現在南半球ではどんな天候になっているか

日本をはじめとする北半球の国々では乾燥した気候のためかインフルエンザの感染者がピークとも言える流れになりつつありますが、日々寒い中で生活していると、その逆の季節のことをつい忘れてしまいがちになります。

東京オリンピックが来年の夏に迫ってくる中、問題を無かったことにするかのごとく大河ドラマがオリンピックをテーマにして始まり、竹田JOC会長のフランス当局からの捜査(贈賄容疑)などどこ吹く風かのように、当り前のように東京オリンピックに世の中が向かいつつありますが、基本的な事を多くの人は忘れているようにも思います。たまたま先日国際ニュースで知って驚いたのが、現在日本とは反対の季節で真夏というオーストラリアで起こっている「熱波」についてのニュースだったりします。

今週に入ってオーストラリアでは最高気温が45℃を超える地点が続出していて、1月15日には世界の最高気温ランキング上位15位までの地点を全てオーストラリアが占めたということです。なお、第一位はサウスオーストラリア州のタークーラという所で、最高気温が49.1℃というとんでもない暑さになっているのだそうです。

おりしも、現在はテニスの全豪オープンが開催中ですが、まさに熱波の中行なわれているということで、その熱さの様子を直接テレビで見ることができるようになっています。暑いと言われる日本でも考えられないような熱波に襲われている中で世界的なスポーツイベントが行なわれている事になると、果たして東京オリンピックは大丈夫なのかと改めて思ってしまいます。参加する選手だけでなく競技を見る観客や、運営を支えるだろう多数のボランティアに対しての健康対策というものは万全なのか? という疑問についても、今から考えていかないとオリンピックでバタバタと人が倒れかねない暑さになることも予想されるので、注意する必要は出てきそうです。

おりしも、オリンピックを直接見るためのチケットについて、販売が開始されるというニュースもあったものの、各競技ではどんな暑さ対策がなされ、観客についても熱中症にかからないようにどんな注意をすればいいのかも具体的にわからないままチケットだけを先に購入するというのも、当日になったらこんなはずではなかったと思うかも知れず、その場の勢いだけで見に行くのはどうなのかと思うところでもあります。

特に心配になるのが、野外での競技におけるチケットが必要ないケースでどのような事が起きるのかということがあります。具体的にはトライアスロン、自転車のロードレース、競歩、そして男女のマラソンにおける沿道での応援をするために、場所をかなり前から確保するような場合、その席取りのルールをどうするのかとか、あまりそんな話は聞かれてきません。

個人的には有料のチケットを買って競技を見るよりも、静岡県で行なわれる自転車のロードレースやマウンテンバイクのレースを、車で出掛けて車中泊やテントを出したりしてキャンプをしながら体調を整えつつ見たいなとは思っているのですが、そもそも沿道まで車で行けるのか? さらに沿道でテントを張って選手を待つようなことができるのか? というはっきりしないところもあるので、あとはこれからの日本の夏の天気がどうなるのかということまで含めた状況把握がオリンピックを直接見て楽しめるようになるのかの鍵になる気がしています。

ただそれにしても、先に紹介したオーストラリアの現在の熱波の状況を見るにつけ、大人しくテレビ観戦した方が体調にはいいのかなと考えざるを得ない状況も出てきます。前回の東京オリンピックの時のように猛暑でのオリンピック開催を避けるような方向に今からでも舵を切れないのかとも思えますが、どちらにしてもやる方も見る方も体調を大きく崩すようでは元も子もないので、多くの人が純粋に楽しめるイベントとして成功するように関係者の方々は考えて欲しいと切に思います。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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