高速道路の料金大系はオリンピックに便乗して変わってしまうのか?

東京オリンピックを楽しみにしている方がいる一方で、それなりの方がオリンピックをそのまま開催していいのか? と思っている方もいます。そういった話になると、どうしても「政府はなぜオリンピックを開催したいのか?」という事が出てくると思いますが、たまたまテレビのニュースで「高速道路の料金大系を見直す可能性が」という話が出ていて、今の政府はオリンピックが開かれることを前提として他の事にも着手していることを今さらですが知りました。

高速道路の料金というのは、このゴールデウィークは休日割引(ETCのみ)は実施されませんが、休日には割引というのが今までの状況だったのですが、それを変えるために東京オリンピックを使った実験が行なわれます。それが首都高速の昼夜の料金に差を付けるということです。

元々は、東京でコンパクトにオリンピックを開催するにあたり、選手が渋滞で会場に到着できないことを想定して、オリンピックが行なわれる昼間には今の1000円増しにし、昼間の一般車(トラック含む)の通行を少なくコントロールするという事は決まっているものの、果たして今の状況で県またぎの移動が少なくなる中で、そもそもこの料金設定は必要なのかという検討があってしかるべきかと思うのですが、この決定はそのまま行なわれるそうです。

そして、ここからは東京オリンピックとは全く関係なく、現状では主に東京周辺の高速道路で、いわゆる渋滞の名所と言われる東京周辺の複数の区間にも時間により渋滞が発生する時間を割増料金にし、深夜は料金を下げるもののトータルでの高速料金は値上げの方向で考えているらしいことがわかってきたのです。

将来は時間単位の料金設定を視野に入れるなど、需要に応じた料金変動で交通量を平準化する抜本的な改革を図るそうですが、これでは地方に住む人はともかく、東京に住む人で車を購入する人を減らすために行なう政策のようにも思えてしまいます。

今回の料金改定がオリンピック後に実施された場合、時間によって料金が変わってしまうことになると、割増料金から割引料金に代わる時間帯には当該区間直前のサービスエリア・パーキングエリアに留まって待つ車も増えるでしょう。時間とは関係なく走るキャンピングカーなら、昼間に仮眠して深夜に東京を抜けるような計画をする人もいるかも知れません。また、駐車場所が満車になってしまったら(その可能性は限りなく高いと思います)、路上で止まって時間の経過を待つような車も出てくる可能性があり、大きな事故が起こる可能性も否定できないと思います。

問題なのは、オリンピックのためと我慢していた特に運送業者などがもろに値上げの影響を受け、それが荷物の送料に転嫁されるような流れまで見えてきてしまうことです。新型コロナの影響で通販が伸びているものの、その流れが落ち着いたところで高速料金の値上げとなると、これは本当に日本の経済にとって良いことなのか? という風にも考えてしまいます。

逆に考えるとオリンピックを大義名分として高速道路の料金大系を変えようと目論んでいた人など、オリンピック有りきでオリンピック後の社会を考えている人がいるからこそ、何が何でもオリンピックを開催したいということになるのかも知れません。今のところ、私のいる静岡では東京を通らないで東北方面にも抜けられるルートがあるのでそれでも負担は少ないとは思いますが、どちらにしろ高速料金は上がる(深夜のみ走行というのは現実的ではなく、長距離を走る場合には割高な料金を払わなければならなさそうなので)傾向になっていくようです。果たしてこの試みで、国内旅行は伸びて行くのかどうか、その辺もじっくり検討した上で慎重に事を進めて欲しいものであります。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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