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ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?

今回、ダイソーのメスティンを500円で購入したことから始まった今回のソロ調理セットの取り組みなのですが、メスティンのようなクッカーの場合には自動炊飯の際、中の水がクッカーの側面を伝わって下に流れ落ちる構造になっているので、吹きこぼれた後の対応が大変なのがネックです。さらに小ぶりなダイソーのメスティンと少し大き目なトランギアのメスティンの組み合わせではどうしても作ることのできるものが限られてきます。

そこで、ある意味ソロのクッカーとしては最強の呼び声の高いユニフレームの「山クッカー角型3」を今回のセットに導入してみました。このセットはアルミ製で、大小の鍋(大きさ的にはレギュラーとラージメスティンの組み合わせに近い)の他にノンスティック加工されたフライパンが付いているので、ほとんど何の調理もこなせるようになります。

この鍋の場合、蓋が外側でなく内側に入るような構造になっているので、メスティンのように吹きこぼれると外側からダダ漏れになるのに対し、吹きこぼれはまずは上に上がり、ある程度は鍋の上部で粘ることができるようになります。ソロの場合は小さい方の鍋を使って炊飯(一合用で大きい方は二合用)のメインにするのがいいと思います。

さらに大きな鍋は市販のインスタントラーメン(袋麺)が割らずにそのまま入るので、ラーメンだけというような場合でも容易に調理できます。焼き物の場合もフライパンが付いているので便利ですし、そう考えるとメスティンはほぼ食器として使い、その代わりシェラカップ類はこのセットには入れないという風に思い切ることができます。

ただ、先日ST-310用のグッズを購入した際に、トランギアのレギュラーサイズのメスティンにすっぽり入る足の付いた網を買ったので、これを使うためにはレギュラーのメスティンを使うことになるでしょう。網が浸らないくらいまで水を入れて火にかけ蓋をすると、様々なものをふかすことができます。具体的にはシュウマイや肉まん、そして旅先で買ったまんじゅうをふかすこともできるようになります。真空パックのシュウマイあたりはご飯のおかずとしても重宝するので、非常用食料としてストックしておいて、災害の際にこのセットで調理していただくのもいいだろうと思います。

今回の内容を書くにあたり、これだけというようなミニマム構成のセットということでは考えていなかったので、あえて大き目な角形クッカーセットを入れることで、かなり調理の自由度が上がった印象です。また、収納する際にはどちらも角型クッカーなので、バッグに隙間なくきっちり収まり、他のものも入れやすくなります。

なお、この角型クッカーはケトル代わりとしてもメスティンより使い易く、お湯を沸かす場合には大小の鍋を使い分ければ、必要な分のお湯を沸かし、それをボトルに入れたりカップ麺に注いだりすることも簡単にできます。当初はわざわざ大きな角型クッカーをこのセットに入れようか迷っていたのですが、特に防災用品として考えるなら様々な応用が効くので、外さないで持って行った方が良いと思います。ミニマムグッズとしてメスティンとポケットストーブを用意されている方も、ポケットストーブに合わせるクッカーを角型クッカー小だけにするという選択肢もあります。メスティン命という方も、是非機会があったら角型クッカーの使い易さを試していただければと思います。

ただし、以下のリンクで紹介するAmazonの商品ページでは、メーカーの材庫がない場合税込定価の7,500円(2020年11月現在)より高い価格が付いている場合、アマゾン本家ではなく、いわゆる「転売ヤー」が出品している可能性が高いので、購入には十分注意して下さい。

☆一連の内容についてリンクを付けておきますので、まとめてこの内容を読みたい方はご利用下さい。

ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310
ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ


始発で出発することの意味

昨日は日帰りの旅に出掛けてきました。その詳細はおいおい紹介させていただきますが、出発が決まってまず最初にやったことは、月ごとに360円という安価で利用が可能な主にスマートフォン用のオンライン時刻表(ネットが不通の場合には使えない)、交通新聞社の「時刻表Lite」です。

このアプリはスマホの小さな画面でも時刻表のタイムテーブルがスクロールして見られるように工夫がされていて、旅行中にも現在の時刻と列車の関係を考えながら行動の助けになりました。一応、経路検索アプリでも検索を行なって、その行程を基に行動について考えたのですが、経路検索アプリの場合はギリギリで乗り継ぐように結果を出しているので、ひどい時になると乗り継ぎ時間が数分という移動が続き、トイレタイムも取れなくなってしまいます。

また、乗った列車を終点まで行く方がいいのか、途中で降りてその駅から始発がある元の電車の到着地より先に行く列車に乗った方がいいのかというような判断も時刻表を見ながらの旅だと可能です。今回の旅の場合は静岡発の始発で浜松行きに乗ったのですが、実は途中の掛川で降りると掛川発豊橋行きという、結局浜松で降りてもその列車に乗らなければならない列車に乗ることができます。乗り換えの場合には最悪寝過ごすことも有り得るので、できるだけ乗換回数は少なくしたいものですが、そういう事も時刻表を見ているとわかります。今まではそうした臨機応変な乗り換えをするために紙の時刻表を持って行っていたのですが、今では青春18きっぷシーズンだけ360円でアプリを使えるようにしています。

今回は静岡から西に向かったので、静岡発東海道線下りの始発は5時1分でしたが、さすがに学生の休み期間ということで、大学生風の人たちや学校に朝練習に行くのかも知れない高校生、そして私と同じように18きっぷを使っての旅を満喫しようとする人たち、さらに朝一番の列車ということで、明らかに仕事終わりといった感じの水商売風の人がいたりと、様々な人々の人間模様があります。

また、これは早朝に電車に乗っている恩恵のようなものか、列車の窓からではありますか、日の出を見ることができました。まさに日本の国旗の色とでもいうべき赤い朝日で、なかなか普段の生活では見られないものを見られるというのも始発に乗った効用ではないかと思ったりします。

しかし、たとえ始発に乗ったとしても、幹線沿いを進むならそこそこ遠くへ行けるものの、ローカル線に入るとかなり接続が悪くなり、思ったほど進むことができないということもあります。今回はそのようにして長い待ち合わせがある中でその待合せ時間を有効に活用しようと旅を計画し、実行してきました。詳しい内容については改めてこのブログで紹介します。


インターネット普及によるオーディオ趣味の今後は?

 昨日、テレビのコマーシャルを見ていたら、普段全く見ることのないオーディオメーカーのTEACが広告をうっているのを発見しました。ただ、単体で打ったものではなく、新聞各紙の全面広告に連動したもののようでした。
 
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 写真のようにレコードプレーヤーにカセットおよびCDとラジオが付いていて、今全く再生できない音楽メディアがある方には便利な品です。ただ、この製品は高品質ぽく7万円くらいするものらしく、ターゲットはいわゆるシニア世代でインターネットが使えない方を想定しているような気がします。

 インターネット環境があり、自在に使える方なら、あえてこうしたものを買わなくても、過去に手に入れた音楽ソースを使わずにネット上からストリーミング再生というパターンが使えます。YouTubeあたりの方が戦前のSP盤あたりのアップも有志の手でされている方が多いので、有料のストリーミングサービスよりもかえって簡単に音楽ソースを手に入れることも可能です。どうしてもネット上で探せないものだけピックアップし、ダウンロード販売やCDなど扱いやすいメディアで手に入れればそれで済んでしまいます。

 私自身、以前は形にないものをわざわざお金を出して買うなんてと思っていたのですが、買って手元に置くと後の処理が大変になり、社会的にアーカイブとしてしっかりと受け継がれているものならば、あえて自分で買わなくてもいいかと思ってしまいます。さらに、今多くの人がいかにして持ち物を減らそうかと考えている人が多い中、あえて物を増やすのもどうかと思えるのですね。

 ただ、その傾向が進み過ぎてしまうと、個人のオーディオ趣味というのがなくなってしまいそうか気がするのが不安ではあります。はっきり言って今自宅にある一番大きなスピーカーはテレビのスピーカーになってしまい、ネット上の音楽を楽しむにもchromecastを使えばテレビから聞けばいいので、それ以上のオーディオシステムをわざわざ買う気がしなくなってしまうのです。

 個人的には自宅のインターネットの高速回線を生かして、ネットからのストリーミングでもCDのクオリティ以上の音質を楽しめるなら、ネット接続のできるオーディオで自宅でジャズ喫茶状態を楽しみたいという希望もあるのですが、さすがにこういうニーズは一般化しないでしょうね(^^;)。


テレビとスポーツの関係について考える

 一昨日にテレビ放映されたボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介VSアンセルモ・モレノの一戦は、最後までどちらに転がるかわからない試合内容のスリリングさもさることながら、テレビ中継の方法論としてすばらしいものでした。当然生中継なのですが、よくあるボクシング中継のように延々と過去のVTRや控え室の様子をたれ流すのではなく、試合時間と中継開始時間の間がきわめて短く、試合終了後もすぱっと中継が終了し、次の番組へとスムーズに繋がる編成になっていました。こういう風に中継できるなら、もっとボクシング人気も上がるのではないかと思うのですが、中継の中にスポーツ以外のことまでねじ込むようになると、私はがっかりすろことが多いです。

 ただ、こうした中継方法というのはあくまでも例外で、なかなか見たいものをじらして見せてくれないのがテレビでもありますし、もっと残念なのは、それなりに世間の注目を集めそうな大会なのに、テレビの中継自体が行なわれないこともしばあることです。基本的にはマイナーなスポーツの悲哀ということにも繋がるのですが、先日行なわれた女子のバスケットボール、オリンピック代表決定戦を日本のテレビがどこも中継してくれなかったのは悲しかったですね。しかも試合は完全アウェイの中で中国チームとの対戦で、普段バスケットボールを見ることのない人であっても注目すべきカードであったと思います。結果は見事日本チームは中国チームに圧勝し、オリンピック出場権を獲得しました。試合の中で3点シュートを面白いように決める活躍をしたのが、私の地元で日本リーグを戦う実業団・シャンソン化粧品所属の本川紗奈生選手で、私はリアルタイムで見ていたので本当に感動しました。

 テレビ中継がないのになぜリアルタイムで見ることができたのかというと、インターネット経由で中国のテレビ局の放送がそのまま日本国内で見ることができたからです。ただこれも知らなければそれまでなので、できれば日本語での実況を聞きながらオリンピック決定を喜びたかったなという無念さは残りました。

 現在急に盛り上がっているラグビーのワールドカップのように最初からテレビ放送が決まっている場合は、チームの注目度や成積に関らず、試合を見ることができるのでいいのですが、もし歴史に残る大金星の南アフリカ戦が日本で見られなかったらということを考えてみてください。普段からテレビ中継が難しい競技ではなく、それなりにテレビ中継の実積があるものなら、世界選手権の試合や、オリンピックがらみの大一番という試合についてはできるだけ多くの人が見られるような形でテレビが動かないなら、将来の東京オリンピックに向けての競技全体としての盛り上がりに欠けるような事になっていくのではないでしょうか。国立競技場やエンブレムの事だけではない、東京オリンピックに向けての行く末を不安視するには、こうした現状もあるということはもっと多くの人に考えて欲しいことだと思います。


国勢調査をインターネット回答してみました

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 マスコミを使っての告知がされているのでお気付きの方も多いと思いますが、今回の国勢調査はインターネット上だけでも完結するような仕組みになったようです。先日自宅のポストに入っていたインターネット回答のための内容が書かれた書類には、ネットで回答をする場合のID番号と暫定パスワードが記してありました。

 スケジュール的にはインターネットを使う回答の締め切りは平成27年9月20日までで、そのままにしておけば以前のように紙の調査票を使っての回答になるそうです。政府としては人件費を使わずに勝手にデータが集まるインターネット回答の方が良く、まるまる政府の思う壺にはまっているような感じもしましだが、回答する側にもメリットは有ります。用紙に書く方式だと人と会って直接手渡しすることも必要になってくるので、なかなか時間が合わずに渡せなかったりということが過去の調査ではありました。そうした苦労もなく、人に渡っている途中に盗み見られることもないというのはむしろ安心できることです。データがハッキングされたら同じではないかと思われる方もいるかと思いますが、紙に書いたデータも電子化されるのは間違いないので、情報が盗まれるリスクという点では国勢調査に参加すれば同じように起こります。調査で聞かれることは家族全ての現在の住所と職場情報くらいですし、自分の存在が知られること自体を恐れていなければ、そう恐れることもないかと思いますが(^^;)。

 逆にこういうものは答える気があるならとっとと済ませてしまった方がいいのではないかと思います。ネットで個人情報を送る事に抵抗があれば仕方がありませんが、今回はセキュリティ対応が十分のchromebookから送信したので、とりあえずはこちらのせいで個人情報が流出することはないと思います(^^;)。


ぎりぎり日帰りの旅(8)時間さえ許せば交通費は安くできる

 群馬県高崎市のパスタのお店を出たのが午後7時半頃で、前回説明させていただいた通り、そのまま走れば少なくとも夜中に自宅到着になるのですが、残りのルートを全て高速道路を使う場合、ここから関越自動車道に乗り、圏央道経由で東名高速に入るようなルートもゴールデンウィークでなければお金はかかりますがスムーズに走れます。ただ時期的に埼玉・東京から神奈川にかけての渋滞が怖いですし、何よりお金がかかります。今挙げたルートで走った場合、高速道路の通常料金はその区間だけで7,350円で、休日割引(ETC搭載の場合のみ)でも6,050円かかります。この時点では5月3日と、翌日も翌々日も休みということもあり、予定通り高速道路が通っていない最短ルートを走ることにしました。

 まずは、高崎市の環状線を走ると国道18号線にぶつかりますので、そちらを右の軽井沢方面にいったん走り、すぐに富岡方面への看板が出てきますので左折して、富岡製糸場を抜けてこんにゃくとねぎで有名な下仁田方面に抜ける国道254線に入ります。この区間は高速道路が佐久まで通っているのですが、今回はあえて曲がり道が続く内山峠を抜けました。佐久から今度は国道141号線に乗り換え、野辺山から清里に入っていきます。

 こうして国道を走っていると高速道路とは違ってなかなか休む場所がないということが問題になります。国道254号線は下仁田に道の駅があるものの、そこから内山峠に入ってしまうと道沿いにコンビにもなく、そのまま進んでいたら出発してから2時間が経過し、そろそろ定期の休憩を入れようと思ったところ、野辺山の手前にようやくコンビニが出現したので休憩を取りました。ただコンビニの場合はトイレを使うのにも気をつかうところがあるので(トイレを防犯上の理由で貸してくれないコンビニもあります)、その点だけは高速道路を使う方が安心ですね。

 将来的に中部横断道が全線開通すれば、今回通ったルートも上信越道の富岡インターから高速道で繋がるのですが、夜に入っての国道254号線から141号線のルートは信号もそれほどなくて、かなりスムーズに進みました。休憩の時点でスマートフォンのカーナビが算出した到着予定時刻よりも20分くらい早いペースで進むことができたので、さらに到着時間を早めるため山梨県に入って韮崎の手前の須玉インターから中央自動車道に乗り、双葉ジャンクションで中部横断自動車道に乗り換え、国道52号線沿いの増穂インター(旧増穂町で現在は富士川町)まで走りました。休日割引だとこのルートのみの料金は普通車でも620円です。走行キロ数は30キロ弱と大したことはありませんが、それまで長い距離を国道で走ってきたのでメリハリが付いて集中力が切れることはありませんでした。これは私の個人的な傾向なのかも知れませんが、高速道路で単調な道を走っているとどうしても瞼が重くなってしまい、居眠り運転の危険が出てきます。一般道でも全く信号がなければ同じではありますが、最悪の場合後続車の邪魔にならない場所で停車し、車から降りたり仮眠したりできなくはないので、眠気がどうしても無くならない場合はあえて国道を走る判断も重要かと思います。

 これ以降の部分も、中部横断道は工事中になっているので、新東名の新清水インターまでは国道52号線をひた走らなければなりません。しかしその分、高速料金は節約し、新清水から静岡インターまでの休日割引料金660円を含めても1,300円弱と、全てのルートを高速を利用してかかる費用の6,050円と比べればかなりの交通費を節約できました。ちなみに、高崎から自宅へたどり着くまでかかった時間は約5時間でした。前橋から静岡まで、高速ルートの所要時間は渋滞がなければ約3時間ですが、その日はとても3時間では着けなかったと思うので、あえて下道を走って正解だったように思います。


2015年1月 18きっぷの旅 その2 宿泊場所決定のタイミング

 旅をする季節として、冬というのはなかなかしんどいものです。現地で影響を受けやすい天候の変更ということもありますが、出掛ける人間の問題もしばしば発生します。ちなみに、2015年の1月はしょっぱなからインフルエンザが流行していることもあって、せっかく計画を立てていたものも、自分と同行者のうち1名だけでもインフルエンザに感染してしまったら事前の予約がフイになってしまうこともありえます。

 今回宿泊場所を決めるにあたって、当日の朝になってキャンセル料が発生することも考えて、当日まであえてネットでの予約は自粛しました。もちろん、キャンセル料がかからない時期に旅立てないことがわかればネットで簡単に予約の取り消しや変更ができるわけですから先に予約しておいた方が部屋が取れない恐怖は生まれませんが、その辺は当日まででも部屋が残っているのか、当日にかけてどんどん部屋の数がなくなっていくのか事前に調査した上で判断すればいいでしょう。

 ちなみに、今回の旅では上野駅を起点に移動することにしたので、上野駅あるいは、直接上野駅に乗り入れている路線の駅近くで徒歩5分以内のホテルを重点的にあたりました。利用したのはホテル予約用のアプリですが、宿の中には最低価格保証と言って、仲介の業者を通さず直接ホテルのホームページから予約すると一番安い金額で泊まれる場合や、当日の余った部屋を格安の料金で提供する場合もあります。それらの金額を十分に調べ、残りの部屋数も確認しながら当日の朝に申込む予定のホテルの候補を絞っていきます。ホテルといっても色々ありますが、今回は同行者がいるため、狙うのはいわゆるカプセルホテルやドヤを改造して格安料金を実現している所は遠慮し、一般的なビジネスホテルのシングルで一泊5~6千円前後の価格改定のところです(今回の場合)。駅近くでなくても最寄り駅への無料送迎を行なっているホテルもありますが、料金と利便性とのかねあいでホテルが決まっていく感じですね。ここまでで事前準備編は終了ですが、次回から実際の行程についても紹介していく予定です。ホテルのネット予約というのは車中泊の旅の途中で調子が悪くなったような場合にも役に立つこともありますので、実際には予約しなくても、ホテル予約アプリやホテルのホームページからの情報収集のシミュレーションを行なってみるのもいいでしょう。ただその場合、駐車場がどうなっているかも確認しておかないと、部屋はあっても駐車場がないという事にもなりかねませんのでこ注意を。


リコールと故障との不運な関係

 新しく乗り換えたホンダフィットが車検を迎えたので、昨日いつも頼んでいる修理工場に出してきました。それなりに走行距離のある状況で買っていますが、さしあたって今回の車検を受けて2年は問題なく乗り続けられるようにしっかりとした整備をお願いしました。

 たまたまその時聞いた話で、もし問題なく車検を通したとしても、場合によってはとんでもないことに巻き込まれることもあるという事を聞きました。メーカーと具体的な車種は教えていただけませんでしたが、平成17年登録といいますから今年で9年という中古車を車検を通し、しばらくしたらミッションの故障が起きたのだそうです。当然ながら新車ではありませんし、中古車としての保証もないわけですから2年近く乗れるはずの車に継続して乗るためにはミッションをどうにかするしかありません。

 ただ、ミッションの修理といっても大変なので、中古の部品を探すか再生メーカーが動作を保証するリビルド品に交換するのがてっとり早いものの、リビルド品は価格が高く、中古品だと元の車の走行距離によってはすぐにまた同じ不具合になる可能性もあります。多少お金はかかってもリビルト品に交換したほうが無難だと説明したら、その車に乗っている方はご自身でディーラーに持っていって診てもらったそうです。そこで、修理をする場合にはリビルド品に換える以上の見積金額を出されたらしく、結局その車は廃棄に出し、別の中古車に乗り換えたのだそうです(つまり、ちょっとした中古車が買える以上の修理費を提示されたのでしょうということです)。

 それでこの話は終わりになればよかったのですが、その方が車を乗り換えた後で、メーカーからミッションの故障については製造過程での不備で、部品交換を無料で行なうことになったという話が同業者から入ってきたそうです。その時点で車は廃棄してしまっているので原状回復は当然不可能です。もし、もう少し早くメーカーが無料修理を行うことを発表してくれていたら、一切費用がかからずに車に乗り続けられていたわけですから、かなりその方は運が悪く可哀想だとおっしゃっていました。ただ私もいつこのような運の悪い故障に見舞われる可能性は0ではありません。恐らく、全国的に多くのミッション関連のトラブルがあったため、メーカーが動いたということなのでしょうが、もっと早く情報を出しメーカーの方から動いてくれないと、同じようなことは今後も頻発するのかも知れませんね。

 そう考えると新車保証が切れてしまい、それでもまだ十分乗れる新車登録後5年~10年あたりの車を選ぶ場合は注意した方がいいのかも知れません。それまでのリコール情報がいつどれくらい出たものかということだけでなく、インターネット上での口コミ情報も将来リコールとして発表される可能性のある不具合が眠っている可能性が無きにしもあらずと思った方がいいのかも知れません。まさしく、今の私の車がそんな感じの車なので不安ではありますが、長く安定して使える車であってほしいものです。


テレビ放送における「4K」が「地デジ難視聴対策衛星放送」を駆逐する現実

 テレビの高画質化の規格である「4K」について、2016年から4K放送をBSの6波に割り当てる方針を総務省が各方面と調整しているとのこと。それ自体は別に何も言うことはありませんが、4K放送という高画質放送を使う帯域を確保するため、現在放送しているBS各局に電波帯域の一部返上を要請(新しい圧縮技術により少ない帯域でも放送継続には問題ないとの見解のよう)するだけでなく、先日話題にしていた地デジ難視聴対策衛星放送を2015年3月末で終了すろ予定とのこと。これは、現状でほとんど利用されていないチャンネルだからこその措置なのかも知れませんが、いかにもテレビの視聴実態を考えないで決めたように私には思えます。

 具体的に2016年から4K放送が実施されることになったとして、現在の地上波・BS・CS以外の新たなプログラムが組まれることになるのでしょうか。どちらにしても4Kの高画質を楽しむためには新たにテレビを買い替える必要があり、放送内容も対応している必要がありますので、経済界からの要請もあるのかも知れませんが、どれだけ多くの人がその恩恵を受けることができるのかどうか。それよりも、現在ほとんど放送されていることすら知られていない東京地区地上波の放送がBSで行なわれていることが認知されればかなり視聴者の食いつきがあるはずです。

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 自宅のテレビの番組表からアクセスすると、写真のメッセージが出る案内に行きつきます。地デジ難視聴対策衛星放送は通常はスクランブルがかかっていて、自分の住んでいる場所が認定されていないとスクランブルを外してもらえないのですが、普通にスクランブルさえはずしてくれれば地方と首都圏の情報が一体化されることになるので、地方の人からすればものすごい需要があるチャンネルになるでしょう。理論上はどんな山の中であっても現在BS放送がきれいに映るなら関東で流れている地上波の全てのチャンネル(NHKを含む)を見られるのですから、見られるのなら見たいと思う方は多いでしょう。

 この事については何回も紹介してきたのでご存知の方もいるかと思いますが、元々は地上波の放送を見られない人のために用意されたチャンネルなのですが、例えば地上波でテレビ東京系の放送が見られない(テレビ東京系の地方局がない)難視聴地域では、わざわざテレビ東京の再送信にのみスクランブルをかけるような決まりになっているそうです。私の住む地域でも、もしテレビ東京だけでもスクランブルを解除してくれれば、テレビ東京系列が独占で放映権を獲得しているスポーツイベントを見られないこともなかったのですが、もしこの報道通りに進んで行ってしまうのなら、今後多くの地域でテレビ東京や他の民放(民放4局をカバーしていない地域はざらにあります)を放送中に同時に見ることはまず不可能になってしまうでしょう。普通に考えてもこの不景気な時代にどの都道府県でも関東と同じ民放5局体制にすることは設備投資の面からまず無理でしょうし、そうなると限られた地域以外では将来的にテレビ視聴を一部諦めなくてはいけなくなるということにもつながってきます。となると、必然的に首都圏と地方ではテレビ視聴における格差を無くす方法がなくなってしまうわけで、これはテレビを楽しみにしている地方の人に納得してもらえるのかちょっと疑問に思えてきますね。

 4K放送は6波だと言いますが、まず地上波の再送信をすることはないでしょう。独自の高画質な番組をどれだけ作ることができるかと同時に、一体どれくらいの人が4K放送の恩恵に預かることができるのかもわかりません。将来の高品質テレビ形式を日本の技術陣が多くの国で実用化させることで、国際的な技術競争の主導権を握りたいという考えも決定を早めた理由の一つだということですが、確実に国際規格を取れるかどうかもわかりません。このままではあまりにも視聴者無視で、一般の人のテレビ離れが進む可能性もテレビ業界の方は考えておいた方がいいのではないでしょうか。さらに言うと、この高画質化は4Kで打ち止めではなく8Kもあるということですから、今焦って4Kテレビを買うことは、普通にテレビを見ているならお金が相当有り余っている人でなければ、まず考えなくてもいいと思います。


2014ゴールデンウィークのお出掛け その2 新鮮なしらす直売所

 前回の続きになりますが、東名高速の富士サービスエリアからUターンし、国道1号のバイパスを通って静岡方面に帰る途中、夕食のおかずにしようと清水港のすぐそばにある魚の直売所「河岸の市」を目指すため、興津を過ぎたあたりでバイパスを降りました。バイパスを降りてすぐのところにあるのが今回紹介する直売所「西宮丸」です。ここは何回も通っているものの、いつもお店が開いている時に通ったことがなく、先日BSの釣りビジョンでこのお店が紹介されていたのを思い出し、開店しているのを確認して訪れてみました。

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 お店の方は午後という時間であるからかも知れませんが、たまたま前を走っていた車が同じように入っていったのみで、全く待たずに買い物ができました。朝取り立ての生しらすを買って帰ってこられればよかったのですが、たまたまクーラーボックスを持たないで出てきてしまったので、釜揚げしらすを購入してきました。

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 パックに170gとぎっしり詰まって、1パック540円でした。海洋深層水と塩を入れて釜揚げしてあるので、そのままつまんでもかなりいけます。保冷バックがない場合でも、車内で食べながら帰るのでもこの時期の釜揚げしらすはおすすめです。このパック1つで、いわゆるしらす丼が2人前は十分に作ることができますから、ちゃんとクーラーバックを用意できれば自宅へ持って帰って熱々のご飯の上にのせていただくのがおすすめです。生のしらすに抵抗がなければ、ぜひこうした新鮮なしらすを購入できるお店で生のしらすを買ってきて、生しらす丼を食していただきたいというのが、地元で暮らす私の率直な感想です。

 なお、お店の開店状況および、朝取りのしらすが入っているかどうかというのは、お店のホームページの情報か、直接電話して聞いてみるのが一番確実です。しらすを目的に静岡に行こうと思っている方は、以下のリンクもチェックされるといいと思います。

http://www.stk.in/nishimiyamaru/index.htm

 しらすを購入後、さらに清水駅方面に車を進めていくと、だんだん車の流れが悪くなり、駅前でとんでもない渋滞に遭ってしまいました。清水駅裏の清水港方面に、直売所と飲食店が並列する「河岸の市」があって、普段の週末くらいなら十分に車が待たずに入れられるところ、さすがゴールデンウィーク中ということもあって、いつ目的の駐車場に入れるかわからないくらいの車列が続いていました。清水ではまぐろも有名なので、しらすだけでなくマグロも買ったり食べたい場合は待ってでも河岸の市に行くしかありませんが、釜揚げしらすや生しらすで十分という方なら、あえて長時間並んで買うこともないと思います。前回紹介した桜えびのかき揚げ丼とともに、日帰りながらゴールデンウィークにしてはスムーズに回ってこられたと思っています。時間とともにこうした状況は変わっていくかとは思いますが、あえて人の集まるところを避けたいと思っている方の参考になれば幸いです。