車中泊車としての軽トラと軽1BOXの比較 その3 燃費・走行性能

現在の軽自動車普通車は、その多くが純粋なガソリン車からハイブリッド・電気自動車・ディーゼル車というような形に変わり、燃費も飛躍的に向上しています。そんな中で、ここまで紹介している軽トラや軽1BOXでは今のところハイブリッドなどの装備はなく、燃費は明らかに落ちます。

基本的にはMTとATということにもなりますが、長距離運行をするなら運転にストレスのないATの方を選んだ方がいいのですが、乗用車と比べると明らかに燃費は落ちます。過去にオートマの軽1BOXで長距離を走った時には最高でも一般道が中心だと13km/Lくらいがせいぜいで、これは軽トラの場合でも同じでしょう。ただ、荷物として居住スペースを載せて走るので、住居部分が重い分、軽1BOXよりも燃費は下がると考えた方がいいでしょう。

あえてこれらの車で燃費の良いものと考えた時、ある程度の予算があって新車を含む高年式車が選べるというなら、MTでもATでもないスズキの5AGSというミッションの車が候補になるかも知れません。5速あってオートマのようにギアが切り替わるので、高速道路を利用する際の燃費に違いが出そうです。

2WDの場合、軽トラのキャリイでも軽1BOXのエブリィでも、JC08モードのカタログ値は20,2km/Lと5MTよりも燃費が優れたカタログ値になっています。ただそれでも実測の燃費についてはこの数値通りには行かないと思います。燃費口コミサイトでその辺の事情を確認すると、エブリィの5AGSで平均が約15km/Lくらいでした。もちろん乱暴な運転を繰り返してきれば10km/Lを割ることもあるでしょうが、口コミサイトにアップされた数値の中には20km/Lを超える結果も報告されていました。

恐らく高速道路走行で定速で止まらずに走ったのでしょうが。私が今乗っているガソリン車のホンダフィットが、市街地では12~15km/L、下道で長距離だと17km/L前後、高速を定速走行すれば20km/Lを超える場合があるのですが、このくらいの燃費が出るのなら、それで十分ではないかと思えます。元々、軽トラも軽1BOXもスピードを出すような車ではありません。高速道路走行の際でも燃費がカタログ値の20km/Lくらいを目指し、余裕を持った運転をするつもりで利用するのがいいでしょう。

そうなると、ほとんどエンジンと走行性能が同じ車ということなので、荷室の中に相当重い物を載せなければキャリイよりもエブリィの方が燃費の面では期待できそうです。ただ新型のキャリイなら居住部分の徹底した軽量化を実現できれば、エブリィに迫る燃費性能も期待できそうではあります。

走行性能についても新型のものなら改善はされていそうですが、上り坂での力不足や雪道での安定走行をより重視するなら、燃費の低下には目をつぶってもターボや4WDを選んだ方がいいでしょう。4WDの場合はフルタイムでなくパートタイムで切り替えられるものにして、通常での燃費の良さを確保した上で悪路の走行時に4WDにして走るようにするのが燃費を考えて車を選ぶのならおすすめです。

あと、走行時に気を付けたいのが特に軽トラに居住スペースを載せて走行する場合、乱暴な運転をするとハンドルを取られたりする可能性があるということです。あと、常に居住スペースを積載した状態での車高(地面からの高さ)を把握しておかないと、高さ制限のあるところで、うっかり屋根をぶつけてしまう可能性も無いとは言えません。

ここまで、車中泊車のベースとしてどちらの形状の車がいいかということを考えてみしたが、実際に選ぶ場合の違いというのは自分がどんな車を作ってどんな風に旅行に行きたいかによって選ぶ車も違ってくるということが正直なところでしょう。ここまで読んでそれでも決められないと思った場合は、まずレンタカーで軽1BOXタイプのものを借り、その車で1泊でも2泊でも旅行に出掛けられてみるというのはどうでしょうか。

最低限のマットと寝袋を持って出発し、荷室の環境にどうしても我慢できなければそれ以上の居住空間を作ることができる軽トラに行くしかありません。逆に荷室スペースで満足でき、むしろ広いと感じるなら、最初は素のまま車中泊をしていても、将来的には装備を増やして本格的なキャンピングカーに近いものに仕上げることを目的にして1BOXを購入する事になるかも知れません。
私自身も今後どうなるかはわかりませんが、とりあえず次の車検時期にそのまま続けて車検を通すのか、一気に車中泊用に整った環境が作れる車にするのか、最初の方にも書きましたが自動車全体にかかってくる税金や保険の状況も見ながら決定していけたらと思っています。

※軽トラックと軽ワンボックス車について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ベース車の価格
その2 居住環境
その3 燃費・走行性能


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