SONY DSC-WX10

Dscf1670

 今年はどこへも行かなかったかわりに、デジカメを2台も買ってしまいました。先日紹介したパナソニックのDMC-GF2は予定外の部分もありましたが、今回紹介するDSC-WX10は前々から狙っていたものです。というのも、以前このブログで紹介し2台持ちの1台として所持していた同じソニーのデジカメDSC-WX1と使用電池が共通な後継機であるからです。

 元々、このデジカメのシリーズはレンズが明るく好感度に強い上、高速連写したものをカメラ内で合成することによって手持ちのままイルミネーションなどの夜景の撮影が可能という大きな特徴がありました。そういった点では今も十分使いものになるのですが、古いなりの使い勝手の悪い面もあります。

 DSC-WX1の使いにくい点として、自社のみで採用するメモリースティックしか使えない事があったのですが、SONYでは次機種からメモリースティックに加えてSDカードも使えるようになりました。今使っているノートパソコンにはカードスロットがあるのですが、アダプターなど使わずに直接読み込めるのはSDカードのみなので、できればSDカードの使えるデジカメに統一したいという思いがまずありました。SDカードで直接読み取りができれば、機種を問わず簡単にブログ用の写真をアップロードできますので。

 そして、もう一つWX1以降進化した点として、動画機能の充実が挙げられます。AVCHDに対応したハイビジョン動画や、ウェブにアップするのに適したMP4形式の動画がステレオで撮れます。撮影したSDカードを自宅の液晶テレビやレコーダーにあるSDカードスロットに差すと簡単に撮影した動画をテレビ画面で確認できるのも便利です。SDカード内のフォルダの階層のままデータ形式でディスクなどに保存しておき、再び見たい場合は改めて空のSDカードにフォルダの階層のままコピーしてやればわざわざDVDやブルーレイディスクに焼かなくても、直接テレビで見られるのは大変便利です。もう一台私が使っているフジのFinePix F70EXRの動画機能は貧弱なので、夜景と動画についてはこちらのデジカメに担当させればしっかりと使い分けられます。ズームもWX1の5倍から7倍に進化し、バッテリーも旧機種と共通です。ただ残念だったのは、WX1で使っていた純正でない互換バッテリーはWX10に入れたら「この電池は使えません」というエラーが出てしまいました。すべて自社のバッテリーを使ってもらいたいメーカーの気持ちはわかりますが、あくまで自己責任ということを承知で複数あるデジカメのバッテリー代を節約したいというユーザーの想いも汲んでいただきたかったというのが正直な気持ちです。

 撮影に当たってはダイヤルで金色のアイコンである「おまかせプレミアムオート」を選んでおけば、マクロや夜景などもカメラが状況判断し自動的に適正な撮影プログラムで撮影できます。WX1の場合は夜景撮影の場合だけダイヤルを回して「手持ち夜景」を選ばないといけなかったのですが、そういった手間を解消できているということもあり、コンパクトデジカメとしてはかなり使えるという感じです。ただ昼の撮影と、フラッシュを使った撮影ではFinePix F70EXRの方がまだ上といった感じもあるので、別に購入したミラーレス一眼とともに状況によって使い分けていきたいと思っています。今のところ、もうお店にないか最終値といった感じなので、電池の容量が少ない反面小さくてタッチパネル液晶を搭載したことによる操作性に違いがあるDSC-W30も購入候補になるでしょう。どちらにしても、旅先では観光地の夜景を撮りたくなるものですし、ちょっとした現地の様子を動画で録画しておけば写真とは違った旅の思い出作りができます。ビデオカメラを持って行くほど本格的にでなくてもかなり綺麗な動画が撮れるこのシリーズは意外とおすすめです。


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