今年のテレビに関するニュースの中で、テレビのBS4K放送から民放が撤退するのでは? という、鳴り物入りで登場したBS4Kの伸び悩みの状況というものを実感するような現状があることが改めて知られるようになったと思います。
我が家のテレビは最新のものでなく、古いものを長く使っている関係で、チューナーおよび外部接続における4K仕様でない2Kテレビを使っています。普通に考えると、4K放送を見るためには専用のチューナー付きテレビを買い直すしかないのではと思いますが、さすがにそれはもったいなくて今も古いテレビを利用しています。
ただ、NHKの衛生受信料は通常のBS放送だけを見る場合と、BSに加えて4K・8Kを視聴した場合でも受信料は同じなので、せっかく受信料を払っているのなら4Kの番組も見たいと思うのは人情です。で、8Kを2Kテレビで見るのは大変なので、2Kテレビに接続すると従来のBSアンテナで簡易画質ではあるものの4K放送が見られる4k専用の外付チューナー(シャープ製)をつなげて使っています。価格は新品でも5千円くらいとそれほど高くなく、外付けハードディスクを接続すれば番組の録画もできます。ただ、簡易視聴であっても地上波やBS2Kと比べると番組単位での容量はかなり大きくなります。
今回、書こうと思ったのは、4Kならではの番組は果たしてあるのか? ということです。特に、最初に書いた通り、民放の4K放送はほとんど2K放送との同時放送で、個人的には全く見ていません。ゆいいつ、4Kの独自プログラムや見るメリットを感じるのはNHKのBS4Kです。ただ、私が見ている番組に興味のない方にとっては、あまり参考にはならないかと思いますが一通り書いておきます。
番組表を見ていて、地上波やBSと違うと思うのは、主に夕方の番組です。午後4時くらいから午後6時くらいまでの間、平日は海外ミステリーのシリーズ、土・日曜日は、アメリカのテレビドラマ「大草原の小さな家」を放送しています。平日のミステリー枠はシリーズが終了すると変わる可能性がありますが、2025年12月現在は以下の通りです。
(月)刑事コロンボ 16:20~17:35
(火)刑事モース 16:25~17:55
(水)シャーロック・ホームズの冒険 17:00~17:54
(木)刑事フォイル 17:00~17:52
(金)ジェシカおばさんの事件簿 17:15~17:59
いわゆる名作と言われているものが毎日見られるので、個人的には気に入っています。あと、BSや地上波より先に帯番組や特集ドラマを先行放送することがあるので、知っておくと結構便利なのです。具体的にはNHKと言えば大河ドラマですが、地上波では日曜20:00からで、BSだと少し早い18:00から放送されますが、BS4Kでは日曜の12:15というお昼にその日の放送があります。
本放送の時間に別に見たい番組が重なってしまった場合、「昼」「夕方」「夜」と3回見るチャンスがあれば、まず見逃すことはないと思います。見逃し配信を見れば良いと言う方もいるかも知れませんが、世の中で何か大きなニュースが入ってきた場合、当日放送予定の番組が潰れてしまう可能性もあります。そのニュースがBS4Kの放送終了直後に入ってきた場合、BSでも地上波でもしばらく見られなくなってしまうので、確実に見たい場合には一番早く放送するBS4Kで見るのも一つの方法でしょう。
同じように、旅番組としての人気番組「こころ旅」(かつて火野正平さんが出演していましたが、現在は田中美佐子さんが旅人です)は、旅の様子が一週間早くオンエアされます。これももし見逃した場合は、翌週のBSを追いかければ見逃しを防ぐことができます。
そして、今年の年末に時代劇「大岡越前」の外伝として制作された「丹下左膳」(新作)は先月にBS4Kの方で先行放送されました。また、年末の恒例とも言えるN響の「第九演奏会」は地上波(Eテレ)は当日4時間遅れの録画ですが、テレビで生中継されるのは4K・8Kだけです。こうした情報を事前に掴んでおけば、あえてBS4Kを選んで見るだけの理由にはなると思います。
あと、今年地上波でメジャーリーグの大谷選手出場試合を中継した際に4Kでも同時放送されました。この際、地上波では定時のニュースなどを同時に放送するために頻繁に「サブチャンネル」への移動を強要されますが、4Kの場合はそうした事をせずに通しで見られるようになっているので、そうした点にメリットを見出す場合には導入の根拠になるのではないでしょうか。
NHKとの受応契約をしていない方にとっては関係ない話ですが、ここまで私が書いたようなBS4Kのメリットを受けられる方であれば、外付け4Kチューナーを買い足すだけの動機付けにはなるのではないでしょうか。
