火を使うことの怖さを知らないでキャンプに行く人達

私が引っ越しをしたところは都市ガスが通っているので、調理にはガステーブルを使っているのですが、ガスを使っている時には必ず換気扇を回すようにしています。一応最新のガステーブルを購入したので安全装置も付いていて、さらにガス漏れ警報器も付けてガスを原因とした火災及び中毒事故を起こさないように細心の注意をしています。

このような安全装置のない火を扱うキャンプでは、さらなる注意が必要になります。テントに火が引火したらあっという間に燃えてしまいますし、テント内では十分な換気をしないと一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。今回、北海道でお盆にキャンプをしに来た家族が閉じられたタープ内で炭を使っていたようで、一酸化炭素中毒になってしまったということです。一酸化炭素発生を知らせる警報機がなくテントやタープ内で炭を使っていた事が仇となったようですが、果たしてこの家族はそこまで危機意識があったのかどうかは想像するしかありません。

新型コロナウイルスが全国で発生する中、家族で出掛けても感染する可能性が少ないものとして、区画を空けてテントを張り、家族だけで過ごすアウトドアレジャーのキャンプが人気になっていて、さらにテレビでもお笑い芸人のヒロシさんや、バイキングの西村さんらのソロキャンプでの焚き火調理をして食事する動画が人気になっています。動画では十分に慣れたキャンパーであるヒロシさんや西村さんが行なっているので、あえて火や一酸化炭素中毒への注意は動画内ではなされていないのですが、その辺は基本のキとしてキャンプに行くなら知っておかなければいけないことでした。

車中泊の車内でも換気をしないまま火を使うと、当然一酸化炭素中毒の危険も出てきます。さらに、焚き火でも風が強い時にはテントの近くで行なうと、飛び火によってテントが燃えてしまう危険があります。今後、電気自動車が普通に使えるようになれば、味気ないと言われるかも知れませんが、電子レンジやIH調理器、電気ケトルなどで調理をするようにすれば中毒の危険なく安全に車中泊旅においても車内調理ができるようになるでしょうが、道の駅で車内調理をしていて事故にならないように、基本的には安易に車内で火を使わないというのがセオリーです。

キャンプ場であっても自分だけでなく他の利用者に迷惑を掛けないように、後片付けまで含めてきちんとやることができるかどうかが大事です。先述のヒロシさんや西村さんもその辺の事はきっちりやられているからこそ、多くの人に支持されているのであり、にわかでキャンプをする場合にはまずキャンプのいろはからきっちりとネットで調べるなどして、十分に対策を考えてかや出掛けないと、思わぬ悲劇を生んでしまうかも知れません。私自身も他人事だと思わず、火を扱う場合には細心の注意をしようと改めて思いました。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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