月別アーカイブ: 2019年1月

「クレジットカード更新のお願い」メールが届いたが……

今の世の中では、表面上はそれほど変わらないものの、虎視眈々と人の財産を奪い取ろうとする輩というのが存在します。それは実社会で生活している中でもぼったくりに遭ったり、詐欺の被害に遭ったりするようなところはありますが、さらに恐いのは私たちが普通に使っているインターネットの社会でもあり、そのやり方が巧妙化しているというところにあります。

先日、ネットニュースでアマゾンプライム会員を狙った詐欺メールが一斉に届いたことが話題になりました。以下のようなメールが私のところにも来たのですが、うっかりすると詐欺師によって用意された専用サイトに移動して大事なクレジットカードの情報を盗まれてしまう危険性がありました。

(引用ここから)

Amazonプライムをご利用頂きありがとうございます。お客様のAmazonプライム会員資格は、2019/01/10に更新を迎えます。お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。クレジットカード情報の更新、新しいクレジットカードの追加については以下の手順をご確認ください。

(引用ここまで 以下略)

メール内にあるリンクをクリックすると詐欺師のサイトに誘導されて、入力した情報が筒抜けになってしまいます。しかしこのメールはアマゾンプライム会員をピンポイントに狙ったものではなく、あらゆる収集したメールアドレスに無作為に送られているようで、たまたま受け取った人がアマゾンプライム会員だった場合に騙される可能性があります。

Amazonにログインする場合のIDは昔から持っているメールアドレスにしているのですが、今回私のところに来た上記メールは、Amazonとは全く関係ないアドレスに来ていたことで、このメールの素性がわかり、冷静に対応することができました。

ただ、もしこのメールがAmazonに登録しているメールアドレスに来たら、多少は警戒が緩んでしまう可能性がありますが、その際にも対応策はあります。というのも、情報を盗もうとする人は公式ページではなく自分の作った専用サイトに誘導しようとするので、今回の場合もまずは自分が手入力でAmazonに接続し、そこから自分でログインすることで本当にクレジットカードの変更の必要があるのか情報をそこで確認することで、メールの内容が本当なのかどうかはわかると思いますし、メールの中にあるキーワード自体を検索し、同じメールが他の人にも届いていて、そのメールにまともに対応していいのかどうかという事をネット検索で明らかにすることも可能になります。

今回、そんな事を考えている中、別の「クレジットカード更新のお願い」と題されたメールが届きました(^^;)。ただこれは、先日クレジットカードの更新を行なったばかりの「ビックカメラSuicaカード」に関わるもので、今月が前のカードの有効期限だったことから、新しく届いたカードに「モバイルSuica」アプリからカード更新の設定が必要だとする連絡でした。

ただ、このメールについても直接読むだけでメール内にあるリンクなどをクリックすることは避け、自分のスマホに入れたおサイフケータイアプリからモバイルSuicaアプリを起動し、アプリの方でもクレジットカードの更新を促されていることを確認した上で、先日届いたカードの有効期限を更新して、無事にモバイルSuicaに新しいクレジットカードを紐づけすることができました。

ただ、こうした個人情報を盗み出す手口についてはさらに巧妙になってくることも予想されますが、あくまでランダムに送ってくることには変わらず、メール内のリンクをクリックさせることで危険性が増すということもあります。特に全ての事をスマホでやっている人にとっては、スマホで見たメールから直接他のサイトに飛ぶようなことも行なっている方がいるかも知れませんが、そうした日常的な行動が自分の情報を危うくするということも覚えておきましょう。多少面倒でもメールからサイトに飛ぶのではなく、改めてブラウザーを開いて自分で目的のサイトまで移動するような、安易に騙されない方法での内容確認を当り前に行なうようにすることをおすすめしたいと思います。


スマホ乗り換えの落とし穴は「おサイフケータイ」以外にもあり

車に乗っている中で常には使わないものの、いざという時にお世話になることがあるのが各種ロードサービスではないでしょうか。このブログでは早いうちから指摘してきました「スペアタイアのない車」の問題について、付属する「パンク修理キット」は空気を入れつつ修理剤をタイヤの中に入れることで応急処置をすることで、一昔前の「ジャッキアップ」→「スペアタイヤ交換」とは違う問題が生まれつつあります。

まず第一の問題は、修理剤が効かない大きな傷やバーストしてしまった場合は、そもそもパンク修理キットが使い物にならず、ロードサービスを呼んでレッカー移動が必要になるということです。さらに、あくまで応急処置なので修理をして空気が一時は入っても長距離の運転まではサポートされていません。

さらに、パンク修理キット自体が古くなっていて満足な性能のない状態のものを携行している可能性もあります。特に中古でスペアタイヤのない車を購入した場合は、修理剤の状況によっては使えないケースも出るかも知れないので、修理剤を新たに購入することも必要になってきます。どちらにしても、こうした修理はあくまで応急処置に過ぎないので、最初からロードサービスを呼んで直接タイヤ屋さんに掛け込む方が修理費用は抑えられる傾向にあるのではないかと思います(一度パンク修理キットを使った修理を行なうと、タイヤ交換を伴わない修理においてはタイヤ内部の洗浄という余分な手間がかかってしまうので)。

さて、そんなロードサービスですが皆さんはどの業者に加入されているでしょうか。最近では自動車保険のサービスの一つとしてロードサービスがあるものが多いですが、困るのが現場で自動車保険の保険証だったりロードサービスの会員カードをすぐに提示することができるかということでしょう。

私は原付バイクも利用しているので、車とバイクのロードサービスを行なってくれるJAFに長年入っているのですが、実はJAFの会員サービスの一つのポイントとして、スマホ用のアプリとしての「デジタル会員証」があり、もし不幸にも会員証を忘れてしまっても、スマホのアプリを起動することで会員の確認が可能なことがあります。しかし、昨日改めてその機能を新しいスマホで使おうとしてちょっとうまくいかなかったので、今回はその内容について紹介します。

実はJAFの「デジタル会員証」アプリは以前のスマホにも入れていたのですが、アプリを入れていたことをすっかり忘れていて、スマホが変わった時には必ず行なうおサイフケータイを中心としたデータ引継ぎ作業をしたにも関わらず、JAFの会員情報だけはそのままになってしまっていたのでした。

昨日は今使っているスマホに改めて「デジタル会員証」アプリを入れて登録しようと思ったのですが、事前用意した会員番号とパスワードを入れれば起動するはずが、以前に使っていたスマホに登録情報が残ってしまっているので起動できないというエラーメッセージが出てきてしまいました。以前のスマホは一旦リセットして、その時にアプリも消していることから、まさかこの時点でひっかかってしまうとは思いませんでした。

幸いなことに、現在もそのスマホは併用して使っているので、改めて会員証アプリを入れてログインした後で改めて情報を消すところまで行ない、新しいスマホのアプリに会員番号とパスワードを入れたら、無事に新しいスマホにJAF会員証を表示することが可能になりました。

JAFの会員特典は、意外と多くの施設で行なわれていて、会員証を持っていてもすぐに出てこなくて特典を放棄することもあるのですが、これならスマホさえ取り出せて見せることができれば細かい特典でも得ることができ、さらにスマホの特性として自分の位置情報からどこで特典を得られる場所を検索できたりもするので、こまめにサービスをゲットすることで、年会費の足しになることもあるでしょう。すでにこのアプリをスマホに入れている人については、私と同じ失敗をしないように、スマホを機種変更される場合には会員証アプリについてもきちんと移行させるようにしましょう。


現在南半球ではどんな天候になっているか

日本をはじめとする北半球の国々では乾燥した気候のためかインフルエンザの感染者がピークとも言える流れになりつつありますが、日々寒い中で生活していると、その逆の季節のことをつい忘れてしまいがちになります。

東京オリンピックが来年の夏に迫ってくる中、問題を無かったことにするかのごとく大河ドラマがオリンピックをテーマにして始まり、竹田JOC会長のフランス当局からの捜査(贈賄容疑)などどこ吹く風かのように、当り前のように東京オリンピックに世の中が向かいつつありますが、基本的な事を多くの人は忘れているようにも思います。たまたま先日国際ニュースで知って驚いたのが、現在日本とは反対の季節で真夏というオーストラリアで起こっている「熱波」についてのニュースだったりします。

今週に入ってオーストラリアでは最高気温が45℃を超える地点が続出していて、1月15日には世界の最高気温ランキング上位15位までの地点を全てオーストラリアが占めたということです。なお、第一位はサウスオーストラリア州のタークーラという所で、最高気温が49.1℃というとんでもない暑さになっているのだそうです。

おりしも、現在はテニスの全豪オープンが開催中ですが、まさに熱波の中行なわれているということで、その熱さの様子を直接テレビで見ることができるようになっています。暑いと言われる日本でも考えられないような熱波に襲われている中で世界的なスポーツイベントが行なわれている事になると、果たして東京オリンピックは大丈夫なのかと改めて思ってしまいます。参加する選手だけでなく競技を見る観客や、運営を支えるだろう多数のボランティアに対しての健康対策というものは万全なのか? という疑問についても、今から考えていかないとオリンピックでバタバタと人が倒れかねない暑さになることも予想されるので、注意する必要は出てきそうです。

おりしも、オリンピックを直接見るためのチケットについて、販売が開始されるというニュースもあったものの、各競技ではどんな暑さ対策がなされ、観客についても熱中症にかからないようにどんな注意をすればいいのかも具体的にわからないままチケットだけを先に購入するというのも、当日になったらこんなはずではなかったと思うかも知れず、その場の勢いだけで見に行くのはどうなのかと思うところでもあります。

特に心配になるのが、野外での競技におけるチケットが必要ないケースでどのような事が起きるのかということがあります。具体的にはトライアスロン、自転車のロードレース、競歩、そして男女のマラソンにおける沿道での応援をするために、場所をかなり前から確保するような場合、その席取りのルールをどうするのかとか、あまりそんな話は聞かれてきません。

個人的には有料のチケットを買って競技を見るよりも、静岡県で行なわれる自転車のロードレースやマウンテンバイクのレースを、車で出掛けて車中泊やテントを出したりしてキャンプをしながら体調を整えつつ見たいなとは思っているのですが、そもそも沿道まで車で行けるのか? さらに沿道でテントを張って選手を待つようなことができるのか? というはっきりしないところもあるので、あとはこれからの日本の夏の天気がどうなるのかということまで含めた状況把握がオリンピックを直接見て楽しめるようになるのかの鍵になる気がしています。

ただそれにしても、先に紹介したオーストラリアの現在の熱波の状況を見るにつけ、大人しくテレビ観戦した方が体調にはいいのかなと考えざるを得ない状況も出てきます。前回の東京オリンピックの時のように猛暑でのオリンピック開催を避けるような方向に今からでも舵を切れないのかとも思えますが、どちらにしてもやる方も見る方も体調を大きく崩すようでは元も子もないので、多くの人が純粋に楽しめるイベントとして成功するように関係者の方々は考えて欲しいと切に思います。


モバイルSuicaが「年会費無料」になる中でのスマホとカード選び

世の中はガラケーでは様々なサービスを受けずらいように流れていて、今回紹介するモバイルSuicaでも、ガラケー用のアプリでは今後ログインして利用可能な定期券などのサービスがガラケーに入れたモバイルSuicaではログインして使えたサービスが使えなくなるなど(最終的には2020年12月22日で終了)、スマホへの入れ替えを促すような方針に流れつつあります。

ただ、このニュースには続きがあります。すでにスマホの中でもiPhoneの「Apple Pay」では年会費無料でモバイルSuicaを使えていたのですが、未だにAndroidスマホではJR東日本のビューカードからの登録でないと年会費(税込1,030円)がかかっていたのですが、先日「GooglePay」からSuicaを利用する場合には年会費がかからなくなったこともあって、それを知人に教えたら便利に使っていたのですが、今後はビューカード以外のクレジットカードでチャージを行ないたい場合でも年会費を無料にする方針になったということです。これは2020年2月26日から実施されるということです。詳細は以下のリンクからご確認下さい。

https://www.jreast.co.jp/press/2018/20190107.pdf

私の場合は、年会費を払いたくないためだけに(^^;)、無料で維持できるビューカードの一つ、「ビックカメラSuicaカード」を契約し、先月更新したばかりなのですが、これからモバイルSuicaを使いたい人はわざわざそんなことをしなくても、今持っているカードで全ての機能を使えるようになるわけです。2月からと言っても来年の2月ということで、少々待たされるところはありますが、このようなタイムスケジュールが発表されたことで、スマホやクレジットカードについて今後の買い方についても考えるところが出てくるのではないかと思います。

さらに、報道にはもう一つの内容が含まれていました。Androidスマホというのは様々なバージョンを持つ端末が混在している状況なので、ガラケーのモバイルSuicaと同じようにスマホでもAndroidのバージョンによっては全てのサービスが使えなかったり、サービス自体が使えなくなるものも古いバージョンのAndroidの場合には出てくる可能性があります。

逆にそうした状況を避けたいと思ったら、現状でもビューカード以外のクレジットカードで年会費無料になるiPhoneに決済を集中するという方法も出てくるかも知れません。この辺はiPhoneとAndroidを比べてiPhoneの方がいいという単純な話ではなく、あくまで単一メーカーであるアップル社の製品だからこそのメリットであると言えるでしょう。

その代わり、iPhoneにはワンセグ機能はありませんし、予め利用するアプリを考えないでメモリの少ないものを買ってしまうと外部カードが使えない分、買って後悔することも出てくるかも知れません。さらに中古でも価格が高値で安定するということなどもあるので、単純に年会費無料だからiPhoneがいいということにはならないでしょう。

ただどちらにしても、これでスマホもクレジットカードも、モバイルSuicaの呪縛から離れたところで決めることができるようになることは、今後の展開としてはより自由な組み合わせが試せるということでもあります。全てのモバイルSuicaが年会費無料になるまでにはまだ1年という時間がありますが、それまでの間に改めて自分のスマホとクレジットカードを整理するきっかけにするというのもいいのではないでしょうか。


エレコム バッグインバッグ BMA-GP06YL に入れたくなるもの

今回紹介するエレコムの小物入れBMA-GP06YLは2015年の製品なのだそうで、3年以上も売れ残っていたものが在庫処分になっていて、その大きさがあることに使えそうだと思って購入しました。

製品は、こんな感じの小型ポーチで本来の使い方は雨や汚れにも強い、小物入れとして使うべきものなのですが、手持ちのハードのうちどうにも中途半端で何かいいケースがないかと思っていた「キングジム ポータブック」が入るのではと思って購入したのです。

ポータブックと今回購入したバッグの大きさの比較ですが、これだけ見ても期待できます。実際に入れてみるとすんなり入るものの、最後のファスナーを締めるために本体をバッグの中に押しこむのがちょっと大変で、このまま使っていてはファスナーが壊れてしまうのではと思われる感じがするのですが、何とかポータブックを入れることができました。サイズにもう少し余裕があれば最高だったと言えるかも知れませんが、これはこれで、ポータブックを持ち運ぶケースとしては最小とも言えるわけで、お店で見付けた時に衝動的に買ったのは今回は成功でした(^^;)。

最近の自分の買い物を考えてみると、どうしてもネットからの注文というものが増え、なかなかこのような思い掛けない買い物というものができない傾向にあります。それは、お店自体の数が減り、あっても在庫処分とかセールとかでびっくりして財布の紐が緩むようなものをなかなか見付けられないというところもあるのですが、やはり買い物の楽しさは自分でも思いがけないところで今までの生活の不満を解消させるような品と出会い、その対価として失敗するかもしれないと思いつつ(^^;)、お金を出せる機会があるかというところではないかと思います。

ちなみに、このバッグは財布とタブレット、モバイルバッテリーを入れてもポータブックを入れた時ほどパンパンにはならないため、バッグの生地が雨や汚れに強いこともあるので雨の日に余分なものを持って行きたくない場合のセカンドバックとして使えそうで、旅行の際にポータブックを持って行かなくてもこのバッグだけ持って行って小物の整理をこの中でするという使い方もありでしょう。

最近はこうしたデジタル小物用のバッグをわざわざ購入することはなかったのですが、ポータブック用ということで購入したことで、今年の旅行では活躍してくれるようになるのではないかと期待しています。


Googleのパスワードを変えるもう一つのメリット

各種サービスをインターネットから使うにあたり、推奨されているのがこまめなパスワードの変更ではないかと思います。このパスワード変更については専用のアプリを使うやり方やノートにパスワードをメモしておくという方法など色々ありますが、その方法についてはご自身で使いやすくいざという時に家族に知らせやすい方法ということでは、ノートにメモしておくのが将来的にはいいかな? と現在は思っていますが、今回は特にGoogle IDで設定しているパスワードを変更してみました。

基本的にはパソコンで使っているChromeのログインおよび、Gメールのアカウントになるので、結構大切なパスワードなのですが、やはり定期的に変えた方がいいようです。今回は、単なるセキュリティ目的ということもあるのですが、先月くらいにスマホを新しくしたことで、常用する端末を変えたということがあったので、使う端末を絞り込み、今まで使っていたどの端末でもアクセスできないようにという側面もあります。

どういうことかというと、現在自宅にあって使っていない端末においても過去のIDが入っている端末があった場合、普通に自分のIDによるGoogleのサービスが使えてしまうので、家族にメールが見られてしまったり、クラウドの中味を覗かれたりする危険性があります。さらにそうした端末を盗まれてしまう場合や、オークション・中古端末として売った場合、中に情報が残したままで出してしまった(家族が自分に了解を取らないで勝手に出されるケースもあるかも)場合、そこからアカウント情報が漏れる可能性も否定できません。今回パスワードを変えたことで、自らパスワードの変更作業を行ない改めてログインしない限り、Googleのサービスは手持ちの端末でしか使えないようになりました。

特に私のようにスマホを替えた場合で、今まで使っていた端末を使わないことがわかっている場合は本体からGoogleへのログアウトを行なうか、新しい端末でパスワードを変更するかで、勝手に自分の情報を見られないように端末をコントロールできます。

どうしても過去の端末でもログインして使いたい場合には、改めて新パスワードでログインすればいいわけなので、今回のように何かの拍子に変えてしまうことで外からの悪意ある侵入者に対抗することはできるでしょう。

そして、できれば面倒だと思わずに2段階認証を導入し、不幸にもパスワードを突破されたとしても相手に簡単にアクセスできないように守りを固めることも考えておいた方がいいでしょう。通話兼用のSIMカードで利用していればその番号にショートメール(SMS)を送る設定にすればいいですが、通話専用のSIMとデータ専用SIMを持つ私の場合は、通話専用のSIMの電話番号にメールが来るようになっています。通話に使う気がなくてデータ専用のSIMを契約する場合、できれば2段階認証のできるショートメールの使えるSIMを契約することをおすすめするのは、こうしたセキュリティ上の事を考えてのことです。

ちなみに、大手3大携帯キャリアのうち、auだけはデータ通信専用回線でもショートメールが使えますが、ドコモとソフトバンクの場合「SMSオプション」の付いたデータ通信カードを導入する必要があります。もちろん、すでに電話番号での通話のできるSIMを契約している場合は私のようにメールを別の端末に送ってもらうことで対応可能ですので、あえてSMSオプションを付ける必要はないのですが、代替回線のない方で通話はいらない方でも「SMSオプション」は付けておいた方が安心であることを覚えておくといいでしょう。

さらにこれは稀な例ですが、今私の使っているHuaweiのタブレットはauのデータ専用SIMを入れてもショートメールの受信ができない仕様になっているようです(^^;)。最初その話を聞いた時には何か損をした気分になったのですが、余分な費用もかかっていないので、それはそれとして現在はショートメールは諦めて別の端末から利用するようにしています。このように、色々と奥の深いこともありますが、新年から自分のパスワードが勝手に他人に使われてしまわないように、新たに端末を購入した場合の以前の端末の管理には十分にご注意下さい。


日常的な食料の備蓄はどの程度するべきか

先週の木曜日に体調が悪くなり、金曜日の午前中に医者へ行きそこでインフルエンザと診断を受けてから昨日までずっと家から出ないで静養していました。さすがにインフルエンザウィルスがある状態で買い物に行くわけにもいきませんでしたが、それと同時にボディーブローのように効いてきたのが家から出られない期間が続いていく中で、食料の蓄えが減っていったことです。

基本的には水道や電気・ガスは災害時と違って使えるので最悪お米さえあれば食べるものは何とかなるとも言えるのですが、今回インフルエンザを経験してみて、何をするにもおっくうで、寝たまま起き上がりたくない中でお米を研いで、さらに炊けるまで待つというのはかなり普通の状況と違ってそこまでやりとげるには気力が要るということも確かです。

ちなみに、病院でもらった薬は毎日3食後に服用するものもあったので、そんな中でも規則正しく3食摂ることは大切なのですが、手間を掛けずに簡単に作って食べられるものを揃えておくことの大切さというものを改めて感じることになりました。

これは、家族の中でも料理をする人が決まっていて、その人を含む全員が風邪やインフルエンザでダウンしてしまった場合、中でも一番症状の軽い人でも作って食べられるものであるとなおいいので、電子レンジにかけるだけとか、湯煎するだけとか、お湯を注いで3分待つだけだとか(^^;)、そうした冷凍食品・インスタント食品についても数日分用意しておくことは、何も災害のためということだけではなく、日常生活の中でも必要な場合が出てくるわけです。

それで、どのくらい用意すればいいかという風に考えると、今回の体験をした上で言うと、もらった薬が5日分だったこともあり、だいたい5日間くらい多から出られないことも想定すべきでしょう。もちろん、5日間の3食を全てインスタントでまかなうというのはナンセンスなので、食欲の出ない時にはレトルトのおかゆとか、カップ麺でもあっさりとした味のものを選ぶとか、今まではあまり考えることがなかった体調が悪いような場合でも食べられるものを中に入れつつ揃えていくのがいいのではないでしょうか。

そうしてストックした食品は何か起こるまで食べないということではなく、雨になって買い物に行くのがおっくうな時や一品何かが足りなくなったような時に古いものから消費していき、その都度補充するというような感じで、いざという時に買い出しする量を最少限に抑えられるようなところを目指すのがいいような気がします。

気を付けたいのは、特に冷凍庫で保管する冷凍食品をメインにしないということではないかと思います。今回のような場合には冷凍食品は電子レンジだけですぐに美味しいものが食べられて便利なのですが、大量の冷凍食品をストックした状態で停電になってしまうと、そうしてせっかくストックした食品の中には駄目になってしまうものも出てくるかもしれません。

それから、食品とは違いますが、ホコリなどを吸い込まないような災害用としてもインフルエンザ対策としても役に立つマスクは常備品として家庭内でストックしておくことは大事です。紙のマスクでも十分ですので、しっかり用意しましょう。寒い夜に車中泊で寝なければならない場合に、マスクを鼻まで付けて寝ると直接冷気がマスクを付けた部分に当たらないだけでなく、自分の息がマスクの中で還流し、口の中の乾燥を防ぐことや、自分の体から出る熱をまた取り込めます。


停電に備えた明かりについての再考 その3 モンベル ミニランタン

今回の内容を書くにあたり、単3電池一本で使える実用的なライトについて調べている中で、まだ手にしていなかったのが今回紹介するモンベルの「ミニランタン」でした。そして、その実力については実際に使ってみるまではわかりませんでした。

ランタンに求められるのはその明るさというのももちろんありますが、いかにテントや部屋の中の広い範囲を照らしてくれるかという点もあります。その点、ランタンとして開発された本製品は一本でテント内だけでなく真っ暗な室内でも全体を照らしてくれます。さらに、このミニランタンにはストラップが付いており、天井にフックを付けるなどすれば上から吊り下げて普通の照明のように使うこともできます。

単3一本で4時間使うことのできる110ルーメンという明るさは大したものですが、二段階切替で15時間使える10ルーメンの明るさでも天井から吊るすことでうっすらと部屋全体を照らしてくれます。

このランタンの特徴は使わずにしまっておく時に本体を伸び縮みさせる機能がありシェードを伸ばせばランタン、伸ばさなければペンライトのように使えるということもあります。形としては昔あったロケット型のゲルマニウムラジオを思い出すような感じではありますが、その小ささのため置く場所にも困らず、バッグの中に入れて持ち運ぶには十分の小ささです。

具体的には写真のように伸び縮みするので、普通にランタンとして使う場合には伸ばして使います。ただ、伸ばさないで使うと、ペンライトのように使え、ストラップを首に掛けて使えばそれなりにヘッドライトの代わりにもなりそうです。そういう意味では同じモンベルのヘッドランプと用途がかぶりそうですが、同じ単三電池一本で使えるライトを2つ持っていると、何かと便利なものです。

さらに、説明書を読んで便利だと思ったことに、カバンの中でスイッチが誤って押されてもライトが付かないようにする方法です。このランタンのスイッチは本体底部にあるボタンを押すことによって点灯し、そんなに強く押した感じがしなくても点灯してしまいます、そこで、本来は電池を入れてきっちり閉めないといけない電池蓋の部分をあえて緩くしておき、スイッチを押しても点灯しないくらいまで緩めてからバッグの中に入れておけば、気付いた時に電池が消費されていざという時に使えないということがないわけです。

停電に襲われる可能性というのは自宅にいる時だけではなく、出先や電車の中などにいる時に急に停電になってしまう可能性があります。そんな時でも慌てず騒がす、さっと取り出して回りを照らすもよし、ピンポイントに照らすのもいいでしょう。過去にはタバコを吸う人が多くいる中で、マッチやライターを持つ人がいましたが、今では火事の危険があるので野外でおいそれと火を使うことはできません。ですから、こうしたコンパクトなランタンで、しかもマルチに使えるライトがあると便利であることは確かです。暗闇に不安を覚える方は、一つ揃えておくのもいいのではないでしょうか。


停電に備えた明かりについての再考 その2 一点豪華主義か分散型か

前回、様々なランタンについて検証してみましたが、火を使雨ランタンについては使い方を誤ると火事になる危険性があるので、これからは電池でLEDを光らせるランタンについて考えてみます。

かつて、懐中電灯やランタンの電池というのは単一から単四までの乾電池(最近ではエネループに正式対応したものも増えてきました)を使うものがほとんどだったと思います。まだエネループが出る前には電池の管理が難しいところがあり、特に警備など業務で利用される方は大変だったろうと思います。何しろ、何本か使ううちの一本が充電しない駄目な電池が紛れ込んでいた場合、その原因を特定するためには電池よりも充電器にお金を掛けなくてはならない時代もあったからです。

そういう意味では、乾電池を主に使うのではなくリチウムイオン・リチウムポリマー電池に充電することで、安定した性能を発揮することができるランタンは主に日常的にご家庭で使うことがあるならおすすめだと言えるでしょう。

リビングを中心に生活をしている場合、あえて他の部屋の電気を付けず、移動にはランタンを持って移動するような事をしてもいいでしょうし、夜の散歩や買い物のお供に毎日充電するようにすれば、いざという時であってもほぼ満充電になっているわけですし、使い方にあわてることもありません。

そんな中、どのランタンがいいのかということになりますが、大きさを我慢できるならば前回の最後に紹介したジェントスの「EX000R」が一番の個人的おすすめになるでしょう。今持っている大型ランタンを乾電池で動かしている関係でさらにランタンを増やすのには躊躇しているので今は持っていませんが、もし今使っているランタンが壊れた際には一番の購入候補になります。

LEDの点灯方法によって3時間から300時間という点灯時間の差があり、多少暗く押さえれば大きな災害でも停電から復旧するまで使い続けることも可能でしょう。さらに、専用の充電池は単一電池3本がくっついたような型をしており、充電池を使い切った場合でも単一電池3本(単三エネループをアダプタを利用して使うことも可能だと思います)を使ったランタンとして活用できます。

普通のランタンは充電池の交換ができないものも多い中で、こうした仕様にしていることはメーカーの良心を感じます。これなら毎日使っていて充電池が劣化したとしても電池だけを変えれば性能が復帰しますし、いざという時に単3電池で単1を使えるようにするアダプターとエネループを3本数セット持っていればいいわけです。

さらに、充電池はUSB端子からの充電になりますので、これも災害用のグッズとして大きなものも入手可能なソーラーパネルから直接ランタンにつないで充電するようにすれば、なかなか満充電にすることは難しいですが、停電が続くような状況でも利用時間を伸ばすことができるでしょう。

こうしたいわば「一点豪華主義」の準備も大切ではありますが、小さくて最小構成の明かりを複数用意する方法もあります。ランタンは部屋の全体を照らすには便利ではあるものの、スポットを明るくしたり手元を照らすには別の器具を使った方がいい場合もあります。私の場合ですが、エネループの単三電池を一本使った「懐中電灯」「ヘッドランプ」「ランタン」を使い分けるという方法を取っています。

これは特にいつも持ち運ぶバッグの中に入れておいて、外にいて停電に遭遇した時でも明かりの確保ができます。さらに、いつも使うバッグの中に入れておくことは、何かあった時にすぐに探し出せてすぐ使えるということでもあります。

一つあると便利なのが単3電池一本で使えるヘッドランプです。私はモンベルの「コンパクトヘッドランプ」を持っています。過去のブログで紹介した記事は以下の通りです。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-600e.html

上の記事にもあるように、ヘッドランプの上からかぶせる「ランタンシェード」を合わせて用意することにより、単3電池一本だけでも「懐中電灯」「ヘッドランプ」「ランタン」の機能を全て使えるので気に入っています。記事を書いた当時からスイッチ部分に改良を加えた形で、製品自体はリニューアルしているものの、価格は変わらずに全国のモンベルショップやネットで手に入りますので、単3一本用のヘッドライトとしてはおすすめの一品です。

さらに、自宅用で誰でも簡単に使えるライトとしてだけでなく、単3の他に単4電池でもライトが付けられるパナソニックのBF-BM01は、家族用に枕元やテレビの前に常備しておきたい一品です。

パナソニック電池がどっちかライトBF-BM01P-W をネックライトで使う

上記ブログではネックストラップとつなげて夜の散歩のお供にということで紹介しましたが、しっかりしたハンドルがあるので手で持って懐中電灯として使うのもいいですし、本体を光源を上にして置くことで光が広がり、ランタンとしても使えないことはありません。ハンドルに付けるものを工夫して部屋の上から吊り下げるようにして使ってもいいでしょう。単3電池一本でも使えますが、常に単3と単4の電池を入れておいてどちらかの電池が切れたら充電を掛けつつ使うこともできますし、災害の状況によって単3電池の入手が困難であるような場合でも単4電池が使えるというメリットがあります。

ただ、これらの製品は純粋な意味でのランタンではないので、単3電池一本で使えるランタンとしてモンベルのミニランタンを新たに購入したので、ヘッドランプといっしょに常時携行するようにしました。車中泊なら問題なく使える明るさですし、これら3種類のライトを同時に使ってもエネループを3本消費するだけなので、特にエネループのストックがある人や、アルカリ電池を購入できた人にとってはそれら電池をぎりぎりまで使うことのできるセットになっています。最後の「ミニランタン」については、改めてレビューを書きたいと思っておりますので、少しお待ち下さい。


風邪気味の時にはまず医者へ

明かりについての論考を行なうべきところなのですが、急に体調が悪くなってしまいました。現在は少し落ち着いてきたのですが、十分寝ているのに目が充血し、鼻水が止まらず熱も上がってきてしまいました。

こういう時には単に寝るだけではだめで、他の人にも影響を与えかねないインフルエンザかどうか確認する必要があります。きちんとした診断を受けて普通の風邪だったらそれでいいし、インフルエンザだったらしばらくは人に合わないように大人しくしている必要があります。

昨日近所のお医者さんで検査をしていただいたところ、まさかのインフルエンザA型の診断を受けてしまいました(;_;)。そこですぐに職場に連絡しました。たまたま翌日から連休になっているので、連休中にどこにも行けないのは辛いところもありますが、何とか休みの間に直したいと思います。

それにしても、きちんとインフルエンザの予防接種をしたにも関わらず、こんなに簡単にインフルエンザにかかってしまうとは、やはりきちんと気を付けないと恐いということですね。それと思ったのが、できるだけ早いうちに医者に行って診断を受けることの大切さを感じました。

お医者さんからはインフルエンザの薬として「ゾフルーザ錠」を処方してもらいました。一回飲むだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑え、症状を改善するお薬で、早く飲めばそれだけ早く改善する可能性があります。現在はブログを書けるくらい回復してきましたが、これも予防接種を受けた上で早めにお医者さんに行ったおかげかなと思っています。

現在も地域によってはかなりインフルエンザは流行しているようですが、体調を崩したらまずは検査を受けて、最悪のケースも想定しつつその時の自分に合った治療を受けることが大切だと思います。

今回の場合、インフルエンザは体全体の痛みを伴うことがあると言いますが、そうした筋肉痛は起こっていないのにインフルエンザと診断されました。くれぐれも独りよがりの診断は危険です。まずはお医者さんに行ってきちんと診断してもらうようにしましょう。