月別アーカイブ: 2016年9月

紙コップの飲み物を車内でこぼさずに運ぶ試みは……

このブログと旧ブログではコンビニで売っている100円のコーヒーを小型の真空断熱ボトルに移し替えて時間が経過してもそのままの熱さや冷たさで飲めるように、移し替えにちょうどいいボトルを探しているのですが、今回は別の観点から真空断熱ボトルを使うことを考えました。

というのも、現在の私の車のドリンクホルダーにはタイガー魔法瓶のスープカップが差さって置かれています。型番はMCC-B038という380mlの容量があるものですが、本体にスプーンが付いていたり、寸胴ではなく角度のあるカップの型になっていて、この形だからこそドリンクホルダーに差しても安定するということもあり気に入っています。

で、今回は何をしたかというと、近所のパン屋さんで買い物をする人限定で180mlのカップにコーヒーを一杯いただけるのですが、車で行って自宅まで持って帰るのに車の中でこぼさないようにして持ち帰れないだろうかと思ってのことです。

カップをボタンを押すとコーヒーが出てくるコーヒーメーカーにセットすると、だいたい180mlが満杯のカップの7分目くらいまでコーヒーが入ります。そのくらいの容量なら気を付けで帰れば何とかなるかも知れませんが、自宅に入る時にはちょっと大き目の段差になっているので、常に小容量の真空断熱ボトルを用意して入れ替えるしかないのかなと今までは思っていたのですが、今回はカップにコーヒーが入ったままタイガーのスープカップに入れて運んでみることにしました。

タイガー魔法瓶MCC-B038

実際どんな感じになるかというと、まるであつらえたようにすっぽりとカップがはまり、もしひっくり返ったとしても、スープカップの内はひどいことになったとしても車内が汚れることはないでしょう。これはいいことに気が付いたと思って改めてコーヒーを飲もうとしたところ、大きな問題に気付きました(^^;)。

勘の鋭い方にはもうおわかりかも知れませんが、入れる時にはすんなり入れることができるものの、すっぽり入ったカップを取り出す場合に、片手ではちょっと取り出すことはできません。左右の両指でカップの内側をつかむようにして引き上げることで何とかこぼさずにカップを出すことができたのですが、事前に手を洗っておかないと引き出したカップにそのまま口を付けて飲むことがはばかられるかも知れません。

このまま何とかしようと思った場合、ぴったりと閉まるフタを100円ショップなどを回って別に用意してそのフタに紐かリボンでも付けておけば、カップに手を付けずに出し入れが簡単にできそうですが、そこまでするよりもコーヒーの中味ごと小容量のボトルに入れ替えてしまった方が楽なので、このアイデアも微妙かも知れません(^^;)。

まあ、全てのアイデアがうまくいくとは限らないということですが、飲み物では無理でもジェラート、シャーベットやプリン、ゼリーが今回紹介したサイズくらいのカップに入っているものだったら中に入れてフタをして運び、冷えたままの状態のものを後でゆっくり食べることも可能になるでしょう。当初はスープ類の他、スーパーなどで売っている冷えたカットフルーツなどを入れて持ち運ぼうと思っていたのですが、これも直接フルーツを入れて後で洗い物を増やすよりも、まずカップを入れておいて、そのカップの中にカットフルーツを入れ直して改めて入れれば食べた後の片付けが楽になるなど、今後の展開へのヒントにはなりました。今後はせっかく車の中に入れて持ち運んでいるということもあるので、このスープカップの様々な利用方法について改めて考えていければと思っています。


auのガラケー機種変更の費用を調べてみたら……

ここ数回、ガラケーの機種変更について書かせていただいています。現在もいろんな情報を仕入れていて、今のままで続けるのか新たな技術を使える新機種に変更するのか、回線自体を別の会社に変えてしまうのか、あらゆる可能性を考えています。

ちなみに、私が現在使っているのはauの3Gガラケーなのですが、私がMNPでauに移った直後にauの方でいわゆる「ガラホ」を出してきたので、1年以上そうした機能のある端末を羨ましく思って見て来ました(^^;)。残念ながら3つある通信事業者の中で、ガラケーのようでもありスマホのように自由にアプリを入れたり本体によるテザリングも可能な「ガラホ」を出しているのはauだけなので、このガラホを使いたいと思ったら回線はそのままの機種変更しかないのですが、調べていくと少々躊躇する点が出てきました。

というのも、auのショップ(オンラインショップも含む)でガラケーからガラケーに、さらに通話のみでパケット通信プランに入らずに機種変更しようとする場合、「毎月割」の利用ができないようなので、一台4万円前後もする定価での購入をしなければならないことがわかってきました。

この点については私のようにガラケーからガラケーに、通話プランのみの契約で機種変更しようとしている人にとっては共通の問題らしく、多くの方がその解決方法を考えているようでしたが、一番いいのは契約してすぐ解約した白ロムのガラケーを中古ショップで手に入れ、ショップに持ち込んで機種変更してもらう方法です。ただし、ガラホについて現行品の白ロム価格は高値で推移しているというのが現状です。

ただこの点については自分の更新月にはどう推移するかというところで変わってくると思うのですが、持ち込み機種変更した端末については保証は付けられず、例えばガラホの具合が悪くなった場合、ドコモのように買ってきた白ロムのカードを差し替えてすぐ使えるのかが不透明です。というのもauではガラケーの通話プランの他にガラホの機種専用の料金プランがあるので、auのスマホにガラホで使っているSIMカードを入れて暫定的に使おうとしても通話・通信が不可とのネット上の報告もあります(スマホで使っているSIMカードをガラホに入れるとそちらは利用可になるようです)。

今後はどうなるかはわかりませんが、万全を期すならいざという時に備えて同じ機種のガラホを複数用意しておいていざという時の代替で使うことになるでしょう。しかしそうなると安く購入したつもりのガラケー本体でも、新品を買うのと比べてそう変わらない支出になってしまうかも知れません。

私が現在MNPの対象として考えているドコモの場合、まだVoLTE対応のガラケーが出ていないのではっきりとはしませんが、今まで通り3G専用携帯とのSIM入れ替えは無理でもVoLTE対応機同士ならSIMの差し替えが自由にできるようなら、今後長くガラケーを使おうと思っている人にとってはかなりその後の選択肢が増える可能性があります。

というわけで、個人的にはauの多機能なガラホには十分魅力はあるのですが、今のままではとても今の回線のまま機種変更しようという気にはなれないというのが正直なところです。スマホではスタンダードタイプの機種なら2万円以下の予算でも十分に選ぶことができるのに、私の場合メールもガラケーではしないので通話するのが中心のガラケーに4万円前後も出す気にはどうしてもならないのです。もちろんauのガラホには過去の高性能ガラケー以上の機能が付いていることは承知していますが、いわゆるガラホの付加機能を使うためだけに4万円払うなら、もう1万円出してSIMフリーのiPhone SEを新品で買った方がもっと色々遊べるのではと考えてしまいます。

というわけで、今のところはauからドコモのガラケー(ドコモの場合はAndroid搭載のガラホでも従来のガラケーと機能は同じなので、あえてガラホにすることにはこだわりません)にMNPする方向で考えていきたいと思っているのですが、改めて思うのが今だに既契約者と新規契約者との端末購入についての優遇度の差です。もしかしたら私のように通話のみで無制限を使いまくるユーザーというのはあまりとどまって欲しくないのかなとも思ってしまうのですが、ドコモの方でも24時間通話定額の分についてはかなり経営的に厳しいという話も聞きますので、今後携帯大手3社が5分以内の通話定額のみを残し、24時間通話定額を辞めてしまうなんてことになって後悔しないように、どうせ同じように端末費用がかかるのなら、一番通話エリアの広いドコモのカケホーダイプランに入ることができるうちに移行しておいた方がいいようにも思えてきました。


旅行先での現金調達の今昔

私が日本全国を旅し始めた頃、日本全国どこへ行ってもお金を引き出せる金融機関というのは、今のゆうちょ銀行である郵便局のキャッシュカードか信用金庫同士でATMが相互利用できるものを使うかというものが主でした。ただ、地元以外の信用金庫のカードを使う場合には手数料がかかることを考えると、全国一率のゆうちょ銀行の口座を作ってもしもの時に旅先でも下ろせるように準備してから旅行に出発することが多かったです。

もちろんゆうちょ銀行は今も多くの提携ATMで現金を引き出すことができるので旅先で使うにもおすすめですが、今後は今までのように手数料がかからないで引き出せるのかちょっとわからなくなってきました。というのも、今の日本銀行が行なっているマイナス金利政策によってお金を日本銀行に預けるだけでも手数料が発生するため、無料のサービスを続ける事自体が金融機関にとって大変になってきているので、今まで無料で使えていたサービスを中止する可能性も出てきているからです。

これは、他の銀行にとっても条件が同じで、どの銀行にしていても今までのように無料で日本全国どこでもお金が下ろせる事が続くかというのはわかりませんが、ネット銀行の中には給与振込に使うだとか、一定の金額を口座に入れておくことで月間の回数を限定して手数料無料でATMが使えるように設定しているところもあります。旅行中にお金を引き出す事というのはそう頻繁にあることではないと思いますので、長期の旅行のためにそのようなネット銀行の口座にお金を入れてもしもの時に備えるというのも、特にクレジットカードが使えないような場所へ行く時にはいいと思います。

また、ネットバンクの中には「楽天銀行」や「ジャパンネット銀行」のように今のところ無料で口座に入金があった場合にメールで知らせてくれるサービスを行なっているところもあります。急に現金が必要になりお金を送ってくれる両親がいる場合には、たとえお金が入っていなくてもそうしたネット銀行のカードを持って出ると、いざという時に頼りになるでしょう。メールが着いた時にはすでにお金は引き出せるようになっていますので、メールで入金が確定した時点ですぐに引き出せるようになります。

また、お金を出す時にも全国にあるコンビニならほとんどの店舗にATMが設置されていますので、ネット銀行でなくても普段使っている銀行のカードで利用することも可能です。ただし、銀行によっては月による回数の制限があっても、その範囲内なら24時間引出手数料が無料のところがあったり、前述のようなメールによる入金や出金のたびにメールで通知されるところもあります。もし財布を落としてしまってクレジットカードを不正利用された場合でもメールでその都度通知される銀行を使っていれば、被害を最少限にすることもできますので、できれば旅行用にネット銀行の口座を作って、いざという時のためにお金を少しでも入れておくことをおすすめします。

なお、全国のコンビニに置かれているATMの情報は以下のリンクから見ることができますので、自分の持っているカードでお金を下ろしたい場合や、新たにネットバンクの口座を作る際の参考にしてみて下さい。ちなみに私は、メール通知で入出金の連絡が無料で可能な楽天銀行と、現状では唯一どこのコンビニでも引出手数料が無料で利用できる新生銀行を使い分けていますが、一応予備に住信SBIネット銀行のカードも作りました。今後マイナス金利の影響でこうした状況に変化が出てきたらまた新めて考えたいと思っています(^^)。

・セブン-イレブン(セブン銀行)
http://www.sevenbank.co.jp/personal/atm/

・ファミリーマート(E-net ゆうちょATM)
http://www.family.co.jp/services/application/atm.html

・ローソン(ローソンATM)
http://www.lawson.co.jp/service/finance/bank/

・ミニストップ(イオン銀行)
https://www.aeonbank.co.jp/atm/convenience_store/


ホンダ 新型フリードとフリード+ 車中泊車としての評価

テレビコマーシャルでは新しいフリードが出ると、ホンダのスポット広告が以前から目についていましたが、ようやく出てきたのが「新型フリード」と「フリード+」という二つの車です。

ここで、目ざとい方ならおわかりかと思いますが、この2車種の違いを見ていくと、多人数での移動をメインに考えるなら新型フリード、車中泊にも使いたいならフリード+という感じのシートになっていて、この辺は同じホンダが出している軽自動車のNboxとNbox+と同じような住み分けになっているような感じがします。

具体的にフリードとフリード+は何が違うかと言うと、シートの数と定員が違います。フリードの方は3列シートで、定員は6人のものと7人のものがあります。3列目にもシートがあるので、3列目のシートを畳むときには上へ跳ね上げるようになるので、シートを畳んだ時に後方左右にシートの出っ張りがあって気になる人には邪魔に映るでしょう。

フリード+の方は2列5人乗りになっていて、後方は純粋に荷室になっています。日常的に災害用品やキャンプ用品をそのまま乗せておくなら荷室の広いフリード+の方がいいでしょうし、シートアレンジによって大人2名が寝られるスペースも簡単に作ることができます。

詳しいことはホンダのホームページにある「おやすみモード」の動画を見ていただければどのように就寝スペースを作るかがわかりますが、このモードにセットする場合には普通車でありながら運転席のシートを最初に前に倒さなければならないので、常に運転できる状態でシートアレンジができないのが残念なところです。

2列目のシートの背中部分にはボードが付いていて、背もたれを前に倒した後でボードを広げると、車内の下にある荷室はそのままに大人2人が十分に寝られそうな就寝スペースを作ることができます。この辺はNbox+でのシートアレンジをそのまま使っているような感じもあります。後方にはボードを渡してあるだけなので、子供さんがボードの上で飛びはねたり、大人が誤ってボードの上で立ち上がってしまった場合にはボードを破損させてしまう恐れがありますので、その点には注意してもらえれば、実に簡単に、しかも荷物を移動させることなくフラットスペースを作ることができるということで、Nbox+では走りや室内空間に不満があるような方には今回の新しいフリード+はいいのではないでしょうか。

ちなみにフリード+の価格はガソリン車FFで190万から212万くらいまでで、4WDだともう少し高くなります。気になる燃費はガソリン車でもFFが19.0km/l、4WDで17.6km/lと1500ccの車としては悪くありません。普段使いでそんなに距離を乗らないならガソリン車の方がいいと思いますが、この車で日本一周をしようと思うようなキロ数を乗ろうと思っている方はハイブリッド車の方が車を乗り潰すまでの燃料の消費の点から有利になるかも知れません。ハイブリッドの価格は230万から270万くらいまで色々あります。燃費はFFが27.2km/l、4WDでも25.2km/lなので、価格の差をガソリン代で取り戻せるかということも個人的には考えたくなります。

一通り新型フリードのサイトを見た感想としては、おやすみモードのシートアレンジで、運転席が使用できなくなってしまうというのがちょっと残念に思います。もう少し大きな車にして後部座席だけで大人が寝られるスペースができればなお良かったのですが、これがホンダの出した車中泊車としての製品だということで、車中泊車として考えている方はそんなことも他社の車と比較検討する判断材料になるのではないでしょうか。

また、今回の新型フリード登場にともなって、旧フリードの中古車の価格が下がっていることにも注目しておきましょう。以前このブログで先走って旧型のフリードを買った人の内部を撮影させていただきましたが、ボードを渡しただけの就寝スペースでは不安を感じる方なら、便利さを犠牲にすることで旧モデルを選んで寝る時には、車の床にそのまま寝られます。ただその場合には荷物を移動することで対応することになるかも知れません。

なお、実際の車内の様子やシートアレンジの操作については、カタログや雑誌の特集以外にも、本気で購入を考えられている場合は展示のあるホンダディーラーや特約店、旧モデルなら中古車を扱うショップで実際に作業してみて決めた方がいいでしょう。興味がある方はぜひ実車を見に行って自分の車中泊旅に合うかどうかを確認してみてはいかがでしょうか。


次世代ガラケーへのアプローチ

携帯電話の将来について考えた場合、今もガラケーからスマートフォンへの乗り換えが言われている中、このままガラケーはどうなってしまうのだろうかというのが気にかかります。個人的にもあと2ヶ月で今使っているガラケーの更新月が来るので、真剣に今後のガラケーの動向を見ていく必要を感じています。

最近「ガラホ」という言葉で紹介される従来のガラケー用OSでなく、スマートフォンでお馴染みのAndroid OSを入れた端末が、将来にもガラケーが存続するためのカギをにぎっていると言われています。開発する際にもスマホとOSが同じなので、流用がしやすいということなのですが、この「ガラホ」にも2つの系統の端末があるのをご存知でしょうか。

まずは、ガラホという言葉を一般化したと言われるauの端末の傾向を紹介します。以前にも紹介した事があるかも知れませんが、ガラケーのように使えながら、LINEなど多くの人が使うアプリが本体から使えるようになっていたり、今までのガラケーでネットを接続するために使ったezwebを使わなくても、Wi-Fiからネットに直接接続するというスマホでは当り前のことがガラケーのような形をしたガラホででき、カメラはもちろんワンセグやおサイフケータイもある高性能ガラケーを髣髴とさせる多機能な端末を出してきています。ただ今後、LINEが多くの人が使うアプリケーションアプリでなくなった場合、LINEがプリインストールされている現在のauのガラホは使えないアプリを削除できないわけで、長期的に便利に使うためには常に新しい端末が必要になってきます。問題はこの種のガラホがずっと作り続けられるかということでしょう。

同じガラホでも、ドコモが出しているOSがAndroidのガラホはauのアプローチとは違っています。機種によってカメラやネット接続は使えるようになっているものの、好きなアプリを導入することはできず、本体によるテザリングやWi-Fiを使ってインターネット接続を利用することもできなくなっています(つまりauのガラホではデータプランを契約すればテザリングまでできてしまうということです)。これは、きわめてベーシックな通話・メール・ネットの機能だけを汎用OSであるAndroidを使って実現したもので、使う方にはガラホである必要性はないかも知れませんが、使い勝手を常に進化させたりセキュリティの強化がOSレベルで計れるため、手間を掛けないでも製品を提供できる事がメリットになっています。

ドコモのガラホの中ではSH-03Hというビジネス仕様のガラホがあるのですが、このガラホはワンセグはもちろん、カメラも付いていません。ガラケーの本分を通話と少々のメールとみて、必要最低限の機能しか付けないガラホということで、カメラ付き端末が持ち込めない場所で使うにはこうしたものを選ぶしかありません。さらに、機能を絞ることで長時間充電しなくても使い続けられるというメリットも有ります。他のガラホと言われるドコモが出しているガラケー型の端末でもスタンダードなガラケーといった感じのものになっていて、LINEや、機種によってはtwitterやfacebookのアプリがプリインストールされているなどの特徴はあるものの、iモードやおサイフケータイも使えなくなっていて、せっかくAndroid OSが入っていてもかなり制限を付けられていると感じるものになっています。

同じAndroid OSを使ったガラホというくくりでも、auとドコモではこれだけの違いがあるというのにもびっくりですが、ガラケーで色々なことをやりたいと思っている方がauのガラホは面白そうだからドコモのガラホでも同じことができるだろうと思ってドコモのガラホを買ってしまったらかなり失望することになると思いますので、購入する前にしっかりと機能の確認をした上で購入されることをおすすめします。

今後のガラケーを見ていく中で、もう一つのポイントは、通話に使う電波が3Gなのか、4Gと言われるLTEが使えるVoLTEが使えるかということがあります。auのガラホは機種によってはVoLTEが使えますが、その場合は逆に3Gでの通信ができないようになっています。山の中などで圏外になる可能性が上がるので、自分の行動範囲によっては選ぶと使えないエリアが増える危険があるので、そこは注意して下さい。ドコモでは3Gのみでの通信しかできない端末しか現状ではないので、今後3G/LTEの両方が使えVoLTEも使える端末が出てくれば魅力的ですが、将来的には停波も噂されている3Gしか使えないというものだとこれから購入して長く使うというわけには行かないでしょう。

どっちもどっちという結果になり、さらに迷ってしまいそうなガラケー選びではありますが(^^;)、ギリギリまで新しい端末が出ないということも考えつつ、また、更新月の翌月あたりにすごい端末が出た時に備え、一時的にAEON MOBILEに避難するという裏技を使う事も視野に入れながら(AEON MOBILEでは音声プランでも早期解約時の負担が少ないのです)どちらのガラホがいいかという事については継続して考えていきたいと思っています。


スマホの中古市場は価格が敏感に反応しない場合もある

今、スマホとしての注目はiPhone7が一番だろうと思いますが、その裏で、今年出たばかりのiPhone SEがひっそりと値下げされているのをご存知でしょうか。

決して新品がディスカウントされることはないので、Apple Storeの価格が全国一律の価格になると思いますが、64GBのものでも税抜価格で49,800円で新品が購入できますので、この価格をしっかり覚えておかないと思わぬところで高い買い物をしてしまう可能性があります。

というのも、昨日たまたま家族用のガラケーが壊れてしまったので、代替で安いガラケーはないかと中古白ロムが置かれているショップを巡ってきたのですが、この値下がりを知らないで売っているお店の中には、中古の16GBのiPhone SEでも5万円くらいの値付けをしているところが見受けられました。

ちなみにストアでの16GBは44,800円と、64GBと5千円しか値段が違わないので、購入するなら64GB一択だと思いますが、もし中古白ロムで買うとしても3万円前半くらいでないと個人的には買う気は起こりません。

また最近ではFREETELの販売するスマホが白ロムとしてお店で売られていることがありますが、こちらの方は更に定価から値引きされてネットのお店で売られることがあるので、ちょっと見で安いからと言って白ロムを買ったものの、実は新品をネットで買う方が安かったということがあるかも知れませんので、注意が必要です。

なかなか新価格の情報というのは皆が皆知っているわけではないので、お店の値付けを疑うわけではないのですが、念のためネットで新品がもっと安く売っていないかどうかを確かめた上で購入するようにした方がいいでしょう。

ですから、一番だめなのが白ロムを衝動買いすることでしょう(^^;)。話は最初のiPhone SEに戻りますが、SIMフリーのiPhoneの新品が5万円そこそこ(税込)で買えるようになるとは、いくら旧製品の型落ちとはいえ、通話とLINEとポケモンGOをするくらいなら十分過ぎるほどのスペックで、変な話シニアの方がガラケーからスマートフォンデビューするには、携帯大手の誘いには乗らずに、スパっとMVNOとの組み合わせで使った方が月々の料金は安いし端末にも満足するしと、一番いい組み合わせなのではと思ってしまいます。


無制限より使える? 高速クーポン20GB以上のプラン

私が今でもだましだましメインで使っているモバイル通信のプランはワイヤレスゲートの「3Mbps使い放題プラン」ですが、データ通信専用で1,680円(税抜価格 以下同様)という安さだけが取り柄のプランだと言えます。

もっと使えるプランがあればすぐに乗り換えようとは思っているものの、最近になって無制限プラン以外のアプローチとして相当使いでのある高速クーポンを増やしたプランを安く提供するようなプランが出てきました。それがU-mobileの「U-mobile MAX 25GB」です。

こちらの料金はデータ通信専用で月額2,380円とワイヤレスゲートと比べると少し高いですが、無制限プランでよくある大量のデータのやり取りをしていると規制がかかるのでなく、あくまで高速クーポンを使い切るまでは規制がないようにも読めます。ちなみにこのプランで使う回線は無制限プランのプラチナムで利用されるIIJmio回線ではありません。

今回出てきた「U-mobile MAX 25GB」で、月間25GBまではほぼフルスピードが出るならかなり魅力的なプランと言えるかも知れませんが、こればかりは10月からのサービス開始以降の人柱待ちというところがあるのかも知れません。

ノートパソコンを使いながら長期旅行をし、外出先からWindowsの更新を頻繁に行なうような用途には適しているのではないかと思います。今の無制限と言われるLTE通信のプランではそもそもダウンロードのスピードが抑えられていたり、3日間のデータ通信料によって制限がかかるケースもあると聞きます。そうした状態の中で更新用ファイルを途中までダウンロードして止まってしまったら、満足にOSの更新ができなくなってしまうでしょう。自宅に帰って更新ができる環境ではない場合には、このU-mobileのプランは注目に値するのは間違いなさそうです。

私の場合はとりあえず更新が必要になったら自宅で更新をすればいいですし、モバイルルーターやスマホでのテザリングはBluetooth経由を利用しているので、3Mbps以上のスピードが出ていても、Bluetooth通信の上限が最大3Mbpsで頭打ちなのでテザリングの方法を変えないと折角の高速通信を利用できなくなってしまいます。Wi-Fiテザリングで長時間使っていると電池の消耗が気になりますし、本音としては最大1Mbpsでもいいので、いわゆる中速で安定してYouTubeが見られるプランが出てくればいいのにと思います。

ただ、月に25GBまで使わないような使い方をしているなら、たとえBluetooth経由で高速のインターネットを使えなくても使ってみる価値はあるかも知れません。有線回線の代替として使えるかどうかという点については微妙ではありますが、毎日使う場合、平均で一日に約800MBまで高速で使えるというのは普通の使い方であればまず高速クーポンを使い切ることはないでしょう。

今回紹介した「U-mobile MAX 25GB」が出てきたもう一つの背景には、携帯大手3社がまたしても横並びで出してきた、個人用の大容量データプランの存在があると思います。ソフトバンクの「ギガモンスター」、auの「スーパーデジラ」、ドコモの「ウルトラパック」の料金はデータ分だけになりますが(これに通話定額のプランを付ける事が必要)、20GB 6,000円 30GB 8,000円でサービスを開始すると発表した事への対抗プランのような気もします。

U-mobileの方はデータ通信プランだけの契約もできますので、通話は携帯大手のガラケー用定額(2,200円)とU-mobileのデータプランを契約しても、携帯大手のデータ部分の料金より安く通話は24時間データもほぼ満足できるだけ使えて5千円を切る価格で維持できます。まだU-mobileのサービスが始まっていないのでデータ通信の品質が大手と比べて劣る可能性はありますが、この大手と比べるととんでもなく安く使えるプランに興味がある方は、少し移行するのを待ってネット上の口コミなどでU-mobileの評判と実行速度を調べてからでも決して遅くはないでしょう。


車の走行が滞る原因は実にさまざま

個人的に車を運転して一番ひやっとした体験というのは、別のところに注意が向いている中で全くノーマークの危険がやってきた時です。どういうことかというと、交差点で右折しようとしていて、本来なら直進する車の方が優先走行のできるのに、対面の車が道を譲ってくれた場合、そのゆずり合いの精神を有難いと思い、できるだけその車に迷惑にならないようにさっと右折しようと思って交差点に侵入したら、その車の後ろから直進してきたバイクと接触しそうになったことがありました。この時には道を譲ってくれた車には事故を起こそうと思った意図はないですし、もし事故になったらただただ前方の不注意をしてしまった私の方に過失が生まれてしまったことでしょう。それからは、目の前で起きていることだけではなくできるだけ視野を広げて危険察知をするようにしましたが、そうして注意をしていても事故の危険というものはなくなることはありません。

またこれは私自身の事ではありませんが、見ていて実に怖いと思った状況があります。私は普通に二車線の道のうち、左車線を走行していたのですが、少し前の車が不自然に停まってしまい、車がつながってしまったのですが、しばらくその車が動かずに後方にまで車の列が出来てしまいました。

そのような状況にしびれを切らしたのか、私の前の車が車線を変更して停まっている車の右側をすり抜けて行ったのですが、その直後、杖を持って歩いて横断歩道を渡っているお年寄りが停まっている車の前にいたことがわかりました。

以前も書きましたが、横断歩道の前で歩行者が道路を横断しようとする意志を示した場合には、車は横断歩道の手前で停止し、その安全を確保しなければなりません。今回はお年寄りが渡る速さがゆっくりだったため追い越しを掛けた車との接触はありませんでしたが、もし見えない所から急に歩行者が出てきて、出会い頭にはねてしまったらと思うと、自分のことのようにぞっとしたことを覚えています。

このケースでは最初に停まっている車が横断歩道の手前で停まっているのがわかれば何故停まっているのかはわかるかと思いますが、旅先などでは横断歩道がなくても急に前の車が停まっていた場合、単に景色に見とれて停まったのか、前方で小動物が横断していたのか、大きな動物が別の車に轢かれて横たわっていたのかなど様々な理由から停まっているのかも知れません。まだまだ考えられる理由はたくさんあることでしょうから、実際に確認してみなければわからない事はありますが、どんな状態であっても、停まらなければならない理由はあると考えた方がいいでしょう。こういった事例はまれではありますが、日々のニュースではそんな事例を集めておくこともいざという時のためには役に立つかも知れません。

先日、愛知県の橋が天候や橋自体の問題ではなく、急に通行止めになったことがニュースになりました。なぜそんなことになったかというと、その橋にある外灯を目掛けて羽虫であるカゲロウが異常発生し、場所によっては数センチの厚さに積もったそうです。昆虫の羽が道路に積もることで車がかなり滑りやすくなるということで通行止めになったのだそうです。もしそうしたことがわかっていないで突っ込んでしまったら、スリップして事故になっていた可能性が高いと言えるでしょう。この場合もそうした状況と理由が分からなければ急に前の車に停まられてしまったら文句の一つも降りて言いたくなる方も少なくないのではないでしょうか。

このように、今まで普通に走っていた車が急に停まるというのは必ず何かしらの原因があると考えるのが普通でしょう。過去に話題になったことがありましたが、車を運転していた方が急に具合が悪くな意識不明になって信号が変わっても再スタートできず動かなくなる場合だってあるわけですから、そのような状況に当時者として見舞われても、冷静に対応できるような広い心を持って運転することこそ大事になると言えるでしょう。

車でどうしても時間を決めた待ち合わせや宿の到着などで急がなければならない場合もあるとは思いますが、実際に道路上でトラブルになれば、どんなに心が急いでいても時間通りに着くことはできません。過去では相手に連絡する手段がないのでどうにもならないということはあったかも知れませんが、今では相手に直接電話して車が動かない理由を告げることで、その後の対応も決めることができるようになっています。必要ならスマホのカメラで現場の写真を撮って送ってあげれば更なる理解は深まるでしょう。

やはり、急いでいるという事だけでも心に余裕が無くなると少しのトラブルがきっかけで事故に結び付くことはあります。車に乗っていて渋滞に遭うだけでも心に余裕がなくなってしまうことが私にもありますが、逆にそういう時こそ頭は冷静に、決して強引に車で動いたりすることとんでもない落とし穴にはまることもあると思いつつ対処することが重要になってくるのではないかと思うわけです。

夏から秋にかけてはスズメバチも大量発生し、マラソン大会で多くの人を刺したということがニュースになっています。秋に行楽で山に出掛けられる場合は、できれば窓を開けたまま走って車の中に虫を入れないように気を付ける事も合わせておすすめしておきます。


由比で桜えびづくしの昼食

2016年は9月も中旬に入ろうとしているのに真夏のような暑さで、いろんな意味で大変です。暑いのを我慢して家にいるよりも、今が旬のものを買いに行こうと前回出掛けた際に売り切れてしまっていて涙を飲んだ富士宮の生落花生を買いに行こうとまだ早いうちに自宅を出て、富士宮の農産物直売所「う宮ゃーな」(静岡県富士宮市外神123 TEL 0544-59-2022)に向かいました。

目的地に着いたのは午前10時過ぎでしたが、落花生売り場は農家の方が朝収穫した落花生を並べるとすぐに売れてしまうまさに入れ食い状態でした。それでも、何とか品物を並べに来る農家の方の動きを確認しながらその日のうちに茹でられる分くらいの(この時期の生落花生は塩水で茹でた茹でたてをいただくのです)ものを手にすることができました。

さすがにこんな状態では午後になれば売り切れになるのも納得です。おやつやビールのおつまみとしては最高ですし、調理の方法についての説明が書かれたチラシも用意されていますので、夏から秋にかけて富士山周辺で静岡県側に来る機会があれば、ぜひ午前中の早い時間に生落花生を求めに立ち寄られるのもいいのではないかと思います。

今回は、念願の買い物を終え、静岡市方面に帰るにあたり、普段はいつも富士宮周辺で昼食を取るのですが時間が早いため午前中にはもう静岡方面に出てきてしまったので、お昼をどうするか考えているうちに、現在は静岡市の一部となっている旧由比町の名物・桜えびを出してくれるお店で桜えびづくしでもと思い、いつもと違うパターンで桜えびの老舗へと行ってきました。

由比駅周辺には数多くの桜えびを出してくれるお店がありますが、老舗でも車で行きやすいお店ということでは「井筒屋」(静岡県静岡市 清水区由比314 TEL 054-375-2039)さんがおすすめしやすいお店であると思います。お店の前にも駐車場はあるのですが、ちょうどお店の前が周辺観光をするための無料駐車場になっています。

いつもはこの観光駐車場が満車になっていて井筒屋さんでの食事も諦めるのですが、その時にはたまたま駐車場に空きがあり、暖簾も出ていたのですぐに入店しました。このお店は基本的に桜えびのかき揚げが中心なのですが、お寿司やお蕎麦、カツ丼などもあり、桜えび自体が苦手でも注文して食べられるメニューは多くあります。私はここではお蕎麦やお寿司はパスして、桜えびずくしの「由比定食」(1,300円)を注文しました。

由比定食

一枚でも相当食べでがある桜えびのかき揚げが定食の中心で、桜えびごはんに桜えびのお吸い物、桜えびの佃煮に漬物とデザートにみかんが一個付いている、まさに桜えびづくしと言えるメニューです。さらにお刺身の付いた「駿河定食」もありましたが、桜えびを満喫するならこれでも十分でしょう。とても食べ切れないという場合はかき揚げを単品で頼んだり、お蕎麦とのセットや桜えびのかき揚げ丼を頼む手もあります。

店内は12時ジャストくらいということで、まだそこまで人は入っていませんでしたが、団体客がいなかったせいか、待たずにスムーズにおいしい桜えびを食することができてラッキーでした。安く食べるなら由比港まで行くとか、他にもいろいろ方法はありますが、車で出掛けて停めやすく、更に周辺観光も込みでということで考えると、この井筒屋さんで食事して観光するというのは結構便利なのでおすすめします。ただし日時によっては車を停めることが全くできない状況もあり有ますので、どうしても由比で桜えびが食べたいという場合には違うお店や観光の順番を工夫するなどの違ったパターンを持っていた方がいいのではないかと思います。


警察発表やマスコミ報道を増幅させるネットについて考える

私自身、毎日何かネタになることはないかと思いブログを書いているようなことがあり、日々のニュースに便乗してしまいたくなる事もあります。ただ、ネタがなく読む人が楽しんでくれればくらいの軽い気持ちで書いたことが大変なダメージをニュースの当時者に与えてしまう事もあるので、私のように日々の出来事をブログに綴っているような方は注意した方がいいでしょう。

私自身も気を付けたいですが、それでも何の気なしに書いたことがいつまでもネットで検索されて残ることで当時者にダメージを与え続ける事になってしまう事が実際に起こっているので、今回は二次被害のために固有名詞での紹介は極力避けて、危ないケースについて紹介していこうと思います。

新聞で言うと社会面を飾るような記事の中でも、殺人とか強盗のように大きな事件でなくても、心情的に許すことのできないような「事件」が紹介されるような場合があります。例えばワイセツ事件や痴漢、公務員の不祥事や教師による暴力事件など、もし自分や自分の子供が巻き込まれたらと思い、被害者の心情に入り込んでいくとかなり加害者とされる人物に怒りを感じることになり、単なる三面記事のニュースがネット上で拡散されて多くの人がさらに同調し、避難の渦がネットにおいて広がっていくこともよく見受けられます。

そうした事件報道が真実を述べているのなら加害者には情状酌量の余地はなく、バッシングされるのも多少は致し方無いと思いますが、ネットの中では顔写真および自宅の住所までまだ容疑者という段階から晒したりするケースも多く見受けられます。もちろん犯罪は許すことはできませんし、犯罪を犯した人については糾弾されても仕方ないとは思えるものの、犯人とされる人に家族がいたとして、家族までバッシングに晒すのは問題がないのかとも思えます。

さらに問題になるのは、その犯罪とされる行為そのものがなかったり、あったとしても犯罪とまで行かないと判断されて不起訴となった場合にどうするのかということです。ネットの書き込みは残りますので、名誉を毀損されたり、実際にネットへの書き込みが元で生活に影響が出たとして名指しで批判された場合、真摯にその批判を受けるかあくまで戦うかの覚悟がないまま興味本位的にブログを書いてしまうと、深刻な問題を引き起こす可能性だってあります。

日々というより時間ごとにでも即時更新し、多くの人の目に触れる可能性のある文章や写真を随時更新できるネットの力というのはやはりあるものです。いわゆる旬なネタというのは人を呼びこむためには使いたいところではありますが、どれだけ人が来ないブログであっても、時の流れに乗って確かめようのない事実を安易に断定するような文体でブログを書くことは慎重になった方がいいのではないでしょうか。

こんなことをつい書きたくなったのは、まさにその冤罪とも言える「事件」があっという間にネットで拡散し、現在でも報道当初は事実とされていたものが不起訴になったことで、誤った内容の事実認識や個人に対する誹謗中傷や脅迫などの内容がネット上で残っているのを最近になって発見したからです。

その事件について書かれた書き込みの日付けを見ると、そのほとんどがニュース報道のされた日付と同じか、数日後でまだニュースとしての旬の時期にブログへの集客を狙って書かれたものが多いように感じました。同じキーワードで検索しても、事件報道から少し経った時期に書かれているブログには事件のその後を追った報道を参考にしているものもあります。そこには、逮捕された容疑者が不起訴になったことおよび、事実関係を事件の目撃者および加害者側から聞くことなしに被害者側からの申し出のみを取り上げ、事件に関する詳しい検証もないまま当事者を逮捕して発表したことに対する警察の不可思議な対応および、マスコミが警察発表の内容を検証せずに事実誤認の内容を発信したことに対する批判の内容が載っています。しかしネット検索でトップに来るのはそのような後日談ではなく、事件当初のひどい内容のニュースサイトやブログがほとんどなので、実際には不起訴になったのに名前と顔を晒され続ける当事者の方が大変不憫に思えました。

日本では逮捕されればすぐに犯罪者として認識されることになり、今回出した例では不起訴でしたが、起訴された場合、もし裁判で無罪になったとしてもネット上で名誉回復することは並大抵の事ではないでしょう。

世の中にはマスメディアよりもネットからの情報で十分だと思っている方も少なくないと思いますが、テレビは全てをチェックできていないのでわかりませんが、新聞などの活字メディアでは報道した時と比べて大変小さくなったとしても間違った報道をしたと思えば、それなりの対応でお詫びの文が載ります。それに比べてネットの世界ではどれが正しくてどれが間違っているかということよりも、検索で上位に表示されることが正義として多くの人に認識されてしまうことがあるので、今のままでは情報を取るためのメディアとしては新聞よりも適さないのではないかと今のところは思っています。

少なくともここを読まれている方については、ネットで事件報道を追う場合には、検索上位の記事だけを読んで判断しないで、たとえ検索下位になってしまっていても、時系列的に後から出てきた事実を含んだ記事もその日付から見当を付けて入手し、多くの立場から書かれた内容を十分読んだ上で自分なりの結論を出すように心掛けるのがいいのではないかと思います。

さらに、事件報道を紹介するブログでも後日報道が出た場合にはその内容を記載すると同時に明らかに誤りな点については内容を書き換えたり補足したりと、過去の書き込みにも手を入れてフォローする事も大事だと思います。もちろんこのブログについても後から間違っていたことがわかったり事実誤認があった場合は内容を書き足したり書き換えたりするつもりですが、自分でも気付かないで誤りを放置してしまうことが起こっているかも知れません。その際にはお手数とは思いますが、コメントでも直接の連絡でも構いませんのでご一報いただけると有難いと思っております。