象印ステンレスボトル SJ-JS10

前回の内容で予告通り、ネットで注目して翌日には自宅にやってきたのが1.03Lというちょっと中途半端な容量の象印のステンレスボトル「SJ-JS10-BA(ブラック)」です。

実際のところ、今使っている象印の旧モデル「SD10-XA」と比べると取っ手やストラップホールもないためかなり軽いものの、本体の太さは少し細いくらいで手の小さい人が片手で持つには苦労するサイズであることは確かだろうと思います。にも関わらず全長は旧モデルよりさらに長いのが特徴です。性能は保温6時間後82℃以上ということで、サーモスの山専ボトルやモンベルのステンレスサーモボトルのカタログ値よりも高い性能を持ってきながら実売の最安値で2,500円前後という価格ということで、個人的に注目していたのです。もしここまでの話で興味を持った方は実際にお店でその大きさを確認した方がいいと思います。

ともあれ、本体だけを裸で持ち歩くのは辛そうなので、ボトルを入れるカバーを探しに行ってきました。一番都合が良さそうだったのが、昔から100円ショップの定番商品だと思われる、1.5Lペットボトル用のソフトケースでした。このケースは今でもコンパクトキーボードの入れ物としても利用しているのですが、なかなか具合はいいです。

このように本体がすっぽりと入り、わずかではあると思うのですが保温保冷機能を向上させることにも期待が出てきます。もちろん、カバーを付けたまま中味を注ぐことができますので、安いものですがとりあえずこのカバーを使ってみることにしました。

私がこのボトルを持ち出すことを想定しているのは、バックパックのサイドポケットにカバーに入れた状態で入るかということでした。もちろん、使っているバックパックによってその機能には違いはあるものの、写真のように十分サイドポケットに入れて落とさずに運べることがわかりました。過酷な登山に向くかどうかはわかりませんが、ちょっとした山登りで中に熱々のお湯を入れていけば、カップヌードルなら最大3人分くらいは行けそうですし、2人ならカップヌードルにコーヒーをいただいてもこれ一本で十分になるでしょう。

あと、本体を手にして確認したいと思ったのですが付属カップの容量です。写真のようにねじ込むための線の手前まで入れると約150mlということで、いわゆるインスタントコーヒーをいただくには十分な容量です。ただ、ギリギリまで水を入れようとしても約180mlくらいまでしか入りませんので、200ml以上の容量を飲みたい場合は素直に別のカップを持って行くのがいいと思います。
今回はこれで、気軽に使える1リットルのボトルが2つ揃うことになりましたが、旧製品でも冷たい飲料や氷入りの飲料は十分に冷たさが持続しますので、旅先で水を切らしたらスーパーやコンビニで安い2リットルの冷やされた水を購入して移し換えれば、氷いらずで冷たさを持続させることができますので、ドライブ中の水分補給には十分です。

また、旅の出発時にあらかじめ中味を温めておいたこのボトルに熱湯を入れておけば早朝出発の時でもお昼には十分な熱さのお湯がいただけます。車中泊の旅を道の駅や高速道路のサービスエリアで行なうのが主という方にとって、現場でお湯を沸かさなくとも必要十分な熱さと量のお湯が火を使わないで手に入るためのグッズとしてはもっと注目されてもいい製品ではないかと思うのですが。

最後になりますが、この製品はスポーツドリンクのような酸のきつい飲料を入れ続けても中のフッ素コーティングがだめにならないように従来品の2倍のコーティングをしていることもあり、麦茶やお茶、コーヒーを直に入れて使われる方も少なくないと思いますが、水とお湯だけを入れて旧製品を使っている身からすると、旅先でも手入れはカップだけで良く、そのカップも抗菌加工が施されているということで、水やお湯をカップに移してお茶でもコーヒーでもジュースでもスープやみそ汁でも作る方が物として長持ちさせることができるということで、私は今後もこの使い方を崩すつもりはありません。車の旅では思わぬところで安全に飲めるおいしい水が汲める場所に行き付くこともあるので、汲んだ時と近い冷たさを大量にキープできる大きめのステンレスボトルを狙っている方にはなかなかいい製品ではないかと思います。色違いで赤もありますので、水とお湯でボトルを替えるというのも面白いのではないかと思います。


カテゴリー: 真空断熱ボトル | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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