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イヤホンは共通にして変換コードの用意を

 携帯電話やスマートフォンは、災害で停電になってしまい、その停電が長期間続いた場合には単に通話やメールができるだけではなく、ワンセグやFMラジオが付いていればいざという時に便利です。災害対策のされたラジオは便利ではあるのですが、持ち出せなかったり、外で罹災した場合は使うことが不可能になりますので。しかし、ワンセグを使う場合についてはそのままでは問題になることもあります。

 例えば、避難所の中でワンセグを使う場合、そこでは集団生活を続けなければならないわけですから、多くの人がそれぞれワンセグを使っていたらうるさくてストレスがたまるような場合も出てくるでしょう。夜に寝付けないからと言って、深夜まで小さくても音を響かせていると迷惑になるかも知れませんから、携帯電話を充電するコードとは別に、イヤホンおよび、イヤホンをつなぐことができるケーブルをいざという時のために用意しておくことはそれほど大変なことではないので、いざという時のことを考えた場合は用意しておいた方がいいのではないかと思います。

 スマートフォンの多くの機種にはイヤホンジャックがついているものが多いので、イヤホンも使っているものをそのまま流用できる場合が多いですが、少なくとも私の持っている携帯電話にイヤホンを繋ぐには専用品か変換コードのどちらかが必要になります。最近の携帯電話の傾向としては充電用の端子と兼ねられている場合が多かったりします。100円ショップに行っていろいろ探すと、携帯電話に直接接続する製品の他に、普通のイヤホンをつなぐことができる変換アダプターが売られています。携帯電話やスマートフォンの種類によって変換コードを別に用意すれば、イヤホンはオーディオ用のものを使うことができます。普段から音楽やビデオを携帯電話やスマートフォンで見ている方ならこうした用意は必要ないのですが、普段は全く音楽をイヤホンで聞く習慣がない人は、充電ケーブルの他にこうした音声変換ケーブルも用意しておきましょう。下の写真は少し前の携帯電話にあった音声用の専用ジャック用のものと、一部のスマートフォンでmicroUSB端子が音声出力を兼ねているもの用のジャック、あとはau用とdocomo softbank共用のもので、これらは全て近所の100円ショップで入手しました。ミニジャックのイヤホン・ヘッドフォント一緒に用意しておくのが基本だと思いますが、イヤホンはまだ入手しやすいと思いますので、まずは変換ケーブルの方を手に入れて常備しておくのがいいと思います。

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 また、ワンセグの音を一人で楽しむ場合だけではなく、ワンセグの音を多くの人の中で使いたいという場面も状況によっては出てくるでしょう。その場合には外付けスピーカーにつなげることも変換コードがあればできます。災害用ということでラジオを用意する際、例えばケーブルで繋いで外付スピーカーとしても使えるラジオ、SONYのSRF-18あたりとセットで非常用持出袋に入れておけば、電池持ちは比較的悪いもののラジオは単三2本で動きますし、接続用のコードも付いていますので、ワンセグ携帯電話とセットで使うには適しているように思います。ただ、音質はそれほどいいわけではないので、興味がある方は電池駆動する外付スピーカーを探してみるのもいいのではないでしょうか。Bluetoothで音楽を楽しめる携帯電話をお持ちの場合は対応するワイヤレススピーカーとセットで使った方がケーブル自体がいりませんし、防水携帯電話の場合その機種を損なわないのでおすすめですが、その場合はスピーカーとセットで使うことになるので、もしものための保険とということで、有線の環境もあった方が災害準備という点ではいいとは思います。


今さらながら「ポケベル入力(2タッチ入力)」をおさらいする

 スマートフォンが入力の主力になる今、あまり需要はないかも知れませんが、スマートフォンの充電がなかなかできない旅行中や災害時に携帯電話しかまともに使える通信端末がない場合、どうしても携帯電話のキーボードから入力する必要が出てくることもあります。私がつい先日機種変更して手に入れたシャープ製のPHS電話機WX03SHではポケベル入力に対応していて、いざという時のメール送信には役立つと思われます。ちなみに私がウィルコムの副回線として契約している京セラのWX01Kはポケベル入力には対応していないのですが、その分別に持っている携帯電話はポケベル入力に対応しています。今後、メインで使う電話機を選ぶ際には、できるだけ日本語入力方法にポケベル入力ができるものを選ぶようにしたいと思っているのですが、今回は自分のためのおさらいも兼ねて、「ポケベル入力(2タッチ入力)」の方法と最低限覚えておくことをここにまとめておきたいと思います。

 まず、携帯電話のキーボードについて、1から0までの数字キーと「*」「♯」という12個のキーしかない中、どう文字を入力するかということについて考えてみます。普通の方法は、キーボードに刻印されている行のキーを目的の文字が出てくるまで連打することで実現しています。例えば、ひらがなの「お」を入力するためには数字の「1」のキーを5回押せば「あ→い→う→え→お」の順で出てきます。小文字を入力するためには更に押し続けることが必要で、小文字の「ぉ」を出すためには10回押し続けなければいかないわけです。また、同じ行の文字を連続して出す場合、いったん文字を出した後でカーソルキーを使い入力場所を移動させる必要があります。短文の入力ならこの方法でもいいかも知れませんが、長文をストレスなく入力するためには、あえて別の方法であるポケベル入力を試してみる価値はあると思って私は実践しています。

 この入力方法を行なうにあたって、まずはお持ちの端末がポケベル入力に対応しているかどうか確認して下さい。機種によっては入力方法の名前が「2タッチ入力」となっている場合もありますが、どちらでも入力可能です。基本は以下の通りになります。

(1打目)
あ行 1
か行 2
さ行 3
た行 4
な行 5
は行 6
ま行 7
や行 8
ら行 9
わ行 0

(2打目)
母音A 1
母音I 2
母音U 3
母音E 4
母音O 5

(入力例)
「ささにしき」を入力するためには「3131523222」の10打となります。

 数字の並びだけを見ると難しく感じるかも知れませんが(^^;)、1打目のキーは文字盤に印字してあるカナと同じなので、2打目を入力する要領さえ覚えればそれほど難しくはないように思います。なお、例外として「わ行」の文字は

わ 01
を 02
ん 03

 となります。ただ、これだけだと入力していくうちに問題が発生します。日本語には小文字の入力、濁点半濁点、棒引きや記号、スペースなどもあります。これについてだけは単独で覚える必要があるので、その部分を紹介します。なお、機種によっては小文字を入力する場合、通常の入力と同じ文字変換キーで対応できるものもあります。

69 -(棒引き)
80 大文字と小文字の入替(促音入力などに)
88 スペース(80もスペースになっているものもあります)
04 ゛(濁点)
05 ゜(半濁点)

 最低限この5つを覚えておけば大丈夫でしょう。予測変換を併用すれば句点はそちらから入力できますし、数字や他の記号、アルファベットを入力したい場合には説明書を確認して覚えてもいいですが、あえて日本語読みで数字やアルファベットを入力して変換入力というパターンの方が早いかも知れません。

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 最後に、奇跡的に私が保管していた(^^;)、NTTdocomoが以前発行していたポケベル入力のための表が付いたカードを紹介します。この表にあるものが全て入力できるわけではありませんが、今でも現行の端末で入力できるハートマークのような記号もありますので、画像を拡大してわかる範囲で必要な方は活用していただければと思います。もしお使いの携帯電話にこの入力方法が付いていたら、興味のある方はよろしければ試してみてくださいね(^^)。


ウィルコムのハイグレード電話機 WX12K を冷静に評価すると

Wx12k
 先日、WX03SHというウィルコムの電話機に機種変更したばかりなのに、すぐに音声通話中心の人にはありがたいスマートフォンでない電話機の新しいラインアップが登場してしまいました(;_;)。特にWX12Kのスペックは素晴らしく、もう少し我慢できていればと思えます。とりあえずは2年間は今の機種を使わなければなりませんので今さら何を書いても後の祭りなのですが(^^;)、それだけ前の機種の通話性能が駄目だったということの裏返しでもあります。

 幸いにして今使っているWX03SHの受信感度は相当高く、以前の端末だけでなく、今回紹介するWX12Kと同じ京セラが出していて、今もラインナップにある二つ折りのWX01Kでアンテナが立たなくなるところでもアンテナは5本になっています。もしWX12Kの受信感度がWX01Kと同じくらいだったとしたらかえって通話性能の部分で後悔したでしょう。まずは購入された方の感度の報告が気になります。

 ただ個人的に羨ましいのは、防水防塵だけでなく耐衝撃性能の付いた二つ折り端末であるという点と、付属品として卓上ホルダが付くことです。充電の時にいちいち本体のカバーを外すということは、もしカバーが破損したら防水機能が損なわれるということで、本来ならもっと早い段階で別の機種にも用意されてもいいものだったと思います。この点は実に羨ましいですね。

 さらに特徴としては、スマートフォンにアプリをインストールすることで、スマートフォンの子機として使うこともできるということがあります。いわゆる「だれとでも定額パス」の機能を持たせた電話機であるのですが、それなら何故おサイフケータイ機能を付けなかったのかと思います。もし付いていたら、SIMフリーのスマートフォンを使っている人にとっては、通話を定額にできるだけでなく、おサイフケータイの機能も2台持ちにはなりますが、必要な時にかばんから取り出して使えるようになり、かなりインパクトがあったはずです。

 また、PHS通信によるテザリングをBluetooth(PAN)により実現できることも売りになっています。これについては、月々千円以下で使えるドコモMVNOのデータカードが売られいる今、それほど一般の人に訴えるポイントではないように思います。PHSを使ったウェブ通信の上限は2,800円です。それだけ払うならドコモMVNOのSIMカード3枚セットより高いということもあるので、今後ウィルコムが上限金額を下げないと一般の人たちにはインパクトはないかも知れません。また、このテザリングにオプション料金がかかるのかどうかということもこれを書いている時点ではわかりかねますが、ウィルコムネットショップの予約画面にはテザリングに関する料金選択の画面は見当りませんでした。テザリングに追加料金がかからないなら、既存の端末をUSBモデムとして使う場合のようにダイヤルアップのプロバイダ料が発生せず、全く使わなければ0円で済み、使っても上限は2,800円のままとなるので、PHSの電波以外まともに使えないような場合があれば、いざという時の役に立つでしょう。

 もし私がまだ機種変更をしていなかったら、こちらのモデルを予約に走っていたかも知れませんが、そうして盛り上がった気分に水を差すような事実もあります。ウィルコムネットショップでは、今機種変更をするなら、月1,450円の「新ウィルコム定額プラン」に誰とでも定額を付けていれば(その他にオプション契約も必要にはなりますが)実質的な端末料金が0円になるキャンペーンをやっていますが、その期間が従来の24ヶ月から36ヶ月に伸びてしまっています。ということは、今回予約してWX12Kを購入した人は、私が今使っているWX03SHの支払い期間を終了し、自由に次の端末を購入できるようになっても、さらに1年間この端末を使い続けなければならなくなるということになるのです。3年間というのは結構長いものです。もし私が機種変更をしないままこのニュースを知っていたらこんなに冷静に分析もしていないと思いますが(^^;)、スペックだけ確認して、簡単に新機種に飛び付く前にこうした点についてもじっくり考えておいた方がいいと思います。

 今回私は正規の方法で端末を購入しましたが、その理由はなかなか白ロムを扱っているショップでウィルコムの白ロムが売られていることはあまりなく、オークションでも安値では購入できそうになかったからです。しかし、今後はウィルコムと携帯電話会社との間でのMNPが解禁になる予定なので、契約が動けば白ロムも今よりは出てくるのではないかと期待しています。先日0円で継続している副回線で使っていた電話機をリサイクルショップで購入した白ロムに機種変更してみてかなりお得だと感じたので、もし将来この機種が白ロムで出ているのを見付けたら、速攻で入手して副回線の機種変更に使うのもいいかなと思っています(^^;)。まだ売られる前から白ロムの話をするのも何ですが、白ロムを持ち込んで登録できるのかという点もまだはっきりしないので、そうした点がクリアにできた時点で、もし安く手に入ったら副回線の代替機として持つことができるかも知れません。私の場合は特殊なのであまり参考にならないかも知れませんが、スマートフォンとの2台持ちとして考える場合は現状ではこの端末がいちばん便利でしょう。まだ店頭ではこの端末の影も形もありませんが、私のように先走って今あるものを買ってしまう前に(^^;)、待てる方はこの端末が出てくるのを待ってから選ぶのがいいと思います。


みかんをネットで選ぶための注意点

 昨日(2013年11月6日)、テレビ朝日の朝の情報番組「モーニングバード」を見ていたら、ホテルや旅館・レストランや百貨店が料理に使われている材料について違うものを提供していたというニュースをメインでやっており、司会者やコメンテーターが散々な感じで批判していました。私が旅に出た場合にはできるだけ地元のものを安く食べたいと思うわけですが、このような誤表示なのか偽装なのかわからない料理が当り前に存在するのはやはり困ります。番組内での批判の主なものは、消費者を莫迦にするなというものだったと記憶していますが、その考えで行くならば、同じ番組内で紹介していたプロ野球楽天イーグルスが日本一になったことによる「楽天日本一大セール」のありえない「当店通常価格」の表示についても、消費者目線で批判してもよさそうなものだと思いました。

 番組で紹介していたのは、その日の朝の時点で全ての商品の中で1番の売り上げを誇った「みかん5kg」でした。当日の新聞記事で、日本一セールで一番の売り上げがあったという記事の後追いをしたネタだったのですが、コメンテーターの方々はなぜみかんが全体売上の1位なのかその理由については首をひねるばかりで大した話にもならずそのコーナーは終了したのですが、みかんといえば食べるだけの私にだってある程度のことは予想出来ます。楽天のサイトのセール入口のページにはランキングが掲載されており、一番はじめに出てくるランキングは77パーセントオフのものです。改めてそのランキングを見てみると(当日のお昼ごろです)、番組で紹介されたみかんのお店(話の都合上A店とします)はその日のうちにランキングを下げており、かわりに別のみかんを売るお店(B店とします)が1位になっていました。ちなみに5kgの価格はどちらのお店も1,500円前後でしたので、いくら農産物は価格が変わると言っても、いわゆる割引前の「当店通常価格」は5kgで6,500円もセール期間を逃せばすることになってしまいます。ちなみに、以前のセールでよく見かけたのは、セール終了後に価格を現行販売価格付近まで修正するところも結構ありました。その際に書いたブログはこちらになりますので、興味のある方はご参照下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-7e26.html

 そうした細かいことを気にしない人たちが、目玉商品が主でほとんどまともに安い商品がない中、毎日食べるものだしそれほど高くないしという事で、気分を高揚させたまま77パーセント引きだということで購入に走ったことが予想されます。更に売上が伸びた理由としては、みかんはこれから収穫し、12月中旬から年末までに送ればいい品(A店B店の説明にそのように書いてありました)のため、限られた期間ではいくらでも注文を受け付けることができ、品切れ状態というものが存在しなかったというのも要因であるでしょう。繰り返しますが業界事情にもそれほど明るくない私でもここまで理由について語ることができるのですから、テレビの報道の仕方としてはちょっとどうかと思ってしまいました。記者会見で謝りまくっていて、全く反論できない立場の人たちのみを批判するものの、同じように消費者を莫迦にするような販売の仕方であっても、もし批判すれば逆襲があり、広告を引き上げられる恐れがある力の強いところには批判しないということなのでしょうか。というわけで、ここからはできるだけ主観を廃して、ネットでみかんを購入する場合の心得について、ネットで入手できる情報を使って説明してみようと思います。

 まず、私が毎年購入しているみかんは、静岡県の中でもかなりのブランドイメージを持っている「三ヶ日みかん」です。みかんの呼び名として「熊本みかん」「愛媛みかん」「和歌山みかん」「静岡みかん」など生産県の名を付けたものが見受けられますが、それぞれの農家さんが誇りを持って作っているみかんは、同じ県ならどこで採れても同じだということはないと思います。ブランドイメージを付けて売る場合、特定の別の名前が付くことが普通で、静岡に住む人にとって「三ヶ日みかん」のブランドイメージは絶大で、やはり素直においしいと思えます。というわけで、ここからは同じ楽天にも出店があるJAみっかびが運営している「アグリみっかびミカちゃんショップ」の中から紹介します。なお、お断りしておきますが、あえてこのお店を実名で紹介したのは、農協の出すものということで、価格的な面ではここでの売値を基準にした方がいいだろうと考えてのことです。実際に私が購入しているショップはここのお店より安く売っているところです(^^)。

 まず、三ヶ日みかんには「特選」「秀」「優」「良」「規格外」という五段階の等級があります。さらに大きさも「2L」「L」「M」「S」の大きさがあり、その組み合わせで値段が違います。ちなみに「特選」は「ミカエース」という商品名で出ており、一番人気のMサイズ5kgのもので5,400円します。しかし、最初に紹介した日本一セール用のみかんの通常価格よりも安いというのが何とも言いがたいところです。大きさによる味の違いというのはやはりあって、大きすぎると多少水っぽい感じが私にはし、甘さを取るなら皮の薄い小さいものの方がいいのですが、大きさが小さすぎても食べづらいので、やはり贈答用ならMの秀品か優品あたりを買いたいものです。個人的には金銭的な余裕がないということだけでなく(^^;)、甘みと酸味のバランスが自分の口に合うMの優品あたりでも十分かなと思います。話の種に最高に甘い「ミカエース」というパターンもやってはみたいと思いますが、やはり同じ金額なら多くのみかんをこたつで食べたいので安い方を取ってしまいます。ちなみに楽天に出ている農協価格は秀品5kgで3,300円、優品は2,900円です。大きさもそろっていて傷みもほとんどありませんが、長く食べないでいると腐ってきますから、早めに食べ切るのがおすすめです。

 ちなみに、最初に紹介した楽天ランキング入賞のA店B店について、その品質についての予想をサイト紹介から私が独自に判断したものも紹介しましょう。まずA店ですが、「○○県産訳あり」とあり、その訳とは大きさがバラバラの「無選別」であるということのようです。紹介したように大きさによって味にばらつきが出るのがみかんなわけですから、人によっては食べてみるまでわからないというのは不安かも知れませんね。次にB店ですが、△△県産の「お徳用熟みかん」とあります。糖度が11から16度というかなり甘いものの、ばらつきは結構あるようです。さらにみかんの大きさは一定しない「無選別」という事だけではなく、傷や黒点があったり青いものもあるのでブランドみかんとして出せないものを売るとのことで、贈答用には適さないと言うことまで書いてありました(^^;)。確かにみかんは見てくれだけではないとは思いますが、やはり通常時なら三ヶ日みかんの秀品が10キロ買えてしまう「当店通常価格」は何だという風に思ってしまいます。ちなみに、私が三ヶ日みかんを購入したところは今年の価格で(年によって価格はかなり変動するのでご注意を)、Mサイズ優品10kgで3,000円くらいでしたので、きちんと選別されて糖度も大きさも揃っているみかんとあまり値段が変わらないということで、77パーセント引き後でも高いと思いました。

 おいしいみかんを安く購入したいと思う場合、私のように住んでいる所がみかんの産地ではない場合、やはり違った種類のみかんを食べながら比較するしかありません。一応私のブログは車中泊をテーマに書いているので(^^;)、せっかくなら産地へ直接出掛けるというのはどうでしょう。最初に書いた通り、同じ県でも場所によって違いがある場合もありますので、足でそういった情報を手に入れるのもいいのではないかと思います。時期的に合わずに食べられなくても、産地にいる人たちに直接情報を聞いてある程度おいしく食べられる産地を特定した上で、生産者や組合・小売店がやっているネット通販を使うとか、いろいろ方法はあるでしょう。くれぐれもよく購入ページを読まずに勢いだけで買わない方がいいだろうということだけは確かですね(^^)。

(2013.11.7追記)

 以前から指摘していた楽天セールの「当店通常価格」について、これは二重価格ではないかという報道が新聞やテレビでもされるようになりましたが、シュークリームやイカ、iPhoneについては報道するのにみかんについて言及がないのは何故でしょうか。私の見たテレビ番組では、わざわざ店舗まで取材に行ってトップセールスの現場として好意的にみかん販売業者のことを報道していたので、手のひらを返しづらいのでしょうか。今回のセールでみかんを購入したものの、こうした報道に不満をもたれている方は、店舗側で受けてくれるかどうかはわかりませんがキャンセルできるかどうかを含めて問い合わせをしてみた方がいいかも知れません。


メールを使ってDropboxにファイルをアップロードできる「Send to Dropbox」

 スマートフォンを使ったネットアクセスが当り前になっている今、メールだけで完結するサービスはなくなっていく一方で、先日紹介したばかりの降雨連絡メールのサービスはことごこくサービスを終了してしまう始末です。このままではガラケーのメール放題契約を活用することはできなくなるのではないかという気も起こってきてはいるのですが、まだまだ調べれば有用なサービスは存在します。

 今回紹介するDropbox(インターネット上の外部ストレージサービス)をメールで使えるというサービスについて、普通はインターネットにつながったパソコンやスマートフォンからアプリを起動して使えばいいのですが、旅行中や災害時に長い間パソコンやスマートフォンの充電ができない時などにこそ有効なサービスではないかと思っています。

 というのは、インターネット上にあるディスク・スペースというのは、複数のパソコン・スマートフォン・タブレット端末から自由にアクセスして利用することができることが便利です。スマートフォンで作業したファイルの続きをパソコンですぐに始められるので、データをどう移動するかということを考えなくて済むのが気に入っています。もしスマートフォンの電池が切れて、もちろんパソコンも起動させることができない状態の中、携帯電話くらいしか満足に使えない状態でも携帯電話のカメラで撮影した写真や、メモ書きで作ったテキストデータなど、ガラケーの中にあるさまざまなファイルもDropboxの中に一元化できればありがたいというわけです。

 そういうことで、何とかして携帯電話のメール送信で直接Dropboxにアップロードできる方法はないかと思って探して見付けたのが「Send to Dropbox」というサービスだったわけです。

http://sendtodropbox.com/

 すでにDropboxのアカウントを持っている場合、上のサイトにアクセスしてDropboxのIDとパスワードを入力すろことでDropboxと連携させることができ、個人用のアップロード専用メールアドレスが発行されます。このサービスはスタンダードのものなら無料で利用可能なので、発行されたアップロード用アドレスを携帯電話の電話帳に登録し、内臓カメラで撮影した写真をそのまま添付して送れば、Dropboxの所定の場所に画像ファイルがアップロードされます。

 また、添付ファイルは画像だけに限らないので、例えば携帯電話内のデータをバックアップしたファイルを直接アップロードすることも可能でしょう。私が個人的に面白いと思っている使い方というのは、単三電池2本のみで動くテキスト入力マシン「ポメラDM100」を組み合わせて使う方法です。この機種には、作った長文のテキストファイルをQRコードで出力する機能があるので、その機能を使います。長文のテキストファイルをQRコードに変換する場合は複数のコードに分割されるのですが、高性能なカメラを内蔵する携帯電話の場合、このような単純でない連続バーコードを問題なく読み取ることができます。読み取ったコードは元のテキストファイルで本体に保存できるので、そのままメールで送ればほとんど電源を確保できないような場所でも、作ったテキストファイルを簡単にアップロードすることができるようになります。

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 こうした用途に携帯電話を使う場合は、特に写真を送るということになると、メール定額プラン加入が必須です。ただ、通話中心のプランに入っていて、重い写真を送りたいという場合、一つのファイルを送るだけで結構なパケット代がかかってしまうので注意が必要です。高性能な携帯電話を使っているキャリアでメール定額のプランを契約していない場合、別にメール定額が付いている契約、例えばウィルコムの契約を別にしていれば、ウィルコムは基本料のみでもメールの送受信には追加のパケット代はかからないようになっているので、写真のように写真を撮影した携帯電話とメールを送る携帯電話とを赤外線でつなぎ、改めて送ることもできます。わざわざこのためにウィルコムの契約をする人はいないでしょうが(^^;)、ウィルコムの端末は通話メインに作られているためか、カメラ機能は貧弱なものが多いです。写真にあるWX01Kという端末はカメラ性能は300万画素でオートフォーカスもあり、単体での写真アップロードも可能ですが、それ以下のカメラの性能しかない端末を使っている方には、撮影は別の端末でやり、送信はもう一つの端末で行なうという技もあります。今回紹介したウィルコムの端末は、スマートフォンと比べると驚くほど電池が持ちますので、旅先のスマートフォン電池節約の観点からも使える環境にある方には用意しておくといいかも知れません。

 今回紹介したようにメールのみで利用できるサービスというのは色々あって、ブログ投稿やeveroteへのアップロードにも事前の設定で送信先を登録しておけば対応できますので、旅先で気付いたらスマートフォンの電池残量が0になっていたなんて場合に、スマートフォンを充電するまでのつなぎという点でも有効な場面はあるはずです。当然ながらセキュリティの面でパスワードの管理に十分注意する必要はありますが、普段は全く使わなくても、携帯電話しか使えない状況も考えられますし、災害を直接受けなくても通話や通信が集中することで、ウィルコムの電波しか通じないという状況もありえますので、災害対応という点でもメールのみで利用できるネット関連のサービスについては再度把握しておくといいですね。


ウィルコム PANTONE WX03SH

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 今までメインの通話用として使っていたウィルコムのソチウスは通話品質が悪く、とにかく早く普通に電話できる端末に機種変更したいというのが目下の希望でした。それが、ようやく11月になって追加料金を払わずに機種変更できるようになったので、今回は前回の反省を生かし、とにかく通話に特化した端末を選ぶことにしました。

 購入候補としては今回購入したPANTONE WX03SHの他に、Bluetoothによる他のスマートフォンや携帯電話の着信があった場合の音声通話の発着信がPHSからの作業でできるもう一つの端末、京セラのHONEY BEE5にするという判断もあったのですが、PANTONE WX03SHが後発のものであるということの他に、「CLIP DISPLAY」という対応するスマートフォンかにアプリを入れることで、PHSの画面でメールやSNSメッセージを確認することができる機能が付いていることが決め手になりました。現状では今持っているスマートフォンやタブレット端末にこの機能は対応していないのですが、2年間この端末を使い続けていく中で、これらの機能が使えるようなハードを手に入れる可能性が高いので、今は使えなくてもいいかと思った次第です。

 契約は家電量販店ではなくウィルコムプラザで行ない、念のため旧機種の割賦販売の状況を確認した上で機種変更に問題がないことを確認した上で切り替え作業を行ないました。契約に当たってはまた例のごとく割賦販売と頭金0円のための条件について説明を受けます。電話の修理・保証制度については月額498円の新しいサービスがスタートしていますが、私が今まで入っている月額315円のものを続けても構わないとのこと。ちなみに、前機種では全くトラブルがなかったので、毎月の支払いを少しでも安くするため現在の保証サービスを続けるようにお願いしました。

 この電話の毎月の割賦販売価格は月390円となっていますが、この部分について、もしポイントがあれば支払いを一部充当できるということでお願いしたのですが、今回機種変更した電話機のポイントは3800ポイントあまりで、ポイントが使える上限の5000ポイントにはわずかに及ばないのが残念だと思っていました。実はこれにもやり方があるというのを窓口の方が教えてくれたのです。というのも、私は今回機種変更した回線の他に副回線を基本料0円で維持しているのですが、その副回線の方にも同じ数だけポイントが溜まっていたのでした。そこで、2つの回線を合わせてポイントが使える上限の5000ポイントを使用させていただくことになりました。ポイントの使用方法は、初回からかかるはずの390円がポイントで充当されていくので、1年余りは割賦販売の金額がポイントから引かれるという感じになります。2年間使い続ければ端末代金は4千円ちょっとくらいになりますが、頭金を0円にするために加入しなければならないネットサービスの利用料が結構高く設定されていたので、ポイントで引かれる分が吹っ飛ぶような感じになるのが残念ですね。

 さて、実際に設定して使ってみるうちに気が付いたところを書いていきたいと思います。この端末は外部メモリーカードは使えず、本体をパソコンにつなげてモデムとして使うことはできません。ネットに繋ぐ場合は本体のディスプレイで見ることになるわけですが、本体が小さい分、かなり見にくくなっているので、この使い勝手にインターネットのパケット料金を満額払うのはもったいないと正直思います(^^;)。カメラも31万画素しかないので、ブログに載せるような写真でもちょっとピンボケのような写真になってしまいます。メールを使う場合でも画面の小ささによる文字の小ささはいかんともしがたいので、それなりに電話機本体でインターネットや写真を使いこなそうと思われた場合は折りたたみ端末の方に行った方がいいかと思います。

 また、スマートフォンや他の携帯電話の発着信ができるBluetooth機能ですが、これは「CLIP DISPLAY」機能があるためか、前機種のソチウスのように2台の電話を同時に繋ぐことはできなくなりました。まあ、別の機能を使うために接続する場合には2台繋げるということだそうです。この点はちょっと残念でしたが、どうしてもBluetoothによる発着信をしたい場合は、解約したソチウスを併用するという手もあるので、我慢することにします。

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 あと、これはこの端末特有の機能ではないのですが、セキュリティ設定を開くと、特定の動作を直に使えないようにセッティングすることができるようになっています。具体的には、通話のみで購入した場合、ポケットの中で勝手にボタンが押されてしまっていつの間にかインターネットに繋がってしまい、予想もしなかったような請求金額の上昇があると困るわけです。設定の中にある「Web」を選択すれば、ボタンを押してブラウザが立ち上がる前に暗証番号を入力する画面が出てくるようにできます。二つ折りタイプの場合は誤発信の可能性は少ないですが、ストレート端末の場合はキーロックを忘れる場合もあるわけですので、ネットは他のハードで見ることができる方の場合はおすすめの設定だと思います。

 今後さまざまな不満が出てくるかも知れませんが、少なくとも今までの端末よりきちんと通話さえできればいいので(^^;)、今後はメイン端末として使っていきたいと思います。最後になりますが、この機種は防水防塵対応の端末なので、天候が悪い中でもそれほど気にしないで使えそうなのも心強いです。それでも、もしすぐに新しい端末がウィルコムから出てきてしまったら悲しいですが(^^;)。


電池で選ぶデジタルカメラ

 ここのところ、旅行用のデジカメとして使っているのはオリンパスのレンズ交換式ミラーレスE-PL3なのですが、単三電池が使えるレンズ交換式一眼レフK-30かK-50あたりを視野に入れて今後の旅行用カメラのラインアップに加えようかと考えていました。それは、すでに改めて買い足さなくてもいいくらい大量のエネループ(充電式の単三電池)を持っているからです。さらに付け加えると、車で走行中の充電システムや、太陽光発電もできるセットも単三充電池については持っていますので、いつ購入してもいいと思っているのですが、今持っているオリンパスのラインアップとは別の一眼レフを持つと、さらにお金がかかりそうなので、かろうじてブレーキをかけているところです(^^;)。

 ただ、今後新しいデジカメを購入する場合、できれば今使っている電池が共用できるようなものにしたいと思っています。単三以外のリチウムイオン電池のスペアを用意しようと思っていても結構高いですし、長期旅行でも長く使うことを考えると、少なくとも1つはスペアの電池を用意しておきたいところです。一応車で走行中に充電できるセットは持っているので、新しく購入するのならオリンパスPENのシリーズになってしまうかなと思っていたのですが、旅用のカメラとしては面白そうなカメラがオリンパスから出るニュースを聞き、さらに電池が今使っているE-PL3のものと共通だということがわかって俄然購入欲がわいてきてしまいました(^^;)。

 2013年11月末に発売予定のオリンパスのコンパクトデジタルカメラ「STYLUS 1」は、オリンパスの高級レンズの代名詞である「i.ZUIKO」レンズで、F2.8という焦点距離を変えることなくカバーする明るさの35mm換算で28-300mmという約10倍のズームレンズが搭載されています。通常のコンパクトデジカメのほとんどが液晶画面を見て撮影するタイプなのに対して、オリンパスの一眼レフ機に搭載されているのと同じサイズ(144万ドット)のビューファインダーも付いています。搭載されているセンサーについては、オリンパスが出しているマイクロフォーサーズよりかなり小さい1/1.7インチだからこそのコンパクトなサイズになっているので、ある程度高画質を追求しなければ十分旅行のカメラとして使えるポテンシャルを持っているということになります。

http://olympus-imaging.jp/product/compact/1/index.html

 さらにスマートフォンやタブレット端末をよく使っている方にとってもなかなか面白い機能が付いています。同社がiOSおよびAndroid向けにリリースしているアプリ「Oi.share」を使ってWi-Fi経由で接続すると、スマートフォンの画面をファインダー代わりにしたり、リモコンの代用としてリモート操作ができるとのこと。多彩な機能を持つアプリを扱えるということは、単なるリモコンとは違って、さらに写真転送やタブレット側で取得した位置情報を撮影した写真に付けられたりもします。ちなみに、アプリの方は私が今使っているタブレットやスマートフォンにインストールできているので、もし手に入れることができれば、旅行用のカメラとして活躍してくれるのではないかと思っています。

 しかし、私の中ではあくまで単三電池が使える一眼レフにこだわるか、今使っているカメラの電池を使い回せるものにするか決めかねています。今現在の価格はどちらも同じくらいで、「STYLUS 1」はまだ発売されていないということもあって、その価格が高値安定するのかある程度安くなっていくのかはかりかねています。発売するオリンパスには悪いですが(^^;)、しばらくは価格の推移を見ながら購入のための対策を練っていこうと思っています。


ASUS MeMO Pad FHD10 LTE通信対応版を触ってきました

 以前知り合いの相談に乗って購入後のサポートまで個人的に行なった10インチタブレットと「OCN モバイル ONE」とのセットは、たまたま生産終了時期のSONY Tablet Sが安くあったので実現できたのですが、その話を聞いた別の方からまたタブレット導入についての打診がありました(^^;)。格安のタブレットを新品で入手することは難しいかと思いますが、ドコモmvnoのデータ通信カードが使えるタブレット端末自体については多少は入手しやすくなったように感じます。そんな中、「OCN モバイル ONE」パッケージとのセット販売を行なっているSIMフリーのタブレット端末ASUS MeMO Pad FHD10のLTE通信可能なタイプをおすすめしてみました。

Menopad10

 これは、プロバイダのhi-hoでセット販売されているものの他は、これを書いている現在ではNTT-Xストアでocnのモバイルカードとセットで売っているもので、CPUもWi-Fiのものとは違ってAtomではなく、Qualcommのプロセッサ搭載ということのようです。LTE通信に対応し、更にこのタイプの仕様を見ると、対応周波数に800MHzとあるので、FOMAプラスエリアにも対応するようです。私もこれなら安心して勧められると思って紹介することとなりました。するとその方はすぐにNTT-Xストアから購入手続きまでしてしまい(^^;)、通信カードとのセットで4万5千円というコストも気にならずに手に入れたとのこと。そこで改めて設定を手伝いながら、気になる使い勝手を試してみることにしたのでした。

 最初に手にした感想は、私が今使っているドコモの格安10インチタブレットのdtabと比べて、相当薄くて軽いということでした。これだけでかなり羨ましくなったのですが(^^;)、まずはGoogleのメールアドレスを設定し、Wi-Fiでの接続を確認したのですが、扱った感じはそれほど悪くありません。今の私がそれほど高性能なタブレットを使っているわけではないからなのかも知れませんが、CPUが違ってもそれなりにきびきび動くという印象です。

 さらにOCNのカードを入れてアクセスポイントを設定してみましたが、LTE接続の際には「4G」マークが付きました。アンテナ表示も問題なく、セルスタンバイ問題は見たところ発生していません。やはり単体でLTEを使った通信が使えるというのはうらやましいです。

 そして、ぜひ試したかったのが、SIMフリーということで、OCNのSIMカードを使って本体のメニューにある「テザリング」は使えるかということでした。テザリング設定でパスワードを設定しなおしてから無線テザリングのチェックを入れたら、無事に私のdtab(無線LANのみの端末なのでテザリングが成功しないとネットにつなげません)からインターネットに接続することができました。これなら、タブレットで扱えないものがあった場合、ノートパソコンと併用したり、旅行の際などはゲーム機とつないで遊ぶこともできるでしょう。比較的荷物をまとめなくても大丈夫な車での旅の場合、タブレットが無線ルータを兼ね、満充電して出発すれば電池の残量を気にしないでいいことになれば、これ一台でかなりの活躍をさせることができるでしょう。ちなみに、今回は試せませんでしたが、設定の中には他に、USBテザリングだけではなくBluetoothテザリングも選べるようになっていました(ネット上の情報ではBluetoothテザリングも使得る模様で、さらにUSBホスト機能も動作報告が上がっているようです)。

 元々、今回このタブレットを購入された方は、家電量販店に行けば簡単にドコモMVNOが使えるタブレット端末が手に入ると思っていたようですが、そのようにして売られているWi-Fi専用の10インチタブレットも結構な値段がします。それを考えると4万円少々という値段でLTE通信もテザリングもでき、USBホスト機能も使えるなら、結局はお買い得感が強いのではないかと思います。旅行の最中に個人的にネットの情報を見るだけならスマートフォンでいいと思いますが、同行者と一緒に使う場合はやはり画面が大きいタブレットは便利です。電源コードもmicroUSB端子から取るタイプなので、シガーソケットに差しこみ、USB出力のできるiPad対応のものを使えばまず問題ないでしょう。発売されたタイミングが私には合わなかったのは残念でしたが、これからSIMフリーの10インチタブレットを使いたいと思われる方は候補の一つに入れてもいい一台だと思います。すでに通信用SIMカードを持っている方にとってはOCNのパッケージはいらないと思われるかも知れませんが、OCNのパッケージだけ欲しいという人を見付けるとかオークションに出すという方法もありますので、検討の余地はあるでしょう。


日本販売がアナウンスされた高機能SIMフリースマートフォン「Nexus 5」の暫定評価

 iPhone5sが出た時の衝撃とまではいかないかも知れませんが、どうしてもiOSを使いたいということはなく、Androidの最新OSをスマートフォンで安く使いたい人には最適のスマートフォン「Nexus 5」の本体がGoogleのストア「Google Play」で販売開始されました。まだ実機が出回っていないということもありますので、あくまで暫定的な評価および情報であることをお断りしておきます。

 Google Playでの直販価格はメモリが16GBで39,800円、32GBでも44,800円とiPhoneと違ってこの金額だけで本体を手にでき、通信会社経由での購入のように毎月の支払いもなく、データ通信カードとセットでなければ購入できないこともありません。SIMフリーなのでドコモMVNOの月額千円以下のmicroSIMカードでも使えます。ドコモのSIMカードで使う場合、800MHz帯をカバーしているようですので、山間部でも使えるFOMAプラスエリア大丈夫な感じですね。

 国内販売しているキャリアのスマートフォンと比べて、防水・ワンセグ・おサイフケータイの機能は付いていませんが、これはiPhoneと同じなので、その点を我慢するが他の端末との2台持ちにするなどの方法でカバーすることはできます。販売は好調のようで、恐らくこの文章を私がアップした時にはGoogle Playで売切れになってしまう可能性がありますので、その点もご了承下さい。ただ、イーモバイルでもSIMフリーの同じNexus 5と通信カードのセットを近いうちに販売するようなので、興味がある方はまずは店頭でイーモバイルのブースへ行って使い勝手を確かめてから、本体のみを購入するかイーモバイルの通信カード込みの価格で購入するかの判断をしても遅くありません。ちなみに、イーモバイルからNexus 5を購入した場合、様々なアフターサービスが受けられ、本体価格の割引もあるようです(2年契約が前提)。またMNPで購入した場合は端末価格を更に安くすることもできるようです。

 個人的に気になっているのは、このSIMフリー版のNexus 5でテザリングはできるのかどうかということですね。Googleの方で国内の携帯電話会社に配慮してこの機能をつぶして出してくるという事もあるかも知れませんが、スペック表を見るとテザリングについての記述もありますので、もしドコモのMVNOでテザリングできるようならかなり便利に使えそうです。

 Nexus 5は世界同時に売られるスマートフォンなので、先に書きました日本特有のおサイフケータイなどの機能について、付いていないというのは仕方のないことですが、この稿の最後にちょとした希望を書いておきます(^^)。データ通信用SIMでNexus 5を使う場合、通話にもバリバリ使いたい場合、例えばウィルコムが出しているクレジットカードの形をした「だれとでも定額パス」とのセットが便利ですが、この「だれとでも定額パス」にもしFelicaが付いていて、スマートフォン用のアプリを通じて連携出来れば最強のセットになり得ます(^^)。ウィルコムはソフトバンクの傘下に入っていますが、イーモバイルもソフトバンク傘下なので、Nexus 5とのセット販売なんていうのが将来的に行なわれたら面白いですね。もちろん、こうした事が技術的にできるのかどうかもわからないまま書いているので、全く実現性がないのかも知れませんが、ユーザーとしては日本独自の携帯電話から続く技術を使い続けるために、海外製スマートフォンを日本独自のサービスを使えるようにするアクセサリーというのも今後出てきてほしいと切に祈っています。そうなればiPhoneを使いながらおサイフケータイも使えるようになるかも知れませんし、Nexus 5の発売からSIMフリーのスマートフォンについての認知がされて、そこからさまざまなアクションが起こることを期待したいですね。


車中泊にも影響する恐れのある日産「セレナ」のリコールの内容とは?

 車中泊しやすい車ということでいうと、やはり大きなスペースを取ることができるミニバンタイプの車を選んでいる方は多いと思います。そんなミニバンの中で、日産の「セレナ」にリコールが出たことがニュースになっています。特にこれからの季節、該当車で車中泊の旅に出掛けようと思われている場合は早めの対応が必要になると思います。

 対象車は2010年11月から2013年8月製造のものなので、車検証などで確認しましょう。今回の不具合の内容というのは、寒冷地で高圧燃料ポンプが凍りつきやすいというもので、零下15度以下の状況でエンジンが止まってしまうというトラブルが多発していた(事例は全て冬の北海道)とのこと。零下15度というのは途方も無い寒さのように思えるかも知れませんが、本州でもそれ以上に冷え込むことも珍しくありません。走行中やアイドリングしていて突然エンジンが止まる可能性だけでなく、車中泊をして翌朝出掛けようとエンジンを掛けようとしてかからなくなることも考えられなくもありません。

 それでも、今年は10月に入っても暖かい日が続いていたので、このトラブルでの影響という点では今まではなかったように思いますが、11月に入ってきて急な気温の変化も予想されますので、出掛ける前に無料修理の手続きをお忘れなく、安全に行き帰りできるように心掛けてください。