月別アーカイブ: 2020年8月

普通の旅にも使える? 旅行用に固形せっけん用ケースを選ぶ

前回のシャンプー・リンス用の容器のところでは入り切らなかったので、今回は固形せっけんを入れるケースについてもそれなりのこだわりを持って選んできたのでちょっと紹介させていただきたいと思います。

といっても、写真のケースは100円ショップのセリアで購入したリーズナブルな価格のもので、商品名は「持ち運びできる石けんケース」といい、フタが密封して閉じられるようになっています。

中味は写真のように、ケース以外にも取り外し可能なすのこが付いていて、お風呂場で使う場合にはすのこに石けんをのっけた状態で持ち込むようにすればケース自体が濡れないので、お風呂を出て着替えや髪を乾燥させている間に石けんを乾燥させれば、旅行の際にケースに入れて固型石けんを本当に持ち運ぶことができるようになっているのです。

もし匂いが気になったり、中味が他の荷物に影響を与えないかと心配される方は、ジッパー付きのビニール袋に入れて保管するようにすれば、より安全に持ち運ぶことができます。このようにして固形せっけん(私の場合はシャボン玉浴用石けん)を持ち運ぶことで自分なりのメリットがあるので、その事についても少し紹介します。

私自身普段から一般的なシャンプーではなく純せっけん分の多いシャンプーを使っているため、髪を洗ったあとでかなり髪全体がぎしぎししました。これは髪全体がアルカリ性になるからで、それを中和してぎしぎし感をなくすため、酸の成分の多いリンスを使うことになるのですが、長年石けんシャンプーを使い続けていると、使い始めのようなひどいぎしぎし感までにはならなくなる傾向があります。さらに私は男性で髪が短いので多少ぎしぎし感があってもそこまで困らないという事情があったりするので、できるだけ旅に持って行く荷物を減らしたい場合、あえてシャンプー・リンスは持たなくてもこの固形せっけんだけを持って行って、体と髪を洗ってしまうという荒業が使えます。

ちなみに、シャボン玉石けんのホームページでも浴用固形石けんで髪を洗うことについては「浴用石けんを洗髪・食器洗い・洗濯等様々な用途にお使い頂けます。(※家庭用品品質表示法により、様々な用途に使えるとは記述できません。)」と記載されています。

つまり、固形石けん一つ持って行けば、お風呂用としてだけではなく、少々の着るものを手洗いする洗濯用や、屋外で食事をした後に、食器洗い用としても流用できるわけで、今回紹介した石けんケースは、こうした目的で旅の荷物を減らすためには結構便利な品ということになります。ただ、髪が長かったり石けんで髪を洗うことに慣れていない方は、石けん用のリンスを小分けして持っていくというのもありです。

リンスと言っても、クエン酸やお酢をお湯で溶かして髪を中和させるだけです。シャボン玉石けんではクエン酸100%の「パウダーリンス」を販売していますので、くさる物でもないので、気になる方は特に旅行用として少量でも用意しておくのもありかなという感じがします。ただし、無添加と言っても全ての方の肌や頭皮に合うかどうかというのは使ってみなければわからないところがありますので、あくまで私が便利に使わせていただこうと思っている一つのケースとして紹介させていただきました。


コンパクトにまとまった車旅にも使えそうなお風呂セット

先日紹介した家用のシャンプー・リンスが詰替用パックしか売っていなかった問題で、何とか家で使えるように容器を揃えてきました。まず、今回購入したシャンプー・リンスとついでに石けんは以下の通りです。

近くのドラッグストアではなかなか純せっけんの取り揃えが少なく、結局純せっけん製品では老舗のシャボン玉石けんのものでコンプリートしてしまいました。写真の製品は左から「無添加石けんシャンプー」「無添加石けんシャンプー専用リンス」「シャボン玉浴用石けん」になります。昔から固型石けんはシャボン玉石けんのものを使っていたので、今回あえて揃えてみました。あくまでこうした製品は個人的な嗜好の問題や、自分の肌に合うか合わないかによって(体に優しいと言われる石けんでも肌に合わないと不具合が出る場合があります)でもあるのですが、これらの製品を使うことにより自分の肌や頭皮に影響は出ていないことは、以前から使っていた同じ石けんメーカーのパックスのシャンプー・リンスを使い続けていたこともあり、主に精神的な面でこの組み合わせで購入しました。

ちなみに、詰替え用のパックはどちらも420mlのもので、容器を探す際にはこの中味がもれなく入るものを選ぶことになります。さらに、シャンプーの方の容器は無駄に消費することを抑えるため、シャンプーの容器は液体ではなく泡で出るようなポンプになっているので、代替品を探す場合には泡で出るポンプの付いた容器を探すことになります。

ということで、詰替え用として私がピックアップしたのが写真の組み合わせになります。まず、写真右にあるリンス用のボトルは普通のポンプが付いたもので良かったので、今回は100円ショップのセリアで税込110円で購入したボトルにしました。購入にあたって注目したのは2つの点で、まずは詰替するのに安心な容量であることで、このボトルは450mlありますので420mlの容量ならあふれることもなく補充ができます。100円ショップの品なので安っぽい作りで耐久性に疑問も付きますが、どうしても不満であれば買い替えればいいと思い、まずは100円ショップのもので済ませました。

このボトルにはもう一点の特徴があり、これは他の100円ショップで扱っているボトルでも同様の構造になっているものが売っているので注目して欲しいのですが、底の部分が尖っていることによって中味が減っても底に溜まりやすく、最後までしっかりと使えるようになっています。この製品の場合底の部分がフタのようになって分けて洗えるようになっています。コンパクトでありながらそこそこの機能もあり、私にとっては満足できる品でした。

そして、泡ポンプ式のボトルなのですが100円ショップの製品はセリアでも最大380mlくらいの容量のものしかなく、恐らくハンドソープ用のボトルといった感じになっています。これはあくまで個人の見解でありますが、より少ない量で泡にして出せばなかなか減らず、買い替えの必要がないシャンプーが主流になってしまうと、大手企業はシャンプーの売り上げが落ちるのであえて泡で出るタイプのシャンプーを出さないのではと思っているのですが、もしかしたらそうした考えの延長が100円ショップにまで及んでいるのか? とついショップを回りながら考えてしまいました。

その後、ダイソーを数店回っている中で、何とか500ml入りの泡で出るボトルを発見したのですが、先のセリアのリンス用ボトルと比べると透明で背の高いボトルで、合わせて使うとちょっとちぐはぐになります。先にダイソーのボトルを見付けていたらこちらの方のボトルで決まりだったのですが、今回はそれでも420mlの詰め替え用シャンプー液がぎりぎり入りそうな、税込390円で買える無印良品の「PET詰替ボトル・泡タイプ」(400ml)を購入してしまいました(^^;)。

この製品もシャンプーを入れるものとしては作られていないと思うのですが、全く空の状態であれば詰め替えパックに入っている石けんシャンプーは、最後の方が泡になっていることもあってか、ぎりぎりで全て入れることができました。これだと詰め替える時には全て使い切ってからでないと詰め替え用が入らなくなるかも知れない分、先述のダイソーの透明泡ボトルより使い勝手は悪いかも知れませんが、シャンプーの場合は最後はお湯を足して使い切るようなこともできるので、これはこれでいいかなという感じです。何より容器に付いたフィルムを外すとあつらえたように同じようなサイズにまとまりまるという方を優先して今回は購入しました。

写真のように黄色のケロリン桶の中に、別途購入した固形石けん用ケースとともにぴったりとはまりました。これを家で使いながら、今後の状況の変化で日帰り温泉旅ができるようになったらこの桶ごと車に積んで行けば、家と同じ環境で体と髪を洗うことができるようになります。同じようなボトルですが、泡で出る方がシャンプーでそうでない方がリンスなので自分で間違えることもなく使えるでしょう。家族で使い回すなら、ラベルにシールなどを貼ってもいいと思います。今後、車で出掛けられるようになったら、車中泊の旅のお供にして持って行きたいと思っています。


キャンピングカーの運転は普通車とは違う

昨日、静岡県の沼津~函南方式から熱海へと至る県道で、大きな事故があったというニュースが地元で報道されました。この道路には、熱海へ向かう時に峠を超えると、半端ではないくらいの急カーブが続く下りの坂道が続き、ところどころにブレーキが焼き付いた場合に使う緊急停車のための設備(脇道にそれてそのまま突っ込むようにして停めるためのもの)があります。エンジンブレーキを使用してスピードを落として下るのがセオリーですが、普通車を運転していても危険を感じるくらいの坂道です。

事故の詳しい原因はわかりませんが、今回事故を起こしたのは大型のキャンピングカーだったということで、恐らく現在の新型コロナウィルス感染症が蔓延している中でできるだけ人と会わずに観光を楽しみたいと思った方が利用されていたのだろうと思います。テレビニュースで出た車は大型で、レンタカーではなかったのでそれなりに使われているとは思うのですが、それでもキャンピングカーを運転するのはたまにしかということになると、思わぬところで普通車との違いを感じることはあると思います。

事故は下りの道で標識にぶつかってそのまま横転し、乗っていたご夫妻の一人が亡くなるという結果になってしまい本当に残念ですが、この事故が私たちに教えてくれる点についても今回の報道を受けて考えておかなくてはいけないと思います。

最近は特に、場所を入力すると勝手に目的地までカーナビが案内をしてくれ、スマホのアプリも進化を続けていて、私自身もスマホのカーナビアプリに頼ってしまうところがあります。しかし今回事故があった函南町から熱海市へと抜ける県道というのは、過去にも大型トラックが事故に遭うなど、下りでのスピードの出過ぎによる大きな事故が頻発する道路です。こうした道路情報を事前に入手するにはカーナビだけに頼っていてはだめで、すでにカーナビに駆逐されつつある「道路地図」の有効性についても考えておくのがいいのかも知れません。

過去のブログで書いたことがありましたが、四輪の車でも二輪用に作られた「ツーリングマップル」は、細かな道路・観光の情報が吹き出し形式で多く掲載されており、観光に役立つだけではなく通行していて危険があり、注意して走行したい場所の確認にも使えるように思います。もちろん、事前にインターネットで情報を収集する際にも観光情報だけでなく、おおまかな目的地までの道路状況や、走行注意の場所については頭に入れた上で出発し、特に今回のようなある程度長い距離にわたって傾斜のきつい坂とカーブが続くような場所では、後ろからのプレッシャーを感じても安全に走行できる速度で走ることを心掛けるようにしたいものです。

今後も新型コロナウイルスによる自粛が続く中、レンタルのキャンピングカーを使って家族で出掛けるような事を考えている方もいるでしょう。そういう方々は、キャンピングカーでどう楽しもうかと考えることもいいですが、普段の自分の車とキャンピングカーの運転の違いについて十分に認識し、安全に走行できるように十分注意し、走行予定の道路についてもその注意点を認識の上お出掛けになることをおすすめします。


新しいシャンプー・リンスに替えることの思わぬリスク

生活のパターンを日常に近づけていくについて、普段使っている道具を改めて買い揃えることが重要になってきます。ここまではばたばたしていて、シャワーとお風呂は普通に入れるようになったものの、シャンプー・リンスのボトルを処分してきてしまったので、改めてボトルから購入することにしました。

大手のドラッグストアでは数々の品ぞろえがありますが、私が使っているのは泡で出てくる石けんシャンプーで、この商品自体は近所のドラッグストアにあったのですが、一つ大きな問題がありました。何が問題なのかと言うと、いわゆるメジャーでテレビコマーシャルをばんばんやっている製品というのはこれみよがしに様々な種類のものが店頭で見付かるものの、今回そのドラッグストアで見付けた「シャボン玉石けん」のシャンプーとリンスは材庫豊富だったものの、何と詰め替え用ではない通常のボトルがシャンプー・リンスともなかったのです(^^;)。

一応、店員さんが前を通ったので聞いてみたところ、店頭の棚になければ取り寄せになってしまうとのこと。メジャーなメーカーと違って限られたユーザーが決め買いしているような製品の場合、すでに多くの人がボトルを購入し持っていて、日常的には詰め替え用パックしか買わないため、あえて売れないであろう詰め替えでないボトルはお店に置いていないのかと思うのですが、これには参りました。

とりあえずお店では買わずにネットで調べたところ、アマゾンでは泡で出るシャンプーのボトルが定価では買えず、マーケティングプレイスの出品者が多少定価に色を付けて出品している割高な製品しかありませんでした。この辺も仕方がないとは言え(公式オンラインショップでは送料がかかるので)、せめてプライム会員なら送料の負担がなく定価で買えるよう、何とかならないかなと思います。

くしくも、今年はレジ袋有料化元年で、好むと好まざるに関わらず、多くの人が環境汚染を意識してレジ袋の総量を少なくすることに努力しています。私の場合は居住環境が変わったことによって新たなボトルを所望することになったのですが、レジ袋有料化を機にシャンプーを変えようと思う人もいるかも知れません。その時に私のように最初に買おうと思った商品が詰替え用ばかりであったら、せっかく盛り上がった買い替えの想いも萎えてしまうのではないでしょうか。

そんいうわけでとりあえずその日は購入を諦めましたが、ネットでも定価で一部の製品が現状では買えないことがわかったので、改めて空の詰め替えボトルを物色し、それに入れるようにドラッグストアで売っていた詰め替え用の製品を購入して使うのがベストかなという感じになっています。

そうなると、まずは100円ショップのものにした方がいいのか、ロフトや東急ハンズ、無印良品を巡って品質の高い詰め替え用ボトルを見付けた方がいいのかという問題が出てきます(^^;)。そうなるとさらに選ぶのに大変なことになるでしょう。ちなみに、シャボン玉石けんシャンプーの場合、オリジナルのボトルは泡で出るタイプで、リンスは通常のもの(ドロドロでなく液体のように出る)になっていると思います。詰め替え用のボトルを購入する際にもその事を考え、さらに詰替用の容量に合わせたサイズで、スムーズに詰め替えのできる口の広そうなボトルを用意する必要があり、本当にめんどくさいというのが正直なところです。

それなら、もう少しお店を回ってオリジナルのボトルが売っているところを探した方がいいのではないかというところもあるのですが(^^;)、今の世の中は当たり前に色々なものを使っていても、ちょっとつまずいたり、パターンから外れると元に戻すのにけっこう大変であるということだけは理解できました。ともあれ、何とかスムーズに毎日のシャンプー・リンスができるようにこだわった品物を揃えていきたいと思います。


内需だけで世界一位でも海外で売れなければ

世界のスマホのシェアについて、それまで世界一位のシェアを持っていた韓国のサムソンに代わって、中国のファーウェイが逆転したということがニュースになっています。そのニュースによると、新型コロナウイルスの流行が中国国内で落ち着いてくる中で、中国での国内シェアが7割に達したファーウェイが中国だけでなく世界でも一位になるくらいの売上げを達成したのだとか。

ただ、いくら中国でシェアが上がってもファーウェイは中国以外の国、例えば日本で最新のスマホが売れているかというと、現在は売れていないというのが実際のところです。それはなぜかというと、アメリカと中国との冷戦さながらの経済制裁合戦の中、米国はファーウェイのスマホを米国市場から締め出しました。ファーウェイのスマホの基本ソフトはandroidなのですが、androidスマホのユーザーが利用するアプリは米国企業のGoogleが管理するGoogle Playが使えないと利用できません。例えば、同じandroidベースのAmazonが販売しているFireタブレットではGoogle Playが使えないため、利用できるアプリが制限されるため安く売られている(Amazon独自のアプリストアで提供しているアプリのみ利用可能)というところがあります。

翻って中国の場合、Googleのサービスそのものを中国当局が中国国内で利用できなくしていて、その状況に合わせて中国のネットサービスが発達しているところがあるので(いわゆる中国系のGoogleやTwitter代用サービスなど)、中国で売られているスマホについては、今後いくら米国との制裁合戦になっても問題はありません。しかし、そのスマホを海外で売ろうとした場合、中国以外では当り前に使われているサービスが使えなくなってしまうのです。そのため、私が今使っているP30 liteはまだ問題が起こる前に発売されたものなのでGoogle Playは普通に使え、androidのバージョンアップが行なわれますが、最新のP40シリーズではファーウェイ独自のアプリストアからアプリをダウンロードして利用することになるわけで、よほどの物好きなら買って使うかも知れませんが、ほとんどの人は買うと後悔するスマホになると言わざるを得ません。

まあ今後は、中国はアメリカ以外の第三極の国々を取り込んで、中華方式のスマホを売ろうと目論んでいるのかも知れませんが、そうした国々においてもやはりGoogleの提供するアプリは必要であるわけで、実質的には今後の中華スマホは中国国内専用としての意味しか持たなくなる可能性が出てきます。どこまで米国と対決したまま突っぱねられるのか? ということが個人的な興味になりますが、話はスマホだけにとどまりません。

様々な規格の世界標準になれるかが今後の世界を相手にした貿易で自国の製品を売って外貨を稼ぐためのキーワードになります。将来的には例えば電気自動車の充電の規格についても、いわゆる中国式に固執することによって日本のメーカーはアメリカを含めて世界に自国メーカーの電気自動車を売ることが難しくなっていくだろうことが一つの可能性として予測できます。以前報じられたニュースでは、日本のメーカーは電気自動車の充電規格「チャオジ」を中国と共同開発してゆくゆくは世界標準規格となることを目指しているということですが、政治的な状況によってはいくら優秀な技術を作ったとしても、かつての家庭用ビデオ規格のVHSとβのように、技術が優れていてもイニシアチブを取れないようなことも起こりかねません。

中国自体は自国ないし多大な投資をしている諸国で自国生産の電気自動車を使い、ファーウェイのスマホのように世界的なシェアを稼ぐことも可能なのでしょうが、同じことを日本がやろうとしても内需には限りがあり、やはり貿易で儲けられなければ日本メーカー自体の体力も下がってしまいます。

今回の想定は、あくまで個人の想像の範疇を出ず、逆に中華規格がスマホも電気自動車も世界を席巻する可能性もないことはありませんが、そうなると日本の対米国との関係自体がおかしくなるでしょう。言えることは、今後の中国と米国との関係如何によっては日本の経済にも大きな影響が出てくるということです。良い技術が政治的な状況で捻じ曲げられることには憤りを感じざるを得ませんが、こんな時だからこそ、日本のトップの方々にはしたたかな交渉と的確な判断をお願いしたいですね。


火を使うことの怖さを知らないでキャンプに行く人達

私が引っ越しをしたところは都市ガスが通っているので、調理にはガステーブルを使っているのですが、ガスを使っている時には必ず換気扇を回すようにしています。一応最新のガステーブルを購入したので安全装置も付いていて、さらにガス漏れ警報器も付けてガスを原因とした火災及び中毒事故を起こさないように細心の注意をしています。

このような安全装置のない火を扱うキャンプでは、さらなる注意が必要になります。テントに火が引火したらあっという間に燃えてしまいますし、テント内では十分な換気をしないと一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。今回、北海道でお盆にキャンプをしに来た家族が閉じられたタープ内で炭を使っていたようで、一酸化炭素中毒になってしまったということです。一酸化炭素発生を知らせる警報機がなくテントやタープ内で炭を使っていた事が仇となったようですが、果たしてこの家族はそこまで危機意識があったのかどうかは想像するしかありません。

新型コロナウイルスが全国で発生する中、家族で出掛けても感染する可能性が少ないものとして、区画を空けてテントを張り、家族だけで過ごすアウトドアレジャーのキャンプが人気になっていて、さらにテレビでもお笑い芸人のヒロシさんや、バイキングの西村さんらのソロキャンプでの焚き火調理をして食事する動画が人気になっています。動画では十分に慣れたキャンパーであるヒロシさんや西村さんが行なっているので、あえて火や一酸化炭素中毒への注意は動画内ではなされていないのですが、その辺は基本のキとしてキャンプに行くなら知っておかなければいけないことでした。

車中泊の車内でも換気をしないまま火を使うと、当然一酸化炭素中毒の危険も出てきます。さらに、焚き火でも風が強い時にはテントの近くで行なうと、飛び火によってテントが燃えてしまう危険があります。今後、電気自動車が普通に使えるようになれば、味気ないと言われるかも知れませんが、電子レンジやIH調理器、電気ケトルなどで調理をするようにすれば中毒の危険なく安全に車中泊旅においても車内調理ができるようになるでしょうが、道の駅で車内調理をしていて事故にならないように、基本的には安易に車内で火を使わないというのがセオリーです。

キャンプ場であっても自分だけでなく他の利用者に迷惑を掛けないように、後片付けまで含めてきちんとやることができるかどうかが大事です。先述のヒロシさんや西村さんもその辺の事はきっちりやられているからこそ、多くの人に支持されているのであり、にわかでキャンプをする場合にはまずキャンプのいろはからきっちりとネットで調べるなどして、十分に対策を考えてかや出掛けないと、思わぬ悲劇を生んでしまうかも知れません。私自身も他人事だと思わず、火を扱う場合には細心の注意をしようと改めて思いました。


電車移動自粛の中の駐車術

基本的に、今回のお盆も含め用がない場合は自宅内で過ごしています。引っ越しの関連で自宅をいかに住みやすくするか? ということを考えながら様々な調度品を揃えていく中で、本当に自宅に引きこもってしまっているのを感じています。

ただ、そんな中でもどうしても用事で出掛け、遠方の人と直接会って話さないと解決しない事はあります。今までは鉄道を利用して移動するのがコスト的にも気楽さでも一番良かったのですが、鉄道の利用は県内であっても最低限の利用にとどめたいと思っているので、いわゆる県をまたいでの移動をどうしてもしなければならなくなった場合、かなり体力と気力とお金を使っても、自分の車で現地まで出向き、そこでできるだけ用事のある人としか濃厚接触しないような感じで移動するしかないのかなと思っています。

具体的にありそうなのは東京への用事がある時で、静岡から東京というのは約180kmくらいなので、高速道路を使っても2時間ちょっとで着き、その時間の点では鉄道とそこまで違いはありませんが、困るのが車を置く場所と駐車場の問題でしょう。

全国的にコインパーキングはどこにも存在し、その場所はグーグルマップなどのインターネットから検索できるマップ上からいつでも確認できるのですが、やはり違うと思うのは日中の駐車料金の高さであり、こちらでは一日駐車して千円前後のコインパーキングがあちこちにあるものの、東京や大阪など大都市ではなかなかそうはいかず、せっかく安く現地まで車で行けても駐車料金があだとなってしまう可能性があるというところがあります。

どちらにしてもまだ具体的に行くような予定はないのでいいのですが、もしどうしても東京など駐車料金が高い場所に直接車で行くケースを想定して、できるだけ安く時間を考えないでも停められる駐車場がないかと思ってネット検索してみたところ、まさに隙間産業のような駐車場斡旋サービスがあるのを発見しました。

ご存知の方は多いと思いますが、企業だけでなく個人でも駐車場の空きスペースを有効活用するためにネット上で募集をかけ、利用者はスマホのアプリを使って予約し利用するサービスがあまたあり、東京内で結構多くの物件をあっせんしていたものの中で見付けたのがakippa(あきっぱ)というサービスでした。

このサービスは利用する前に駐車する車の情報を登録し、その車で出掛けて現地の駐車場に停める日時を予約し(多くは決まった時間帯での利用が多い)、事前に料金を決済して当日利用するというサービスです。駐車場を貸す方も、期間限定で駐車場をパーキング・メーターなしで運用したいような場合でも、予約が来て事前に利用するナンバープレートの番号がわかっていれば、直接利用者と土地所有者が関わらなくともakippaの仲介で駐車場利用契約が完了し、スムーズに利用できます。

こうしたサービスの場合、常に使いたい時に使えないケースが有ることと、その場所が建て替えなどで駐車場として利用できなくなる可能性があるというところはありますが、その分、コインパーキングと比べて安く利用でき、さらに目的地から検索すれば場所は変わっても常に目的地から近くの駐車スペースを安く利用することができるメリットがあります。

地方など安い駐車場が安定してある所であったり、車中泊のために利用したい場合はもしかしたら個人の住宅の空き駐車スペースを提供しているakippaでは使えないケースもあるかと思いますが、なかなか高いコインパーキングしかない大都市に車で行かなければならないような場合には十分にakkipaなどのスマホアプリから予約できるサービスの利用もありだと思います。

ただ、akippaとExCAMPというサイトが提携して車中泊可能な駐車場の予約サービスを行なっているようですが、公開されている場所が非常に少なく、さらに掲載されている駐車場も休止されているものも多く、まだまだ気軽に利用できるというところまでは行っていないようです。将来的にはその日の車の駐車場所に困った時に、スマホアプリから車中泊可能で滞在に便利な場所が全国くまなく掲載されるようになってくれればいいと思うのですが、現在は日中利用ならそれなりに使えるのではないかと思いますので、どうしても出掛けなければならなくなった場合の一つの方法として覚えておくといいかと思います。


意外な伏兵か? ニトリの「2Wayボトル ヒューグ」750ml

引っ越し関連グッズを購入しにニトリに何回も行っていたのですが、そこでかなり気になるボトルを見付けました。ぱっと見、スタンレーの真空断熱ボトルのようなスタイルなのですが、これはこれでニトリのオリジナルです。

「2Wayボトル ヒューグ」というのが商品名で、ニトリには他にもボトルが売っていますので、間違えないように注意して下さい。今回は750mlのものを購入しました。このボトルがなぜすごいのかと言いますと、箱に書かれた保温・保冷に関する性能の高さです。あくまでカタログ値であるので、実際の性能とは変わってくるところはあるかと思いますが、一応大手のニトリがここまで言っているので信じてみましょう。

保温能力(82℃以上が6時間持続)と保冷能力(7℃以下が6時間持続)のスペックは以前に紹介した象印のSJ-JS10(容量1.03L)と同等ですが、容量が少ないのにこれだけの保温・保冷能力があるというのは驚きです。ちなみに、SJ-JS10についてのレポートは以下のリンクからごらん下さい。

象印ステンレスボトル SJ-JS10

ただ、容量の差はあっても大きさはむしろニトリのボトルの方が大きいくらいです。これには本体のスリム化まではできない事情があることもあるでしょうが、それでも価格が値下げ価格とは言えこれを書いている時点でのニトリネットでの価格は税込1,490円とダントツに安く、容量違いの500mlのサイズのものでは何と税込999円で買えます。お近くにニトリがある方はまずは見に行ってみることをおすすめします。

構造はいたってシンプルで、昔あった両側に穴が開いた中せんを回して中味を出す方式で、この方式の方が保温能力はあります。SJ-JS10の方がワンプッシュで注ぐことができて手軽ですが、構造が複雑な分、買い替え時にはコストがかさみます。

さらに、特筆すべきは付属のカップの大きさです。中側はプラスチックの普通のカップですが、外側は金属で、そのままお茶やコーヒーを飲むにはかなり余裕があり、200mlは十分に入ります。普通のインスタントコーヒーは180mlくらいなので、お湯を入れてスティックコーヒーを飲むくらいなら、別にカップを持って行く必要はないでしょう。さらにこのカップの大きさによって、カップの部分から熱が逃げるのを防ぐ効果があるのではないかと思われます。

とりあえずはこのボトルは自宅で使うことにしました。朝沸騰したお湯を入れておけば、夕ごはんのお茶を飲むには十分な温かさをキープすることはできます。もちろん旅行の際にも長時間保温保冷をする目的で持って行ってもいいですが、容量の割に大きくて重いということはディメリットにもなるので、その点は実際に店舗でその大きさを確かめてみることをおすすめします。

一応、真空断熱ボトルといえば、「象印マホービン」「タイガー魔法瓶」「THERMOS」の大手三社の製品をこのブログではおすすめしておりますが、保温機能ということで言うと、モンベルのステンレスサーモボトルの出現から今回のニトリのヒューグボトルと、高性能なボトルも出てきました。特に今回のニトリのボトルは価格の安さと手軽さが最大の特徴なので、結構ラフに使ってみようかと思っています。


ユニクロの「エアリズムマスク」は一体どんなものか

先日、モンベルのマスクが抽せんに外れ、昨日はヨネックスの改良マスクの抽せんの案内メールが来たものの(8月17日から抽せん申し込みだそうです)、全くその手の抽せんに当たる気配もないので(^^;)、たまたまついでに見たユニクロのサイトで、在庫ありになっていた「エアリズムマスク」を試しに1パック(3枚入)を店頭受取で頼んでいたのですが、割と早めに店舗に到着し受け取ってきました。

このパッケージに3枚入っていまして、大きさは男女兼用で一番大きいLサイズを選択しました。このパッケージで税抜990円で、ネットストアではそれなりに材庫があるようです。マスコミが「うがい薬」で騒いでいる中で、多少注目されなくなっているのかと思いますが、とにかく付けてみないと評価はできないということで、ここで少しその使い勝手について紹介したいと思います。

マスクには写真のように「AIRism」のプリントがあります、この文字は別に目立とうと思って付いているわけではないと思います。他のマスクの場合、どちらが上でどちらが下なのか、はたまたどちらが表でどちらが裏なのか、わかりにくいものもありますが、このマスクの場合は、文字がある方を右下にして付ければいいわけで、細かいことですがこうした気配りがありがたいです。

大きさは私のような成人男性にはLくらいが丁度いい感じで、長くマスクを付けていても耳が痛くなるようなことはありませんでした。ユニクロは、このマスクを決して夏用マスクではないと発表していましたが、付け心地はかなりさらっとしていて、冷房の効いた室内で付ける分には他の布マスクと比べてもベタベタになることもなく、かなり使いやすくしっかり縫製されたマスクという感じがします。

ただ、しっかり縫製されている分、口や鼻に密着すると呼吸がしにくくなるので、手で多少マスクと顔の間に隙間を空けて使う分には十分夏用としても使えるのではないかと思います。また、外で使う場合は、他の布マスクと比べて厚めに作ってある関係からか、中で熱がこもる可能性があるので、他の薄手のもので飛沫だけでも飛ばさないようにした方がいいかも知れません。

ただ、昨日は室内で過ごしたりお店に入ったりすることが多かったので、エアリズムマスクはかなり肌にフィットして快適でした。もっともここまでで紙のマスクだけでなく夏用の布マスクもかなりの種類いただいたり購入したりしているので、このエアリズムマスクも1セットを洗い替えしながら、状況に応じて使っていこうと思っています。そして、10月下旬に届く予定のモンベルのマスクは、フィルターが入るスペースがあるようなので、今よりもさらに厳しい状況になることが予想される時期を睨み、今後もマスクの情報収集を続けていこうと思っています。


香港だけの問題ではない「香港国家安全維持法」

香港国家安全維持法が成立した時から香港のあり方そのものが変わってしまったように思います。先日のニュースで、香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)元会長や日本のテレビ番組にもしばしば出演し、流暢な日本語で香港の現状を訴えた民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)氏がともに香港国家安全維持法に違反したとして逮捕されたのですが、この香港国家安全維持法という法律は実は私たち日本人にとっても関わりが出てくるかも知れない法律なのです。

どういうことかというと、この法律の第38条には次のような記述があります。「香港特別行政区の永住民の身分を備えない人が香港特別行政区で香港特別行政区に対し、本法に規定する犯罪を実施した場合は本法を適用する」つまり、日本で中国共産党の香港政策に対して否定的な意見を述べたり、ネットにアップした場合、もしそうした発言や発信を当局にマークされてしまった場合、香港に旅行に出掛けた場合、現地で逮捕される可能性があるのです。

私もここでは、上記ニュースについてはその事実のみを伝えるだけに留めているのですが、こうした内容を書いて発表すること自体が法律違反だと解釈される可能性も0ではありません。まあ、私自身は中国当局にマークされるような人物ではないのでそこまで心配することもないのかも知れませんが、もし今後香港に出掛ける機会があったとして、たまたま民主化運動をしている人とコミュニケーションをとったり(当然、旅行者と現地の人という形になると思うので、相手がどんな思想を持っているか知る由もありません)、中国当局が広げてもらいたくない瞬間をカメラに収めたりした瞬間をとがめられれば、日本国内での行動に問題がなくても香港で拘束され、日本に帰ってこられない可能性が出てくるでしょう。

また、今回逮捕を逃れた大物の民主活動家が日本国内に逃れた場合、彼らの支援をした人々や、イベントに参加したような程度の「支援」でもしっかり把握されてしまうと、もはや香港に行くこと自体がリスクになってしまう可能性さえあります。

昔から日本と中国というのは仲が悪いところはあっても、個人的にはしっかりとした絆でつながっていたケースも見受けられます。それは中国革命の父と呼ばれる孫文も日本に亡命し、日本人の支援者のもとで生活をしていた時期があります。当時の清朝政府にとっては孫文は今回逮捕された人以上に重要な人物であったわけで、今回のケースと同じようなところもあります。そんな中、あえてリスクを犯して香港の民主化運動を支持したり支援したりするか、あくまで香港への観光を安全にするために、一切香港の動向に眼をつぶるのか、難しい選択になるでしょう。

個人のレベルでは、例えば香港に出張して仕事をしなければいけない人は、中国当局の批判というのは仕事を放棄することを意味します。様々な状況を考える中で、簡単に中国のやっている事は許せないとは言えない状況もある中で、どう中国と付き合っていくのか、難しい判断が続きそうです。中国や香港に入る可能性のある方は、どうか十分に注意をすることをおすすめします。