月別アーカイブ: 2012年1月

携帯やスマホの付加機能について

 再放送になりますが、NHKBSプレミアムで放送された熱中スタジアム「ケータイ VS スマホ」(前編)を見ました。番組を面白くする上で、両者の対決色を出すというのは不可決でしょうが、私の立場でどちらか一方を取れと言われた場合は携帯電話を取ることになるでしょう。しかし、物事はそう簡単に結論付けられるものでもないでしょう。実は両者に共通する問題というものがあります。携帯でもスマホでも、特にヘビーユーザーと言われる人たちが抱えているのはある意味根本的な問題であると言えます。

 前述の番組内でスマートフォンを使いこなしている人のような充実した利用法を紹介していたのですが、そうした行動を視聴者が何の用意もなく実践したとしたら、間違いなく途中で電池切れを起こしてしまうでしょうから。携帯電話を使う場合もそうですが、電話の付加機能であるカメラ(動画撮影)やミュージックプレーヤーを使いすぎると、肝心な時にメールや電話が受けられないというような状況も考えられます。電池切れの心配をなくすために外付けのバッテリーを用意するのはもはや常識だとは思いますが、電話やメールだけに使っていればそんなに頻繁に充電をしなくてもいいでしょう。電池が早くなくなる原因は、どちらかというと通信以外のところにあるということであれば、別の解決方法だってあるはずです。

 つまり、音楽を聞きたければミュージックプレーヤーを導入すればいいですし、スピーカーを外付けしない状態で直に聞きたい場合は小さなスピーカーを持つICレコーダーという選択肢もあります。写真やビデオの場合もちょっとしたメモやブログアップのための撮影には内蔵のカメラは便利ですが、電池の持ちが心配になるほど撮りたいのなら、素直にデジカメを持った方が私はいいと思うのですが。

 特に首都圏で生活をされている方の場合、地震などの大きな災害だけでなく、ちょっと雪が降ったりとか、人身事故があったというような場合でも駅からの移動ができなくなるなどの緊急時に遭遇する機会が多いと思います。携帯やスマホはそうした場合の時間つぶしにもなるという側面はありますが、電源の確保できない状況ではいざという時のためにある程度の電池容量を確保できるよう、携帯やスマホを使わない時間つぶしの方法というのも考えておく必要があるように思います。自分で使っていてこんな事を書くのも何ですが(^^;)、携帯端末依存症にならない程度に使いこなすようにしたいものですね。


車内における飲み物パッケージを選ぶ

 ここで何度も紹介しているステンレスの保温ボトルの多くには、「運転中は使用しない」というような注意書きがされているものがあったりします。ボトルの形状にもよりますが、フタを開けて飲むタイプのものは、大きく車が振動したり、手からボトルが滑り落ちた場合、特に温かい飲み物を入れておいた際に危険な状況になってしまう可能性もあります。いわゆる、フタを開けて飲むタイプの容器を使う場合は運転中でなくても注意書きの通りに使った方がいいようですね(^^;)。

 それでも、普通の場合は十分注意されるとは思いますが、自分だけのことでもないかも知れませんので、車内で飲み物を飲む際には最悪の場合、飲み物の中味をすべてぶちまけてしまうかも知れないことも考えながら種類の選定をするとか、ある程度の対策は必要でしょう。個人的にはできるだけ糖類の入らない飲み物なら大丈夫かと思いますが、シートなどをすぐに洗えない場合にはその点も考えて飲み物を選ぶことも必要でしょう。

 そんな中、一番危険なのが自分の意志をあくまで押し通そうとし、それが叶わないと大声で泣き出してしまう小さい子供さんの存在です(^^;)。日常生活の中で無糖で常温の飲み物を与えるようにしておくなどの対策はあるものの、どうしてもジュース類を欲しがった場合は、飲み物のパッケージを変えるというのも一つの手です。

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 旅先で買えるジュース類はペットボトルのものがほとんどですが、そそうをした場合に被害を最小限に抑えられるものとして、写真のような紙パックの飲み物があります。ストローから吸い出す構造になっているため、パック全体をつぶすように押し込まない限りは中味がそれほど出てくることはありません。以前のような手で潰れやすい形でなく、写真のように長細くなっているのである程度は安全な構造になっているのかも知れません。まあ足で勢いよく潰してしまってもだめですが(^^;)、手からぽろっと下に落ちたぐらいでは比較したペットボトルと違って簡単に中味がこぼれないのは運転席のそばに置いておくにも適しているように思います。

 そして、こうした紙パック飲料の場合は飲んだ後の処理も簡単で、小さくまとめておくことができます。手に持つ時に中味を潰すような握り方をしないように心掛ければ、ペットボトルや缶飲料と比べて、最も中味をこぼしにくいものであると今のところは思いますので、旅先でだけではなく日ごろのスーパーなどで必要数を確保しておくのもいいかも知れませんね。紙パックの場合は缶飲料やペットボトルにはない牛乳も常温で保存できる形で携帯できますし、野菜ジュースの類も充実しています。個人の好みはあるかと思いますが、それぞれの容器における特性を理解しながら飲み分けるのもいいと思います。


スマートフォンのバンドルソフトに注目

 今の携帯電話の売り方というのは、2年間継続しての契約が前提であり、こちらは全然いらないオプションを付けられてしまうという大変私にとっては不満の残る売り方になっています。そんなわけで、私が今使っているスマートフォンは、いわゆるバーゲン価格で投売りされたGalaxy TabをMNPで入手したのみで、後は中古かSIMフリー機での導入になります。そのため、それほど深く考えず買って思惑違いがあっても経済的な痛手は少なくて済みましたが、普通に買う場合はそうもいかないでしょう。販売店では売れないスマートフォンを特別価格ということで安く売り付けようとしますが、値段だけで判断して買う前に、しっかりと何ができて何ができないのかを確認することが重要です。

 スマートフォンの購入比較をする際にはハード的な特徴については比較しやすいものの、買ってみてしまったと思うのはむしろバンドルソフトの差として現れる事があります。今回私が指摘したいのは、旅先でも結構役立つ表計算ソフトの存在です。

 ほとんどのスマートフォンではパソコンで扱うオフィスアプリ(ワープロ・表計算などの統合ソフト)のファイルを閲覧できるようになっているものの、パソコンから持ってきたそれらのファイルをスマートフォンで編集して保存できるかというと、それは閲覧アプリだけではできず、有料でバージョンアップして編集可能な状況にするか、新たに有料のアプリを導入するかのどちらかになる場合も結構あります。こうしたオフィスアプリというのは仕事にバリバリ使いこなすといったイメージがあり、普段使いではほとんど使わないと思われるかも知れませんが、自分のサイフの中を常に計算できるお小遣い帳のようなものでも十分利用できます。エクセル用のテンプレートは無料でインターネット上から入手できますから、それをスマートフォンの狭い画面でも使えるくらいのこじんまりとしたものをパソコンで作り、そのファイルをスマートフォンと供用することによって、わざわざパソコン上で作業しなくてもその都度スマートフォンからお金の出し入れを記録できるのですね。以前に紹介した「Yahoo!ボックス」のようなインターネット上にある記録スペースにスマートフォンからアップロードしてパソコンと同期しておけば、作業はスマートフォン上だけで完結してしまいます。パソコンでの活用が簡単にできるという点でも、旅のお財布管理には単純なエクセルのテンプレートで作った小遣い帳が一番便利なのではないかとすら思っています。

 問題なのは、せっかく高いお金を出して導入したスマートフォンに、エクセル形式のファイルを編集できるような機能の付いたソフトがバンドルされているかどうかです。私の場合はGalaxy TabにはThink Free Officeというオフィスアプリがバンドルされており、追加料金なしで全ての機能が使えるようになっていました。また、中古で買ったSH-01BにもDocuments To Go の編集可能なバージョンがバンドルされていました(^^)。

 オフィスアプリは有料とは言っても千円ちょっとぐらいなので、べつにそれくらいのお金でガタガタ言うなという方もいると思います(^^;)。しかし、アンドロイドマーケットで有料でアプリを購入した人の個人情報が提供元にそのまま流れているといった由々しき問題も起っているだけに(携帯電話会社自体が運営するサイト経由からの購入ならそうした問題はとりあえず起こっていないようですが)、個人的にはあえて有償のアプリを導入しなくてもバンドルソフトで使えるならばそちらの方がいいのではないかと思います。残念ながら私としても全てのスマートフォンのバンドルソフトの内容がわかっているわけではないので、購入を検討している際に店頭で、バンドルソフトの内容を確認するとともに、オフィスソフトが入っていた場合、ファイルの編集や保存が可能なのか確認してから機種を絞っていくというのも、スマートフォンを選ぶ際には結構重要かも知れません。


軽自動車の規格が危ない?

 アメリカのいわゆるビッグ3と呼ばれるメーカーが、TPPに日本が参加するなら軽自動車の規格を廃止するよう日本との交渉で迫るべきだという意見を出したことがニュースになっています。アメリカのメーカーとしたら軽自動車という日本独自の規格が自分たちの車が日本で売れない原因だとでも言いたいのかも知れませんが、相当強引な意見だと思えてしまいます。

 なぜ私が軽自動車に乗っているかというと、車自体の小ささということもありますが税金や保険に優遇があり普通車と比べると安く維持できるからということも理由の一つです。そして、もし軽自動車の規格が廃止された場合、ビッグ3の思惑通りアメリカ車の日本での販売台数が増えるのかどうかということを考えると、これも全く的外れな思惑であると言わざるを得ません。もっとも、こういうことは十分理解の上日本のメーカーを挑発しているのかも知れませんね。とにかく、軽自動車という規格を廃止させさえすれば、今までのように売れ筋の車の中であえて軽自動車を選ぶメリットがなくなる可能性があります。そうなれば特に軽自動車に重点を置いて車を開発しているダイハツやスズキの経営にも影響が出てくるかも知れません。そこにアメリカビッグ3が入り込む余地があると計算し、日本市場というよりも東南アジアのマーケットを狙っているのではないかなんて、そうした思惑があってこそ軽自動車の規格廃止を働きかけているとの穿った見方もできます。

 元来、日本の道というのは広いところだけでなく大きな車では通行できないようなところも多くあります。そのために作られた軽自動車という規格が普通車に乗るような人にまで広がってきたのは、ひとゆえ日本の車の税金が高いということの裏返しであるような気がします。車は他の買い物と違い、購入時にはさまざまな税金がかかるようになっています。新車の購入時には取得税、車検時には重量税、年に1回の自動車税がどんな車にもかかるだけでなく、燃料としてのガソリンにまで本体価格に税金が上乗せされ、その合計額に消費税がかかるという事になっています。それが当り前と思っていればそんなものかで済んでしまうかも知れませんが、もし今の税金が半分になればどうなるかという風に考えてみると、私たちは車を持つことによってかなりの税金を負担していることがわかります。できれば税金の負担を少なくしたいと考える人は多いですし、複数の車を用意しなければならないところはなおさらですから、同じような大きさの車で4人までしか乗ることがなく、見てくれにこだわらないならば普通車のコンパクトカーよりも中古の軽自動車を選ぶというのは当然のような気がします。

 今後のTPP交渉によって軽自動車の規格が廃止されるようなことになった場合、今の軽自動車の税金を上げる方向に行ってしまうのかというのが、実は今後の事を考える中で重要なような気がします。日本政府が軽自動車のメーカーをアメリカの言いなりになって潰すような事はないとは思いますが、もし軽自動車の規格を廃止した場合でも、全メーカーが平等に競争できるように、バランスのいい800ccクラスの車の規格を作り、その税率を優遇するなどして、日本独自のコンパクトカーとして売り出せば、日本国内だけでなく世界中に売っていける燃費抜群のエコカーとなるのではないでしょうか。走りも燃費もいいミニキャンピングカーでも、この規格なら十分実現可能だと思いますし、そんな車が出てきたら個人的にも大変うれしいですね。

 しかしながらそれ以前の問題として、消費税の増税論議の中、今まである意味取られすぎの感じもある自動車ユーザーの税金をどうするのかということもしっかりと国会で議論していただきたいものです。建設費用を通行料で支払い終えたはずのルートにおける高速道路の無料化ができず、今までと同じ額の通行料を取るのなら、車に関する税金を下げるというのはある意味当然のような気もするのですが、いかがなものでしょうか。


強風時に気を付けたいこと

 冬の天候は日本海側と太平洋側で違い、こちらは雪こそ降らないものの、例年風がかなり強く吹くのには参ります。昨年は、静岡県地方を台風が直撃し、その時は本当にすごかったですが、基本的には強風が吹き荒れる時には外に出ない方がいいですね(^^;)。

 まあ、外から物が飛んできて車の外装が壊れてしまうとか、車ごと飛ばされてしまうような強風というのはそうそうないとは思いますが、ちょっと強い風でも思わぬトラブルを生むことがありますから注意が必要です。

 走行中には、私のように背の高い車に乗られておられる方は、高速道路のトンネル出口など、かなり車体が振られてしまう経験をされた方も多いでしょう。明らかに風が強いと感じられた場合は、スピードに気を付けながらしっかりハンドルを握って運転することがまずは重要でしょう。

 あと、個人的にひやっとしたことには、車のドアを開けたところ風に煽られて急にドアが全開状態になってしまったことが多くあります。その時は何もなかったのでよかったですが、道路の脇に車を停めて降りようとした場合にそうなったらと思うとぞっとします。もしその時に自転車やバイクが走ってきたりして、ドアをぶつけてしまったとしたら、相手に対して損害賠償の義務が生じる事になります。そこまでいかなくても、駐車場で隣の車にドアを激しくぶつけてしまう可能性だってあります。本当はスライドドアのある車に乗って、危なそうな時は運転席からではなくスライドドアから乗り降りできればいいのですが、とりあえずは今の車をしばらくは乗り続けると思いますので(^^;)、風の強い日のドアの開け閉めには十分注意しようと思っています。


イオン限定 b-mobileSIM プランA がもたらしたもの

 少し前の話になりますが、月980円で100kbpsのスピードでドコモの一部端末やSIMフリーの携帯電話やスマートフォンで使えるSIMカードの契約がかなり伸びているというのがネット上でニュースとして流れてきました。

 恐らくインターネット上で情報を得て、契約までこぎつける人たちが増えたという事なのでしょうが、ほとんどインターネット以外のところでは知名度のないサービスであるというのも面白いですね。

 前にも説明しましたが、このプランの一番の魅力は加入時に高価な端末を買わなくてもよく、解約したい場合でも一切の違約金がかからないことです(音声とのセットプランは1年継続が条件ではあります)。これは、一回入ったら最後、高い通信料および分割購入させられた端末代を2年間にわたって払い続けなければならない今の携帯電話会社とは大きく違う点です。

 このブログではさんざんこの内容については書かせていただきましたが、ここに来てかなり低速SIMで十分だと思われた方が増えてきたのではないかとすら思います。実際、Google Mapを利用したカーナビがこのSIMで使いものになるとは思いませんでした。多少情報量のあるWebページを見ようとする場合は待たされる場合が多いですが、Gメールの確認だったり、ちょっとした調べものくらいなら十分という感じです。iモードを使いたいという場合にはドコモと契約をしなければなりませんが、特にスマートフォンで携帯メールを使っている方にメール関連のトラブルがあったというのは記憶に新しいところです。それまでのメールアドレスを維持しなければいけないという事でもなければ、Gメールにアドレスを集約しイオンのSIMを使った方が実に経済的にスマートフォンを維持できるという事になります。

 逆に言うと普通に携帯電話会社でスマートフォン契約をした場合、ヘビーユーザーでもなければかなり携帯電話会社を儲けさせるだけだという事に多くの人が気付いてきたという事も言えるでしょう。今は携帯電話本体やスマートフォンを中古で売っているお店も増えてきましたので、そうしたお店を上手に利用しながら安い料金で維持していくような自衛策を取ることもできます。車にも新車と中古車があるように、スマートフォンにも中古市場が発展してくれは金銭的に助かる方は多いはずです。ただ本来は、携帯電話会社が利益を減らしてでも多様化するユーザーのニーズに合ったプランの充実を図ってくれれはいいようにも思うのですが(^^;)。


脱ガソリンへの動きはあるのか?

 正月気分も抜けきらないうちに、アメリカとイランの間が緊張し、アメリカがイランの石油を買わないように他の国にも呼び掛けているという事がニュースになっていました。イスラエルとイランが戦争にならないようにアメリカがイスラエルを説得するための材料としてそうした要請を日本にもしたという説明ですが、もしイランから日本に石油がやってこなくなったとしても、今のところイランから買う分をサウジアラビアに移行することで何とかなるという話がニュースでは出てきています。

 しかし、今回の騒動ではむしろこうした状況を利用し、一儲けしようとする人たちによって原油価格が高騰することの方が問題だと思います。今後の原油市場の情勢によっては、私たちの生活に直接影響が出てくる可能性も捨てきれないと言えるでしょう。イランが海上封鎖をしたらしたで、当のアメリカやヨーロッパが困るだけですし、それが原因で原油不足になれば、先に物を押さえてある人たちにとっては願ってもない状況でもあるでしょう。しかしながらこうしたマネーゲームによって確実に一般人はガソリンを買えなくなります。買えなくなれば車も動かせなくなってしまうという最悪の状況も考えておかねばなりません。

 私は昨年の震災において、直接燃料不足の被害を被ったわけではありませんが、いつもガソリンを入れているスタンドではしばらくの間夕方以降の営業は行なわれなくなりました。個人的にはその間は原付のバイクに乗り換えることで過ごしましたが、国内以外の原因による供給不足ということにでもなれば相当の長期化が予想されます。高くても普通に買えるうちはいいですが、当然ながらガソリンは物流のために優先して使われるでしょうから、気軽に出かけることがおいそれとはできなくなるような自粛が推奨される社会になってしまう恐れもあるのですね。そんな社会になってしまったらこのブログも無用のものになってしまいかねないわけで、今後の状況からは目が離せません。

 話はちょっと変わります。これは私見ですが、今、車のメーカーが売り出しているハイブリッドカーや電気自動車というのは、どちらにしても石油が安定的に供給されることを見越してのものに過ぎず、政府サイドにこうしたエネルギー問題を根本から解決する車を普及させようとはとても思えないのです。これは実にゆゆしき事態ではないでしょうか。今のような石油に依存する社会を徐々にでも変えていかない限り、こうした問題に私たちはこれからも何度となく直面する事でしょう。

 石油に依存しない車として水素をガソリンの代わりにして走る水素自動車があります。すでに日本のメーカーとしてマツダがロータリーエンジンを使ったガソリンエンジンと共用できる水素自動車をノルウェーで実験していますが、この取り組みには本当に期待しています。最近の開発状況がわからないのが気がかりですが、水素と電池を使ったハイブリッド車も作っているようです。現在をガソリンから水素への移行期ととらえ、電池ではなく電池のように劣化しにくい高性能のキャパシタが実用になる頃、水素と電気のハイブリッドカーが実用化されれば、少なくとも石油には全く依存しないで車の中で電気が使える車中泊カーも現実のものとなっているかも知れません。理想としては、ゆるやかにガソリンから水素へエネルギーの移行が進んでくれればいいと思っているのですが、まずは早いところ水素自動車を普通の人が買えるくらいになって欲しいですね。


キーレスのネジが開かなかったら?

 昨日、知り合いからキーレスの電池が切れたので交換できないだろうかとの相談を受けました。車はスズキのアルトで、恐らく私のワゴンRと同じタイプだと思われましたので、割と簡単に引き受けたまでは良かったのですが。

 早速めがね用の小型ドライバーでキーレスのネジを開けようとしたところ、まだ新しめのキーのネジがどれだけ力を入れても開かないのですね(^^;)。スプレーをかけても結果は同じで、こういう場合は力まかせに開けようとしてネジを潰してしまう恐れがあります。普通のネジの場合でもこういうことはよくある話ですが、キーについてる小型のネジと同じものはそれこそメーカーから取り寄せになってしまう可能性が大で、素人のできる範囲を超えていると感じました。

 そうなると方法は一つしかありません。車を販売しているディーラーに持ち込んでとにかくネジを緩めてもらうのです。幸い、何とか営業時間内にスズキのディーラーに持ち込むことができたので、電池交換をお願いしてみました。

 窓口ではネジを潰していないことを確認の上、作業をお願いしましたがやはりプロに頼んだだけのことはあり、すぐに開かなかったネジを開けてもらえました。問題はいくらかかるかですが、ディーラーさんの方では作業料などは別に請求しないとのことで、電池交換なら消費税込みで525円だけでやるとのこと(キーの構造や電池の種類によって金額は前後する可能性はあります)。電池そのものは電気屋さんへ行けば200円ちょっとで手に入るものの、作業手数料を考えても525円というのは格安だったのでそのまま電池交換をお願いしました。

 今回改めて思ったことは、素人が無理をして自分で何とかしようと思わないでよかったということです(^^;)。もし自分で力まかせに回そうとして、ネジを潰してしまったら電池代以外にネジや下手をすればキーの側の部品も壊してしまったかも知れず、早めに諦めたのは正解でした。

 ディーラーさんの話によると、昔は車の振動で知らない間にネジ自体が外れてしまうトラブルが多くあったため、現在のネジは簡単に外れないようにロックがかかる構造になっているそうです。今回のキーは、何かの振動でちょっとやそっとでは外れないような感じでロックがかかってしまったようです。

 電池交換の上、キーレスが作動するか確かめましたが、問題なく動作し、無事に知り合いに引き渡せました。そんなわけで、物事はある意味諦めが肝心という事もあるといった話でした(^^)。


外気導入と内気循環

 高速道路上における大気汚染の調査において、意外と高速道路上は二酸化窒素濃度が高いことがわかってきたとの気になるニュースが入ってきました。長距離移動で高速道路を使っての車中泊の旅を考えておられる方にすると、決して見過ごしてしまっていい話ではないと思われます。

 かくいう私も概要を新聞記事で確認したに過ぎませんが、今まではほとんどの場合で外気導入にしたまま走っていました。しかし、高速道路上では特に上り坂や渋滞時、長いトンネルの中などで外と同じくらいの二酸化窒素濃度が車内にも入っているということがわかった今、それなりの対策が必要でしょう。

 そうは言っても常に内気循環のまま走ってしまうと、食べもののにおいや、車内に独特のにおいが充満したりして、車内の空気は汚れてしまいます。基本的には外気導入にして走るのがセオリーだとは思いますが、今回発表された結果を受け、車の外に気になるにおいの元があったり、早く冷房や暖房を利かせたい場合以外にも内気循環に切り替えるタイミングを見付けることが大事でしょう。

 基本的には車が込み合う状況になってきたら、上り坂や長いトンネルでは内気循環に切り替え、渋滞にはまった場合でも内気循環にしておいた方が現状では安心でしょうね。

 また、高速道路ではなく一般道であっても、交通集中による渋滞に巻き込まれた際には自分で切り替えをするようにされた方がいいと思います。冬の時期にはあまりないかも知れませんが、夏になると常に窓を開けて運転される方も増えると思います。窓を開けるということになると限りなく外気と同様の二酸化窒素を吸い込んでしまうことにもなりかねませんので、その際も窓を閉めるだけでなく内気循環モードに切り替えるという気配りが必要になってくるのかも知れませんね。


SONY DSC-WX10

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 今年はどこへも行かなかったかわりに、デジカメを2台も買ってしまいました。先日紹介したパナソニックのDMC-GF2は予定外の部分もありましたが、今回紹介するDSC-WX10は前々から狙っていたものです。というのも、以前このブログで紹介し2台持ちの1台として所持していた同じソニーのデジカメDSC-WX1と使用電池が共通な後継機であるからです。

 元々、このデジカメのシリーズはレンズが明るく好感度に強い上、高速連写したものをカメラ内で合成することによって手持ちのままイルミネーションなどの夜景の撮影が可能という大きな特徴がありました。そういった点では今も十分使いものになるのですが、古いなりの使い勝手の悪い面もあります。

 DSC-WX1の使いにくい点として、自社のみで採用するメモリースティックしか使えない事があったのですが、SONYでは次機種からメモリースティックに加えてSDカードも使えるようになりました。今使っているノートパソコンにはカードスロットがあるのですが、アダプターなど使わずに直接読み込めるのはSDカードのみなので、できればSDカードの使えるデジカメに統一したいという思いがまずありました。SDカードで直接読み取りができれば、機種を問わず簡単にブログ用の写真をアップロードできますので。

 そして、もう一つWX1以降進化した点として、動画機能の充実が挙げられます。AVCHDに対応したハイビジョン動画や、ウェブにアップするのに適したMP4形式の動画がステレオで撮れます。撮影したSDカードを自宅の液晶テレビやレコーダーにあるSDカードスロットに差すと簡単に撮影した動画をテレビ画面で確認できるのも便利です。SDカード内のフォルダの階層のままデータ形式でディスクなどに保存しておき、再び見たい場合は改めて空のSDカードにフォルダの階層のままコピーしてやればわざわざDVDやブルーレイディスクに焼かなくても、直接テレビで見られるのは大変便利です。もう一台私が使っているフジのFinePix F70EXRの動画機能は貧弱なので、夜景と動画についてはこちらのデジカメに担当させればしっかりと使い分けられます。ズームもWX1の5倍から7倍に進化し、バッテリーも旧機種と共通です。ただ残念だったのは、WX1で使っていた純正でない互換バッテリーはWX10に入れたら「この電池は使えません」というエラーが出てしまいました。すべて自社のバッテリーを使ってもらいたいメーカーの気持ちはわかりますが、あくまで自己責任ということを承知で複数あるデジカメのバッテリー代を節約したいというユーザーの想いも汲んでいただきたかったというのが正直な気持ちです。

 撮影に当たってはダイヤルで金色のアイコンである「おまかせプレミアムオート」を選んでおけば、マクロや夜景などもカメラが状況判断し自動的に適正な撮影プログラムで撮影できます。WX1の場合は夜景撮影の場合だけダイヤルを回して「手持ち夜景」を選ばないといけなかったのですが、そういった手間を解消できているということもあり、コンパクトデジカメとしてはかなり使えるという感じです。ただ昼の撮影と、フラッシュを使った撮影ではFinePix F70EXRの方がまだ上といった感じもあるので、別に購入したミラーレス一眼とともに状況によって使い分けていきたいと思っています。今のところ、もうお店にないか最終値といった感じなので、電池の容量が少ない反面小さくてタッチパネル液晶を搭載したことによる操作性に違いがあるDSC-W30も購入候補になるでしょう。どちらにしても、旅先では観光地の夜景を撮りたくなるものですし、ちょっとした現地の様子を動画で録画しておけば写真とは違った旅の思い出作りができます。ビデオカメラを持って行くほど本格的にでなくてもかなり綺麗な動画が撮れるこのシリーズは意外とおすすめです。