車中泊車としての軽トラと軽1BOXの比較 その1 ベース車の価格

先月は自動車税の支払期日だったわけですが、今年はその前に思いもかけぬ出費が続いたせいか、かなり払うのに苦労しました。以前ワゴンRに乗っていた時にはこんなに苦労したという経験はなかったので、まだまだ軽自動車に甘い税制であることを感じるとともに、今後の状況を見る中で、ユーザー目線で状況が変わることは考えにくく、大手メーカーの利益を確保するような形で税金が変わっていくなら、きちんとメンテナンスをすることを心掛けながら軽自動車に乗って車中泊の旅をした方がいいのかなとも思えてきます。

ただ、今後の状況によっては1,000ccクラスの税金が軽並みになってくるようなかここまでの考え方は改めますが、今のままの状況が続くなら、次に買い替える車は軽自動車でも十分ではないかとも考えます。

軽自動車で車中泊というのは私がブログを立ち上げた頃のテーマで、スズキ・ワゴンRのシートアレンジを利用して一人での車中泊にずいぶん使わせていただきましたが、最近の軽乗用車というのは車両価格が高く、車内で寝るためにはその都度セッティングが必要になる場合が多いです。車中泊がしやすい軽自動車としては、ホンダのNBox+がありますが、フルフラットにするためには運転席・助手席を操作する必要があり、いざという時にはすぐにドライビングポジションが保てないというデメリットが有ると私は思っています。

そうではなく車を停めたらすぐに寝られる状況を作るために、私が現状で考えているのは軽自動車を購入する場合、2つの選択肢があります。それが、軽トラか軽1BOX(注・いわゆる箱バンと言われるもので、ここで言う1BOXとは4ナンバーの車に限定させていただきます)ということになります。

軽トラで車中泊とはどうするのかと疑問に思われる方もいるかも知れません。本当に荷台をそのまま使って荷台の上でテントを張ったりする方法で車中泊の旅を行なっている方もいますが、最近ではホームセンターで材料を購入してきて荷台の上に居住スペースを自作し、およそ20万くらいで積み下ろしのできる箱のような家を軽トラに載せて利用している方も多くいます。車検の際にはその箱家を下ろせば4ナンバーのままで大丈夫ですし、自分の作りたいコンパクトなモバイルハウスが実現できるという点は画期的です。国内ではそうした軽トラベースのキャンピングカー制作のための講座を行なっているところもあります。

すでに日曜大工のための工具を用意していれば、スムーズに作業に入れますし不満点があれば修正も可能です。いったんばらして再度作り直すこともできるので、気軽に始められるでしょう。自分で作ることに不安がある場合は、先述の通りキャンピングカー自作派という人たちはネットを探せば見付けることもできますので、ページを見て参考にしたり、直接問い合わせをしてみるのもいいでしょう。さらに具体的には素の軽トラだけをまず購入して、専門に作っている人に相談しながら手伝いを乞うことも可能かも知れません。その場合は、既製品の軽キャンピングカーでは作れないようなものを実現できるかも知れませんし、駐車場にパイプを組むなどして居住部分を軽トラから積み降ろしできる設備も作れば、常にキャンピングカーとしてではなく、状況に応じて普通の軽トラとしての利用もできるようになります。また、車の不具合で買い替えを余儀なくされたような場合でも、単に荷台に載せて固定するだけのものなので、ヤドカリのように同じ箱家を末永く使うことができます。

ただ、こうした自作をともなう作業をしなくても、フラットな床を作ってしまえば後はマットや寝袋を持ち込んでしまえば簡単に車中泊でき、さらに内部の装備を自作することで軽でもキャンピングカーのように使えることで人気のあるのがいわゆる「箱バン」と呼ばれる軽の1BOXタイプの車です。この車種については改めて詳しく紹介しなくても軽自動車を車中泊に使う場合の一番のベース車としての地位を築いていますので、十分おわかりになるでしょう。

そこで、今後コストも安く車中泊をしようと思っている方にとって悩みどころである、車中泊カーのベース車を軽トラにすべきか、軽1BOXにすべきかということについて、これから様々な観点に基づいて考えてみたいと思います。

まず、車自体の入手のしやすさについて考えると、とにかく年式や走行距離は気にしないというなら安く購入してそれなりに使えるという点では軽トラの方がベース車として向くと思われます。なぜかというと、同じように内装に使用感があったり汚れていたりすることは古い車の場合あるわけですが、軽1BOXの場合は車の中で泊まることを考えると、内部がペンキや泥で汚れていたり、一見きれいでもペットの毛が掃除をしてもしても限りなく出てきたりなどすると、いくら洗ったり掃除をしても完全には汚れや匂いは消えないということにもなります。

その点軽トラなら、いくら荷台が汚れていたとしても年式が新しくエンジンも調子が良ければ、実際の車内での生活は荷台に載せる「新築」の箱家で行なうことにできます。さらに、最初は安い軽トラで出掛けていても、日本一周が急にしたくなった時点で新車に買い替えて箱家も載せ替えればいいわけです。中古車の価格はピンからキリまでありますが、まずは安い軽トラを探し、居住スペースについても一気に材料を購入しなくても時間を掛けてやっていくというのならば、最初のうちは幌を付けたり、シンプルに荷台にテントを張って車中泊というのでもそれはそれで面白いのではないでしょうか。

ただ、最初から車中泊専用で使うつもりで新しい車をベース車として探す場合は、グレードや走行距離にもよりますが、導入コストはそんなに変わらないかと思います。例としてミッションでありながらオートマ的に乗れる5AGSというミッションを搭載したスズキのキャリィ(軽トラ)・エブリィ(軽1BOX)で比較してみると、5AGS搭載車はキャリィが2014年8月のグレードKCの車、エブリィが2015年2月の各グレード車になります。

特にエブリィには多くのグレードがありますが、一般的なところで2WDハイルーフでウィンドウは手動(PCより上ならパワーウィンドウ付)のPAあたりでも私は十分だと思います。キャリイのKCの走行距離1万km前後の車で比べてみると、どちらのグレードでも中古車販売サイトの2017年5月現在で車両価格が約80万円くらいという感じです。

もちろん自動ブレーキや4WD、ターボ付きの方が走っていて安心で楽ではあるのですが、その場合でも120万円もあればベース車の購入は可能ですので、新車価格で200万を超えることもある軽乗用車と比べるとリーズナブルにベース車を購入しやすいと思います。

まあ軽1BOXにしても奇跡的に車内が汚れていない中古車が手に入るかも知れませんし、足を使って探すことでここで紹介するよりも安くていいものが手に入るかも知れませんが、一般的にはこんな状況も考えつつ、ベース車を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

※軽トラックと軽ワンボックス車について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ベース車の価格
その2 居住環境
その3 燃費・走行性能


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