題にされていますが、安易に「エコ」という文字に飛びついてしまう社会の風潮にも問題があるのではないかと思います。こうした風潮はモバイルバッテリーだけに限りません。問題になった製品はニュースソースの朝日新聞の記事によると家電量販店などで1780~3980円で販売されていたということでそこまで大きい被害はないかと思いますが、エコを売りものにする製品はまだまだ多くあります。高額の製品をエコを基準に購入されようとする場合には、果たして本当に製品購入がエコに繋がるのか冷静に判断することが必要になるのではないかと思います。


パイロット/リヒト 持ち歩きフォルダー

 人間は必要にしないうちはどんなに便利なものでも買いませんし興味を持たないものです。この商品は以前テレビで紹介されていて面白いものだとは思っていたものの、使うあてがなかったのでそのままにしていました。

 ところが、日々使うカバンをやめてバックパックにしたことにより、バックパックの中に書類を入れてもしわにならない入れものはないかと考えたところ、この製品が浮かんで速攻で購入してました。

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 サイズはA5サイズとA4があるのですが、二つ折りにして持ち歩くことを想定しているクリアファイルという感じの製品なので、A4サイズの書類を持ち歩くにはA5タイプを、A3サイズのもの用にはA4タイプを使います。私の場合は使う書類のサイズはA4がほとんどなので色違いのA5タイプを2種類手に入れました。

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 製品の特徴は写真のように書類がぴったり収まりますがファイルの厚みのおかげで書類に折り目が付くことがなく、さらに半分のサイズにまとまるので、バックパックの内部ポケットにうまく収まるというメリットがあります。大量のファイルを収めるには向きませんが、少しの書類を受け取ったり、提出する書類を運ぶ場合には大変役立ちます。

 仕事関係だけでなくても、例えば旅行用にウェブサイトからの情報を印刷して持ち運ぶ場合もあるかと思います。クーポンを印刷する場合もA4サイズの紙にすることが多いと思いますので、こちらに入れて持ち運べば場所もとらずにしわにもならないで持って行けるのはいいですね。

 価格はA5タイプで税抜き250円、A4タイプが税抜き300円と普通のクリアファイルと比べて安くはありませんが、単なるクリアファイルではできない運び方ができ、長く使えると思えば私にとっては安いものでした。今後はバックパックの中に入れて書類持ち運びに活用していこうと思っています。


ウィルコムの電話機割賦契約 24ヶ月から36ヶ月への影響

 携帯電話会社とのMNPに備えて新しい端末発売だけでなく、新しいサービスも次々に発表してきたウィルコムですが、プレスリリースには出さずにしれっと変わっていてびっくりしたのが電話機を分殺購入する場合の契約期間です。

 私は変更になる前にWX03SHという従来からある端末に機種変更をしたので、毎月の端末料金の負担は月額390円ですが、今ウィルコムネットショップで確認したところ、月々の負担は250円に下がっている代わりに、支払い回数が36回になっていました。実のところ私自身機種変更したとたんにすぐ魅力的な新機種の発表があったので相当へこんだのですが(^^;)、改めてこの状況を考えてみると、待たなくて良かったのか待つ方が良かったのか少々微妙ではあります。

 というのも、36ヶ月端末代を払い続けるかわりとして、ウィルコムの電話機の新しい保証サービス「あんしん保証サービス プラス」(月額525円)に入ると、1年に1回、ウィルコムが指定する新しい端末への「交換」が5,250円(恐らく、消費税率のアップによって実際に支払う場合の細かい数字は変わってくることが予想されます)の手数料のみでできるということになったのです。この発表があるまでは、36回払いで機種料金を払っていると3年間は機種変更できないという認識でしたが、この新しい保証プランに入れば、かなり頻繁に機種変更をしつつウィルコムを使い続ける覚悟さえすれば(^^;)、常に新しい機種を安い維持費で使い続けることができることになります。ウィルコム指定の端末に限定され、案内ページによると、「DIGNO DUAL 2」「AQUOS PHONE es」は対象外とのことなので今後も人気機種に機種変更できないこともあるかも知れませんが、スマートフォン以外の電話機ならそれなりに選択肢は十分ありそうです。

 これから新規契約(含むMNP)をする場合に保証サービスはこれしかないので選択の余地はありませんが、以前から契約している人は従来の保証サービスを継続できるとのこと。その場合は端末交換はできませんが、毎月の支払いは安くできます。まあ、電話とメール中心の使い方なら壊れるまで使い続けるという選択もいいでしょうから、端末を頻繁に変える予定のない既存契約の方はあえて今の保証サービスを継続してもいいでしょう。ただ、気にかかるのは、今まで2年単位で携帯電話会社を渡り歩いてきて、ウィルコムでもそうしようと思っていた人にとってはウィルコムにMNPすることはかなり躊躇するような感じになり、劇的にユーザーを呼び込むようなことにはならないだろうということです。スマートフォンばかりのラインナップになっている携帯電話会社に嫌気が差しているような人たちを「だれとでも定額」による通話定額化路線に引き込んでいこうという感じにも思えるウィルコムの方針ですが、注意も必要でしょう。docomoとsoftbankでは、端末を変更したいと思った場合、あえて機種変更の手続きをしなくても格安で白ロムを手に入れれば、SIMカードを入れ替えて手数料無料で簡単に機種を交換することができ、端末を使い分けることもできます。これからウィルコムに移ろうと思っておられる方は、そのメリットをウィルコムに移ることで放棄してしまうことになることも考えるべきでしょう。さらにウィルコムの場合、定額通話料のことで語られることも多いですが、特に旅行などで山間部に行くと圏外になることも多くありますので、その点がクリアになるかというところにも関わってくると思います。

 最後に、私のように密かにウィルコムの白ロムの市場が潤ってくれればいいなと思っている人たちにとっては、このサービスはかなり残念なものとなってしまいました。1年間使った端末を新しい端末に「機種変更」でなく「交換」とされているので、今まで使っていた端末を手元に残すことはできないだろうからです。もっとも、最初に書いたように36ヶ月の割賦販売で電話機を購入しているわけですから、新しい端末に変えれば既存のものの所有権がウィルコムに移らなければおかしい話になってしまいますしね(^^;)。でも、そうなると、下取りに出されたたかだか1年しか使われていない端末はどうなってしまうのかということも気になりますね。まさか中古端末としてウィルコムが売ることはないと思いますし、そのまま廃棄することになるのでしょうか。仕方がないこととはいえ、愛着を持って製品を作った人の心情はいかばかりかとつい想像してしまいます。


deuter/ドイター トランスアルパイン 30

 日常生活の中で自転車を多く使う場合、問題になるのが雨の時どうするかということです。今までは空が曇っていて雨が降りそうな場合は合羽を座席下に入れている原付か、車に乗り換えてしまうことがほとんどでしたが、これからは本格的に自転車を使おうと思っていろいろ買い求めています。そこで、持ち物や合羽の雨でも濡れない運搬方法として考えられるのが、自転車に収納ボックスを付けるか、全ての持ち物を自分で運べるバックパック(レインカバーとセットで)にするかということになり、結果的に自転車に乗る時だけでなく車や列車での旅行にも使えるだろうという事で自転車用のバックパックを物色することにしました。

 当初、近所のスポーツ用品店に行き、30リットルクラスの登山用デイパックの価格を見たところ、それなりのものは1万円前後するという感じでした。たまたま世間では楽天の日本一セールをやっていて(^^;)、今回購入した店舗は77パーセントoffの対象外でしたが、お店独自のクーポンとポイント還元で多少安く買えたのが今回紹介する「トランスアルパイン30」という主にマウンテンバイクに使われているバックパックでした。

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 写真では普通のバックパックと変わらないような感じですが、自転車のヘルメットを付けておけるヘルメットホルダーがあります。ママチャリにヘルメットというのはあまりやらないと思うので私の使い方では使用しませんが、ヘルメットを使う方はそのまま背負って移動できるので便利だろうと思います。また全体が黒なので夜間の通行が心配になるかも知れませんが、光を当てると反射して光る素材でラインが引かれています。

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 そして特徴的なのが裏返した部分です。バックパックを夏に長時間背負っていると背中から出た汗で蒸れたり、バックパックによっては汗が内部に入りこんで中の物の濡らしたりしてしまいますが、背中の部分にクッションが入っているだけでなく、写真のようにパッドによって汗を吸収するようになっています。

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 そして雨対策として、レインカバーが一番下のスペースに入っていて、いざという時にはすぐに全体にかけられるようになっています。レインカバーは本体につないで止められており、よほどのことがない限り無くす心配はないでしょう。もし無くした場合でもオプション品として購入が可能だそうで、安心して使用することができます。

 その他のスペースにも工夫が凝らされていて、普通の旅行でもこれ一つに荷物をまとめて出発することは可能だと思います。とりあえず現在使っているモバイル機器満載の縦長のトートバッグがすっぽり入りましたので、日常的には他に先日紹介した空気入れと合羽を放り込んであります。それなりに重くなるのは仕方がないのですが、何よりも非常時でも両手があくので、荷物が一つにまとまるのがいいですね。色は黒を選択しましたが、日常的に使う場合はやはり無難かと思います。夏の暑い日には中味の温度上昇が心配ではありますが、その際にもレインカバーを活用させていただこうかと思っています。


自動運転の車はいつ市販されるか

 先日、日本の安倍首相が試乗し、「日本の技術は世界一だ」と言ったという自動運転の車というのがテレビニュースに出ていたのですが、実際問題このような車が実用化されたらどうなるのかと私は不安になります。日本の技術があればこそこういった車もできるのかも知れませんが、全てを機械に任せる自動運転の場合、普通に公道を走れるのかまず疑問なのですね。

 というのも、自動運転までは行かないものの前方の障害物を察知したら直前で車を止める機能の体験試乗会において、マツダのCR-5が装置が作動せず人身事故を起こしたという話も入ってきています。ただこの機能は、あくまで運転者の操作をアシストするものであって、多くの場合は人間が操作を誤ったり忘れたりした場合にのみ動作するものですから、事故を起こした責任はまず運転者に問われるわけで、装置が付いた自動車を販売する際には、もし装置が誤動作したとしても事故の責任は運転者にあるということを説明することが必須となっています。しかし、自動運転車が出てきたらそうもいかないでしょう。

 もし装置が誤作動を起こしてしまったら事故の危険性は増えるわけですが、その場合、誰が責任を負うことになるのかということです。今までの常識では自動車は人が運転することを前提にして自賠責保険(車検の時に加入が義務付けられている強制保険で人身事故のみに適用する保険)や任意保険があるわけですから、こうした保険の対象になるのかどうかということから考えなければいかなくなります。果たして、国は自動運転車が加害側になってしまった事故について、自賠責保険を適用させるのでしょうか。

 そうした議論の結果、もし自賠責保険が使えるようになるとしたら、任意保険というのは自賠責保険の上乗せという形で補償するものなので、任意保険が使えるということにつながってくるとは思いますが、その場合にも解決しなければならない問題が起こり得ます。というのも、事故を起こして賠償請求をされた場合、任意保険から賠償金を払うことで翌年から確実に保険料が上がるというのが今までの常識でした。しかし自動運転された車では車をスタートさせることはするものの、走り出した時点で運転者がいないわけですから、自動車のシステムが異常を起こした事故についても自動車を一部操作した人が責任を負い、高額な保険料の負担をしなければならない根拠は何かということをユーザー・自動車メーカー・保険会社の間で取りまとめする必要が出てくるでしょう。全ての事故の責任をメーカーに押し付けることになるとメーカーが立ち行かなくなりますし、全て車を所有していた人の責任とすれば、では自動運転のシステムとは何なのかということにもなるでしょう。

 ですから、こうした議論が終わらないうちはたとえ技術的に自動運転の車を作ることが可能になったとしてもすぐに市販されることはあり得ないのです。具体的な話としては出ていませんが、今の道路に並行しながらぶつからない形での専用レーンでのみ自動運転で走らせることができるような道路網ができれば、この種の自動車が使えるような感じはありますね。スピードは出なくても確実に進むというレーンが使えれば、車を走行させながら車中泊ということもできるわけで、それはそれで面白い状況にはなります。わざわざ道の駅で駐車スペースを探さなくても済み、夏の暑い最中でもエアコンを効かせたままで寝ているうちに進むようなことができればいいですね。更に言うと、そのレーンに電気を通し、走行に必要な電力をレーンから取れるようにしてくれれば、まだ普及しているとは言えない電気自動車が一気に普及する可能性だってあります。ただそうした道路網を作るためには莫大な建築費と維持費がかかるのが問題ですが(^^;)。


Panaracer ミニフロアポンプ BFP-AMAS1

 かなり前に私自身の不注意から買ったばかりの自転車(いわゆるママチャリの実用車です)を壊してしまいました(;_;)。購入した自転車はよっぽどのことがあっても壊れないと自転車屋さんから言われていたものですが、長尺の鉄の棒を担いで運んでいたら前輪に巻き込んでしまってひどいことになってしまいました(^^;)。日本製でせっかく高いお金を出して買ったのにと思いつつそのまましていたのですが、意を決して購入店に持って行ったらできるだけ部品を変えずに直せばそれほど修理代は高くならないと言われて、ついに修理する決心をしました。修理代は5千円くらいでおさまったので、改めて自転車に乗る生活を始めようと思っています。

 今までは車に乗るまでもないような場合は全て原付バイクを使っていたのですが、今後は近場へ行く場合はできるだけ自転車に乗って行くことを考えながら新しく買い物もしています。ママチャリなので前カゴも荷台もあるのですが、自転車を使っての時だけではなく旅行にも役立ちそうなバックパックを発注済です(^^)。その場合にいつでも使えて便利そうだということで、バックパックに収納できる空気入れを物色しました。

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 以前自転車を買ったばかりの時にも同じことを考えて、100円ショップにある空気入れを購入しておいたのですが、私の購入したものはいざ使おうと思ってポンピングしたところすぐに壊れてしまい(^^;)、やはり100円ショップでなく、普通に使えるものを用意した方がいいと思いました。ただ、その後自転車が壊れてしまったので、そのままになっていたのですが、今回自転車の修理が完了したので、改めてと近所のホームセンターでこの空気入れが2千円以下だったので購入しました。

 私の場合、今後新しい自転車を買うかも知れませんが、主に使っているのはあくまでもママチャリなので、空気入れも普通の自転車のタイヤに対応したものを使う必意があります。自転車に詳しい方ならご存知のことですが、一般的にバルブといってもさまざまな種類があります。

・英式 ママチャリのような一般的な自転車で主に使われているもの
・米式 自動車やバイクはこの方式を採用。自転車ではマウンテンバイクに多い
・仏式 競技用自転車に多い

 購入の決めてとなったのは、携帯サイズで普通の自転車の空気が入れられる英式バルブに対応していることですが、この製品にはさすがパナソニックだけあって上記の3種類の方式をすべてカバーしているだけでなく(英式と仏式はアダプターで対応)、他に付属しているアダプターでサッカーボールのようなものから、浮き輪やエアマットのようなものまで空気を入れることができるようになっています。ただ、携帯ポンプのため、一応足で固定して手で入れられるような構造にはなっているものの、いわゆる自転車屋さんにある大きな空気入れと比べると一度に多くの空気を入れることができません。車中泊でエアマットを使う場合、ワンボックスの後部座席を全てカバーするようなタイプの大きいものをこの空気入れで膨らまそうと思ったら相当の時間がかかるので、そういう用途には車のシガーソケットを使うタイプの電動ポンプの方が良さそうです。

 災害時の備えとしてこの空気入れをとらえた場合、オールマイティに使えて持ち運びしやすいということで、自分のためだけに使うのではなく、周辺の人たちの自転車の空気圧が低く乗ることにストレスが溜まってしまいそうな場合、乗り心地を再生させるためにも使えそうですね。自宅に常備する場合はきちんと力が入る大きいものの方がいいでしょうが、車や非常用持ち出し袋に入れておいてもそれほど場所を取るものではないので、レジャーでボールを使ったり、車中泊で小型のエアマットを使う状況も想定している方は、ひとつこういった類のものを用意しておいてもいいかも知れません。